最後の一滴がフレデリカの肛門から絞り出されるまで観察したふたりの変質者は、
本日の本題にかかろうとしていた。
アナルセックス。
フェザーンで、すっかり肛門性交の味を覚えたユリアンは、いつかフレデリカの
アヌスを犯してやろうと思っていた。
恐らくは、夫であるヤン提督でさえ手を出してはいないだろう処女地。
いきなりで快感を得ることはムリだろうから、慣らし運転をしようということで
ある。
2回浣腸したのは、肛門を緩ませ、ほころばせようとしたということだ。
見てみると、堅くしまっていた菊座は少し口を開き、ひくひくしている。
が、まだふっくらしているところまではいっていないようだ。
ムリ押しして、フレデリカの見事な肛門を裂いてしまいたくなかったから、念入り
に責めようということなった。
「じゃあフレデリカさん、本日のメインイベントと行きましょうか」
ユリアンはふざけた口調で言った。
吊られた美女は無反応だった。
ことさら無視しているのか、それとも激しい浣腸責めがよほど堪えているのか。
ユリアンはテーブルの上から、ガラガラと棒状のものを何本か手にした。
そしてフレデリカに見せた。
「これが何かわかりますか?」
フレデリカはぼんやりした視線でそれを見、わからないという風に首を振った。
「そうでしょうねぇ。提督はこんなものはお使いにならないでしょうから」
言いながらユリアンは手にある性具を弄んだ。
「これはですね、フレデリカさんの肛門を責める道具なんですよ。そうだね、少
尉?」
「そうです。いろいろあるんですよ少佐。前を責めるバイブのように蠢くものとか、
イボイボがついているのとか、肛門に入れるには太すぎるんじゃないかってサイズ
もありますね」
フレデリカは、恐ろしいものを見るような顔をした。
信じられないことに、この男たちは浣腸だけでなく、いやらしい道具で尻を責めよう
としているらしい。
フレデリカはわなないた。
「い、いやよ、そんなの……。そんなことしないで…。す、するなら普通にして……」
「普通にって、つまりオマンコなら犯してもいいってこと?」
ユリアンは少し驚いた。
まさか、こんなに早くフレデリカからこのセリフが聞けるとは思わなかったからだ。
それだけ、肛門をいじめられるのがイヤなのだろう。
「でもダメです。さ、選んでください。フレデリカさんの好きなやつで責めてあげ
ますから」
「い、いやっ! そんなの、絶対にイヤよ!」
フレデリカは身体を揺すって拒否反応を示した。
こんなに嫌がるとは思わなかった。
じゃあ、浣腸と尻責めとを選ばせたらどっちを選ぶかな、などと思っていたユリアン
だったが、別のことを口にした。
「そんなにイヤならやめてもいいけど」
意外な答えにフレデリカもマシュンゴも驚いた。
「中尉、本気ですか?」
不満そうなマシュンゴを手で制して、言葉を続けた。
「その代わり、僕の聞きたいことに答えてもらえますか?」
「……聞きたいこと?」
フレデリカは少々不安だったが、肛門をいじられるよりはマシだと考え、うなずいた。
ユリアンはいやらしそうな表情を浮かべてとんでもないことを聞いてきた。
「結婚後、提督とは週に何回くらいセックスしてますか?」
「な、なんですって……」
なぜそんなことを聞かなければならないのか。
フレデリカは屈辱で震えた。
「答えてください。それともこっちにしますか?」
そう言ってユリアンは、手にしたアナルバイブを振って見せた。
「い、いやっ……ああ……週に…2、2回くらい……」
ユリアンは大仰に驚いてみせる。
「たった2回ですか。もったいない、これほどの身体を…。僕なら毎日、それも2、
3回は抱いてあげるのに」
「……」
フレデリカは反論する気にもなれない。
いつからこの子はこんな風になったのだろう?
「では次です。結婚前に、提督のことを思ってオナニーしたことありますか?」
「!」
さすがにこの質問にはキレてしまった。
「い、いい加減にしてっ! な、なんでそんなこと、言わなきゃならないの!」
「言わなくてもいいですよ。そうしたらフレデリカさんのお尻を責められるんだから」
「……」
冷たく答えるユリアンに、フレデリカは言葉がない。
一方のマシュンゴはすっかり感心していた。
どことなく弱気なイメージがあったユリアンが、ここまでやるとは思わなかった。
「どうなんですか!?」
ユリアンに強く詰め寄られ、フレデリカは弱々しく答えた。
「あ、あるわ……」
何も正直に答えなくても本当にところがわかるわけはないのだから、ウソを言えば
いいのだが、この時の彼女はユリアンをすっかり恐れており、誤魔化すという発想
すら出なかった。
ユリアンはまたしても驚いたという顔をしてみせた。
「へぇー、フレデリカさんがオナニーねぇ。ちょっと信じられませんね」
フレデリカは真っ赤にした顔を逸らした。
とてもユリアンを正視できなかったのだ。
「じゃあ最後の質問です」
少しホッとした様子がフレデリカに見られた。
これで何とか乗り切れるかも知れない。
犯されるだろうが、少なくともおぞましい肛門を責められることはなくなるという
希望は持った。
「フレデリカさん、お尻で提督としたことはありますか?」
