――コナン君、コナン君、ほら起きて、起きてったら、コナン君。もう帰る時間よ。
――ううっん・・・・

 両肩を揺さぶられ、まどろみから目覚めるコナン。
 目の前に浴衣姿の蘭が立っていた。
 枕元の時計に目をやると、時計の針は午後10時半を回ったところだ。

――こんな時間に帰るって・・・・ 何言ってるの蘭ねえちゃん。僕眠いんだから
  もう少し寝かせてよ。

 布団を被り直すコナン。

――もう・・・・ しかたないわね。じゃあこれで目を覚ましなさい。
  ほら、コナン君たら。

 かすかに衣擦れの音がした。
 何事かとコナンが布団の中から顔を出した瞬間、眠気はいっぺんに吹っ飛んだ。

――ら、蘭ねえちゃん、何て格好をしてるの!

 そこには浴衣を脱いだ蘭が上下の下着のみの姿となってコナンの前に立っていたのだ。
 蘭が悪戯っぽい笑みを浮かべ、腰を落としてコナンにぐっと顔を近づけた。

――コナン君・・・・ 知ってるわよ。私のこと好きなんでしょ?
――えっ、えっ、ええっ・・・・

 予期もしない事態に動転するコナン。
 それでも視線は蘭の半裸姿に釘付けだ。
 純白のブラに包まれた形のよいバストが揺れている。
 ウエストにかけての括れが何とも艶かしく、腰はグラマラスというほどでもな いがそれなりに豊かで、灰原が「安産型」と評した丸々としたピーチ形のヒッ プへと繋がっていた。
 そしてそこから長い脚がすらりと伸びている。
 もちろんただ細いだけではなく、白い大腿部には十分肉が乗り、脹脛も太すぎ ず細すぎず絶妙なバランスを保った見事な美脚だ。

――き・・・・ きれいだ。ら、蘭ねえちゃん。

 その見事な肢体に見惚れ、状況も忘れて思わずもらした言葉に蘭が微笑んだ。

――ありがとう、コナン君。嬉しいわ。

 そして蘭はコナンと手を取ると、戸惑うコナンに少しはにかんだ表情で言った。

――いいのよ、コナン君・・・・ 触ってみたいでしょ? コナン君だって
  男の子だもんね。

 コナンの手を自らの胸のふくらみへと導く蘭。
 コナンは慌ててその手を振り払い叫んだ。

――だっ、だめだよ、蘭ねえちゃん! そ、そんなことできるわけないじゃない!
――いいのよ、さっき私を助けてくれたでしょ。そのお礼なんだから。
――な、何を言っているの、蘭ねえちゃん。そんなの全然蘭ねえちゃんらしくないよ!
  そ、それにこんなことをしたら新一にいちゃんが悲しむよ。
 すると蘭は突然泣き笑いのような表情になり、首を振った。
――いいの、分かってるのよ、コナン君。
――わ、分かってるって、な、何が?

 全てを見透かすような蘭の視線がコナンを射抜いた。

――コナン君・・・・ アナタは新一なのよね? そうなんでしょ?
――えっ! い、いやっ、蘭・・・・ そ、それは・・・・

 愕然と言葉を失うコナン。
 だが蘭は一転して思いつめた表情を浮かべ、真剣な眼差しをコナンに向けた。
 それは弟のような存在に向けられた慈愛に
 満ちたものではなく、明らかに恋人に向けられた羞恥と熱情、そしてかすかな
 媚びすら帯びたものだった。

――いいの、何も言わないで新一。私は・・・・ 新一のことが好き。
  ううん、新一を愛しているの。だから私、新一になら何をされてもかまわない。

 蘭は背中に手を回してホックを外し、おもむろにブラジャーを取り去った。
 それがはらりと床に落ちると共にコナンの目前でプルンと揺れる二つのふくらみ。

――ら、蘭!
――新一・・・・ 女の子にとって一番大切なものをあげるわ。

 そう言いながら蘭は最後に残されたショーツも脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿を
 コナンの前に晒した。
 いくどとなく淫らな妄想で思い描いて自らを慰めてきた美しい裸身。
 目の前のそれは想像よりはるかに美しく、そしてはるかに淫猥なものだった。
 その裸身に眼が釘付けになりながらもコナン、いや新一叫んだ。

――や、やめろっ、蘭! どうしたんだ、オマエらしくねえ!

