学園長は、失神したけっこう仮面──紅恵の拘束具を解いた。
天井の手枷を外すと、けっこう仮面はそのままぐたりと床に横たわった。
足枷も外し、その裸体を抱え持つと、ストレッチャーの上に横たえた。
手枷されていた手首は赤く跡が残っていたが、裂傷はなく擦り傷もなかった。
穴の内側には緩衝材としてゴムとスポンジが幾重にも張り巡らせてあるので、それ
が功を奏したのである。
これは生徒たちを拷問する時に有効で、出来るだけ身体的な傷を残さないためだ。
足首も同じで、革ベルトの幅だけ赤くなってはいるが、すりむけたような痕跡は
なかった。
学園長は、仮面と頭巾以外唯一身につけていたトランクスを脱ぎ捨てた。
下着の前開きの部分の内側は、ねっとりした透明な粘液で汚れている。
けっこう仮面を責めながら、今にも射精してしまいそうなほどの快感を得ていた
のだ。
勃起した股間を隠そうともせず、その肢体を見下ろした。
まだ汗の浮いている背中が光を反射して光っている。
肌が若いのだ。
若い上に鍛えているせいで背筋が発達しているのか、背中の窪みがかなりはっきり
浮き出ている。
締まったウェストに続く臀部は、若さ故の堅さも残しているが、大きさは充分以上だ。
けっこう仮面たちは誰もみなスタイル抜群ではあるが、中でもこの紅恵がもっとも
グラマラスなのは間違いないだろう。
身長170センチ、体重52キロというデータは、健康診断の測定で掴んでいる。
さすがに3サイズまでは測っていないものの、バストもヒップもどう見ても90セン
チくらいはありそうである。
ウェストも60以下ということはあるまいが、65はないだろう。
コルセットで締め上げたかと思うほど、外見上は締まっているのだ。
胸や尻の豊満さは校内でも評判だった。
セーラー服の胸を苦しそうに押し上げている姿は迫力満点だったし、長くだぶついた
スカートの上からでもはっきりとわかる尻の大きさと形の良さは生唾ものだったのだ。
今度はごろりと仰向けにひっくり返した。
尻は隠れたが、代わりに巨乳と呼んでも良いほどの乳房がぶるんと顔を出した。
虐められ続けた乳首はまだ赤みがかっていたが、その美しさを損なうほどではない。
形状の良さに関しては、けい子や香織に一歩譲るようだが、これも熟していくうち
に、まろやかさと整った形になることが約束されているようだな乳房だ。
その分、張りのある肌が包んだそれは、今にもはち切れそうな若さを主張している。
普通、これだけ大きいと自身の重さなどでどうしても形が崩れがちになるのだが、
恵の乳房にはそれがない。
それだけ肌に弾力と堅さがあるということだろう。
思わず学園長は手を伸ばし、わしわしと揉み込み始めた。
素晴らしい手応えだ。
けい子たちのような、とろけるような柔らかさやまろやかさには欠けるものの、指を
はじき返すような弾力があった。
いくら揉んでも型崩れしそうにない乳房だ。
だんだんと興奮してきた学園長は、恵の上にのしかかり、勃起したペニスを太腿に擦り
つけ、乳房を揉みしだき、舌を首筋に這わせていく。
「う……」
肌をまさぐられる心地悪さと、生暖かいものが首を這う気持ち悪さを感じ、けっこう
仮面は意識がはっきりしてきた。
視界を取り戻し、瞳に映ってきたのは、学園長が覆い被さって乳房を揉み、そして
首筋を舐めているところだった。
「なっ……、何してる! よせ、離れろ、気持ち悪いっ!」
「やっと起きおったか。だが、まだ身体に力は入るまい」
その通りだった。
気を失っている間に薬でも打たれたように力が入らない。
学園長は薬物投与などは何もしていないのだが、電気責めによって身体が変調を来
しているらしい。
脳が筋肉に動くよう指示しても反応が鈍い。
学園長を叩こうと腕を持ち上げようとするのだが、わずかに手が宙に浮く程度しか
動かない。
電流による痙攣はもうなくなったが、身体が言うことをきかないのだ。
けっこう仮面の不安を見透かすように学園長が言った。
「案ずるな。まだ動けんだろうが、おいおい元に戻るじゃろうて。わしはおまえを
不具にするつもりはない」
「こっ……殺さないのか?」
「そのつもりじゃ」
「なぜ!? あたしはどう責められても絶対に喋らないぜ。あんたに屈服もしない。
殺すしかないんじゃないのか?」
「殺して欲しいのか?」
「……」
学園長は両腕をついて、けっこう仮面を真上から見下ろした。
「……確かにおまえは気が強い。滅多なことでは屈しないだろうな。さっき、わし
の責めで何度も気をやったが」
「……!」
「だが、それも一時的なもののようじゃ。肉体の苦痛に、おまえは驚異的な耐性を
見せておる。一方で女であることはどうにもならんらしく、逆に快感で責めれば肉体
が抗いきれない」
「く……」
「そのくせ、屈服したように見えても、それは一時的なことであって堕ちはせん。
つまりセックスで責めても、おまえはその時だけ男に屈するが、終わればまた元の
木阿弥ちゅうこっちゃ」
「わ、わかってるなら無駄なことするなよ! あたしは絶対に……」
「だからな」
けっこう仮面の反論を封じるように学園長は言った。
「おまえはわしのものにすることに決めた」
「おまえの……ものだと?」
「そうじゃ。おまえはわしのペットにしてやる。わしが抱きたい時、いつてもその
身体を提供するのじゃ」
「ふっ、ふざけるな!」
恵は激怒した。
そんな屈辱的な扱いを受けるくらいなら殺して欲しかった。
学園長が殺さないなら自殺してやるとも思った。
瞳に怒りの炎を燃え上がると、学園長はその顎を持ち上げていった。
