「……」

恵は、汗の浮いた身体を冷たい濡れタオルで拭われていく心地よさを、夢心地で
感じていた。
学園長に殴られ、投げ飛ばされた際に受けたダメージがまだ身体に残っている。
背中にはまだ痺れが残留し、何度も殴られた腹が疼く。恐らく痣にもなっている
だろう。
その腹部をそっと拭われた時、疼くような痛みを感じて目を覚ました。

「うっ……」

優しく撫でられるように擦られていたのだが、殴られて疼いていたところを刺激
され、痛みが走ったのだ。
唇が涼しい。
なぜか口に合わせて、マスクが横に切れ込みを入れられている。
そのお陰で呼吸が少し楽である。

「あ、ごめんなさい。大丈夫……?」
「……」

すぐ近くから女の声がして、恵はすっと目を開けた。

「あっ……、せ、先生! けい子先生っ!」

恵の肌を優しく拭いていたのは、半年間探し続けていた夏綿けい子その人であった。
白く艶やかに光る撫で肩、形良く引き締まったウェスト、そして豊かに脂の乗った
見事な臀部。
官能的な肉をたっぷりとつけながらも、すらりと伸びた長い脚。そして何より、
きりっとしたその美貌。
見紛うはずもなかった。

「先生っ!」

思わず抱きしめようとしたが、恵の身体はびくとも動かない。
鞣し革のベルトで手も足も、がっちりと磔にされているのだ。
恵はがちゃがちゃとベルトのバックルを鳴らしながら暴れた。

「ちくしょう! 離せ! 先生、解いて!」
「……」

可愛い生徒、そして信頼の置ける後輩に懇願されても、けい子は悲しげに顔を俯か
せるばかりだった。

「どうしたんだよ、先生! 早く、早くしないと……」
「どうなると言うんじゃ?」
「……!」

押し黙るけい子に代わって答えたのは野太い男の声──サタンの足の爪であった。
コツコツと靴を鳴らしながら、ふたりに近づいていく。

「どうした、なんじゃ、その顔は? 会いたがっていた夏綿先生じゃぞ」
「……」

(ああ、先生……。すっかり変わった……)

けい子は以前とは見違えるような女になっていた。
わずか半年ほどでどうしてここまで変われるのかと驚くほどだ。
美しくなくなったわけではない。失踪前からも美人教師として生徒、教員たちの間
でも評価は高かったが、その美しさの質が変わっている。

恵が知っているけい子は、ハッとするような美しさの中にも清楚さがあった。
べったりとした色気ではなく、からりとした明るい色っぽさだったのだ。
それが今では、むっとするような妖艶さが漂っている。
少し動いただけでも、ゆさりと揺れる乳房は以前から評判だったが、また一回り
大きくなった感じだ。

恵は、けい子の乳房をナマで見たことはある。
恵だけでなく、生徒や教員の中にも見たことのある者はいるだろう。
しかしそれはあくまでけっこう仮面として、である。
マスクを脱いだけい子のものを見たことは、恵にも初めてだった。
その乳房は見事に熟れきっていた。
毎日のように違う男たちに揉みしだかれ、時には複数の男どもに責め抜かれてきた
乳房は、若さを退けて脂肪の乗った弾力感とまろやかさを持った申し分のない膨らみ
となって盛り上がっている。
薄かった乳輪にも充分に色が乗ったのも、多くの男たちの唾液が染み渡ったせい
だろうか。
乳房の白とくっきりとしたコントラストを見せ、いかにも乳首が熟し切ったことを
示していた。

そしてヒップもまた見事だった。
日夜、男たちの精汁を注ぎ込まれたからか、内面から滲み出るような濃厚な色気を
湛え、むっちりと張り詰めている。
美顔もずいぶんとイメージが変わっている。
ショートボブだった髪が幾分伸びただろうか、首にかかるほどになっている。
目元には濃いアイラインが引かれ、朱唇にもこれまた濃いルージュが引かれ、ぽっ
てりと肉感的な輝きを放っていた。
そして何より変化の大きかったのが、柔らかそうな腹部だった。
そこはあまり目立たなかったものの、それでもなだらかに膨らんでいたのだ。
恵は驚嘆してつぶやくように聞いた。

「先生、それ、もしかして……」
「……」

けい子は「聞きたくない」とでも言うように、耳を両手で押さえて蹲ってしまった。
それを見て、恵はすべてを察した。
妊娠させられたのだ。

自分もそうだったが、囚われたけい子は日夜男どもに犯され、凌辱され続けたの
だろう。
挙げ句、身ごもらされてしまったのだ。
乳首が大きくなり、色濃くなっていたのも、妊娠したせいに違いなかった。
そうか、それで恵を誑かすようなマネをさせられたのだ。
学園長に指示されたのだろうが、それに従ったのは、お腹の胎児を人質ようにされ、
脅されたからに違いない。
学園長が笑って言った。

