ヤンの気遣いでユリアンの魔手から逃れたフレデリカは、ふらふらと自室に通じる
廊下を歩いていた。
油断するとへたり込んでしまいそうだ。
胎内に収まった悪魔の器具が静まっていることだけが救いだ。
と思っていたら、いきなり振動し始めた。
それもまた前後5つ同時にである。

「うあっ……く、ああ……だ、だめ……あ、ああう……」

たちまちフレデリカの官能があぶられ、股間を押さえて廊下に跪いてしまう。
このままうごめき続ければ、倒れて悶えかねない。
なんとか立ち上がろうとするフレデリカは、その腕をつかまれた。

「!」

この状態を誰かに見られたら言い訳できない。
恐る恐る後ろを振り向くと、フレデリカはホッとした。
ユリアンだった。
知られたくない他人ではなかったので安心したが、その気持ちはすぐに怒りへと
変わった。

「ユ、ユリアン! あなたって子は……」

わなわなと震える唇でフレデリカは声を絞り出す。
美しい瞳が厳しくユリアンを睨みつける。

「は、早くこれ…止めなさい!」
「これですか?」

ユリアンは素直にスイッチを切った。
が、またすぐにアヌスの方だけオンにした。

ヴヴヴヴヴ……。

異様な振動音を出し、フレデリカの肛門に収まったローターが最大振幅で震え出す。

「あああっ…」

フレデリカは天を仰いだ。
「あっ、あっ」と舌足らずな喘ぎ声を出し、腰を震わせている。
座り込んで悶える美女の二の腕をつかむと、ユリアンは引きずるように連れ出した。
一端、自分のロッカーに立ち寄り、大振りのバッグを取り出すと左手で下げた。
その間、右手でフレデリカの二の腕をしっかり掴んでいる。
細身に似ず、大した腕力だ。
フレデリカは部屋に入れられると、床に放り出された。

「ここは……」

ようやく淫靡な振動が止まり、我に返ったフレデリカは周囲を見回した。

「ええ、提督の執務室ですよ。ベッドもあるから、ここで休ませてくれって提督に
言われましたので」
「あ、あの人は?」
「これからポプラン中佐たちと打ち合わせだそうです。その後はもう副官の仕事は
特にないから、ここで休んだら帰っていいそうですよ」
「あなたは……あなたはどうするの…」
「ヤン提督から命令されました。ここでフレデリカさんを看病したら、部屋へ先に
戻ってて欲しいと。もちろんフレデリカさんを連れてね」
「……」

フレデリカは弱々しく頭を振った。
またしても。
またしても、この若い淫獣に嬲られるのか。
それも、夫の匂いが残る執務室で。

胎内の暴虐が収まると、ある悪寒を感じてフレデリカは軽く震えた。
そう言えば、ユリアンにローターを入れられてから一度も行っていない。

「ユリアン……もう…もう、取って……」
「え? ローターをですか?」

フレデリカは顔を背けてうなずく。

「なぜです? いいじゃないですか、このままで。フレデリカさんだって満更じゃ
なかったでしょう?」
「違うの、取って……」

フレデリカは腰を、腿をもじもじさせている。

「ははん」とユリアンは気づいた。
これはうっかりしていた。

「そうか、おしっこしたいんですね?」
「……」

フレデリカは頬を染めてうなずいた。
あれからもうだいぶ経つが、トイレには一度も行っていないはずだ。
そりゃそうである、ローターが詰まっているのだから。
しかも、膣はローターで虐められ続けたのだから尿意を刺激しないはずがない。

「…わかりました。取りましょう」

思いの外、ユリアンがあっさりと許可したのでフレデリカは安堵のため息をついた。
が、ただで済むはずがなかった。
案の定、ユリアンは条件をつけてきた。

「脱いで下さい」
「……え」
「だって脱いでもらわなくちゃ取るに取れないでしょう」
「……」

もっともなので、フレデリカも従うしかない。
おずおずとスラックス、ショーツを脱ぎ捨てた。

「早く……」

フレデリカは顔を背けて言った。
だがユリアンは許さなかった。

「ついでに上も脱いでくれませんか?」

フレデリカは目を見開いた。

この子は何を言うのか。

「か、関係ないでしょう! 下だけ取れば…」
「言うことを聞いてください。じゃなければ取りませんし、まだバイブレーション
させますよ?」
「……わ、わかったわ…」

催している状態なのにバイブレーションなどされたら、この場で漏らしてしまうか
も知れない。
やむを得ずフレデリカは了承し、上着のブルゾンに手をかけた。
年下の少年が見物する前で肌を晒さねばならない屈辱と羞恥、そして何より高まっ
てくる尿意に震えながら、フレデリカはとうとう全裸になった。
切羽詰まっているのか、心持ち肌が青くなっている。
そんなフレデリカを後ろから押し倒した。

「あっ」

ユリアンは持ってきたバッグから電磁手錠を取りだし、フレデリカの両手を後ろ手
で拘束してしまった。

「何するの、ユリアン! こんなことして……」
「あまり暴れないでくださいよ、フレデリカさん。一応、手錠には緩衝剤を接着して
おきましたけど、あまり動かすと傷ついちゃいますから」

ユリアンはそう言うと、今度は起こして座らせ、両膝の下に手をやり、そのまま持ち
上げた。
子どもをおしっこさせるような恥ずかしい格好をさせられ、フレデリカはもがいた。

「いや! いやよ、こんな格好。放して! 放しなさい!」

いくら抵抗しようと、両手を手錠され、膝を抱えられていては思うように動けない。
それに尿意もぎりぎりまで来ていた。
ユリアンはユニット・バスまでそのままフレデリカを連れて行き、便器の前でいっ
そう膝を持ち上げた。

