マリアの白い肢体がガクンガクンと跳ね、何度か痙攣したかと思うと、ぐうっと背中が持ち上がり、尻たぶが強張った。
復帰が浮き上がり、びくびくと震えている。
ボリスとセルゲイは驚いたように双方の穴から、濡れそぼった指を抜き取った。
「……凄いものだな。指が折れるかと思ったぞ、大した締めつけた。同志ボリス、そっちもか？」
「……」
さすがの巨漢も、驚いたように頷いた。
膣より肛門の方が締め付けが強いのは当たり前だが、ここまで収縮が強烈で、かつ柔軟なのはこの女が初めてだった。
セルゲイは、さっきまでマリアの中に突っ込んでいた指を鼻先へ持って行き、その匂いを嗅いでいる。
「もう隠しようもないな、マリア」
「あ……」
「あれだけ派手によがった上に、自ら「いった」と宣言してしまってはな」
セルゲイらは勝ち誇り、せせら笑ったものの、マリアはがっくりと顔を伏せて硬骨の表情を露わにしていた。
もうセルゲイたちの罵言を聞く余裕もない。
頬を染めて荒く呼吸を繰り返し、時折、裸身を痙攣させている美女の姿はこの上なく官能的で、上司さえいなければミハエルもボリスもむしゃぶりついていただろう。
「これまでだな、マリア・タチバナ。おまえもあの男も強制収容所行きだ」
「ま……待って……」
マリアは絶頂の余韻も醒めやらないまま、喘ぐように言った。
「私は、いい……。私はどうなってもいいから……、あ、あの人だけは……隊長だけは……」
セルゲイはマリアの顔に顔を近づけ、腹や胸の肌を擦りながら言った。
「……そこまであの男を庇う理由は何かね。おまえはハーフとはいえ、我々ロシア人の血が入っているはずだ。なのにどうして日本人など……」
「……」
「やはりスパイか。暴露されるのを恐れているのか？」
「ち、違う……。天に誓って、私たちはスパイや工作員なんかじゃないわ……」
「それでは埒が開かんな。仕方ない、では……」
「待って……！」
マリアは絶望に囚われながらも、せめて大神だけは救いたいと念じていた。
そのためなら我が身はどうなっていい。
あの時は、ユーリが犠牲になってくれたようなものだった。
また今度も最愛の人を──大神を害させるわけにはいかなかった。
帝撃の仲間のため、そして大神のためであれば命も惜しくはない。
そう思っていた。
マリアはようやく顔を上げ、絶頂直後の熱い息を吐きながら言った。
「何でも……何でもするから……」
「……」
「私を……好きにしていい……。だから……だからあの人は……」
「見上げた心意気だ」
セルゲイは、感心したような呆れたような表情を作って言った。
どっちみち、あの大神とやらは拷問して証言を得た上で処刑になる。
マリアの方はこちらで「訊問」を続けていく。
その結果、屈すれば同志たちの慰み者とし、そうならなければ犯すだけ犯して始末する。
結末は決まっているのだった。
「おまえに免じて、あの男の処遇は考えてやってもいい」
「ほ、ほんとに……」
「ああ」
セルゲイは頷いて見せたものの、その表情はいやらしく、そして狡猾そうに嗤っている。
「いい覚悟だ。では何でもしていいのだな？」
「……いいわ。その代わり、あなたちも約束は守って。隊長には何もしないで……」
「いいだろう、その言葉、忘れるなよ」
マリアは上半身をＳＭボンデージで拘束されたまま、寝台から引き起こされた。
黒い革がマリアの白い肉に食い込み、妖しさをいや増している。
何度も気をやらされ、ふらふらになったその美貌は、凄絶なまでの妖艶さを漂わせていた。
マリアを起こしたミハエルでさえ生唾を飲み込み、手を伸ばして胸をまさぐっている。
ボリスもマリアをじっと認めたまま、その視線を外さなかった。
「四つん這いにさせろ」
ミハエルはマリアの身体にいやらしく触れながら、命じられた姿勢をとらせていく。
マリアはほとんど抵抗もなく、されるがままに犬のように這いつくばった。
両手をつき、膝立ちとなって、尻をセルゲイに向けている。
もう、恥ずかしいとか屈辱だとかいう感情はあまりなかった。
残忍なまでに嬲られ、虐められ、責め尽くされて、疲労困憊なのだ。
それに、抗うことは大神の死を意味することになる。
「……まったく、たまらない尻をしているな」
もう何度も見ているのに、セルゲイは息を飲んで豊かな臀部を見ている。
圧倒されるような豊満さと、匂うような色香を放って、男たちを誘って止まない尻肉だった。
さすがに見られていることを意識したのか、マリアは恥ずかしげに尻を揺すった。
寝台に突いた手のひらが握られ、少し震えている。ボリスは無言でその尻を割った。
「ひっ……！」
ビクンと裸身を震わせ喉を鳴らしたマリアは、すぐに大声で叫ぶことになる。
