「案外呆気なくいっちゃったわね」
「当たり前よ、ゆり。私たちに責められていかない女なんていないわよ。……ま、男もだけどね」

ふたりはそう言いながら、けっこう仮面の裸身にロープを掛けている。
まだ飽き足らないのか、縛り上げている間にも、ゆりと鏡子はけっこう仮面の肌をまさぐり、肉を揉んでいる。

「そうね。でも、正義のヒロインて言っても、一皮剥けばあたしたちと変わらない生身の女ってことよね」
「まったくじゃな」

ゆりと鏡子がけっこう仮面を嘲笑していると、後ろから声が掛かった。
ふたりは驚いた様子もなく振り返り、敬礼した。

「学院長先生、お越しでしたか」
「うむ。全部ではないが、途中から見物させてもらったぞい。なかなか見事な責めっぷりじゃったな」
「恐縮ですわ。相手がけっこう仮面ともなれば、私もゆりも張り切ろうというもの」
「くく、それはそれは頼もしいことじゃな。さすがに三光学院にその人ありと言われた、万華鏡子と弁天ゆりだ」
「……褒めすぎですよ、校長先生」

ゆりが少し照れたように言った。
学園長を見るゆりと鏡子の目が、憧れと敬意の眼差しになっている。
ふたりとも、かなり洗脳されているらしい。
あるいは、もう「学園長の女」にされているのかも知れなかった。
サタンの仮面と悪魔の衣装を身につけた男は厳かに言う。

「そんなことはない。3A中隊の男どもに比べても遜色ないわい。無論、銃器や格闘技では敵わんだろうが、やつらには
マネの出来ぬ特技があるからのう」

学園長は満足そうにそう言った。
鏡子たちは、ハニートラップなど色仕掛けによる情報収集や恐喝材料の作成、及び女生徒たちへのテクニック伝授など、
ソフト面での貢献度が抜群なのだった。
その上、サタンの足の爪に対する忠誠心は比類ない。
ほとんど彼の子飼いと言ってもいいほどなのだった。

「う……」
「ん? 気がつきおったか」

けっこう仮面が顔を顰めて呻いている。
どうやら目を覚ましたようだ。
ぼんやりした視界に、憎き学園長がいるのを認めたけっこう仮面は、ほぼ瞬時に意識が覚醒した。

「あっ……」

気がつくと同時に、自分の身体が動かないことを覚った。
そしていつの間にか簡易寝台に転がされている。
そう言えば、ゆりたちによって絶頂に導かれ、失神した後に、吊られた身体を下ろされたことは何となく憶えている。
ぐったりした肢体からロープが外され、ゆりたちに支えられたことも記憶していた。

そして今、学園長を目にしてはっきりと覚醒すると、胸部を圧迫されるような緊縛感にハッとした。
両腕ともに背中へ回され、互い違いになるように交差されて、肩胛骨あたりで縛り上げられていた。
若く張りのある豊かな乳房の上下にも、かっちりとロープが二重に巻き付いている。
脚も動かない。
足首がベッドの脚にブーツの上から縛り付けてあるようだ。

「く……そ……、ほ、解け……」

まだ少し言葉が悖らない。
学園長とゆり、鏡子は黙ってけっこう仮面を見つめていた。
けっこう仮面には、その視線がたまらなかった。
蔑むような、嘲るような目でじっと見ている。
正義を守るはずの自分が悪人によって、咎人のように縛られている。

このままタダでは済むまいという思いが、けっこう仮面に殉教者のような切ない被虐的快楽を与えていた。
いけない、抵抗しなければ、脱出して寿々美たちを助けねば、けい子たちに知らせて捜査の手を入れて貰わねば。
そう思う心を、肉の疼きとマゾヒズムが黒く覆っていく。
宿敵に囚われ縛られるという精神的被虐とともに、胸元を締め付けてくる肉体的な被虐が相成って、けっこう仮面を
ますます官能の闇に引きずり込んでいくのだった。

ゆりがけっこう仮面の耳元で囁く。

「お目覚めになったのならちょうどいいわ。さ、けっこう仮面のお姉さま、学院長先生に正直に言うのよ。仲間の名前をね」
「……っ」

言いそうになる口を必死になって噛みしめた。
もう薬の成分はほぼ完全に粘膜から浸透し、けっこう仮面の体内に染みこんでいる。
加えて、ゆりと鏡子の愛撫によって肉体的にもとろけていた。

それでもなお、恵は踏みとどまっていた。
もしかしたら、ゆりたちだけでこのまま責め続けていれば、恵も口を割ってしまっていたかも知れなかった。
しかし、そこにサタンの足の爪が出てきた。
この顔を見た途端に、恵本来の負けん気、反発心が息を吹き返したのである。
今にも自白してしまいそうになっていた心を、学園長憎しの思いが食い止めているのだ。

これはゆりたちの誤算であった。
でも、学園長もゆりと鏡子も、そうは焦っていなかった。
どうせけっこう仮面は逃げられない。
しかもスパルタ学園と違って、ここには仲間のけっこう仮面はいないのだ。
ならば、けっこう仮面の肉体を愉しみつつ、恥辱と屈辱を存分に味わわせてからじっくりと自白を導き出せばいい。

「まだ言えないのかしら」
「……けっ」
「まあ、生意気だこと。校長先生……、よろしくて?」

鏡子の意味ありげな視線を受け、学園長もにんまりして頷いた。

「……いいじゃろう。どうせけっこう仮面じゃ、好きに責めるがいい」
「……」
「しかも、こいつの中身はあの紅恵じゃ、スパルタ学園で番を張っていた女じゃぞ。そうそう屈服はせんじゃろう。ならば……」
「わかりましたわ」
「あっ、バカ、おまえらっ! ま、またそんないやらしいことを!」

ゆりが巧みにけっこう仮面の身体へ手を這わせていく。
嫌がって暴れ始めたが、またすぐにその手管に陥りそうで、けっこう仮面は歯を食いしばった。

「いやらしいですって? いやらしいのはけっこう仮面のお姉さまの方よ。ね、鏡子、お姉さまのオマンコどう?」
「もう、ぐっちょぐちょよ。見ていて恥ずかしいくらい」
「み、見るな! ああっ……あ、あ……はああっ……」

ゆりの指が乳房に食い込んでくると、けっこう仮面の口から甘く熱い吐息の混じった呻き声が漏れ出てくる。
鏡子もゆりに協力して、けっこう仮面の女らしい肢体に手を這わせ、撫で上げていく。
けっこう仮面の腿は鳥肌が立ち、脚はガクガクと震えていた。