「ああっ」

まさに大股開きのスタイルに、フレデリカは必死に首を振った。
くすんだ金髪から立ち上る、甘い髪の香りが悩ましかった。

「さあ、フレデリカさん、していいですよ」
「で、出来るわけないでしょう! 放しなさい! ひとりでさせて」
「だめです。してください」

冷たいまでのユリアンの態度に絶望し、フレデリカは抗い続ける。
しかし、動いたことにより、いよいよ限界に迫った。
「ああ…」と呻き、動きが止まった。
ぷるぷる震えていたかと思うと、ちょろちょろと聖水が零れはじめた。

「いやあ……見ないで、お願い、見ないでぇ……」
「……」

ユリアンには排尿も排泄も見る趣味はないが、羞恥に染まる美女の表情を見るのは
この上なく好きなので、黙って見物している。
そのうち、耐えきれなくなった膣の堤防が一気に崩壊、シャアッと激しいほどの
勢いで尿がほとばしり出た。
あまりにも勢いよく出たため、便器の縁をあちこち汚してしまった。

「いやあああ…」

それも恥ずかしいのか、フレデリカは涙顔で顔を振りたくる。
いくら止めようと思っても止められるものではなかった。
放水が終わりかけると尿の匂いが充満してきて、一層フレデリカを羞恥地獄に落と
した。
最後の一滴まで絞りきると、フレデリカは放心状態だった。
ユリアンは割れ目をペーパーで拭いてやったが、その間もフレデリカはされるが
ままであった。

ユリアンは中を見回した。
トイレと風呂が隣同士にあるユニットバスではあるが、高級士官が使うだけあって
わりと広かった。
湯船の外だけで2メートル四方ほどある。
これくらいあればいたぶるには十分だろう。
フレデリカをそのままベッドにまで運んだユリアンは、うつぶせに寝かせた。
形良く盛り上がったヒップラインが、ユリアンの劣情をそそる。

「じゃあお尻のも取りましょうね」
「……」

ユリアンがそう言うと、フレデリカはビクッとしたが、どうにでもしてくれと半ば
投げやりに思っていた。
取って欲しいのは山々だし、取るに当たって、どうせ恥ずかしいことをしてくるの
だと覚悟している。
ユリアンはいきなり人差し指をフレデリカの肛門に突っ込んだ。

「ああっ」

さすがにフレデリカにも活が入った。
いくらローターでほぐされ、とろけていたとしても、異物を入れられる嫌悪感はなく
ならない。
しかし思ったほど痛みはなかった。
ユリアンの指がマシュンゴほど太くないことと、やはりローターによる愛撫で、
菊座がほころんでいたせいだろ
う。

ユリアンは根元まで押し込み、ぐりぐりとかき回すように回転させた。
フレデリカはいやがって括約筋を締め付けるが、逆にそれが余計にユリアンの指を
感じさせる結果になった。
腰の奥がカッカと熱くなってきている。
それが快感の兆しだと気づいて、フレデリカは大きく動揺した。
こんな、お尻を責められて感じるなんて……。
ユリアンの指は、ローターを取り出そうとするどころか、余計に奥へ押しこくるよう
な動きをしている。

「あ……あ……」

フレデリカはたまらず首を仰け反らせて喘いだ。
次第に露わになるフレデリカの性の反応に気を良くしたユリアンは、指を抜いた。
指を抜かれる感覚に、フレデリカはぶるるっと全身を震わせた。

「フレデリカさん…。どうも指一本じゃよく取れないんですよ。二本入れていい
ですかね?」
「い、いやっ」

とんでもない話だった。
一本だけでも妖しい気持ちになりかかっているというのに、二本も入れられてかき
回されたら、正気が保てるか自信がない。

「ならフレデリカさんが出してくださいよ」
「え……」
「だから、ウンチする時みたいに息んで出すんですよ」
「いや……いやよ…」
「だって、そうしなきゃ取れませんよ。それとも指二本で…」
「それはイヤっ……。わ、わかったわ……」

フレデリカは、手錠されたままベッドの上でしゃがまされた。
トイレでしたいと訴えたのに、ユリアンは聞いてくれなかったのだ。
仕方なく、この場で息むしかない。
こんな恥ずかしいことをユリアンの前でするなど、プライドが許さなかったが、
それしか手段がない。

「ん……」

軽く息んだが、そう簡単に出るものではない。
だいいち、目の前でユリアンがじっと見つめていて、とても思い切り息めるような
雰囲気ではなかった。

「どうしました、全然出ないじゃないですか。いっそ、浣腸して出させましょうか?」
「ひっ」

フレデリカの喉から高い悲鳴が洩れた。
浣腸だけはイヤだ。
浣腸されるくらいなら、とフレデリカは括約筋を緩め、直腸から押しだそうと思い
切り息んでみた。

「ん……は……。んんっ……く……」

腸の中で、あの忌まわしいローターが動く気配がする。
何とか押し出せそうだ。
その時、ユリアンが股間に手を伸ばし、肛門に触れてきた。

「きゃあ!」

予想外の攻撃にフレデリカは思わず叫ぶ。
ユリアンの細い指は、フレデリカのアヌスを揉み込んでいた。

「うん、だいぶ出てきたみたいですね。これなら……」

ユリアンはそう言うと、息んでいるフレデリカを、またうつぶせに倒した。
むずかるフレデリカを押さえ、また指を肛門に侵入させた。

「あ……いやああ……」

尻たぶを振って抵抗を試みるフレデリカだったが、ユリアンは腰を肘で押さえて許さ
ない。
そして、突っ込んだ人差し指を鉤状に曲げて、出口付近に出てきたローターを引っ
掛け、肛門からえぐり出した。

