「蘭、よせ、やめるんだ……俺は、俺はおまえの父親だ!」
「わかってる……そんなのわかってるの、お父さん。でも、お母さんや新一……コナンくんを
助けるにはこれしか……」
「い、いかん、よせ!」

父親を説得しながら、蘭は悲しげに背中を向けた。
英理よりも遥かに若々しく、艶々とした張りのある肌に包まれた真っ白い尻が小五郎に向けられる。
白いガーターストッキングに覆われた脚も、まるで娘のものとも思われぬほどに官能的だった。
恐らくわざと膝を開いており、小五郎に股間を晒す格好になっている。

小五郎は思わず顔を背けた。
実の父として、とても正視できるものではなかった。
これが蘭でなかったら──娘でないのなら、小五郎も覚悟したろうし、心ならずもその気に
なってしまったかも知れない。
しかし、どれだけ妻の英理に似ていようとも、美人でスタイルが良かろうとも、相手は蘭なのだ。
娘を抱くことなど出来るはずはなかった。

一方の蘭の方は、もうすっかり諦観している。
この男たちがどれだけ恐ろしいか、人とは思えぬ淫らなことを平気でやってくるのかという
ことを、これまででもイヤと言うほど理解させられていたからだ。

「……お父さん」
「蘭……」

見つめ合う父娘に、遠藤の野卑な声が飛ぶ。

「遠慮すんなよ、おっさん。蘭を孕ませる気で思いっ切りやっていいぜ」
「き、きさまっ!」
「は、早くして……」

娘の声に小五郎は顔を戻すと、蘭は両手を床に着いて、丸い臀部を突き出していた。

「は、早く……あたし、恥ずかしい……」
「蘭……おまえ、本当に……」
「あたしだってこんなことしたくない……でも、他に方法が……」
「い、いや、しかし……」
「嫌なことだからこそ、早く終わらせたいの。わかって、お父さん。あ、あたし、お父さんに
されても……お父さんを嫌いになったりしないから……」
「蘭……」
「だからお父さんも……こんなことをするあたしを嫌いにならないで……」
「そんなこと……」

小五郎の視線が蘭の下半身に集中する。
少し拡げられた股間の底には、菊座と女性器か密やかに鎮座していた。
だが、よく見ると、そこにある割れ目の二枚の襞はひくついている。
小五郎の位置からはよくわからなかったが、そこを守る繊細な陰毛はしっとりと濡れそぼっていた。
クリトリスも包皮が剥けかけ、やはりひくついていた。
英理のものよりも薄甘い感じだが、そこからは明らかに女の匂いが漂っていた。

蘭は父親である小五郎に欲情していたわけではなかった。
父親に犯されるかも知れない。
そうされなければならないという背徳感と被虐感に燃え始めていたのだ。
小五郎本人に対するそれとは違う。
父親に犯されるという状況に興奮してきていたのである。
遠藤たちが時間をかけて蘭に植え込んできた淫靡の芽が顔を出し始めていたのだ。

「……お、お父さん、早く……あたし、恥ずかしいから……」

父親の視線を感じるのか、蘭の媚肉がかあっと熱くなってくる。
知らず知らずのうちに、突きだした尻がうねり出し、円を描くように腰を振っていた。

「蘭……お、俺は……」

小五郎が呻くように言った。そんな美少女の仕草を見て平静でいられずはずもなかった。
加えて、確かに蘭の言う通り、この場をやり過ごすしか手はないのかも知れない。
そう思うと、小五郎は震える手を娘の腰に伸ばしていく。

「あっ……!」

ちょんと指先が尻たぶに触れただけだが、蘭は大きく反応した。
びくりと震え、思わず前へ這い逃げようとする。
しかし、すぐに思いとどまり、また後ろ向きに這い進み、父親に近寄っていく。

四つ脚で這うたびに、蘭の若い乳房が扇動的に揺れる。
それがまた小五郎の官能をくすぐっていった。
流れる血が熱くなっていくのがわかる。
もう蘭が誘わなくとも、小五郎はためらわなかったかも知れない。

露出させられていた下半身は、もう完全に勃起していた。
妻のレイプや浣腸責めを見せられ、その苦悶と恥辱、そして官能に喘ぐ姿に興奮しないはずもない。
そして蘭の若く妖しい肉体美も、その興奮をあおり立てるのに充分だった。
これまでに感じたことのないほどの興奮を覚え、小五郎の男根は痛いほどに硬直していた。

あられもなく股間を晒している娘の姿に、小五郎の理性は獣欲とせめぎあっている。
「いかん」と思う心を、男根が凌駕していく。
蘭の尻たぶに手のひらをぴたりとあてがうと、蘭はびくっと脅えたように震えたが、すぐに収まった。
さっきのように逃げようとはしなかった。
しかし、小刻みに身体が震えるのを抑えることは出来ないようだ。
痙攣する蘭の尻をそっと撫で、その細腰を両手で掴む。
蘭の腰はウェストが細く、腰骨がしっかりと張って浮き出ていて掴みやすかった。
小五郎は覚悟したようにペニスの先を媚肉にあてがった。
蘭の小さな悲鳴が聞こえる。

「ひっ……!」

覚悟しているとはいえ、肉体的に燃え始めていたとはいえ、さすがに実の父に犯されると
あって、蘭も怖いのである。
遠藤らに感じた暴力的な怖さではなく、倫理観を打ち壊すような破廉恥行為をしているという
精神的なおののきであった。

「あ……あ……、お父さん……ほ、本当に……」
「蘭……ら、蘭っ……」

小五郎は目の端に皺が寄るほどに堅く閉じて、蘭の膣に突きつけた肉棒をそのまま押し込んでいった。

「ああっ!」
「くっ……! え、英理、すまん!」

膣口を割ってずぶずぶと埋め込まれてくる男根の凄さに、蘭は顎を上げて悲鳴を上げた。
小五郎は妻に詫びつつも、娘の媚肉を深々と貫いていた。
蘭は床に着いた手を握りしめ、腕や腿を震わせながら仰け反る。

「あ、あああっ……やっ……は、入ってくるっ……お、お父さんのが入ってきちゃうっ……!」
「くっ……蘭……蘭っ!」

娘のきつい締め付けを男根で味わいながら、小五郎は腰を押しつけていく。
止めたくとも止めようがなかった。
気がつくと、蘭の深いところにまで押し入り、下腹部がぷりぷりした臀部に当たっていた。

「あ……あ……」

(こ、これが……これがお父さんの……ああ……)

根もとまで押し込まれ、小五郎の腰が尻に当たる。
遠藤らほどの大きさではないが、蘭の狭い膣道はそれでも充分な太さに感じている。
硬くなったものがぐぐっと奥へ進んでくると、蘭は思わず仰け反ってしまう。
父の強い陰毛が、柔らかい尻の皮膚をくすぐっていた。
いけないと思っていても、男根を挿入された膣は、父のそれをきつく締め付けていた。
その強さに小五郎が呻く。