 それでも蘭は潤んだ瞳で迫ってる。

――女の子にここまでさせてるんだよ? お願い、恥をかかせないで、新一。
  私だって・・・・ 初めてなんだよ。それとも私ってそんなに魅力がないの?」

――ば、バカなこと言うなっ! そ、そういうことじゃないんだっ、蘭!
  お・・・・ 俺は・・・・

 目の前の裸身は十分すぎるほど魅力的だし、それにもちろん新一だって蘭との
 セックスを望まないわけがない。
 世間にもてはやされる高校生探偵とはいっても、10代後半の健康的な男である ことには変わりはない。
 その年頃の男が愛しい異性との交合を夢想し、その実現を望むのはごく普通の ことだし、むしろ健全さの証明といってもいいだろう。
 しかし、今のコナンの姿では・・・・

――新一は私のこと嫌い? 私とは・・・・ したくないの?
  私は・・・・ 新一なら・・・・ ううん、新一と・・・・ したいの。

 目前の魅惑的な裸身と潤んだ瞳、そして甘い誘惑の囁きに新一の理性が大きく揺らぐ。

――私を抱いて、新一。お願い、私を新一の手で『女』にしてほしいの。
  でないと私もう新一とは・・・・
――ど、どういう意味だよ、蘭。

 蘭は悲しげに首を振った。

――いいのよ新一、私のことを好きにして。ううん、違う。わ、私・・・・
  新一に犯されたいのっ! 私を犯して、新一! 私を滅茶苦茶にしてぇぇぇぇ!

 そう叫んで抱きついてきた蘭のしなやかで熱く柔らかい肢体に新一の理性の最後の糸はぶちきれ寸前だ。
 そしてその時、新一は自分が本来の姿を取り戻すと同時に己の欲望の欲するままに
 下半身が怒張し、雄々しくそそり立っていることに気づいて、それが最後の理性の箍を外した。蘭を抱きたい、いや、蘭を犯し、滅茶苦茶にしてやりたい。

――蘭っ!

 そのまま体を入れ替えるようにして蘭をベッドに押し倒すや、押し付けられた胸のふくらみを乱暴に鷲掴んでむしゃぶりつき、舌を這わせようとしたまさにその時、どこからともなく男の怒声が響いてきた。



「おい、ガキ、起きろ、起きるんだよ!」

両頬を往復する痛烈な痛み。

「うっ・・・・」

その刺激で意識を取り戻したコナンの目の前には見知らぬ男の顔。

「やっと起きたか。手間かけさせやがって」
「(夢・・・・ でもどうして・・・・ それに誰だこの男は?)」

コナンは瞬時に記憶を思い出した。

「(あっ! そうだ、あの水飲み場で誰かに急に殴られて・・・・)」

その時、コナンの視線が男の背後の異様な風景を捉えた。
真っ先に目に映ったもの、それは夢と同じように一糸まとわぬ蘭の美しい裸身。
しかし現実の蘭は背後から2人の男に乳房・乳首をいいように弄ばれ、
そして大きく開かれた股間に顔を埋め込んだもう1人の男に陰部を蹂躙されて
悲鳴と喘ぎの入り混じった呻き声を上げていた。闇夜に轟くコナンの絶叫。

「なっ! 蘭! 蘭! らーんっ! き、きさまらっ! やめろぉぉぉ!」

絶叫と共に身体を起こそうとしたコナンを烏丸が押さえつけた。

「鷺沼、ちょっと手伝え」

烏丸は鷺沼と一緒に必死にもがき暴れるコナンを蘭から1メートルと離れていない
ところに運んできて再び押さえつけた。

「今からオマエにいいものを見せてやる」

さらに酷薄な笑みを浮かべて続けた。

「おい、このガキにお姉ちゃんの大事なところを拝ませてやってくれよ」

烏丸の言葉に鷲尾が埋め込んでいた顔を上げて身体をずらし、大股開き状態で
淫らに口を開けた蘭の淫唇をコナンに見せつける。
目前に晒された蘭の花弁は鷲尾の濃厚なクンニの刺激を受けてむっくりと膨らみ、
赤く腫れたようになって熱を持ち、あふれ出てきた愛液でぬらぬらと怪しくてかり、
淫靡に光っていた。
いくどとなく淫らな妄想の中で刺し貫いた蘭の秘部が目前に晒されている。
その衝撃の光景に一瞬声を失い、そして絶叫する。