「その目じゃ。わしはその目が気に入った。何者にも屈せぬという強い意志の力じゃ。
わしはな、おまえが従順になればわしの側近にするつもりでおる」
「な……」
「おまえも知ってる通り、この学園はわしの独裁体制を敷いておる。わしがそうした
いからじゃが、他にも理由はある。頼りになる部下がおらんからだ。集まって来よる
のは利権やそのお零れ目当てのご機嫌取りばかりじゃ。わかるじゃろう、教頭のよう
な連中じゃ」
「……」
「ああいったやつらは雑用には使えるが、いざという時の頼りにはならん。何もかも
わしの顔色を窺わねば何も出来んやつらだ。言うことは聞くが責任は持たん。従順な
下僕のようなものだ。そんなやつは何人集まってもクズじゃ」
学園長は吐き捨てるように言った。
「一般の教師も仕置き教師どもも似たようなものじゃ。外部から雇い入れた傭兵や
探偵、ヤクザといった連中も似たり寄ったりだ。力はあるが頭が足らん。臨機応変
に動けん。考える力がないのじゃ」
「……」
「唯一、それらしいことが出来たのはSSSの阿久沢じゃが、あいつは若月くんと
夏綿くんによって処断され、警察に逮捕されおった。いずれ出てくるじゃろうが、
もうわしは当てにはしておらん。それに、やつは能力はあったが野心的に過ぎたの
でな。わしの飼い犬という立場に満足するような男ではない」
「そ、それとあたしが……」
「関係ある」
「……」
「……おまえはにっくきけっこう仮面ではあるが、味方のすればこれ以上ない存在
じゃ。少々喧嘩っ早いのが欠点だが、強いだけでなく頭も切れる。統率力もあるし、
カリスマもある」
けっこう仮面──紅恵は、校内でも成績はかなり優秀である。
学園始まって以来の秀才として名高い結花がいるからあまり目立たないが、彼女が
いなければ恵もかなり注目されているはずなのだ。
それに恵自身あまり学業に関心を持っておらず、さほど熱心に勉強することもない。
逆に言えば、その状態で常に学年ベスト5入りし、校内トップ10入りしている実力
の持ち主ということだ。
カリスマと統率力に関しても異論のないところだろう。
入学早々、学園内のヤンキーグループを一掃して確固たる地位を占めた。
自分の作ったグループはその結束の強さを誇り、人望は随一である。
それに、意外に思うかも知れないが、恵は思ったよりもケンカはしないのだ。
どうしても力勝負をしなければならない時は躊躇しないが、話し合いや威嚇で片が
付く時には不必要な暴力行為し慎んでいた。
これはけい子の指導もあるが、恵自身、殴るのも殴られるのもあまり好きではなか
ったのだ。
従って、学園長の恵評は概ね正鵠を射ているが、喧嘩っ早いというのは誤解なのだ。
故に、一般生徒の恵に対する評価というのは案外悪くない。
カツアゲされたものを取り返してもらったり、いじめを目撃するといじめる側を
叩きのめすことも多かったので、むしろ好意的に見ている生徒も多いのだ。
「だがおまえのことだ、そう簡単にはわしには従わんだろう」
「あ、当たり前だ!」
「だからな、時間をかけてわしのものにしていってやろうというのじゃよ。夏綿くん
や若月くんは、堕とした後は教師どもやゲストの慰み者にするが、おまえはそうしな
い。わしの所有物にしてやる」
「ふざっけんな! お断りよ!」
けっこう仮面は憤って叫び、喚き散らしたが、身体はいっこうに戻らない。
動けない。
「威勢の良いことじゃな。ま、そこも気に入ったんだが。おまえはわしにだけ抱かれ
るがいい。他の男には手を触れさせんようにしてやる」
「お、おまえだってあたしはイヤよ! あっ、触るな、離れろよっ!」
粗暴な男の大きな手に乳房をぎゅっと掴まれ、けっこう仮面は嫌悪の声を放った。
こんなことされても気持ち良いわけがない。そのはずなのに身体がおかしかった。
尖った胸の突端を指で摘まれ、歯でしごかれると、ツーンと甘い痺れが乳房から膣に
まで走り抜けていく。
「あっ……く、あ……ううっ……」
「何じゃ、もう感じてきておるのか?」
「う、うるさっ、ひっ……!」
強い力で乳房をこねくられるように揉まれると、さきほどの電流にも似た──それで
いてまるで違う痺れが込み上げてくる。
あの時は乳房に貼られた電極から突き刺さるような勢いで入ってきたのだが、今度は
身体の奥から込み上げてくるかのようだ。
時折、歯で甘噛みされる愛撫がいいアクセントとなって別に快感を与えてきて、けっ
こう仮面を戸惑わせる。
「や……めろ……あっ……ううんっ……ああ……」
けっこう仮面は、マスクの下の顔を官能に歪ませ、言葉とは裏腹にとろけそうな甘い
声を上げた。
舌や歯、そして指が乳首をこねたり突いたりすると、そのたびに自然とけっこう仮面
の若い裸身が反り返った。
それを見ながら学園長が、大きな乳房を存分に揉みしだいている。
乳房をこねくられるもやもやとした熱い快感と、乳首を責められて感じる鋭い快感に
抗うことも出来ずけっこう仮面は身悶え、呻いた。
「あっ、あふっ……はああっ……やっ……そ、そこはよせ、あっ……ああっ……ひっ
……」
乳房の頂点から胸全体へ鋭い刺激が駆け抜けると、思わず身体がビクンと震える。
執拗に乳首を責められ、けっこう仮面はマスクの下から汗を滲ませながら、顔を左右
に振りたくった。
それでいて彼女の口から零れ出るのは、嬌声か喘ぎとしか思えない、甘く甲高い声
ばかりだ。
「くく、そんなに喘いで気持ちいいのか、けっこう仮面め」
「そ、んなわけ、あっ……ない……あうっ……」
「ちっとも説得力がないわい。それ、これはどうじゃ」
「あううっ……!」