「ら、蘭……そんなに締めてくるな……」
「そ、そんなこと言ったって……あ、あっ……」

蘭とて意識して締め付けているわけではない。
なのに身体が勝手に反応し、男根に女穴が応えてしまっているのだ。
媚肉は、中に入っているペニスが血の繋がった父のものか、愛する男のものか、などという
区別はしない。

「あっ……お父さんのが来てる……あ、うんっ……」

蘭が呻くたびに、膣がきゅっと締まって小五郎を締め付けてくる。
ペニスのサイズ自体は、巨根の岩村や遠藤には及ばない。
最奥にまで届くような感じではない。
禎一や灰田のような若くて硬いものでもなかった。
日本人サイズであり、硬度も年齢並というところだろう。
それでも蘭が感じ始めているのは、やはり父親とのセックスという禁じられた行為をさせられ
ているという被虐感であろう。
当然、その感覚は犯している小五郎にもある。
そして蘭が締め付ける肉棒も、適度で甘い痛みとともに、痺れるような快感があった。

「くっ……!」

英理もそうだったが、意外なことに小五郎も「浮気」はしていなかった。
女好きではあるが、空回りしやすく、軽く躱されることも多かったからだ。
また、いざそうした状況になったとしても、やはり英理や蘭のことを思うと、最後の一線を
越えるまでには踏ん切れなかっただろう。
だからこの行為は、小五郎にとっては久しぶりの女でもあるのだ。
もう40近いとはいえ、まだまだ精力はある。
眠っていた情欲を揺さぶられ、小五郎は欲望に突き動かされるように蘭の尻を掴み、責め立て
ていった。

「ああっ! やあっ、お父さんっ! あ、あっ……だ、だめえっ……動いちゃだめえっ……ああっ!」

突然に腰を使い始めた父親に当惑し、蘭は這いずって逃げようとしたが、小五郎の手がしっか
りと腰を掴んで離さない。
妻が浣腸責めされ、挙げ句、肛門性交を強いられているその前で、父と娘は互いの身体をぶつ
けあっていた。

「ら、蘭っ、あなたっ! やめて、そんなことしないで、ああっ……!」
「おらおら奥さん、そんなこと言ってる余裕あんのか?」

灰田が長大なシリンダーを押してくる。
強烈な薬液が、さっきの浣腸と排泄で爛れたアヌスと腸管をびりびりと刺激した。
英理は思わず仰け反り、歯を食いしばって呻いた。
吊り上げられた綺麗な脚がわなわなと痙攣している。
びゅるっと入ってくるグリセリン液で腸内が灼けていく。
さっきあれだけ激しい排泄をしたというのに、もう便意が込み上げてくる。

「あ、あ……あむ……むむう……」
「苦しんでねえでよく見てみろよ。ほら、娘と亭主がセックスしようとしてるぜ」
「や、やめて、あなたぁっ! そんなひどいこと、あ、ひぃぃっ!」

一気にびゅるっと注入され、英理は白い喉を晒して悲鳴を上げた。
腿にも尻にも鳥肌が立ち、ぶるぶる震える肢体には脂汗が滲んでくる。

「ひっ、ひっ、もうやめてっ……くっ、苦しいっ……ああうっ、た、たまんないっ……」
「ホントに苦しいのかよ、色っぽい顔しやがって、たまらねえのはこっちだぜ」

灰田はペニスを大きく勃起させながら唸るように言った。
女の苦悶する美貌は悩ましいものだが、この英理、蘭親娘のそれは飛び抜けている。
この顔を見れば、死にかけた爺でも男根が屹立するのではないだろうか。

「あ、ううんっ……や、やめて……ひっ……!」

もつれる舌で甲高い悲鳴を上げ、英理は苦悶した。
ぶるぶると全身が震えだし、止まらなくなってきている。
濃厚なグリセリンが、英理の可憐な肛門と敏感な腸管を刺激して、荒々しいほどの便意を呼び
起こしていた。
その苦痛に、英理はしなやかな肢体をうねらせ、全身から汗を絞り出している。
身悶えるたびに、首にかかった大ぶりな真珠のネックレスがカチャカチャと音を立てていた。

「やっ! だめっ! も、もう入れないで!」
「まだ全然だよ。おら、苦しめ」
「ああっ……ひっ、ひぃっ!」

灰田は注入にもメリハリをつけ、びゅっ、びゅっと連続的に入れたかと思うと、一気に100
ccくらい流し込んだりして英理を泣かせている。

「あ、あうっ……も、あっ……ひぃっ!」

ろくに悲鳴すら出せず、英理は悶絶寸前だ。
それでいて、媚肉は貪欲に浣腸の刺激を快楽に変化させている。
剥き出された英理の媚肉はたっぷりと蜜を含み、熟女らしい充血した厚みのある肉襞を蠢かせ
ていた。
そこが浣腸されるたびに鮑のように蠢き、クリトリスまでがひくっと引き攣っている。
そんな身体の変化にも英理は気づく余裕を失っていた。

蘭が小五郎に犯され、英理が浣腸責めされているこのプレハブの中は、むんむんとする異様な
熱気に包まれていた。
むせ返るような女の匂いに満ちており、そこにいるだけで男なら誰でも勃起してしまいそうだ。

「やめて……あっ、やめてぇっ……あ、もういやっ……くっ……き、きついっ……きついわっ……」

英理の肢体が汗まみれになってうねり、止まることのない痙攣に包まれている。
内臓と肛門への拷問に、英理は今にも失神しそうだ。

「や、うむっ……ゆ、許して、もうだめっ……た、たまんないっ……」

とてもじっとしてはいられず、絶えずその女体をくねらせ、わななかせていた。
灰田がシリンダーを押す度に、ぐぐっと裸身を逸らせ、汗を飛ばして泣き喚いた。
男たちも、父に犯される蘭と、激しい浣腸責めに悶え苦しむ英理とを交互に眺め、息を飲んで
見つめている。

司法界にその名も高い美貌の腕利き女弁護士が、男どもの薄汚い欲望の餌食となり、後ろ手に
されて裸に剥かれ、両脚を大きく拡げさせられた姿で屈辱の浣腸責めを受けているのだ。
見るなという方が無理だろう。
また英理の格好が異常なほどの妖艶さを醸し出していた。
全裸ではなく、黒のレース・ストッキングとガーターベルトを身につけている。
ハイヒールを履かされ、首には真珠のネックレスが掛けられていて、それらが英理の色気を
過剰なほどに演出していた。
眼鏡を外させなかったことも、その色香をあおり立てている。

「くうっ……苦しいっ……あ、もう入れないでっ……ああっ!」

もう800ccほどもグリセリンが入れられている。
英理の滑らかな下腹部が小さく膨れるほどに注入されているのだが、それでも灰田は浣腸を
やめなかった。
残りを一気に入れるべく、灰田は思い切りシリンダーを押した。