「わかったかね。もう夏綿くんはわしらのものなのでな」
「き、きさま……」

恵は奥歯をぎりっと鳴らして学園長を睨みつけた。
恐らくは、この男もけい子を犯したのだろう。
だとすれば、けい子のお腹の子はこいつの種だという可能性もあるのだ。
恵は言いようのない怒りを感じていた。
それを見た学園長がおどけたように言った。

「おうおう、怖い怖い。このけっこう仮面はわしを睨み殺そうとでもするつもり
らしい」
「あ、当たり前よ! よくもけい子先生を……」
「けっこう仮面が相手じゃ、どんな手でも使うわい」
「こっ、このけだもの! 悪魔!」
「その通り、見ての通りの悪魔じゃわい。それより夏綿くん」
「……はい」
「どうもこの若いけっこう仮面は威勢が良すぎるようじゃ。おまえの手で少し
ほぐしてやれ」

それを聞いてけい子は悲しげに学園長を見た。

「ああ、それだけは……。せ、生徒にそんな、恵にそんなことできません……」
「ほう、逆らうのかね」
「あ……、で、でも私は……」
「……」

許して欲しいとすがるように見つめてくる視線を、冷酷に学園長が跳ね飛ばすと、
けい子は諦めたように軽く頭を振って俯いた。
そして、ゆっくりとゆっくりと顔を上げ、今一度学園長を見てからため息をつき、
おもむろに恵に近寄っていく。
ふと思い出したことがあって、学園長はけい子を呼び止めた。

「ちょっと待て、夏綿くん」
「あ……許していただけるんですか?」
「違う違う。これを」
「これ……、何ですか」

見れば注射器である。
まさか恵に浣腸しろ、とでもいうのかと脅えたのは、それだけけい子が浣腸責めに
苦しんだからである。
しかしよく見ると注射針がついている。
浣腸器ではないようだ。

「それをそのけっこう仮面に注射してやれ」
「そんな……そんなこと出来ません」
「わしの命令が聞けんのか? 心配せずとも毒薬だの睡眠薬だのの類ではないわい」
「でも……」
「でも?」

中止してくれるなら何でもする覚悟のけい子だったが、学園長の表情はそれを許して
くれそうにない。
イヤなことはさっさと済ませるしかない。
それが、けい子がこの半年に渡る凄惨な性地獄で学習したことだった。

「わかりました……。本当に毒とかじゃ……」
「くどい。けっこう仮面どもには恨み骨髄ではあるが、すぐに殺したりはせんわ」

その言葉の裏には「すぐには殺さぬが、その後はわからない」という意味が隠れて
いる。
ヘタに逆らったり、学園長たちがけい子たちの身体に飽きることがあったり、利用
価値がなくなったと思えば躊躇なく殺害するかも知れないのだろう。
しかし、言うことを聞いていれば、少なくとも今この場で殺されることはない。
従うしかなかった。

「恵……」
「先生っ、しっかりしてよ! そんなやつの言うこと聞いちゃダメだよ。あっ、
やめてよ、そんな注射しないで!」
「ごめんなさい……」
「あ、痛っ……!」

腕にぷつりと注射針が立つと、鋭い痛みがけっこう仮面に伝わってきた。
刺されてしまった以上、暴れることは出来ない。
針が折れでもしたら一大事である。
注射される薬液を見ながら、けっこう仮面は不安になった。
毒ではないと言うが、まさか栄養剤を注射するとも思えない。
どうせ何か悪辣なことを企んでいるに違いないのだ。

そこまで考えて恵はハッとした。もしや媚薬というやつではないだろうか。
実際にそんなものがあるかどうかは知らないが、フィクションでは女を性的に興奮
させる薬剤として登場する。
そんな架空の薬品をこの悪魔どもは開発したというのだろうか。
考えているうちに注射は終わっていた。
針を抜かれると、恵は叫ぶように言った。

「せ、先生、いったいどうしたんだよ! なぜこんな野郎の言うことを聞くんだ!」
「恵……、ごめんなさいね。私、こんな意気地のない女になってしまったの。もう、
けっこう仮面を名乗る資格もないわ」
「先生、先生っ! しっかりしてくれよ!」
「もういいの、何も言わないで。私、何とかあなただけは……あなたたちだけには、
こんな酷い目に遭わせないでって頼んだのだけど……」

そう言ってけい子はちらりと学園長を見たが、その目に失望したように、また恵を
見た。
そしてすっとその身体に手を伸ばした。
けい子の手が優しく乳房に触れると、恵は狂ったように叫んだ。

「やっ、やめて先生、何するのっ!?」
「ごめんなさい、こうするしかないのよ……」
「な、何を言ってるんですかっ。やめて、先生、狂ったの!?」
「……狂った方がどれだけ楽かわからないわ。でもダメなのよ、恵。許して……」
「あ、ああっ」
「ちょっと待った、夏綿くん」