学園長はにやりと嗤うと、爪を立てて乳房を掴んだ。
皮膚を破くほどに強い刺激が乳房を襲い、けっこう仮面は大きく目を見開いた。
なおも学園長は乳首をこね、そこにまで爪を立てる。
通常なら苦痛しか感じないはずの強い刺激なのに、けっこう仮面は背筋を反らせて
喘ぎを堪えていた。
けっこう仮面の肉体は、その強すぎる責めを快楽として捉えてきているのだ。
電流のようなびりっと来る痛みが、脳内麻薬のせいか、すっかり快感に変化させら
れている。
電気責めで馴染まされたせいなのか、恵は強度のSMプレイでも受け入れてきていた。
いよいよ恵のマゾ体質が開花しつつあるのかも知れなかった。
「ひっ、痛っ……ああ……あぐっ……んんっ……」
乳房を潰すほどに思い切り揉み潰す。
その直後に、今度はじんわりと緩く大きな動作で乳房をすくい上げるように揉む。
乳首を食いちぎりそうなほどに歯を立てて悲鳴を上げさせてから、続けて熱い舌で
ねっとりと嬲り、唇で強く吸った。
強弱のコントラストをつけて責められると、けっこう仮面はビクビクと若い肢体を
痙攣させて、その愉悦を表現した。
「あっ……あ、もう胸は……ひっ……ち、乳首が、ああ……いっ……」
官能の渦がけっこう仮面の全身に広がり、熱い吐息と全身から滲み出る汗、そして
膣から零れてくる愛液によって、それを発散している。
けっこう仮面の豊かな胸を弄びつつ、学園長が言った。
「おっぱいだけ責められているのに、もうこのザマか。けっこう仮面として恥ずか
しくないのか」
「うるさい、うるさいっ……あっ……じゃ、じゃあ、やめろ……あう……」
「やめて欲しいわけがなかろうて、この感じっぷりではな。いっそおっぱいだけ責
めていかせてやるか」
「ふ、ふざけ、ああっ……やめろ、そんな……ひっ……う、うんっ……」
「くく、喘ぎ過ぎて言葉になっとらんな。何を言っとるかわからんわい」
「いっ、いはあっ……やっ……やめっ……も、胸はやっ……ああっ……ああ……
い、いっ……」
「おっぱいだけ虐められていっちまうようなスベタになりたいか」
「やあっ……やめ、やめて……あうう……」
「ならオマンコにしてやろう」
「いやっ……!」
学園長が焦らすようにけっこう仮面の媚肉周辺を撫で擦っていると、たちまち膣から
ねっとりとした愛液が滲むように零れてくる。
腰が焦れったそうにもぞつき、ややもするとぐっと上へ上昇しようという動きすら
見えてきた。
そこに、指を二本まとめて一気に膣へと沈め込む。
「あううっ……!」
指が差し込まれると、ぶちゅっと淫らな水音を立てて、膣内に溜まっていた蜜が噴き
出すように溢れてきた。
鍛えられ、太く節くれ立ったごつい指がけっこう仮面の膣内をかき回す。
根元まで埋め込み、ゆっくりと引きずり出すことを繰り返した。
二本の指を開き「チョキ」の形で抜こうとすると、指にへばりついた粘膜と襞が露わ
になる。
それをまた中へ押し込むようにずぶっと挿入した。
入れれば内壁を充分に擦り、抜く時は膣口を拡げるようにしてそこを嬲った。
もう充分に熱く柔らかくなっている媚肉をさらにほぐすように、ぬぷり、ぬぷりと
出し入れするごとに、けっこう仮面は我慢できないとでも言うように身悶えながら、
喉を反らせて喘いだ。
「ああっ……やっ……んんっ……あう……」
「色っぽい声を出すようになったな。ここが気持ち良くてたまらないんじゃろうが。
スケベな汁もこんなに出しおって」
「や、違う……あっ……」
「どこが違うというのじゃ、この好き者めが」
「あああ……いあっ……」
抗う言葉が弱まり、吐息は一層に熱く悩ましくなっていく。
新たな汗がにじみ出し、赤いマスクをした肢体からは、むっとするような女臭が薫り
だした。
腰が勝手に動く。
学園長は、己のペニスを握り、これ見よがしにぶらぶらと揺すって見せた。
「どうじゃ、こいつが欲しいだろうが」
「……ひっ!」
情欲で燃え上がっていたけっこう仮面の目に恐ろしいものが映った。
男根だ。
それもただのペニスではない。
心ならずも佐田に犯された時、男性器は直に見ている。
佐田のものも、それまで恵が想像していた男性器よりもかなり大きなものだったが、
学園長のそれは佐田を凌ぐかと思えるほどだ。
サイズだけではない。
年齢にそぐわぬほどにたくましく勃起し、けっこう仮面を欲しがってびくびくと興奮
しきっている。
加えて彼女を恐怖に落とし込んだのは、形状の異様さだ。
中でもおぞましいのは、亀頭の周辺に真珠と思しきものが埋め込まれていたことだ。
あんなものを使われたらいったいどうなってしまうのか。
けっこう仮面とはいえ、まだ弱冠17歳の恵である。
本能的な恐怖を感じ、マスクの下の唇を震わせていた。
顔を背けながらも、気丈に怒鳴った。
「み、見せるな、そんなものっ……!」
「何を言うか、これから世話になるものじゃ。挨拶くらいせんか」
「ふ、ふざけ、やああっ!!」
けっこう仮面の絶叫を心地よく聞きながら、学園長はペニスを媚肉にあてがった。
膣入り口は愛液を溢れさせ、肉棒の先をねっとりと濡らしている。
抗うけっこう仮面はまだ力が入らない。学園長は難なくけっこう仮面の中へと割り
入って行く。
この狭い穴によくこれだけ太いものが、と感心するくらいに、吸い込まれるように
ペニスが肉壺に飲み込まれた。
「くっ、はあっっっ……!!」
入れられた時、けっこう仮面は甲高い悲鳴を上げた。
膣口が裂かれるかと思うくらいの太さで目の中で火花が散ると同時に、待ち焦がれた
肉棒の感覚に目眩がする思いだ。
押し入ってくる大きなものの圧力と喉を反らせ、肢体をびくびくと痙攣させている。