「…え?」
言っている意味がよくわからなかった。
ユリアンはことさらはっきり言った。
「だから、肛門で提督を受け入れたことはありますかと聞いているんですよ。アナル
セックスです」
「そんな……」
フレデリカは怒りでふるふる震えている。
知識としては、そういうセックスもあるらしいと知ってはいたが、自分にはまったく
縁のない話だと理解しているのだ。
「そ、そんなこと、あの人がするわけないでしょう! ユリアン、あなた何言って
るの!?」
「そうですか、ありませんか……」
そう言うと、ユリアンはニヤリとする。
「本当ですか?」
「あ、当たり前よっ」
フレデリカが叩きつけるように叫んだ。
「じゃあまだ処女なんですね、肛門は」
「……」
口にするのもおぞましかったので、フレデリカは黙ってユリアンを睨んでいた。
そんなフレデリカから視線を逸らさずにユリアンは言った。
「信じられないなあ……。フレデリカさんくらい、見事なお尻と肛門は滅多にあり
ませんよ。なのに手つかずなんてね」
マシュンゴも追随するように言った。
「そうですな。まさかとは思いますが、少佐どの、ウソを言ってませんよね?」
「本当よ! そんなこと、したこともないわ!」
フレデリカは金髪を振り乱して首を振り、否を強調した。
だが、ニヤけて美女を眺める黒人は少年にこう言った。
「そこまで言うなら信じてもいいですが。どうです中尉。ご自分で確認してみると
いうのは」
「そうだね、それがいいね」
「確認て……ああっ」
フレデリカは最後まで言うことが出来なかった。
マシュンゴが、黒い手でフレデリカの臀部を鷲掴みにしたからだ。
まるで胸をそうするように、ワシワシと揉み込んだ。
人妻の色気を存分に盛り込んだ豊かな尻であったが、マシュンゴの大きな手は意に
介することもなく、存分に揉みしだく。
さらに、太い指を伸ばして、禁断の菊門に触れてきた。
「きゃあ! いやあ、そんなとこっ!」
おぞましい排泄器官に触る指に絶叫する金髪の美女。
その悲鳴を心地よく聞きながら、マシュンゴは親指と人差し指で、アヌスをつまむ
ように愛撫する。
肛門を中心に、円を描くように指先を回したり、爪の背を使ってなぞったりする。
人差し指を弾いて、少し強い刺激を菊座に加える。
それぞれの感触に、フレデリカは甲高い悲鳴で応えた。
フレデリカを責める黒人は、今にも中に押し込むぞ、とばかりに指先を肛門にあて
がい、美女の怯える様を見て楽しんでいる。
ユリアンが覗き込むと、いつしかフレデリカの肛門はしっとりと潤いを帯びたがごと
く、柔らかそうな反応を見せていた。
「中尉、もう十分だよ」
ユリアンが言うと、マシュンゴはいささか残念そうに手を引いた。
ようやく終わったいやらしい攻撃に「ああ…」と吐息してフレデリカは脱力する。
これで済むとは思えなかったが、案の定、少年と黒人のコンビは、手に得体の知れ
ない道具を持って来た。
その様子をフレデリカは不安げに見ていたが、ユリアンが手に黒い棒状のものを
持って近づいてきたのを知り、悲鳴を上げた。
「ちょっとユリアン……それって…まさか、あなた……」
おびえてぶるぶる震えるフレデリカにユリアンは笑いかける。
「ええ、多分フレデリカさんが想像している通りですよ。こいつでフレデリカさん
がウソをついていないかどうか確かめるんです」
ユリアンはそう言って、手にした棒にジェルを塗りつけた。
黒いそれは、長さが15センチほどで細長い円錐形をしている。
根元が3センチほど、先端が5ミリくらいだろうか。
全体がローション・ジェルでぬらぬらしていた。
「そ、そんなもの……」
狼狽するフレデリカを後目に、ユリアンは彼女のバックをとると尻の前にかがみ
込んだ。
引き締まっていながら柔らかそうな、絶品の尻たぶだ。
いつか、こいつを腹に打ち付けるように肛門を抉って犯してやると誓ったのだ。
マシュンゴは、心得たようにフレデリカの正面に回り、太い指でグッと尻たぶを
割り開いた。
「いやあ、何するの!?」
叫び、暴れるフレデリカを巨漢が押さえ込むと、ユリアンは谷間の奥にひっそりと
隠れていたアヌスをアナル棒の先端で嬲った。
谷間に沿ってなぞったり、肛門に突き刺す振りをしたりして、フレデリカの口から
悲鳴を絞り出す。
硬質ゴム製の棒で、幾度も刺激されるうちに極上のアヌスはすっかりほころんできた。
ユリアンは、焦らないよう自分に言い聞かせながら、ゆっくりとフレデリカのアヌス
に黒い棒を潜り込ませた。
「あ、いやあっ……あ、あ、そんなの……だめ、やめてぇ……」
排泄器官としか思っていない肛門にいたずらされる屈辱と、恥ずかしい箇所にムリ
ヤリくわえさせられる圧迫感で、フレデリカは息もつけなくなる。
ユリアンは、一気に押し込みたい欲求を抑えて、ゆっくりとフレデリカの肛門に馴染
ませていった。
フレデリカは必死に括約筋を引き絞って、アヌス棒の侵入を阻止しようとするが、
ユリアンはくるりくるりと棒を回転させながら、徐々に菊座に押し入った。
「いっ、いやあ! 入れないで……入れないでっ!」
腰を思い切り振って逃れようとするが、膂力の黒人が抱え込んでいて動きが取れない。
