「どうです先生、もう一戦。まだ物足りないでしょう?」
「そりゃあ、もう……。しかし、いいんですか?」
「いいんですか、とは?」
「……警視はこの女を……」
「……ああ。まあ、愛してはいますよ。でもね、僕の愛情は少しばかり変わっていて……というか歪んでいるのかな。人とは違うんですよ。愛する女が他の男に蹂躙されるのを見たり、一緒にぐちょぐちょに犯したりしたくなるんです。変態と呼んでください」

白鳥がそう言って笑うと、レスリーも笑った。
人のことは言えない。
医師にもそうした面はあるのだ。

「では、お言葉に甘えて。今度は私が後ろにしましょうか」
「そうですね、では僕が前を。ほら美和子さん、しゃんとして」

寝そべったまま白鳥に尻をぴしゃんと叩かれ、美和子は絶頂の失神から意識を取り戻した。
しかしまだ頭の中は虚ろであり、身体に力が入らなかった。

「身体を起こして」
「あ……」

言われるままに美和子は身を起こし、ぼんやりと白鳥を見つめている。
意識は朦朧としており、香港でのベッドの上で「男」として君臨していた白鳥に刃向かおうなどと思ってもいない。
そうした理性を取り戻すにはまだ少し時間がかかりそうだ。
美和子はゆっくりと膝を立てて、軽く脚を開いた。
前には白鳥、後ろにはレスリーがいる。
後ろから声がかかった。

「それでけっこう。さ、美和子さん、僕の上で跨ぐようにしてください」
「……」

無言で従った美和子は。そのまま腰を下ろしていく。
再び犯されるのだということは認識しているらしかった。
やや身を屈ませ、膣への性器挿入に備えていると、医師はまだ精液の滴っている美和子の肛門にペニスをあてがった。

「あっ……」
「そのまま」
「や、だめ……お、お尻はもう……」
「こっちにも入れないと男ふたりを相手に出来ませんよ」
「や、いや……んんっ! んっ、んあ!」

美和子はアヌスも性器同様に強い快感を得るように調教されている。
しかも普通の女よりも肛門で感じるという特性もあった。

「あ、ああっ……やっ、入る……くううっ……!」

レスリーが軽く腰を引く寄せただけで、美和子の肛門は彼の太いペニスを楽々と迎え入れている。
小さかった穴が信じられないほどに押し広げられ、亀頭を飲み込んでいる様子は圧巻だ。
自らの体重も手伝って、美和子の肛門は長大なサイズの肉棒を少しずつ受け入れていった。

「やっ、ふ……ふあっ……は、入る……んんっ……く、来る……深いっ」

ペニスが腸内深くまで入り込んでいくと、美和子の腸襞がざわめいてくる。
カリがその襞を擦ると、美和子は白い喉を晒して喘いだ。

「くうっ……お尻の中、こ、擦れて……ああ……ひ、広がる……お尻、広がってしまう……あぐうっ!」

ぺたんと音をさせて、美和子の豊満な臀部が医師の腰に密着した。
白い尻がぶるぶると震え、太すぎるものをくわえ込まされた肛門が苦しげにひくついていた。
レスリーの胸に背中を寄りかからせ、美和子は完全に身を任せた。

医師はさらに美和子の腰を引き寄せ、柔らかい尻を潰していく。
白い尻肉がはみ出すほどに腰がくっつくと、硬くそそり立った男根が、皺がなくなるほどに拡げられた粘膜の奥へめり込んだ。
完全にペニスが埋没すると、美和子の腸管が襞を絡めつつ収縮を繰り返した。
レスリーは美和子のすべすべした背中に顔を押しつけながら手を前に回し、絞るように乳房を揉んだ。
痛いほどに固く張り詰めた乳首を指で弾くと美和子はピクンと顔を上げ、頭をレスリーの肩にもたれかけた。

「んん……ああ……深い……」
「そうでしょう。ふふ、全部入りましたよ、美和子さん」
「ぜ、全部……」
「そう。僕のペニスは全部あなたのお尻の中に入ってしまいました」
「ああ……」

腰を僅かに動かすと、美和子の内部を硬いペニスが摩擦する。
太い幹がめいっぱい拡げた肛門粘膜を擦り、カリが腸管を抉る。
美和子は手をぎゅっと握りしめながら甘い声で呻いている。

「あっ……んんっ……う、動いちゃ……あ、あう……んくっ……んむうっ……いっ……」

(だめ……お尻が感じる……、ああ、何て硬くて太いの……、さ、さっきあんなに出したばかりなのに……だめ、いい……)

早くも美和子は反応し始めている。
根元まで深々とくわえ込んだ肉棒をしっかりと受け止め、レスリーの突き上げに合わせて腰を浮かし、沈めた。
ペニスが突き刺さると括約筋を緩め、抜かれそうになるときゅっと引き締めている。
抜き差しを少し速く強くしてやると美和子の声が大きくなり、徐々に快楽に囚われていく。

「あっ、あっ、あうっ、いっ……んんん〜〜っ……いっ……すご……お尻、すごっ……い、いい……お、お尻が……お尻が……」
「お尻じゃない、お尻の穴です」
「お尻の、あ、穴が、いい……とろけちゃう……あ、熱い……あああ……」

このままガスガスと思い切り突き上げていけば、美和子はたちまちいってしまうだろうが、レスリーは美和子が気をやりそうでやれない辺りに保っている。
いきそうになると動きを緩め、ゆるゆるとした動きにし、落ち着いてくればまた強く打ち込んで官能を昂ぶらせていく。
医師の肉棒はもう美和子の腸液でぬるぬるになっており、挿入がよりスムーズに行えるようになっていた。
肉棒が出入りするたびに乳房も揺れ動き、その動きを止めるように男の手が揉みしだいている。