「やめ……あっ……やめて……ああ……」
「あの強気なけっこう仮面さんはどこ行っちゃったのかしら?」
「ねえ。可愛い声で喘ぐわよね、けっこう仮面のお姉さま」
「これだけスタイルが良いし、お顔も綺麗なんでしょうから、けっこう仮面なんて乱暴者にならなければ、学院長先生も
目をかけて下さるわよ」
「お……断りだよっ……あっ……だ、誰が、ああっ……学園長なんかにぃっ……あうっ……」
「まあ、また生意気になってる。じゃあ、けっこう仮面さんの好きなここを責めてあげようかなっと」
「やっ! そ、そこは……そこだめっ……ああっ!」

鏡子の指が、けっこう仮面の蜜にまみれながらも巧妙に股間を責め、まさぐっていく。
クリトリスをこねられ、膣に指を入れられ、その内部を軽くかき回されると、けっこう仮面は首を何度も振りながら裸身を震わせた。

「やあっ……いっ……や、やめっ……ひっ……」

ゆりはけっこう仮面の頭の方から覆い被さるようにして、揺れる乳房をこねくっている。
鏡子は前後の穴を交互に指で嬲っていた。
ふたりの手指が妖しげに動くたびに、けっこう仮面は肢体をわななかせ、呻き、喘いだ。

「はあっ……はああっ……やっ……いっ……い、いい……」
「あら、もう「いい」ですって。学院長先生が見ているのよ、よくもそんな恥ずかしいことが言えること」
「くっ……だ、だったらやめて……あっ……」
「またまた。やめて欲しくないくせに。ほら、これでどう?」
「ひぅっ! あ、あっ……だめ、だめよ、もうっ……いいっ……」

恥ずかしい痴態を学園長に凝視されていることを指摘され、けっこう仮面はその羞恥と屈辱に、全身を赤く染めていた。
それでも責め手は休まらない。
鏡子の指は、けっこう仮面の媚肉を嬲り、そこからくちゅくちゅ、にちゃにちゃという粘った淫らな水音を引きだしている。

「や……だめ……ああっ……く、くそ……見るな、学園長! ああっ……」

ゆりも負けていない。
けっこう仮面の乳首を弄び、口で強く吸ったり、きゅっと指で強く摘んで悲鳴を絞り出させている。
唇で強く吸う時は、反対の乳房を手で大きく優しく揉み上げる。
指で乳首を強くこねくる時には、逆の乳房は舌でゆっくりねっとりと舐め上げ、責めに変化を付けていた。
女ならではの芸の細かさであり、弱点の責め方だった。

「いやらしい……いやらしいわ。けっこう仮面さん、わかってて? こんな恥ずかしい姿を学院長先生に見られてるのよ」
「だ、だめよ、見ないで……ああ……ひっ!」
「だめ。よーく見て貰うのよ。学院長先生、じっくりご覧下さい。これがけっこう仮面のオマンコの中ですよ」
「ほうほう」
「いやあっ!」

鏡子の指が、けっこう仮面の媚肉の割れ目を左右に拡げていく。
やや肉厚の割れ目は、すっかりほころびており、別の生き物のように蠢いていた。
その開かれた奥に、小さな穴がふたつある。
尿道はほとんど見えないが、膣口はひくひくと蠢き、その存在をアピールしていた。
小さく口を開け、そこからとろとろの熱い蜜を垂らしている。
割れ目の頂点にある肉芽もすっかり大きくなり、包皮はほぼ剥けてしまっていた。

「いやらしいこと。いくら口で否定しても、けっこう仮面さんの身体は正直なものだわ。こんなによだれを垂らして、
クリットちゃんもこんなおっきくなって」
「んぐっ! い、いじらないで! あ、あ……ああっ……もういや……やめて……」
「だめ。やめてあげない。もっとオマンコ開いてあげるから」
「ひっ!」

鏡子は左右の手を使い、その中指を慎重に膣口に入れていく。
入れられた瞬間だけ、びくりと反応したけっこう仮面だったが、あとはもうそのままだった。
鏡子がゆっくりとその膣口を左右に拡げていく。
途端にムッとするような甘ったるい女の香りが漂ってくる。
思わず学園長も顔を近づけてきた。

「やあっ、見るな!」
「これを見ずにいられるものか、にっくきけっこう仮面のマンコじゃぞ! おお、これは……思ったよりずっと綺麗じゃ。
中は綺麗なピンク色じゃないか」
「いやあああ……」
「鏡子くん、もっと拡げてくれ。おお、そうじゃ。これはよく見えるわい。うむ、ヒダヒダがあんなに蠢いておる。
これはいいオマンコじゃ。名器に違いないわ」
「そんなにいいですか?」
「うむ、これは絶品じゃろうな。しっかし、本当にこれで佐田のヤツに散々やられたというのか? ちょっと信じられんな。
美しいものじゃて」
「あああ……」

学園長の視線が物理的な刺激にすら感じられた。
あの悪魔の面の奥から、鋭く淫らな男の目線が、けっこう仮面の性器の中に遠慮なく入ってくるのだ。

けっこう仮面は、まさに視線に犯されていた。
見られている、しかもサタンの足の爪に膣の奥まで見物されている。
そう思うだけで、胸に込み上げるような屈辱と怒りが沸き起こるのだが、膣の奥からは熱い愛液がどろっと零れてしまう。
鏡子はその蜜を指で掬い取り、片手でけっこう仮面の媚肉を大きく寛げている。

「……うふふ、いかがです、学院長先生」
「待ちかねたぞ」

サタンの足の爪は不敵に笑うと、バッとマントを投げ捨てた。
制服の上着とシャツもむしり取り、スラックスも足下まで下ろした。
その姿を、ゆりも鏡子もうっとりと見つめている。

「まあ……。相変わらずご立派ですわ」
「鏡子ったら、そんなところばかり見てはしたないわ。学院長先生はペニスだけでなく、お身体の方もたくましくて素敵なのよ」
「わかってるわ、そんなこと……。ああ学院長先生、けっこう仮面を嬲った後は、私たちにも是非お慈悲を……」
「くく、無論じゃて。せいぜい、けっこう仮面で精力を使い果たさぬよう気をつけようぞ」
「……!!」

一方のけっこう仮面は、学園長の肉棒の凄さにおののいていた。
大きかった。
佐田のものもかなりのサイズだったが、それを凌駕しているように見える。
年齢以上の経験を誇るような赤黒いペニスは、そのたくましさは二十代の若者のようだった。
のしのしと歩くたびに、ぶらぶらと大きく揺れ動く。
その動きが、いかにも硬そうに見える。

「覚悟せい、けっこう仮面めが」

学園長はそう言うと、ゆっくりとけっこう仮面の元へ歩み寄った。
けっこう仮面はぼんやりとその様子を見ていたが、少し呻いただけで特に抵抗はしなかった。
鏡子たちの愛撫で全身が脱力してしまい、反骨心も媚肉の奥を見られたことで摩滅してしまったかのようだった。
ゆりが乳房を揉みながら、けっこう仮面に優しく囁く。