火照った媚肉は、挿入された肉棒を悦んで迎え入れ、絡みついてきた。
「くっ……」
挿入した学園長も、その具合の良さに呻いた。
窮屈な穴に野太いものが入るのだから、当然きつい手応えがあるのだが、恵のそこは
それだけではない。
狭くてきつい感覚だけでなく、膣襞が締め付けてくるような感触もあるのだ。
早くもけっこう仮面の肉体は、学園長のペニスを受け入れようとしているらしい。
なおも奥へと突き進み、奥の壁にぶち当たると、けっこう仮面は背を反らせて大きく
喘いだ。
「あぐうっ!」
ギクンと身体を震わせて、両足の筋肉が突っ張る。
それだけで軽く気をやってしまったらしい。
とうとう三人目のけっこう仮面をもものにして満足げな学園長が言う。
「ほう、もういきおったか。子宮を突かれていくはな」
「あ、はあ……はあ……はあ……」
「もうそこまで開発済みなのか、それとも単に淫乱な女ってことか?」
答えることも出来ず、けっこう仮面はわなわなと絶頂の余韻に浸っていた。
意識していないのに膣がきゅっと締まる。
侵入してきたペニスを確かめているのか、それとも射精を促しているのか。
学園長は、恍惚に浸るけっこう仮面を許すはずもなく、さらにぐぐっと重みを乗せて
内部に打ち込んでいく。
「やっ、そんなっ……ひっ……いああっ……んっ、んぐうっ……」
絶頂して収縮している媚肉を激しく擦り上げるように、学園長はペニスをねじ込んで
いく。
けっこう仮面に覆い被さって、抉り込むような突き込みを何度も繰り返した。
そこでけっこう仮面も気がつかされた。あまりの刺激に、媚肉の粘膜や膣内の襞が
悲鳴を上げているのだ。
かなりカリが張っていたから、その出っ張りで膣内部がかき回される刺激かと思った
が、どうも違う。
膣内がゴリゴリと無数のイボで擦り上げられる感覚なのだ。
「ひっ、ひぃっ……な、何これぇっ……いひああっ……」
「くく、痺れるか? おまえもさっき見てわかったろうが、わしのチンポにはな、
いくつも真珠が埋め込んである。こいつがオマンコの中を擦るとたまらんじゃろうが」
「ひっ、いやっ……あうっ、いっ、くああっ……」
「利くじゃろうが。こいつで責めたててやったら、あの夏綿くんでさえ、ひぃひぃ
言ってよがったのだからな」
俗に、亀頭に埋めた真珠やシリコンで膣内を抉ると、女性はたまらない快感を得ると
言われている。
だが一方で、それは単なる伝説あるいはデマであって、そんなもので繊細な粘膜や神
経を擦られても痛いだけだ、とも言われる。
学園長は、己の経験からして前者が正しいと確信していた。
確かに痛がるだけの女性もいるが、それは女性の身体がまだ性的に幼い場合だったり、
あるいは挿入以前に充分に感じさせていなかった場合だ。
相手がそれなりの経験を持ち、あるいは性的に敏感であれば、メロメロ状態にした
上でこのイボペニスで責めてやれば、たちまちのうちに忘我の状態になるのだ。
「どうじゃ、そら」
「ああっ、いっ、ううんっ……」
学園長は根元までぶち込み、ペニスの先で子宮口をなぞり上げるように抉る。
窮屈な膣道を幾つもの真珠で擦られ、さらに子宮まで亀頭で小突かれて、けっこう
仮面は喘ぎ混じりの悲鳴を放つ。
「いっ、ああっ、あうっ、うんっ、ひっ、あぐっ、あっ、ああっ、あはあっ……!」
ずんずんと突かれるごとに口からぽろぽろと喘ぎが漏れる。
恥ずかしい、悔しいと感じ、何とか淫らな声を漏らすまいとするのだが、どうしても
口が開く。
熱い喘ぎが零れ出る。
徐々にに愉悦を貪る姿を隠そうともしなくなっていくけっこう仮面に、学園長は腰を
深く使い始める。
最奥を叩きつけるかのようにペニスを打ち込み、グラインドを大きくダイナミックに
していく。
もちろんカリと真珠で膣壁や襞を引っかけ、擦り上げるように抜き差しするのも忘れ
ない。
「いはああっ、す、すごっ……ひっ、ひっ……あっ、ああっ、もっ、もうっ……」
「何じゃ、またいくのか。よかろう、何度でもいくがいいわ」
奥まで貫き、両者の下半身がぶつかり合うと、ぴしゃんと肉を叩く音が響き、多す
ぎる愛液がびしゃっと弾け飛ぶ。
けっこう仮面の裸身が弓なりに反り返り、身体の脇にある両腕が今にも動きたそうに
痙攣していた。
両手はぐっと拳が作られ、これも痙攣している。
時折、震えながら宙に浮き、両手が開くが、ハッと気づいたように、また寝台に降り
て握り拳となる。
まるで、覆い被さって盛んに腰を使ってくる学園長の背中に手を回して抱きしめたい
のを我慢しているかのようだ。
「あひっ、ひぃっ、あっ、だめえっ……あっ、凄いっ……ふああっ……!」
華奢なストレッチャーが破損してしまいそうなほどに学園長は腰を突き上げた。
ギシギシと寝台が軋む音に混じり、切羽詰まったようなけっこう仮面のよがり声が
響く。
突き込みが激しくなってくると、けっこう仮面は呼吸すらままならなくなってくる。
感じているのを我慢していることに加え、喘ぎ続けてしまって息を吸う暇がなくなっ
ているのだ。
結果としてよだれが零れ、何度も何度も首を振りたくって身悶えている。
「ひっ、ああっ、ほ、ホントにだめっ……ひっ、ひっ……いっ、いっく……いぐう
うっ……!!」
ずどんとばかりに腰を最奥にぶち込むと、子宮を下から潰されるような感覚を覚え、
震えるような快感がけっこう仮面を突き抜けた。
瞬間、両足がぐぐっと突っ張り、びくびくっと陸に揚げられた魚が跳ねるように身を
震わせて頂点に達した。
ガクンと力が抜け、突っ張っていた脚もがっくりと寝台に落ちてきた。