けい子の手が乳房を覆ったその時、なぜか学園長からストップの声がかかった。
恵もけい子も、この時だけはかの卑劣な男に感謝したい気持ちになった。
教師が教え子に、けっこう仮面のリーダーが部下のけっこう仮面に淫らな愛撫をする
という恥辱と羞恥を止めてくれたのだ。
何を考えているかわからないが、ふたりの美女は取り敢えずホッとした。
しかしそれが誤りであったことにすぐ気づかされた。
学園長は、さらに恥ずかしいことを命令したのだ。

「夏綿くん、手だけでなく口でもしてやれ」
「え……」
「そんな……」
「聞こえなかったか? 唇でそのけっこう仮面の身体を可愛がってやれと言っておる
のだ。ああ、舌も使っていいぞ」
「そんな……、いやよ!」

磔にされたけっこう仮面──恵はそう喚いたが、けい子は従順に従った。
小さく「はい」と返事をすると、少し屈んで顔をけっこう仮面の胸に近づけていく。

「せ、先生やめてっ……、そんなこと、ああっ!!」

けい子は、けっこう仮面のマスクとコスチュームを着用した恵の裸身にまとわり
つき、その若い身体を愛撫していった。

「あ、ああ、せんせぇいっ……」

けい子の熱い舌が遠慮がちに乳首をちろちろと舐めると、痺れるような甘い快感が
身体を貫き、恵は不自由な身体を揺すって悶えた。
それを見ながら学園長は、にやにやしながら怒号を飛ばす。

「何をやっておるか! そんな甘っちょろい責めじゃ物足りんわい。もっとおっぱい
を吸ってやらんかい!」
「は、はい……」

おどおどと学園長に返事をするけい子の変貌ぶりが、恵には信じられない。
凛とした気品のある美貌が翳り、気丈さがすっかり抜けている。
どれほど悪辣なことをされたのだろうと思うだけで、けい子への憐憫と学園長への
怒りがふつふつと沸いてくる。
その思いも、けい子の愛撫ですぐに消し飛ばされる。

「あうっ……」

年齢の割りには、そしてその素晴らしい肉体の割りには、性体験がまったく不足して
いたけい子だったが、この半年の間にそれまでの人生で経験したセックスの数倍、
いや数十倍に及ぶセックスをさせられている。
幾多の男どもに犯され抜き、全身をくまなく愛撫され続けていくうちに、女体のどこ
が感じ、どう愛撫されればより敏感に反応するのか、身をもって知り尽くしていた。
けい子は、まだ初々しい小さめの乳首を唇に含み、舌先で乳頭を舐め回していく。
それだけの愛撫なのに、乳首はみるみるうちに硬く尖り、責めるけい子の唇や舌に、
性的興奮を伝えていくのだった。

「ひっ、先生っ! ああ、いやあ、やめてぇっ!」

恵の悲鳴を聞きながら、けい子は申し訳なさそうな表情を浮かべつつも、彼女の裸身
をまさぐっていく。
けい子のものとは違う、また若い堅さを残した乳房を揉みしだいていく。
大きさはかなりのものだが、まだ発展途上の胸肉は若々しい弾力を誇っていた。
それを手のひらをいっぱいに使い、柔らかく揉みほぐしていく。
手のひらの真ん中で、硬くなった乳首をころころと転がしてやり、少し強めに指を
立てて揉んでみたりして、けっこう仮面の口から悲鳴と呻き声を絞り出していく。
思わず仰け反って快感を堪えている恵の顔を、けい子は優しく両手で押さえる。

「恵……」
「せ、先生、もうやめて……、あ、なにをっ……むむっ……」

けい子は顔を少し傾け、恵に顔を重ねていく。
思いも寄らぬ行為を受け、恵はすっかり動転した。
磔にされた裸身を愛撫されるだけでも衝撃は大きいのに、女性のけい子と口づけを
交わしている。
けい子はどうか知らないが、少なくとも恵にはレズっ気はない。
以前、真弓を助けた時に彼女から一方的に好意を寄せられ、ラブレターを渡されて
ひどく動揺したことがあるくらいだ。
ありがちな百合の世界は、自分には永久に理解出来ないと思っていたのだ。

なのに今、尊敬し敬愛する夏綿けい子から接吻を受けているのだ。
恵はひどく悩乱し、懸命に顔を振って逃れようとするのだが、けい子がしっかりと
頬を両手で押さえて動かないようにしていて、それも叶わなかった。
貪るように口を吸われ、唇を割られて舌が侵入してくると、恵の動揺はますます
激しいものとなっていった。