「けっこう仮面のお姉さま、嬉しい? 学院長先生自らが抱いてくださるのよ」
「い、いや……そんなの……」

けっこう仮面はようやっと首を振った。
身体も精神もぐずぐずにとろけているものの、それだけは拒絶したい意志を示している。
学園長が足を止める。

「……そんなにわしに抱かれるのがいやかね」
「い、いやに決まってる、わ……当たり前のこと聞かないで……」

その発言に対し、鏡子が乗馬鞭で仕置きしようとすると、学園長が目で制した。

「では仕方ないのう」
「学院長先生……」
「どうやらけっこう仮面めは、わしにマンコを犯されるのはイヤなようじゃ。どうしてくれようか」
「そんな、学院長先生……。この女に拒否権などありません。どうぞお好きなように……」
「そうじゃな、鏡子くん、きみが犯してやるがよい」
「え……? あ、はいっ……!」

何を言われたのか理解した鏡子は、喜々として道具を取りに行った。
それをうらやましそうにゆりが見ている。
すぐに戻った鏡子は、双頭のディルドを手にしていた。
ためらうことなく、それを自分の膣に挿入する。

「んんっ……ああっ……」

鏡子がぶるるっとわななく。
媚肉の方は、けっこう仮面を責めながらすっかり濡れてきていた。
タチ役が多かった鏡子は、女を責めるだけで濡れるような体質になっている。
それでもその張り型は少し太すぎたようである。
何せ直径で5センチ近くもあるし、全長は優に30センチを超えている。
鏡子は呻きながら、それを少しずつ自分に押し込んだ。

「んうっ……ふ、太い……太すぎた……ああっ、かしら……」
「平気よ。鏡子のオマンコならそれくらいは」
「な、何よ、その言い方っ……んっ……わ、私のはガバガバだって言いたいの……あっ……」
「そんなこと誰も言ってないわよ。いいから、さっさとけっこう仮面のお姉さまをやっちゃってよ。あたしだってしたいんだから」
「わ、わかったわよ」

自ら媚肉にディルドを突っ込み、それで他の女と繋がろうとする。
擬似ペニスを持って、女が女をレイプしようとしている。
あまりのことに、けっこう仮面は引き攣った悲鳴を上げた。

「バ、バカなことはよせっ……そ、そんな女のくせにっ……」
「今さらなによ。学院長先生の有り難い申し出を断ったあなたが悪いわ」
「わ、わかった! わかったからよせ!」

焦ったけっこう仮面の言葉がもつれている。
恵にレズっ気はない。
これまでゆり&鏡子に愛撫されたというだけで、それでいかされたというだけで、この上ない恥辱を感じていたのである。
佐田に犯された時も屈辱はあったが、考えてみれば女教師だった片桐に嬲られた時の方が嫌悪感が強かった気がする。
女同士なんて信じられなかった。
それくらいなら学園長でもいいとすら思った。
どっちみち、最後にはどうせこの男に強姦されるのである。

「わかったって何が?」
「わかったからっ……が、学園長にっ……」
「……抱かれるっていうの?」

けっこう仮面は顔を背け、悔しそうに首を縦に振った。
鏡子はその顎を摘んで顔を正面に戻してからゆっくりと告げた。

「それはいい心がけだこと。わかった、じゃあ学院長先生のお慈悲を戴きなさい。でもね……」

鏡子は妖しげな笑みを浮かべて、自らの股間に生えた擬似男根を撫でている。

「せっかく用意したんだもの。私のものにもなってね、けっこう仮面さん」
「ひっ……! そんなっ……」

鏡子はディルドを軽く握ると、それをけっこう仮面の媚肉に押しつけた。
嫌がって腰を振ろうとしたものの、それをゆりががっちりと押さえ込んでしまった。
既にゆりたちの愛撫でとろけ、濡れに濡れていたけっこう仮面の膣は、太い張り型をずぶずぶと飲み込んでいった。

「うあああっ……!」

案外と抵抗なく、太いものが小さな膣口に沈み込んでいく。
張り型がずるっと膣口と内部を擦った刺激で、けっこう仮面は全身を痙攣させていた。
シーツに押しつけられている臀部の震えも止まらない。
鏡子が腰をけっこう仮面の腰に押しつける。
密着するように肌を合わせると、ディルドは完全にふたりの女の内部に収まってしまった。

「ああっ!」
「んうあっっ!」

鏡子とけっこう仮面が同時に悲鳴を上げた。
けっこう仮面だけでなく、責めている鏡子の方まで少し仰け反っている。

「け、けっこう仮面さんっ……入ったわね……」
「あ、ああっ……ふ、太いっ……太すぎるわ……ああ、いや……」
「これくらいで弱音吐かないで。学院長先生のモノはもっとすごいのよ」
「い、いや……ああっ、動いちゃだめえっ……!」

鏡子がゆっくりと腰を揺らし始めている。
男根とは違うものが、けっこう仮面の膣内を擦り上げていく。
同じように鏡子の内部でもディルドが暴れているはずだが、彼女の方は「犯している」立場もあって、その刺激が苦痛
ではなく快楽となっていた。

「やめ……あっ……だめ、そんなに動いたらだめっ……ああっ……」
「わ、わかるでしょ、けっこう仮面さん、あっ……わ、私たち繋がってるのよ……セックスしてるの……いいでしょう?」
「い、いやあっ……やっ……ぬ、抜いて、やめて!」
「そんな心にもないことを……わかったわ、もっともっと責めてあげる」
「ひっ、いやあっ!」

鏡子の腰の動きがだんだんと速くリズミカルになっていく。
ずんずんと奥を突き上げられ、けっこう仮面は舌足らずな悲鳴を上げていた。
鏡子は学園長と視線を交わし合うと、けっこう仮面の尻を両手で抱え持ち、ごろりと姿勢を変えた。
横向きになったのだ。
その大きな動きで、またけっこう仮面の媚肉が思い切り擦れる。

「ひあっ……!」

ディルドが敏感な箇所に触れたのか、けっこう仮面は白い首を仰け反らせて喘いだ。
なおも鏡子は移動し、もがいている。
ゆりもその動きを助けて、けっこう仮面の身体を支えていた。
鏡子はけっこう仮面の下に潜り込み、下から突き上げる格好になった。
けっこう仮面を上に載せたのだ。
鏡子が腰を送り、下から突き上げてくると、けっこう仮面はたまらないと言わんばかりに顔を振りたくった。
縛られて後ろに回った手のひらが、ぎゅっと握られている。