学園長はまだ浅く弱く肉棒を抜き差ししながら言った。
「いきおったか。女子高生のくせに激しく気をやるもんじゃな」
「あ、ああ……」
「満足したか? だがわしはまだ全然だ。わしが満足するまでつきあってもらうぞ。
それがわしの女になるということじゃ」
「そんな、いや……ああっ……!」
いったばかりでひくついている媚肉に対し、学園長は大きく腰を使ってペニスを打
ち込んでいく。
熱を帯び、とろけきった膣をひっかき回すように肉棒でこねくってやると、ぐちゅ
っ、にちゃっと粘った水音とともに次々と新たな愛液が溢れ、ストレッチャーに
いくつも水たまりを作っていた。
「やはあっ、いっ、あはっ……あ、はああっ、くうあっ……」
「よがれよがれ、もっとよがるがいい。ほれ、気持ちいいと言ってみろ、それそれ」
「あっ、あっ、ああっ、いっ、ひぃっ……いっ、いいっ……き、気持ち、いいいっ
……!」
淫らな言葉を口にしたことでますます昂ぶったのか、けっこう仮面はまたもクライ
マックスを迎えつつあった。
膣肉は肉棒をしっかりとくわえこみ、襞で覆ってしまい、離そうとしない。
ひくひくと収縮と弛緩を繰り返し、乱暴に突いてくるものを受け止めている。
それどころか、もっともっとと奥へと引き込むかのような動きを見せていた。
「もっ、お、だめえっ……あ、来るっ……凄いの来るぅっ……あっ、ああっ、あう
っ、いっ、いっ、いっくううっ……!」
全身をわなわなと震えさせ、首が折れそうなほどに反り返らせて、けっこう仮面は
またも激しく絶頂に達した。
それでも媚肉はなおも快楽を求めるように、ペニスを解放しようとしていない。
オルガスムスによる膣肉の収縮は、学園長に射精を促していた。
この上なく甘美な締め付けに、学園長も思わず出してしまいたい欲求にかられたが、
そこは何とか堪えて、歯を食いしばって突き込みを再開していく。
どっちが責められているのかわからぬほどだが、こうまで学園長が射精を堪えている
のは、恵を心底屈服させるために、セックスで打ちのめそうとしているからだ。
電撃責めで失神するまで絶頂させてはやったが、自分の身体を使って屈服させること
に意味性を見いだしていたのだ。
「やっ、もっ、もういったってばぁっ……ひぃっ……お、おかしくなるっ……おか
しくなるわっ……」
もういい加減、絶頂の余韻に浸り、ゆっくりと身体を休めたいのに、なおも責め込ん
でくる学園長に、恵は目を剥いて喘いだ。
学園長はけっこう仮面の左足を抱え上げて右肩に担ぎ、より深く挿入していく。
いわゆる松葉崩しの変形で、股間がぴったりと密着できるため、正常位よりずっと
深く入れられる。
やり方によってはバックよりも奥へと突き込むことが出来た。
「うああっ、ふ、深いっ……そ、そんな奥まで……いやあっ……ああっ……」
肉棒がガンガンと子宮口を責めてくる。
入り口を擦るとか抉るとかいった程度ではなく、硬い亀頭でぶん殴られるような衝撃が
けっこう仮面を襲った。
学園長の持ち物が長大なことと体位のせいもあるが、何度も犯され気をやらされ、けっ
こう仮面の子宮がぐぐっと下降してきていたのである。
恵の肉体は、受胎の準備をし始めていたのだ。
突くごとに、たぷん、たぷんと大きく淫らに揺れ動く乳房はこの上なく扇情的だ。
学園長もそう思うのか、腰を使いながら乳房をぎゅうぎゅうと握りしめ、揉みしだく。
握りしめると言っても、恵の巨乳は学園長の大きな手にも余る。
手をいっぱいに開いて乳房を握っても、指も隙間から肉が零れた。
形良く立ったままの乳首を口にし、舌を使って舐めたり、潰したりすると、けっこう
仮面は我を忘れて大声でよがるのだった。
「やっ、だめ、そこはぁっ……お、おっぱい虐めないでっ……いいっ……ああ、いい
っ……!」
「くくく、オマンコもおっぱいも、どこも敏感じゃな。全身がオマンコのような女
だ。そら、こうされるとたまらんじゃろうが」
「ひぃあっ、いいっ……そ、それ、いいっ……いいっ、あああっっ……!」
強く揉んだ後、優しく弱く愛撫すると一層に感じるらしいのは、電気責めの際にわか
っている。
学園長は巧みに強弱のコントラストを使って、けっこう仮面の乳房を責め上げていった。
たぷたぷと音がしそうなほどに強く揉み込んだり、下からすくい上げるようにやわ
やわと焦らすように擦る。
口に含んだ乳首を歯で強く噛んだり、直後には舌で優しくねぶる。
指でも同様で、右の乳首をつねるように刺激するのと同時に、左の乳首は転がすよう
に愛撫した。
あるいは双方の乳首をきゅっとつねって上へ引っ張り上げて悲鳴を上げさせてから、
今度はくすぐるように爪でなぞりあげたりもする。
様々な技巧を使われて、けっこう仮面は身を捩らせて喘ぎ、口からはよだれを、膣
からは蜜を零していた。
「はああっ、そ、そこをそんなにしたらっ……ああっ、もうっ……ま、またいくっ…
…い、い、いくっ、いくうっ……!」
けっこう仮面は、また総身をぶるるっと痙攣させて絶頂した。
腕も腿もぶるぶると震えている。
後頭部でストレッチャーを何度も叩くほどに身を反り返らせ、失神寸前だ。
もう拷問部屋はむせ返るような淫靡な匂いに包まれている。
けっこう仮面の放つ悲鳴のようなよがり声や、けだものじみた喘ぎ声が木霊していた。
この部屋には、セックスを意識させるような雰囲気しかなくなっていた。
「またいったか。どうじゃ、まだいきたいか」
「やあ、もう……もういきたくないっ……こ、これ以上……」
「「これ以上」なんじゃ」
「これ以上あんたに……あんたにいったところなんか見られたくないっ……」