「やめろぉぉぉぉぉ! ら、蘭を放せぇぇぇぇ!」

3人がかりの苛烈な蹂躙の連続に息も絶え絶え、意識も朦朧としていた蘭が、
そのコナンの血の叫びに我を取り戻し絶叫した。

「だめぇぇぇぇ! コ、コナン君、みっ、見ちゃだめえぇぇぇぇ!」

その悲痛な叫びに思わず顔を背けてしまったコナンだが、その顔を烏丸は強引に
引き戻して改めて蘭を直視させると残酷に笑った。

「クックックッ・・・ 今からオマエの姉ちゃんを『女』にしてやるから
よーく見ておけ。おい、やっぱりその女はバージンなんだろ?」
「ああ、間違いねえ。あるものがちゃあんとあったからな。正真正銘、とびっきりのバージンだよ」

顔中を淫蜜だらけにした鷲尾が答え、鵜飼と鷹村が蹂躪の手を休めることなく哄笑する。

「そりゃ何てったって『天使』様なんすから、バージンじゃなきゃ変でしょ。
でもいいんすか?
まだオナニーだって知らねえようなそんなガキに生レイプなんて刺激が強すぎるっしょ」
「いいんだよ、これもいい経験ってもんさ。おい拓馬、そろそろ本番、開通式と
洒落こもうぜ」
「そうだな」

鷲尾はいったん蘭から離れるとジーンズとボクサーブリーフを同時に脱ぎ捨てる。
するとそこに待ちきれないとばかりに勢いよく飛び出してきたのは、青筋を立てて
はちきれんばかりに怒張し、天を衝いていきり立っている雄雄しい肉の凶刃。
自身で「バズーカ」と自慢するにふさわしく、長さ約20センチ、グランスの張りに
いたっては5センチ近くもあるであろうそれは、幼子の拳ほどもあり、もはや
「雄雄しい」というより「禍々しい」という言葉がふさわしい傑物だった。
その先端はカウパーですでに濡れ、てらてらと不気味に光っている。
後輩達が半ばあきれ、半ば羨望の声を上げた。

「すげぇ・・・・ 相変わらず見事なもんすね、鷲尾さん。ホント馬なみってのは
このことっすよ」

鷲尾はその賞賛を受けて満足気に笑うと、蘭にその禍々しい凶器を見せつけるように
腰を振ってわざと上下にゆらゆらと揺らしながら近づいてくる。

「クックックッ・・・・ 今から、アンタのお〇〇こにぶち込んでやるからな」
「(うそっ! あ・・・・ あんなモノが・・・・)」

その想像をはるかに超えたおぞましい姿に、コナンを助けるために一度は覚悟した
「レイプ」という現実、それがよりリアルな恐怖となって改めて蘭を襲った。
鷲尾に確認されるまでもなく確かに蘭は処女だった。だがその穢れなき純潔を
いつか捧げてもいいと心ひそかに決めている相手は工藤新一ただ一人。決して
こんな暴漢に奪われていいものではないのだ。
鷲尾がぐっと蘭に覆いかぶさってきた。
蘭は反射的にもう一度ぴっちりと両脚を閉じて最後の抵抗を試みるが、
鷲尾はその手を両膝の内側に掛けて強引に裂き開こうとする。

「いやぁぁぁぁ! 新一、新一、新一ぃぃぃぃ! 助けてぇぇぇ! 新一ぃぃぃぃ!」
「やめろぉぉぉぉぉ! 蘭を、蘭を放せぇぇぇぇ!」

闇夜に交差する2人の絶叫。
渾身の力を両脚に込めて必死に抵抗する蘭に手を焼く鷲尾。

「くそっ! 今更無駄な抵抗するんじゃねえよ」

その時、鵜飼と鷹村が同時に左右の乳房を鷲掴んで荒々しく揉み砕き、
さらに首筋に舌を這わせて蘭の淫らなピンポイントを直撃した。

「あうっ! あっあっあっ・・・・ はううっ!」

とたんに蘭の身体がぴくぴくと痙攣して力が抜け落ち、せっかく必死に閉めた脚が
半開きになってしまう。
その瞬間を見逃さず、鷲尾は開いた両脚のはざまに身体をねじ込み、無惨に晒された
蘭の股間へと改めて目を落とした。
淫らな亀裂がさっくりと口を開き、畳み込まれていた淫肉の褶曲が露わになって
生々しい姿が目に焼きつく。その処女を如実に証明する穢れなきフレッシュピンクの
淫肉がひくひくと男を誘うかのごとくわななき、肛門まで垂れ落ちた愛液を溢れさせた
肉裂は、濡れた淫肉をぬめ光らせ、男を受け入れる準備はオーケーとばかりに
ほころんでいる。

