「ドルメックのやつ……目的を忘れてんじゃないだろうね」

ブラックメイドンは面白くなかった。
ドルメックはハニーをいたぶることにご執心で、魔界の入り口を開けるということを脇に押し
やっているように見えた。
彼には彼の考えがあり、魔界の扉を開放すると同時に、もうひとつやることがあったのだが、
そこまでメイドンは知らなかった。
メイドンは、ドルメックがデススターとくっついている時も面白くなかったし、こうしてハニー
を嬲り続けることにも否定的だった。
もちろん嫉妬などというものではないが、ドルメックが他の女と接触することは面白くない。
気ままに女を襲って犯す程度ならともかく、デススターやハニーのように何度も関係を続ける
のはイヤだった。

「……」

艦内最下部の牢獄に来てみると、元気いい年寄りの声が聞こえる。

「出せ、出せ、出さんかい、われ!」

団兵衛が、相変わらず透明防御壁を叩きながら喚いている。
ふたりの番兵も、もう呆れたのか、それとも疲れたのか、まともに相手にしていない。
そこに甲冑を履いた少女が現れたので大層驚いた。

「こ、これは……ブラックメイドンさま」
「……」

腰を45度に曲げ、最敬礼する番兵を無視し、悪魔の少女は電磁障壁のスイッチを切った。

「なんじゃ……?」
「メイドンさま……」

団兵衛と番兵が同じ疑問を発すると、メイドンは薄笑いを浮かべて近づいていく。

「なんのつもりじゃ」
「……ふん」
「逃がしてくれるというのか?」
「そうだね、考えてもいいよ」
「そんな、メイドンさま!」
「うるさい」
「ぎゃっ!」

ブラックメイドンが、カッと番兵を睨みつけると、目に見えないパワーに突き飛ばされ、番兵
のひとりが壁に吹っ飛ぶ。

「ただし条件があるよ」
「ほう」
「あたいを倒せたらね」
「ぐぉっ!」

今度は団兵衛に衝撃派を飛ばすと、小柄な老人はひとたまりもなく弾き飛ばされ、壁に叩きつ
けられた。

「本気のようじゃな」

団兵衛は不敵な笑みを洩らすと、ゆっくり立ち上がった。
さっき壁にぶち当てられた番兵は目を回して失神しているが、さすがにサイボーグの団兵衛には
大したダメージはない。

「ならばワシも容赦はせんぞ」
「ふん」
「その前にひとつ聞く」
「なに?」

団兵衛はメイドンと指呼の位置にまで近づいていった。

「大子と赤カブが無事なのは確認した。直慶とハニーちゃんはどこじゃ?」
「直慶? ああ、あの坊や」

メイドンは薄ら笑いを浮かべた。

「さあてね。生きてはいるだろうよ」
「……」
「あのおねえちゃんも生きてるよ」
「そうか……」
「だけどね」

少女は、見た目に似合わぬ邪悪な笑顔のまま、喉の奥で嗤った。

「今頃、何をされてることやら」
「……なんじゃと?」
「ドルメックに散々犯られてるだろうよ。あの坊やの目の前でね」
「きさまら、本当に……」
「本当も何も、あのおねえちゃんにドルメックも随分ご執心だったからね。厭きるまで犯って、
そのあと殺すんだろ」
「許さん!」

団兵衛はそう叫んで、攻撃を開始した。
ロケットパンチから始まって、全身から発射される多弾頭ミサイル、肘が折って、その開口部
から発射するボッブミサイル、そして光子力ビーム。
ありとあらゆる攻撃を行い、牢獄内は原型を留めぬほどに破壊され尽くした。

「はあ、ふう、はあ、はあ、はあ……」

さすがに荒い息をついて、団兵衛が周囲を見渡す。
硝煙が籠もる室内で、視界は限りなくゼロに近いが、団兵衛の目には影響ない。
番兵のふたりは跡形もなくなっており、見あたらない。
しかしブラックメイドンは、何事もなかったかのように、元の位置に立っていた。

「お、おのれ……」

自分に出来る攻撃はここまでだ。
人間兵器である団兵衛だが、あくまで対人用であり、その威力は魔物すべてに通用するとは
言えなかった。
ましてドルメックやメイドンでは、相手が悪すぎる。

「暴れん坊のおじいちゃん、ここまでかい?」
「くそぉ……」
「なら、今度はあたいの番だ」

メイドンの目が、破壊と殺戮に酔っている。
もともと、憂さ晴らしにここへ来たのだ。
何もせずに帰るわけがなかった。

「ぐぅおっっ!」

メイドンの目が赤く光ったかと思うと、団兵衛の身体は軽々とぶん投げられていた。
壁に衝突すると、そこが団兵衛の形にへこんでいく。
老人の身体はまるでボールのように室内のあちこちにあたり、跳ね返り、転がった。
天井も床も壁も、ゆがみ、へこみ、亀裂が入る。
団兵衛自身も、身体のあちこちから薄い白煙が漂ってきていた。

「ふぅん、あんたもあのおねえちゃんみたいな機械人形なの?」
「ハニーちゃんを侮辱するな。ハニーちゃんは人形なんぞではないわ。ついでにワシもな。
それより、おまえの方がよほど作り物じみておるわい」
「なんだって」

メイドンの顔色が変わった。

「その生意気な口を引き裂いてやろうか」
「子供なら子供らしい言い方をせんかい。そんな口は、せめてハニーちゃんくらいのおっぱいに
なってからにせい」
「じじい」

ブラックメイドンの瞳が赤から白く変わり、カッと大きく開かれた。

「む、ぐぐうっ……」

団兵衛の顔色も変わっていった。見えない力によって、その首がギリギリと回りだしたのである。
首が千切れるような感覚と呼吸困難。
老人の顔が赤黒く染まっていく。

それでもなお、少女の悪魔はその力を緩めない。
団兵衛の首が90度まで曲がり、180度回転した。
後ろ前になった首は、さらに回されていく。
もう団兵衛からは苦鳴も出ない。
もうこれ以上ムリというところまで回転させられ、それでもギリッ、ギリッと回る。