「まだそんな口が利けるか。では仕方ない、おまえがいき狂うまで犯してくれる。
死ぬまでいかせてくれるぞ」
「やめてぇっ……あああっ、ま、またっ……もういや、もうしないでっ、ひっ、
いやああっ、激し、激しいっ……ああ、またそんな奥までっ……いいっ……!」
立て続けにいかされ、けっこう仮面の膣はもうすり切れそうなほどに赤く爛れている。
ただでさえ学園長の巨根を飲み込まされているのに、そのペニスには真珠まで埋め込
まれている。
快楽も凄まじかったが、受け入れる襞にも限界が近づいていた。
にも関わらず、けっこう仮面のそこは、肉体にいくらでも快楽を伝えてくるのだった。
「凄いっ……すっごいいっ……凄すぎるっ……いいっ……あ、あそこがとろけるっ
……」
「あそこ、ではなない。オマンコと言え」
「オッ、オマンコっ……オマンコおかしくなりそうっ……いいいっ……あ、またあ
っ……!」
ぶるるっと小刻みに肢体を痙攣させ、けっこう仮面はまたいかされた。
両手は忙しなく動き回り、何か掴もうとするかのように、握ったり開いたりを繰り
返している。
シーツでもあればそれを握りしめて堪えるところだろうが、寝台は革張りでその上
には何もない。
「そら、またいけ。いかんか」
「あああっ、お、奥っ……あ、当たってるぅっ……ひっ、ひっ、いいっ……気持ち
いいっ……ああ、だめだめっ……もういきたくないっ……だめえっ、ひっ、い、
いっく……いくうっっ!」
人間の体温とは思えぬほどに熱くなった膣内が、またも強く収縮して肉棒を締め付
けた。
学園長はそれを振りほどくようにしてけっこう仮面の裸身を突き上げ、奥深くまで
抉り続けた。
責めながら学園長は舌を巻いていた。
(この女……、夏綿けい子以上じゃな。責めれば責めるほどに味が良くなる。いく
ら責めても飽きが来んし、いくら責めても反応しおる。ますます、わしの女にした
くなってきたわい)
同時に、恵の肉体にも感嘆していた。
そのプロポーションはもちろんのこと、感度の素晴らしさ、そして何度絶頂しても、
肉体がへばっても、男を受け入れずにはいられない性感。
どれをとっても手放しがたい一級品であった。
「よし……そろそろわしも限界じゃ。取り敢えず一度食らわしてやるぞ」
「ああっ……え? そ、それは……」
「わからんのか。おまえの中で射精してやるんじゃ」
「いやっ……!」
けっこう仮面はビクッとして正面を向いた。
まだ表情は肉欲にとろけているが、目には幾分か正気が戻っている。
「それはっ……それだけはしないでっ……」
「何でじゃ? どうせ佐田にも出されたんじゃろうが」
「それは……! そ、そうだけど、もういやよ!」
「なぜ?」
「な、なぜって……」
胎内に精液を出されたら、身ごもってしまうかも知れないからに決まっている。
そう思って恵は血の気が引いた。
けい子の無惨な姿を思い出したのである。
明らかにけい子は妊娠させられていた。
そのせいでけい子は気力を失ったようなことを学園長も言っていた。
まさかこの悪魔は自分にまで……。
「い、いやよっ、絶対にいやっ! おまえの子を孕むなんてっ!」
「わかっておるならいい。だがおまえはな、妊娠させられる運命なのじゃ。だが安心
せい。夏綿くんや若月くんと違って、おまえはわしの子を孕ませてやる。わしの子を
孕むまでは誰にもおまえに中出しはさせん。ま、一度孕んで出産でもしたら、他の
やつにも貸し出すがな」
「そんな……ひどい……」
せせら笑う学園長に、恵は本当の恐怖を感じていた。
女を孕ませるための道具としか見ていない。
しかも、一度孕んだら、後は他の男どもに身を任せろと言う。
どうあっても恵には地獄しか待っていない。
「や、やめろ、いやっ!」
「喚け、喚け。またすぐによがり声しか出せんようになる」
「やっ、ふああっ、い、いきなりっ……んあっ、あああっ……!」
再び始まった攻撃は、それまでのよりも執拗で激しかった。
下降してきている子宮口を肉棒の先で突き上げ、抉り、カリと埋め込んだ真珠とが
連携を取って膣内をごりごりとこそぎ、擦っていく。
きゅっと締まる膣内を強引にこじ開け、こねくり回した。
以前にも増して激しい律動に、けっこう仮面はたちまちあられもなく喘いだ。
「いひぃああっ、いいっ……だめ、激しいっ……そ、そんな強く責められたらっ…
…ま、またすぐいっちゃうっ……」
「いけばいいじゃろう。何度でもな」
「い、いやっ……強いっ……強すぎるっ……」
けっこう仮面は、今まで決して敵に対して吐いたことのない言葉を口にしていた。
徹底的に犯されて、敵の強さを認めざるを得なくなったのだ。
力や体技ではない。
男のセックスの強さに翻弄され、屈服しようとしていた。
「あああ、いっ……いいっ……し、死んじゃう……良すぎて死にそうよっ……」
爛れきった媚肉は、長大な肉棒の激しいピストンにも負けず、難なく受け入れ、反応
していた。
絡みつき、締め付け、蜜を噴き出す。
けっこう仮面の媚態と痴態に、学園長のオルガスムスも一気に高まっていく。
「出すぞ、出してやる!」
学園長は右肩にけっこう仮面の左足を乗せたまま、両手を伸ばしてがっしりと彼女の
腰を掴み、もっとも深いところまで突き込んだ。
ペニスの先が子宮口をこじ開けんとゴリゴリと抉っていく。
けっこう仮面はもう我慢出来ず、握りしめていた両手を開き、学園長の背中に回した。
そのままぐっと抱きしめて、学園長の堅い胸板で大きな乳房を潰した。
もうもうと密生している胸毛が乳房や乳首を擦る感覚さえ、とろけるような快感に
感じていた。
「ああっ!?」