見物している学園長は興奮していた。
夏綿けい子に紅恵とセックスしろ、責めろと指示はしたが、まさかキスまでする
とは思わなかった。
類い希な美女が、縛られたけっこう仮面を抱きしめて熱烈なキスをしている。
しかも、けっこう仮面は嫌がって逃げようとしているのを捕まえ、強引に唇を奪っ
ているのだ。
学園長の股間は、興奮が高まって徐々に勃起してきていた。

けい子は、目の前で自分の愛撫を受け、これから学園長たちの慰み者にされるで
あろう後輩を、どうしてやることもできない情けなさに涙していた。
唯一できるとすれば、死に勝るような羞恥と屈辱を忘れさせ、無駄な抵抗はしない
ことを教えるくらいであった。
そのためにも、この若い肢体に性の悦楽を覚えさせ、心と身体を切り離す術を教える
ことだと思っていた。
そうすれば、少なくともその間だけは恥辱を忘れることが出来るのだ。
そのせいもあって、苦悶する恵に早く官能に没頭できるよう、一心にその肉体を
愛撫していくのだった。

「あ、ああ……も、やめてよ、先生……あっ……」

唇で乳首を揉まれ、尖らせた舌先で突っつかれていくと、恵は急速に官能の高ぶり
を感じていく。
痺れるような甘い刺激が、気の強い少女の抵抗心をとろけさせ、羞恥を麻痺させて
いった。

「あ、だめ……んっ……あ……ううっ……」

いけないと思いつつも、恵の神経は責めてくるけい子の手指や唇、舌先に集中して
しまう。
熱くねっとりとした舌がすっかり硬くなった乳頭をこそぐように舐めてくる。
硬く目を閉じているのだが、その瞼の裏にけい子が美しい顔を乳房に寄せ、愛撫して
いる様が浮かんできた。
いつしか、ジーンと身体の芯が燃え上がってくる。
意識すまいと思っているのに、下腹部に熱い官能の疼きを感じ取っていた。
それに気づいたけい子が、けっこう仮面の耳元でそっと囁いた。

「恵……、その気になってきたのね。濡れてきたわ」
「ちっ、違う……、これは違う……、あっ、先生、触っちゃだめっ……!」

けい子の細い指がそっと股間の花弁に触れてくると、けっこう仮面はビクッとして
思わず腰を引いた。
しかしすぐにけい子の指が追いかけてきて指を這わせていく。
そこはもう、ねっとりとした粘液で濡れており、けい子の指が繊細に動いて花弁を
開くように促していく。
すると、みるみる内側から妖しくそこから開いてくのがわかった。けい子は左手で
乳房を優しく揉み上げ、右手で恵の秘所をまさぐっていく。
けい子の巧みな愛撫に、けっこう仮面はぐぐっと喉を反らせて呻き、必死になって
声を噛み殺していた。

「くく、もうそんなか、紅恵。案外ともろいもんじゃな。いや、もともと好き者
だっただけか。そういえば夏綿くんもそうじゃったな。あれか、けっこう仮面と
いうのはスケベじゃないとなれんのか?」
「ふっ、ふざけるな! 学園長、憶えてろよ、きっと後で……ああっ、先生、だめ
えっ……!」
「罵ったり喘いだり忙しいことじゃな。夏綿くん、もう少しでその生意気な女生徒
も素直になりそうじゃ。おっぱいはもういい。口でそやつのオマンコを可愛がるん
じゃ」
「……わかりました」
「ばっ、ばかなことしないで! 先生、しっかりしてくれよっ、そんなやつの言う
ことなんか聞いちゃ、あ、いやあっ……!」

けい子の顔が乳首から離れ、ホッとする間もなく、舌が乳房から引き締まった腹部、
そして思いの外薄い翳りの陰部に降りてくると、恵は絶叫した。
誰にも見られたくない、見せてはいけないところを、こともあろうに尊敬するけい子
に見られている、見られるだけではなく、そこを舌で愛撫されている。
恵は耐えきれず、激しく身体を揺さぶった。

「あまり暴れるな、けっこう仮面。せっかく先輩の夏綿くんが舐めてくれると言うて
おるんじゃ。やりやすいように腰を突き出してやらんかい」
「やっ……! 馬鹿なこと言うな、この……、ああっ、しないで先生っ……は、恥ず
かしいっ……」

けい子は申し訳なさそうな美顔を一瞬だけ恵に向けると、すぐに諦めたように濡れた
秘部に顔を寄せていく。
見てはいけないと思い目を瞑ってはいたが、すぐにそこがわかった。
つるりとクリトリスを口に含んで軽く吸い上げると、けっこう仮面は「ひぃっ!」と
悲鳴を上げて腰と腿を揺さぶり、身悶えた。
開いた内腿の筋肉が引き攣り、痙攣しているのが判る。淡く盛り上がった恥毛に鼻を
押しつけるようにして、赤く充血している肉芽を愛撫していくと、そこはすぐに一回
りも大きくなり、びくびくと震えてきた。
割れ目の中も、尿道の下にある小さな穴が口を開け、とろとろと蜜を零している。