ゴクッと、骨の砕ける厭な音がした。
なおも首は回り続け、とうとう360度、一回転した。
団兵衛は口から泡を吹き、白目を剥いていた。
死んだのかも知れない。

それでもメイドンは容赦せず、今度は鎧に包まれた疑似腕でその顔を掴んだ。
そして今度は力ずくでさらに一回転させた。
ぐったりと力の抜けた老人身体はピクリとも動かない。
メイドンはそのまま首を捻り、ぐいっと引っ張り上げる。
耳を塞ぎたくなるような、皮と肉が引き千切られる音が響き、続けて、硬いものが床を転がる
音がした。

「ふん」

転がった団兵衛の首には何の関心も示さず、メイドンは何事もなかったかのようにそこを後
にした。

* - * - * - * - * - * - * - * - *

団兵衛の死も知らず、ハニーはなおも凌辱を受け続けている。

「も、もう充分でしょう……ここまで責めたら……」
「まだまだ。おまえがその口で「いく」と言うまでは許さん」
「……」
「あの小僧の時は言ったがな。それと、おまえが自分から俺を欲しがるまでだ」
「ばっ、バカなこと言わないで!」
「そんな口を利いているうちはまだまだだ。いやでも犯されたくてたまらなくなる身体にして
やる」
「そ、そんな恥ずかしいこと……」
「つべこべ抜かすな。さ、来い」
「いやよ! ああっ、やめて!」

上半身を縛られたハニーは、スパイダーに抱えられ、寝そべっているドルメックの上に座ら
された。
騎乗位のスタイルである。それでも、何とかドルメックの矛先を避けようと、腰をひねって
膣から遠ざける。
するとペニスが、ハニーの尻と言わず内腿と言わず、あちこちに当たった。

「ひっ……」

その硬さと熱さに、ハニーはくらくらする。
目を固くつむっているから見えはしないが、ドルメックのものは破裂しそうなくらいに勃起し、
先からだらだらと淫液を垂らしているのだろう。
ぬるぬるした汁を腿や尻になすりつけられ、その気色悪さとこれからされることを思い、叫び
だしたくなる。

嫌がって逃げるハニーに焦れたのか、ドルメックが下から腰をがっしりと掴んだ。
膝立ちになっているハニーの媚肉の真下に、ギンギンにいきり立った肉棒を向ける。
するとスパイダーが、ハニーの肩を上からぐっと押し込んだ。

「ああっ」

上からはスパイダーに押し込まれ、下からはドルメックが腰を引き寄せている。
いかに人間の数倍のパワーを持つキューティーハニーとはいえ、ひとたまりもなかった。
ハニーも必死に抵抗し、媚肉にペニスがちょんとくっついたかと思うと、悲鳴を上げて腰を上げ
ようとする。
それを魔人のふたりが押し潰そうとした。
何度か繰り返すうち、ハニーの方が根負けしてくる。
力を込めている腰や腿が痙攣し、持ち上がる腰の高さが低くなっていく。
そして、肉棒は蜜を絡めるようにしてゆっくりとハニーの中に沈んでいった。

「おまえと小僧のいやらしい汁でぬるぬるだな。いきなり入れて構わんだろう」
「そんな……あ、あ、あう……」

零れるほどの愛液で潤っていた膣は、ドルメックのおおきなものを待ちかねていたかのように
飲み込んでいく。

「やっ……やめ、ああっ……は、入って……く、くるっ……あ……」

濡れそぼち、いくらかほつれたように見える媚肉だが、それでももともと狭くて締まりが良い。
そこに規格外の巨根がぐぐっと押し込まれた。
ハニーは、その苦痛ときつさに身体を突っ張らせて耐えていた。
大きく顔を振りたくるが、彼女の腰は徐々に沈められていった。

ドルメックはそのままいちばん奥まで挿入し、子宮にまで届かせた。
それでもドルメックの逸物は全部ハニーの中に収まってはいない。
その大きさにハニーは目を剥いて呻いた。
身を裂かれるような苦痛と、内側から拡げられるようなきつさに身体が震える。

「あ……あ……」
「どうだ、いちばん奥まで入ったろう。あの小僧ではムリだったがな」
「う……ああ……」
「どうした、シャンとしろ。きついのか、苦しいのか?」
「き、きつすぎるわ……くあ……息が……出来ないくらいよ……」
「力を抜け。そうやって締めつけるからきつく感じるのだ」
「ひ……ああう……う、うむ……」

ハニーは絶息したような苦悶の表情で痙攣していた。
後ろ手は、思い切りグッと握られている。
スパイダーが、ふたりの結合部を覗き込んだ。
媚肉をめいっぱい拡げられ、太いものをやっと飲み込んでいる。
濡れてはいるが、みちみちに詰まっており、割れ目が苦しげにヒクヒクしていた。
スパイダーがやや気遣わしそうに言う。

「ドルメックさま、平気ですかね? 裂けやしませんか?」

まだスパイダーはハニーを犯していない。
せっかくの美女の肉体を、犯る前に壊されてはたまらない。
直慶とドルメックではペニスのサイズが違いすぎるのだ。
ドルメックも、ハニーのきつさに少し頬を震わせながら答えた。

「心配するな、スパイダー。一度は俺のものを奥まで入れられているのだ。あの時もだいぶきつ
かったが、最後にはぴったりと馴染みおったわ。この女の壷は、どんな男のものにもマッチする
ように出来てるのかも知れんぞ」
「はあ……」
「何をぼけっとしている。ハニーの気分を出させてやらんか」

それを聞いてスパイダーは、ハニーの肩から手を離し、そのまま後ろ側から胸に手を回した。
ニヤニヤしながら、その豊潤なバストを揉みたてていく。
コスチュームからまろび出ている大きな乳房を両手で掴むと、円を描くようにゆっくりと揉み
しだいた。
身体をよじって逃げようとするものの、下半身が大きな杭でつなぎ止められている。