けっこう仮面が、喘ぎとは異なった声を上げた。驚いたような悲鳴だった。
「な、何を……、あっ……ううっ……そんな深いっ……深すぎるっ……」
学園長の腰が微妙に蠢き、胎内でペニスの方向をコントロールしている。
その先端は子宮口に密着し、なおもぐいぐいとこじ開けるように動いていた。
「わからんか? わしはな、おまえの子宮も犯すのじゃ」
「し、子宮もって……」
「さっき夏綿くんに注射されたろうが。あれはな、マイリスという薬じゃ」
「マイリス……?」
出産時に妊婦に注射することが多い薬品である。
ラステロン硫酸ナトリウム(またはデヒドロエピアンドロステロンサルフェイトを
成分とする。
熟化注射と呼ばれ、出産補助のために子宮口を柔らかくし、開かせるための薬だ。
もちろん瀬戸口に調合させたのである。
「な、なんでそんなものを……ああっ……あたしはまだ妊娠なんか……んんっ……」
学園長の説明に、けっこう仮面は喘ぎながら言った。
学園長も腰を振り、恵をよがらせながら答えた。
「普通は出産させるためにするらしいがな、言った通り、こいつは子宮口を開かせる
効力がある。だからな……」
学園長はニヤッと嗤った。
「子宮口を開かせて、そこにわしのものを入れてやるのじゃ。そうして、おまえの
子宮の中に直接射精してやろうという寸法じゃよ。どうじゃ、これならおまえが
妊娠する確率がかなり高くなるじゃろうが」
「ひぃっ……!」
確率が高くなるどころではない。
ペニスが子宮にまで入り込んで、そこで精液が、精子が放たれるのだ。
妨害するものはもはや何もなく、間違いなく孕んでしまうのではないか。
「いやっ、妊娠なんかいやよっ! やめて、そんなひどいことはやめて!」
「だめじゃ。おまえほど気の強い女は、どうでもせんとわしに屈服せんじゃろう」
「す、する、するっ……何でするからっ……あんたの種で孕むなんて絶対いやよ!
ああ、お願い、あんたのものになる……なるから妊娠だけは許してぇっ!」
「許さん。わしのものになるということは、わしの子を孕むということじゃ。わし
の種で孕むのがイヤなどと言っているのは、わしに屈服するつもりはないと言って
いるのと同じじゃわい。ひひひ、覚悟せい。おまえの子宮までわしのものにして
くれる」
「いやいやいやあっ……し、しないで、出さないで! もうや、ああっ、ああ、
いいっ……奥に来てるっ……いや、妊娠したくないっ……ひっ、いいっ……気持ち
いいっ……オマンコいいっ……は、激しいっ……!」
懐妊することをおののきつつも、次々に注ぎ込まれる暴力的なまでの快感には抗え
ず、けっこう仮面は妊娠の拒絶とセックスの快感を喘ぐ声を交互に口にした。
激しいストロークが子宮口を責め、根負けしたかのようにそこが徐々に口を開いて
いる。
そのことを知った学園長は、強い突き込みを中断して動きを止め、そこに狙いを
定めた。
子宮口に亀頭の先端をぴったりとあてがい、そのままさらにぐっと深く腰を沈めて
いく。
「あ……、うぐっ……」
学園長は激しかった抽送を止め、子宮口に押しつけたペニスをさらに沈めていく。
僅かに口を開いた子宮に無理矢理入り込もうとする肉棒に圧力がかかる。
子宮に圧迫された亀頭部がカウパーを吐き出し、その熱さとぬめりで何とか潜り込
もうとしている。
子宮を押し上げられる感覚と、強引に開口させられる苦しさに、けっこう仮面は
振りたくった首も止めて身体を硬直させて呻いていた。
「あ……う、うむ……」
何度も絶頂させられたことによって、けっこう仮面の子宮口が受胎しようとして弛緩
してきている。
加えてマイリスの薬効もあって、出産経験などない女とは思えぬほどに子宮が開こう
としていた。
そこを何とかこじ開けようと、学園長は慎重に腰を押し込んだ。
「あ、あ……くうっ……」
数センチほど媚肉の外に出ていたペニスが、ゆっくりと内部へ埋め込まれていく。
学園長の肉棒は、けっこう仮面の子宮口を内側にめくり込ませるようにして、徐々に
禁断の子宮内部へと侵入している。
野太いものがもっとも深いところまで貫き、けっこう仮面の滑らかな腹部が僅か
だがふっくらと膨らんでいった。
「あ、あああっ……!」
子宮入り口をこじ開けられる感覚が、けっこう仮面をわななかせた。
とうとう亀頭部が子宮口を割って内部にずるりと入り込むと、けっこう仮面は意味
不明の叫び声を上げて、ガクンと首を仰け反らせた。
「ぐううっ……や、やめて、抜いて……ひっ……深いっ……こ、こんなに深くまで…
…こ、怖い……怖いっ……!」
けっこう仮面の悲鳴、それも恐怖におののいた「怖い」などという台詞を聞いた者は
いないだろう。
しかもそれがけっこう仮面チーム内の最強硬派である紅恵なのだ。
学園長は、この上ない征服感を味わっていた。
なおもけっこう仮面の深部を犯そうと、出来るだけ腰をくっつけていく。これ以上
無理というところまで押し込んだが、ようやく子宮内に4,5センチ入ったあたりだ。
しかしそれでもけっこう仮面には奥の奥まで犯されている実感があった。
「あ、あうう……深すぎる……ぬ、抜いてぇ……こんなのって……ああ……あ、ひっ、
う、動かないで! 動いちゃいやあ!」
しばらくじっとしてけっこう仮面の子宮を味わっていた学園長が、ゆっくりと腰を
動かし始めた。
それでもピストンは大きくない。
せっかく子宮内に入った肉棒が抜けてしまわないように、抜き差しを浅くしている
のだ。
数センチ押し込み、カリが引っかかるところまで引き抜くのを繰り返していく。
けっこう仮面はレイプによる妊娠を本能的に嫌がっているのに、その本能の裏では