「ああう、いい……あ、もう……お尻、燃えそう……んっ、んくっ……あああ……」
「美和子さん、喘ぎ過ぎですよ」

レスリーとの肛門性交をにやにやしながら見ていた白鳥は、美和子の頭を掴んで上を向かせた。

「高木のヤツに聞かれますよ」
「っ……!」

言われて美和子は我に返った。
さっきも、最初のうちは声を我慢して堪えていたが、ふたり同時にセックスされ、激しく責められるうちにそのことを忘れ去っていた。
手で口を押さえる努力も放棄して、最後の方ではもうかなり大きな声でよがっていたように思う。

高木はまだ眠りこけている。
さっきまでは仰向けだったが、今はレスリーと絡む美和子に背を向ける形で眠っていた。
安堵すると同時に、寝ているとはいえ恋人のすぐ側で別の男に犯されていることを思うと、背中にゾクゾクとした甘い痺れが走る。
いけないと思いつつも「見られるかも知れない」「高木を裏切っている」という状況で肉体は熱く火照り、感度も異様なほどに鋭敏になっていた。
胸も頭も恥辱で白く灼けているが、腰の奥が疼いてたまらなかった。
もし高木に見られたらと思うと、膣もアヌスもきゅんっと絞まってしまう。

もしかしたら、高木に見られながら犯されたら、今よりもずっと大きな快楽と性の喜悦に浸れるのではないか。
つい浮かんでしまったそんな妄想を、美和子は頭を激しく振って追い出した。
何ということを考えているのだ。
そんなことになったら高木との関係は破綻する。
自分が蔑まれるのは仕方ないが、何より彼を酷く傷つけてしまうのが怖かった。
なのに、心のどこかでそんな暗い官能を期待している自分が恐ろしい。

横目で高木を見つつ、こみ上げてくる快感を堪え、つい漏れそうになってくる喘ぎ声を抑えた。
当然、男たちはそんな美和子を許しはしない。
何とか快楽の声を上げさせようと責め立ててくる。

「くっ! ふっ……ふんっ……んんっ……はっ……んくっ……い、いうっ……んんんっ!」

美和子はレスリーの上で腰を弾ませながら、懸命に口を押さえていた。
レスリーはにやつきながら下から腰を突き上げ、白鳥も揺れる乳房を揉み立ててきた。
両の乳首を指で摘まれ、引っ張られると、もうそれだけで甲高い声が噴きこぼれそうになる。
ぎゅうぎゅうと絞られるように強く揉まれ、たぷたぷと音がしそうなほどに激しく愛撫され、その快楽がアヌスからの快感と合わさり、どうにも堪えようがなくなる。

(も……、だめ……、声、出る……出てしまうっ……)

「んむううっ!」とくぐもったよがり声が噴き出すと、男たちは責め手を弱める。
美和子はハッと我に返り、安堵とともに恨めしそうな目で男どもを見やっている。
どう言い繕おうが、もう美和子は完全に白鳥たちの術中に嵌っていた。
たわわな胸肉を揉みながら白鳥が美和子の耳元でささやく。

「ふふ、そんなに感じて……。もういきたいんですか?」
「く……」

もうどうしようもなく、美和子は小さくコクコクと頷いた。

「いやらしい人だ、あなたは。恋人がすぐそこで寝ているのに、別の男に犯されて──しかもお尻を犯されているのにいきたいんですか」
「やっ……、だ、だって……んんっ!」

美和子は恥辱と羞恥にまみれながらも、自分から激しく腰を振って達しようとしている。
しかし、察したレスリーが太腿を押さえ込んでしまい、思うように動けずにいた。
必死に、しかしぎこちなく動こうとしている美和子を焦らすべく、下からレスリーがゆっくりと腰を使っていく。

「あ、そんな……くうっ……お、お願い、もう……んんあっ……」

絶頂間際まで追い込まれ、それでいてそこから先にはいかせてもらえない。
気をやる寸前の快楽といきそうでいけない焦燥感が、女刑事をさらに燃え立たせる。
もう肛門だけでなく媚肉もぐしょ濡れで、粘った蜜がこぷこぷと前からも溢れ出していた。

「お願いっ……もう我慢できない……こ、声が……声が出てしまう……んむうっ」

白鳥はレスリーの顔を見てから、また小さく言った。

「いきたいなら言うことを聞くんです」
「な、なによ……ああ、早く……も、もう……」
「自分でオマンコを拡げなさい」
「な、なにを……」
「自分で拡げて中を見せるんです、さ、早く」
「そんな……」

あまりの恥辱に、美和子の顔がかあっと真っ赤になる。
しかしこのまま焦らされたらおかしくなりそうだったし、我慢しきれず大声でよがってしまうことになる。
言いなりになるしかなかった。

「く……」

酷い屈辱感にまみれながら、美和子は震える指をそっと媚肉に添えた。
突き上げられるたびに揺れ動く乳房を気にしながら、言われるままに割れ目を押し開いて中を剥き出しにしてみせた。
妖しく濡れそぼった美和子の秘所が丸見えとなった。
そこからは際限がないほどに蜜を垂れ流し、肉襞をひくつかせている。
膣口は小さく開き、何かを咥えたがるかのようにわなないていた。
白鳥は、ここまで美和子を従属させたことに満足した。

「ふん、涎を流して欲しがってるようですね。どうです、そこにも……オマンコにも欲しいでしょう?」
「あ……、ほ……欲しい、わ……」

誘われるように美和子はそう呟いた。
実際のところ、もう美和子は自分が何を言っているのかわかっていないのかも知れなかった。
それほどまでに性的にも精神的にも追い込まれてしまっていた。