ボリスがまたアヌスをいびってきたのだった。
「いやあ！ ああっ、もうそこは……お尻はやめて！」
ボリスはマリアの言葉など聞こえぬとばかりに尻を開き、その奥にあるアヌスを指で揉みほぐした。
何度も浣腸され、排泄しただけあって、熱く緩んでいる。
しかし男の指を感じ取ると、驚いたように引き窄められた。
そこをゆるゆると揉み込んでやると、おののいたように窄まったそこが、
フッと緩んできた。そこを凝視していたセルゲイが言った。
「いいだろう。よし、浣腸だ」
「いっ、いやよ！ そんな……」
「いやなのか？ 何でもするというのはウソか」
「ああ、それは……」
マリアは辛そうに顔を振ったものの、消え入りそうな声で拒絶した。
「それだけは……か、浣腸だけはいやなのよ……」
「いやでも何でも浣腸だ。おまえには、ことさら浣腸責めが効くようなのでな」
「そんな、ひどい……。ああ……何でもするからそれだけは……浣腸だけは許して……」
またあのおぞましい浣腸を受けるかと思うと、マリアの美貌が引き攣るように脅えた。
気丈なマリアにしてこの反応だ。
どれだけきつい責めなのか、聞かないでもわかった。
しかしロシア人の返答は冷酷だった。
「許さん、浣腸だ」
「やっ……、お、お願いだから……ああっ！」
ボリスは尻を撫でながら、高くもたげた臀部を目がけて例のチューブを刺し込んだ。
先端が緩んだ肛門に押しつけられると、わけもなくあっさりと埋め込まれていく。
悲鳴を上げて前へずり上がって逃げようとしたマリアを、ミハエルが抱えるようにして押さえ込んだ。
「や、やめて……いやあっ」
ずるずると挿入されてくるチューブの感覚にマリアが戦慄する。
男の親指くらいの太さがあるゴムチューブが深くまで押し入ってきた。
マリアは思わず目を剥いた。
「うむううっ……」
背筋を震わせ、唇をわななかせる。
繰り返された浣腸、排泄によって爛れたアヌスがゴムで擦られ、直腸へ入っていった。
慌てて息んで侵入を拒もうとすると、硬いノズルの形が粘膜でいやというほどわからされる。
怖がって緩めると、なおも奥深くまでチューブが入り込んできた。
ボリスがチューブを送り込むたびに、マリアの白い尻がくりっ、くりっと痙攣した。
２０センチ近くも入れられ、マリアはその深さに目眩がした。
ノズルの先端が直腸の入り口付近にまで届き、腸壁にぶつかるのだ。
マリアが尻を振ると、まるで尾のようにチューブが振られ、男たちの目を愉しませている。
ボリスは、早くもペニスを大きく勃起させていた。セルゲイが面白そうに嗤った。
「いい格好だぞ、マリア。いかにも「浣腸して欲しい」と言ってるかのようだな」
「いやよ……、本当にいやなのよ……ああ、か、浣腸だけは……」
マリアはすすり泣いて嫌がった。
浣腸される前の恐怖感、されている最中の苦痛、された後の便意、そして破局の排泄。そのどれもがマリアのプライドを破壊するに充分だった。
しかもそれらの行為をすべて見物されるのだ。死ぬほどの屈辱と恥辱を味わわねばならない。
これ以上のつらい責めはあり得ないとすら思った。
セルゲイが立ち上がり、にやにやしながら、頼りなげに揺れ動くマリアの尻を撫でる。
「……そんなにいやかね」
「いやよ……、ああ、それだけはいや……。何でもするから……」
「そうか。何でもするというのは本当かね？」
「え……」
マリアは少し驚いたようにセルゲイを振り返った。
女を虐め、辱めて悦ぶこの変態たちが、最高の恥辱ショーである浣腸責めを許すとは思えなかったのだ。
浣腸しないとなれば、それ以上の激烈な責めをされるのかも知れない。
しかし今のマリアには、セルゲイの気まぐれに縋るしかなかった。
「お、お願い……」
承諾の返事を聞くとセルゲイは大きく頷き、マリアに告げた。
「いいだろう。それなら、そこのミハエルに抱かれるんだ」
「……」
マリアは何度も首を縦に振って夢中に肯定した。
どのみちレイプされるのだ。
それで浣腸から逃げられるなら上出来だとマリアは思った。
セルゲイはミハエルに命じ、さっきまでマリアが寝そべっていた寝台に寝かせた。
にんまりと笑った若いロシア人は、喜々としてシャツを脱ぎ、ズボンと下着も下ろして素っ裸となり、指示通りそこに仰向けになった。
四つん這いの身体の下に入り込む形となったミハエルの若いペニスを気にしながら、マリアはセルゲイを見た。
すると銀髪のロシア人はとんでもないことを言った。
「自分からしろ」
「え……」
「わからんのか？ おまえの方からミハエルに繋がるんだ」
「な……」
マリアは大きく目を見開いた。
自分から積極的に身を任せ、男のペニスを受け入れろというのだ。
愛する大神を裏切るような行為に、マリアはさすがに躊躇した。