「せっ、んせえいっ……ひっ……やめて、お願いっ……うあっ!」
「恵、だめよ……、抵抗してもだめ。もう身体を燃え上がらせて、すべてを忘れる
しかないのよ……。そうすれば、その時だけはこの地獄を忘れられるわ……」
「先生……」

けっこう仮面は、股間への愛撫が止んだこともあり、改めてけい子の顔を見つめた。
いつからけい子は、こんな弱々しいことを口にするようになったのだろうか。
きかん気が強く、猛進しがちな恵の歯止めになっていたのは事実だが、一方で困難に
ぶち当たり、弱気になるけっこう仮面たちを励まし、常に前向きであった。
教師としてもけっこう仮面としても、受動的とか控えめという言葉とは無縁な女性
だったのだ。
それが半年の間にここまで変わってしまうとは。
やはり孕まされたことが相当な打撃だったらしい。

「恵、今だけは私のことだけを考えて。もうこうするしかないの。私も出来るだけ
あなたを可愛がってあげるから……」

跪いて恵の股間を口唇愛撫していたけい子はゆっくりと裸身を伸ばし、立ち上がった。

「で、でも先生、そんな……女同士で……」
「そんな些細なことはすぐに気にならないようにしてあげる」
「だめだよ、先生……、諦めちゃだめだ。先生、いつもそう言ってたじゃないか…
…!」
「……」

恵の叱咤を弱々しい微笑で受けながら、けい子はその口にまた唇を重ねていく。

「やっ、あ、むむむ……」

熱く、そして柔らかい唇がそっとけっこう仮面の唇を吸っていく。
とろけてしまいそうな柔らかい舌が恵の咥内に入り込み、彼女の舌に絡みつき、
そして口腔内を優しく愛撫していく。
同時に、股間ではけい子の右手が淫らに蠢き、恵の膣から愛液を絞り出していた。
上の口と下の口を同時に刺激され、またけっこう仮面の裸身が性の悦楽に飲み込ま
れていく。

けい子はさらに胸も使って恵の身体を愛撫する。
豊満そのものの乳房を、これまた豊かに充実した恵の乳房に合わせて押しつけ、
ゆっくりと旋回していく。
はち切れそうなほどに膨らんだ美女の乳房が擦れ合う様は、学園長でもなくとも
興奮する眺めだ。
けい子は強弱をつけて責めた。
時にぐっと強く胸を押しつけ、時に優しく乳首で撫でるように撫で上げていくと、
恵ばかりかけい子の乳首までぴくりと膨れあがっていく。
立った乳首同士を重ね合わせるように押しつけ、互いを擦り合わせるように刺激
してやると、けっこう仮面は縛り付けられた四肢をもがくように悶えさせ、喘いだ。
さらにけい子は、こんもりと盛り上がった恥丘を恵のそこに擦りつけていく。

「んんっ……むっ……んっ、んっ……」

けい子に唇を塞がれているため、恵の声はくぐもってしまい、意味のある言葉とは
ならなかった。
しかし口が自由であっても、そこから出るのは官能を示す意味のない喘ぎにしか
ならかっただろう。
豊潤そのものの臀部を妖しく振って、けい子はけっこう仮面の媚肉を責め立てて
いった。

恵はたまらなかった。
唇を吸われ、乳首を乳首で擦られ、媚肉同士が擦れ合っている。
恵の全身は痺れるような快感に包まれ、紅潮し、じっとりと汗ばんだ。
執拗に続く先輩けっこう仮面からの責めに、後輩のけっこう仮面はそのマスクの下
の美顔を汗にまみれさせ、拘束された手足をもどかしそうに蠢かしつつ、真っ赤な
長手袋をぎゅっと握りしめていた。
長い長いキスが終わってホッとしていると、すぐにけい子の唇が滑るようにして
引き延ばされた腋に伸びてきて、恵は甲高い悲鳴を上げた。

「ひぃあっ! せ、先生そこだめっ! あひっ……!」
「どうして? どうしてだめなの、恵」
「ど、どうしてって……あっ……そ、そこ汚い……あ、汗もかいてるし、ああっ…
…」
「全然汚くないわ。だからこうして舐めても……」
「だめえっ! くぅあっ……!」
「そう……、ここが感じてしようがないのね、恵」