「ここに入れてもいいですね、僕のを」
「え……、あ、で、でも……ああ……」
「今、入れて欲しいと言ったでしょう。今度は僕がオマンコに入れてあげます」
「あ、でも今はお、お尻に……」
「だからさっきと同じように、ふたり一緒に犯してあげます」
「や、だめ……、それ、だめよ……」

美和子は身の毛がよだった。
ふたりの男に同時に犯される恐怖と、そこからもたらされる強烈な快楽は何度も味わわされている。
死にたいほどの恥辱と恐ろしさなのに、そう犯されるのが癖になるほどの愉悦も併せ持っていた。
前も後ろも挿入され、身体の中すべてを男に占領されてしまう。
それを思うと、背筋をゾクゾクと妖しい戦慄が走り抜ける。
脅える美和子に、今度は後ろからレスリーが言った。

「いやならこのままですよ。いきそうでいけない状態で朝までやってましょうか」
「そんな……」
「やっといけるんですよ。それも失神しそうなほどの快楽だ」
「……」
「一度気をやってすっきりしたいでしょう? もうあなたは我慢できないはずだ」
「で、でもそんなことされたら……、ほ、本当に声が出ちゃうわ……高木くんに聞かれたら……」
「声を出さないよう努力するんですね。さあ、どうするんです、このままですか?」
「っ……」

美和子は弱々しく顔を振った。
僅かに残った理性と倫理の欠片は、脆くも崩れ去っている。
拒絶するといった風情ではなく、反射的に首を振っただけのようだった。
早くも上気してきた顔は、さっき引っかけられた精液が熱で乾きかけている。
責める男たちも責められる美和子も、口に出さずとも答えは判りきっていた。

「……し、して……」
「もう一度」
「前にも……して……、ああ、もういかせて……おかしくなるわ……」

それを聞いた白鳥もレスリーも笑い出した。
男たちの軽蔑するような笑い声を聞き、美和子は恥ずかしさと情けなさで泣きたくなった。

「よくそんな恥ずかしいことが言えますね。曲がりなりにも警視庁刑事なのに」
「そんな、ひどい……あ、あなたたちが言わせたのに……」
「恥知らずもいいところだ。これがあの敏腕女刑事の言葉とは思えませんね」
「ああ……」
「……いいなあ、その恥ずかしそうな顔。やっぱりあなたはマゾが似合う。あなたの苦悶する顔や辛そうな表情は男をそそって止みませんよ」
「ですね。じゃあ、入れますよ」
「どうぞ」
「あ……」

美和子の顔の前に白鳥が腰を突き出した。
白鳥の醜い情欲を表現するかのように、はち切れそうな肉棒がぶらぶらと目の前で揺れ動いている。

「や……、す、すごい……こ、こんな大きくて、か、硬そう……ああ……」

美和子の息がかかると白鳥のペニスはさらに勢いを増し、浮き上がらせた静脈も生々しくビクビクと痙攣していた。
先端からは早くもとろりとしたカウパーが垂れ落ちている。

「入れますよ」
「あ……」

白鳥の宣告に、美和子の口から拒絶の言葉はまったく出なかった。
美和子を後ろから抱え込んだレスリーが、その太腿を大きく開かせて白鳥を迎え入れる。
濡れて妖しく光る陰毛がへばりつかせ、膣口をひくつかせながら、美和子は挿入を待った。

「あ、あうっ……くっ、お、大きい……ああっ!」

白鳥はペニスを媚肉にあてがうと、蕩けきった膣の中で少しずつ押し込んでいった。
たくましい肉棒が膣口を押し広げ、愛液を溢れさせながら胎内へと潜り込んでいく。
たちまち粘膜がサオにへばりつき、ペニスに絡みつこうとするが、それを引き剥がすように奥へと挿入される。
ゴリゴリと膣襞を削られながら挿入されている間中、美和子は首を仰け反らせっぱなしで「あうあう」と喘いでいた。
そして、ズシッと奥に亀頭が到達し、子宮口を小突くと美和子は目を剥いて呻いた。

「んんっ! あはああっ……!」

途端に美和子は官能の大波に囚われ、呆気なく達していた。

(すごい……、入れられただけでいっちゃうなんて……。高木くんのも大きくなった気がしたけど、やっぱり……やっぱり白鳥くんの方がすごい……。中が苦しいくらい太いし、奥まで簡単に届くくらい大きいわ……)

「あ、あはっ! そ、そんな動いちゃだめ、んんっ!」

美和子が気をやった瞬間は動きを止め、膣とアヌスの収縮を愉しんでいたふたりは、またすぐに腰を使い始めた。
いかされたばかりで鋭敏そのものになっていた前後の穴の粘膜を再び激しく擦られ、美和子は目を剥いた。
つい大声で喘いでしまったが、すぐにハッとして慌てて手のひらで口を押さえる。
それでも、大きく膨れたカリが膣腔と腸管を強く刺激し、愛液と腸液にまみれて淫らな粘着質の水音を引きだしてくる。
美和子内部の粘膜を通して、ふたりの男は互いのペニスの動きを感じ取っていた。

「こ、これはすごいですね。さっきからアヌスが痛いくらいに締めつけてくる」
「こっちも同じですよ、先生。美和子さんのオマンコは素晴らしい。これだけきついのにたっぷり濡れているからチンポの動きは阻害されない。中の襞は絡みついてくるし、こんな名器は珍しいですよ」

美和子の具合の良さに感心しながら、両者の責めは拍車を掛けていく。
何度かいかせているし、まだまだたっぷりと犯すつもりだったので少しは加減しないとと思うのだが、あまりの快感で男たちは腰の動きを止めることができなかった。
美和子も美和子で、すでに官能の炎が燃え盛っている肉体を二本のペニスでかき回されて、いくら堪えても声が止まらない。
前後から埋め込まれた肉棒同士が擦れ合い、身震いするほどの愉悦がこみ上げる。