強引に犯されるならまだ諦めもつく。
しかし自分からというのは抵抗があった。セルゲイが冷たく言った。
「いやなのか？ じゃあ浣腸だが……」
「そ、それはいやっ……」
「だったら早くしろ。さもないと浣腸した上でミハエルに……」
マリアは表情を引き攣らせた。下で寝転ぶミハエルは、肉棒を手に持ち、急かすようにぶらぶらと揺すって見せている。
どうにでもなれ、と、マリアは堅く目をつむった。
「わ……わかった、わ……。だから……」
「だから、なんだ」
「お、お尻のを……とって」
「おまえがミハエルのものを受け入れたら取ってやる。さっさとするんだ、男の上に乗ってやったことがないわけではあるまい」
「……」
「早く来い。俺の上でしゃがむんだよ」
焦れたようにミハエルも言った。
ペニスは早くも硬そうにそそり立ち、今か今かとマリアを待ち構えていた。
マリアは屈辱に震えながら、ゆっくりと前へ這っていく。
アヌスから伸びるチューブが揺れ動いていた。
それを気にしながら、ミハエルの腰を跨いでいく。
覚悟はしていても、自分から男と繋がって見せる恥辱感は覆いようもない。
汚辱感を飲み込みながら、膝をガクガクさせて腰を落としていく。
「ひっ……」
ミハエルの隆々とした肉茎が内腿に触れ、マリアが小さく悲鳴を上げた。
女の肌が、熱く硬いペニスを感じ取る。たまらず腰を上げたくなるが、必死に堪えてなおも屈辱の行為を続行した。
ミハエルの男根はほぼ垂直にそそり立っており、その先端が媚肉に押し当てる。
「うう……」
唇を噛みしめて、マリアはさらに腰を落とす。知らず知らずのうちにガタガタと身体が震えていた。
亀頭の先が膣口に食い込み、じわりと入ってくる。
「くっ……い、いや……」
死ぬ思いで、何とか１／３ほども胎内に迎え入れたものの、それ以上はとても出来なかった。
これだけでも、ミハエルのペニスが長大なことが充分にわかる。
脅えと恥辱でマリアの動きが止まってしまうと、ミハエルは苛立たしそうに起き上がり、マリアの腰を抱きかかえようとする。
「早くしろ！」
「あっ……！」
ミハエルの手に腰を掴まれ、ぐいっと思い切り引き寄せられた。
マリアは男の腰に尻もちをつく形でぺったりと座り込んでしまう。
太いものが一気に中を貫き、子宮口にまで届いた。
「あぐうっ……！」
ぶるるっとマリアの臀部が痙攣した。
マリアの膣口は、野太いものをしっかりと飲み込み、深々と入り込んでいる。
その深さにマリアはくらくらしてくる。
ニューヨーク時代はともかく、大神とのセックスではここまで入って来られたことはなかった。
日本人とはまるで違う外国人のものの太さ、たくましさに目眩がしそうだ。
ミハエルは、ようやくマリアの中に入った満足感に声を上げた。
「よ……し。しっかり繋がったな。うん、なかなか良い具合のマンコだぜ」
「ああ……」
ミハエルは抱え込んだ腰をさらに引き寄せ、ぐりぐりと自分の腰に押しつけてくる。
まだ激しく動かず、マリアの膣をじっくり味わっているようだ。
マリアは絶息しそうな汚辱感に苛まれながら、息も絶え絶えに言った。
「こ、これで……いいでしょ……。ああ……、は、早く……早くとって……」
「ほう、何をかね？」
セルゲイがそう言うと、ボリスがすっとマリアの後ろに回り込む。
「お……お尻のをとって……約束よ……」
マリアは頭をぐらつかせながら呻いている。
男の上に座り込んだ腰が少しでも動くと、ペニスの先が子宮を強く刺激してくる。
同時に、直腸に入り込んだノズルが腸壁にぶつかり、前に入ったペニスに当たってしまう。
薄い肉壁を隔ててノズルとペニスが擦れると、泣きたいような熱い疼きがこみ上げてくる。
「は、早く……お尻のを……」
「ボリス」
ボリスはマリアからチューブを抜き取るどころか、蛇口の栓を捻ってグリセリンを腸内に放出した。
「ひっ、そんなっ……！」
細いが激しい勢いでグリセリンが腸内深くに注入されると、マリアはぐうっと背を反らせて悲鳴を上げた。
慌てて逃げようとしたものの、腰は前からミハエルががっしりと抱え込んで離してくれない。
膣に食い込んだ肉棒も、まるで杭のようになって男とつなぎ止めていた。
ちゅるちゅると流入される薬液に震えながら、マリアはもつれる舌で必死に叫んだ。
「や、やめて！ 約束が、ああっ……約束が違うわよっ……ひぃっ、入れないで！」
マリアは懸命に尻を振ったが、腰はほとんど動かない。
グリセリンはどくどくと音をさせそうな勢いでマリアの中に流れ込んでいく。
混乱するマリアに追い打ちを掛けるかのように、ミハエルまでが動き始めた。
でんと張った尻を掴んで、マリアの腰を操りだしたのだ。