「あうっ!」

突然にけっこう仮面は首を引っ張られた。
ゆりが、けっこう仮面の首に巻かれたチョークの真っ赤なリボンを引っ張ったのだ。
仰け反るように上体を起こされると、その胸にまたゆりの手が伸びていた。

「ああっ……」
「うふ、やっぱりおっぱい弱いのね。乳首をほら……」
「ああっ、やっ……いいっ……」
「あ、「いい」って言ったわ。いやらしいのね、セックスしながらおっぱい揉まれるのが好きなんだ」
「ち、違……ああっ……」

反論を遮るように、下から鏡子が強く突き上げた。
やや曲がったディルドが、思い切り膣壁を擦り上げていく。
奥にまで到達し、快感のあまり下降してきていたけっこう仮面の子宮口を突いている。
ゆりはゆりで、けっこう仮面の肩や首、乳房への愛撫を止めようとしない。
乳輪ごと指で摘み、こりこりに硬くなった乳首の根元をきゅっと押しつぶしている。

「んひっ……!」

けっこう仮面の、悲鳴とも喘ぎともつかぬ色っぽい呻き声を耳にしながら、下から責める鏡子が、そっとその尻に手を伸ばした。
つるつるだった尻たぶの肌には、じっとりと汗が浮いていた。
そこに鏡子は指を立て、ぐぐっと大きく割り開いた。
剥き出しになったアヌスに、鏡子の濡れた指が触れてくる。
湿った粘膜が、指に吸い付くようだった。
恥ずかしい排泄器官に触れられたけっこう仮面の方は、衝撃と羞恥の声を上げる。

「ああっ、やめて! も、もうお尻はいやあ!」
「何よ、ゆりに散々責められたでしょ」

そう言いながら、鏡子がねちねちとけっこう仮面のアヌスをいびっている。

「さ、どうぞ学院長先生。ふつつかな穴でございますが」
「くくっ」

学園長はペニスを握り、それをけっこう仮面の肛門に近づけてきた。
けっこう仮面は必死にそれを止める。

「やっ! やああっ! やめて、やめて、そんなことっ! こ、怖いっ……」
「怖い?」

けっこう仮面らしからぬ言葉に、学園長と鏡子たちの動きが止まった。
今さら何を怖がるのだ。尻責めを好むゆりにいやというほど肛門を責められている。
しかもその前には、何度も何度も浣腸責めまで受け、排泄までしっかりと見られたのである。
この期に及んでアナルセックスを怖がるなどとは……と、そこまで考えて鏡子は気づいた。

「ははあん、あなた、またお尻は処女なんだ」
「……!!」
「言いなさい、けっこう仮面さん。あなた、佐田とかいう教師にレイプされた時も、アヌスまでは犯されなかったのね?」
「そ……そうよ……」

言う必要などないのだが、どうしても言ってしまう。
仲間だけは守らなくては、という思いから、けい子らの正体を問われると何とか口ごもれるが、今の恵はもうそれ以外の
ことは聞かれれば何でも答えてしまうようになっている。
鏡子とゆりの顔がパッとほころぶ。

「そうなんだ、お尻はまだ誰にも許してないのね?」
「……」

学園長も嬉しそうに言う。

「そうか、そうか。ならばわしがけっこう仮面の……紅恵の最初の男になれるわけじゃ」
「い、いやよ、バカっ! 誰がおまえなんかにっ……そ、それもお尻なんか……!」
「おまえのようなスケバンであばずれな女など、とうの昔に処女をなくしてると思っておったが、さすがに尻だけは
まだじゃったか」
「く……くそっ……」

恥ずかしい事実を知られてしまったことに、けっこう仮面は悔しそうに呻く。
別にアナルが処女などというのはよく考えれば当たり前のことなのだが、それをこんな男に知られてしまったことが
屈辱的であり、辛かった。
サタンの足の爪が、けっこう仮面の尻に触れる。
開かれた尻たぶの中に入り込み、尻の内側をまさぐった。
いやいやとけっこう仮面が尻を振る。

「や、やめろ! そんなひどいことやめてよ!」
「ひどくはないわい。さっきのゆりくんの責めでも、きさまは尻でも感じることが証明されたのだからな」
「そんなこと……」
「なに、すぐに慣れるわい、このすごい尻じゃからな。ま、それでもわしのは太いから少々辛いかも知れんが、我慢せい」
「ひっ、いやっ!」

まだ暴れるけっこう仮面の尻の穴に、鏡子の指がぬるっと潜り込む。
それを見てゆりが不満そうに言った。

「あ、鏡子ったら! お尻はあたしって言ってるのにぃっ」
「これは学院長先生のものがスムーズに入るようにしてるだけよ。あんたはけっこう仮面のでかいおっぱいでも揉んでなさい」

鏡子は幾分強めに言いながら、ゆるゆるとけっこう仮面の肛門を揉みほぐし、指を挿入していく。
けっこう仮面が仰け反って呻く。

「あ、あう……だめ、指とか入れないで……あ、こ、擦っちゃ……ひあっ……」
「うふ、いいみたいね。もっとしてあげるから、後で素直に学院長先生のペニスを入れてもらうのよ」
「はああっ……」

鏡子の指の動きに翻弄され、けっこう仮面は声を荒げていく。
肛門はすっかりほぐれ、おいしそうに女の指をくわえこんでいる。
鏡子は指先を少し曲げて、けっこう仮面の腸壁を優しく撫でていった。

「や、は……あ、ああう……だめ、お尻なんか……あああ……」
「だめって言う割りには声が甘くなってるわ、けっこう仮面さん。可愛いのね」
「ああ……」

鏡子の指がゆっくりと出し入れされるようになると、けっこう仮面の臀部がぶるぶると震えだした。
アヌスは、まるで指を食い締めるように窄まり、ふっと緩むのを繰り返している。

「いいわ、いい穴よ、けっこう仮面さん。もう柔らかくなってきたわ。でも、最初は痛いのよ、もっとほぐしてあげる」
「あ、あ、そんな……いや……あ、熱い……お尻、熱くなって……あああ……」
「反応してきるのね、ホントにすごい身体だこと。憎らしくなっちゃう」
「あ、だめ……あ、あうう……」

けっこう仮面の裸身に、ねっとりとした粘っこい汗が滲んできている。
それは乳房を揉んでいるゆりにもわかった。
強く握ろうとすると、指からぬるりと乳房の肉が逃げてしまうほどだ。
アヌスは何度も収縮してきていた。
熱いとけっこう仮面が言っていた通り、鏡子の指にもその熱が伝わっている。