「いっ……や……あっ……やめ、て……ああ……む……」

呼気が熱くなってきているのが自分でもわかる。
ハニーはそれが洩れないよう、懸命に唇をとじ合わせようとした。
それでも、乳房から送り込まれる淡い快感に、鼻からも甘い息が洩れた。
直慶に導かれた絶頂からまだ間もなく、早くもハニーはとろけ出す。
すかさずスパイダーは、中指と親指で乳首をこねるように抓った。

「ひぅっ……」

ハニーは、グンッと顔を仰け反らせ、スパイダーの肩に頭を預ける形になった。
ぼうっと赤くなりつつある美女の貌を間近に見ながら、スパイダーは乳蕾を擦り上げる。
引きつるような悲鳴を上げるうちに、ハニーの乳首はすっかり充血し、見た目でわかるほどに
硬くなっていく。
尖った乳頭を親指でこねながら、手のひらを使って柔らかい胸肉を揉みほぐす。

充実した中身を持った素晴らしい乳房だった。
ハニーの反応も良く、二の腕には鳥肌が立ち、膝がガクガクしてきている。
こみ上げてくる愉悦に、我慢が出来なくなってきているのだ。

「ああう……んっ……く、あ……っ……んんっ……ああ……」

スパイダーが、その乳房の感触を存分に愉しんだ頃には、ハニーの膣は、すっかりドルメック
のものに馴染んでいた。
まだドルメックは入れたまま動かしてはいない。
それでも、入ったままの肉棒の硬さと熱さが、美女の膣をとろかせていたのだ。
そしてスパイダーによる、しつこいほどの胸責め。
愛液はいや増し、ドルメックの怒張を埋め込まれても、さほどきつさを感じることはなくなって
いた。

スパイダーは、ここでひとつ悪戯してやろうと思った。
今まで散々ハニーに仕事を邪魔され、ドルメックに叱責されたお返しというわけである。
シュルシュルッと糸を伸ばすと、それがハニーの裸身に巻き付いた。
今でも糸をよりあわせた縄で縛り上げられてはいるが、今度は細い糸一本である。
飛ばされた糸は三本で、左右の乳首と淫核に巻かれていった。

「あっ……」

スパイダーが揉みほぐす乳房の快感と、膣に埋め込まれた剛直によってわき起こる秘めやかな
悦楽でぼうっとしていたハニーは、突如襲いかかった鋭い痛みで我に返った。
三本の糸はスパイダーの手に吸い込まれている。
クイと、それが引っ張られると、ハニーからけたたましい悲鳴が上がった。

「ひぃっ! ……あひっ……い、痛いわ、やめ、ああっ……ひぃぃっ……」

糸が引っ張られるごとに、ハニーの肢体がガクンガクンと揺れ動く。
人間の女性よりも繊細で鋭敏な神経がつながっている乳首やクリトリスが、細く強靱な糸で
思い切り引っ張られるのだ。

「痛いっ……ああ、いや、やめて……あひっ……ひっ……くっ……」

いかに丈夫なハニーの身体でも、こんな風に責められたらたまらない。
右の乳首を上で引っ張り上げられ、その苦痛から逃れるために身をぐうんと伸ばすと、今度は
左の乳首を舌へ引っ張られる。
スパイダーは意地悪く、左右の乳首を必ず別方向へ引っ張って、ハニーから激痛を引きずり出す
のだった。
美女が乳首の苦痛に呻き、身をよじらせていると、クリトリスの方もすかさず責めてくる。
淫核を糸で引っ張られると、ハニーはそこが千切れるのではないかと思ったほどだった。

「うぐあっ……だめ、そ、そこはやめて、ひぃぃっ……」

やめてと言われれば、そこを余計に責め込んでくるのが悪魔というものだ。
スパイダーは仮借のない責めを続け、ハニーの喉から悲鳴を搾り取っていった。
そうでなくとも散々揉みぢだかれた乳房は張り詰め、こねられていた乳首も充血しきっている。
そこを糸で縛られ、思い切り引っ張られるのだから、その苦痛たるや想像を絶する。
まして、女の性が集中しているクリトリスの根元を縛られ、それをグイグイ引っ張られる痛み
は例えようもなかった。

スパイダーはまったく加減なく引っ張っており、乳首もクリトリスも根元を絞られて真っ赤に
腫れ上がり、爆発寸前に見えた。
アンドロイドであり、人間の皮膚よりも遥かに柔軟で強靱な人工皮膚が使われているから出血も
ないようだが、これが生身の女であれば、乳首も淫核も根元から千切れてしまっていただろう。
だが、傷こそつかなかったが、激痛は額面通りにある。

ハニーは恥ずかしさと苦痛で失神するかと思った。
そうなった方がどれだけ楽だろうか。
実際、気を失って当たり前の激痛だったが、戦闘中の失神は命取りになるため、ハニーはギリ
ギリの状態になるまで昏倒しないように設計されている。
今はそのことがハニーにとって、さらなる地獄を呼んでいるのだ。

ハニーには地獄だったが、ドルメックには極楽だった。
ハニーがスパイダーに責められ、苦痛で身体をよじらせ、うねらせると、それだけ膣にも響いて
くる。
中に押し込んだペニスにも心地よい刺激が送られてくるのだ。
特に、痛みに耐えかねたハニーがビクッと身体を痙攣させると、それと同時にキュッと膣が絞ま
り、得も言われぬ快感をドルメックに伝えてくる。
ハニーの苦痛を訴える呻き声や苦悶する表情も色香が混じっており、たまらなかった。

「スパイダー、なかなかいいぞ」
「そうですか、ありがとうございます。いっひっひっひっひっ」

苦しむハニーの媚態を見ながら、スパイダーは口に溢れるツバを飲み込んで責めたてていた。
部下が蜘蛛の糸でハニーを責め上げている間、ドルメックは彼女のアヌスにも手を伸ばしていた。
もう媚肉はジクジクと蜜があふれ出し、充分に練り上がっている。
あとは肛門である。
太い指でアヌスをねちねちといびり、前の愛液をまぶすように揉みほぐしていたが、ハニーは
よほど乳首とクリトリスの糸責めが痛いのか、肛門にまで気が回らないようだった。