「あ、あ、あああ……やああ……あ、あうんっ」
「いい顔だ、美和子さん。あなたのよがる顔は最高ですね」
「まったく。見ているだけで出したくなりますよ。ほら、どうですか、美和子さん。尻の中にもオマンコにも僕たちのが入ってるのがわかりますか?」
「あう、もう許して……いっ……」
「許して? こんなにきゅうきゅう締め上げてくるのに何を言ってるんですか」

美和子は懸命に口を手のひらで押さえるものの、その隙間から妖艶なよがり声が漏れ出てしまう。
責める白鳥たちは、美和子を挟んでリズムを合わせ、突き上げていく。
美和子の白く柔らかい肢体は、ふたりの男の間で揉み潰され、香しい汗を絞り出している。
もう美和子は肉の欲望に抗うことも出来ず、頭の芯まで灼け尽くされそうな快美感を全身で感じ取っていた。

「あ、あううっ、だめっ……も、もうおかしくなるわっ……いいっ」
「くく、犯すたびに敏感になるようですね。本当にやりがいのある女だ」
「このよがりっぷりがたまらないな。普段の姿からは想像がつかないですよ」
「た、たまらないっ……いいっ……あ、そんな深くぅっ……ひあっ」
「この調子じゃ、そのうち男ふたりに犯されないと満足できなくなるかも知れませんね」

美和子を性の深淵に引きずり込んだふたりはほくそ笑み、余裕を持ってその身体を責めた。
二本の太いペニスを打ち込まれた美和子は、堪えられぬ官能に飲み込まれ、腰を捩って尻たぶを波打たせている。
前後に男根を受け入れ、抉られる膣も肛門もますます具合が良くなって、白鳥らを感嘆させた。
突き込むたびに粘着性も柔軟性も増し、きりきりときつく絞まってた緩み、また強く締めつけるのを繰り返していた。
そのたびに男たちのペニスがビクビクと反応して硬く膨れあがり、美和子に悲鳴を上げさせる。
白鳥が美和子の髪を掴んで高木の方へ顔を向けさせた。

「その気持ち良さそうな顔を高木のやつに見せてやるといい」
「やっ……!」
「起こしてやりましょうか。いや、無理に起こさなくてもあなたが大声でよがれば目が醒めるかな」
「やっ、やめて! あうっ……んぐっ!」

美和子は慌てて口を押さえて眠っている高木を見やるものの、すぐにまた突き込んでくるペニスに気が行ってしまう。
後ろからレスリーが思い切り突くと、美和子の腰が弾むように前に押しやられ、白鳥のもので膣奥を深く突かれる。
白鳥が突き返してやると、尻がレスリーにぶつかって直腸の奥まで貫かれる。
さながら肉のキャッチボールとなり、美和子は悲鳴を上げながらその刺激を受け止めていた。
後ろから医師が乳房を揉みながら耳元で言った。

「ほら、もっと喘いで。よがるんですよ」
「や、いや……あぐっ、深っ……!」
「深いのがいいんでしょう? 前も後ろもね」
「ち、違う、私は……ああっ!」

白鳥は、美和子の尻たぶに手を回して思い切り引きはだけさせ、その肉の感触を愉しみながら、医師が肛門を深く抉りやすくしている。
肉体は脆くも崩れ去っているものの、まだ美和子には理性が残っている。
恐らく高木がすぐ側にいるからだろう。
それが面白くなかった白鳥は言葉でも美和子を虐めて責め落とし、完全に自分の女にしようと思った。
例え高木と結婚しても、白鳥の言いなりになるくらいに堕とすのだ。

「美和子さん、また言って下さい。あなたは僕のものですよね?」
「そ、そんなことあるわけが……ああっ……いっ……」
「よがりながら逆らうんですか、ふふ。恥ずかしがることはない、香港でも散々口にしたじゃないですか」
「ほう、そうなんですか。それは灼けるなあ」

白鳥の言葉を受けて、レスリーもにやにやしながら乗っていく。
言葉で責めるたびにアヌスも媚肉もきゅっと収縮するのがたまらない。

「ええ、言いましたよ。高木とは別れる、とまでね」
「あ、あれはあなたが無理矢理にっ……いああっ……うんっ!」

美和子が反論しかけると、すかさず白鳥が膣を深々と抉り、レスリーも腰を回転させて肛門粘膜を激しく擦った。

「「高木くんと別れるからいかせて」ってね。くく、そこで眠りこけてる間抜けに聞かせてやりたいですよ」
「くっ……、こ、この……あくっ……!」
「それだけじゃない、「私はあなたの女です」って宣言までしたじゃないですか」
「だ、だからそれはあなたが言わせた……くあっ! ば、ばか、深すぎるわよっ……ああっ!」
「身体はここまで淫らに堕ちているのに、まだそんな強がりを。だからこそ堕とし甲斐があるんですよ」
「勝手なことばっかりっ……あ、何を、んむうっ」

美和子の言葉を封じるように、白鳥がその唇に吸い付いた。
一瞬、びっくりしたような表情になった美和子は、顔を振って振り払おうとしたものの、白鳥の手が後頭部をしっかりと抱え込んでいた。
どうにも動けず、顔を顰めながら彼の口づけを受けた。