子宮が妖しく発情していた。
けっこう仮面の媚肉は、膣道でサオに襞を絡ませ、膣口と子宮口の二箇所できゅう
きゅうと締め付けている。
いかにも学園長の精液を子宮へ絞り取ろうという動きに見えた。
「ど、どうじゃ、けっこう仮面、いやさ紅恵! 子宮まで犯されるのは初めてじゃ
ろうが! これでおまえもわしの女じゃ」
「いっ、いやっ、動かないで! ひっ、ひっ、だめっ、そんな動いちゃあっ……あ
あっ、あおおっ……だ、だ、め……あ、……た、たまんない……」
「たまらない、じゃと? この淫売めが、初めての子宮セックスで、もう良さがわか
りおったのか」
先と根元を強く締め付ける膣がざわめき始める。
前人未踏の秘所を憎むべき敵に犯されている、敵の女にされているという実感が、
けっこう仮面の被虐感を煽っていった。
子宮口をこじ開けられる痛みは簡単に快楽と変わり、けっこう仮面の理性を奪い取っ
ていく。
とろけるような官能と愉悦、そして受胎できるという生物の雌としての本能が、けっ
こう仮面を当惑させる。
もう彼女には、学園のスケバンとしての威厳も、けっこう仮面としての誇りもなかった。
ただただ情欲に浸りきった恍惚とした表情をマスクの下に隠し、太いもので子宮奥
まで貫かれることに悦び、中にたっぷり精液を受けることを期待している。
「こ、こんな……ああっ……し、子宮まで犯されて……も、もうだめ……ああ、いい
っ……!」
子宮を貫かれる快感を覚え込まされたけっこう仮面は、狭い子宮口を太い肉棒がスム
ーズに律動出来るように、なお一層に蜜を分泌させている。
右足は完全に自分の右胸を押しつぶし、その上から学園長がのしかかっている。
かなり苦しい姿勢のはずだが、けっこう仮面はその状態で学園長の背中に手を回し、
しっかりと抱きしめていた。
快感が高まると、学園長の背中に爪を立てるほどに興奮しきっている。
「いいっ……ああ、気持ちいいっ……うんっ、うんっ……ふっ、かいっ……ああっ…
…」
「くっ、ますますいい具合じゃぞ、けっこう仮面め! どうじゃ、いきたいか!」
「ああっ、も、もうたまんないっ……い、いきたいっ……いきたいっ……!」
「くくく、そうか。ならちゃんと頼め。中に出して、とな。けっこう仮面の子宮に
たっぷり出してください、と言え」
けっこう仮面はまったく抗うことなく、ガクガクと何度も頷いた。
もう恥辱も屈辱も背徳もなかった。
あるのは、早く埒を開けて欲しい、いかせて欲しいという淫らな肉欲のみだった。
「だっ、出してっ……ああ、早くっ……あ、あたしの中に……け、けっこう仮面の
子宮にっ、た、たっぷり出して……精液出してっ……!」
「可愛いこと言いよるわ。子宮の中に直接射精されたら確実に孕んでしまうぞ。
それでいいのか?」
「ああ、もう何でもいいっ……何でもいいから出してっ……我慢できないっ……
は、孕んでもいいっ……」
その言葉を受けて、子宮内に収まった学園長のペニスがぐぐっと一回り大きくなった
ような気がした。
特に亀頭部分が膨らんだのが、けっこう仮面にもはっきりとわかった。
「ああっ……お、おっきくなったあ……子宮、壊れるっ……」
学園長はそれまで浅くゆっくりと動かしていた腰を、突如激しく突き上げていった。
腰を叩きつけるように打ち込み、何度も子宮を抉りあげる。
いつしか学園長は、肩に抱えていたけっこう仮面の右足を下ろし、腕をけっこう仮面
の腰に回して強く引き寄せていた。
あまりの深さに目を剥きながらも、けっこう仮面は一気に頂点まで駆け抜けた。
「いっ、いくっ……あ、ああっ、いくいくっ……いっちゃうっ!!」
けっこう仮面は、のしかかった学園長が跳ね上がるほどに激しく痙攣した。
首がほぼ直角に後ろへ反り上がり、背中は弓なりになって学園長を持ち上げている。
震えは腰を中心に、全身へ走っていた。
これまでで最大の収縮が肉棒を襲い、学園長も堪えようがなくなった。
そのまま三度ほど強く突き上げ、出来るだけ奥までペニスを押し込んだところで、
学園長が呻いた。
「くおっ……で、出る!!」
どぼっ、どびゅどびゅっ。
びゅくくっ、びゅるっ。
学園長の放った精液が勢いよく子宮に流し込まれてきた。
子宮口に浴びせられたことはあったが、こうして子宮内に直接出されたのは初めて
だった。
精液の熱さや濃さが、子宮壁によってイヤと言うほどに実感できた。
「ひぃっ、でっ、出てるっ……! あ、熱いっ! ああ、奥で……奥でこんなに……」
学園長の男根は子宮の奥まで入り込み、蓄えていた精液をそこへまき散らした。
びゅるっと射精されると、奥の壁にぶちあたり、それが粘ってとろりと子宮内で
ゆっくりと垂れていく。
それをなすりつけるように、学園長のペニスが子宮内を擦っていく。
「くっ……何という快感じゃ……。ま、まだだ、まだ出るぞ!」
びくびくと脈打ちながら、熱いペニスが次々と精子を吐き出していく。
射精はまだ続いていた。
「あ……あう……ま、まだ出てる……す、すごい量……ああ……熱いのがいっぱい…
…あっ、ま、また出てきた……あうう……」
子種を植え付けるために注ぎ込まれた精液をうっとりした美貌を受け止め、けっこう
仮面の媚肉はまだ太い肉棒をくわえたまま、ひくひくと痙攣していた。
けっこう仮面は両腕でぎゅっと学園長の背中を抱きしめており、そこに爪すら立てて
いた。
そして射精の間中、両脚を学園長の脚に絡ませ、その腰を離そうとしなかった。
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