「ひっ……あくっ……あ、あ……あうっ……」

ビンビンと糸を弾かれ、乳首とクリトリスを虐められていたハニーの顔色に、苦痛以外の色が
翳してきた。
激しい苦痛に耐えかねた精神が、脳内麻薬を分泌し始めたのである。
これ以上の責め苦を受けては、肉体はともかく精神的に崩壊しかねない。
そう判断したハニーの電子脳は、疑似エンドルフィンを放出し、苦痛を和らげるための物質を
送り出した。
快楽の電気信号を送り、苦痛を相殺させるのだ。
性的な局所を集中的に痛めつけられたせいか、放出した脳内麻薬の分量も多く、それがハニー
を狂わせていく。
苦痛が快感に繋がり始めたのである。
それを見計らったところで、スパイダーは糸を離した。

「ああ……ひっ、そ、そこはぁっ!!」

ハニーは安堵する暇もなかった。
腫れ上がった乳首やクリトリスを休める間もなく、今度は肛門に違和感が走った。
驚いたハニーが慌てて後ろを振り返ると、スパイダーが長いチューブをアヌスに突き刺していた。
押し込まれてくる黒いチューブは、それを扱うスパイダーの指よりも太かった。
腰をよじってずり上がろうとするのを、ドルメックががっしりと尻を掴んで押しとどめる。

「やっ、やめ……そんなの入れないでっ……ひぃっ……」

さっき使われた浣腸器のノズルはここまで長くなかった。
どこまでも身体の中に入ってくる恐怖に、ハニーは背筋を震わせて悲鳴を上げた。
仰け反る首もぶるぶる震えている。

浣腸責めで爛れ、ドルメックの指で揉みこねられたアヌスは、そうでなくとも熱を持っている。
そこを太いチューブで擦られるように入れられ、肛門が爛れてしまうと思った。
挿入を拒もうと括約筋に力を込めると、膣まで絞まることになり、ドルメックの肉棒をイヤでも
意識させられる。
それに、アヌスを引き締めても、ハニーの抵抗を嘲笑うかのようにチューブはどこまでも入って
きた。

スパイダーがするっ、するっとチューブを押し込むごとに、ハニーの大きな臀部がぶるるっと
妖しく痙攣した。
20センチ近くも腸内に挿入された黒いチューブは、ハニーのアヌスから尾のように生えていた。
そのチューブの先には、大きなタンクのようながあり、いくつかのピンレバーやスイッチが
あった。
ハニーは、失神しそうになる意識を叱りつけ、呻くようにしてようやく言った。

「こ、こんな……こんな恥ずかしいことを……」
「恥ずかしいだ? この程度で恥ずかしいなんて言ってちゃ身が保たないぜ」
「ど、どういうことなの……これ以上、何を……ああっ」

からかうようにハニーと受け答えしていたスパイダーが、手にしたチューブをぐいぐい回すと、
ハニーはガクンと背を反らせて叫んだ。
スパイダーは、その肛門をこじ開けるように、ハニーのアヌスに入っている根元の部分をぐり
ぐりと回転させた。
たまらずハニーの尻が踊り出すと、今度はチューブを抜き差しして肛門粘膜を抉り上げた。

「やああっ……ひっ……お尻、いやっ……あっ、くああっ……」

ズブリと深くまで入れられると、チューブの先が薄い内臓粘膜を隔てて、膣を犯しているドル
メックのペニスにぶつかる。
ドルメックも心得ていて、ぐいと腰を深く抱き込んで奥まで挿入する。
すると、スパイダーもチューブを奥深くまで差し込んで、肉棒と擦り合わせるようにした。

チューブとペニスが粘膜を通じて擦れ合う感覚がたまらなかった。
ハニーは腸と膣の奥に、灼けるような疼きを覚えた。
ここからさらに責められたらどうなってしまうのか。
キューティーハニーは、自分自身の肉体の変化が怖かった。
それ以上に、責めに馴染んでいく身体に引きずられるようにして、精神まで汚されることに戦慄
していた。
恐れわななくハニーに追い打ちをかけるように、汚液がその腸内に注入されていく。

「ああっ!? ひっ……な、なにをしてるのっ」
「わからないのか? 浣腸に決まってるだろう、もういい加減に慣れたらどうだ」
「そんな、か、浣腸はいやっ……ああっ、入ってきてる……ううむっ……」

ハニーはビクンと大きく震え、朱唇を噛みしめて仰け反った。
強烈な薬液は、超人の美女をして、ひとりでに背筋が震え、腰がよじれる。
そのよじれる腰を深く抱え込み、ドルメックも起き上がって対面座位の姿勢で、本格的に犯し
にかかった。

「きゃああっ、やめてっ……こ、こんな時に、ああっ……あ、はああっ……」

ドルメックの大きな手が、ハニーの腰を自在に操っていく。
ズンズンと奥深くまで抱えたかと思うと、今度はぐいぐいと回転運動をさせる。
膣内と膣口の粘膜を同時に擦られ、一気に性感を炙られていく。
狭い女壷で野太い肉棒が暴れ回り、肉が軋んで内臓がこねくり回される。
疑似子宮を突き上げるように怒張が抉り上げる愉悦と、肛門から直腸に流し込まれる魔液の刺激
が共鳴し、凄まじいほどの肉悦を生みだしてハニーを悩乱させた。
堪えても堪えてもこみ上げる喘ぎ声を噛み殺しても、すぐにまた新たな淫声が漏れ出てしまう。

「い、いやあ……あうっ……ああ、ああああ……」

アヌスはおぞましい浣腸責め、媚肉には裂けそうなほどのたくましい肉棒、乳首やクリトリス
は糸で引っ張られる。
ハニーは、肉体的にも限界寸前、精神的にも崩壊しそうなほどの恥辱とおののきで気が狂いそう
なのに、身体の深部から徐々に広がっていく妖しげな感覚を感じていた。
苦痛と屈辱に違いないのに、別の感情が暗雲のように忍び寄ってきていた。
それが淫らな肉の快美であり、羞恥と苦痛による苦悶を覆い尽くそうとしている。