「んっ、んむっ……んっ……うん……んんんっ!」

強引に唇を割られ、前歯をこじ開けられて、白鳥の舌が咥内に侵入してくる。
脅えたように引っ込んだ舌を絡め取られ、強く吸われると、美和子の身体から力が抜けた。

「んんん……んちゅうっ……ん、んぶ……むむう……」

後ろからはレスリーが腰を使い、白鳥も媚肉を犯しながら美和子の口を激しく吸った。
舌の付け根から吸い取るかのように強く吸い、舌の裏や頬裏の粘膜を舌先で強く擦る。
美和子の強気な美貌が崩れ始め、とろけてくると、白鳥は音がするほどに思い切りキスをした。
息継ぎのために白鳥が口を離すと、今度は後ろからレスリーが美和子の口を吸う。

「んんっ……!」

顔を後ろに向かせられ、美和子は眉間に皺を寄せて呻いた。
美和子がことさらキスに弱いのは、責める男たちもよくわかっていた。
特にセックスしながら激しくキスしてやると、僅かに残っている理性も消し飛ぶほどに官能が高まるらしい。
レスリーも、たっぷりと美和子の甘い舌を味わってから口を離したが、またすぐに白鳥が吸い付く。

「んんっ……!」

美和子は目を白黒しながら、男たちのディープキスを受け止めた。
咥内を蹂躙され、前後の穴とともに口までも占領されたと思った。

「ん……んん……んむう……」

凛とした美和子の目がとろけて、視線が妖しくなってきた。
すっかり征服されたかのように、身も心も白鳥らに委ねきっている。
ほとんど抵抗らしい抵抗も見せず、乞われるままに口を吸わせていた。
むしろ、自分から相手の唇を吸い始めている。
口を吸われることで一層に昂ぶり、悩ましげに呻きながら身悶えし、腰をうねらせて胎内と腸内のペニスの感触を味わっている。
白鳥が口を離すとまたレスリーが、レスリーが終わると再び白鳥が朱唇を奪い続けた。
痺れるほどに強く舌を吸われ、自分からも男の舌に舌を絡めていく。

「ん、んんん、んちゅっ……ん、んぶっ……ちゅううっ……ん、んむっ……ちゅぶっ」

口中の唾液を吸い取られ、逆に男の唾液を咥内に流し込まれ、それを飲まされた。
白い喉首がコクッ、コクッと動き、ふたりの男の唾液を味わわされる。
胃の中まで征服されたと思った。
ようやく満足した男たちが唇を解放すると、美和子は「ああ……」と小さく呻いてがっくりと首を後ろに倒した。
力の入らない頭をレスリーの肩に乗せながら、艶やかに喘ぎ続けている。
虚ろな美貌を晒して艶っぽく喘ぐ美和子の顔を見ながら白鳥が言った。

「さあ……、もう素直に言えますね? 気持ち良いでしょう?」
「ああ……、い、いい……気持ち良いわ……」

美和子は、今にも火が着きそうなほどに熱い吐息を交えてそう呟いた。
白鳥を見つめる瞳が色慾に染まっている。

「お尻とオマンコに太いのを入れてもらって気持ち良いと言いなさい」
「いい……、お、お尻の穴とオマンコに……太いのを入れてもらってるから、ああ……き、気持ち良い……」

(だめ……。もうだめ……。流される……また流されちゃう……)

美和子は、白鳥に強要されるがままに淫らな言葉を口走った。
あまりの愉悦に頭の芯が痺れ切っており、何を言っているかよくわかっていないのだ。
そんな美和子を見て、白鳥もレスリーも調子に乗り、徹底的に屈服させようとさらに言葉で辱める。

「美和子さんの身体は誰のものですか? はっきり言ってください」
「わ……、私のか、身体は……ああ……私の身体はあなたの……あなたたちのものよ……」
「お尻の穴もオマンコもおっぱいも、僕らのものなんですね?」
「そ、そうよ……お尻の、あ、穴も……オマン、コも……おっぱいもみんな……みんなあなたたちのもの……ああ……す、好きにして……」
「もっと深くまで激しく犯して、と言うんです」
「もっと深くまでして……は、激しく犯して……ああ……」
「それでいい」

白鳥とレスリーは顔を見合わせて笑い、本腰を入れて責め立てていった。

「では、お望み通り激しく犯してあげますよ」
「ああっ……!」

屈辱的な言葉を言わされ、身体を肉欲処理に使われることを理解する余裕もなく、美和子はただひたすら性の本能に翻弄されていく。
言葉通りに激しく突きまくられ、媚肉もアヌスもその荒々しい動きで無惨に軋んでいる。
後ろから腸壁をペニスで削られ、前から子宮口を持ち上げるほどに深く突き上げられると、口からペニスの先が出てきそうな錯覚に囚われる。
太い肉棒が引き抜かれると、へばりついた粘膜だけでなく内臓ごと引き摺り出されそうになる。
美和子は呼吸すら苦しくなって喘ぎ続けていた。
もうほとんど高木を意識することも出来ない。
その口からは絶え間なく喘ぎ声とよがり声が噴きこぼれた。

「いいっ……ああ、いいわ……うんっ、うんっ、うむっ、あうんっ……ひっ、深っ……あ、そんな激しくっ……も、もう許して……あはあっ!」
「本当に良さそうですね、美和子さん。どうです、高木じゃこんないい思いさせてもらえないでしょう」
「そんなこと……あああ……」
「言いなさい。高木より僕の方がずっといい、とね」

美和子は一瞬だけ口をつぐんだものの、何かに屈したかのように震える唇を開いた。

「い、いいわ……すごくいい……た、高木くんよりいい……」
「もう一度。いや、何度でも言うんだ。感じたんですね?」
「か……感じたわ……、高木くんよりいい……し、白鳥くんの方がずっと気持ち良い……」
「チンポも僕の方がいいんでしょう?」
「ああ……そ、そうよ……白鳥くんの方がふ、太くってすごい……あうう……お、奥まで来てる……こ、こんなとこまで高木くんのは入って来なかった……」
「それでいい。もっと言え、言うんだ!」
「あっ、あっ、あううっ、いいっ……し、白鳥くんの方がずっといいわっ……もう、どうにかなっちゃいそうよ……あ、あは……あうっ、いいっ」