お尻の中にはおぞましい薬液が続々と流入されていき、膣の肉奥は若い男のたくましいペニスで突き上げられた。
浣腸されながらセックスされるという倒錯感に、マリアは苦鳴を上げ、身悶えした。
後ろから際限なく入ってくる溶液と、前から最奥を突き上げてくる肉棒の感触に、マリアはイヤでも声が出た。
「ああっ……、あ、あむ……いやあっ……」
絶息せんほどに仰け反ったマリアは、腰をガクガクと揺さぶりたてた。
注入されるグリセリンは、もう内容物のない腸の内部にジリジリと染み渡っていく。
流入を何とか防ごうと括約筋を締めつければ、媚肉まできゅうっと締め上げられてしまい、ミハエルの逸物の太さと堅さを実感させられることとなった。
前後の穴が軋み、内臓がこねくられるかのようだ。
いやでいやでたまらないのに、なぜか身体の芯が疼いてたまらなかった。
いくら否定したくとも、胎内は異様に熱く燃え盛っている。
マリアの口から漏れる悲鳴は喘ぎ声に変わり、脂汗にまみれた裸身はほんのりとピンク色に染まっていった。
ミハエルは、強張ったマリアの尻を揺さぶりながら言った。
「自分からも腰を振れ。ほれ、振るんだよ」
「い、いやっ……いやあ！」
硬い亀頭が子宮の入り口を突き上げ、こねくってくる。
腹の底が痺れるような快美感が膨れあがり、頭の芯が白く灼けていく。
下からミハエルが突き上げ、マリアの肢体が何度も跳ね上がる。
ボリスは、薬液を注入しているチューブを摘み、マリアのアヌスを抉るように抜き差していた。
言葉で嬲っていたセルゲイも、身悶えるマリアの痴態に我慢しきれず、その裸体にまとわりついた。
揺れ動く蠱惑的な乳房を両手で揉み込み、自在に形を変えさせている。
硬くなった乳首を指で弾くたび、マリアは仰け反って艶っぽい喘ぎ声を放っていた。
マリアの細い顎を掴むと、セルゲイはその唇を貪った。
「んんんっ！？ ……ん、んむ……むううっ！」
いきなり顔を掴まれて動揺する間もなく、マリアは唇を奪われた。
慌てて顔を振り払おうとしても、セルゲイも毛むくじゃらの手がマリアの顔を押さえて離さない。
舌で強引に唇を割り、咥内へ侵入した。前歯で阻止する気力も見せず、マリアの口はセルゲイの汚らしい舌を迎え入れてしまう。
「んん……むっ……んむう……ちゅっ……」
咥内を舌で嬲り回され、マリアの気力が根こそぎ削り取られていく。
ようやくセルゲイが口を離したかと思ったら、今度はミハエルが薄紅の唇に吸い付いた。
「んむううっ……じゅっ……ん、ん、んんっ……んじゅっ……ちゅぶっ……ちゅううっ」
口を強く吸われ、唾液を残らず吸い取られた後に相手の唾液を注ぎ込まれ、残らず飲み込まされてしまう。
ミハエルの長い長い口づけが終わり、唇が解放される頃には、マリアの頭は官能で痺れ切ってしまい、状況認識すら出来なくなっていた。
「あうう……たまんない……あああ……い、いい……」
もう羞じらいすら見せず、マリアはよがり声を上げていた。
三人のロシア人たちは容赦なく混血の美女を責め抜いている。
ミハエルが深々と肉奥を抉り上げれば、それに合わせてボリスがアヌスの最深部までチューブを押し込んでグリセリン液を注入した。
セルゲイも乳房を揉みくちゃにし、首筋を唇で強く吸った。
「うあっ……ああっ、いいっ！」
男たちが責めるたびにマリアの腰が跳ね、うねっていた。
綺麗な額に汗を浮かび上がらせ、白い喉首を晒しながら仰け反っている。
「くくっ、そんな声を出して恥ずかしくないのか？ ほれ、これはどうだ？」
「ああっ！」
「そうか、いいのか。ならミハエルに合わせて腰を振れ」
「いやあ……あぐうっ！」
「尻が感じるようだな、くくっ。浣腸もお好みのようだ」
「そんなこと……あうっ」
ボリスは、注入し続けるチューブを摘み、盛んに抜き差していていた。
マリアの腸内粘膜と肛門粘膜はそのゴム管にへばりつき、抜き差しされるたびにめくれ上がり、めくれ込んでいた。
腸襞がへばりついて露わになるごとに、マリアは一層に身悶えを激しくしている。
男どもの指摘通り、肛門責めに過剰なほどに反応していた。
「おっ……、くっ！」
媚肉を犯すミハエルは、そのペニスにマリアが切羽詰まってきていることを実感していた。
突き上げるごとにマリアのそこは激しくミハエルのものを締めつけ、絞り出さんばかりに強く収縮している。
男の膝の上で妖しいダンスを踊り、腿を跨いだ腰が引き攣って背中を弓なりにして仰け反った。
「んああっ、だめえっ……くうあっ！！」
はっきりとわかる官能の声を上げながら、マリアはしなやかな肢体を震わせる。前後の穴を激しく締め上げ、男根とチューブを強く締めつけた。
拳を作っていた手のひらには、握りしめた指の爪が食い込む。