「ひぃぃっ!」

一気に冷たい液体が腸管に流れ込み、英理は仰け反って臀部をぶるるっと震わせた。
濃いグリセリンが腸管をかきむしり、脂汗が噴き出してくる。

「く、苦しいっ……もうだめっ……あ、あ、あむうっ……」

恥ずかしい声を上げまいと必死に唇を噛みしめるのだが、それでも悲鳴が漏れ、喉が痛いほど
に絶叫する。
冷たい薬液が肛門付近で火のように熱くなる。
それに伴う便意が狂おしいほどに英理を責め苛んだ。
ぐるるっ、ぐぐうっと腸が恥ずかしい音を立てる。
きゅうっと腸管を握りつぶされるかのような苦痛に頭が虚ろになってくる。
もう限界を超えそうな便意を、新たな薬液が押し返すように逆流してきた。

「ああ、もうっ……き、きついっ……あ、おトイレっ……!」

英理がそう叫んだ時、灰田はようやく全部注入し終えた。
二回目の1リットル浣腸をこなした尻を、灰田が景気よくパシッと叩いた。
びくっと汗まみれの裸身が揺れ、英理が悲鳴を上げる。

「ひっ、出るっ……!」
「なんだ、もうかよ。少しは我慢しな」
「そ、そんなこと言ったって……」

何もない腸に強力な浣腸液が入ったのだ。
もう出したくてしようがないに違いない。

「あ、ああっ、もう我慢が……お願い、おトイレにぃっ……!」
「何だよ、今さら。さっきだってここで派手に垂れ流したろうが。それをばっちり娘にも亭主
にも見られてんだぜ」
「いやあっ……!」

英理は泣きながら激しく首を振った。
浣腸責めの恐ろしさはここにある。
いやらしい液体を入れられる恥ずかしさだけではない。
その液体がもたらす腸管の苦しみにのたうち回らされ、我慢に我慢を重ねられてそれを見物さ
れ、挙げ句に最大の恥辱である排泄まで晒さなくてはならないのだ。
それをこのけだものたちだけでなく、娘や夫にまで見られてしまったことを思い出し、英理は
発狂しそうになる。
それをまた演じなければならないのだ。
しかも今度は、夫が娘を犯しているその場所でしなければならない。

「お、お願いっ……ああ、おトイレ、おトイレでさせてっ……あむむっ……」
「色っぽい声出しやがって。その顔もそそられるぜ」

遠藤は、小五郎が犯す蘭から目を離し、英理をじっくり観察している。
もう自慢の逸物は、これ以上無理というくらいに勃起していた。

「いつでもしていいぜ。竹男のやつが後ろでしっかりバケツを当ててくれてるぜ」
「い、いや……それだけは……」
「じゃあしねえのか? バケツを片付けちまうぜ」
「ああ、だめっ!」

英理は叫んだ。
どうあがいても、この連中は絶対にトイレになど連れていってくれないのだ。
どんなに恥ずかしかろうとつらかろうと、ここでするしかない。
この生理現象は、我慢して我慢できるようなものではないのだ。

「くく、いつまで我慢できるかな。二度目はさっきよりきついだろうが」
「あ、あああ……もう……もう……」
「出そうなんだろ?」

英理は力なく頷いた。
あまり動くと出てしまいそうなのだ。

「あ、お願い……」
「なんだ、奥さん」
「で、出る……出ちゃいそう……」
「いいんだよ、しても」
「こ、ここでは……ここでは許して……ああ……」
「まだそんなこと言ってんのか」

遠藤は意味ありげに笑うと、英理の後ろに回った。
そして便意の苦痛で痙攣した丸い臀部に指を這わせる。

「真っ白でいいケツだぜ。形も最高だ。肌も吸い付くようじゃねえか」
「さ、触らないで! ああ、もう我慢できないっ」
「しろよ、間近でじっくり見てやる」
「い、いやいやっ! 見ないで、見ちゃいやあっ!」

排泄しなければならないだけではない。
そのシーンを、顔がくっつくほどの近くで見られるのだ。
英理は羞恥と恥辱で顔が真っ赤に灼けた。
だがそれも、すぐにさあっと青白くなっていく。
いよいよ便意が限界なのだ。
それでも必死にアヌスを引き締めている。
内側からむくっと膨らんだかと思うと、慌てて引き窄められていく。
遠藤が見ていなければすぐにでも排泄してしまったかも知れない。最
後に残った英理のプライドが、懸命に崩壊を食い止めているのだ。
遠藤はにやにやしながら言った。

「頑張るじゃねえか奥さん。見てみな、旦那も娘のマンコに突っ込んで腰を振ってやがるぜ。
あの顔、見ろよ。射精してぇのを必死に我慢してらあ。あんたと同じだ」
「い、いやっ、あ、あなたっ……あ、出る……いや、見ないでっ!」
「漏れそうか? でもここじゃしたくねえんだろ? じゃ手伝ってやるよ」
「い、いや、何を……ああっ!?」

遠藤がねっとりと尻を撫で回したかと思うと、いきなり臀部を割り開いた。
ひくついたアヌスに、硬くそそり立ったペニスをぴたりとあてがった。

「あ、ああっ、いやあっ!」

遠藤が英理の大きな臀部を抱え込むようにして、熱く硬いものを押し当ててくる。
その感触に、英理はそれが男性器であることを知った。
驚いて、必死に死引き窄めるアヌスを強引に押し開きつつ、じわりじわりと遠藤の肉棒が入り
込んでくる。
今にも肛門粘膜が引き裂けてしまいそうだ。
アナルセックスは灰田に教え込まれ、何度となくされているが、浣腸された状態で犯されるの
は初めてだ。
しかも犯そうとしているのは巨根の遠藤だ。
灰田のものもなかなかの逸物だが、岩村や遠藤の比ではない。

「や、やめて! ひぐぅっっ!」

アヌスを引き裂く激痛が身体の芯を貫き、英理は首が折れそうなほどに仰け反った。
口を大きく開けて絶叫する。

「ひぃぃっ! さ、裂ける、裂けちゃうぅぅっっ!」
「え、英理っ!」
「お母さんっ」

英理の常軌を逸したような叫びに、行為に集中してきた小五郎と蘭もさすがに振り向いた。
見れば、英理は後ろから遠藤にまとわりつかれ、アヌスを犯されていた。
浣腸されたままで肛門を犯されていることは、英理の悶えっぷりからわかった。

「やめろ! そんなひどいことはやめろ!」
「お母さんっ!」
「よせ、抜くんだ! 英理から離れろ!」
「うるせえな、そっちはそっちでやってろよ」
「きさま……!」
「おっと動くなって、学習能力がねえな。おかしなことをすれば、愛しの女房は平吉さんに
尻を犯されたまま頭に鉛玉食らうことになるんだぜ」
「くっ……」
「やめさせたかったら、さっさと終わらせな。あんたが蘭の中に射精するか、蘭をいかせるか
どっちかだよ。そうしたら平吉さんもやめてくれるよ、きっと。それとも、平吉さんにアヌス
犯されて、この奥さんがいっちまう方が先かな」