いくら肛門をすぼめても、細い方からゆっくりと挿入され、しかもジェルでぬるぬる
していることもあって、呆気ないほどに腸内へ沈んでいく。
「んああっ……あっ…さ、裂けちゃう……あ、痛……」
「まだ痛くはないでしょう? 浣腸されたり、少尉の指で可愛がられて、あれだけ
ふっくらしてたんですから」
ユリアンはそううそぶくと、さらにグイグイと奥を目指した。
あまりの異常な感覚に、さすがのフレデリカも抵抗が弱まってくる。
もう、その口からは言葉も出ず、かすれるような声で呻くだけになっていた。
なのに、真っ白い美女の裸身は、たっぷりの汗でつやつやと光り、上気したかのよう
にほのかなピンク色に染まっていた。
「すごいね少尉。もう10センチ以上は入ってるんじゃないかな」
「初めてなのに立派ですな。かなり素質があるんでしょう、楽しみです」
「まったく。それにほら。フレデリカさんも、満更でもないみたいだよ」
そう言って、ふたりは大笑いした。
フレデリカは反論も出来なかった。
嫌悪感と屈辱感で気力が萎えていたこともあるが、ふたりの言うように、責められる
肛門からピリピリと身体の奥底まで妖しい快感が走っているのを意識してしまった
からだった。
次の段階へ移るべく、ユリアンはフレデリカの菊座に埋まったアヌス棒を一息に抜き
去った。
「ああっ」
フレデリカは気が入ったような声を上げて、ぶるるっと震えた。
身体の圧迫感が一挙に消え、フレデリカは思わずため息をつく。
責め具を抜き去られたアヌスはめくれ上がり、口を閉じ切っていない。
そこを狙って、ユリアンは次の責めを加えた。
これも、たっぷりとジェルを塗ったアナルバイブを突っ込んだのである。
「ああ! ま、またそんな……」
太さは2センチ、長さは15センチほどのバイブだった。
ただし、今度は全体がイボで覆われている。
これを敏感なアヌスに入れられるのだからたまらなかった。
「あっ、あっ……こ、これなに……あ、いや……いやあ……」
ユリアンはクルクルと回しながらフレデリカの肛門にアナルバイブを沈み込ませた。
イボイボが肛門に、そして腸内の襞に擦れるたびに、フレデリカの頭に火花が散る。
フレデリカは、あまりのおぞましさに無意識にアヌスを締め付ける。
キュッと締まる手応えが、責めるユリアンの手に伝わってくるのだった。
慎重に、慎重にフレデリカの菊座に忍び込んだ黒い棒は、すっかり肛門内に沈み込ん
でいた。
「すごいですよ、フレデリカさん。もうほとんどお尻の中に入っちゃいました」
「いやあ、言わないで……こ、こんな…恥ずかしい……」
「そんなことないですよ、フレデリカさんはお尻の素質があるんですから」
「いやあ……」
ユリアンは、奥深く埋め込んだアナルバイブを今度はゆっくりと引き抜きにかかった。
やはり回転させながらである。
そのたびに多数の突起がフレデリカの腸襞を刺激し、痺れるような快美感が全身を
突き抜ける。
何度かそれを繰り返すと、フレデリカの口からもれる呻きはいつしか甘さの混じる
喘ぎ声に変わりつつあった。
「ああう……そ、そこ! …あ、あは……だめ、あ……う、うああ……あっ……」
肛門を責め抜かれる美女が見せる生々しい反応に、ユリアンもマシュンゴも圧倒され
て見守っている。
両者の男根は完全に勃起していた。
ユリアンは飽きることなくアナルバイブの挿入・排出を続けていた。
だいぶフレデリカも慣れてきたようで、苦痛を訴えることはなくなった。
妖しい反応も高まるばかりだ。
今度は、挿入する際に、ぐりぐりとこねくるように押し込んでみた。
「ひあああ……」
フレデリカは天を仰いで喘いだ。
たまらない感覚だった。
より一層、肛門の粘膜、腸内の襞に激しい刺激が加わると、フレデリカの頭の中は
灼熱で沸騰するかのようだった。
この時点で、はっきりとフレデリカのアヌスがとろけてきた。
ユリアンがイボつきバイブを出し入れするごとに、肛門の粘膜が巻き込まれ、めくり
出された。
その妖しい眺めに、それだけでユリアンは発射してしまいそうになる。
「あ……うああ……やぁ……やぁ……あ、ああ……ああっ……」
もうフレデリカの口から拒絶の言葉は出なくなった。
鼻にかかるような、男心をとろかす甘い声が次々にもれてくる。
フレデリカは、なぜ肛門などを責められてこんな気持ちになってしまうのかと、
気が狂うような思いにとらわれたが、その思いも今では虚ろだ。
もともと性的に敏感な身体であるところにもってきて、プライドが高い面もある
から、その分羞恥を受けると屈辱的な気持ちを強く感じるとともに脆いところも
あったのだ。
そこをユリアンが、もっとも羞恥を感じる箇所であろう肛門中心に責めたものだか
ら、フレデリカは崩れてしまったのかも知れない。
「中尉、これ……」
夢中になって責めているユリアンにマシュンゴが指さした。
見ると、フレデリカの媚肉の合わせ目から、ジクジクと花蜜が溢れ、肉襞は充血し
きっている。
やはりフレデリカは尻責めで感じていたのだ。
ユリアンは嘲るようにフレデリカに言った。
「感じてるんですね、フレデリカさん」
「いやっ…だ、誰がそんな……」
「でもフレデリカさんのオマンコ、濡れ濡れじゃないですか」