足の爪先もぐぐっと屈み、内側に曲がっている。
豊かな臀部は、ミハエルの腰の上で激しく痙攣した。
「いっ、いくうっ……！」
思い切り男根を締め上げられ、ミハエルもたまらず達してしまった。
「く、くそっ、この女っ！」
ミハエルも喉を絞るように絶叫し、思い切り腰を突き上げて欲望の濁液を放っていた。
びゅるるっと物凄い勢いで射精され、マリアの子宮口にどろどろの精液が直撃した。
「ぐううっ……！」
子宮口で射精を感じ取り、マリアは続けざまに絶頂していた。
何度も激しく全身を痙攣させ、反らせた背中をぶるるっと震わせた。
射精されるごとに裸身をわななかせていたマリアは、それが一段落するとガックリとミハエルの胸に顔を埋めていた。
マリアはぐったりとしていることすら許されず、媚肉への射精は終わったものの、肛門からの浣腸は未だ続いていた。
薬液は相変わらず腸内に注入され続けている。
「ううっ……」
マリアの表情は苦悶に歪み、美しい唇からは絶え間なく呻き声が上がっている。
少しでも動くと、腸内に噴出される浣腸液の刺激がビンビンと響いてきた。
当然、凄まじいほどの便意がマリアを襲い、腹部と頭の芯を責め立てていく。
「うんっ……ああっ……、お、お尻が……ああっ！」
「尻がいやらしくうねっているぞ、マリア。もう出したのかね？」
「ああ……」
マリアは抗いもせず、素直に頷いた。
動きは小さく、おどおどしている。
あまり激しく動くと、ぞれだけ便意を促してしまう。
セックスされている間中、浣腸され続けていたのだから無理もなかった。
マリアは屈辱の言葉を口にし、限界を告げた。
「ああ……、も、もうだめよ……で、出てしまう……ああ……」
「ウンチしたいのかな？ そんな綺麗な顔をして、よくそんな恥ずかしいことが言えるな」
「で、でも、もうだめなのよ……は、早くして……出てしまう……」
青ざめたマリアの顔を見ながら、ボリスは栓を閉めてチューブを引き抜いた。
ぬるっとチューブが抜かれ、ノズルの出っ張りがアヌスの内側を強く擦りつけるのを感じ取り、マリアは大きく仰け反った。
「ああっ……！｝
たちまち肛門が内側から盛り上がり、ひとときも保たずに内容液を迸らせた。
「ううんっ……で、出るぅ……見ないで、出るっ！」
ぷしゃあっと激しく浣腸液が逆流し、マリアのアヌスを震わせた。
内側から盛り上がった肛門は妖しいまでに口を開き、便意の塊を噴出させていく。
しかしその内容物に便はまったくなく、注入されたグリセリンと腸液の混合液がそのまま噴き出しているようだ。
爛れたアヌスを弾くように、恥辱の排泄が続けられる。
「あう……あううっ……」
もう止めようもなく、マリアは呻き、排泄を続けた。
腹を絞り、肛門を開ききって恥ずかしい光景を男たちに見せつけている。
その最中、セルゲイがミハエルを寝台から下ろし、自らそこに潜り込んだ。
そして、ミハエルの若い精液を滴らせているマリアの媚肉に、己の肉棒を突き通した。
「あああっ！」
またしても硬く、そして長大な肉塊で貫かれ、マリアは腰をわななかせた。
まだ排泄は続いているのだ。
なのに連続的に膣を犯されてしまう。
（こ、これも……大きいっ……！）
マリアはそのサイズに目を剥いて呻いた。
ミハエルのように、軽く挿入しただけで楽々子宮まで届かされるほどではないものの、胴回りは一回りも太く、入れられただけでマリアは息が詰まりそうになる。
挿入したセルゲイの方も、その心地よさに思わず呻く。
「くっ……、これは……確かに素晴らしい持ち物のようだな、マリア・タチバナ。俺のものにまとわりついてくるぞ。おお、もう締めつけてくるわ」
「んんっ……ああっ、奥まで来てる……くうっ！」
「そうか、奥が好きなのか。なら、これはどうだ？」
「ああっ……！」
奥まで押し込んだペニスを中程まで引き抜き、また深々と刺し込んで子宮口を突き上げた。
こみ上げる性の情動に操られ、マリアはセルゲイの腰に合わせるようにして自ら尻を揺すりだした。
わざとそうしているのか、豊潤そのものの乳房を胸毛だらけの胸板に擦りつける。
「気持ち良さそうだな、マリア。「いい」と言ってみろ」
「やっ……、そんなこと……あう……」
「そんな艶っぽい声を出していて、今さら恥ずかしがることもあるまい。ほれ、言わんか。あの日本人に抱かれるより気持ち良いと言え」
「いやあ……、ああ、隊長……んんっ……はああっ」
あの冷たいまでの沈着さを持っていた美女が崩壊してきている。
美しい顔を快楽に歪ませ、男の責めを堂々と受け止めてさらなる快感を得ようと積極的に蠢いてすらいた。
頭の隅に残った微かな理性が激しい恥辱感と愛しい男を意識させていたが、その最後の砦すら男たちは責め落とそうとしている。