「クックックッ・・・・ そりゃそうだよな、やっぱりロストバージンは愛しい
彼氏に突っ込んでもらいたいよな。でも残念だったな、アンタのバージンに最初に
ぶち込むのはその新一っていう探偵野郎じゃなくてこの俺なんだよ。アンタの処女マン、
じっくり味見させてもらうぜ」

そこでコナンを振り返った。

「よおく見ておくんだ、ガキ! 今からオマエの姉ちゃんを俺が『女』に仕込んで
やるからよお」
「や、やめろぉぉぉぉ! き、キサマら、やめろぉぉぉぉ!」

コナンの、いや新一の絶叫が闇夜にむなしく響き渡る。

鷲尾が忌々しげに舌打ちした。

「ちっ、うるせえガキだぜ。連耶、そのガキをちょっと黙らせておいてくれ。
泣き叫んでくれるのはこの女だけで十分だ。ガキの悲鳴なんざ返って萎えちまう
だけだからな」
「しかたねえな、ちょっと手伝え」

烏丸は今度は鴨志田に手伝わせコナンを近くの柱に荒縄でがっちりとくくりつける。
「くそっ、放せ、放せ、放せぇーーー!」

力の限りもがき暴れるコナンだが、返って縄が身体に食い込むだけでピクリとも動けない。
鴨志田がそんなコナンをせせら笑った。

「ここからでもお姉ちゃんのロストバージンの瞬間はばっちり見えるだろ。
おっと、ロストバージンなんて言ってもテメエみたいなガキにわかるわけねえけどな。
なあに安心しな、女なら誰だって一度は経験することなんだからよ。もっともレイプで
ロストバージンするなんてそれこそめったにできねえいい経験だけどなあ」

コナンは殺意のこもった視線で男達を睨みつけ、絶叫した。

「キ、キサマら、ぶっ殺す、絶対ぶっ殺してやる!」
「このガキっ! うるせえんだよ!」

鴨志田の拳が鳩尾を直撃して息がつまり、コナンの身体がくの字に曲がる。

「おっ、いいもんがあったぜ。これでも咥えてな」

烏丸はくしゃくしゃに丸まって落ちていた蘭のショーツをコナンの口に突っ込むと、
さらに髪を掴んで顔を上げさせ、鷲尾が組み敷く蘭を直視させた。

「せっかくなんだ。よーく目に焼き付けときな、お姉ちゃんが犯られて『女』に
されちまうとこをな」

コナンは必死にもがき呻くがもうどうにもならない。
誰よりも大切な最愛の女(ひと)が、今まさにこの獣欲に猛り狂ったケダモノに
犯され、その処女を散らされようとしている。それなのに助けてやるどころか
身動き一つできずにそれを目の当たりにしなければならないのだ。

「コナン君! だめっ、だめっ、だめぇぇぇ! み、見ちゃだめぇぇぇぇ!」

唯一自由になる首を振って絶叫する蘭に鷲尾が最後通告を突きつけた。

「おっと待たせちまったな。わりぃ、わりぃ、今すぐぶち込んでやるぜ!」

鷲尾は剥きだしになって上を向いた蘭の股間に腰を下ろすようにしゃがみ込み、
怒張しきった肉棒に手を添えて肉裂にあてがった。

「いやぁぁぁ! やめてっ、やめてっ、お願い、やめてぇぇぇ!」

蘭は渾身の力を振り絞って身を捩って抵抗するが、背後から鷹村と鵜飼の2人に
がっしりと固定され、さらに鷲尾に組み敷かれてはどんな抵抗も無駄なあがきだ。
ハンディカメラを肩に構えてピントを合わせ、集音マイクの調整をして撮影体勢を
整えていた鷺沼が鷲尾の背後に立ちあがって合図した。