灰田がそうからかうと、小五郎は睨み殺しそうな視線を向けた後、ゆっくりと蘭を見た。
蘭も、四つん這いのまま振り返り、父を見上げて小さく頷く。
続けるしかないのだ。
再び父親は腰を振り始め、娘は喘ぎ始めていた。

「あ、ああ……ああああ……お父さん……お父さんっ……あ、あたしっ……」
「蘭っ……ち、ちくしょう!」

小五郎はそう叫んだが、何に対して罵ったのかわからない。
もちろん、こんなことを強要した遠藤たちに対してであろうが、それに加えて、その脅しに
屈した自分の弱さ、そしていざ娘の身体を前にして欲情を感じてしまい、とうとう犯して
しまっている情けなさに絶望してのことだろう。
それを振り切るように、小五郎は前屈みになって蘭のすべすべした背中にのしかかる。
背中から回した両腕が、蘭の白桃のような乳房を揉み始めた。

「あ、やああっ……!」

小五郎は、17歳とは思えぬほどにたっぷりと肉の詰まった豊かな乳房を震える手で揉みしだいた。
初めて愛撫する娘の胸の感触に、父は頭が漂白される思いだった。
この上ないほどの極上の女の乳房だが、同時に我が娘の胸なのだ。

「あっ、お父さんっ……ああっ……」

ボリュームたっぷりの乳房を持ち上げるように揉んでいく。
まるで、その重さや柔らかさを確かめるような愛撫だった。
揉み込む人差し指や中指に、こりっとしたものが当たる。
もう蘭の乳首はすっかり硬くなっていたのだった。

「ああ……、お、おっぱいは……お父さんっ……!」

蘭は、もう我慢できないというように喘ぎ始めた。
小五郎も夢中になって蘭の胸を揉んでいる。
妻の英理は、手の中でとろけてしまうかと思えるほどの柔らかい乳房の持ち主だが、蘭の乳房
はぷりぷりと充実した弾力があり、英理とはまた違った揉み心地の良さがあった。
乳首はグミのように硬くなり、そこをこりこりと転がしてやると、蘭は切羽詰まったように喘いだ。

「ああっ!」

汗の浮いた胸肉は、まるで小五郎の指に吸い付くかのようだ。
ついつい揉む手に力が籠もり、蘭に喘ぎと悲鳴を交互に上げさせていた。
蘭も父の責めに応えるかのように尻を振り、小五郎が腰を打ち付けてくると自分からも尻を
押しつけるようになっている。
今日だけでも何人にも犯され、すっかり爛れていたにも関わらず、少女の媚肉は疲れ知らずで
小五郎の男根をしっかりと受け止めて、とろとろの蜜が溢れかえっている。

「ああ、あっ……やっ……あ、こんな……こんなっ……ああっ、お、お母さんっ……!」

蘭はなぜか母親の名前を呼んだ。
母を助けるためとはいえ、父に身体を許している自分のあさましさを詫びているのだろう。
その英理は、すぐ側で遠藤にアナルセックスを挑まれ、よがり始めていた。

「や、やめてっ! ぬ、抜いてぇっ!」

舌をもつれさせながら英理が叫んでいる。
肛門が今にも引き裂けそうな激痛と、猛烈な便意を押しとどめ、それを腸内へ逆流させられる
感覚に、英理は失神寸前だ。
しかもアヌスにくわえ込まされているのは、人並み外れた巨根だ。
アヌスが弾けそうなほどの拡張を強いられ、奥深くまで貫かれている。
その大きさとたくましさに、英理はくらくらしてくる。

「く、苦しい……もうやめて……ああ……」
「どうだ、浣腸されて肛門犯されるのは? 気持ち良いんだろ?」
「く、苦しいわ……あう、きつい……あああ、もう……」
「その苦しいのときついのがいいんだろうが。マンコぐっしょりさせやがって」

遠藤は深々と埋め込むと、そのまま腰を動かしてくる。

「や、やめて、動かないで!」
「おおう、すげえ締まりしてやがる」

肛門への苦痛が全身へと行き渡る錯覚に英理は苦悶した。
アヌスを犯されるという恥辱と浣腸されたまま出させてもらえないという屈辱に、心身ともに
もみくちゃにされている。

遠藤の方は、この世の極楽と言わんばかりの表情で、肉棒を締め付けてくる熱い肉の感覚に
酔っている。
この凄惨な凌辱劇に、我慢しきれなくなったのか、灰田や禎一まで英理の裸身に手を伸ばして
くる。
豊満そのもの乳房に吸い付き、指の跡が残るほどに強く揉み込む。
濡れそぼった媚肉に手を這わせ、クリトリスを嬲り、指を二本絡めて膣に埋め込んだ。

それでも英理は抗うことが出来ず、肉人形と化して男たちに裸身を提供していた。
アヌスを突き上げてくる遠藤のペニスの威力に背筋が痺れ、灼け爛れてくる。
乳房を揉まれ、媚肉をいじられる感覚までが便意をビンビンと刺激して英理を喚かせている。

「しっ、死ぬっ、死んじゃうっ……ひぃっ……ふ、深い、深すぎるっ……ひぃぃっ!」

英理の泣き声と悲鳴が木霊する。
こんなに酷く犯されているというのに、その苦痛と便意、屈辱と汚辱の中に、得体の知れぬ
妖しい感覚が混じってきた。
それは、英理がそれと気づく前に、彼女の全身へと染み渡っていった。

「あ、ああ……あうう……」

英理の声に甘さと熱さが混じってくる。
悲鳴や苦鳴だけでない、何か他の声も入り込んできた。
英理の反応に変化が見えてきたことは、責める遠藤にもわかっている。
彼のものを締め付けるアヌスの感触が微妙に変わってきたのだ。
突き上げるたびに、おののくように引き攣り、締め付けるだけだった肛門括約筋が、時折ふっ
と緩むようになっている。
そしてまた硬い肉棒を思い切り締め付けてくる。
また緩む。
それを繰り返すようになってきていた。
それとほぼ同時に、便意で青ざめていた英理の美貌に赤みが差してきている。
苦悶する表情に、ふっと妖しい色が兆してくるようになった。

「へへ、尻の穴を締めたり緩めたりってのを覚えてきたな。そうだ、そうやって男を愉しませ
るんだよ」
「ぐっ……お、大きい……お尻がどうにかなっちゃう……あああ、お腹が……あう……」
「苦しいか。それを乗り越えりゃ天国へ行けるぜ。おら、手伝ってやる」
「ああ……あっ……」

遠藤は盛んに腰を突き上げながら、毛深い腕で英理の大きな乳房を揉みしだいた。
灰田と禎一は、左右の脚を担当し、その太腿を舐めたり、軽く歯を立てたりしていた。
遠藤の節くれ立った指が乳房にめり込み、たぷたぷと音をさせて強く揉み込む。
そのうち、ぐぐっと不気味に鳴る腹へも手を伸ばし、そこを擦り始めた。
途端に英理がつんざくような悲鳴を上げる。