「いや、そ、それ違う……」
フレデリカは顔を真っ赤にして盛んに首を振り否定するが、ユリアンに指摘された
事実は自分でもわかっていた。
だから狼狽してしまうのだ。
フレデリカが快楽から脱し、我に戻ったところで、ユリアンは沈めたバイブのリモ
コンを操作した。
「あくぅっ……そ、だめぇ! …あ、いやっ……あ、ああっ……ああん……」
ブーンと音をたて、バイブがモーターでぶるぶると振動し始めたのだ。
そのみだらな動きに、フレデリカはのどを仰け反らせるように喘いだ。
無数のイボがフレデリカの粘膜を責める。
擦られるたびに、白い快感がぷちぷちとフレデリカの頭で弾けた。
それが収まることなく続くのだ。
フレデリカはひぃひぃと細い悲鳴すら上げた。
アヌスも敏感に反応し、キュッと黒い棒を締め付けたかと思うと、今度は吐き出さん
とする動きを繰り返す。
ユリアンは、フレデリカの肛門が吐き出そうとするごとに、指で押さえ込んで中に
沈めた。
フレデリカの尻たぶは、妖しいダンスを踊り続ける。
ユリアンは調子に乗って、今度はバイブの動きにうねりを加えた。
リモコンを操作すると、ゴム製のバイブは直線の状態から、ゆるやかな曲線を描く形
になった。ちょうどウィンナーソーセージのような形状である。
そして、それがグリグリと回転していた。
「ああああ! あ、こ、これ……あっ……あ、すご……いや、だめぇ……やめ、やめ
てっ…あ、ああ……」
もちろん振動も止まっていない。
今までの刺激が子どもの遊びだったかのような、強烈な感覚だった。
太い火箸で肛門を思うさまかき回されているような激しい刺激。
イボによる襞への責めもいっそう凄まじく感じられた。
妖美と言うには、あまりに激しい快感だった。
腰を思い切り跳ね上げ、尻がうねり舞う。
とてもじっとしていられるような感覚ではなかった。
ユリアンのバイブに操られるままに喘ぎ声を放ち、全身を脂汗が滴っている。
フレデリカは懊悩の極地にあった。
自分でもはっきりわかるほど、身体の奥から愛液がわき出している。
まるで肛門が子宮に直結しているかのような快感が突き抜ける。
このまま自分は、このおぞましい責めで官能の炎に焼き尽くされ、地獄のような快楽
に身も心も浸ってしまう予感すらしていた。
そんな思いを打ち破るべく、必死になって抵抗したが、ユリアンの責めに身体が呆気
なく裏切ってしまう。
「ああう……あっ……はぁ、はぁ、はぁ……ああっ……だめ、あっ……くぅ……」
艶めかしい美女の反応に満足したユリアンは、すっと責めるバイブを引き抜く素振り
をした。
「あっ」
先っぽ以外は抜かれてしまったバイブを追いかけるように、フレデリカは尻を突き出
した。
まるで、責めをせがむように尻を振ったフレデリカは顔を羞恥で真っ赤に染めた。
「なんだ、欲しいんじゃないですか」
「ち、違……」
フレデリカは弱々しく首を振る。
否定したかったが、思わず快楽の続きを求めようとした動きは自分でもわかってしま
ったのだ。
ユリアンはニヤッと笑うと、ズブズブと一気に根元まで押し込んだ。
「ひぃぃ……」
フレデリカは顔を大きく仰け反らせて喘ぐ。
そしてまた始まる妖しげなバイブの動きに、声を振り絞る羽目になる。
「んあああっ……あ、あん……あ、い……あうう……」
フレデリカは積極的に見えるほど、自らバイブの動きに合わせて尻を揺すり立てていた。
まさに「貪る」と表現したいほど、フレデリカは官能を求めていた。
初めて味わう快楽に、見られている屈辱や羞恥も、そして夫の存在すら忘れた。
生唾を飲み込んで、美女の快楽劇を見ていたマシュンゴはユリアンに言った。
「どうです中尉。いっそ、このままアナルバイブで一度気をやらせてみたら……」
「そうだね……」
当初の予定にはなかったが、ここまで反応するとは思わなかったため、肛門責めで絶頂
に行かせてみることに
した。
ユリアンの責めにいっそう身が入る。
振動やくねりはバイブのモーターに任せて、自分は出し入れを担当した。
ぬぷりぬぷりと恥ずかしい音をたて、フレデリカの肛門がめくれ上がる。
粘膜はすっかり熱を持ち、とろけんばかりの反応を見せた。
「ああう…あう……あ、あ、あ……あ、だめ……あ、もう……ああ、いやあ……」
「イクならイッていいんですよ、フレデリカさん」
「いやあ……」
フレデリカは大きな瞳から涙をこぼして首を振る。
理性では「いけない」と思っているが、感性では「素直になれ」と言っている。
果てしない尻責めの前に、最後の理性も消え失せてしまいそうだった。
フレデリカの身体に小さな痙攣が走り出した。
両手は握りしめられ、足の指も反り返っている。
「あ、あ……あっ……あああっ……あ、い……あ、もう……」
「ほら、イッて!」
「あああああっ……ああっ」
ユリアンがバイブを激しくピストンさせた。
たまらずフレデリカは一線を越えてしまう。
「ううむ……うむ……」
ひときわ生々しい声を上げると、フレデリカは全身をぶるるっと震わせた。
つま先は突っ張り、ふくらはぎもつりそうなくらい力が入っていた。
ユリアンの握るバイブに、フレデリカの肛門が締め付ける力が伝わった。