けい子は自分がおかしくなったのではないかと思った。
最初は命令されて仕方なく始めた恵への愛撫なのに、だんだんと自分まで高まって
きている。
散々男に仕込まれて、今や全身性器とも言えるほどに鋭敏な肉体にされてしまった
が、同時に、そうされることで得も言われぬ官能と喜悦を享受できるようになって
いた。
自分がそうなのだから、きっとこの娘も……、と思うようになってきた。
どうせこの地獄から逃れられないのなら、早く恵を馴らしてあげたい。
そうすることで、絶望の中にも悦楽を得ることができる。
偽りの悦びかも知れないが、いや間違いなくそうなのだが、この喜悦を後輩にも味わ
わせたい。
そう思ってすらいた。
恵を何とか助けたいという思いと、この娘にもとろけるような甘美な官能を与えたい
という思いがせめぎ合っていた。

「やっ、はああっ……そ、そこ、ひぃっ……ああ、だめだめっ……ああうっ……」

思いの外に鋭敏な反応を示す腋の下に滲み出る汗を舐め取るように舌を使うと、恵は
いちだんと激しい反応を見せた。
けい子もまた、そこが弱いと見るやかさにかかって責めていく。
いつしか恵の身体から、妖しくも甘い女の香りが漂ってきていた。
膣から漏れる蜜、腋を始め全身から絞り出される汗、そして女体の芯から匂って
くる女臭が合わさって、甘美この上ない香気に包まれていく。

「ああっ、先生っ……やめて、もうやめてよ……ああっ……」

堪えても堪えても込み上げてくる鋭い快感に、もう恵は逃げようがなくなっていた。
このままではけい子に責められて、けい子の前で恥ずかしい女の生理を晒すことに
なる。
学園長も見物しているのだが、彼があまり口を出さなくなったこともあって、彼女の
脳裏からこの忌まわしい見学者のことは消えていた。

「あ……あ……、あは……ああ……」

けっこう仮面の喘ぎを聞きながら、けい子は彼女の若い豊かな乳房の感触を愉しん
でいた。
擦り合わせる自分の乳首もずきずきと赤く疼き、強く指で摘まれれば大声でよがって
しまいそうだ。
乳房を揉む左手とは別に、右手は下半身へ進んで花芯をまさぐり、すっかり濡れて
いるピンクのクリトリスを優しく嬲ってやると、恵は身を捩り、腰を振ってくるのが
わかった。
吸い続けている唇を離し、恵の耳元に小声で囁きかける。

「いくわよ、恵……」
「あ……、ああうっ!」

濡れそぼった膣にけい子の指が深く侵入すると、恵は裸身をぶるるっと震わせた。
充分に潤っていたので、実にあっさり、つるりと二本の指を奥まで飲み込んでいた。
細いけい子の指でさえ、恵のそこの締め付けはかなりのものだった。
そのことで、けい子は教え子が気をやったことを知ったのだった。
それを見て、学園長が揚々と近づいてきた。

「ほう、もういきおったか。若いだけあって感じやすいようじゃな。それとも夏綿
くんの手ほどきがよかったおかげか?」
「……」
「ま、いい。いずれにしてもご苦労だった。一度いかせてやれば、少しは扱いやすく
なるじゃろうて。夏綿くん、もういいぞ」
「……学園長、恵は……」
「どうなるかと聞きたいか?」
「……」

心配げに後輩を見ているけい子に、学園長は言った。

「なにせ、けっこう仮面じゃからな。ただでは済まさぬ」
「あ、あまり酷いことは……」
「しない、と言いたいところだが、そうもいかんて。けっこう仮面なんぞになった
ことを充分に後悔してもらうことになるじゃろうな。その後は夏綿くんと同じだ」
「……ひどい」

けっこう仮面の正体として散々にいたぶられてから、今度はいやというほど犯され、
慰み者とされるのだ。
そんなことは自分ひとりで充分だと思ったから、けい子は仲間は誰かについて口を
割らなかった。
学園長たちも、拷問まがいの責めで尋問したのだが、それだけは頑として白状しな
かったのだ。
お腹の子を人質にしたり、生命の危機を思い知らせることもしたのだが、それでも
頑なに拒否し続けたのだ。
意外ではあったが、学園長たちもけい子を殺してまで、あるいは半殺しにして心身
に障害を残すのは本意ではなかった。
この女には、そしてこの肉体にはまだまだ利用価値があるのだ。

けい子もそういったスパルタ学園側の思惑がわかるからこそ、最後の最後で抵抗する
のだろう。
逆に、仲間を売るくらいなら殺される方がマシだと考えていたようでもある。
今回、恵をおびき出すような真似をしたのは、学園長からあらかじめ恵と香織に
ついては正体が割れたと知らされていたからである。
本土であればともかく、スパルタ学園が支配するここ阿乃世島では逃げようがない
のだった。
誤魔化しようがなかったので、仕方なく従ったのであった。