「あ……ああ……」

(う、うむ……ああ、身体が……ヘンだわ……た、たまんない……こ、こんな……ああ……)

ハニーは、どうしようもなくこみ上げてくる肉悦を意識せざるを得なかった。
それだけならおぞましいだけの浣腸責めも、膣をドルメックに貫かれ、突き上げられることに
より、新たな快感い変化しつつあった。
スパイダーがしつこいほどに揉み込んでくる乳房も、引っ張られる乳首からも、ビンビンと
鋭い快感が突き抜けてくる。
いつのまにか、ハニーの唇から漏れ出ていた呻き声と苦鳴は、喘ぎ声とすすり泣きに変化して
いた。
じっとりと汗をかいた肢体が、けぶるような薄桃色に染まっていく。
腰の奥がジンジンと疼き、ハニーは自分の身体がとろけていくのを感じていた。

ドルメックが下から突き上げてくると、美肉から溢れ出ている蜜が弾け飛んだ。
魔王が送り込んでくる魔悦を、ハニーの肉が素直に受け止めていく。
肉体の芯の部分が収縮するような悦楽に、頭の中までぼうっとしてきた。
スパイダーがハニーの背中から、その乳房を揉みしだき、ピンと立った乳首をいびりながら
言う。

「いつまでもドルメックさまの動きに任せてないで、自分から腰を使ったらどうだ」
「い、や……ああ……あ、あうう……」

半開きの目に霞がかかり、それまでになかった色香を漂わせ始めた。
それを見たドルメックは、さらに腰を使って言った。

「そういえば、まだしてやらなかったな」
「な、なにを……あ、ああむむぅぅ……」

あうあうと喘ぐハニーの唇に、ドルメックが吸い付いた。
もう彼女に抗う気力もなかった。

ドルメックの舌が、閉じた歯をこじ開けるように動くと、ハニーはあっさりと中に受け入れて
しまう。
ぷるぷる震えていた熱い舌を思い切り吸われ、ハニーは頭の中まで痺れた。
なおも咥内を舐め回す舌の動きに、ハニーの裸身が痙攣してくる。
膣も収縮し、ドルメックのものを締め上げると、そのペニスはぐぐっとさらに巨大化した。
激しい接吻が5分ほども続き、ようやくドルメックが離れると、間髪入れずに、後ろからスパ
イダーがその唇を吸った。

「むっ……むむう……はっ、むむ……ん……ん、んく……」

同じようにきつく口を吸われ、やはり5分ほどで蜘蛛男の唇が離れると、またドルメックが
吸い付いた。
こうして何度も何度もふたりの魔人に唇を犯され、口中の唾液を吸い取られると、逆にふたりの
唾液をたっぷりと流し込まれ、飲まされた。
喉を鳴らすほどの量を飲まされると、ハニーは堰を切ったように身悶えを露わにしてきた。

「ああっ……い、ああ……ううんっ……くうう……ひっ……あああああ……」

悪魔に犯され、お尻まで好き放題されているのに、どうしてこんな快美感を得てしまうのか。
自分の身体が自分のものでないようだ。
すっかりドルメックの巨根に馴染み、ジクジクと蜜を滲ませている媚肉のすぐ上は、小さな穴
が長いホースをくわえて収縮している。
そのチューブを操り、ぐっと中に押し込み、するっと引き出し、抽送を繰り返しながらスパイ
ダーが言った。

「くくく、いやらしいケツだぜ。もう挿入される快感を覚えてきたのか?」
「違う……違うわ、ああっ……ひっ……あうっ……」

チューブが中に押し入ると、アヌスの粘膜を中に引きずり込んでいく。
引き出されると、腸内の襞が引きずり出されてきた。
最初はゆっくりとした出し入れだったが、ハニーの喘ぎが大きくなるにつれて、スパイダーの
手の動きも早く、大きくなっていく。
もちろんその間、浣腸液は出っぱなしだ。
深くまでチューブを入れられ、腸の奥でぴゅるるっと注入されると、キューティーハニーは
いっそう声を高ぶらせて身悶えした。

「あひっ、そんな……だ、だめっ、そんな深いところで、ああっ……」

スパイダーは巧妙だった。
抜ける寸前の位置から中程、そして奥まで入れて浣腸し、それぞれ違った感覚をハニーに植え
付けていく。
熱く火照ったアヌスも腸管も、魔液に犯され、爛れていった。
思いも寄らぬ快楽を教えられ、さらに媚肉が締まっていく。
それによって、ますますドルメックのたくましさを思い知らされ、気がうつろになる。
だが、ぼうっとすることを許さぬように、ドルメックが激しく突き込んでくるのだ。

ハニーが追い詰められていくのを、責めるドルメックも感じ取っていた。
突き上げる肉棒に絡みつく膣襞が、へばりつくように絡みつき、小刻みな痙攣を始めていたのだ。
そこをさらに責め込むと、今度は収縮の度合いが大きく、激しくなっていく。

「ああっ!? あ、ああっ……あ、ああうっ……はあああっ!!」

ハニーの声が1オクターブ高くなり、まなじりを決して何かに耐えようとする表情が浮かぶ。
しかしそれも一瞬で、ドルメックの腿に乗せられた尻たぶが震え、腿やふくらはぎにグッと力
が入っていく。
次の瞬間、ハニーはぐぐっと背中を弓なりにして大きく仰け反った。

「だっ、だめえっっっ!!」

ハニーの全身がぶるるっと大きく痙攣し、膣も肛門もきゅううっときつく締め上げた。
後ろに回された両手はぐっと握りしめられ、爪先までもぐぐっと反り返って、激しかった絶頂
を物語っていた。
さすがにその収縮には耐えきれず、ドルメックも一声唸って射精した。

「あひっ……あっ、あぐうっ……!」

子宮に押しつけられていた亀頭部から噴きだした凄まじいほどの精液の勢いに、ハニーはつづ
けざまにいかされた。
肉悦で下降していた子宮口に向かって射精され、勢い余った精液はハニーの胎内をところかま
わず汚していった。
どろどろした熱い汁をひっかけられる汚辱と背徳の快楽に、ハニーはビクンビクンと身体を反ら
せて、何度も絶頂感を味わった。