「鷲尾さん、撮影準備オッケーっす。いつでも犯っちゃってください」

鷲尾は振り向いて軽く頷くと、肉裂にあてがったままの肉棒を軽く上下させなぞった。

「ひっ!」

その擦り付けられた凶悪な剛直の硬く熱いおぞましい感触がいよいよ自らの身に迫った
「レイプ」の恐怖を蘭に突きつけた。
もう逃げられない、防げない。自分は犯されるのだ。
これで終わりだという絶望感に打ちのめされながらも、蘭は愛しい男の名を繰り返し
絶叫した。

「いやぁぁぁぁ! た、助けて、新一、新一、新一ぃぃぃぃーーーー!」

まるでそう叫ぶことによって、若き日の英理(はは)が小五郎(ちち)に
危機一髪のピンチで助けられたと同様、愛しい男が自分を助けに現れるかのように。
しかし・・・・ その工藤新一が現れることは決してないのだ。

「行くぜ、チャンピオン様よお、あんたの処女をぶち抜いてやる!」

鷲尾の腰ががくんと落ちる。それと同時に蘭の中へ凶暴強靭な一番槍が容赦なく穿たれた。

「ぐうっーーーー!」

腹の中に巨大な杭でも打ち込まれたかのような重い衝撃の後に、股間からその身を
真っ二つに引き裂かんばかりの激烈な痛みが襲って、蘭の身体がびくんと跳ね上がった。
しかしそれはまだ長大な肉茎の一部が膣口にはまり込んだに過ぎなかった。

「おっ・・・・ さすが処女マンだ。あれだけクンニで濡らしてやったのに
キツイキツイ」

鷲尾が楽しげにさらに腰を進めた。

「きゃぁぁぁぁっ!」

股間に熱く火照ったものが徐々に埋められていく。
それは人体の一部ではなく、とてつもなく巨大なマシンが遮二無二エンジンの力で突き進んでくるようにさえ感じられた。
今までに経験のない激烈な痛みに蘭が悲鳴を上げ、かっと目を見開いて不自由な身体を懸命にずり上げ、凶暴な侵入者から逃れようとする。
だが、鷲尾は落ち着いて蘭の両肩をがっちりと掴んで残りの腰を進め、ゆっくりと、しかし確実に蘭の中へ己が凶器を打ち込こんでいった。

「うぐっ! うぐっ! いっ、痛いっ! ああっ、あうっ・・・
い、いやっ、いやぁぁぁ!」

破瓜の激痛――それは蘭のずたずた引き裂かれた心の痛みそのもの――が
彼女の脊髄を駆け抜け脳天を直撃する。

「し、新、新一ぃぃぃぃーーー!」

さらに残りの腰を進めると、蘭の蜜壺がその凶暴な侵入者にみしみしと軋んで
悲鳴を上げ、内なる肉襞がその凶暴な蹂躙に抵抗し、必死に侵入者を阻んで
それをぎゅんと締め上げる。

「ぐあっ!」

思わず歓喜の雄叫びを上げる鷲尾。

「なっ、なんてぇ締め付けだ! やっぱり処女マンは違うぜ!」

その歓喜を伴う抵抗にこれ以上入りにくくなると分かるや、いったん腰を引いて
今度は小刻みに、だが容赦なくその巨大な凶器を蘭の中にねじり込んでいく。

「そりゃっ、そりゃっ、そりゃっ!」

腰をグイグイと進め、より深くより強く打ち込まれていく鷲尾の肉の凶刃。
そして・・・・

「ぎゃぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!」

闇夜にこだまする蘭の長い長い絶叫が途切れた時、その禍々しい凶器の全てが
蘭の処女孔の中に全て埋め込まれ、占拠しつくしていた。
鷲尾が荒い息を整え、ニタリと勝ち誇ったように笑った。

「ぜーんぶ、入っちまったぜ。どうだい、レイプでロストバージンして『女』になった
気分はよお?」

下腹部に耐え難い異物が埋め込まれ、灼けつくような熱さを発してドクドクと脈づいていた。
その熱さと脈動が蘭に「犯された」事実を厳然と突きつけ徹底的に打ちのめした。

「(犯された・・・・ 私・・・・ 犯されたんだ・・・・
こんな、こんな男に・・・・ 新一ぃ・・・・ 私、私、私・・・・
犯されちゃったよ。ご、ごめん、新一ぃ・・・・)」

