午前中の、発狂しそうな肛姦劇が終わった。
けい子はもう声も出ないほどに打ちのめされていた。
よりによって肛門を犯されてしまった。
それだけでなく、その変態行為でまがりなりにも感じてしまったのだ。
そのことの方がショックが大きかった。
ノーマルなセックスしか知らなかった身体に、少しずつアブノーマルなセックスを教え込ま
れていき、それに反応してしまう自分が情けなかった。

そしてひとつ気になることがあった。
瀬戸口らは、いつまで経ってもけい子の正体を暴こうとしないことだ。
マスクをつけさせたまま、けっこう仮面のまま犯したいということらしかったが、いつまで
そんなことを続ける気なのだろう。
このままけっこう仮面を、けい子を拉致し続けるわけにはいかないはずだ。
いずれマスクを剥ぎ取って、学園に突き出さざるを得ない。
しかしその気配がないのだ。

もしかして殺すつもりなのかとも思ったが、それではタダで済むまい。
けっこう仮面はともかく、夏綿けい子を殺すことになるからだ。
これは誤魔化しようがないし、だいいち、けい子からの連絡が途絶えれば、文部科学省も当然
動き出すだろう。

そこまで考えたところで我に返った。
扉が開いたのだ。
靴音も高らかに、瀬戸口教授と坂崎らが入ってきた。
午前中の責めを2時間ほどで終え、食事を休憩を採ったあとにまた戻ってきたのだ。
全員白衣であり、まるで瀬戸口教授の総回診といったところだ。
教授はつかつかとけい子に近づき、その顎に手をやって言った。

「ふむ、もう回復しているようだな。ブドウ糖を打っておいて正解だったか」
「穢らわしい!! 汚い手で触らないで!」
「ほう。ではこれはどうかね」

瀬戸口はそう言うと、スラックスのファスナーを降ろして中身を取り出して見せた。
けっこう仮面は顔をしかめて逸らし、叩きつけるように言った。

「汚いものを見せるな、この変態!!」

まだこんな反骨心が残っているようだ。
瀬戸口は嬉しくなる。

「汚いとはご挨拶だな、けっこう仮面。その汚い手でおっぱいを揉まれて悶えていたのは誰
かね? 僕の汚いペニスにお尻を犯されて喘いでいたのは……」
「言うな、言うなっ! だ、誰が喘いでなんか……」
「そんな格好で凄んでも迫力に欠けるね」

まだ上半身をゴム管で縛られたままなのだ。
その上、膝立ちで股を開かされている。
尻を突き出す格好のまま、足首だけは処置台に革ベルトでがっちり固定されたままだ。
午前中の激しい責めのあと、ずっとこの姿勢なのだから休まるはずもないが、体力的に優れて
いることが裏目に出て、けい子はもう回復していた。
責めが終わったあとブドウ糖を注射されたこともあるだろうが、けい子は自分の体力を恨めしく
思っていた。
このまま気を失った方がどれだけ楽だったろうか。
そんなけい子には委細構わず、瀬戸口は彼女の突きだした尻をつかむと、ぐっと開いた。

「ああっ、またそんなとこっ!」

相変わらずこの変態どもは排泄器官にばかり関心を示している。
媚肉を犯されるのもイヤには違いないが、浣腸されたりアヌスを犯されたりという肛門にこだ
わる偏執狂的な行為はもっといやだった。
しかし瀬戸口たちは、けい子がいやがることばかり悦んで仕掛けてくる。
何をされるのかとけい子が恐々と後ろを見ると、案の定、浣腸器を持っていた。
ただ、今度は瀬戸口ではなく坂崎だった。
けっこう仮面の血の気が引いていくのが瀬戸口にもわかる。
よほど浣腸がいやなようだ。

「そんな……。か、浣腸だけは、浣腸だけはホントにいやなのよ。やめて……」
「いやなら余計浣腸さ。そうですね、教授」

坂崎の言を受けて、瀬戸口は「その通り」と言って嗤った。
坂崎が合図すると、田島らがけっこう仮面の腰に取り付き、動けないように押さえ込む。
もう、どうにもならなかった。

「もう……もう浣腸だけは……本当にお尻が壊れちゃうわ……」
「こんな見事な尻が、そうそう簡単に壊れるわけはないさ」
「そうですよ。なんせ教授の太いのまで飲み込んで平気なんですから」

教授と生徒たちは、そんなことを言い合って嗤っていた。
けっこう仮面が諦めたように項垂れると、坂崎は浣腸器のノズルをその肛門に突き刺して
いった。

「ああっ、痛いっ……」
「痛いわけないだろう。ペニスを入れて平気なのに」
「言わないで、ああっ、いやあっ……」

嘴管を差し込むと、豊満なヒップがぶるるっと痙攣する。
少しこねるようにノズルをかき回してやると、それに応えるかのようにけっこう仮面も尻を
うねらせた。
妖しい尻ダンスをほれぼれと眺めながら、坂崎がシリンダーを押した。

「ひっ、ひぃぃっ……は、入ってくる! ……ああ、お腹が、お腹が……」

腸の中にどろりと入り込んでくるグリセリン液の感覚に、けっこう仮面はたちまち呻き出す。
その声すらなんとも艶っぽく、坂崎の手にも力が籠もった。
彼は瀬戸口のように調子はつけず、一気にぐいぐいと入れる荒っぽい注入だった。
それが好みというよりも、けっこう仮面の妖しい魅力に、そんな余裕がないというのが本当の
ところだった。