「ああっ」

フレデリカはぶるっと痙攣して大きく仰け反った。
がっくりと力が抜け、はぁはぁと息を付いている。
その裸身には、うっすらと汗さえ浮いていた。
ユリアンは取り出したローターを見て、大げさに顔を歪めて見せた。

「フレデリカさん……。トイレ行ってないんですか?」
「え……」
「ほら、ローターに……」

ユリアンに見せられたそれには、茶色の付着物がちょっぴりこびりついていた。
トイレになど行っているはずがない。
ローターを入れられた状態では出しようがないのだ。
だからフレデリカは昼食も控えていたくらいだ。

「い、いやっ」

見たくなかった。
いくら昼食を摂っていないとはいえ、腸内にはまだ残っているのだろう。

「すっきりしましょうか」

そう言うとユリアンは、ごそごそと浣腸の用意を始めた。
2日前から見ている大型の浣腸器を目の当たりにしてフレデリカは後ずさった。

「いや……」

壁際にくっつくまで逃げている間、ユリアンは浣腸液を吸い上げていた。
そして、準備を整え終わったユリアンがじわじわと近づいてくるのを見て、逃げだ
そうとドアに向かって走った。

「フレデリカさん! ハダカで外に出る気ですか!?」
「あっ」

ユリアンに指摘されて気づいた。
全裸に剥かれていたのだ。
おまけに手錠までかけられて。
こんな格好で廊下に出れば大騒ぎになってしまう。
呆然と立ちつくすフレデリカを、ユリアンは落ち着いて捕らえ、ベッドに突き転が
した。

「さあ、これ以上手をかけさせないで。いいですね」
「い、いやよ……。浣腸なんか、絶対にいやっ」
「そうですか」

ユリアンは脱ぎ捨てられたフレデリカの服を踏みつけて言った。

「なら、これはお返しできません。ハダカで帰ってください」
「なんですって…」

ヤンの部屋だから、当然フレデリカの着替えなどない。
このまま浣腸を拒み、ユリアンに諦めさせても、服を返してもらわなければここから
逃げられない。

「ひ、卑怯よ……」

フレデリカは歯がみする思いだった。
ユリアンはうそぶく。

「ええ、卑怯でけっこうです。フレデリカさんを自由にするためには何だってやり
ますよ、僕は」
「……」

ガクリとフレデリカの肩が落ちる。
どうにもならなかった。

「理解できたようですね。それじゃ、うつぶせになって膝を立て、上半身はアゴで
支えてください」

電磁手錠を後ろ手にかけられているため、手では支えられない。
それにこの格好なら、尻をユリアンに突き出す状態になる。
フレデリカは諦め、この上は一刻も早く屈辱の時間が過ぎ去ることを願うしかなか
った。

ユリアンはゴクリと生唾を飲み込む。
脂の乗った真っ白い尻たぶが、脅えるように震えている。
その奥にある肛門は、ヒクヒクと蠢いていた。
これから起こる行為への不安なのか、それとも期待なのか。
ユリアンは躊躇することなく、その中心部に嘴管を挿入した。

押し込まれるシリンダー、注入される溶液。
フレデリカはたちまち全身から脂汗をにじませた。
何度されても決して慣れない、その悪寒。
散々、直腸内をローターでいびられた直後だけに、襞が敏感になっている。
以前された時よりも、よほどきつく感じた。

「あ、あ……あん、あむぅぅ……く、は……」

たまらずフレデリカは首を仰け反らせる。
後ろ手の指は、すがりつこうと広がり、そしてまたきつく握られた。
呼吸が苦しいのか、金魚のように口をパクつかせる。
そして美尻はぶるぶると震えていた。

「なんだか催促しているみたいですね。お尻は振るし、肛門はヒクついてるし」

ユリアンは笑いながら言った。

「い……いやあ……」

溶液が、肛門と腸の粘膜を刺激する。
フレデリカは歯を食いしばり、尻たぶだけでなく太腿まで震わせた。
次々に注入される浣腸液に、身体が灼けるかのようだった。
早くも便意がわき起こる。

「あ、あ、あ……い…だめ、もう……もう入れないで……」
「まだまだ」
「ああ、く、苦しいの……いやあ…あ、うむ……」

最後の一押しを思い切りすると、フレデリカは首が折れそうなくらい仰け反った。
すぐに強烈な便意が襲ってくる。
腸内を凄まじい力でかき回されるかのようだった。
迫り来る便意に、必死に耐えようとのたうち回るフレデリカを見ているうち、ユリ
アンはあることに気づいた。

シーツに染みが出来ている。
見ると、フレデリカの媚肉から、ポタポタと淫液が零れているのだ。
触れてみると粘りがある。
透明ではあったが、よがり汁に違いない。

「やっぱりね…」

フレデリカは、まだ未熟なはずの肛門性感でこれだけ感じているのだ。
浣腸されただけで割れ目から愛液をにじませるほどに。
アナルバイブで責めたり、ましてや肛交などしたら呆気なく絶頂に達するくらいの
敏感さなのではあるまいか。
その想像に、ユリアンはぞくぞくした。
フレデリカのアヌス深くに肉棒を突っ込み、思うさまかき回してその媚声を絞り出
し、絶頂を極めさせる。
もちろん中出ししてやる。
ユリアンはそう考えただけで、痛いほどに勃起していた。

「あ……あ、もう…もう、我慢できないっ……ああ、おトイレ……」

ユリアンは、フレデリカの悶えで我に返った。
よほど切羽詰まっているのか、青ざめて痙攣している。
開かれた尻たぶの底のアヌスは、ゆっくりとふくらみ、慌ててすぼまる運動を繰り
返していた。