美和子はいよいよ切羽詰まり、豊満な臀部をぶるぶると震わせ始めた。
悩乱した美貌を歪ませ、大きく仰け反って白い喉や胸乳を白鳥に突きつける。
その凄絶なまでは色気に、白鳥もレスリーもたまらなくなってくる。

「くっ……、こ、これはたまらないな。お尻が凄いですね」
「僕も出そうだけど……、その前に一度いかせましょう。連続絶頂させてから……」
「わかりました」

レスリーは白鳥の言葉に頷くと、彼に合わせて腰を激しく打ち込み始めた。
一段とピッチを上げて突き込んでくる二本のペニスの威力に、美和子の腰骨がギシギシと軋んで砕けそうになる。
とても堪えきれず、美和子はガクガクと仰け反り身体の芯を引き攣らせた。

「ひっ、だめっ! い、いっく……いくっ……あああっ、いくうううっっ……!」

仰け反らせた喉を絞って今際の際を伝えると、美和子は激しく絶頂した。
何度も間歇的に膣をアヌスを収縮させ、思い切りペニスを絞り上げる。
白鳥とレスリーは、美和子の括約筋の凄さを肉棒で味わいながら、踏ん張って射精を堪える。
ペニスは今にも射精しそうなほどに膨れあがり、膣と肛門の粘膜が裂けそうなほどに広がっている。
ビクビクと痙攣する肉棒の刺激だけで、美和子は連続的に気をやっていた。

「あ……あ……、すご……」

絶頂感が下半身から頭の天辺まで到達し、ふらふらになっている。
汗まみれの肢体がビクビクと痙攣し、失神寸前だ。「ううんっ」と呻きながら何度か仰け反り、全身を震わせると、美和子はがっくりと脱力して男の身体にもたれかかった。
激しい気のやりっぷりに、さすがのふたりも圧倒され、美和子のとろけるような美貌を見つめていた。

「……いや、すごいもんですね。ここまで激しいとは……」
「まったくです。ここまで反応が鋭くて気のやりっぷりがいい女はちょっといませんね」

感心しながらも、レスリーは後ろから滲んだ汗でぬめった乳房をたぷたぷと揉み始めた。
白鳥も美和子の首筋に吸い付きながら、よく張った尻肉をワシワシと揉み込んでいる。

「あ……」

激しかった絶頂にも関わらず、美和子の身体はまた男の愛撫に反応していく。
揉みしだかれる乳房はしこり始め、乳首は勃起して揉まれるたびにぷるぷると震えていた。
白鳥の手で撫でられ、揉まれる尻もうねり出し、くわえ込んだレスリーのペニスを絞ってくる。
快楽で朦朧としていた意識が、またしても官能に引き込まれていく。

「ああ……、もう許して……つ、疲れてしまって、もう……」
「そりゃ疲れるでしょうね。高木にも抱かれて、その後は僕らがふたりでこってり責めてるんだから。でもほら、美和子さんの身体はまだ気をやれるって言ってますよ。さっきから、また僕のチンポを締めつけてきた。先生の方もでしょう?」
「もちろん。美和子さんの尻の穴が痛いくらいに僕のものを咥えてますね」
「ふふ……、なんだかんだ言っても美和子さんは好き者なんですよ。高木じゃなくても感じるし、他の男に抱かれ──いや、犯されても気をやる女なんです」
「そんな……、わ、私は高木くんを……あ、あっ、う、動かないで! す、するならもう少し待って! 今いったばかりで敏感になってて……ああっ!」

強く擦られ、抉られて爛れた粘膜をまた激しく抜き差しされ、活が入ったようにピクンと跳ねた。
再びこみ上げてくる目眩くような悦楽に美和子は腰を強くうねらせて喘ぎ、掠れたような声で哀願した。

「あ、あううっ、いいっ……も、だめ……も、許してお願いっ……あああ、これ以上されたらホントにおかしくなっちゃうっ」
「遠慮なくおかしくなればいいんです。ふふ、今夜は美和子さんをおかしくさせてあげますから」
「そうですとも。それに僕も先生もまだ出してない。美和子さんの中に射精しなくちゃ、もう収まりがつきませんよ」
「えっ……!」

美和子は驚いたように目を見開いた。
脅えたように唇を震わせる。

「だ、だめっ! 中はだめよ!」
「何です、今さら。香港では何度も中に出してあげたでしょうに」
「やっ、言わないで! あああ、だめよ、絶対に……。さ、さっき言ったじゃないの……、私、今日は……」
「危険日なんでしょう?」
「……」

美和子は思わず目を逸らせたが、白鳥はその顔を掴んで自分の方へ向かせた。

「だからこそ、ですよ」
「な、なに……?」
「危ない日だから……、排卵日だからこそ中に出すんです」
「な……」

信じられない発言に、美和子は言葉を失った。

「そ、そんなことされたら私……」
「ええ、妊娠してしまうかも知れませんね。いや、僕の濃いのをたっぷり出してやったら確実に妊娠するでしょう」
「だ、だったら何で……」

美和子は白鳥に顎を掴まれたまま呟いた。
白鳥の返答は常軌を逸するものだった。

「僕はね、美和子さん。あなたを……、佐藤美和子を妊娠させたいんですよ」
「何ですって!? わ、私は高木くんと……」
「プロポーズを受けたんですね。いいですよ、結婚すればいい」
「……」
「でも、あなたの身体は……子宮までも僕のものだ。高木なんかの子種で孕むなんて許せない」