バイブが折れてしまいそうなくらいの感覚だった。
かなり締まりが良さそうである。
同時に、媚肉もキュッと締まり、潮まで噴き出した。
ユリアンはふぅっと一息ついて、額の汗を拭う。
「すごかったね、少尉……」
「いや、まったく。はじめての尻責めでこんなに激しく気をやるとは思いませんでした」
「これはさぞかし……」
「そうですな」
ふたりの肛虐鬼は顔を見合わせて凄みのある笑みを浮かべた。
フレデリカは、思いもよらぬ絶頂にショックを受けたのか、ガックリと全身から力が抜け
ていた。
はぁはぁと荒い息を吐き、まだ時々痙攣している。
「どれ、火照ってるうちにやってみるか」
「あ、まだ……」
はやるユリアンを諫めようとしたマシュンゴだったが、そのままやらせてみることに
した。
いかにフレデリカの肛門が絶品であり、収縮性と性感に富んでいたとしても、いきなり
はムリだろう。
しかし、ムリに止めるより自分でやってみてわかった方がいいだろうし、今日のフレデ
リカの感じっぷりから
すると、本当にいきなり挿入出来てしまうかも知れない。
そう割り切るとマシュンゴは、再びフレデリカのむちむちした尻たぶをつかみ、思い切り
割った。
「ああ……」
まだ官能に身体が痺れているのか、吊られている美女はなよなよと身体を揺するだけで、
際だった抵抗は見せなかった。
そこに、ユリアンは勃起しきった灼熱を押しつけてくる。
「あ……ああっ」
激しいアヌス責めで、襞がはみ出て痛いほど敏感になっていた肛門に熱い肉棒が触れる
と、フレデリカは我に返った。
まさか、性急にそこを犯されるとは思わなかったのだ。
ぐっと力がかかり、菊座に潜り込もうとする肉棒に怯え、フレデリカは絶叫した。
「きゃあっ…な、なにするの、ユリアン! だめ、そこだめ! ああ、やめてぇ……」
美しい年上の女性が上げる悲鳴をものともせず、ユリアンは若い性欲をその肛門に向
けた。
マシュンゴがヒップを割り裂いてサポートしてくれているが、どうにもうまく入らない。
グリグリと肛門の中心に亀頭部を押しつけているのだが、フレデリカはすっかり怯え
てしまい、せっかく緩んだ肛門を堅く閉め込んでいる。
「こ、この……フレデリカさん、あきらめが悪いですよ!」
ユリアンは、さらにムリ押しする。
ユリアンの先っぽが、わずかに侵入しそうになると、フレデリカのアヌスに激痛が
走った。
いくらアヌス棒を挿入されたとはいえ、直径2センチ程度のそれとユリアンのたく
ましい男根では比較にならない。
「や、やめて……痛い! 痛いわ……ああ、お願い、そこはやめて……痛っ!」
フレデリカは顔面を蒼白にして訴える。
汗は冷や汗に変わり、いっそう拒絶反応が広がってきた。
「中尉、中尉。今日はまだムリですよ。やめときましょう……」
ユリアンは興奮していて、マシュンゴの言葉が耳に入らなかった。
しかし、いくら突き上げても痛がるばかりのフレデリカを見て、さすがに諦めた。
くやしくて「ちっ」と吐き捨てたが、よく考えれば、ムリヤリ挿入してこの見事な
アヌスを引き裂いてしまっては意味がない。
あとあと長く楽しむためにも、ここは自重かも知れない。
「わかったよ、少尉。でも残念だなあ、せっかくのチャンスなのに……」
やや失望したような少年を見て、マシュンゴは肩を叩いて慰める。
「そんなにいっぺんに調教出来るものではありませんよ。まして獲物がグリーンヒル
少佐なんですから。じっくり仕込むのも楽しいものですよ」
「そうなんだけど、あんまり時間がないんだよ。明日にでも戦闘が始まるかも知れな
いっていうのに」
はやる年下の上官に、苦笑とも微笑ましいとも言えないような笑顔を浮かべて黒人
は言った。
「別に中尉が戦死してしまうわけではないでしょう。戦いが終わって、落ち着いて
からでもいいじゃありませんか。ヤン艦隊が、そうそう敗れるわけはありませんし、
少佐にしたって中尉から逃げられるものではありませんから」
「そうだね」
ユリアンもようやく笑って余裕を取り戻したようだ。
「じゃあ残念だけど、今日はここまでかな」
「いえいえ」
マシュンゴは手を振って否定する。
「中尉もそうでしょうが、小官もムスコがさっきから立ちっぱなしでしてね。こいつ
を何とかしないことには収まりそうもありませんよ」
「そうだけど……」
「だから、さっき少佐がおっしゃってたじゃないですか。「するなら普通にして」っ
て。だから……」
ユリアンは目を輝かせた。
「そうか。そうだね。それにフレデリカさんにしたって、このままじゃ生殺しだしね」
ふたりは、美女を固定していた拘束具から解き放ち、ベッドに寝ころがした。
吊ったまま凌辱してもよかったが、これまでの激しい責めでフレデリカもかなり体力
的に消耗しているだろうという配慮からだ。
例え身体を自由にしても、もはやロクに抵抗できないだろう。
仮に反抗しても、偉丈夫のマシュンゴと格闘技に優れるユリアンでは相手にならない。
ただ、ロープで胸元だけは縛った。
これは単にユリアンの趣味である。
豊かな乳房を絞り出したいという欲求だ。
「では中尉、お先にどうぞ」
マシュンゴに言われて、まずユリアンがフレデリカに覆い被さった。