「ひっ、ひぁっ! お、お腹はだめえっ!」
「すべすべしてるじゃねえか。この柔らかさがたまらねえな。ほら、ここをぐっと押してやる
とどうだ?」
「うああっ! や、やめて、やめてぇっ! そ、そんなことされたらお腹がぁっ……!」

ぐるるっと便意を訴えている腹部を撫でられ、擦られると、忘れていた苦痛が英理に蘇ってくる。
胸を揉まれ、アヌスを抉られ、腸管を擦られる快感も、激しい便意と苦痛によって薄れてくる。
だが、不思議なことにその苦痛すらも凌駕するほどの快楽が、後から後から込み上げてきて、
英理は喘がずにはいられない。
浣腸され、そのまま肛門セックスを挑まれ、男三人にまとわりつかれて全身の性感帯を嬲られ
る喜悦が、英理を従順なセックス奴隷へと導いていった。

「正直に言え。尻を犯されて感じてるんだろうが」
「いやっ……そ、そんなことあるわけが……あうっ……!」
「言えよ。尻をやられるのが好きだと言え」
「あぐうっ! あ、そんな、ふ、深すぎるっ……お腹が変になるぅっ……!」

遠藤の腰の動きが変わる。
がすがすと突きまくる闇雲なものから、ペースは遅くなったが、一回ずつ確実に腸の奥まで
抉り抜いてきた。
大きく張り出したカリで腸壁を擦り上げ、硬くなった亀頭がガンガンと腸管にぶち当たる。
熱くて太く、硬いものでアヌスを引き千切られるような苦痛と、気も狂うような激しい便意、
そして腸をひっきりなしに抉られる妖しい快感が交錯し、英理から知性を奪い取って倒錯させ
ていく。

「言え! 言うんだよ、奥さん。娘をレイプしてる亭主の前でな」
「あああ……お尻が……か、かはっ……あなた……あなたあ……」

遠藤の手が敏感な乳房と鈍痛に苦しむ腹部を盛んに揉みしだいてくる。
なおも男は英理のうなじを舐めつつ、その髪の匂いを愉しみながら、耳元であおり立てた。

「見ろよ、亭主が娘に腰を使ってるぜ。もうあんたのことなんざ気にもしてねえ。だから
奥さんも愉しみゃいいんだよ。言いな、尻を犯されるのか好きってな」

もう英理の脳裏はどろどろにとろけ、正常な判断も理性も消え失せていた。
強烈な便意から解放されたい、でもそれを我慢させられることによる艶美な快楽に酔い痴れている。
肛門を抉られる苦痛も、そこを犯す肉棒のたくましさの象徴のように思われてきた。

「あああ……もう……ああ……」
「言え。好きなんだろ?」
「ああ……す、好き……」
「何が好きなんだ。はっきり言うんだ」
「あ、あうう……お、お尻……お尻にされるの、好き……」
「違うだろ? 尻の穴を犯されるのが好き、だ」
「あ、あは……ああああ……お尻……お尻の……穴を、犯されるのが好き……あっ……」
「そうか、じゃあ気持ち良いんだな、こうされるのが」
「き、気持ち良い……お尻を犯されるの、いいっ……」

英理はもう我を忘れて恥ずかしい言葉を口走っていた。
屈服の言葉を吐くと同時に、英理は自分から腰を蠢かせてきた。
遠藤がずぶっと深くまで突くと、尻を彼の腰に押しつけて、より深い挿入感を味わおうとしている。
ぬるっと引かれると自分でも腰を引いて、肉棒がアヌスを思い切り擦りつける摩擦感を得よう
としていた。

「ああ、あ……も、もうっ……」
「なんだ、もういくのか。さすがに敏感だな、え?」
「ち、違う……ああもう苦しいのよ……お腹が苦しい……きつい……ああ……」

連続浣腸され、しかもアヌスがペニスで栓をされている。
排便すらコントロールされているのだ。
苦しくて当たり前だ。

「ああっ、お願いっ……も、もうだめ……くっ、し、したいっ……」
「したい? 何がしたいんだ」
「やあっ、言えないっ……あ、あ、出そうっ……出そうなのに……」
「ウンチしたいのか、綺麗な奥さんよぉ」

英理はコクンと頷いた。
もう我慢するとかしないとかのレベルではない。
遠藤に肛門を貫かれていなければ、とっくに漏らしている。

「ああ、したい……さ、させて、お願い……苦しくてもう……し、したいっ……」
「そんなにしたいのか? じゃあ、するところをみんなに見られてもいいんだな? ビデオ
にも撮るぞ」
「ああ、もう何でもいいから……こ、このままじゃお腹が壊れちゃう……させてぇ……」
「よし、いいだろう。だが、する前にいくんだ。尻で犯されて見事にいったらしてもいいぜ。
もちろん俺を出させなきゃだめだがな」
「そんな……そんなの無理……」
「無理ならこのままだ。永久にさせねえ」
「ひ、ひどい……苦しいっ……」

限界まで拡張されたアヌスと腸管が、爛れるようにズキズキと痛み、疼く。
その奥からしみ出るように、倒錯した快感が込み上がり、英理を頂点へと引き上げていく。
責める遠藤は、英理のアヌスがはっきりと痙攣してきているのを感じ取っている。
同時に、それまで地獄の便意を堪えて蒼白になっていた美貌が上気してきていた。
苦悶と快楽が激しくせめぎ合い、快楽が苦痛を超越したのだ。

「ほれほれ、もっと気持ち良くしてやるからな」
「ああっ……ああ、いいっ……お尻っ……お尻があっ……くうっ、き、気持ち良いっ……」
「おい旦那、聞いてるか? てめえの奥さんが尻を犯されて「気持ち良い」ってよ」

遠藤はそう言って小五郎を嘲ったが、小五郎もそれどころではないらしい。
蘭の名器に絞りたてられ、今にも射精してしまいそうなのだ。
必死の形相で蘭の腰を掴み、腰を打ち込んでいる。
出すのがいやなら抜けばいいのだが、蘭の媚肉の妖しさに小五郎の肉棒もすっかり魅せられて
いたらしい。

「情けねえ。亭主は蘭を犯すのに手一杯だとよ。
娘は父親に身体開いて、母親は亭主と娘の前で尻を犯されてよがりまくってやがる。ひでぇ
家族だぜ」
「い、いや、違う……あああ、いいっ……お、お尻がどうにかなるっ……お腹痛い、ああでも
いいっ……あう、あうう……」

英理の美貌に苦悶と喜悦が渦巻き、一層に妖艶さが滲み出ている。
その顔を見ているだけでも射精してしまいそうだ。
遠藤はケリをつけるべく、さらに動きを激しくして英理の肛門をこねくりまわした。

