ドアを開けて外へ出ようとした瞬間、逆に外からなだれ込んできた人の群れに押し返されて
南はしりもちをついた。

「きゃっ!」
「おいっ、早く灯をつけろっ!」

すぐに灯がつけられ、南の目前に現れたのは、まるで刑事ドラマの銀行強盗さながら
フェイスマスクで顔を隠している男達。
そのあまりに異常な状況に、一瞬南は声を失ったが、すぐに本能的に身の危険を感じて
半身を起こし、両手を床について後ずさりながら叫んだ。

「だっ、だれなのっ、あなたたちはっ!」

だが、その答えとして返ってきたのは、鳩尾に突き刺さった強烈な蹴りだった。

「うぐっ!」

激烈な痛みに思わずお腹を押さえてうつ伏せに倒れ込んだ南の髪を引っ掴んで顔を
上げさせ、男──阿倍野──がナイフを首筋に突きつけ脅した。

「殺されたくなかったら騒ぐんじゃねえ!」

首筋に当てられたナイフの鋭い刃先の冷たさが、相手の本気を南に知らしめた。

「いっ・・・・ いったい、あなたたちは・・・・ 何者なの?」

震える声での問いかけに答えは返ってこない。

「いっ、いったい何が目的なの? お、お金?」

南の脳裏に真っ先に思い浮かんだのは、最近見かけるようになった「空き巣注意」の立て看板。
だが空き巣なら、家人の不在を狙って盗みに入るはずだ。明らからに人がいると分かっていて、
それもこんな夜中に押し入ってく来るとは、これはもう空き巣というより強盗だ。

「金か・・・・ それも悪くねえが、俺達の目的はそんなもんじゃねえ」

男の低い声で答えが返ってきた。

「じゃ、じゃあ、いったい何が目的だっていうの」
「さあ、何だと思う? 浅倉南ちゃんよお」

南の顔に浮かぶ驚愕の表情。

「なっ、何で私の名前を・・・・」
「おいおい、インターハイに優勝した新体操界期待の星・浅倉南を知らない奴がいるわけないだろ。
こんな雑誌にも載ってるしな」

そう言って阿倍野は懐に忍ばせていた『週刊ドキュメント』の例のグラビアを突きつけた。

「あっ! そ、それは・・・・」

そのあまりに煽情的なショットに思わず南が顔をそむけた。

「この写真を見て、俺達はどうしてもオマエと仲良くなりたいと思ってな。だからこうして
全員でお邪魔したってわけだ」
「なっ・・・・ 何をっ・・・・言ってるの」
「だから言ったろ。オマエと『仲良くなりたいんだよ』。それがどういう意味かはお利口な
南ちゃんなら分かるよなあ? クックックッ・・・・」

阿倍野は不気味な笑い声を立てながら南の全身に舐めるような視線を這わせた。
その笑い声に交じる淫猥な響きと男の瞳に宿るに好色めいた光に南の背筋がそそけだち、
昼間のサスペンスドラマの光景がフラッシュバックして親友の言葉が脳裏によみがえった。
──西尾先輩はレイプされたらしい
まさか、まさか、まさか、まさか・・・・ 最悪の想像が南の脳裏を駆け巡る。
それが表情に出たのだろう。男が放った次の一言が南を恐怖のどん底へと突き落した。

「そうそう、オマエが今想像している通りだよ。俺達の目的は浅倉南、オマエ自身なのさ。
もっとわかりやすく言っちまえばオマエの身体だよ、か・ら・だ。わかるだろ? 今から
オマエをレイプするって言ってるんだ。素っ裸にひん剥いて、大股をおっ広げさせて、
そこに俺達のコックを何度でもぶちこんでやるんだよっ!」
「いやぁぁぁぁぁぁっ!」