「希望通り犯してあげますよ、フレデリカさん」
「…あ……」
フレデリカはまだ朦朧としている。
よく状況がわかっていないようだ。
これではつまらないので、ユリアンは軽くフレデリカの頬を叩いて正気を取り戻させる。
「いいですね、フレデリカさん」
薄く目を開けると、少年が股間を割ってのしかかっている。
フレデリカはたちまち事態を理解した。
「ああっ、ユリアン! な、なにするの! また、こんな恐ろしいことを……」
「恐ろしいってことはないでしょう。気持ちいいことじゃないですか、お互いに」
フレデリカは大きく首を振りたくって叫ぶ。
「だ、だめよ、こんなこと! もう、こんなのだめ! ああ……あの人に、提督に何て
言えばいいのっ」
「別に正直に言うことはないですよ。黙ってればわかりっこありません」
そう言うと、ユリアンは自分のペニスを掴み、ことさら誇示するかのようにぶらぶらと
揺する。
フレデリカは大きく目を見開いて、その肉の凶器を見据えた。
昨夜はあまり見なかったが、こうして見るとスリムなユリアンには似つかわしくない
ほどのたくましい逸物である。
ユリアンは色白なのに、そこだけは赤銅色に輝いていた。
散々責められ、愛液が溢れるように零れているクレバスに、ユリアンはペニスをこすり
つける。
「ああっ……いや、やめてっ……」
たまらずフレデリカは甲高い声で叫ぶ。
さかんに腰を左右に振り、なんとか犯されまいとしている。
ユリアンは膝を使って暴れるフレデリカの腿を押さえ込み、先端で肉襞の割れ目を
裂いた。
一気に押し入れるのではなく、ゆっくりと侵入させた。
肉棒を挿入されることを思い知らせようとしたのである。
官能の絶頂が引いたばかりのフレデリカは、媚肉を抉られ狼狽えた。
敏感で繊細な膣の肉襞が、たくましいユリアンの肉棒で擦り上げられる。
「どうです、フレデリカさん。じっくり味わってくださいね」
「んああああ……あく……あ、あ……」
想像以上の太さに、フレデリカは膣を串刺しされたように感じた。
秘穴をぴっちりとふさがれてしまい、息が詰まりそうだ。
ユリアンは、ぶるぶる震えるフレデリカの細腰をつかむと、ぐっと最奥までペニスを
挿入した。
「ああ……」
びっしりと埋め込まれたことを実感し、フレデリカが呻く。
ユリアンは、奥まで届いたことを確認すると、ゆっくりと引き抜きにかかり、また
すぐに埋め込んだ。
怒張が膣を抉るたび、肉襞が優しく絡みついてくる。
感じてはいけない、反応してはダメ……。
必死に耐えるフレデリカだったが、いちどアヌスで崩壊しているせいか、脆くもその
思いが崩れ去る。
ユリアンの肉棒に突かれるごとに理性が消し飛ぶようだった。
ユリアンは腰をよじるようにして、いっぱいいっぱいまで深々と入ってくる。
先端が子宮口に当たり、つつかれるとジーンとした快感が脳天を直撃する。
「うああ……あ、ああ……あっ…うん……あ、すご……すごい……」
とうとうフレデリカは恥ずかしい言葉を口にする。
ムリヤリ犯された、では言い訳できなくなった。
夫の被保護者に犯されているというおぞましさとは裏腹に、結婚生活で培われたフレ
デリカの肉体は、ユリアンのペニスを待ちかねたかのように絡んでくる。
ユリアンは突き込むだけでなく、腰を左右に揺すって刺激を加えた。
「ああっ」
新たな快感に、フレデリカの秘部はドロドロにとろけていく。
身体のそこかしこが火照りだし、妖しく甘い女臭が漂ってきた。
「ああっ、あっ、あっ、あっ、あはあっ……はぁはぁ…あっ! ああ、あっ、あっ、
あっ、あっ…ああう…」
ユリアンに深く突かれるたびに、フレデリカの口からは甘い喘ぎ声が抑えようもなく
もれてきた。
それまでの声とは明らかに違う、性の反応だった。
ユリアンは、そんな美女の生々しい姿に有頂天になる。
「すごい感じっぷりじゃないですか。もしかして、提督じゃ満足できてなかったん
ですか?」
「ち、違う……ああ、言わないで……」
フレデリカは、もう相手がユリアンだということすら忘れた。
遠慮なく、よがり声を上げ、感じていることを告げた。
今まで感じたことのない激しい官能の快楽に頭は虚ろになり、狂おしい歓喜に苦悶
する。
ここまで来ては、もう立ち戻ることは不可能だった。
一路、快感の頂点目指して突っ走るのみだ。
ここでユリアンはあることに気づいた。
「そうだ、まだキスしてあげたことがありませんでしたね」
そう言うと、ユリアンは犯される愉悦に悶え、喘ぎ続ける美女の唇を奪った。
「むむ……うむう……」
フレデリカはハッとしてふりほどこうとしたが、ユリアンが深い一撃を膣の奥に叩き
込むと、その抵抗もたちまち止んだ。
「んむう……ん、ん……んちゅっ……あ、はぁ…ああむ……むん……む……む……
んぐ……んっ……」
ユリアンは激しくフレデリカの口を吸い、舌はその咥内で暴れ回った。
はじめは歯を閉じて防衛していたフレデリカも、ペニスのピストン攻撃でつい力が
抜けてしまい、そこで侵入を許してしまう。
いったん入り込めばあとはユリアンの暴虐に任せるままだった。
ユリアンは、フレデリカの甘く柔らかい舌を存分に吸い上げ、自分の舌を絡ませた。