「もうよさそうね。さ、言いなさい、学院長先生に。お尻を犯して下さいって」
「そ、そんな……言えるはずが……」
「言えるわよ、あなたなら。もうお尻が熱くてもぞもぞしてたまらないんでしょう?」
「あ、あ……そ、そう……よ……何だか……疼いてきてる……の……ああ……」
「何か突っ込んで欲しいでしょう? 太くて硬くて長いのを」
「そ、それは……ああ、でもだめ……そんな、お尻でするなんて……」

焦れてきたのか、学園長が手を振った。

「もういいわい、鏡子くん。ここまでとろければ充分じゃ。こいつの口から「尻に欲しい」と言わせてみたかったが、
それはまた後の愉しみにしておく。わしゃもう我慢できんわい」

ゆりと鏡子は学園長を見て顔を見合わせ、思わず噴き出してしまいそうな失笑を堪えた。
サタンの足の爪のペニスは隆々とそびえ立ち、もう腹にくっつきそうなほどに勃起していた。
カウパーもだらだらとだらしなく垂らしていて、まるで初めて女を目の前にした童貞中学生の肉棒のようだった。
いつもの威厳が欠片もなく、早くけっこう仮面を凌辱したくてたまらない欲望が見え透いている。

しかし、学園長にしてみればそれも当然で、これまでいやといほど煮え湯を飲まされ続けていたけっこう仮面なのだ。
それを捕獲し、良いように弄び、思うさまに犯せるのだ。
長年の願望が叶うのである。
しかも、女がもっとも恥ずかしがり、拒否反応を示すアヌスでだ。
おまけにそこは処女らしい。
けっこう仮面への積年の恨みを晴らすには、これ以上ない状況だった。
鏡子がぐいっと一層に臀部を大きく割って学園長を誘った。

「さ、どうぞ学院長先生。けっこう仮面さんのお尻のお肉、すっかり柔らかくなって食べ頃ですわ」
「わかった。たっぷり可愛がってやろうかの」
「や……」

学園長が真後ろに来ると、けっこう仮面は脅えたように振り返った。
けっこう仮面が、敵の教師を恐れたことはない。
しかも学園長に脅えることなどあり得なかった。
だが、いよいよ肛門を犯されるとなると震えが止まらない。
しかも媚肉は、鏡子から生えたディルドが深々と貫いたままなのだ。

「ひっ!」

学園長の太いものが、ぴたりと肛門にあてがわれた。
耐えきれぬように、けっこう仮面は激しく顔を振りたくる。
さっき見せつけられた学園長のペニスの大きさが目に焼き付いている。
あの太さ、硬そうに反り返ったたくましさ。
膣に入れるのだってきつそうなのに、あんなものを本当に肛門へ挿入しようというのか。
いや、本当に入るのだろうか。

「いっ、いやいやいやっ……怖いっ……」
「なによ、お尻にされたいって思ったんでしょう?」
「で、でも、あんな大きいの入るわけないっ……」
「そうかしら? けっこう仮面さんのお尻の穴、すっかりとろけててよ。きっと平気よ、試してみない?」
「やっ……! やめてっ!」

次第に恐ろしくなってきたのか、けっこう仮面は激しく尻を振って暴れてきた。
それをゆりと鏡子が二人がかりで押さえにかかる。
学園長もけっこう仮面の尻をぐいっと掴んで腰の動きを制御した。

「やっ……あああっ!」

サタンの足の爪の肉棒が、ぐぐっとアヌスに押しつけられてきた。
脅えたけっこう仮面が腰を引く前に、学園長のペニスがめり込んでくる。
けっこう仮面は大きく背中を仰け反らせて目を剥いた。

「うあああっ……だめっ、くあっ……やめて、やめてっ!」

けっこう仮面は泣き叫んだが、学園長はもちろん許さず、そのままペニスを直腸へと送り込んでいく。
狭い肛門がむりむりっと強引にこじ開けられていった。

「く……あ……あ……」

あまりの圧迫感と肛門が裂けそうな激痛に、けっこう仮面は「あうあう」と口を何度も開閉させた。
それでも構わず、学園長はずぶずぶと肉棒をそのアヌスに突き通していった。

「あうんっ!!」

サタンの足の爪の腰と、けっこう仮面の尻たぶがぺたんとぶつかった。
根元まで太い男根を飲み込まされたけっこう仮面の肛門は、今にもはち切れそうなほどにぎりぎりと拡げられてはいたが、
事前の鏡子の愛撫が効いているのか、それともその資質があったのか、裂けることもなく受け入れていた。

「よ……し、全部入ったわい」
「あらすごい、初めてなのに悪因長先生のぶっといのが全部入っちゃいましたね。大したお尻だわ」
「だが、さすがにきついな、さすがにバージンアヌスじゃ。きりきり締め付けよるし、直腸の粘膜がぴったりと吸い付いてきよる」

わざとけっこう仮面に聞こえるように学園長たちは言ったのだが、もう彼女にそれを気にする余裕はなかった。

「う……ああ……、き、きつい……あう、く、苦しい……苦しいわ……抜いて……」
「そうか、そんなにきついか。では……」

学園長は、奥まで押し込んだペニスをずるずると引き抜き、肛門にカリが引っかかるあたりまで戻していった。

「んひぃっ!」

直腸を直接擦られる凄まじい感覚に、けっこう仮面はぐぐっと背を反り返らせて悲鳴を上げる。
そしてまた中にずぶぶっと押し込まれ、再び腸内粘膜と肛門を思い切り擦られ、けっこう仮面は身を震わせて呻いた。

「うっ、く……う、動くなあっ……ひっ……」
「ほらほら、けっこう仮面さん、学院長先生にばかり気を取られないでね。私も動くから」
「そ、そんな……だめっ……!」

鏡子はけっこう仮面の腰骨をしっかりと掴むと、下からぐいぐいと突き上げてきた。
上からは学園長がアヌスを、下からは鏡子が媚肉を犯し、ふたつの穴を同時に強く擦られて、ふたりに揺さぶられる
ままにけっこう仮面はガクガクと肢体を波打たせている。

「あひっ!? だめっ……ああっ……苦しっ……き、きついのよっ……ああ、そんなに動いちゃ……あがっ……んひっ……!」

太いものに塞がれたふたつの穴が軋み、けっこう仮面の苦鳴が響く。
学園長は残忍なまでにアヌスを貫くばかりだが、まだ苦しそうなけっこう仮面の苦痛を快楽に変えるべく、ゆりと鏡子は
愛撫も交えている。
突き上げられ、たぷんたぷんと大きく波打つ乳房はゆりがしっかりと抱え持ち、ぎゅうぎゅうと強めの愛撫を加えている。
窪んだ背中の筋に舌を這わせ、うなじまでも舐め上げていった。
鏡子も、ゆりは強く揉みしだく乳房をいじり、乳首を中心に責めている。
こりっとしたグミのような手触りの先端を、指先で軽く潰し、こねくっていると、けっこう仮面からつんざくような
苦鳴が飛び出てしまう。
乳首を抓ったあとは、舌でねっとりと優しく舐め上げ、はっきりとした喘ぎ声をけっこう仮面の口から絞り出している。
その間にも鏡子は、上のけっこう仮面を持ち上げるように腰を突き上げ、自分の膣奥もディルドで刺激していた。