南の絶叫は途中で遮られた。阿倍野が事前に用意してきたハンドタオルを丸めて南の口に
押し込んだのだ。

「ううっ、ううっ!」

さらにそのまま南を仰向けに押し倒し、覆いかぶさる。

「(いやぁぁっぁ!)」

南は手を無茶苦茶に振り回して阿倍野の胸や顔面に叩き付けて抵抗する。
だが、すぐにその手を別の男──都島──に掴まれ、頭の上でがっしりと押さえ
つけられてしまう。
すかさず阿倍野は南の両脚を掴んで割り裂いてその空間へ身体を滑り込ませ、
スカートがめくれ上がって露わとなった大腿部を抱え込むようにして彼女の股間に陣取った。

「うぐっ、うぐっ、うぐっ!」

もがき暴れる南を阿倍野と都島が卑猥な笑みを浮かべて見下ろし、さらにその上部から
旭の構えたカメラの冷たいレンズが囚われの獲物をファインダーに収めていた。

「いいっ、いいっ、いいよっ、その格好マジ最高っ!」

苦しげに呻く南を見おろし、阿倍野は楽しげに言った。

「苦しいか? 大丈夫。あとでそのタオルも取ってやるさ。そんなものじゃなくて、
もっと別のいいものを咥え込ませてやるからな」

そこで天王寺を振り返って確認した。

「じゃあ、俺が一番最初に犯らせてもらいますよ」

天王寺は軽くうなずいたが、一つだけ注文を付けた。

「まあそれは約束だから構わねえが、ひん剥いてすぐに挿入なんて素人童貞のセックス
みたいな真似はするんじゃねえぞ。どうせだったら犯る前にたっぷり可愛がってイカセる
くらいのことはしてみせろよ」
阿倍野が大きくうなずいた。言われなくてももとよりそのつもりだ。
この計画が決まってから、いかにして南を素っ裸にひん剥き、その身体をとことん蹂躙し、
この上ない恥辱の極みを与えたうえでその処女をどう刺し貫くのかという手順を、それこそ
何度も何度も頭の中でシミュレートしてきたのだ。
再び南に視線を向ける阿倍野。

「おっと、そうそう、全部ひん剥く前に一応聞いておこうか」

組み敷いた南の顔にぐっと顔を近づけ、なれなれしく名前で呼んで訊いた。

「南ちゃんは、当然処女なんだよな。まだ男とはやったことないんだろ?」

羞恥に赤く染まった顔をそむける南。口をふさがれていては答えようもないが、
たとえそうでなくても答えたくなどない。だが南の表情とその反応だけで、
阿倍野にとっては十分すぎる答えであり、彼の自信は確信に変わった。

「そうか、やっぱり処女か。こりゃあ楽しみだ」

阿倍野は南のカーディガンとセーターの裾を同時に掴んで一気にたくし上げた。

「ううっ!」

胸元あたりまでずり上がったそれは、待ち構えていた都島によってさらに引き上げられて
両腕から抜かれ、男達の眼前にブラジャー一枚の姿にされた南の上半身が露わになった。

「おおっ!」

思わずどよめく男達。
余計な飾りのないシンプルで清潔感のある純白のブラに包まれた18歳のバストが卑猥に
揺れている。ブラの上からでもそのボリュームと形の良さは見て取れ、さらに双球の間の
くっきりと綺麗な谷間も確認できる。

「(いい胸してるぜ・・・・)」

その下に隠された美しく豊かな乳房を想像して、すぐにでもそのブラを毟り取りたい衝動に
駆られた阿倍野だが、そこはまだぐっと我慢して、軽くひと撫でするにとどめ視線を
下半身へと移した。

「こっちも脱がせてやるぜ」

阿倍野の手が南のスカートのサイドを探る。懸命に身を捩りそれを防ごうとする南だが、
そんなはかない抵抗が逆にそれが男の嗜虐心を加速させ、ますます昂らせてしまう。

「クックックッ・・・・ やっぱり脱がせる瞬間ってのは興奮するな」

ホックが外され、ファスナーが下されてスカートが緩んだ。

「うぐっ、うぐっ、うぐっ!」

悲痛な呻き声を上げ、もがき暴れる南だが、そんな彼女をあざ笑うかのように、
阿倍野はわざとスカートだけを掴んで一気に引き下ろし、もどかしげに両脚から抜いて
投げ捨てた。