歯茎を舐め、上顎の裏にまで舌を這わせると、フレデリカは鼻で喘いだ。
フレデリカの咥内の唾液を全部吸い上げると、今度は自分の唾液をフレデリカに
流し込んだ。
フレデリカはそれをムリヤリ飲まされると頭の中まで痺れた。
一段と官能が高まり、自分からユリアンに舌を絡ませた。
「ああ……」
ユリアンがようやく口を離すと、名残惜しそうな声を表情を見せる。
物欲しそうなフェロモンたっぷりの顔を見せられたユリアンは、たまらずフレデリカ
を攻撃する。
濡れそぼった媚肉は、肉棒が出入りするたびに愛液を滲ませる。
フレデリカは息を吹き返したように、なまめかしい身悶えを見せた。
荒々しく突き上げられ、喘ぎ続ける声も枯れる。
「あ、あうう……あうっ……あ、ああ……も、あ……」
もはやユリアンは、両膝でフレデリカの脚を押さえる必要もなくなった。
フレデリカの方が、ユリアンのふくらはぎに脚を絡めてきたのだ。
腰も、ユリアンの責めに合わせて揺すっている。
もう忘我の状態なのだろう。
容赦なく抉ってくる悦楽の快美に、もうフレデリカは耐えられそうもなかった。
「あ、あ、あ……」
「いいんでしょう、フレデリカさん」
「ああ……」
「いいって言って下さい」
「ああ、いいっ……あああ……あ、いい……たまんないぃ……」
フレデリカは屈辱の言葉を吐く。
「イキたいんですね?」
「ああ……」
「なら、中で出しますよ」
フレデリカはビクッとする。
「ああ、だめ……中はだめよ……あっ……あ、あ……な、中は…ああっ」
ユリアンに激しく突かれる中、フレデリカは必死に懇願する。
「だめよ、お願い……な、中だけは……ああ、妊娠しちゃう……だめ…ああ……」
ユリアンに孕まされるなど、そんな恐ろしいことは想像もしたくない。
だがユリアンは容赦なく言う。
「大丈夫ですよ。僕、提督と血液型は同じですから。妊娠したって、どっちの子か
わかりっこありません」
「そんな……」
おびえるフレデリカをユリアンが責める。
ユリアンの攻撃に、フレデリカも熟れた裸身をくねらせて応えた。
リズミカルに出し入れされる男根が与えてくれる悦楽に、フレデリカの反応はたち
まち切羽詰まる。
脂の乗った腰をうねらせ、より深くユリアンを迎えようとすらした。
「ああう……あっ…もう、ああ……いいっ……あ、あ、もう…」
「いっていいんですよ!」
「ああ、いく……あっ、いきそう……あっ、あっ、あああ、いく……いくう……」
フレデリカはとうとうそれを口にした。
泣き悶える妖しい美女の顔をまともに見てしまい、ユリアンも追い上げられてしま
った。
「あ、くそっ……そ、それ、いけフレデリカさん! いくんだ!」
「あっくぅ! あ、いっくぅぅ……!」
フレデリカは全身をのけぞらせて絶頂に達した。
ユリアンも最後のひと突きを加え、フレデリカの膣深くに熱した濁液を放った。
────────────────────────
ユリアンが名残惜しく最後の一滴まで注ぎ込むと、待ちかねたように今度はマシュ
ンゴがのしかかった。
マシュンゴは、絶頂の余韻に浸り脱力しきったフレデリカの両脚をつかむと、限界
まで拡げにかかった。
内腿の筋肉が引っ張られ、ほころんだ肉の割れ目からは、ユリアンが放出した白濁
がジクジクと零れている。
その頂点にある肉芽をつまむと、マシュンゴはその包皮を剥き上げた。
「あ…ひぃぃ……」
ビクリとフレデリカは気づいた。
ちょっと指先で擦っただけで、フレデリカはひぃひぃ泣き声を上げた。
もう十分に濡れているし、二度も気をやってすっかりほぐれているので、マシュン
ゴはいきなり入れることにした。
マシュンゴ自身、今までの責めとユリアンとフレデリカのセックスを見て、我慢でき
ないところまで来ていたのだ。
「ひっ……そ、そんなもの…」
フレデリカはマシュンゴのペニスを見て怯えた。
ユリアンのものも人並み以上にたくましいと思ったが、マシュンゴのそれは比較に
ならないほどの大きさだった。
話には聞いていたが、黒人のものとはここまで大きいのか。
後ずさるフレデリカを捕まえ、灼熱の先端を媚肉に押しつける。
「だめ! やめてぇ……」
フレデリカの懇願などどこ吹く風とばかりに、マシュンゴはじわりと押し込んだ。
空恐ろしくなるほどの肉棒が柔肉を分け入って入ってくる。
まるで膣の形が変わるかのように、媚肉を巻き込んで入り込んでいった。
「あ……う、うむ……ううむ……」
張り裂けそうな感覚に、フレデリカは目の前が暗くなる。
まともに呼吸もできなくなった。
マシュンゴは楽しそうにフレデリカを見下ろす。
「いかがです、少佐。入っていくのがわかるでしょう?」
「う…うむ……あむむ……ゆ、許して……」
顔を左右に振って懊悩する美女を満足そうに眺めながら、巨漢の黒人は己の分身を
フレデリカの膣のもっとも深い場所にまで打ち込んだ。
いいかげんとろけていた肉襞はざわめき、妖しい動きを見せて絡みついてくる。
その熱さにマシュンゴも驚く。
肉棒が溶けそうなくらいの熱をもった内壁が、マシュンゴの巨根を締め上げてくる
のだ。
「あ……あ……」
底まで埋め込まれたフレデリカは、眉間に皺を寄せ、苦悶の表情を見せた。
唇をかみ、金髪を振ってのけぞる。