注入されているけい子も余裕はなかった。
何度されても慣れないのが浣腸だった。
恥ずかしさと腹痛、そして便意に散々苦しまされ、挙げ句、排泄まで見られるのがたまらな
かった。
今回は大量の溶液がいきなり入り込んできた。
たまらず激しくかぶりを振って泣き喚く。

「だめっ……ああ、そんなに急に……ううん、うんっ……ど、どんどん入ってくるっ……」

あっと言う間にけっこう仮面の裸身に汗が浮き始め、紅色に染まってきた。
強い勢いで腸襞にグリセリンを浴びせられる感覚に悲鳴をあげていたけっこう仮面だったが、
それにも慣れたのか、声色が変わってきた。

「う、うむ……お願い……あっ、もっと、ううんっ……ゆっくりして……ああう……」

喘いでいるではないか。
瀬戸口はすぐに媚肉を確認したが、やはり濡れ始めている。
浣腸で感じるまでは行っていないかも知れないが、こうして見られながら恥ずかしいことをされる
と強い性感を得るのだろう。
けっこう仮面は尻をうねらせ、両手を握りしめて呻いていた。

「んんん……も、もう入れないで、あっ……お腹……ああ、お尻が熱い……」
「あう、あうう……まだ入ってくる……んんうう……お尻があ……」
「むむっ……だめ、もうだめ……お腹いっぱい……ああ……んんっ……あ、もう……」

もう拒否の激しい声はない。
否定してはいるが、その吐息は熱く、明らかに喘いでいる。
驚いたことに、もう嫌がる素振りはほとんど見せず、ただその豊かな尻たぶをぶるぶると細かく
痙攣させるのみだった。
呻いているけっこう仮面の表情を覗くと、その美しい瞳の視線が虚ろになってきているのがマスク
の上からでも見て取れた。
どんどんと腸内に注入され続けるグリセリン溶液を受け入れ始めているのだ。
瀬戸口は追い打ちをかけるように囁いた。

「どうした、けっこう仮面。浣腸がよくなってきたのかね?」
「そ、そうじゃ、ない、あっ……ううん……も、もう入れないで……く……」

愉悦に浸りつつあったけい子の顔が歪んできた。
下腹部がグルグルと鳴っている。
浣腸による当然の効果、便意が起こってきたのだ。
上気していた顔や裸身からすぅっと血の気が引いていく。
背中で後ろ手に縛られた両手が爪を立て、皮膚に食い込んでいた。
どんなに堪えても、どろりとした溶液が容赦なくけい子の腸内襞に染み渡り、苛んでいく。

「んう、んううっ……あ、あ……あ、も……んんっ……が、我慢が……あ、早く……」
「ほう、そんなに早くしてもらいたいかね。もっと浣腸してもらいたいか」
「あ、お腹、苦しいの……は、早くしてしまって……もう、ああ、もう我慢がっ……」
「もう200くらいだ、我慢したまえ」
「そんな……、そんなに入らない……く、苦しい……早くすませて……ああ……」
「そんなに苦しいなら気を紛らわせてやろう」
「い、いやっ」

けっこう仮面の陰部は、もはや言い訳の出来ぬほどにパックリと口を開いていた。
クリトリスは大きく勃起し、媚肉はひくひくしていた。
膣口からは愛液が垂れ始め、早くも処置台に水たまりを作り、湯気を出していた。
そこに教授が手を伸ばし、クリトリスを蜜でまぶすように揉み始めた。
ビリビリっと高圧電流が直撃したような刺激で、けっこう仮面はぐぅんと仰け反った。

「ぐひぃぃぃっっ! あ、ああ、そこっ!! だめっ!!」

けっこう仮面は腰をいっそう突き出すようにして、大きくぶるるっと尻を震わせた。
途端にガクリと力が抜け、荒い息をついた。
瀬戸口は蔑むように言った。

「なんだけっこう仮面め、もういったのかね」
「……」

けい子は否定できなかった。
自分でもはっきりと膣から愛液が噴出されるのが知覚されるほどに達してしまっていた。
ペニスを膣に入れられたわけでもないのに。
クリットをいじられただけでいってしまったのだ。
いや、瀬戸口の言う通り、浣腸されて感じたからなのだろうか。
けい子にはもうよくわからなくなっていた。
そこに活を入れるように、瀬戸口が最後の100ccを一気に入れた。

「んはあっっ!!」

けっこう仮面は肛門に突き刺されたノズルを咬み折るほどに強く引き締めて反応した。
恥ずかしい浣腸でここまで感じてしまったことに絶望する間もなく、ググッと腸が騒ぎ出す。

「ああっ」

瀬戸口がノズルを引き抜くと、それをくわえていた肛門からちゅるっと僅かに浣腸液が零れ
出て、けい子は慌てて括約筋を引き締めた。
何度も何度も加えられた浣腸責めに対し、彼女のアヌスは少しも痛んでいなかった。
腸液とグリセリンの滲んでくるアヌスに指をあてられて押さえ込まれ、揉み込まれる感触が
たまらなかった。
膣から漏れ出ている蜜が太腿までつたっていることに気づく余裕もない。
けい子はむずがって叫んだ。