「あ、あっ……いいわ、いい……くっ……お、奥に当たってる……。ね、ねえ、けっこう仮面さんもいいでしょ?
私みたいに奥に来てるでしょ?」
「やっ……はああっ……ん、んくっ……うあっ……」
「言ってよ、奥に来てるでしょ? 子宮に当たってるのよね?」

けっこう仮面がコクンと頷く。

「ああ……し、子宮にまで……と、届いて、るっ……やあっ、お、お尻も深いっ……だ、だめ、そんな奥まで……いっ……」
「何を言っておるか、こうやって尻の奥までやられるのがいいんじゃろうが、ほれほれ」
「やあっ……き、きっつ……
きついっ……苦しいのよっ……んああっ……」
「心配するな。おまえのこの尻なら、すぐにその苦しいのやきついのが気持ち良くなってくるわい」
「んひっ!」

学園長はそう言って、けっこう仮面の肛門をぐいっと突き込んでくる。
わななき、緩んだ時にずぶりと差し込み、きゅっと食い締めている時に引き抜いていく。
それを根気よく繰り返してやると、けっこう仮面のアヌスはその動きに敏感に反応するようになっていった。
深く貫かれると、無理に抗わずに受け入れて腸液を滲ませて、少しでも苦痛を和らげようとする。
学園長が突くタイミング、引き抜く間隔を察して、自分からアヌスを収縮させてきているのだった。
こうしてペニスの抜き差しはかなりスムーズになっていった。

「どうです、学院長先生。けっこう仮面さんのお尻は」
「いい具合じゃ。ひくひくしてわしのものに絡みついてくるわい。これがあのけっこう仮面の肛門だと思うと、また格別じゃわい」
「い、いやっ……! ぬ、抜いてよ、このっ……ああっ……」
「どうしてそういうことを言うの? 気持ち良いくせに」
「んあっ……!」

鏡子が窘めるように、下からけっこう仮面の媚肉を深く抉った。

「ほら、いいんでしょう? 私にオマンコ抉られて気持ち良いっていいなさい」
「くっ……ああ……」
「言うのよ」
「いっ……いい……あ……」
「言えるじゃないの。じゃ、お尻もいいのね?」
「やっ……わ、わから、ない……あう……お、お尻、熱くて……ああ……」
「熱くなってきたのね? いいことよ、気持ち良くなるまでもう少しだわ」
「ああ……あう……」
「ああ、いい……けっこう仮面さんのが私の奥まで来てるわ……いい……」

二叉ディルドでけっこう仮面を犯している鏡子だったが、自分にもそれは埋め込まれているわけで、けっこう仮面を
激しく突けば、当然自分にもその刺激は返ってくる。
責めているのは鏡子なのだが、彼女の方もどうしても艶っぽい声が漏れてしまう。

「あ、あうう、いい……あ、そんな深い……あぐっ、お尻はだめっ……」

けっこう仮面から激しい抵抗が薄れていく。
もう学園長や鏡子たちへの罵倒は出て来ず、今では甘ったるい声で喘ぎ、熱い息を弾ませていた。
前後の穴も、太いものを嬉しそうにくわえ込んで、内部の粘膜や襞で盛んに絡みついてきた。

「あ、あうんっ……やっ、いい……」
「わ、私もよくってよ、けっこう仮面さんっ。あ、いい……」
「もうずるい! 鏡子ばっか!」

ゆりは不満を表明しながらも、学園長と鏡子がけっこう仮面を追い上げる協力を惜しまなかった。
小さな手をいっぱいに拡げてけっこう仮面の大きな乳房を激しく揉みしだき、けっこう仮面の肌から汗を舐め取っている。
乳輪ごと摘んで乳首を括り出させ、いっそうに硬く尖る乳首を指で弾き、舌で潰して、けっこう仮面に甲高いよがり声を
放たさせていた。
学園長がにやにやしながら言った。

「くくっ、けっこう仮面めの、こんな淫らな姿を拝むことが出来るとは思わなかったわい。仲間のけっこう仮面どもに
見せてやりたいくらいじゃ」
「ひっ、いやっ!」
「何が「いや」じゃ。尻を犯されるのもいやがっていたが、今ではどうじゃ。悦んで喘いでおるくせに」
「あ、喘いでなんか……ああっ、いいっ……」
「言ってることがめちゃくちゃじゃぞ。おまえはマゾじゃ。イヤだということをされると燃えて燃えてしようがないのじゃろうて」

学園長はほぼ正確にけっこう仮面──紅恵の性癖を見抜いていた。
男勝りなところがなければ、こんな仕事は出来まい。
であるなら、その反面、そうした被虐願望が強いことは容易に想像がつく。

「んぎっ! あっ、くううっ……お、お尻だめっ……お尻、いや……ああ、そんなに激しくっ……き、きついっ……」
「うふふ、どうお? お尻とオマンコ一緒に責められるのは?」

鏡子はそう言って、けっこう仮面の臀部を両手でしっかり抱え持ち、自分に押しつけるようにして言った。

「お、お尻はだめ……お尻はいやよ……ああ……お、お尻、すごっ……ひっ……」
「やあねえ、もう。お尻の穴がよくて仕方ないみたいじゃないの」
「違う……違うわ……あ、あたしはお尻なんか……」

けっこう仮面は羞恥に身を染めながら、何度も顔を振って見せた。
耳元で淫らなことを聞かれ、ぞくぞくするような刺激が背筋を流れる。
辛うじて問いは否定してみせたものの、もう腰の方は勝手に自分から動き始めている。
鏡子と学園長が視線を交わし、頷き合うと、唐突に動きを同調し始めた。
薄い肉で仕切られた二穴に入った太い男根が、それぞれに擦れ合うように動き始めたのである。

主導は学園長が取った。
鏡子が下から突き上げてくるディルドを捕まえるようにして、上からけっこう仮面の尻を押しつぶして肛門を抉っていく。
肉棒の亀頭がディルドに触れ、互いに擦れ合ってくると、けっこう仮面は狂ったように喘ぐしかなかった。