顔は真っ赤で、冷や汗が脂汗に変化して肌からにじみ出てきた。
マシュンゴは、自分の巨大さを理解しており、すぐには動き出さなかった。
まずはフレデリカの膣に、自分の肉棒を覚え込ませるのだ。
動かない代わりに、マシュンゴはグローブのような大きな手で、厳しく締め上げら
れたフレデリカの乳房を揉み込んだ。
熱い指が力強く胸を責めてくる。
フレデリカは、巨根の押し込まれた膣と荒々しく揉みしだかれるバストから、気も
遠くなるような愉悦を味わっていた。
肉の快感が全身に広がり、フレデリカの心まで飲み込んでいく。
ここに至ってマシュンゴはようやくピストンを始めた。
長大な肉棒が悠々とフレデリカの子宮にまで届いた。
亀頭が子宮口を抉るたび、フレデリカは全身に電気が走るような快感を得ていた。
「ああっ……だめっ…あ、そんな……ああう…あ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ
……」
抜き差しされ、その運動にフレデリカは反応せずにはいられなかった。
その形の良い唇からは、もはや快感を訴える喘ぎ声しか出てこない。
「中尉とは正常位でいかされたんですから、今度は違う格好でどうです?」
マシュンゴはそう告げると、激しく喘ぐフレデリカの腰をつかんで、ぐるりとうつ
ぶせにしてしまった。
「あああっ…いいっ」
思わずフレデリカは絶叫する。
太いマシュンゴのものを挿入されたまま一回転させられたため、その摩擦はすさま
じいものになった。
精一杯という感じでくわえていたものをムリヤリ抉ったようなものだ。
マシュンゴはフレデリカの腰を深くつかみ、前に伏している身体を起こした。立てた
腰を黒い手で保持すると、ぐいぐいと媚肉を貫いた。
重く深く打ち込まれる肉棒は、子宮口にくっつきっぱなしとなった。
突いた時は子宮を押し上げ、引いた時でも子宮口に亀頭が当たっている有り様だ。
あまりの責めに、フレデリカは朦朧となる。
「い、いや……あうう……あ、あふ……あっ……」
黒く太い肉棒に、窮屈だったフレデリカの膣もようやく慣れてきた。
媚肉はさらに灼けるような熱をはらんできた。
蜜も次から次へとわき出てくる。
繰り返されるピストンに、肉襞は巻き込まれ、引き出された。
引き裂かるような苦痛でさえも、いまや快楽に取って代わられた。
「あ、あうう……ゆ、許して……もう、ああ、もうだめ……あ、あああああ……」
艶っぽい顔と声に、さすがにマシュンゴも興奮してその唇を欲した。
身体を伸ばしてフレデリカの背中に覆い被さり、むりやり顔を後ろに向けさせて吸い
付いた。
「うむ! ううん……んちゅう……んちゅ……ん…むむ……むむん……」
異様なくらい熱を持った厚い唇に、フレデリカの可憐な唇がふさがれる。
マシュンゴは思うさま美女の口を味わい、ユリアンを真似て自分の唾液をフレデリカ
に飲み込ませた。
ぶるるっとフレデリカは全身を震わせた。
男の唾液を飲まされるという屈辱の行為が、フレデリカの官能の揺さぶった。
唇を解放すると、マシュンゴは本気になって責め込んでいった。
重く深い律動をフレデリカに叩き込む。
腰をねじるようにして、なるたけ深く押し込んでもみた。
そのたびに、喘ぐ美女は凄まじいばかりの快楽に、呻き、喘ぎ、泣き叫んだ。
何度も激しく痙攣し、汗にまみれた肢体がのた打つ。
全身が灼け爛れる快楽に、フレデリカは発狂するかと思った。
フレデリカの、あられもない狂態にマシュンゴも辛抱限界になった。
何度となく、肉棒が食いちぎられそうな締め付けを食っていただけに、もういつ発射
してもおかしくなかった。
「い、いいですか少佐! だ、出しますよ! 中に出しますよ!」
「いっ、いやあ……中は、中はだめぇ……ああっ……に、妊娠はいやあ……」
フレデリカは口では拒絶するものの、その膣はたくましい男の精を欲しがって、何度も
うねり収縮している。
「それ……それっ!」
とどめを刺さんと、マシュンゴはひときわ大きく腰を使い、猛攻撃を仕掛けてきた。
子宮がこねまわされ、フレデリカはたちまち忘我となる。
女だけが味わえる激しい肉の快美に、フレデリカは全身を灼き尽くされた。
「あああっ……あ、いいっ…あ、いっちゃ……ああ、いっちゃうぅ……」
「は、早くいきなさい少佐!」
生々しく喘ぎ、愉悦に悶える美女の姿に、耐えきれなくなったマシュンゴが思わず
命令口調になる。
「あ、いく……いきますっ……ああ、もう、いく……いくう!」
子宮口で膨張した肉棒のものすごさにフレデリカは絶叫した。
ぶわりと亀頭がふくらみ、熱く粘りの強い白濁液が激しく噴出した。
「あくう! あっ、いっちゃうううう……」
ドロドロの精子がドクドクと流入してくるごとに、フレデリカはピクピクと全身を
痙攣させた。
なおも、膣の襞は最後まで搾り取ろうと締め付けている。
「あ……あ………」
フレデリカは半死している。
荒々しい呼吸と、びくびくうごめく腰だけが彼女の生存を確認していた。
そんなフレデリカを、ユリアンは冷たい目で見つめていた。
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