「あ、ああ……」

全身を突っ張らせたハニーが絶頂の収縮を終えると、ガックリと前に倒れ込み、ドルメックの
肩に身を預けていた。
まだ余韻で、大きな臀部がぶるっ、ぶるっと間歇的に痙攣していた。
ハニーの顎を掴んで上を向かせ、気をやったばかりのハニーの美貌を見ながらスパイダーが言った。

「どうやら、いっちまったようですぜ」
「ああ。だが、まだこんなもんじゃない。おい、ハニー」
「……」

激しい絶頂に、答える気にもなれないハニーに魔王は言った。

「きさま、気をやる時は「いく」と言えと言ったろうが」
「ああ……」
「ああ、じゃない。おまえがそう口にするまで、何度でも犯ってやるからな」
「も、もう……いや……」
「いや、じゃない。死ぬまで犯し抜いてくれるわ。スパイダー」
「ははっ」
「あ、ひいいっ……」

スパイダーがまたしてもチューブの抽送を始めた。
太いチューブが出し入れされ、盛んにアヌスの粘膜がめくれ込み、めくれ上がる。
ちゅるちゅると浣腸液も注入され続け、もう量は1リットルを遥かに超えていた。
温水ならともかく、グリセリンとは比較にならぬほどの強力な魔液は、普通の女であれば200
ccも耐えられない。
ハニーの強靱な肉体は、致命的な影響を受けることもなく、おぞましい薬液を受け入れていた。

スパイダーが責め出すと、ハニーの身体は活が入ったように跳ね出した。
それほどに強烈なアヌス責めだったが、同時に膣も当然のように絞まってくる。
激しくいかされ、脱力していた膣咥も、肛門をチューブに犯されてまたも反応させられていく。
射精を終えたばかりなのに、ドルメックのものはまたしても硬化していった。
肉の奥まで貫いたままのペニスは、ハニーが再び見せてきた妖しい反応と、きゅうきゅうと絞ま
る膣の収縮で、すぐに元気になってきた。

「俺はまだまだ平気だ。続けていくぞ」
「いや……あ、あ、ううっ……」

またしても強制的に快楽に溺れさせられるのかと思っていたハニーだが、別の感覚がわき起こり、
戸惑った。
その極上の裸身を責めてくるのは、ドルメックとスパイダーだけではなかった。
彼女の内臓がキリキリと痛んできていた。300ccあたりから意識し始めていた便意が、いよ
いよ我慢できないところまできてしまったのだ。
ハニーの腰を掴んで深くまで突き上げるドルメックの動きは、浣腸液で充満してきている腸に
直接ビンビンと響いた。
もう耐え切る自信はなかったが、ここでまた排泄し、ドルメックたちに見られるわけにはいか
なかった。
そんな決意を嘲笑うかのように、荒々しいばかりの便意がハニーを苦しめた。

「はっ……あうむ……あ、あむむ……」

グルルッ、グルッと腸が鳴き出す。
恥ずかしい音を気づかう余裕もなく、美女は身悶えた。
もう出そうなのに、それを押し返すように浣腸液が次々に流し込まれていく。
出ようとする液と逆流して入っていく液が混じり合い、ハニーの便意がじりじりと膨れあがって
いった。

ムリもない。
ハニーのすべらかでくびれた腹部が、小さく膨れてきていたのである。
人間の女なら、我慢も何もなく噴きだしていたことだろう。
それまで美貌を真っ赤に染めて必死に浣腸のつらさに耐えていたハニーが、急にぞくぞくと震え
てきた。
顔から血の気が引いて、青白くさえなっていく。
二の腕に鳥肌が立ち、足の指が震えながらかがまっていた。
ドルメックは目を細め、意地悪く聞いた。

「どうしたキューティーハニー。そんなに震えて」
「あ、ああ……も、もう、許して……あ……だ、だめ……うむ……」
「だから、どうしたというのだ。もしかするとウンチがしたいのか?」
「あ……」

思わずうなずきそうになるところを、ハニーは必死に堪えた。
しかし、そんなことをして何になるのだろう。
このままでは我慢しきれず、生き恥を晒すことになるのは確実なのだ。
恥を忍んでトイレに行かせてもらわないことには、どうにもならない。
ハニーの緊張の糸がプツンと切れた。

「どうなんだ」
「ああ……は、はい……あ、ひぃぃっ」

返事を聞いた途端、ドルメックは腰を大きく使って、長いストロークで責め込んできた。
ずぶずぶっと奥へ入り込み、子宮を小突き上げる。
太いものに押し出され、膣内に満ちていた蜜が零れ出てきた。
それには、さきほどドルメックが大量に放ったどろどろの精液も混じり込んでいた。
ドルメックに腰から揺さぶられ、青ざめた美貌をぐらぐら揺らせているハニーが力なく言った。

「あ、あ、も、もうだめ……あ、あうう……で、出る……」
「オマンコ犯されながらウンチしたいのか、キューティーハニー」
「ああ、もう出る、出てしまう……ああ、で、出ちゃう……」

もう反発する気概もなく、押し寄せる便意にただ震え、呻くだけだった。
もう本当に限界なのか、ハニーの臀部がぶるっ、ぶるっと大きく痙攣してきた。
声を出すだけで漏れそうになるのか、もはや吐息しか出なかった。
気力を振り絞るようにしてハニーが懇願した。

「お、お願い、は、早く……早くして……で、出る、出ちゃうう……」

トイレに行かせて、とも言えなかった。
もうまとまった言葉も出ず、喉をひっ、ひっと鳴らして呻くだけだ。
美女が便意に呻き、身悶える痴態を、舌なめずりしながら見ていたスパイダーが、ようやくチュ
ーブを引き抜いた。
ずるずるっと30センチ近くも入っていたものを抜き出すと、いきなり腸内から噴きだしてきた。