だから、まだバレていない(ように思われる)結花や千草、光一たちのことは絶対
に言わないつもりだったのだ。
恵や香織のように正体がバレてしまっては、遅かれ早かれいずれ自分のように囚われ
の身になることは明白だ。
だからこそ、渋々ながらおびき出したり、恵にレズまがいのプレイを仕掛けたりした
のである。
面の割れていないメンバーの白状をしないだけでなく、バレているけっこう仮面たち
への処置についてまで反発しては、さすがに「使い道なし」として処断されかねない
と恐れたのだった。
それにしても不本意極まりないことであり、ぐったりとした恵を見て、けい子はいた
たまれない気持ちになった。

「もういいぞ、夏綿くん。戻りたまえ」
「……」
「ご苦労だった」

申し訳なさそうに恵を何度も振り返って見ていたけい子だったが、学園長に促され、
項垂れたまま部屋を後にした。
立ち去るけい子を見送ってから、学園長はおもむろに頭を垂れているけっこう仮面
の顎を掴み、その顔を自分に向かせた。

「どうじゃ、思い知ったか」
「……」
「正義のヒロイン? 学園の不正をただすじゃと? 笑わせるな。けっこう仮面と
言えども、一皮剥けば、ただの女……」

そこで学園長の嘲るような台詞は止まった。
彼の仮面に、けっこう仮面──恵が唾を吐きかけたのだ。
なおも蔑んだ目でこちらを見ているけっこう仮面に、学園長はぐぐっと拳を握りしめた。

「……いい根性しとるのう」
「……けっ」
「いいじゃろう、それなら……」

また一方的に殴られるかと思い、顔を背けていたけっこう仮面だったが、学園長は
意外な行動を取った。
けっこう仮面の拘束を解いたのである。
とはいえ、そのまま許すわけではなかった。
より厳しい責めをしようと言うのだ。

一時的とはいえ革ベルトが外されたのだが、その好機に脱出することは叶わなかった。
何分にも、さきほど受けた学園長からの暴力のダメージが大きい。
しかもまだ完全に回復しないうちに、今度はけい子からその身がとろけるような愛撫
を受け、気をやらされた。
痛めつけられてダメージの大きい身体に性的な愛撫を受け、今度は力が入らない状態
にされている。
いかに恵でもけっこう仮面でも、立ち直るのに3分や5分の時間は必要だった。
その時間を利用して、学園長はまだ力の入らぬけっこう仮面を再び縛り上げていった
のだった。
今度はベルトではなく、ロープである。

「き、きさま……こんな……」

けっこう仮面は苦しげに呻いた。
実のところ声を出すのも苦しかった。
少し動くだけでも、身体のあちこちが痛む。
けっこう仮面は酷い格好で吊られていたのだ。

両手、両足をひとまとめにされて、背中の方で縛り上げられている。
その結び目を天井から伸びたフックに引っかけて吊しているのだ。
つまり背中を思い切り反らせた逆エビ状態で、大きく弓なりになっているわけだ。
俗称・駿河縛りあるいは駿河問いという。
江戸時代に考案された拷問である。
手や足が不自然に後ろに曲げられているのだから、これはかなり痛いし、それだけで
なく女性にとってはこの上なく恥ずかしい格好なのだ。
股間は開かされ、絶対に見せたくない秘所や肛門までさらけ出している。
腋の下も暴露され、乳房もゆらゆらと揺れながら見られてしまう。
だが、責められている女にとっては羞恥だの恥辱だのを感じる余裕もない。
ただただ苦痛と闘うことしか出来ないのだ。
恵は激痛を堪えながら罵った。

「貴様っ、恥を知れっ……ぐっ……こ、こんなことを……抵抗できない女にこんな
ことをして、それでも男かっ……!」
「男じゃとも。そのうちイヤと言うほどそのことをわからせてやるわい」
「こっ、この……」
「それにな、抵抗できんからこそこうやっとるのじゃよ。おまえを自由にしておい
たら、こんなことは出来んでな」
「さ、最低よっ……最低の卑怯者だ、あんたはっ……」
「まだまだ元気なようじゃな。じゃあ、こうしてやるか」
「あっ、あっ……くっ……」

吊されるだけで腹筋や背筋、各間接に相当のダメージを受けるのに、学園長はそれ
だけでは許さなかった。
けっこう仮面の足を掴むと、それを大きく揺すったのである。

「ぐうっ……!」

揺すられるだけでも、縛られた手首や足首が千切れそうなほどの痛みが突き抜ける。
苦悶するけっこう仮面の表情を見て、学園長はますますサディズムの気を発露させ
ていく。

「こんなもんじゃないぞ。そら、これはどうじゃ」
「ああっ……!」

今度はぐるっと回転させた。
吊られた結び目を中心にくるくると回転させられていく。
一見、どうということはないが、これもかなり苦しいし痛い。
手首足首だけでなく、膝や腿の付け根、肩や肘が抜けそうな苦痛がするのだ。
苦鳴を絞り出しながらゆらゆらと揺れるけっこう仮面の裸体を見て愉しみながら、
学園長がからかう。