「ボス……」
身悶えるマリアの媚態に激しく興奮したらしく、初めてボリスが喋った。
見ればその股間は、すでに下着を突き破って赤黒く野太いものが隆々とそそり立っている。
その先端はカウパーがぽたぽたと垂れていて彼の性欲の昂ぶりを示し、セルゲイとマリアの絡みを見つめる目が欲情でギラギラしている。
しかし股間を見てはいるものの、男と繋がっている膣ではなく、ボリスが注目しているのはやはり、その少し上でひくついているアヌスの方だった。
「ああっ、いや！」
マリアの悲鳴が響く。
ボリスはその手で尻を割ると、そこをまた凝視している。
度重なる浣腸と排泄、そして男の手によって嬲られたそこは赤く爛れ、ふっくらと盛り上がっていた。
そこをまたじっくりと見られる羞恥に、美女は恥ずかし気に小さく尻を振る。
「そこ、見ないで……んひっ！？」
押し広げられた谷間の底にあった小さな穴に男の指が触れ、なぞり上げている。
総毛が逆立つようなおぞましさと汚辱感に、思わずマリアの腰が大きく打ち振られた。
ボリスは一向に怯まず、何度もそこをいびり続け、内部から腸液が漏れ始めるまで嬲った。
軽く爪の先で引っ掻いてやると、引き攣るような悲鳴を上げる。
マリアはぶるぶると臀部を震わせ、そのおぞましさと焦れったさに呻き、悶えていた。
「ああ、もうそこは……」
「なんだ、尻にも入れて欲しいのか」
下から媚肉を突き上げながらセルゲイがからかう。
男の腰の上で身を弾ませながら、マリアは喘ぎながら首を振った。
「ち、違う、私はそんな……あ、あう……」
「もう限界らしいぞ、ボリス。指を入れてやれ」
「……」
褐色の肌を持つ口数の少ない男は黙って頷き、ひくひくと蠢き、開きかけている肛門に指をあでがった。
「ああっ」とマリアは呻いて狼狽したものの、太い指は実にあっさりとアヌスの中に入り込んでしまった。
慌ててマリアは肛門を引き締めたものの、男の指の太さと入り込んだ深さを思い知っただけだった。
ボリスは指を鈎状に曲げると腸壁を擦り、撫でている。
マリアはわななき、呻いた。
腸の中をいじられるという異常な感覚に、持ち前の冷静さも理性も溶解していく。
「あ、そんな……やっ、そんなとこ触るなんて……ああ、あう……お腹、変……あああ……」
指の動きに操られ、マリアの腰が妖しく踊る。
アヌスを嬲られるたびに否応なく膣まで収縮し、前に入ったセルゲイのものを強く食い締めた。
「ひぃああっ！」
マリアが絶叫した。
ボリスの指がマリアのお腹の前側を擦りだしたのだ。
太い指が、薄い腸壁と膣壁を通じて膣に入っているセルゲイの肉棒を触っている。
男の指がマリアの内部で、ペニスをゴロゴロと転がしているのがわかる。
たまらなかった。
「んはあっ、いっ……あっ、く……だめよ、そんな……くあっ！」
相当に熱く、そして柔らかくほぐれたマリアの肛門へ、ボリスは指の根元まで埋め込み、目と血走らせながらそこを責めていく。
第一関節まで沈め込んで、穴を拡げるように抉り、回転させている。
肛門責めにわななき、喘ぐマリアの美貌を下からにやにやと眺めながら、セルゲイは深くまで責めた。
たぷん、たぷんと音がしそうなほどに揺れ動く乳房を思い切り握りしめ、根元から揉み上げていく。
乳輪ごと膨れた乳首に爪を立ててやると、マリアは感極まったようによがり声を放った。
頃合いを見て、ボリスが指を引き抜いた。
「あっ……」
それまで前後の穴から繰り出される妖艶な快楽に浸りきっていたマリアは、慌てたように振り返り、指を追うように腰を持ち上げた。
太い指を抜かれても、マリアのそこは口を閉じるのを忘れたかのようにひくつき、腸液を垂らしている。
男の蔑んだような視線を受け、おずおずとアヌスは閉まっていくものの、完全には閉じきらず、わなないていた。
「どうして……」
突如消え去った感覚を惜しみ、指を抜いたボリスに抗議するようにマリアは言った。
もう自分の肉欲をコントロール出来なくなっているのだ。
セルゲイは手を伸ばし、マリアの双臀に指をかけ、割り開く。
「あっ……」
「なんだ、その顔は。くく、まだ尻を責められたいのか」
「……」
「その悔しそうな、恥ずかしそうな顔もいいな。おまえなら超一流の娼婦になれるぞ」
「しょ、娼婦って……」
「心配するな、場末の立ちん坊とは違う。おまえの相手は党や軍の……」
「ど……、どういうことよ……」
「……ふっ、まだ気にせんでもいい。ボリス、くれてやれ」
「あっ、ちょっ……うああっ！」
ボリスはマリアの濡れたアヌスに亀頭を押し当てるや否や、一瞬の躊躇いもなく一気に貫いていた。
あれだけ小さかった穴に、これだけ太く長いものがあっという間に埋没されてしまった。