「わかりましたよ」

ユリアンは再びフレデリカを子どもおしっこスタイルに持ち上げ、トイレに直行
した。

「いいですか、思い切りひり出してくださいね。ちゃんと見てますから」
「いやあ……見ないで、お願いっ……あっ、あっ…あ、出る……出ちゃうぅ……」

見られている羞恥に耐えていたフレデリカも限界を迎えた。
ぶるるっと一際大きく震えると、耐えに耐えた便意の塊を一気に便器に放出した。
またしても恥ずかしい生理を見られてしまった。
フレデリカは声を殺して泣いていた。
バスに連れ込んでその肛門を洗われても、フレデリカは泣くばかりだった。
ユリアンが何か装置をセットしているのにも気づかなかった。

ユリアンは、バスとトイレの境目にあるカーテン・レールに大きなビニール製の
容器を引っ掛けていた。中には満々と液体が溜まっている。
容器には小さなコントローラがついているようだった。
さらにビニールの下からは直径1センチほどの太さがある長い透明なホースが伸び
ていた。
ユリアンはコントローラをセットし終えると、そのホースを伏せて泣いているフレ
デリカのアヌスに突き刺した。

「きゃあっ、痛いっ」

尻の割れ目を開いて、浣腸、排泄で爛れた肛門にいきなり挿入したのだ。
すんなりは入ったが、腫れぼったい肛門にホースが擦りつけられると痛みが走った。
それでフレデリカは気を取り戻した。
ユリアンは構わずグイグイと中に押し込む。
15センチも入れると、ようやく挿入をやめた。

「これ以上…これ以上、何をしようと言うの……」

フレデリカの抗議にも力がない。
お尻のものを取ろうにも、手錠をかけられていてそれも出来ない。
フレデリカは、いつのまにか全裸になって仁王立ちするユリアンを見てハッとした。
子どもだ子どもだと思っていたが、もう身長はフレデリカどころかヤンを越えて
いるのだ。
18歳。
少年どころか青年、おとなの体型だ。
しなやかそうな体つきはそのままだが、贅肉がひとかけらもない引き締まった肉体
はフレデリカを圧倒する。
ヘタに抵抗してもあっさり打ち伏せられてしまうだろう。

さらにフレデリカの視線が止まったのは股間だった。
細身の身体に似合わぬ、たくましいばかりの男根がそそり立っていた。
亀頭部のカリもはっきりしており、竿がまるでフレデリカの肉体を欲するかのごとく
ビクビクしている。
先からはカウパーが垂れていた。
いやらしい、おぞましいと思いながらも、フレデリカは視線を外せなかった。
肛門も、そして媚肉もジンジンと疼いている。
あんな大きなもので犯されたら征服されてしまうかも知れない…。
ユリアンに凌辱され屈服する自分の姿を想像すると気が狂いそうになった。

だが、それよりも肛門に押し込まれたホースだ。
まさかこの子、また浣腸を…。

「ユリアン、取って! お尻のものを取りなさい!」

いきなりフレデリカは命令口調に戻った。
必死に気を奮い立たせているのだ。
それだけ浣腸責めだけはイヤだった。

「へぇ、急に強気になりましたね」

ユリアンはからかうようにえへらえへら笑った。
そして「だめですよ」と言うと、容器コントローラに手を伸ばし、スイッチを入れた。
容器からホースを通り、浣腸液がフレデリカの直腸に流れ込んできた。

「あっ、いやあ!」

ズキンと肛門に刺激が走る。
おぞましい流入が始まると、フレデリカは身を揉んでよじった。
が、すぐに注入は止まった。

「ああ……」

フレデリカはため息をついた。
ユリアンはゆっくりと話しかける。

「フレデリカさん、そんなに浣腸はいやですか」
「い、いやよ……いやでいやでたまらないのよ、これだけは…」
「そんなにいやなら止めてもいいですけど」

またこのパターンか、とユリアンは苦笑するが、効果的なのだから何度やってもいい
だろう。
いちいち引っかかるフレデリカもフレデリカなのだし。

「ど、どうすれば……」

フレデリカは輝くような光を乗せた瞳でユリアンを見つめる。
浣腸さえされなければ何だって出来そうな気がした。
ユリアンは湯船の縁に腰を下ろして言った。

「フレデリカさんから僕につながってください」
「……え?」
「だから、フレデリカさんが自分から僕のチンポを入れるんですよ」

ユリアンは、勃起しきった若い男根を手で揺らしながら言った。

「そんなこと……」
「出来ないなら、これです」

と、ユリアンはスイッチを操作する。
途端に浣腸液が入ってきた。

「あ、いやあ! わかった、わかったわ! だからやめてっ」

フレデリカは尻を振って叫んだ。尻に合わせて揺れるホースが、まるで尻尾のように
見える。

「だ、だから……早く、早くこれを取って…」
「僕とつながったのを確認してからです」
「……」
「さ、早く。僕を跨いでしゃがんでくるんですよ」

フレデリカは堅く目を閉じ、唇を噛むと、ゆっくり立ち上がってユリアンの前に来た。
ユリアンは改めて哀れな美しい奴隷と化したフレデリカを見た。
真っ白で肌理細かい肌。
色素が白いというよりも、色素そのものの色が薄いのだろう。
今回は縛り上げておらず、自然な状態に保たれているバストは、見えるか見えないか
の薄い静脈が透けて見えている。
巨乳というほどではないが十分な大きさで形も抜群だ。
乳輪の色も薄く、乳首は小さめ。
乳房もだらしなく開いてはいない。

くびれた腰にかけての腹もなだらかな曲線を見せ、肉付きの良い太腿は思わず舐め
しゃぶりたいほどだ。
引き締まっているくせに柔らかい、最高の素材である。
尻もむっちり張っていて、アナルマニアのユリアンには堪えられなかった。
全体的にまろやかな体つきだが、まだ少々固さも残っている。
まだ人妻として熟し切ってはいないということだろう。
いいさ、そのうち僕がこの手でその固さをとってやる。
どこを触っても柔らかく、もちもちした肉体に仕上げてやるさ。
そんなことをユリアンは思っている。