美和子は唖然として白鳥を見つめていた。
彼が言っている言葉もそうだが、目つきもおかしい。
執念、妄念、嫉妬といった歪んだ暗い感情で凝り固まった色に染まっている。
白鳥は美和子の下腹部──子宮の辺り──を撫でながら言った。

「ここにやつの精子が入ってるんだな。高木の惰弱な精子なんぞ、僕の強い精子で駆逐してあげますよ」
「あ、あなた……、自分が何を言ってるのかわかってるの!?」
「もちろん。僕は何としてでもあなたを孕ませるんだ。妊娠するまで止めませんよ」
「そんな……、そんなことって……い、いやああっ!」

白鳥の腰がさらに沈み込み、子宮を押し上げることとなり、美和子はその深さに目を剥いた。
亀頭の先に何か当たるところがある。子宮口の位置を確かめようと、白鳥はその辺りを探るように腰を蠢かす。
硬いもので子宮を擦られ、たまらず美和子が悲鳴混じりの呻き声を上げている。
レスリーも白鳥を補助すべく、腸管に挿入させたまま動きを止め、美和子の腰を両手で固定させていた。

白鳥の腰が止まった。
やや柔らかいところがある。
柔らかいというよりも、少し口が開いているような感覚だ。
白鳥は迷わずそこに狙い、グッと腰を押し込む。ピクンと背を震わせて美和子が呻く。

「んっ……んむ……」
「ここか……」

美和子との結合部から僅かにはみ出ていたペニスが、ほぼすべて美和子の中に飲み込まれた。
根元まで埋め込んだ陰茎は、その先端が子宮口の中へ入ろうとしている。
さすがに美和子は驚き、正気を取り戻した。

「あ、あっ!? ちょ、待って……や、深い……何を……うああっ!」
「……子宮の中に入れるんです。そこで僕は……」
「やっ、だめっ、何を考えてるの!? やあっ、あっ……あぐっ」

強制的かつ連続的な絶頂で美和子の子宮は受胎を意識し、徐々に下降していた。
そしてたくましいペニスを歓迎するかのように、子宮口を小さく開いて強い子種を受け入れようとしている。
その子宮口を強引にこじ開け、白鳥の男根が侵入しようとしていた。

「ぐっ……ぐううっ、ふ、深いっ……だ、だめ、そんなとこまで……あああ……」

白鳥のものが子宮内に入り込むと、ペニスに押し上げられて美和子の滑らかな腹部が僅かに膨らんだ。
あまりの深さに美和子は困惑し、呻いた。

そこへ白鳥が腰を打ち込み始めた。
とても肉棒全部は入らないものの、亀頭部は完全に子宮内に入り込んでいる。
白鳥は子宮口のきつさに呻きながら、美和子の最深部を犯し始めた。
性器の奥の奥まで犯され、美和子の膣は完全に白鳥に征服された。
子宮内にまで入り込まれてしまった以上、美和子にはもう白鳥の精液を拒み、受胎を妨げる手段はなかった。

子宮を犯される異様な快感に美和子は激しく反応し、膣もアヌスもきゅうきゅうに締め上げてきた。
白鳥をサポートするように後ろから支えていたレスリーも、美和子のアヌスが強く締めつけてくる快感に堪えきれず、腰を動かしていく。
前後の穴を最深部まで犯され、美和子はひぃひぃと喘ぎ、腰をぶるぶると痙攣させている。

「ああっ、う、後ろ、お尻はだめえっ……やっ、う、動かないで、今、動いちゃだめっ……あ、あうっ、激しいっ……ま、前も後ろも激しい、すごいっ……そ、そんなにされたら私っ……あ、またっ……」

子宮にセックスされ、美和子はイヤでも括約筋を締めていく。
そうでなくともきつい肛門が余計にギリギリと絞まっていくが、そこをレスリーが無理矢理にこじ開けて直腸を激しく突いていく。
腸管にも胎内にも、これでもかと言わんばかりにまでねじ込まれ、美和子gはガクガクと腰を揺すってよがっている。

「こっ、こんな奥っ……ひっ……あ、あむうっ、いいっ……お尻、ああっ……うあっ、な、中で擦れてるっ……ひぃっ……やああっ、いいっ!」

前にも増して激しく反応する美和子に満足し、白鳥はその未踏地を執拗に犯している。
恐らくは高木は到達していないだろう美和子の秘密をものにしているという優越感が、白鳥の征服欲を大いに刺激していた。

「どうです、子宮まで犯されるのは。いいでしょう?」
「あううっ、いいっ……し、子宮の中まで犯されて……あああ……」

レスリーは絞るように乳房を根元から揉み込で乳首を嬲り、白鳥は美和子の尻を手で割りながらレスリーと結合している粘膜を指先で擦った。
真っ白に燃え上がり、どろどろにとろけきった極彩色の快楽は、知性的で気丈な女刑事から理性を奪い取っていた。
捜査の第一線で辣腕を振るう姿の面影もなく、今はもうひたすら肉欲に没している。
美貌を恍惚とした淫色でとろかし、前後から二本の太い肉棒で貫かれて喜悦していた。

きつい子宮口をスムーズに抜き差し出来るように、美和子の胎内からは止めどなく愛液が滴っている。
多すぎる蜜は肛門にまで到達し、そこを犯すレスリーの動きをも良くしていた。
また白鳥に唇を吸われたが、もう抗いもせず口を寄せ強く吸わせている。
いつしか美和子の腕は白鳥の背に回り、強く抱きしめていた。
白鳥が口を離し、後ろからレスリーがキスを求めてくると、美和子は自分から振り向き、医師の口を強く吸った。
この瞬間、美和子の脳裏に高木の姿はなかった。
レスリーが口を離すと、もうたまらないとばかりに美和子は叫んだ。