「そ、そこ触らないで! ……ああ、揉んじゃいやあ……」

いやと言いながら、尻は瀬戸口の指に合わせてうねっている。
もう言葉と肉体が完全に一致していない。
ほとんど初めて味わう快感であったから、けい子も戸惑っているものの、徐々に肉体は求め
始めている。

「ああ、もう……お腹が、お尻が苦しい……んんっ……させて、もう……」
「ふふ、そんなにウンチしたいかね」
「ああ、し、したい……させてお願い……したくて、もう……」

苦悶だけでなく、快楽の兆しさえ見せ始めたけっこう仮面の美貌に、もう生徒たちも爆発寸前
だった。
股間を押さえる者、口を閉じるのも忘れて妖しい光景に見入る者、けっこう仮面に連動するよう
に身体を痙攣させている者。
田島などは、もうファスナーを降ろして自慰を始めている。
いかに欲情しようとも、瀬戸口の許可がなければけっこう仮面を犯すことは出来ない。

「あああ……んんん、出る……ああ、指、どけて……だ、出したい……したいのぉ……」

瀬戸口は親指の先でけっこう仮面のアヌスを押さえながら器用にスラックスを脱いだ。
そしてトランクスも取り去ると、処置台の上に膝立ちで乗る。
生徒たちは瀬戸口が何をしようとしているか覚り、おおっと声を上げた。
教授は硬くなったペニスを掴むと、そのままけっこう仮面の肛門に押し当てた。
彼女の股間は、膣からの愛液と肛門からの腸液、浣腸液でびしょびしょになっている。
肛門にグッと加わってきた圧力に、何をされるのかわかったけい子は絶叫した。

「そ、そこはだめぇっっ!! い、今そんなことされたら、お尻があっっ!!」

腰を突き出してペニスを押し込んでいく。
先っちょはあっさりと通ったが、太い亀頭部で止まった。
そこを無理に埋め込むと、けっこう仮面大きく仰け反って叫ぶ。

「ぐっ、うううっ……だめ、お尻、裂けるっ……今はだめえっ……ふ、太いっ、そんな太いの
入んないぃぃ……うっ、うあああ、は、入って……くる!」

今にも噴き出そうとしている便意を押し返すように、瀬戸口の硬直した男根が埋め込まれていく。
便意が外にあふれ出そうとするのを、ペニスが押し戻して逆流させていく。
浣腸液で充満した直腸に肉棒を進めていくと、かなり抵抗がある。
それを堪えて亀頭を完全に沈めると、けっこう仮面は大きく口を開けて呻いた。
それでも瀬戸口は緩めず、ぐいぐいと押し込み、長大な竿の部分をすべて埋め込むまで止めな
かった。
けい子は、グリセリンでお腹いっぱいのところに、さらに太いものを突き刺され、呼吸困難と
なって金魚のように口をパクパクさせた。
尻から腰、そして全身へと瘧のような震えが伝わっていく。

「お腹……お腹が……あううう、で、出る……ああ、出そうなのに……んんん……したいのに、
出ない、ああっ……」

瀬戸口がいっぱいまで埋め込み、下腹にけっこう仮面の柔らかい尻たぶが押しつけられた。
そのままじっとしていると、直腸の襞が強張ったペニスにまとわりついてくるのがわかる。
まるで彼の肉棒を刺激し、官能を呼んでいるかのようだ。
瀬戸口はその刺激に上擦ってきた。
幾人もの女のアヌスを犯してきたが、ここまで素晴らしい感覚は初めてだった。
それでも、けっこう仮面に変化が出るまで必死に耐えていた。
その変化が出てきたのはすぐだった。

「あ、ああ……ん、んぐう……は、はあ…はあ…はあ……ああ……」

声の質が変わってきている。
熱っぽく、粘っこくなっている気がした。
けっこう仮面の震えが収まってきた。
完全に、ではなく、大きな震えが細かい痙攣になってきたのだ。

「ああう……ん、ああああ……あ、た、たまんない……」
「……」

その一言を待っていたのだ。屈服させたのかも知れない。
瀬戸口は焦る気持ちを抑え、ゆっくりと律動を始めた。

「ああ……こ、こんな……お腹……あ、いい……」

けっこう仮面は無意識のまま、瀬戸口の抽送に合わせて尻を振りだした。
けい子はもう自分を見失っていた。
繰り返される悪辣な責め、特に浣腸、肛交とアナル責めを続けられ、訳がわからなくなって
いる。
浣腸され、排泄を禁じられたまま肛門を犯されるという強烈な責めで脳髄がショートして
しまった。
あとはもう、身を灼け焦がさんばかりの快楽に肉体が激しく反応するのみだった。
もうけい子の脳裏には、便意の苦痛とアナルセックスの快感で入り交じった官能と、尻の中に
収まった瀬戸口のたくましい肉棒のことしかない。

瀬戸口はここで一気にけっこう仮面を作り替えてしまうつもりだった。
肛門を犯すことのみに専念し、乳房も媚肉も責めない。
アヌスだけで絶頂まで導き、それを口にさせるのだ。

きつく締まっているけっこう仮面のアヌスは、深く貫くと肛門の襞をめくり込み、引き抜くと
腸の襞がずるずるとめくれあがった。
生々しい肛門性交シーンのライブに、オナニーしていた生徒たちは、早くも射精してしまった
者までいた。