そのユリアンの魔の手にかかった美しい蝶は、おずおずと彼の両脚を跨いだ。
ゆっくりと、いらつくくらいゆっくりと腰を落としていった。
今にも立ち上がって逃げそうな腰を、意志の力で必死に言いなりになろうとしている
ようだ。
膝が笑ってガクガクしている。

「早く!」

叩きつけるようにユリアンが指示する。
フレデリカはビクッとして項垂れ、腰を沈めていく。
内腿に、灼けつくくらい熱いユリアンのペニスが触れた。
「ひ…」と小さな悲鳴を押し殺して、股間の中心へその矛先を誘導した。
ユリアンはぴしゃりと太腿を叩いて急かすと、諦めたように割れ目へ肉棒を侵入させ
始める。

「あああ……こんな、浅ましい…」

フレデリカは首を振り拒否反応を示すが、ユリアンは許さない。
さらに腰を落とすと、太い肉茎がフレデリカのほころんだ媚肉を押し開くように中へ
入っていく。

「ああ、もう許して…これ以上は……出来ないわ…」

屈辱感で胸が張り裂けそうになる。
半分ほどユリアンを受け入れたところで止まってしまった。
ユリアンはその様子を見て言う。

「ほら、ちゃんと最後まで。僕の腿の上にぺったり座るんですよ。それとも浣腸
ですか?」

その殺し文句を言われると抗えなくなる。
しかし、これ以上は腰も膝も震えてしまって出来なかった。

「仕方ないですね」

と言うと、ユリアンは自分でフレデリカの細い腰をつかむとムリヤリ腿の上に座ら
せてしまった。

「ああっ」

ズシンとばかりに肉棒が奥まで入った。
フレデリカは思わずのけぞり、白い喉をさらして絶叫した。
フレデリカの媚肉は、めいっぱいユリアンのペニスをくわえこんでいる。
潤滑油のように、じくじくと蜜が中からわき出ていた。

「どうです、フレデリカさん」

そう言いながらユリアンは、フレデリカの腰を抱えてさらに奥まで抱き込んだ。

「ああっ……く……。も、もう、取って…、お尻のものを取ってっ!」

フレデリカは喘ぎ声をかみ殺しつつ哀願した。
腰を動かされると、腸内深くまで入れられたホースと、秘肉を貫くユリアンの男根
が擦れ合ってたまらなかった。
身体の奥で、何か不気味なものが生まれ出る感じがする。

「は、早く取って……ああ、早くぅ……」

フレデリカの声が響くがユリアンは取り合わない。
それどころか、またしてもスイッチを操作し、薬液注入を始めた。
フレデリカはおぞましい感覚にぶるるっと震え上がり立ち上がりそうになる。

「いやあっ…なんで……なんで入れるのぉっ! や、約束……ああ、違うわっ」

ユリアンは無視して腰を振り出した。
腰をつかんだ手も放さず、フレデリカの身体を操り出す。
フレデリカは続々と注入される浣腸と、前の穴を犯すユリアンの肉棒の刺激でおか
しくなりそうだった。

「ああっ、こんなのいやあっ……お、おかしくなるわっ…」

激しく突き込まれる媚肉に、徐々に愉悦が広がり出す。
膣内に感じる圧迫感がフレデリカの官能を痛いほど刺激した。
抗しきれない甘美な疼きが彼女の意志を無視して蠢き出す。
ユリアンは、目の前でゆさゆさ揺れている胸を掴んだ。
思えば、初めてフレデリカを犯して以来縛ってばかりで、素の乳房をじっくり見る
のもひさしぶりだった。
その美しい乳を揉みしだく。
荒々しく揉み込むだけでなく、アンダーバストを優しくなぞるように愛撫したり、
胸の隆起の下にある浮き出たあばらをくすぐるように可愛がる。
見事な形状のバストを指でなぞりあげると、頂点にある乳頭が徐々に堅く引き締まっ
ていくのがわかった。

憎いほどのテクニックに、フレデリカは戦慄した。
とてもヤンはここまでしてくれなかった。
自分の胸が敏感なのは知っていたが、こんなに気持ちよくなるとは、フレデリカ自身
にも信じられなかった。

「ああう……あ、あ……」

たぷたぷと揉み込んだと思うと、乳輪回りを舌で舐め上げる。
さらに指でつまむようにしてぶるぶる震わせると、乳輪まで膨らんできた。
その上に堅く勃起した乳首も含めると、二段階に盛り上がっているように見えた。
ユリアンの責めの効果を決して声に出すまいと誓っていたフレデリカだったが、弱点
のひとつである乳房に激しくも優しい攻撃を受け、呆気なく落城した。

「ふん……ふううん……あ……ああ……」

喘ぎが強まり、それまで必死に唇を噛みしめて耐えていたのがウソのように悶えた。
時々、浣腸液の注入が止まる。
ホッとする間もなく、ユリアンの愛撫が始まりその攻撃に晒された。
するとまた思い出したように注入が開始され、アヌスから腸の襞にかけて狂おしい
刺激が走るのだ。
どうやらユリアンは、インターバル注入をしているらしい。
指定した時間おきに液が流れるようにセットしたのだ。

「いやあ……ああう、あ……こんなの、ああ……いや……」

ユリアンに、良いように犯され浣腸までされている。
こんな屈辱的な凌辱に遭っているというのに、肉体が嫌がっていないことにフレデ
リカは動揺した。
浣腸され、腸が徐々に膨満していく苦痛も、ユリアンに奥まで貫き通された快美に
負けてしまい、ややもすると妖しい快感にまで発展しそうだった。