「おおっ! すげぇ・・・・」

再びどよめきにも似た男達の姦声が沸き起こった。
純白のブラに少し窮屈そうに包まれた美しい双球は美しいフォルムを描いて先端をぴんと
尖らせている。その豊かなバストとは対照的に無駄な贅肉など一片も感じられないぐっと
引き締まったウエスト。シームレスでノーマルカットの大人しめのデザインのショーツに
包まれたヒップは大きすぎず小さすぎず、微妙なバランスを保っている。さらにそこからは
インターハイの会場でその演技以上に男達の目をくぎ付けにした程よく肉の乗った白く
艶めかしい大腿部とすらりと伸びた長い脚線美が好対照をなしている。

「(ゴクッ・・・・)」

男達が思わず生唾を飲み込み、その淫らな視線が一斉に南の肢体に突き刺さる。

「(いやぁぁぁっぁ! み、見ないでぇぇぇぇっ!)」

懸命に身をくねらせ、その視姦から逃れようとあがく南に阿倍野がからかうように言った。

「おいおい、これじゃあ競技の時のレオタードの方がハイレグじゃねえか。
もっと色っぽいものを穿いたらどうなんだ、南ちゃんよお・・・・・ クックックッ」
「そ、そんなのはどうでもいいから、とっとと全部脱がせてパイオツとお○○こを
早く拝ませろよ」

都島が急かしたが、阿倍野はそれをじろりと睨み付けた。

「焦んじゃねえよ。ここは俺に好きにさせろよ」

さっきまでは犯る気に急いていた阿倍野だが、ここまできて返って落ち着きを取り戻した。
もうこうなれば後は思うがままだ。どうせならこの魅惑的な肢体をたっぷりと楽しんでから
じっくりと南の処女を貫き犯したい。阿倍野の手が南の恥丘をショーツの上から円形に撫で回し、
2本指でくいくいと押し込む。

「ううっ! ううっ!」

「それにしても上下とも白か。まあこれはこれでたまんねえが、この前輪姦(マワ)した
オマエの先輩はもっと色っぽいやつを穿いてたぜ」

南の目が大きく見開かれた。じゃあまさか佐知子をレイプしたのは・・・・
それに気づいた阿倍野が勝ち誇ったように笑った。

「おっと、その顔だと知っているようだな。そうだよ、あの西尾佐知子っていう女を犯ったのも
俺達だ。あれもなかなかいい女だったぜ。エロい身体してやがったし、あっちの締りも良かった。
犯ってる最中、ずっと恋人の名前を泣き叫んでやがるのもぐっときたぜ」

それに天王寺が横から口を挟んだ。

「それに何つっても一番よかったのは大学生になってもまだ処女だったっていうことだな。
あの女のバージンにぶち込んだあの感触は最高だったぜ」

愕然とする南。佐知子を犯した、いや輪姦した男達が目の前にいる。
南の瞳に浮かんだ憤怒の光を見て、阿倍野が嘲った。

「ふうん、先輩をマワされて悔しいかい? だけどな、オマエも今から俺達にマワされるんだよ。
それに同じ野球部の元マネージャー同士、じっくりと味比べをさせてもらうとするぜ。
そんじゃあまずはこっちからだ」


阿倍野は再びナイフを逆手で持ち、ブラジャーのカップのつなぎ目部分の下、ちょうど
胸の谷間の部分に、南の柔肌を傷つけないようにしながら慎重に刃先をもぐりこませた。

「ううっ、ううっ!」

その冷たい感覚に南の身体がびくんと痙攣すると同時に阿倍野の手が動いた。

「ほうらよっと」

引き上げられた鋭利な刃先はいとも簡単にブラを真っ二つに切り裂き、締め付ける圧力の
なくなった双乳が左右にプルンと揺れて、その姿を現した。

「おおおっ!」

男達の間からひときわ大きいどよめきが起こった。
82cmのバストは目に眩しいほど白く、両脇へもボリュームを持った綺麗なお椀型。
その頂にある薄ピンクの5円玉程度の薄ピンクの乳輪の中心に小豆ほどもない可憐な蕾が咲き、
つんと上を向いている。仰向けの状態でも左右に崩れることなくふっくらと盛り上がった
見事な美乳だ。