「ん! んああっ! あっ! 激しっ! くっ! きついっ! す、すごっ!」

瀬戸口の激しいピストンに合わせるように、けい子の唇から生臭い喘ぎ声が導き出されていた。
自らのアヌスの収縮が、瀬戸口のペニスに快感を与えていることにも気づかない。
苦痛のはずなのに激しい快感が伴ってくるこの刺激に、けい子は息も絶え絶えに呻き、よがる
しかなかった。

瀬戸口も興奮し、腰を掴んでいた手を彼女の腹に回した。
そして両手でぐにゅぐにゅとけっこう仮面の下腹を揉み込んだ。
途端に、我慢していた便意が再び猛烈に暴れ出し、けっこう仮面は便意の苦痛と、アヌスを擦る
ペニスの快感で大きく口を開けた。

「も、揉まないで、出ちゃうっ! ……お腹、痛い、苦しいっ……う、動かないで、抜いて、
させてぇぇっ!!」
「させてやるとも。私の質問に答えたらね」
「は、早くっ!!」
「何をそんなにしたいのかね」
「ウ、ウンチ!! 早くしないとウンチ出るっ!!」

もう恥ずかしいも何もなかった。
けい子の頭の中は白い火花のみである。

「よし。そしてきみはこうしてお尻を犯されると気持ちいいんだね?」
「ああ……んんんっ」
「言いたまえ」
「ああ、いいっ……ああ、お尻、いいっ……すご、すごいい……」
「何がそんなにいいのかね」
「ふっ、太くて硬いペニスっ……お、おっきいのがお尻を犯して、ああっ……すごく、いいっ
っ!!」
「よしっ!!」

瀬戸口も満足した。
満足したというより我慢が出来なかった。
大きく腰をグラインドさせ、前後運動を大きくしてやると、けっこう仮面のアヌスはいっそう
締まって収縮が激しくなる。
狭い穴に太すぎるものが入れられているのだから、張り裂けるほどの苦痛があるに決まっている。
それを止めようと収縮しているのだろうが、同時にそんなところを犯されている、それで自分は
快感を得ているという背徳感と被虐感で、けっこう仮面は頂点近くまで燃え立ってきていた。
下腹がググッと鳴るのも無視されて深いところまで肉棒が入ってくると、便意の爆発しそうな
苦痛と、燃え盛る官能に灼け尽くされ、けっこう仮面はとうとう屈服の声を上げた。

「だ、だめえっ……おおっ、も、もう、いく、いきそうっ」
「お尻でいくのか?」

けい子は腹の底から唸り、ガクガクうなずいた。
もう肛門だろうが膣だろうがどこでもよかった。
むしろ、今は熱く爛れているアヌスでいけるものならそうして欲しい。
仰け反りながらけい子は大口を開けて喘いだ。

「ああ、もうっ……ヘンになるっ……お尻がおかしくなるわっ……いいっ……く、くううっ、
お尻めくれてるぅっ……あ、あ、あ、あ、い、いっちゃうっ……」

瀬戸口の律動がいっそう激しくなる。
快楽の火が着いたけっこう仮面の裸身のとどめを刺すように、ずぶずぶと突き刺さっていった。
煮えたぎっている肉体に、いきり立ったペニスが縦横無尽に暴れ回り、けっこう仮面をそこまで
押し上げていった。

「お、お尻、えぐれるっ!! ……い、いく……う、うむ、いく!!」

けい子は腸襞が擦れ、燃え上がるのを感じながら、悦びの絶叫を上げた。
息苦しいほどの痴態に、瀬戸口も抑えが利かず、腰を押しつけて射精してのけた。
自分でも信じられぬほどに精液が噴き出していく。
濃いものがドクドクと肉棒の中を通り、尿道口から噴出されていくのを瀬戸口は感じていた。
ペニスがビクンビクンと跳ね上がるごとに精液が撒き散らされていく。
射精の発作で亀頭部が腸襞にあたるごとに、瀬戸口は震えが来るほどの快感を得、けい子は腹に
染み渡っていく精液の熱さと濃さに目眩がした。

「んんっ、入ってくるっ……あ、熱いのがいっぱい……ま、また、いくっ!!」

ビクビクと痙攣するけっこう仮面のアヌスにペニスを突っ込んだまま、瀬戸口はしばらく抜か
なかった。
続けて犯したい欲求を何とか堪え、半分勃起したままの肉棒をぬぷりと抜いてやると、けっこう
仮面の肛門から白濁液混じりの腸液がごぽりと噴き出した。

* - * - * - * - * - * - * - * - *

香織は途方に暮れていた。
けい子と連絡が取れなくなって2日目になる。
教職員寮の官舎にも戻っていない。
管理人に問い合わせても、「わからない」という返事だった。
それも無理はなくて、学生ならともかく成人した職員はそこまで管理しないだろう。
今は試験休み中であり、一応は学生も職員も行動は自由なのである。
大抵の学生は勉強しているだろうし、教師はその指導か監視をしているだろうが、強制されて
いるわけではないのだ。
教師の中には骨休みしている者だっているだろうし、そこまで把握はしていないというわけだ。