フレデリカは、どうしようもなくわき起こる肉の悦楽を意識した。
フレデリカの快感を引きずり出すユリアンの突き上げ、手での全身への愛撫。
そして間歇的に腸内に吹き上げてくる浣腸液。
浣腸に耐える冷や汗と、愉悦に絞り出される脂汗が混じり、フレデリカの肢体はぬら
ぬらと輝いている。
真っ白だった肌はほのかなピンクに染まっている。
そして女陰からは相変わらず愛液が滲み溢れ、ムッとするような女の匂いが漂って
いた。

「かなり感じているみたいですね、フレデリカさん」

ユリアンは満足げに、苦悩する美女を見た。
フレデリカはピストンを受け続ける媚肉と溶液を入れられている肛門から、下腹部が
とろけてしまいそうな感覚を得てしまう。
きれいな眉根を寄せて喘ぎだした。

「う、ううっ……あ、ああう……あ、あ……あ、い……」

浣腸液が注入されると、封じようとして思わずアヌスを締め上げてしまう。
その結果、媚肉も締め付けるため、ユリアンの堅い肉棒をよりいっそう感じ取って
しまうことになる。
ユリアンはギュッとフレデリカを抱きしめ、フレデリカの女の土手の裏あたりに肉棒
が行くようにしてみる。
なにか突起が当たったような感触を得た時、フレデリカが激しく喘いだ。

「ああんっ……あ、そこ! ああ、だめ……そこはぁ……あっ」

Gスポットのようだった。
ユリアンは面白がって集中的に責めてみると、フレデリカは首を大きく仰け反らせて
喘続けた。
そのままの状態で首を振り、金髪を振り乱す。
肉体が芯から疼き、まるでスーパーノヴァのような熱が胎内から発するようだった。

だいぶ追い込んだと判断したユリアンは、両手でフレデリカの美しい顔を挟んだ。
目を堅く閉じ、口からは熱い吐息と悩ましい喘ぎ声が洩れ続けている。
苦悶するフレデリカを見て、たまらずユリアンはその唇を押しつけた。
フレデリカはまったく抵抗せず、ユリアンの唇と舌を迎え入れた。
ユリアンは上唇を加え、舐めしゃぶる。
それだけでフレデリカは背筋に電気が走るような快楽を感じた。
そして唇を割って舌を入れると、待ちかねたようにフレデリカは舌を絡ませていった。
ユリアンが唇を絡め取ると、フレデリカは蹂躙するに任せ、それが終わると自らユリ
アンの舌に吸い付いていった。

快楽の渦に飲み込まれ、頭がジンジンと痺れていた。
互いの咥内を愛撫しあい、唾液を交換して口を離すと、もはやフレデリカの口からは
快感を訴える喘ぎ声しか生まれなかった。

「あああ……ああう……」
「そんなにいいんですか、フレデリカさん!」

フレデリカはこくんとうなずいた。

「ああ、いいっ……たまんない……たまんないのぉ……あっ……んああっ」

相変わらず間歇注入も続いている。
それが始まると、フレデリカの全身がグンッと伸び上がるように仰け反った。
同時に膣もキリキリと締まる。
ユリアンは突き上げるばかりでなく、ぐりぐりと回転させるようにして膣の襞に擦り
つけもする。
新たな快楽に、フレデリカはいよいよ昂ぶってきた。
ユリアンが自分とフレデリカの結合部を触れてみると、粘りの強い白濁液が滲み出て
いた。
透明な愛液とは違う、フレデリカの本気汁だった。
それが、ユリアンが出し入れするたびに、ユリアンの逸物にこびりついてくるように
なっていた。

「あ、ああっ」

フレデリカが全身をぷるぷると痙攣させ始めた。
ユリアンのペニスを締める襞もキュッキュッ絡みついてきた。
めくるめく恍惚のゴールまでひた走るフレデリカ。

「そろそろですか」
「うあ……うああっ……」

ユリアンはとどめだとばかりに激しく出し入れした。

乳房を揉み上げ、首筋を舐め上げる。
フレデリカの快感指数は大きな上昇カーブを描いて頂点に達しようとしていた。

「ああ! ああ、もう……もう、いっく……いっちゃ……あ、いく!」

ユリアンが乳房を甘噛みして、肉茎で媚肉深く突き上げると、フレデリカは大きく
仰け反って、ユリアンに跨った腿を痙攣させた。
ふくらはぎを思い切り突っ張らせて、つま先が思い切り内側にかがまった。
ユリアンを締め付ける力も激しく、さすがに耐えきれなかった。

「あ、出る、中に出ます!」
「ああっ! いく、いくぅ!」

ユリアンが叫び、膣の奥に思い切り放出すると、フレデリカも負けないような絶叫で
気をやったことを伝えた。
のけぞった肢体を激しくのたうたせると、一気に脱力してユリアンの胸にもたれか
かった。
はぁはぁと甘い匂いのする吐息を続ける。

ユリアンは何度も肉棒を痙攣させ、フレデリカの胎内に注入しきった。
ユリアンはしなだれているフレデリカの髪を掴んで持ち上げ、絶頂まで追い上げられ
た美しい顔を見た。
むせかえるような女の色香にあふれていて、ユリアンは息をのんだ。
たまらず、またその口に吸い付いていった。
たっぷりとフレデリカの甘い口を楽しむと、唾液の糸を引いて口を離した。

「また中に出しましたよ。フレデリカさんにもわかったでしょう?」
「……いや…。中はだめ……に、妊娠しちゃう……」
「だめと言っても、もう出しちゃったんですから。また出してあげますよ」
「いや……赤ちゃん出来ちゃうわ……」
「いいですよ、出来たって。フレデリカさんを孕ませてみたいな」
「いや……」
「いやじゃありません。今日はとことんやりますよ」