「んはあっ……いいっ、た、たまんないっ……やあっ、いく……ど、どうしよう、またいきそうっ……」
「またいくんですか? ふふ、激しいですね。いいでしょう、何度もいかせてあげるから、いかせてくださいと頼みなさい」
「いっ……いかせてっ……!」

恥も外聞もなく美和子はそう口にした。

「お、お願い、このまま……このままいかせてぇっ……あっ、あっ、もういく……くううっ!」

絶頂させて欲しいと必死にせがむ美和子の美貌を見るにつけ、白鳥もレスリーも異様なまで昂ぶっていく。
膣内──子宮内で白鳥のペニスが、腸内でレスリーの男根がぐぐっと力強く膨らみ、美和子は目が眩んだ。

「ひぃっ! な、中でまたおっきくなってるっ……もっ、もうだめ、早くっ……い、いきそうっ……」
「いかせてあげますよ。中に出してもいいんですね?」
「いっ、いいっ……」

美和子はガクガクと首を縦に振って肯定した。
子宮内に直接射精されてしまえばどうなるのか、今の美和子にはわかっていない。
受精するという恐怖よりも、子宮内に直接熱い精液を受けた時の快楽を望んでしまっている。
前後を責める男たちは顔を見合わせ、美和子をいかせるというよりも自分たちが射精するために激しく突き上げていく。
美和子はしっかりと白鳥を抱きしめ、豊かな乳房は彼の胸板で柔らかく潰れている。
長く官能的なカーブを描く脚は、白鳥の腰に絡みついていた。
白鳥と美和子の胸の間にレスリーの手が潜り込み、美和子の乳首強くこねくっている。
二本のペニスは競い合うように美和子の中で激しく律動していた。
さすがに白鳥もレスリーも限界を感じていた。

「くっ……、もう我慢できそうにないな……。け、警視……」
「い、いいですよ。僕ももう出そうだ。美和子さんっ、もう一度言って! 中に出してと!」
「中に出してっ……」

美和子は躊躇なく絶叫した。

「だ、出していい、中に出していいっ……ああ、もういくう……い、いく……いっくうううっっ……!!」

先に屈したのはレスリーだった。
アヌスの方が締まりが良いのだから、これはやむを得まい。
医師は「ううっ」と呻いて美和子の腸管に熱い迸りを吐き出した。
腸壁に濃い精液を勢いよく浴びせられ、美和子は背中をグウッと伸び上がらせて達した。

「あううっ、いくうっ! お、お尻に出てるっ……お尻の中にどくどくっ……あ、熱いっ……!」

アヌスで気をやらされ、さらに収縮が強まった膣口と子宮口の圧力に耐えきれず、白鳥も続けて射精した。

「ああっ! 中に、奥に出てるぅっ……し、子宮の奥にいっぱい……う、うむ……いく!」

子宮口どころか子宮内に射精され、美和子は激しく絶頂した。
びゅくびゅくと弾ける音が聞こえそうな勢いで、白鳥の精液が美和子の子宮の奥へ流し込まれた。

「あううっ、すごいっ……ま、まだ出てる……奥で弾けて……ああ……こ、濃いのがいっぱい……ほ、本当に妊娠してしまう……ああ……」

気をやった瞬間、弓なりにさせた身体を伸び上がらせてぶるぶると痙攣していた美和子は、射精が終わるまで白鳥にしがみついていた。
腕を伸ばして背中を抱き寄せ、白鳥の腰に絡めた脚をぐっと自分の腰に引きつけるように締めつけている。
心はどうあれ、美和子の女体──子宮は、たくましい男の精液を身体の芯で吸い取り、受胎しようとしていた。

種付けのため多量に注ぎ込まれる精液を恍惚の表情で受け止めた美和子は、射精が終わるとがっくりと気を失っていた。
その四肢は糸の切れたマリオネットのようにだらしなく拡げられ、股間の奥はひくつきながらふたりの男の精液を逆流させていた。
思う存分に美和子の身体を味わったふたりは、自分たちが征服した女体を見つめながら話し合っている。

「で、どうするんです?」

医師の問いに、白鳥は美和子から片時も目を離さずに答えた。

「ええ……。このまま高木と結婚させればいいでしょう」
「……いいんですか?」

そう言いながらもレスリーは少し安堵していた。
実のところ、彼は高木に対して悪印象は持っていない。
商売として女を嬲るのはともかく、お人好しで人の良い高木をあまり貶めるのはいい気はしなかったのだ。
もし白鳥が「高木から美和子を寝取って飼う」などと言ったら後味の悪いものとなっただろう。
白鳥も医師に尋ねた。

「先生の方はどうなんです? この女……美和子を組織に差し出すとか……」
「いえ……。アキ……あ、いや、あの方はまだそこまでは言ってきません。何かのカードに使えるかも知れないから手元に置いておくように、とのことです」

つまりは白鳥と同じく、警察内部に協力者を作っておく、ということのようだ。

「高木さんと……結婚させて、あなたはどうされるんですか、警視」
「……まあ、色々とね。その方が後々楽しめそうですから。ふふ、その結果として美和子が高木を捨てて僕のもとへ来るようにさせようかと思ってるんです。もちろん、うまくいくかどうかはわからない。ま、ゲームですね」

白鳥の言葉を聞きながら、レスリーも自分のゲームについて考えていた。
蘭は軌道に乗せた。
美和子よりは容易いから、恐らくは思惑通りになるだろう。
うまいことに、もうひとり手駒が出来そうである。

「確か……、辻本夏実と言ったか……」
「ん? 何です、先生」
「いいえ、何でもありません」
レスリーはそう言って、白鳥に柔らかい笑みを向けていた。



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