「すげぇ・・・・ 乳首もピンクだぜ、ピンクっ! たまんねえやっ」
「柔らかそうなパイオツだなあ、おい」
「こりゃあ、しゃぶり甲斐がありそうだぜ」

一斉に卑猥にはやし立てる男達。

「さっさと始めろよ。何しろこれだけ数がいるからな」

天王寺の言葉に阿倍野は大きくうなずいて都島に目配せし、彼が南の両手を万歳の状態にして
手際よくタオルで縛り上げている間に、阿倍野は上半身裸になった。

「さあて、お楽しみの時間だぜ」

阿倍野は南を押し倒して覆いかぶさり、両手を身体に回してぐっとかき抱き、さらにばたつく
脚にも自らのそれを絡めて身体を密着させた。

「(いやっ、やめてっ、いやぁぁっぁ!)」

必死に男の手から逃れようと力を振り絞って暴れる南。だがその行為は返って逆効果だった。
密着した自らの身体の下でもがく若い女のしなやかな身体の柔らかさ、弾む豊かな胸の感触、
そして首筋から立ち上るえもいわれぬ「雌」の匂いが、鼻腔をくすぐり、「雄」の本能を
覚醒させていく。

「(柔らけえ・・・・ それに何ていい匂いなんだ。これが浅倉南の身体かよ)」

それは決して自慰では感じることのできない「本物」の感覚。想像以上に甘美で淫蕩極まり、
男の劣情を滾らせずにはいられない。
阿倍野が次に目を付けたのは、花のような可憐な唇。
口に押し込まれたハンドタオルを引き抜くや、南が叫ぶより早く、阿倍野は彼女の頬を自らの
両手で挟んで有無を言わせず彼女の唇に自らのそれを重ねた。
阿倍野のざらついた唇が南の滑らかな口唇を貪り、さらに中を割って舌が侵入をはかる。
南は本能的に歯を食いしばって口内への侵入を拒むが、拒まれた舌はまるで小動物のように
歯列を這い歯肉を舐め回し始めた。

「うっ、うっ、うぐっ、うううっ・・・・」

南はそのおぞましい感触に吐き気を催しながらも、舌の侵入だけは必死に拒んでいたが、
その時、阿倍野の手が動いて南の乳房を鷲掴み乱暴にに揉みあげた。

「あうっ!」

南が思わず声を上げた瞬間、それを狙いすましていたかのように阿倍野の舌が歯列を割って
口内に侵入、逃げ惑う南の舌をすばやく絡み取り強く吸い上げる。
二人の舌が絡み合う淫猥な響きが口内から漏れ、つながった舌を伝って阿倍野のとろりとした
唾液が南の喉の奥に滴り落ちていった。

「ケホッ、ケホっ、ケホッ!」

思わずむせ返る南。阿倍野の舌がようやく南を解放し、すぐさま再び口中にハンドタオルを
突っ込む。

「どうだい、あの上杉って野郎より、俺の方がキスがうまいだろ」

南の顔に浮かぶ驚愕の表情。何でこの暴漢が達也のこと、そして2人の関係まで知っているのだ。

「ふふん、オマエは知らなかっただろうが、ここ一週間ずっと俺達はオマエらのことを
監視してたんだよ。それに・・・・」

阿倍野は背後で呆然と立ち尽くしている敏和にちらりと目をやり、口の端を歪めた。

「オマエ達のことをよーく知っていて、それをご丁寧に俺達に教えてくれた野郎が・・・・」

そこで天王寺がやや苛立ったような声で遮った。

「おい、御託が長えよ。さっさと続きを始めな」

阿倍野は一瞬不満げな顔を見せたものの、すぐに南の半身を起こして自らは背後に回り、
彼女の胴体を両脚で挟みこんだ。さらに腋の下から乳房へと手を回して両手で双球を鷲掴み、
いわゆる「手ブラ」の状態で南の上半身を自らにぐっと引きつけるようにしながら
ゆっくりと揉み始めた。