そう言うと、ユリアンは再びフレデリカの腰を抱え、最奥を貫いたままの肉棒を
使い始めた。
今果てたばかりだったが、ユリアンの若さとフレデリカの妖しい魅力で、またすぐ
に硬度を取り戻した。
そして、さきほどよりももっと深くまでねじるように押し込んだ。

「うあああ……」

フレデリカはたまらず喘いだ。

(こんな……。だ、出したばかりだというのに、なんでもうこんなに硬いの……。
そ、それにこんなに奥まで届くなんて…)

深くまで抉られる苦悩と快楽が入り交じり、フレデリカを責め苛む。
さらに、浣腸はずっと続いているのだ。
ユリアンが激しく突き上げてくる衝撃は、肛門から入り続ける浣腸液と呼応して、
内臓に響き渡るようだ。
そして、いよいよ恐れていた便意が盛り上がってきた。

「う! ああ……あ、もうだめ……あ、いや……」
「え、もうイクんですか?」

と聞いたユリアンだったが、それが浣腸による便意を訴えているのだと気づいた。

「なんだウンチしたいんですか。いいですよ、ここでしても」
「いや……」

弱々しく首を振るフレデリカにユリアンが言う。

「いやったって、したいんでしょう? もれちゃうんでしょう?」
「……」

あれだけ浣腸され、排泄まで何度も見られたのにまだ恥ずかしいのか。
ユリアンはちょっと驚いたが、嬉しくもあった。
これだけ恥を知る女なら、何度浣腸し、排泄させても、そのたびに苦悶して羞恥に
まみれてくれるだろう。
そうでなければ浣腸などしてもつまらないのだ。
その意味でも、フレデリカ・グリーンヒルは貴重な女だった。

「したければそう言ってください。させてあげますから」

便意を押し戻すように流入してくる溶液に、フレデリカは気死してしまいそうだった。
なおもズンズンと責めてくるユリアンの男根、もういっぱいなのになおも流れ込む
浣腸液。
直腸内で荒れ狂い、よじれ、かきむしられるような激しい便意がフレデリカをKO
する。

「あ、あ、もう……あ、だめなの、ユリアン……お、お願い……」
「ちゃんと言ってください」

それでなくては面白くない。

「あ、ああう……い、意地悪っ……ウ……ウンチよ……ああ、ウンチ出ちゃうの……」

顔が青ざめ、ユリアンの愛撫にも反応が鈍くなってきた。
そろそろ本当にまずいか。

「あ…く、苦しい……お腹が苦しい……あ、あ…させて、お願い……ウンチ……」

フレデリカの全身がオコリに罹ったように激しく震えだしたのを見て、ユリアンは
慌ててホースのノズルを肛門から抜いてやった。
間を置かず、フレデリカの肛門が花開き、まるで小水のようにシャアッと激しく
噴き出した。
そのアヌスは内側からふくれあがって襞も露わに開いている。

「ああう……ああ……あっ……あああ……」

勢いよく迸り出させ、それが途切れるごとにフレデリカの口から甘い喘ぎのような
声が漏れ出た。
ユリアンの上で激しくうごめき、便意を解放する快楽を満喫していた。
フレデリカの肛門からは、際限がないほどいくらでも液が排泄された。
二度目の大量浣腸ということで、ほとんど便は混じっていない。
従って匂いも気にならなかった。
ユリアンは、この間もセックスをやめていない。
フレデリカは、激しく溶液を排便しながら犯され続けたのだった。

「ああう……あ、あ……あむぅ……」

すべて放出し終えたのを確認すると、ユリアンは再びホースをフレデリカの菊座に
押し込んだ。
フレデリカは、肛門を突破されるその時だけぶるるっと震えたが、奥まで挿入され
る時にはもう、陶然とした表情を見せていた。
もう肛門に挿入される悦びを覚えたのかも知れない。
ユリアンはスイッチを入れ、間歇モードにセットする。
またしても注入が始まると、フレデリカは背筋に強力な電流が突き抜けるような
痺れを感じた。
それが淫蕩な愉悦だと理解することは、今の彼女には不可能だった。
ユリアンは出来るだけ深く媚肉に押し入り、その先がフレデリカの子宮口にくっつ
いたことがわかると、そこを擦ったり突き上げたりして、美女の狂おしい喘ぎ声を
絞り出した。

「ああ、そこっ……いや、そこ、いやあ……あう、ああう……むううっ……あ、い
……いい…いいっ」

フレデリカの口からは、男心をとろかすような甘ったるい声が次々とまろびでた。
ユリアンは爪の表で、脇腹や首筋を撫でるように責める。
さらに、後ろ手に回した両手の腋に舌を差し込んで、フレデリカから甲高いよがり
声も引き出した。
さきほどは優しく責めた乳房に対しては、今度は荒々しく付け根から揉み絞った。
グッと力を込めて柔らかい隆起を掴み、そのとがった先端を前歯でいたぶった。
痛いほどに硬く勃起した乳首を、ユリアンが歯で甘く噛んだり擦ったりすると、
フレデリカは火照った顔を振りたくってその快美を逃そうとした。

ユリアンは首筋に唇を寄せ、跡が残るほど思い切り吸い上げた。
なめらかな鎖骨付近にも、乳房の山にも同じようにキスをした。
その激しい口づけに、フレデリカは甘美な快楽を感じ続けている。
そんなに強く吸われてはキス・マークが残って、ヤンに気づかれるかも知れないと
いう頭はなかった。
今、ユリアンから与えられている官能がすべてだったのだ。

「ほらっ、フレデリカさんっ。いいんでしょ、こうして奥まで突かれて子宮を抉ら
れるのが気持ちいいんでしょ
っ!」

ユリアンが重く深く突き込みながらフレデリカの美貌を覗き込む。
激しい性交に、忘我の美女は今感じている気持ちを口にするしか出来なかった。
ユリアンの問いにガクガクうなずきながら、フレデリカはのけぞり、喘いだ。