硬く勃起したボリスの肉茎は、カリを激しく肛門粘膜に擦りつけながら、腸管深くまで抉っている。
「くううっ……ううんっ！」
その瞬間、マリアは驚いたような表情を晒し、グウッと大きく背中を反り返らせた。
そのまま膣もアヌスも思い切り厳しく締めつけ、全身をぶるるっと大きく痙攣させている。
そのままぶるっ、ぶるっと何度も小刻みに身体を震わせ、ふたつの穴を収縮させた。
口はパクパクと開閉を繰り返し、声にならぬ声を漏らし続けた。
セルゲイはその締めつけを堪えるためか、ぐっと腕を伸ばしてマリアの乳房をぎゅっと絞り上げている。
「くっ……、大した締め付けだ。いったのか？」
「ああ……」
「ああ、じゃない。気をやったのかと聞いている」
「私は……、ああ……い、いってなんか……」
言葉だけは強がったものの、マリアはその美貌を弱々しく歪ませている。
口調もなよなよとして、肉体が男どもに屈したことを証明してしまったかのようだ。
「そうかね。では、おまえが認めるまで我々は責め続ける。いいな？」
「そんな……、もう無理……ああっ！」
マリアの股間に深々と突き刺さった二本のペニスが一斉に動き始める。
許容量以上のものをくわえ込まされた膣と肛門は、苦しげにひくつき、喘ぎながら、静脈の浮き出た男根に内部を蹂躙されていた。
ボリスはセルゲイの、セルゲイにはボリスのペニスがマリア内部を通じで実感できる。
二本のものがマリアをひっかき回し、何度も抉り上げ、激しく抜き差しされた。
「あ、あっ……いっ……くっ、だめ、激しいっ……いやあっ」
「いやだと？ ふざけるな、そんな声でよがっているくせに。それになんだ、このマンコは。さっきから俺のものを締めつけて離さんぞ」
「そんなこと……ああっ、私は……いっ……んはあっ……あううっ」
異なった肉棒二本に犯される二つの穴は、盛んに粘った水音をさせながら激しく形を変えさせられていく。
前を思い切り打ち込んでくるセルゲイのものは、突き上げるたびにマリアの奥を小突いている。
引き抜かれる時にはカリが膣壁を削り込んでマリアに悲鳴を上げさせた。
一方、ボリスの太いものも腸の奥まで入り込み、マリアはお腹の中まで犯されている気がした。
ふたりは好き勝手にマリアの肉体を弄び、タイミングも強度もめちゃくちゃに突き込んでくる。
無秩序に犯され、マリアの唇からは悲鳴混じりの喘ぎはひっきりなしに漏れ溢れた。
「いっ、あああ……いあっ……くっ……いうっ」
思わず「いいっ」とか「気持ち良い」と口走りそうになるのを懸命になって堪えている。
快楽に屈した声を出すまいと我慢する美女の表情が、責める男たちを一層に煽り立てた。
「ほれ言え、「いい」と言わんか」
「い、いや……はう……あうう……」
「精神力はかなりのものだ。が、それがいい。堕ちそうで堕ちないところに意味がある。これならお偉方もご満悦だろう」
「あっ、あっ！」
セルゲイはそう言うと、いきなり腰を激しく使い出した。
マリアの細腰が浮くほどに突き上げると、今度は上からボリスが柔らかい尻を押し潰すように打ち込んできた。
激し過ぎる責めを受け続け、マリアはいつしか男たちの動きに呼応して腰を振っていた。
セルゲイの突き上げに応じて腰を落とし、膣奥深く子宮口に亀頭がぶつけていく。
ボリスが上から押し込んでくると、負けじと尻を突きだして腸管に亀頭が食い込む感触に喘ぎよがっている。
尻を巧みにうねらせ、より感じる箇所に男根が当たるようコントロールするようにすらなっていた。
触れれば落ちなん。
今のマリアがそうだった。
セルゲイが腰を持ち上げ、マリアの子宮口を擦りながら言う。
「どうだ、マリア」
「くっ……、だ、だめ……い、いいっ……」
日本の人気女優──男装の麗人は異国で屈した。
「ああ、いい……んっ、いいっ……ああ、そんな奥まで……くうっ」
淫らによがり超えを放ってしまったマリアは、ますます締め付けを強めていく。
腰の動きもしなやかかつ激しくなり、前後の穴は貪欲なまでにペニスを貪っていた。
膣肉も肛肉も、ともに射精を促しているとしか思えぬ動きで責める男を追い立てていく。
「くっ、マリア！ そ、そんなにいいのか！ そんなに締めつけたら出てしまうぞ！」
「だっ、だめっ！ 中になんか出したら……ああっ、いいいっ……」
「こんなに締めつけてるくせに何を言うか。マンコだけじゃない、尻にも出して欲しいんだろうが！」
「そんな、私は……んむっ……はああっ……！」
より激しく、そして妖艶に身悶えるマリアの姿に、セルゲイだけでなくボリスまでが呻き始めた。
セルゲイの抜き差しが一段と激しくなる。
もうマリアの膣圧に耐えきれないのだ。