「(いやぁぁぁぁ! やめてぇぇぇ!)」

揉みしだくたびに形のいい乳房が五つの歪んだくぼみを付けられて変形し、指の間から
柔らかな白い乳肉がもれはみ出る。
しっとりと手になじんで掌に吸い付くように瑞々しい肌の手触りは極上の感触。
もっちりとしてぎゅっと肉の詰まった双球は硬すぎず柔らかすぎない、しこしことした
絶妙の固さで、揉む者を飽きさせない。
さらに握りつぶさんばかりに強く揉み込めば、乳肉に食い込む指をまるでゴムまりのように
ぷりぷりと弾き返してくる若々しい抵抗感が凌辱者を歓喜させ、心地よい陶酔へといざなう。

「たまんねえぜ、南ちゃんよお、いい揉み心地だ」

乳房をわしわしと揉みこむながら、指先をその頂点へと滑らせ、可憐な蕾を捉えて、
つまみ、ひねり、捏ね回す。それにつれて指先の中で徐々に固く立ち上がってくのが
はっきりと感じ取れた。

「おいおい、何だか固くなってきているぞ」

さらに目前に散る髪の毛の下の白いうなじに吸い付き、舌を這わせて舐め回す。

「うぐっっっっ!」

南が首をぶんぶんと振って懸命にもがくが、うなじのある一点を彼の舌先がとらえた瞬間、
突然彼女の身体がびくんと跳ねた。

「おっ! 何だ、感じているのかよ?」

阿倍野はすかさずそのポイントに舌を這わせて舐め回す。

「(ああっ・・・・ なっ、何なのっ、これは・・・)」

まさしくピンポイントを突いたその舌技を受けて南を突然襲った甘美な感覚。

「(う・・・・ 嘘よっ、こんなの絶対に嘘っ)」

圧倒的な恥辱と絶望の中で背筋にわずかに走ったその感覚を懸命に否定する南。
しかしそれは、この凌辱者によって彼女の官能が無理やり開かされ、「雌」の本能に
熾り火がついたことを意味していた。
阿倍野はそこから時間をかけて丁寧かつ執拗に乳房・乳首・首筋を責め続けた。
もう10分以上はかかりきりで、天王寺の明らかにいらついている様子や、都島や住吉が
餌を前にしてお預けを食っている犬のような表情になっているのは気づいていたが、
今はそんなことはどうでもよかった。
この極上の女体はいくら責め立てても飽きることのなく、さらに彼女の反応の微妙な変化が
阿倍野の加虐心をさらに加速させ、より激しく執拗な蹂躙へとつながっていく。
最初、南は阿倍野の蹂躙から必死に逃げようとしてもがき暴れているだけだったが、
次第にこちらの責めに反応するようになってきているのはっきりと感じ取れるのだ。
自分の意に反して身体を弄ばれ、恥辱の極みにありながらも、明らかに感じ始めてているは
確かのようで、どうやら性的にもかなり敏感な体質らしい。

「いいぜ、いいぜ、南ちゃんよお・・・・ オマエの身体は最高だ」

一方南は清純無垢だった身体を暴漢に弄ばれる恥辱に混乱の極みに陥っていた。
愛しい達也にも触らせたこと、いや直接見せたことすらない女の象徴を、
見ず知らずの暴漢に剥き出しにされ、揉み砕かれ、弄ばれる屈辱。
さらにそれに追い打ちをかけているのが、その身を蹂躙されるという圧倒的な恥辱と
嫌悪の中にほんのかすかにに混じり、そしてその割合を加速度的に増してきている、
身体の奥から突き上げてくるような淫らで甘美な感覚。これが男の言う「感じる」
ということなのか。