「ああ、いいっ…すごく、いいっ…く、くぁぁっ、気持ち、気持ちいいぃぃ……
あっ、すご…すごい……」

ユリアンは、それほど深く挿入しなくても十分に子宮まで達していることに気づいた。
あまりの悦楽に、ユリアンの肉棒がさらに膨張したこともあるが、オルガスムスを
感じ取ったフレデリカの子宮が、受胎しようとして下に下がって来たのである。
その子宮を、たくましい肉茎で突き上げられ、秘奥を抉られ続ける。
子宮を虐める重い律動に悲鳴を上げたいほどなのに、一方でフレデリカの柔肉はユリ
アンの硬く太い肉棒に絡みつき、貪欲なほどに食い締めていた。
ユリアンの膝から腿にかけて、もうフレデリカから滴る多量の愛液でびしょ濡れ
だった。
透明な粘度の低いものから、ドロドロした精液状の本気汁まであふれ出し、べと
べとになっている。

「ああっ……あふう! あ、だめ……またヘンになるぅ……あ、おかしくなっちゃ
うう……あ、いいっ」

肉塊がフレデリカの媚肉を出入りするたび、割れ目の襞がまくれ上がり、めり込ま
れる。
まくれ上がる時には、一緒にフレデリカの愛液が大量に迸り出てくるのだ。
突き上げるユリアンの肉棒は、もはや子宮口を開くくらいのところまで届いていた。
その深さにフレデリカはくらくらする。
ユリアンの運動に合わせ、腰を上下に揺すり出した。
慎ましさも恥ずかしさもなくなってしまっていた。

「あ、あ……あ、また……また、いくわっ……ああ、いい、すごいぃ……あ、
またぁ!」

ユリアンは激しく身悶えるフレデリカを目の当たりにし、二度目の発射が近いことを
自覚した。
腰の後ろあたりが熱くなってきている。
出そうだ。
追い込みの猛攻をかけた。
両手でフレデリカの美貌を固定し、激しく口づけする。
呻くフレデリカの胸をしこしこと揉みしだく。
両手を尻たぶに回し、浣腸液を注入しているホースをぐりぐりと回し、肛門を責め
たりもした。
様々な愉悦をいっぺんに経験させられ、甘いというにはあまりにも強烈な快美だった。

「それっ、それっ、それっ……っ……っ……っ……っ……っ」
「ああ! あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……」

ユリアンが突き込むたびに腰をよじりたてて、泣くように喘ぎ続ける。
フレデリカは、自分でそれと意識しないで、自由な脚をユリアンの腰にしっかり回して
いた。
決して離すまいとするかのように、力を込めて締め付けていた。

「ああ、だめっ……も、もう、いく……ああ、ホントにいっちゃうっ……あ、ああう
……」

フレデリカの秘貝は、ユリアンのモノをキュウキュウと締め続ける。
その感触と、フレデリカのよがり声、悶え狂う生々しい姿に、ユリアンも限界が迫る。

「また…また出しますよ! 中に出します! いいですね!」
「い、いやあ……な、中はだめ……ああ、気持ちいいっ……」

「中じゃないと出しませんよ!」
「で、でも……ああっ……妊娠、妊娠ちゃうからぁ……あっ……中は……ああ、いいっ
…すごいい……」
「ならやめちゃいますよ、ここで!」
「あ、いやあ……もう、もうおかしくなるわっ……あ、あはあ!」
「じゃあいいですね! 中で出してもいいんですね!」
「…あ、ああ……いい……な、中で出していいわ……あっ、いいっ……あ、中にぃ
……」
「よし!」

ユリアンは亀頭で子宮を擦り、竿で襞を、Gスポットを擦った。
どんどん底なしの深みにはまっていく。
フレデリカはたまらず絶頂に押し上げられた。

「ううむっ……あ、もういく! …また、また、いくぅ!」

骨の髄まで犯されるように感じ、フレデリカは激しく達した。
締め付ける襞の威力に耐えかねて、ユリアンも間を置かずに精を吐き出した。
熱い精液が子宮口に浴びせられ、中にまで入り込むような感触にフレデリカは続けて
気をやった。

「ああっ、いっくぅ!」

フレデリカは意識を失うことも許されなかった。
浣腸はまだ続いているのだ。
さらにユリアンも、また腰を揺さぶって来ている。
すぐに弾力のある硬度が戻ってきた。
たちまちフレデリカを苦悶に追い込む。

「ああ、もうだめよ……ああぅ……もう、これ以上されたら死んじゃうぅ……あ、
いいっ……」
「死んじゃう、なんて可愛いこと言いながら、そのよがり声はなんですか。まだまだ
今日は犯しますよ」

浣腸される苦悩とわき起こる便意も、快楽を呼び起こすカギのようにすら感じられた。
フレデリカに出来るのは、ユリアンから精を搾り取り、浣腸され排便し、喘ぎ、悶え
狂うことのみだった。

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結局、この日ユリアンは都合4度フレデリカを犯した。
一回目から四回目まで、ただの一度も肉棒をフレデリカから抜かなかった。
媚肉を貫きっぱなしで犯し続けたのだ。
無論、一度の例外もなく膣内射精だった。
すべて中出ししたのである。
中に射精されることを心底嫌がっていたフレデリカも、最後には子宮に浴びせられる
快感に悶絶するまで慣らされた。

2度目後半からユリアンに応えだし、3度目からは積極的に自ら腰を振り、口づけを
ねだるまでになった。
ユリアンは、フレデリカが堕ちるのも時間の問題だと、手応えを感じ始めていた。



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