「ああっ……ああああ、ああ……」

固形物は何もない。
液体も原液のままだった。
それがシャーッとアヌスから迸り出ている。
ハニーの肛門が内側から盛り上がり、それが破裂するように噴き出すのだ。
固く締まっていた肛門はすっかり口を開き、後から後から魔液を吐き出していた。

「あ、あはあ……あああ……」

ドルメックのペニスを受け入れたまま、ハニーはその膝の上でのたうっていた。
もう何度も浣腸されていて、出るのはストレートの浣腸液のようだ。
2リットル以上入れられただけあって、際限ないほどに噴きだしてくる。

ハニーが恥ずかしい排泄を晒している間も、ドルメックは盛んに腰を振って突き込んでいた。
悪夢のような便意が解消されてくると、ドルメックの責めを敏感に感じ始め、ハニーの声が、
排泄の呻きから歓喜の喘ぎに変わっていく。

「どうだ、ハニー。両方責められるのが気に入ったか。もっともっと責めてやるからな」
「ひぃっひっひっひっ、おまえの好きな浣腸も何度だってしてやるぜ。数え切れないほどにいく
がいいさ」

魔王と部下が淫らな笑みを浮かべながら言葉で辱めても、ハニーはもう何も聞こえないかの
ように喘いでいた。
ドルメックの責めに身悶えし、腰をよじって排泄を続ける。
ようやく腸内の異物が出尽くした頃には、ハニーはもう理性が消し飛んでいた。
瞳もうつろで、締まりのない口の端からはよだれが垂れてきている。
ドルメックはそれに興奮したのか、ハニーの赤い髪を掴むと、またその口に吸い付いてきた。
激しかった絶頂の余韻に浸る暇も与えられない。
ハニーのアヌスから浣腸液が絞り出され切るのを確認すると、スパイダーがまたもチューブを
そこに突っ込んだ。

「ひぃううっ」

爛れきった肛門に差し込まれる太いチューブの感触に、美女は尻を振って呻いた。
下からはドルメックの肉棒で突き上げられ、アヌスからは薬液が注入される。
ドルメックがグンッ、グンッと大きく突き込むタイミングに合わせ、スパイダーも液をビュッ、
ビュッと注ぎ入れた。
ハニーはもう、媚肉を犯される快感と肛門に浣腸される苦痛と汚辱の区別がつかなくなっている。

「ああ、そんなっ……あ、も、いや、ひっ……い、入れないで、ああうっ……」

出力を大きくし、注入させる量を増やし、同時にチューブを抜き差しして挿入の快感も与え続けた。
勢いよく腸壁に魔液が当たり、直接襞を冒し始めると、ハニーは腹の底からぶるぶる震えるよう
な感覚に囚われた。

「あああ……あう、むむう……あっ、ああああ……た、たまんない……」
「くくく、ハニー、おまえ本当に浣腸で感じ始めてるな」
「違……う……ああっ」

スパイダーが水流を激しくすると、ドルメックもハニーの腰を掴んで、叩きつけるように腰を
ぶつけてくる。
いっそう突き上げのピッチが上がり、深く突き込まれると、ハニーは嗄れそうな喉を絞って
喘いだ。

「ひっ、ひぃぃっ……あ、も、もう……ああ、い、いい……くぅああっ、いいっ……」

もう我慢の限界とばかり、ハニーははっきりとよがり出した。
裸身は汗まみれで、ぶるぶると痙攣が止まらない。
美貌は苦悶するかのように歪めているのに、股間はぐしょ濡れだ。
怒張をくわえこんだ媚肉はじくじくと湧き出る愛液が止まらず、チューブを深くまで挿入された
アヌスもひくついていた。
苦悩と快感の入り交じった最高の快楽だった。

「あ……ああ、もう、ああ……」

水流を増やしたため、もうハニーの腸内も膨れてきた。
早くも2リットルを突破し、さらに注入されている。
小さく膨れた腹はさっきからグルグル、ゴロゴロと鳴いていた。
そこを、スパイダーが肛門に激しくチューブを抽送し、ドルメックが下腹を揉んだものだから
たまらない。
たちまちハニーは追い込まれた。

「だっ、だめえっ……ひっ、ひっ、で、出る! ああ、し、しないで、出ちゃうわっ」
「するならしろ。いくらでも浣腸してやる」
「もっ、あっ、いやあっ……ああ、もう我慢が……うっ、ううんっ、したい……出る……出る
う……」

スパイダーがチューブを抜くと同時に排泄が始まった。
ハニーに羞恥という感情は消え失せ、ただ排泄の法悦のみ味わっていた。
させながら、ドルメックが腰を使い、性的にも追い詰めた。
ズンズンと深くまで突かれ、小突かれ続ける子宮が爛れそうだ。
ひときわ深くまで貫かれ、同時に激しく射精されると、ハニーは勢いよく後ろに反り返った。

「うあああっ、いっ、いっくううっ!!」

アヌスも媚肉も同時にきつく絞まった。
肛門はホースを食い締め、魔液の注入が止まるほどだった。
膣も激しく収縮し、ドルメックのペニスからさらなる精液を搾り取っていた。

キューティーハニーは、浣腸を交えた激しい凌辱を受け、とうとう性的に陥落した。
浣腸され、排泄しながら犯されるということを4度繰り返され、全身の力を失った。
捕獲以来、何のエネルギー補給もしていない。
いかにアンドロイドとはいえ、体力的には限界だったろう。
うつぶせのまま床に転がっている美女は、湯気が立ちそうなほどに汗まみれだった。
時折、尻たぶがぶるるっと痙攣する以外は動けもしなかった。
哀れな美女を見ながらドルメックが言った。

「もう一息だな」
「ははっ」

いかに体力を失い、エネルギーを使い果たそうともまだ油断できない。
恐らく、予備電源とも言うべき、最後のエネルギーをどこかに持っているはずだ。
それをすべて消耗させた上で、取り込んでやるのだ。

「ああ……」

ドルメックは、まだ息づかいの荒い美女を抱え起こすと、寝そべっているスパイダーの上に乗
せた。
またしても騎乗位の格好だ。
下になったスパイダーは、早くも呼吸を乱していた。
とうとうハニーを犯れるのだ。
ドルメックが散々犯すシーンを見せられ、ジリジリしていたのだが、ようやく欲望を吐き出せる。
たくましく屹立したペニスが天井を指していた。
媚肉にあてがうと、スパイダーは一気に引き寄せた。