「んはああっ、そ、それだめっ……か、感じる、感じすぎるっ……」
「あはは、感じすぎるだって。ねえ、けっこう仮面さん、お尻も感じるのね?」

もうけっこう仮面は訳もわからず、ガクガクと頷いた。

「お、お尻もいい……お尻もいいっ……あ、あ、ま、前のと……」
「前じゃなくてオマンコ。教えたでしょう?」
「くっ……オ、オマ、……ンコに入ってるとの……ああっ……お尻のが……あう、中で、くううっ、こ、擦れて……
た、たまんないっ……いいいっ……」

けっこう仮面と鏡子と繋ぐディルドは、けっこう仮面からだらだらと溢れてくる愛液でどろどろであり、鏡子の腿や腰を
びしょびしょにしている。
30センチのディルドのうち、20センチ近くがけっこう仮面の胎内に埋め込まれており、その先は子宮口にまで到達していた。

「あ、あうっ、お尻っ……お尻があっ……いっ、いい……ああ、いいわっ……」
「尻の中が熱いぞ、けっこう仮面。わしのものを灼くつもりか」

学園長はけっこう仮面の腸壁を肉棒のカリで削り取るように動かしていく。
けっこう仮面の尻をやや上向かせ、下から背中側の腸壁を先端で何度も摩擦してやった。
けっこう仮面の官能がグングンと上昇しているのは、見ているゆりや鏡子たちからもはっきりとわかる。
初めての肛門性交だというのに、けっこう仮面の尻はいやらしいまでにうねり、よがっていた。

「だ、だめえっ、おかしくなるっ……りょ、両方がいいっ……お尻、おかしくなるっ……」

一層に強くなる学園長の突き込みに呼応し、鏡子の突き上げも強くなっていく。
けっこう仮面は二穴を激しく突きまくられて、激しく身悶え、喘ぐばかりだ。
サタンの足の爪は、前後への突き込みから、腰をシェイプさせるようにしてグラインドさせてきた。
前後運動による摩擦だけでなく、今度は上下左右にも刺激が走ってくる。
アヌスや直腸を拡げるかのように、腰を大きく回転させながら抉っていった。
男女ふたりのサンドイッチにされているけっこう仮面の美しい肢体が妖しく淫靡に波打ち、跳ねていた。

「あああっ……あ、もう……もうっ……ひっ……」
「あら、いくのかしら? いきたいの、けっこう仮面さん?」
「くっ……」

けっこう仮面は何度も頷いた。
もともと薬のせいでウソはつけない状態になってはいたが、そうでなくても、ここまで肉体的に追い込まれてしまっては
どうにもならなかっただろう。
加えて、佐田と片桐によって一度激しく凌辱させ、何度も連続絶頂させられたという経験も大きかった。
肉体の方が性の喜悦を覚え込んでいて、それがまた訪れそうになると、どうにも抗えなくなっていたのである。

「そう、いくの。いくならちゃんと言うのよ、いくって」
「やっ、そんな……は、恥ずかしいっ……」
「でも言うのよ、言わないと許さないから」

鏡子は、ここで完全にけっこう仮面を従属させようと思っていた。
気をやるにも、鏡子の許可を得なければならないことを教え込もうと言うのだ。

「いきたいなら言いなさい」
「あ、あ、もうっ……い、いきそうっ……」
「言えたじゃないの。そんなにいきたい?」
「くうっ……い、いきたいっ……あ、もうおかしくなりそうなのよっ……」
「そんなに気持ち良いの。オマンコがいいの? オマンコどんな感じ?」
「か、硬いのが……ああっ、お、奥まで……んんっ、あ、い、今、奥に当たった……やあっ、また当たってるぅっ、いいっ……」
「そう、オマンコのいちばん深いところがいいのね? じゃあお尻は? お尻はどんな感じかしら?」
「んぐっ……ふ、太い……太くて大きいのがお尻いっぱいに入って……す、すごい……ああっ、こ、こっちも深くまで来てるのっ……」
「まあ。お尻も深いのがいいの?」
「いいっ……ふ、深いのがいい……あうう……」

あまりにも破廉恥で淫らな告白をしたせいか、けっこう仮面の喘ぎ声が上擦ってきている。
腰が、というより尻がぶるぶると震えてきて止まりそうにない。
その尻を撫でながら鏡子が言った。

「いきたいのね、そんなに。いいわ、いっても」
「ああ、いくっ……ひっ……い、いや……が、学園長にいかされるなんていやっ……で、でも、もうだめえっ……」
「いきなさい、けっこう仮面。学院長先生にお尻を抉られていくのよ!」
「い、いくっ……いっくうううっ……!!」

けっこう仮面は全身を大きく何度も跳ねさせ、ばたつかせた。
上にいた学園長を振り落としそうになるほどの力強さだった。
絶叫されたようによがり声を上げ、アヌスと媚肉を埋め込まれたまま激しく達した。

「あ……はあ……」

ぶるっ、ぶるるっと何度か痙攣してから、けっこう仮面はドッと鏡子の上に突っ伏した。
ゆりがそのマスクを掴んで、けっこう仮面の顔を持ち上げた。

「いった、いった。けっこう仮面のお姉さま、とうとうノックアウト」

けらけらと鏡子とゆりの弾けるような笑い声が響いた。
と、同時に、サタンの足の爪はけっこう仮面の尻を掴みなおすと、再びその腸内をひっかき回すようにペニスをグラインドさせていく。
けっこう仮面が目を剥いて悲鳴を上げた。

「んひぃぃっ……!」

媚肉だけでなく、肛門でもいかされたばかりで、そのアヌスと腸内は酷く鋭敏になっている。
そこに、まだ射精していないたくましい肉棒が激しく突き込まれてきた。

「ま、待って……! あ、あたしはもう……ああっ」
「何が「あたしはもう」よ。私も学院長先生も、まだいってないのよ。あなたがいったからって許して貰えると思っていたの?」
「そ、そんな……ああ、まだ動かないでっ……ひああっ……」

けっこう仮面は絶頂の余韻に浸ることなく、少しも休む時間を与えられないまま、またしても強制的な肉の快楽を
味わわされていく。
学園長が上から押しつぶすようにしてくると、下の鏡子も合わせるように突き上げを再開した。けっこう仮面は喘ぎながら
許しを乞うた。

「あああっ、も、もう許してっ……あたしもうだめっ……」
「許して欲しいなら、ちゃんと学院長先生にいっていただきなさい。そして有り難い精液をその薄汚いお尻の穴でしっかり
受け止めるのよ」
「やあっ……が、学園長のなんか出しちゃいやあっ……」
「まだそんなことを……なら遠慮しないから」