これが香織以外のけっこう仮面、つまり結花や千草に面光一、あるいは紅恵であれば双方連絡を
取って行動を起こせるだろう。
しかし香織はまだ学園に来たばかりであり、けい子以外に知己はない。
緊急事態には違いないが、変身してしまっていいものかどうかの判断がつかない。
今はっきりとわかっている味方はけい子だけなのだ。

学園長を筆頭に、教職員はまず当てに出来ない。
学生は助けられている子も多いだろうから潜在的には敵ではないが、それもどうだかわからない。
学園長のお墨付き目当てで寝返るやつもいるだろう。
けい子から聞いたわけではないが、恐らく女生徒の中にもけっこう仮面はいるはずだが、それが
誰だかわからない以上、ヘタに聞くわけにもいかなかった。

仕方がない。
ならば独自に裏で動くしかない。
香織は保健室へと戻っていった。

* - * - * - * - * - * - * - * - *

けい子は、浣腸されたままアヌスを犯される恥辱を受け、心ならずも達してしまっていた。
ショックを受ける間もなく、やっと排泄を許された後、さらに続けて二度も瀬戸口によって肛門
を犯されていた。
続けてされた時は、肉欲まだ収まらず、大きく喘ぎよがって絶頂に到達させられたが、三度目は
もうぐったりして正体がなかった。

瀬戸口はようやくけっこう仮面の身体から離れたが、ふと周囲を見回して苦笑した。
彼の生徒たちは、我慢しきれず自慰を何度もしたらしい。
それでなお、食い入るような目でしどけないけっこう仮面のヌードに見とれているのだ。
けっこう仮面もだいぶまいったようだが、このまま何もさせずに生徒を帰したら反発するだろう。
どうせ殺すのだから多少無理させてもやむを得まい。

瀬戸口はそう判断すると、生徒たちにまた注射の用意をさせた。
例のアルコールである。これで乳首や割れ目に注射されると、またしても燃え上がるような熱が
陰部や乳房に甦ってくる。
けい子は、チクリとした痛みが局所に走るのを、自分の身体ではないように感じていた。

もうくたくたなのに、乳首や媚肉から妖しげな感覚が侵入し、身体の奥で燃え上がり、全身に
広まってくる肉の疼きを、けい子はぼんやりと受け止めていた。
自分から進んで抱かれたいと思えるほどの体力は残っていないが、身体をまさぐられ、たくま
しいペニスで貫かれたら感じざるを得ないと諦めている。
もう放っておいて欲しかったが、目に前には若い肉棒が五本も並んでいる。
隆々としたそれは、けい子の中に突き刺し、射精しなければ収まらないのだろう。
もう気力も体力も失せたように、ぼんやりと生徒たちを眺めているけっこう仮面を見て瀬戸口
が言った。

「坂崎、川村。けっこう仮面のベルトを外せ」
「は? 自由にするんですか?」

坂崎は怪訝そうな顔をした。
これから自分たちが楽しもうというのに、もう処分するなんてあんまりだ。
教授は笑って顔を振った。

「そうじゃない。もうそれだけくたびれてちゃ抵抗しようにも出来んさ。解いてもかまわんだ
ろう。それに、その方が好きな体位で犯せるぞ」

生徒たちはわっと色めき立った。
しかし、田島が口を添える。

「でも教授。おっぱいを縛ってるゴム管はそのままの方がいいですよ」
「そうだな、その方がエッチだ」

長谷部がそう言うと教授も笑った。
結局、けい子は上半身を黒いゴムホースで縛られたまま、足首の枷からは自由になった。
しかし瀬戸口の読み通り、とても抵抗しようとか逃げようとかいう気力はなかった。
犯すならさっさとやってくれ、そして休ませて欲しい、とそればかり思っていた。
しかし、アルコール注射による肉の疼きがけい子の裸身をピンクに染め、敏感にさせてき
ていた。
瀬戸口が軽く頷くと、生徒たちは待ちかねたようにけっこう仮面にむしゃぶりついていった。

「あああ……」

ビクンとけい子は仰け反った。
覚悟はしていたが、やはり感じてしまう。
坂崎が後ろに回り込んで、背中から手を回し、けい子の両の乳房を覆うように包み込む。
そして有無を言わさず、荒々しく揉み込んだ。
愛情のひとかけらもないような愛撫、ただ己の欲情を吐き出すだけの行為なのに、けい子の
乳房は痛々しいほどに反応した。
自分でも痛いほどに乳首が勃起し、寒気のような感覚がぞくぞくっと背筋を駆け上ってくる。
肩口や二の腕に鳥肌が立つ。

「んんっ……」

けい子は責めの結果が声に出ぬよう、後ろ手の指を握りしめて堪えた。
それでも、わななくように震えている背中の痙攣が止まらない。
つい洩れる呻き声が鼻に掛かり、甘い音色になっているのを誤魔化しようがなかった。
早くも性の反応を見せているけっこう仮面に興奮し、坂崎は彼女のよく張った乳房の肉を真ん中
に集めるに揉み合わせていく。

「くっ……あっ……」

けっこう仮面の汗ばんできた背中に舌を這わせることも忘れない。
そのぬめぬめした熱い感覚に、けっこう仮面は反り返っていく。
股間には窪田がまとわりついていた。
両腿を大きく割って、その中に顔を突っ込んでいる。
生徒の手でじっくりいじられた媚肉は、もう割れ目が広がり、やや厚めの包皮を押し上げて
大きめのクリトリスが覗いている。