「ひぃっ……き、きついっ……あ、か、硬い、硬くて太いのがすごいっ……お腹の奥まで来て
る……抉ってるっ……ひっ、いいっ……」

英理は吊り上げられた脚をうねらせて、腰をぶるぶると痙攣させてきていた。
アヌスからくる苦痛と快感が背筋を突き抜け、子宮から脳天まで電流を通されたみたいに痺れた。

「ああああ、いい……いいっ……お、お尻で……お尻でいきそうっ……ああ、いやあっ!」

尻を犯されて気をやるなど、そんなあさましいマネはできない。
できないのに、身体は勝手に反応し、次第に快楽の度合いが高まってきてしまう。
堪えきれないように肢体をのたうち回らせ、喘ぎ、よがった。
身体が中から灼かれるかのようで、呼気も火がつきそうなほどに熱かった。
さすがに遠藤も、その英理の苦悶し喘ぎ続ける美貌と、肛門の素晴らしい収縮に耐えきれなく
なってくる。
気を逸らす意味で、喘ぐ英理の唇を奪う。

「んっ、んむうっ……!」

英理は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐにまたとろんとした目つきになってくる。
強引に唇を割り、侵入してくる遠藤の舌に優しく舌を絡ませて応えていた。

「ん、んむ……むちゅっ……んむう……じゅっ……ちゅぶ……ん、んちゅっ……」

立ちバックで絡み合う男女は、まるで愛する者同士のように激しく唇を吸い合い、舌を絡ませ
あっていた。
その間にも遠藤は巧みに腰を使い、肉棒を回転させるようにしてアヌスを拡げ、抉っている。
乳房はもう原型がわからぬほどにめちゃくちゃに揉みしだかれ、白い柔肌がうっすらと赤く
染まってきていた。
英理の喘ぎやよがり声は、遠藤の口の中に吸い込まれていく。

「んぶっ……じゅっ……ちゅうっ……ん、んむ……むむう……」

呼吸のため、いったん唇が離れたが、すぐにまた吸い合っている。
この時は英理の方から顔を近づけて、遠藤の口を求めていた。
数分にも及ぶ長いディープキスが終わると、英理ははっきりと気をやりたがった。

「あむっ……ひっ……い、いきたいっ……あう、お尻、いいっ……い、いきそうよ……ああ、
いっちゃう……」
「いけよ。娘と亭主の前で、尻をやられて堂々と気をやれ」
「やっ……ああ、でもいく……いきそうっ……あ、あなた、どうしよう……私っ、あ、いく…
…お尻でいっちゃいそうっ……こ、この人に犯されて……お尻を犯されていきそうなのよぉっ
……ひっ、い、いく……」
「いけぇっ!」

遠藤はとどめのようにひときわ大きく何度か腰を叩き込んだ。
大きな臀部に遠藤の腰が埋まるほどに深くまで抉ってくると、ぐぐっとその男根が一回り
大きくなる。
同時に英理のアヌスもきゅううっと強く締まった。

「ひっ、お、おっきいっ……あなたあっ、お尻の中で大きくなって、ああっ……い、いっっく
……い、いくう……い、いく……ひぃぃぃっっ!!」

思い切り引き窄められた英理の肛門収縮力に、さすがの遠藤も堪えきれず、思い切り深くまで
突いたところで一気に射精した。

どっびゅうっ、びゅくくっ。
びゅるっ、びしゅうっ。
びゅくびゅくっ。

「ひぃ! 出てるっ! う、うむっ……い、いく!」

腸管を内側から引き裂かんばかりに膨れあがった亀頭から、熱い粘液が勢いよく噴き上がってきた。
もう英理の腸内は浣腸液が渦巻いているはずなのに、どろどろの濃い精液が腸管を叩く感触が
はっきりとわかる。
熱いものが腸壁深くにに噴きかかったのを感じると、英理はぐぐっと背中を弓なりにさせて
大きく仰け反った。

「あ、ああ……あああ……」

遠藤は英理の細いウェストをがっしりと掴んだまま、射精が終わるまで腰を振っていた。
びゅるっと射精するたびに腰を思い切り押しつけ、出来るだけ奥に精液を放っている。
射精の発作が終わってペニスを抜き去ると、ぐったりしていた英理がぶるっと震える。

「あ、ああっ……で、出る……出ちゃうっ!」

その声を聞いて、英理の媚態に見とれていた灰田が慌ててバケツを尻に押し当てた。
樹脂バケツが尻たぶに触れると、それを合図のように英理が引き攣った悲鳴を上げた。

「で、出るっ……! 見ないで、出るっ、出ちゃうっ!」

ぶるるっと大きく臀部を痙攣させたかと思うと、英理は苦痛の塊を一気に排泄していた。
便は一欠片もなく、グリセリン液が先を絞ったホースから噴き出るように勢いよく排泄されていく。
その中に、白濁液がところどころ混じっているのが確認できた。

蘭の脳裏から、徐々に羞恥や恥辱感が失われていく。
激しく喉を反らせながら、息が苦しそうに喘いでいる。

「ああっ……ああ、あああっ……あ、あう……そ、そこいやっ……ひあっ!」

小五郎のペニスが蘭の媚肉をこねくるように抉っていく。
襞が絡みついた肉棒はそれを引き剥がしつつ、激しく突き込まれ、また抜かれている。
ずぶりと奥まで貫くと、蘭はわななくように震え、悶える。
引き抜かれると、名残惜しそうに膣襞がへばりつき、それを剥がすように奥まで抉られた。
奥まで届かされるわけではないが、熱い男根が膣壁を擦ってくる感覚がたまらなかった。

「やっ……ああっ……だめ、お父さんっ……ひっ……あ、あたし、もうっ……」
「ら……蘭っ……く、くそっ!」

蘭の裸身が痙攣し始め、膣が一層に強く締め付けてくるのを感じ、小五郎は慌てて腰を止めた。
娘がいかされるところなど見たくはなかった。
いや、さっき見せつけられたのだが、それを今度は自分の手でするなど信じられない。
我が子が犯され、気をやらされる無惨なシーンを欲する父親などいないのだ。
しかし、そんな父親の慈悲や愛情など嘲笑うかのように、蘭は女として成熟しかかっており、
小五郎のくすぶった獣欲を著しく刺激する。
蘭の媚肉がわななくように痙攣する。
収縮が始まった。

「あっ、あたしっ……お父さんっ……やああっ……!」
「くおっ……!」

あわや、というところで小五郎は蘭の中から引き抜いた。
娘を絶頂させてはならぬというよりは、自分が危うく射精してしまいそうになったからだ。
怒張を引き抜かれると、蘭は「ああ……」と呻いて突っ伏してしまった。
気をやったわけではないが、緊張が解けてしまったらしい。
それでも、いけなかったことで肉体は余計に火照り、蘭は無意識のうちに絨毯に媚肉やクリ
トリスを擦りつけている。
遠藤の怒声がした。