マリアもそれがわかるのか、自分から必死になって腰をうねらせてセルゲイに射精させようとしている。
恐らく無意識の行動であり、理性的には膣内射精は何が何でも拒みたいはずだ。
しかし彼女の肉体はそれを許さず、胎内に熱い精液を浴びせられることを望んで襞と粘膜を蠢かせていた。
「いああっ、いいっ……くっ、気持ち良いっ……」
「それでいい。どうだ、あの日本人に抱かれるよりいいだろう？」
「そ、それはあっ……いいっ」
「言え、言うんだ、マリア・タチバナ！ あの男よりいいとな！」
「くうっ……いっ……いいっ……」
マリアは大きく仰け反り、口を開けっぱなしにして喘いだ。
唇の端からは透明な唾液が滴ってきている。
もう自分が何を言っているのか、言わされているのか、わかっていないのだろう。
「もっと言うんだ！」
「ああっ、いいっ！ あ、あの人より……くっ……隊長より、ああっ……気持ち良いっ……」
「そうだろう。あの日本人と比べて我々のペニスはどうだ？ 大きいだろう？」
膣内と腸内を激しく抉られ、マリアは夢中で肯定した。
「お、大きい……大きいわ……ぜ、全然違うぅっ……か、硬くておっきくて……ああっ……お、奥まで……いいっ……」
頑ななまでに堕ちようとしなかったマリアが屈辱の言葉を吐き、自分たちの軍門に屈したことを確認すると、ふたりの男たちはラストスパートに入った。
盛んに締めつける女穴に耐えてきたものの、もう限界だ。中から引き抜くと粘膜がペニスにへばりついてくる。
まるで、射精しないことを抗議しているかのように見えた。
「よ、よし出してやるぞ、マリア！ 中にな」
「ああっ、もう何でもいいからあっ……くっ、あ、あ、いく……いきそうなのよっ」
「じゃあいいんだな？ 中に出しても」
「いいっ……」
マリアは何度も頷いた。
絶頂寸前まで追い詰められ、この状態のままで置かれたら絶対におかしくなる。
「あ、ああっ……だめ、いくっ……い、いっちゃう……いきそうっ！」
「くっ……、マリア！」
「ああっ！」
セルゲイはその甘美な収縮に堪えきれず、思い切りマリアの腰を引き寄せて子宮口に亀頭を押しつけ、そのまま一気に射精した。
「あおおっ！ 出てるっ……くうっ、いいっ……！」
びゅるっ、びゅるるっと激しく精液を叩きつけられ、マリアは激しく絶頂した。
目が眩むほどの勢いで射精され、精液は遠慮なくマリアの子宮内に浴びせられた。
種付けされていることを実感し、マリアはゾクゾクを背筋を痙攣させる。
「ああ、すごい……奥に……奥にドクドクって流れ込んでる……いい……」
セルゲイはマリアの腰に自分の腰を食い込ませて、血管の浮き出た肉茎からその子宮に精液を流し込んでいく。
射精される妖しい快感に酔い痴れ、ビクビクと小刻みに痙攣するマリアの尻肉は強張り、アヌスの括約筋をも引き締めた。
強く引き窄められる臀部の筋肉に絞られ、ボリスのペニスもマリアの腸管に射精した。
「んひぃっ、お尻っ！ お尻にも出てるわっ……くっ、すごっ……あ、熱くて濃いのがいっぱい……ああ、まだ出るの？ だめよぉ、そんなに……うんっ、い、いく！」
肛内射精される快感で、マリアは続けざまに気をやらされた。
アヌスでしっかりとボリスの肉棒を食い締めると、射精が終わるまで男の腰に尻肉を押しつけていた。
ふたりの長い射精が終わり、精液をたっぷりと飲まされると、マリアはがっくりとセルゲイの胸板に崩れ落ちた。
「あ……、はあ、はあ……はあ……はあ……あ……ああっ！？」
股間の違和感にマリアは困惑した。
前後にくわえ込んだセルゲイとボリスのペニスが、マリアの中でまたしてもむくむくと硬く膨れあがってきたのだ。
「ちょ……ちょっと待って……ああ、少し休ませ……ああっ！」
「そんな暇はない。おまえからこれから、毎日のように何度も犯され、幾人もの男たちの相手をするようになるのだ。これくらいでへばっていては身が保たんぞ」
「そんな……あ、んむうっ」
喘ぐように開けたその口に、今度はミハエルがペニスを押し込んできた。
歯を立て、食い千切って抵抗することなど思いもよらず、マリアはのろのろと舌を這わせていく。
見る見るうちにミハエルの陰茎は力を取り戻し、マリアの口を圧するほどに長大化していった。
子宮と腸壁、そして喉奥を同時に、三本のたくましい肉棒で犯され、マリアの意識は精液のようにどろどろに蕩かされ、白濁化していった。
（も、もうだめ……た、隊長、私は……あああ……）
マリアの脳裏から大神一郎の影が消えかけている。
異境で囚われた美しい蝶は、三本の肉刀で責め抜かれ、貫かれ、毒液を注入され、屈していった。
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