「あううっ……」

尖らせた舌先が陰核をつついて、さらに陰部にめり込むと、けい子はたまらず喘いだ。
何度も舌が動かぬうちに、すっかり包皮が剥けきって肉芽が顔を出てしまい、けい子は羞恥に
染まる。
舌先の攻撃が止んでホッとする間もなく、今度は舌全体を大きく使って舐め上げてきた。
ずるずるっと陰裂と言わず、膣口と言わず、クリトリスと言わず、陰部全体を愛撫され、けい子
は白い腹部を大きくうねらせて喘ぐ。

「ああ、あああっ……ん、はううっ……」

田島と長谷部は腿を片方ずつ受け持って、手のひらで撫でさすったり、舌で唾液をなすりつけ
ている。
川村はけっこう仮面のブーツを片方脱がせて裸足にし、
その足の指を舐めて彼女に悲鳴を上げさせていた。

「ああ、いやあ……やめ、やめなさい、あなたたち……あううう……」

全身を舐められ揉まれ、撫でさすられている。
十本の手で同時にあちこちを愛撫されているのだ。
相手は性技に慣れていないが、それだけに予想も付かぬところを責めてくる。
けい子は、生徒たちの焦れったい愛撫に切なくなったかと思うと、自分でも気づかなかった
ポイントを舐められて鋭い性感を感じ、身悶えていった。
瀬戸口は、五人に身体をいじくられ、否応なく肉体を燃え立たせているけっこう仮面を見やり、
唇の端を曲げて言った。

「そんなに気持ちいいのかね、けっこう仮面」
「……」
「あさましいものだな、生徒たちに嬲られて感じまくるとは。これが学園のヒロイン、けっこう
仮面の化けの皮の中身ということか。がっかりだよ」

瀬戸口の吐く言葉のひとつひとつがけい子の胸に突き刺さった。
敵に捕らわれただけでなく、凌辱を受けて感応させられているけっこう仮面。
しかも彼女の身体を貪っているのは教師でもなく、学園に雇われた刺客でもない。
生徒なのだ。
坂崎にしろ、窪田にしろ、夏綿けい子教諭として授業を受け持ったこともある学生である。
その彼らに辱めを受けるということは、けっこう仮面としても、教師・夏綿けい子としても耐え
難い恥辱であり、屈辱であった。

しかし、散々弄ばされ、開発された彼女の肉体は、素直にその責めに反応してしまう。
そこへ瀬戸口の言葉責めだ。
恥ずかしいこと、屈辱的なことを言われると、けい子の身体がカッカと燃える。
恥じる気持ちが強すぎ、キャパを超えてしまうのである。
肉体と精神の、激しいが短い葛藤は終わり、けい子は肉の疼きに飲み込まれた。

「あ、あはあっっ……」

坂崎が前に回り、最初に犯した。
腿を抱えた坂崎はそのまま腰をけっこう仮面に送り込む。
膨張しきり、充分に硬く大きくなっていた怒張は、けっこう仮面の濡れた陰裂を容易く貫いて
いく。
一瞬の躊躇もなく腰を送り、最も深いところまで埋め込むと、坂崎の肉棒の体積分だけ、膣の中
から蜜が噴き出してきた。
十二分にけっこう仮面の膣内は愛液で満たされていたのだ。

「んん! んあうっ……あ、はううっ……うむっ……ああ、ああっ……」

腰を密着させたまま擦りつけてくる坂崎の責めに、けい子は堪えきれずに喘ぎだした。
少年とは思えぬたくましさに、女性教師は身悶えて呻くばかりだった。

一方、坂崎の方も、けっこう仮面のきつい膣に呻いていた。
奥にまで押し入っている亀頭部から、膣口にある根元までほぼ均等の力で締めつけてくるその
媚肉の素晴らしさに酔っていた。
柔らかく熱い肉の感触に、坂崎は早くも出したくなる。
そこに、けっこう仮面の方が腰を揺すりだしてきた。

「ああ……ああ、いいっ……」

胸の鼓動も高まるだけ高まり、心臓が破裂するかと思うくらいの興奮度だったが、若い坂崎は
何とか我慢してけっこう仮面の腿を抱え、腰を大きく動かし出した。
坂崎がピストンするだけでなく、けっこう仮面まで腰を使ってきている。
耐えきれなくなるのは時間の問題だった。

「くっ……ううん、いいっ……あ、ああ、奥に、ああ、当たって、……いいいいい……」

けっこう仮面の、打って変わったような身悶えぶりに、責める坂崎も見ている瀬戸口も呆然
となる。
少なくとも肉体は、もう彼らに屈服したに違いない。
よがり声も、もう遠慮もなにもなかった。

「いいっ……すごく、いいっ……あ、も、もう、いきそうっ……」

けっこう仮面の今際の言葉と、その苦悶し喘ぎ抜く美貌を目の当たりにすると、坂崎はもう
我慢できなかった。

「お、俺ももうダメだ、出るぞっ」
「いい……いいっ……あ、いく……いくうっっ!!」

坂崎は若さに任せて大きく腰を使い、最後の攻撃を見せ、直後に射精した。
子宮にまで届く猛烈な射精を受け、けい子は気絶するかと思うほどに激しく達した。
坂崎がくいくいと腰を振り続け、最後まで精を絞り出すとようやくけい子の裸身から離れた。
無論、これで終わるはずもなく、川村が坂崎を押しのけるようにしてけい子の股を割った。
けい子の蜜と坂崎の精液が多量に溢れかえっている媚肉を気にするでもなく、川村は男根を
思い切り深くまでその中に挿入した。