「馬鹿野郎! 誰が途中でやめろと言った! てめえら、このおばさんの命が惜しくねえのか!」

遠藤の声に連動して、それまで英理の裸身を貪っていた岩村が拳銃を彼女の頭に突きつける。

「や、やめろ……」
「だったら続けろ! いいか、探偵さんよ。おまえが射精して、蘭がいくまでやめるんじゃね
えぞ。これは最後の警告だ、わかったな!」
「く、くそっ……!」

小五郎は悔しそうにそう叫ぶと、
倒れ込んだ蘭の腰を掴み上げ、四つん這いにさせた。そのままペニスを膣にくっつけると、
いきなり奥まで貫いた。
その衝撃で、絨毯に顔を預けていた蘭はびくりとして悲鳴を放った。

「きゃああっ、お父さんっ! あ、ま、まだ待って! す、少し休ませ……ああっ!」

いきかけていた感覚がまた蘇る。
滑り込むように挿入されてきた肉棒が、蘭の鋭敏な膣内を擦ってきた。
腰が打ち込まれ始めると、蘭はよろよろと両腕を立て、小五郎が突っ込みやすいように四つん
這いになって、尻を差し出していた。
娘の眩しい裸身に目を逸らしながら、それでも腰の動きはダイナミックになっていく。

「あっ! ああっ! お、お父さん、それ、深いっ……! お腹に当たるっ……!」

小五郎は表情を苦悶に歪めながら、蘭の媚肉をこねまわすようにして肉棒を抉り込んだ。
蘭の悩ましい喘ぎを聞き、思わず腰の動きを速めてしまうのを辛うじて堪えていると、蘭は
ちらちらと後ろを振り返って小五郎を見ている。
小五郎が腰の速度を緩め、挿入を浅くしていくと、蘭は切なそうな顔になって尻をうねらせた。
もう身体の方は、欲しくて欲しくてたまらないらしい。
相手が父親であろうとも、こんな中途半端な責められ方ではかえってつらい。
一気に燃え上がって終わらせてしまった方がいい。
確かにそう考えてはいるのだが、肉体はそれで許してはくれない。
半端に責められ、燻ってきた肉欲は、猛火の如く燃え立たなければ満足できそうになかった。

「あ、や……お、お父さん……お父さん……」

求めてくる愛娘の熱い視線に耐えきれる父親などいないかも知れない。
小五郎は歯を食いしばって、また深くまで一気に突き刺した。
蘭がぐぅんと大きく仰け反って喘ぐ。

(だめ……もうだめ……か、感じちゃう……感じてしまう……)

「ああ、いいっ……あ、あっ……お父さんっ……ひっ……ああっ……」
「蘭……」

とうとう父親に犯されて「いい」と口走ってしまった。
だが、それを気にする余裕は蘭にはない。
むしろ犯している小五郎の方が驚き、それでいてペニスに力が籠もっていく。

媚肉からの愛液噴出が激しくなってくる。
英理も濡れる方だったが、蘭はそれ以上のようだ。
これも若さなのかも知れない。
さらさらと水のようだった蘭の蜜は、今ではねとねとした粘着したものに変化している。
それが蘭の股間を汚し、そこに押しつけられる小五郎の腰や腿までも汚していった。
腰を打ち付けると「ぺたん」という肉を叩く音だけでなく、「ねちゃっ」「ぬちゃっ」と
粘った水音まで立てるようになっていく。

「くっ……くああっ……あ、お父さん、激しいっ……あっ、あっ……!」

蘭のよがりぶりに小五郎も冷静ではいられなくなり、その美しいカーブを描く尻たぶをがっ
しりと掴むと、尻の谷間に腰を埋めるようなつもりで深く貫いた。

「あ、やあっ……そんな深いっ……あああ、あっ……」
「くっ、蘭っ!」
「あっ、あっ、ああっ……あ、あ、もっ……もうっ……!」

息が途切れそうな中、必死になって喘ぐ蘭の声が切羽詰まってきている。
若く敏感な肉体は、責め込んでくる怒張に抗いようもなく、その動きに反応させられていく。
小五郎は、突き上げ続ける蘭の臀部をぐっと割ってみた。
そこには、蘭の蜜で濡れそぼったおのれの肉棒が淫らに光り、激しく出入りしている。
引き抜くと膣粘膜がへばりついたままで、それを押し返すように挿入すると、粘膜を巻き込ん
で中へ入り込んでいく。

「あ、あ、あっ……」

蘭の裸身がわなわなと小刻みに痙攣してきている。
掠れ気味の声が上擦ってきた。
察した小五郎が蘭に尋ねる。

「ら、蘭……も、もういくのか?」
「あああ、お父さん、あたし……ああ、あたし、もうっ……!」

今にもいきそうな娘のよがり声に、小五郎は最後の追い込みに入っていく。
ずぶりと奥まで抉り、抜く時にはカリで膣襞をこそぐようにひっかいてやると、蘭は腰を震わ
せて大きく喘いだ。
よほど感じるのか、床に着いた手が拳になり、指が白くなるほどにぎゅっと固く握りしめられ
ている。
立てた腕がぶるぶると震えていた。
その間、蘭の膣はきゅうきゅうと小五郎のものを盛んに締め付けてきている。
その収縮の強さは、熟年の英理にはない若さだった。

何年もセックスレスが続いたせいか、小五郎も限界だった。
いや、蘭の名器を相手にここまで粘ったのは、逆に大したものだろう。
それでも、もう我慢も限界で、背中と足の裏が痺れるような射精欲が抑えきれなくなった。
それを蘭も覚っていた。

「あ……お、お父さんの……な、中で……あたしの中で少しおっきくなった……あっ……」
「ら、蘭っ……くっ、俺は……」
「お父さん……、出るの? ……出ちゃうの?」

突き上げられつつも、蘭は父親を振り返った。
その表情は、清純で明るい女子高校生のそれではなく、ただひたすらに肉の快感を求める牝
そのものだった。
その妖美な美貌に煽られ、小五郎の動きがまた激しくなる。
蘭の細身の肢体が浮き上がるほどの勢いで突きまくった。

「やっ、激しっ……! ああ、いいっ……お父さん、いいっ……くあっ……やっ、ああ、もうっ……」
「蘭っ! 蘭、蘭っ!」

汗みどろで激しく絡み合う男女は、もう父と娘ではなかった。
すぐ隣で肛門を激しく犯され、喘ぎ悶えている母の姿も目に入らない。
蘭の尻は小五郎の動きに応えて蠢いている。
突き込んでくれば尻を突き返し、抜かれるとそれを追いかけるように腰を送った。
胎内は火のように熱く、中を抉る肉棒もまた灼けそうなほどに熱い。
思わず蘭は、激しく抜き差しされているペニスに手を伸ばした。

「ああっ、す、すごい……こんな……」

太い静脈が浮いているのが手触りでわかる。
人間の身体の一部とは思えぬほどに熱く、硬くなっていた。
それがぬらぬらになって、鋭く何度も媚肉を貫いている。
そのペニスは、蘭の指先でまたぐぐっと大きくなり、ひくひくしてきていた。
出されることを覚った蘭は、恥ずかしそうな声で父に告げた。