「(違うっ、違うっ、違うっ、違うっ!)」

南はそれを絶対に認められなかった。そんなことがあってあるものか。
自分は今愛する達也に身をゆだねているのではない。そう、この穢れない身体は
上杉達也、ただ一人だけに許していいものなのだ。

「(いやぁぁっぁぁ! タッちゃん、タッちゃん、助けてっ、タッちゃん!)」

声にならない叫びで愛しい相手に助けを求める南。だがそれに答えたのは別の男だった。

「クックックッ・・・・ そんじゃあ、こっちは俺がひん剥いてやるよ」

南の乳房とうなじを貪るのに夢中だった阿倍野がその声に顔を上げ、思わず叫んだ。

「何してるんですかっ、天王寺さんっ! それにマスクはどうしたんですかっ!」


天王寺は今までかぶっていたフェイスマスクを脱ぎ捨てて素顔を晒した状態で
南の両脚を自分の肩に担いで股間にかぶりつくように陣取り、その手をショーツにかけ、
今にも脱がそうとしていたのだ。
天王寺が手を止め顔を上げた。

「俺は元々顔ばれしてないしいいじゃねえか。それにこんなもん付けたままじゃあ視界が
狭くて楽しめねえよ。なーに、顔ばれしたってサツに訴えられなきゃいいんだし、
口封じなんていくらでもできるじゃねえか。だいたいそのために撮影してるんだろうが。
こんな暑苦しいのはオマエらも取っちまえよ」

その言葉に真っ先に従ったのが、天王寺同様に顔ばれしていない旭だった。
逡巡する阿倍野・都島・住吉。だがすぐに全員が乱暴にフェイスマスクを脱ぎ捨て、
決して顔出しすることができない敏和以外の5人が素顔を晒した。

「ようし阿倍野。こっちは俺がひん剥くぜ」

再び南のショーツに手をかける天王寺。阿倍野が気色ばんで叫んだ。

「天王寺さん、約束が違うっ! 俺に真っ先に犯らせてくれるって言ったじゃないですかっ!」

天王寺は軽く手を上げそれを制した。

「分かってるさ。約束通り、最初にぶち込むのはオマエに犯らせてやるよ。
だけどその前にちっとは俺にも楽しませろよ。そんくらいはいいだろうが」

阿倍野はひそかに歯噛みした。彼にとってブラジャー引き裂き・ショーツ剥ぎ取りは
レイプに至る欠かせない手順であり、特にショーツ剥ぎ取りはある意味クライマックス的もので、それを自分でなさなくてはレイプの醍醐味が半減してしまう。
だが、こうなった天王寺はもう止めることは不可能だ。むしろまだ自分に先に犯らせるという
約束が守られているだけましかもしれない。

「分かりました。いいっすよ」

阿倍野はしぶしぶうなずくしかなかった。天王寺が楽しませろということは、おそらく
この前の女子大生の時と同様に「あれ」のことだろう。

「よっしゃ、そんじゃあ、ひん剥いてやるぜっ!」

ショーツの両サイドを鷲掴みにされた南の身体が硬直した。

――脱がされるっ!

だが、その時天王寺がもう一度顔を上げ、思いがけないことを言った。

「おい、この女の口のタオルを取っちまえよっ!」
「えっ!」

顔を見合わせる阿倍野・都島・住吉。旭もカメラのレンズから目を離して怪訝な表情をしている。

「呻き声ってのもなかなかそそるが、それだけじゃあいまいち盛り上がらねえ。やっぱり
泣き叫ぶ女に無理やり突っ込んで滅茶苦茶にするのがレイプの醍醐味ってやつだろ」
「いや、でもそりゃまずいでしょう、天王寺さん。声が外に漏れちまう」