「んはううっ……!」

絶頂の余韻に酔う余裕も与えられず、けい子は気をやったばかりの膣に、また大きなものを
入れられて喘いだ。
根元まで深々と埋め込まれると、けい子は自分から腰を振っていった。
川村はそんなけい子の媚態に惑わされ、腰の下に手を回して抱えると、思い切り腰を打ち込
んでいった。

「んっ、ああああっ……あ、ふ、深いっ……ん、んく、硬いのが……ああっ……」

もう何度貫かれたか数もわからないけっこう仮面の媚肉は、年齢の割りに大きな川村の巨根を
苦もなく根元まで飲み込んでいる。
匂うようなけっこう仮面の色香に、川村は興奮を抑えきれず、腰を持ち上げて前屈になるような
姿勢で、横たわる彼女を貫いた。
飽きることなく媚肉に突き立てられる肉棒を迎え入れ、さらなる責めを望むように腰をうねら
せてけっこう仮面はよがった。

「いい……すごい、いいわっ……こ、こんな……あうう……あ、もう来る……あっ」

絶頂直後、そのまま犯されたせいか、けい子はもういきそうになっている。
彼女には、それが恥ずかしいことだと感じることも出来なかった。
早くいければ、数多くいかせてもらえるのではないか、というあさましい肉欲すらあった。

けっこう仮面の上擦るよがり声に合わせて、滑らかな下腹部が揺れ、恥毛に覆われた丘が揺
れる。
全身はもう汗でびっしょりである。
けっこう仮面の淫らな姿と熱い喘ぎ、そして責めているはずの肉棒が逆に膣内で責められて
いるかのような快感で、川村も限界だった。
そこに、けっこう仮面がとどめの一言を吐いた。

「ああ、もうっ……だめ、いく、いくわっ……は、早く……」
「射精して欲しいのかっ」
「し、して、ああっ……早く中に、あああっ……」

けい子が腰をくねらせて胎内への射精をせがむと、その媚態に我慢できず、川村は呻いて
射精した。

「で、出る!」

亀頭部先端から、火傷しそうなほど熱い粘液がけい子の胎内目がけてほとばしり出た。
射精感を受けて、けい子はぶるるっと大きく痙攣し、激しく達した。

「いっちゃうううっ……い、いくうぅっっ!!」

待っている生徒たちは喉を鳴らし、食い入るように見つめていた。
あのけっこう仮面が自分たちに凌辱され、激しくいっているのだ。赤いマスク、リボン、同じく
赤い手袋にブーツ。
学園内に颯爽と現れ、悪を蹴散らしていくそのままの姿で無惨に犯され抜いているのである。
興奮しないわけがなかった。

川村がけっこう仮面にのしかかり、しつこく射精しているところを剥ぎ取るようにして、今度は
長谷部が襲いかかる。
彼は汗まみれのけっこう仮面の片方の太腿を抱えると、松葉崩しの姿勢で媚肉を犯していった。
難なく長谷部のペニスを受け入れたけっこう仮面は、その付け根まで胎内に入り込まれると、
「ううっ」と力なく呻いた。
しかし、長谷部がずんずんと腰を打ち込み始めるとすぐに反応し、喘ぎ出す。

「ん、んあっ……くっ……ああ……あんっ……いっ……あああ……」

責める川村も興奮度は高まっていたが、坂崎らよりは冷静だった。
疲れきったけっこう仮面をさらに感じさせようと、ただ若さに任せて突き入れるのではなく、
縦横にリズムをつけて抉っていく。
その動きに、熟れたけい子の肉体は感じざるを得なかった。
数度貫いただけで、けっこう仮面の唇からは切なげな喘ぎと吐息が洩れ始める。

「もう……許して、ああっ……もう、くたくたなのよ……ああああ……」
「ウソつけ、まだ感じたくてしかたないんだろ?」
「そんな……あうう……」

長谷部の言葉に抗いながらも、彼の巧みな突き込みを受け、ごつい手で乳房を揉まれていると、
たちまち自ら腰を使い出す。
鋭敏なけっこう仮面の反応に、長谷部も気をよくして言った。

「そら見ろ。こうしてオマンコ犯されておっぱい揉まれるだけで喘ぎ出すくせによ」
「んんん……あう……あ、いい……」
「生徒に犯されて感じてるんだな」
「ああ、はい……か、感じすぎて、もう……もう、いきそう……」
「ふざけるな、早すぎるぞ。もっともっと責めてやる」
「そんな、許してもう……あああ、いいいいいい………」

長谷場は抱えたけっこう仮面の太腿を抱きしめるようにして、そのまま腰を使った。
もう追い込まれたけい子は、爪先がぶるぶると震えてくるのがわかった。
またいってしまいそうだ。
このまま何度いけば許してくれるのだろうか。
何人分、彼らの射精を受ければ許してくれるのだろうか。
絶望的な思いで、それでもけい子は肉の愉悦に腰を揺すり続けていた。