「ああ、あ……お、お父さん……か、かはっ……な、中に……中に出しても……いい……」

それを聞いた小五郎が仰天する。

「バ、バカっ、おまえ、何を言って……」
「でも、あっ……でも、そうしないと……あああ……」
「ら、蘭っ!」
「ああっ、あたしも……いく! あ、いきそうっ……出して! は、早く中にぃ……!」

たまらず小五郎は蘭の腰を抱え直し、ガンガンガンと三度激しく突き上げた。
蘭は尻が浮き上がったまま、思い切り膣を締め上げる。

「ひぃっ! いくっ! い、いっく……いっくうううっっ!」

蘭が腹の底から絶叫し、激しく絶頂したのを見ると、小五郎はそれに合わせるようにして奥に
までねじ込み、できるだけ深いところで一気に射精してのけた。

ぶびゅるっ、びゅるるうっ。
びゅくっ、びゅるっ。
びゅびゅっ。

「ひぃ! で、出てるっ……! あ、お父さんのがお腹に奥に……ああっ、やああっ、い、
いくうっ!」

蘭は膣奥深くに注ぎ込まれる熱い精液の感触に身を震わせて喘いだ。

「おおっ……蘭……蘭っ……!」

呻きながら小五郎は射精を続けた。
両手が蘭の尻を抱き寄せ、自分の腰にぴったりと押しつけたまま離さない。
そのままの状態で、なおも射精の発作が続いた。

びゅくくっ、びゅっ。
びゅびゅっ。
びゅるうっ。

ひさびさのセックス、しかも膣内射精だけあって、無尽蔵に思われるほどの精液が蘭の中に
放たれていく。
数年ぶりで味わうセックスの快楽に、射精は断続的に続いてなかなか止まらなかった。
夥しい量の子種が娘の子宮めがけて注ぎ込まれていく。
そのまま軽く律動すると、愛液に混じったどろどろの精液が蘭の媚肉から滴り落ちてきた。
蘭はぴくぴく痙攣しながら呻いた。

「あ、あうう、ま、まだ出てる……お父さん、すごい……ああ、こんなにたくさん……お父
さんの赤ちゃんが出来ちゃう……ど、どうしよう……」

膝が笑い、崩れ落ちそうになる蘭の尻を持ち上げつつ、小五郎は最後の一滴までその膣に注ぎ
込んでいた。

──────────────────────────

中止になった建設工事現場の空き地に、捜査一課第三係の面々が集結していた。
土管や、シートが無造作に掛けられた鉄パイプが乱雑に積み上げられた山の陰に、目立た
ぬように覆面パトカーが駐まっている。
そこに女刑事が姿勢を低くして駆け寄ってきた。
パワーウィンドウが下がり、中から目暮が顔を出す。

「どうだったね、佐藤くん」
「はい警部。やはり、二階へ通じてるのは、東側にある階段だけですね。裏口もありません。
一階への入り口も、今、高木くんが調べてるシャッターしかなさそうです」
「そうか」
「周辺も調べましたが、付近には他に人の潜みそうな場所はありません。クルマも、前に駐ま
ってる2台だけですね」

美和子の報告を受けていると、車内無線の呼び出し音がした。

「はい、目暮」

─あ、警部、高木です。

「おう、どうだ、そっちは?」

─ただの倉庫ですね、埃っぽくて……。

眉を寄せた美和子が目暮から無線を受け取ると、高木を叱責した。

「高木くん、余計なことはいいから、きちんと要領よく報告なさい」

─す、すいません。中は怪しいところはありません。ぶち抜きで一間にして広く使ってる
みたいです。ローラーやコンプレッサーが置いてあるくらいで他には……。

「そこから二階へは行けるの? 階段とかある?」

─ありません。小さな梯子……というか脚立がありましたが、天井までは届きませんね。
天井も調べましたけど、天板が外れるような箇所はありませんでした。だから多分、ここから
二階へは行けないんじゃないでしょうか。

ということは、やはり美和子の見立て通り、あの階段が唯一の出入り口ということになる。

「二階の様子はどう? そこからわかる?」

二階の窓は曇りガラスを使用しており、外からではほとんど中の様子がわからない。
たまに人影らしいものが通り過ぎるくらいだ。
一度くらい窓から誰か顔を出さないかと思ったが、それもなかった。
が、逆に言えば、中の連中は美和子たちの動きに気づいていない、ということでもある。
美和子の問いに高木が答えた。

─人の気配はしますよ。人が歩いて天井がギシギシ軋んでます。時々ですけど、どたんって、
何か重たいものが落っこちたような音もしますね。3人か4人くらいはいる感じです。

「……」

小五郎と、彼を連れ込んだ若い男のふたりの他、何人かいることになる。
小五郎の話からしても、蘭はいるらしい。
犯人グループもふたりや三人ではないかも知れない。
半分ほど開いたシャッターの方を見ながら美和子が重ねて聞いた。

「窓はあるでしょ? そこからは……」

─窓から出入りするのは難しそうですね。窓の真ん中あたりに太い金属製の筋交いが入ってる
んですよ。全部の窓がそうなってます。だからまあ、子供ならともかくおとながここをくぐり
抜けるのは無理そうですよ。それに、ここと二階は繋がってませんから……。

窓から逃げられるとしても、二階にいては不可能だということになる。

「……ふむ。ならば、あの階段さえ抑えておけば取り逃がすことはなさそうだな」
「ええ。まさか二階の窓から飛び降りたりはしないでしょうし。それより警部、時間は……」

目暮が腕時計を見ると、小五郎がプレハブに入ってから、かれこれ2時間50分ほどだ。
彼との約束は3時間だった。
部下に突入準備を告げようとしたところに、また高木から連絡が入った。

─警部! 佐藤さんっ!

「どうしたの!?」

─天井からドタバタと大きな音が聞こえてきます! 二階で何かあったようです!

美和子と目暮が顔を見合わせる。

「警部!」
「高木くんはそこで待機! 千葉くんは階段の下を固めろ! 白鳥くん、聞こえるか?」

─はい、聞こえます。

「これから突入する! 佐藤くん、いくぞ!」
「はい!」
「突入!」

目暮、美和子、白鳥の三人が、カンカンと鉄の踏み板を鳴らしながら、狭い階段をひしめき
合うように昇っていく。
二階踊り場に到達すると、部屋の中は不気味に静まり返っている。
美和子が目で合図と送ると、白鳥は小さく頷き、胸のホルスターから拳銃を引き抜いた。
美和子もいつの間にか銃を抜いていた。
細い指先でセーフティを外す。
ゆっくりとドアノブに手を掛けた目暮がふたりの部下に振り向き、小さく合図してから、
一気にドアを開け放った。

「全員そこを動くな! 警察だ!」



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