鏡子はそんなことを言って、責めをさらに強めていく。
サタンの足の爪も、一度いったことにより幾分柔軟になったけっこう仮面のアヌスをしつこいまでの犯していく。
けっこう仮面のアヌスの良さを学園長は実感していた。
彼女の肛門は、これほどの太いものをくわえ込みながら少しも傷ついていない。
それどころか、犯す肉棒に馴染んでくると、粘り着くようにして熱い粘膜を絡めてくるのだ。
深く埋め込んだペニスを引き抜くと、鮮やかなピンク色をした粘膜がへばりついてきてめくれ上がり、埋め込まれると
粘膜もめくれ込んで吸い込むように根元まで飲み込んでしまう。
柔軟性、伸縮性、そして感度ともに申し分なかった。

「ああ、いい……お尻がいいっ……ま、またいきそうっ……あ、熱い……お尻が熱いっ……」
「なんか灼けちゃう。けっこう仮面さん、お尻ばっかよがって。私は? 私が犯してるオマンコもいいでしょ?」

鏡子も、学園長のリズムを崩さないようにしながらも、下から突き上げるのを忘れない。
深々とディルドがけっこう仮面の膣奥に突き刺さり、無尽蔵なほどに愛液をにじみ出させていた。

「はああ、いいっ……オ、オマンコもいいっ……すごい、すごすぎるっ……お、お尻の穴もオマンコも……と、とろけちゃい
そうよっ……いいっ……」
「いやらしいわ……、なんていやらしいのかしら。けっこう仮面さんのオマンコからまたいやらしい蜜が溢れてるわ」
「い、言わないで、ああっ……奥っ……奥がいい……ああっ……」

けっこう仮面の腰が淫らにうねっていく。
熱く潤い、柔らかくなった腸壁が学園長の男根をしっかりと包み込んでいる。
吸い付いた腸管がひくひくと痙攣し収縮してくる感覚は、まるで本当の性器を思わせるものがあった。
学園長が感嘆したように言う。

「けっこう仮面めが、すっかり尻の味を覚えおって。今日がアナル処女だったとはとても思えんぞ、このスケベ仮面め」
「そ、そんなこと言わないで、あっ……いいっ……くっ、だめ、いくっ……い、いきそうよっ……」
「またなの? 一度いったら底なしね」
「ああ、いいっ……だめ、来るっ……またすごいの、きちゃうわっ……な、何とかしてぇっ……!」
「おおっ、すごい締め付けじゃ! わしもいけそうじゃ」
「あら、よかったわね、けっこう仮面さん。学院長先生がいってくださるそうよ」

学園長の腰の動きが速く、そして単調になっていく。
テクニックは捨て、もう射精のためのみに動いていた。
もううっすらと赤く爛れているけっこう仮面のアヌスを、太くて硬いものが激しく何度も突き上げていく。

「だ、だめっ、そんな激しくっ……いやあっ、いくうっ……」

激しく絶頂したばかりなのに、けっこう仮面は学園長と鏡子の腰の動きに激しく反応し、何度も身悶え、よがった。

「お尻っ、だめっ……おかしくなるうっ……ひっ、ひっ……いっく……い、いく!!」

けっこう仮面のアヌスと膣がきゅううっと猛烈に収縮する。
さすがに学園長もこれには耐えきれない。
また鏡子の方も、けっこう仮面の方から強く何度も腰を使われ、逆に追い込まれてしまっていた。

「け、けっこう仮面さんっ……わ、私もいくわっ……い、いくっ!」
「わしもじゃ! 出すぞ!」

学園長はとどめの一撃をけっこう仮面の肛門にくれてやると、大きな尻に腰が食い込むまで押しつけてから一気に射精した。
熱い粘液に猛烈な勢いで噴き込まれ、けっこう仮面は目を剥いて背中を仰け反らせた。

「んっはああああっ、いくうっ……、お尻の中が灼けるうっ……!」

肉棒から発射された精液が激しくけっこう仮面の腸内を灼いていく。
ドクドク、ビュクビュクと注ぎ込まれてくる精液の感覚、けっこう仮面は身体を突っ張らせて何度も痙攣した。

「あ……あ……、学園長に出された……お尻の中……ああ……」

けっこう仮面は射精される快感に身悶えながら、精液を絞り取るようにペニスをアヌスで締め付けるように蠢かせた。

「くっ……締まりおるわ! こやつ、わしの精を全部吸い取る気じゃ」

学園長はその快楽に酔いながら、けっこう仮面の尻たぶに指を食い込ませている。
射精するごとに腰を押しつけ、奥の方で精液を放ち続けた。
射精を終えてもまだ抜かないでいると、けっこう仮面の肛門はまだ精液をせがむかのように、あるいは二度目の行為を
望むかのように収縮をやめようとはしなかった。
その刺激は学園長の肉棒へ敏感に伝わり、けっこう仮面の腸内で再びたくましさと熱量を回復してきている。
けっこう仮面は慌てて後ろを振り返った。

「やっ!? お、お尻の中でまたっ……お、おっきくなってる……やあっ、もういやっ、抜いてぇっ……!」
「そうか」

学園長はにやりとしてペニスを抜き去った。
同時に鏡子もディルドを抜いた。

「あ……」

抜いて、と言ったのに、けっこう仮面はなぜか名残惜しそうな目で学園長を見つめている。
まるで「どうして抜いたの」と言わんばかりの顔をしていた。
それまで小さな肛門とお腹の中を息苦しいまでに占領していた太いものが抜かれると、ぽっかりと欠落感と物足りなさが残った。
学園長の股間でぶらぶらと硬そうに揺れているペニスから、けっこう仮面は視線が外せなかった。

それを見てゆりと鏡子がクスクスと笑っている。
もう、けっこう仮面は堕ちたのだ。
少なくとも、今、この場ではけっこう仮面は鏡子とゆり、そして学園長の言いなりのはずである。
彼女の性格や気性からして、このステージが終わればまた自分を取り戻す可能性もあるが、今はもう学園長たちに従属
しているはずだった。
ゆりが意地悪そうな笑顔で言った。

「まあ学院長ったら、お元気ですこと。一度出したのに、まだそんなに立派なんですか?」
「ふふ、決まっておろう。あのけっこう仮面をとうとうやったのだ。こんなもんじゃ済まんわい。けっこう仮面、
おまえもそうだろう。まだ物足りないのじゃろうが」
「な……にを言って……」
「惚けるな。おまえの目は、わしの逸物から離れんじゃないか。そうじっと見られてはわしでも恥ずかしいわ」
「あ……」

恥ずかしい指摘をされ、けっこう仮面は慌てて目を逸らせた。
堅く目を閉じてはいるものの、瞼の裏には学園長のペニスがしっかりと焼き付いている。
何より、さっきまで犯されていた肛門や直腸が覚え込んでいた。
学園長がゆらりと近づいてくる。
また、そっと顔が向き直る。
けっこう仮面は目を逸らすことが出来ないばかりか、動くことも出来なかった。



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