淫惨非道に処女膣を刺し貫かれたショックと絶望で声すら出せない蘭。
だが、鷲尾はそんな蘭に追い打ちをかけるように残酷に宣言した。


「クックックッ、ショックで声も出ないかい? でもな、本番はまだまだ
これからなんだぜ」

鷲尾はいよいよ本格的なピストン運動を開始した。
最奥まで突き込まれた肉棒が腰の動きにあわせて出し入れされる。
それはまるで蘭の膣の新鮮な締め付けを貪り味わうかのごとく始めはゆっくりと、そして次第にスピードを上げて繰り返され、そのたびに柔らかな肉襞を押し広げ抉り貫いていく。
埋め込まれているだけでも苦痛な鷲尾の剛直が、勢いをつけて出し入れされるのだ。
凄まじい衝撃が蘭の下半身を蹂躙し、その身を引き裂いていく。そのあまりの苦痛に
身体を捩るも、がっしりと3人の男に押さえ込まれた身体は身動きできず、
ただ首をぶんぶんと振って胸を突き上げ、身体がえびに反り返るだけだ。

「ううっ! あうっ! い、痛っ! 痛いぃぃぃぃ! や、やめてぇぇぇ!」

そんな蘭の悲痛な叫びが返って鷲尾の加虐心を一層煽り、ピストン運動は徐々に
加速度と強度を増していく。
そしてその凶暴に滾った剛直の相次ぐ蹂躙を受けて、蘭の肉襞は熱く蕩け、
侵入したそれに絡みついてぐいぐいと強烈に絞り上げ、鷲尾に歓喜の雄叫びを
上げさせた。

「ぐおっ! ぐおっ! い、いいぜっ! てめえのお○○こは最高だぜ!」

鷲尾はいったんそこで腰を止め、インサートされたままの格好で蘭を見下ろす。
今の言葉に嘘はない。クンニで十分濡らしてあったとはいえ、17歳の処女膣は
想像以上に狭隘で、自分のでかマラのせいもあって最初は入れるのにかなり難儀した。
だがそれもいったん力ずくで抉り貫いてしまえば、自らの分身を圧迫するその新鮮で
若々しい弾力の感触が鷲尾を歓喜させた。
そして・・・・ 蘭の処女肉はただ新鮮で若々しいだけではなかった。
まるで経験豊かな熟女のそれのような妖しい粘着力をも兼ねそろえ、
押し込めばきゅっきゅっと心地よい摩擦とともに張り詰めた亀頭を迎え入れ、
引けば湿潤な粘膜がねっとりとまとわりついて離れない。
緻密な層を重ねた淫肉は力任せの強引なグラインドにも自在に応えて肉襞が
絡みつき、貪欲なまでに己が剛直に吸着して、まるでそれ自身が意志を持って、
鷲尾の性を絞り取ろうとするかのようだ。
今まで何人もの処女を刺し貫いてきたが、ここまで男を狂喜させ虜にする蜜壷は
初めての経験だ。
いや処女に限らずとも、鷲尾の豊富な性体験の中でもまちがいなくトップレベルの味わいだった。

「クックックッ・・・・ チャンピオン様はホントいいモン持ってやがるな。
やっぱ処女マンは締め付けが全然違うし、中も熱々トロトロで感度も抜群だ。
こんないいのは久しぶりな気がするぜ」

周囲からどっと沸く歓声。

「マジすか、マジ? 鷲尾さん、早くオレ達にも犯らせてくださいよ!」

鷲尾はそれに答えるように軽く手を上げた。

「分かってるって。んじゃ、一気にラッシュといくぜ!」

鷲尾は再びピストン運動を開始した。先ほど同様に最初はゆっくりと、そして徐々に
ペースを上げ、インサートの角度と強さを微妙に変えながらアクセントをつける。

「ほら、もっと泣け! もっと叫べ! テメエは犯されてんだよお!」

鷲尾のグラインドが一段と早く、そして大きく激しくなって蘭を抉り貫いていく。
だが蘭はもはや悲鳴を上げることすら困難になりつつあった。
下半身を繰り返し襲う猛烈な抽送の連続にぜいぜいと息をするので精一杯の状態だった。
またそうでもしなければ身体の中が圧縮されて死んでしまいそうだ。
まるで昆虫採集の標本の針で止められた蝶のように蘭の身体は固定され、
ぎゅっと握りしめた拳に爪を食い込ませながら、鷲尾の暴虐非道なアタックをただ
なすすべなく受け続けていた。