「この程度で降参か? なら「もう許して下さい」と言ってみろ。わしに謝罪せん
か」
「だっ、誰が、このっ……あぐっ……」
「さすがにけっこう仮面じゃな。まだまだ愉しませてくれるか」
「え……、あっ……」

すっと立ち上がった学園長が放った不気味な言葉を耳にして、さすがに不安になった
恵は青くなった。
学園長は、縦50センチくらい、横30センチくらい、そして厚さが5センチほども
ある大きな板を持っていたのだ。
それも木の板ではない。
どう見てもコンクリート製だ。聞かないでも、どうしようとしているのかわかった。

「やっ、やめろっ、バカなことするな、あぐうっ!!」

学園長は何のためらいもなく、その重たいコンクリート板をけっこう仮面の背中に
乗せたのである。

「ぐぅあ……」

けっこう仮面は腹の底から苦鳴を絞り出した。
背中が弓なりになっているから、平らな板が乗れば四隅が当たって皮膚が傷つく。
それを避けようとすれば、無理をしてでも丸まった背中を伸ばさねばならない。
実際にはそんなことの出来る女はいないし、男でもかなり腹筋、背筋が発達して
いなければ無理だろう。
けっこう仮面はぶるぶると震えながら全身に力を込め、腹筋を浮き立たせ、背筋を
くっきりと露わにしながら、見事に背を伸ばして見せた。
学園長は感嘆したように言った。

「……見事なもんじゃな。普通、なかなか出来んのだが」
「くっ……、な、舐めるな……」
「よしよし、それなら追加してやるか」
「バ、バカっ、これ以上はよせっ……おぐうっっ……!」

ゴトンと音がして、背に乗ったコンクリート板の上に、もう一枚載せた。
重さは二倍になったが、かかる圧力は3倍にも4倍にもなったような気がした。

「それもう一枚」
「あぐっ……!」
「もう一枚」
「ぐああっ……!」

都合4枚も乗せられては、いかにけっこう仮面と言えども耐えきれるものではなか
った。
がくっと膝や肘の力が抜け、重みが一気に背中や腹筋にかかってきた。
膝や肘が壊れそうだ。
肩や腿の付け根が引き抜かれそうになる。
今にも身体がバラバラに分解してしまいそうな気がした。
名状しがたい激痛が、間接に背筋に、そして腹筋に刻み込まれていく。
硬いコンクリの角が、けっこう仮面の皮膚を裂いた。
苦痛で失神しそうになる意識に鞭打って、けっこう仮面は懸命に堪えていた。
学園長のせせら笑う声が聞こえる。

「「痛い」と言ってみんかい。「生意気なことをして申し訳ありませんでした」と
言え。そうすれば下ろしてやろう」
「ぐぐ……」
「ほら言え。言わんか」

仮初めとはいえ、屈服の言葉を吐かせたい。
それが学園長の狙いであり望みだった。
今まで、まるで虚仮にされるように仕置き教師どもや傭兵たちを翻弄され、面目を
潰され続けてきた。
その復讐が、けっこう仮面を屈服させることなのだ。
例え苦痛逃れとはいえ、それを口にさせれば、けっこう仮面の矜恃にも癒しがたい
傷がつくだろう。
そうした精神的な影響も、もちろん考えていた。ところが、このけっこう仮面の─
─紅恵の勝ち気さ、負けず嫌い、気丈さは、学園長の想像の上を行った。

「貴様なんかに……」
「……」
「貴様なんかに誰が屈服するか! 殺せ! 殺しやがれ! あたしは絶対に何も
言わない! おまえにだけは負けない!」

これだけ虐げられても、痛めつけられても、まだ恵は反抗心を失わなかった。
やはり苦痛系だけではダメなのかも知れない。

「……そうか」

学園長は両手を彼女の首に伸ばした。
けっこう仮面はさすがに少し焦って言った。

「な、何を……」
「もういい。貴様は何も喋らんでいいわい。今、この場で殺してくれる!」
「なっ……、ぐぐっ!」

何という卑劣さか、学園長は拘束されて身動きの取れないけっこう仮面の首を両手
で締め上げていった。

「屈服しないし、白状もせんなら、貴様には何の価値もないわ! 死ね! 貴様は
わしの手で殺してやるわ!」
「や、め、ろ……ぐぐ……」

容赦のない力で学園長の太い両手が、けっこう仮面の細い首を絞めていく。
恵は本気で扼殺されると思った。
大きな手のひらと指が気管と頸動脈を圧迫する。
けっこう仮面は、もう声も出せなくなった。
視界が真っ赤に染まり、何も見えなくなる。
キーンという金属音が耳の奥で木霊する。
もうだめか、殺されてしまうのか。
恵は、最後に残った意識の中で仲間に詫び、そのまま全身の力が抜けていくのを
知覚していった。



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