住吉が控えめに反論したが、天王寺は気にする様子もなく言った。

「大丈夫、大丈夫。だいたいさっき一度阿倍野が取ってるじゃねえか。それにこの土砂降りじゃあ
女の声なんて外に聞こえやしねえし、父親もいねえんだから問題ないだろ」
「で、でも、あの上杉っていう野郎がもし戻ってきたら・・・・」
「はあ? 寝ぼけてんのかよ。さっき阿倍野が言ってたろ。もし、その野郎が戻ってきたら、
そいつの目の前で犯っちまえばいいだけのことじゃねえか」

その時、窓の外に一瞬の閃光がひらめいたかと思うと、すぐに凄まじい雷鳴がとどろいた。

「今のを聞いたろ? いい具合に雷まで鳴ってやがる。絶対に大丈夫、ばれやしねえって。
だいたい阿倍野、この土砂降りで都合がいいって最初に言ってたのはオマエだろうが。
とっとと早くそれを取っちまえっ!」
「いや、でも・・・・」

躊躇する阿倍野に焦れたのか、天王寺は自ら南の口からタオルを引き抜いた。
ぜいぜいと荒い息を上げる南。

「さあ、御開帳だ」

天王寺が再び南のショーツのサイドをぐっと握りしめた。

「いやあっぁぁぁ! やめてぇぇぇぇ! タッちゃん、タッちゃん、助けてぇぇぇっ!」

今度は声になった南の絶叫が部屋中にこだましたが、天王寺の言った通り、土砂降りの
雨と轟く雷鳴にかき消されてそれが隣家の愛しい幼馴染の耳には決して届くことはなかった。
南は反射的に膝を曲げて引きつけ脱がされるのを防ごうとしたがしょせんは無駄な抵抗だ。
一気に引きずり下されたショーツがまるで果実の皮をむくように大腿部を滑って膝下で蟠る。
天王寺はそれを乱暴に両脚から抜いて投げ捨て、ショーツは宙を舞ってカーペットの上へと落ち、
ついに南はこの凌辱者達の前に一糸まとわぬ姿を晒すことになった。
住吉と都島が待ってましたとばかりに素早く南の膝頭を掴んで左右に広げて大股開きの状態にし、
何も遮るもののなくなった南の秘部を天王寺ともども覗き込んで凝視する。

「いやっ、いやっ、いやっ、そ、そんなとこ見ないでぇぇっぇ!」

3人の目前に、まだ淡い煙のような翳りに隠されている恥裂が左右に分けられ、生温かい香りを
漂わせている淫肉が剥きだされていた。
なめらかに柔肉を左右に分けている、ひっそりとした縦の割れ目はいじらしいほど可憐で、
痛々しく繊細で、少し熱を帯びたような官能味を感じさせる。

「こりゃあ処女に間違いなさそうだが、一応確かめさせてもらうか」

天王寺はその割れ目に人差し指と中指の2本の指を強引にこじ入れる。

「あっ・・・ い、痛いっ・・・・ や、やめてぇ・・・・」

天王寺の指の先にはいまだ穢れを知らないキレイな薄桃色の襞が広がり、そして
さらにその奥にはそこにあるべきもの――バージンの証――がしっかりとあった。
天王寺はそれを確認し、ゆっくりと顔を上げると指先で糸を引く南の愛液をぺろりと
舐めながら下卑た声で言った。

「下の口もなかなか美味しそうだな」

そして周囲の男達を煽るように宣言した。

「間違いない。この女はとびっきりの・・・・ バージンだ!」

男達から今日一番のの大姦声が巻き起こった。

「旭っ! このきれいなお〇〇こをちゃんと撮っておけ。何しろ・・・・」

そこで言葉を切り、卑猥に笑った。

「終わったらとんでもないことになってそうだからな」

旭は天王寺に場所を譲られて南の股間へと陣取ると、マクロ接写で南の淫裂を画面いっぱい
クローズアップする。

「いやあぁぁぁぁぁl そ、そんなとこ、と、撮らないでぇぇぇぇっ!」

南は必死に足を閉じ合わせようとするが、都島と住吉にがっちりと固定されてはどうにもならない。

「もっと見やすくしてやるぜ」

都島と住吉はさらに大きく両脚を裂き開いて、南を極端な大股開きにしていく。
まさしく相撲で言う股割に近い状態まで裂き開かれてしまった。
普通の人間なら股関節を損傷してしまいそうだが、生来の身体の柔らかさが返って悲劇を生んだ。