「ああっ・・・・ あぅ・・・・ あ・・・・ くぅっ・・・・」

鷲尾がバンバンと腰を打ち付けるたびに、蘭のバストが大きく波打ち、悲鳴とも喘ぎとも
区別のつかない呻きが途切れ途切れに口から漏れてくる。
鷲尾の機械的とも思えるピストン運動が延々と続いたが、それが10分近くに及んで、
持久力には自慢のあった彼にもさすがに限界が迫ってきた。。

「ぐっ、ぐおっ、もうっ、も、もたねえっ! な、中にぶちまけてやる!」

『中にぶちまける』――その残酷な言葉が意識が朦朧となっていた蘭を過酷な
現実に連れ戻した。
男の精を、その獣欲の滴りを自らの中に受け入れる。そしてその先に待ち受ける
最悪の事態――妊娠。こんなケダモノの子供をその身に宿すというのか。

「いやっ! いやっ! いやぁぁっぁ! な、中は、中はやめてぇぇぇ!」

聞き入れられるはずもない懇願に鷲尾が嘲笑で答えた。

「バカいうんじゃねえっ! レイプで中出ししないやつがいるわけないだろがっ!」

鷲尾はピストン運動のピッチをよりいっそう速めて深く強く蘭を抉り貫く。

「ぐおっ! ぐおっ! ぐおっ! いくぞぉぉぉぉ! チャンピオン様よぉ!」
「いやぁぁっぁぁぁ!」

交錯する鷲尾の歓喜の咆哮と蘭の絶望の悲鳴。
鷲尾がひときわ強く腰を押し出した。その瞬間、跳ね上がった剛直が子宮口を叩き、
その衝撃が限界寸前だった彼の凶器のトリガーが引き放って瞬時に爆発した。

ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクドクドクッ!

肉刀の先端から溜めに溜め込んだ熱く濃厚な獣欲の滴り迸って一気に噴出し、
蘭の中へと吐き出されていく。
その白濁の洪水は瞬く間に処女孔に充満し、さらに膣内の奥深くへと注ぎ込まれて
ついには子宮(なか)にまで到達していった。

「よっしゃーー! 開通式の完成だ!」

射精のエクスタシークスに身を震わせながら絶叫する鷲尾。

「あああっ・・・・・」

下腹部に広がる生温かくもおぞましいその感触とともに、深い悲しみ、
そして果てしない絶望が蘭を包み込む。
鷲尾は念入りに腰を振るって最後の一滴までも搾り出すと、一気に蘭の中から引き抜いた。
ズリュ・・・・
全て放出してその張りを失い、膣圧に耐え切れなくなって押し出されるように出てきた
陰茎は、サイズを半分以下に縮小させ、己の精液で白く塗されて、その先端からは
白い糸がつぅーっと一本の筋となって蘭の膣と繋がっていた。
そして蘭の脚の付け根から大腿部かけて、彼女の純潔がたった今無惨に踏みにじられ、
犯され、穢されたことをはっきりと証かす破瓜の鮮血が紅い飛沫となってくっきりと
残されていた。
立ち上がった鷲尾が蘭を見下ろしながらやや気だるそうに、それでいて満足気に笑った。

「クックックッ、アンタのバージン、マジ最高だったぜ! これでもかってくらい
ギュンギュンと締め付けてよお。格闘技やってる女はこっちの締まりもいいってのは
本当だったんだな」

激烈な破瓜の痛みからようやく解放された蘭の脳裏にコナンに話した自身の言葉が蘇る。

――もし本当に私のピンチに新一が助けに来てくれたらちょっと嬉しいかな。
  そうしたら私、新一のことをもっともっと好きになっちゃうかもしれない

だがそんな甘い空想は過酷な現実の前に打ち砕かれた。
この狂ったケダモノ達に清純無垢の身体をいいように弄ばれ、そしてその最愛の男に
いつか捧げるべく大切に守ってきた純潔をもレイプという最凶最悪の形で蹂躙されて
処女を散らされたのだ。
そして、まさかその愛しい男が彼女を襲ったこの悲劇を目前で見せつけられていようとは
もちろん蘭には知る由もなかった。

「(新一ぃ・・・・ ごめん・・・・ 私、私・・・・ 犯されちゃったよ・・・・
私・・・・ 本当は・・・・ 新一だけに・・・・)」

蘭の頬を一筋の光る熱いものが伝った。
しかし・・・・ レイプによるロストバージンの悲劇は、これから始まる陵辱の嵐の
ほんのプロローグに過ぎなかったのだ。



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