「ああっ……あう……ううんっ……」

ズンと、奥までまで来た。
どろどろだったヴァギナは、根元までスパイダーのものを飲み込んでいた。
熱くとろけているのにきつく絞まる心地よさに、スパイダーも呻いた。
後ろからドルメックが、敏感に硬くなった乳首をクリクリ転がしてやると、たちまちハニーの
声が甘くなる。

「ああ……あ……んむう……」

スパイダーは、その収縮のきつさに耐えながら、ハニーの腰を操りだした。
思わず浮き上がろうとする腰をしっかり掴み、上へ上と突き上げていく。
ハニーの膣がしっかりとスパイダーの肉棒をくわえ込んだのを確かめると、ドルメックは彼女
の背中を押した。
そのままハニーはスパイダーに抱かれるように前のめりになる。
大きな乳房が魔物の胸で、柔らかく押し潰されている。
早くも熱い吐息を吐いている朱唇に欲情したスパイダーは、貪るようにその口を吸った。

「んんっ……んむ……んちゅ……んんん……むむう……んっ……」

蜘蛛男に咥内を自在に犯され、舌を絡め取られて、美女は息苦しいほどに喘いだ。
そのよがり声すら、スパイダーに飲み込まれていく。
ハニーの頭を抱えて口づけしていたスパイダーだが、手を離してもハニーがその口を離さない
ことに気づき、満足した。
もうこの女はドルメックさまの性技にとろけきっている。

そのドルメックがハニーの真後ろに立ち、ペニスを誇示しているのを見てニンマリした。
すかさずスパイダーはハニーの尻に手を伸ばし、その尻たぶを大きく割った。
その狭間には、激しい浣腸責めにも関わらず、僅かに綻んだだけのアヌスが覗いていた。
引きはだけられた尻の間にペニスを押し込み、アヌスにあてがうと、ハニーの腰がぶるっと
震えた。
しかし、拒否の声もない。
先走り汁で肛門を軽くマッサージすると、そのままゆっくりと挿入していった。
さすがにハニーは目を剥いた。

「ひああっ……そこ、違うっ……さ、裂けるっ……だ、だめ、そんな、ああっ……」

開ききったアヌスが肉棒を飲み込んでいく。
思ったよりスムーズに亀頭部を飲み込み、長いサオの部分もズブズブと入り込んでいった。
しつこいほどのアヌス責めと浣腸責めの効果だろう。
長い肉棒が根元まで収まると、ハニーは全身をぶるるっと痙攣させた。
同時に腸壁がざわざわと蠢き始め、怒張に絡みつき、奥まで誘うような動きまで見せた。

「くく、尻を犯されるのは初めてなのに、あっさり飲み込んだな」
「さ、裂ける……太すぎるわ、こんな……痛い……ううっ……」
「ウソをつくな。尻の中は気持ちよがって蠢いておるぞ」
「しっ、知らない……ああっ……」

ハニーははっきりと喘いでいた。
ドルメックに言われるまでもなく、暗く妖しい快美感を得ていたのだ。
ドルメックがひと突きしてくるごとに、腸の襞が削り取られるような苦痛。
極太のペニスが埋め込まれる息苦しさと、抜かれる時に内臓ごと持っていかれそうな喪失感。
そして、どんどんと性の底なし沼に引きずり込まれるような不安と法悦。

ハニーは錯乱寸前だった。
前と後ろを同時に押し入られ、腹の奥まで埋め込まれた。
下半身は魔物たちに占領されたと思った。
汗の浮いた裸身を揉み絞り、両脚をビクビクさせてのたうちまわる。

「ひっ、ひぃっ……だ、だめ、ああっ……し、死ぬ、死んじゃうっ!」
「死ぬほどいいのか」
「いっ、いいっ……」

ハニーは首を思い切り仰け反らせ、屈服の言葉を吐いた。

「ああ、あうう……いい……くっ、すごい……あ、あうあ……お、奥まで硬いのが……」
「オマンコとケツと、どっちがいいんだ?」
「あうう、りょ、両方……いいっ……お、おっきいのが、ああ、深くまで抉って……ひぃっ……」

ハニーのよがりように応え、ドルメックもスパイダーも腰を激しく使い始める。
ふたりの魔人の突き込みでハニーは揉み潰された。

ドルメックによる人外の責めで、ハニーの理性は崩壊した。
もともと鋭敏だった肉体もほぐれきり、もはやドルメックらの思うがままだ。
一度覚え込まされた肉悦は、ハニーの裸身深くまで蝕んでいた。
ふたつの穴を思うさま抉り抜かれ、乳房を揉みしだかれる。
唇も奪われ、唾液を流し込まれた。
責められ、辱められ続け、ハニーは高みに追いやられていく。
牝の本能剥き出しでよがり、喘ぎ続けていた。

「だっ、だめっ……」

そう叫ぶと、ハニーの全身に鳥肌が浮き、痙攣が始まった。
ここぞとばかりにふたりが責め込む。
ふたりの責めに応えて、ハニーも腰を揺すり、身悶えた。
そしてドルメックとスパイダーが同時にいちばん奥まで突き込むと、最上階へ達した。

「あああっ!? ……ああ、ああっ……ひっ、いくっ……い、いくう……いっちゃううっっ!!」

細かく痙攣していたハニーの肢体がひときわ大きくぶるるっと震えた。
グンッと弓なりに背中を反らし、アヌスも膣も締め上げる。
腿の筋肉が張り、ぐぐっと脚が突っ張った。
足の指も反り返り、つりそうになる。
ドルメックもスパイダーも、その締めつけに我慢しなかった。

「うひぃぃっ……で、出てるっ、熱いの……うむっ、い、いくっ……」

どろりと粘ついた精液を、胎内と腸内にいやというほど射精され、ハニーはこの日最大の絶頂
に達していた。




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