「ああっ! だっ、だめぇぇぇぇっ!」

「へへへ、新体操でこういう格好ってたまに見るけど、それをフルヌードで見れるとはなあ」

旭が目を輝かせてカメラを近づけ、その冷たいレンズに半ば口を開けた南の淫裂がとらえられた。

「ようし、おまけのフルオープンサービスだ」

天王寺が南の淫裂に指をかけて左右にいっぱいに広げた。

「あああっ!」

大きく広げられた淫裂は中で南の恥辱を感じて蠢くフレッシュピンクの淫肉までをもさらけ出し、
さらに下の方には赤い膣口まで確認できる。

「うおっ・・・・ これが浅倉南の処女マンかよ・・・・」

旭は夢中になって撮影し、ひくひくと卑猥に震える肉芽までをも余すところなく写し取ると
満足そうに顔を上げた。

「浅倉南の大絶叫処女マン大股開き。いやあ、最高の映像(え)が撮れましたよ」

天王寺は再び旭と場所を入れ替わった。

「何言ってるんだ。これからが本番さ。ちゃんと撮るんだぞ」
「分かってますよ。あれ、ですね」

旭が心得たとばかりに新たにカメラを構えるより早く、天王寺は南の股間に顔をうずめて
淫裂にむしゃぶりついて一気に啜り上げた。

「きゃぁっぁぁ!」

突然の刺激に南がのけぞり、尖った顎が上を向き端整な顔がゆがんだ。
天王寺は顔を左右に振りながら、南の淫裂を貪り始めた。
実は天王寺は何よりも舐めるのが好きな舐め男だった。必ず挿入前には徹底的に舐めまくる。
極端に言えば挿入よりもそこに至るクンニが大好きで、放っておけばいくらでも舐め続けられる。
前回、佐知子を輪姦した時でも真っ先にクンニで徹底的に責めまくり、彼女をそれだけで
絶頂に追い込みで悶絶させていたのだ。
天王寺は鼻先を南の恥毛の中に埋め、南の淫裂全体に口でむしゃぶりついて、その中で舌を
凄まじい勢いで動かしている。

「すっ・・・・ すげぇ・・・・ やるなあ天王寺さん」

思わず手を止めて見惚れてしまっていた阿倍野の手が再び動き始めた。
乳房を両手でわしわしと揉みこみ、うなじを舐め、キスの雨を降らせる。
さらに両脚を抱えた都島と住吉までもが、大腿部へ手を這わせて撫で回し、脹脛から足首、
指先に至るまでを舐め回す。男4人が南の裸体に群がり、文字通り貪り尽くしていた。
その淫惨苛烈な蹂躙シーンを旭があらゆる角度から静止画、動画を取り混ぜて激写していく。

「や、やめてぇぇぇぇっ! い、いやぁぁぁっぁぁ!」

南は淫獣達の魔手を拒もうと身悶えするが、4人の男に身体を封じられては逃れようがない。
唯一動かせる首をぶんぶんと振って拒絶の意志を示すことだけが彼女にできる全てであった。

「あうっ! いやっ、いやぁっぁぁ! タッちゃん、タッちゃん、タッちゃん、
助けてぇぇぇっ!」

1人の女を男4人が猛烈に責め立てる。これでは女体はひとたまりもない。
ましてや南は愛撫された経験すらない処女なのだ。男の責めに対して全く免疫のない身体には
あまりに酷すぎる試練だった。そして淫獣達に蹂躙され、身悶えしながら泣き叫ぶ美少女の姿態を、
旭が自慢のカメラで余すところなく写し撮っていた。

「すげぇっ! すげぇっ! 浅倉南の生レイプ、マジ最高っ!」


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