* - * - * - * - * - * - * - * - *

「……」

生徒たちの輪姦は1時間ほどで終わった。
もうけっこう仮面が肉体的に限界である、と瀬戸口が判断したためだ。
彼は生徒たちに言った。

「おい、けっこう仮面の身体を支えてくれ」
「は?」

まだ犯すのかと思ったが、そうではないらしい。
うつぶせの姿勢のままにさせると、再び足を固定させる。
そして瀬戸口は手にした器具を生徒たちに見せた。
彼らから歓声が上がった。大喜びでけっこう仮面の股を割って固定した。
その股間に、瀬戸口が細いものを挿入していく。

「……んん……」

冷たい感覚でけい子は目が覚めた。
連続して犯され、続けざまに気をやらされて意識を失っていたのだ。
股間に違和感がある。
何か挿入されているらしい。
また浣腸かと思ったが、今度は肛門の他に媚肉にも入れられている。
男根にしては細いし冷たかった。
時折、瀬戸口や生徒たちの歓声や笑い声が上がっていた。

「おおっ、こりゃすごいや!」
「すげえ、女のこんなところが見られるなんて思ってもみなかったぜ」

教授とその生徒たちは、2台の14インチほどのカラーモニタを囲んで大騒ぎしている。
生徒たちは画面に見入っているだけだが、瀬戸口の方は何やらジョイスティックのような
ものを操っていた。

画面に大写しになっていたのは、なんとけっこう仮面の腸内と膣内であった。
彼らは医療用のファイバースコープで女の秘密を覗き込んでいたのだ。
これは、折り曲げても光を伝達するグラスファイバーの性質を利用し、先端に超小型のカメラ
をつけて、体外から胃や腸、肺の内部を観察する装置である。
胃腸や肺臓を調べるのが主だが、子宮内を診断するための専用タイプもある。
瀬戸口は子宮用を自分で改造して、こうした悪戯に使っていたのだ。

先端部には、CCDカメラだけでなく光源もあるため、暗い人体内でも鮮明な画像が得られる。
しかも最先端タイプで、7400画素の解像度があった。
通常、直接ケーブルを操って見たい箇所を探るのだが、彼はこれを、離れたところからジョイ
スティックで操作できるように改造していた。
その超小型カメラに、けっこう仮面の身体の中が映し出されていく。

「綺麗なもんだな、女の肛門の中ってのは」
「バカだな、前もって教授が何度も浣腸してさっぱりさせたからだよ」
「それにしても生々しいな……」

ゴクリと唾を飲んで田島が呻いた。
綺麗なピンク色でぬめぬめした腸内は、いかにも「内臓」という認識をもたせた。
長谷部が呻くように言った。

「こっちもすげえよ、なにせオマンコの中だからな」
「ああ、まったくだ。だけどこっちもきれいだぜ、ほんのり赤く爛れちゃいるけど本当に桃色だ」

膣に挿入されたスコープカメラには、けい子の胎内が余すところなく映し出されている。
瀬戸口がスティックを操作して奥まで入れると、薄いピンクのドーナツのようになっている子宮
口まで見えてきた。

「うわ、あれ子宮かよ!?」
「そうだろうな。見ろよ、口を開けてるぜ」

とんでもないところを見られていると知り、けい子は張り裂けんばかりに絶叫した。

「いっ、いやあああああっっ!!!」
「お、お目覚めだぜ」
「いやったってもう遅いよ。この画像は動画でもセーブしてるしね」
「いっ、いやいやいやあああああっ!」

狂ったようにけい子は叫び、陰獣たちから逃れようと身体を揺すった。
これはもう、身体を凌辱されるとか、肛門まで辱められるといったレベルではない。
女としてあり得べからざる恥辱と羞恥である。

全裸を見られるよりも、膣や肛門そのものを見られる方が恥ずかしいに決まっている。
しかし、媚肉やアヌスを見られるよりも、そこを拡げられて覗かれる方がずっと羞恥を感じる
だろう。
だが、瀬戸口はファイバースコープを使って、膣も肛門も奥の奥までさらけ出させたのである。
オマンコだのお尻の穴だのいうことではなく、ずばり内臓を、それも中を見られているのだ。
そんな恥辱や羞恥が他にあるだろうか。
まさに生体解剖に等しい仕打ちである。

生徒らは、けっこう仮面が発狂しそうな恥辱にのたうちまわるのを後目に、モニタに映し出さ
れる恥辱の画像に興奮していた。
窪田など、さっきあれだけ犯したばかりなのに、もうオナニーし始めていた。

「おいおい、きれいだけどよ、あれザーメンじゃねえか?」

田島が気づくと、みんなが画面に顔を寄せて確認する。

「……確かにそうだ。ありゃ精液だな」

肛門、というより直腸の内部のあちこち、そして胎内や襞の隙間にも、白く粘った液体が
まぶされていた。
瀬戸口や生徒たちが盛んに射精した名残だろう。
よく見ると、子宮口周辺もかなり白く汚れていた。
瀬戸口はそれを見て嗤って言った。

「子壷のあたりも相当精液で汚染されてるぞ、けっこう仮面。こりゃあ妊娠かな?」

教授がそういうと、生徒たちは腹を抱えて大笑いした。
けい子は絶叫することも身体を暴れさせることもやめていた。
内臓の中身まで見られ、心まで凌辱され、精神を犯された気がした。
けい子は、心から何か大切なものが欠け落ちていくのを感じていた。




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