「さてと、それじゃあ犯るとするか」

烏丸がおもむろに立ち上がると、後輩達が一斉に急かした。

「烏丸さん、早く犯って俺達にも回してくださいよ」
「ああ、分かってる。鷺沼、ちょっと手伝え」

鷺沼はカメラ撮影を鴨志田に任せ、嬉々として烏丸についていく。
レイプという最凶最悪の形で処女を無惨に散らされたショックから、
うつ伏せに倒れたまま茫然自失状態に陥っていた蘭に2人は近づくと、
彼女のぐったりとした身体に手を掛け、仰向けにひっくり返した。

「おいおい、まだ1人目が終わっただけなんだ。お休みには早いと思うぜ」

反射的に背を向け逃げ出そうとした蘭に、鷺沼が素早くその背後からぐっと
覆いかぶさってその身に抱きつき、乳房に手を伸ばして鷲掴んだ。

「おお! すげぇっ!」

さっきから撮影ばかりで蘭に指一本触れることができなかった鷺沼は、
その鬱憤をはらす晴らすかのように、ここぞとばかりにわしわしと蘭の
乳房を揉み砕き、指先で乳首をくりくりと捏ねて弄び、目前のうなじに
吸い付いて舌で舐め上げ、キスの雨を降らす。

「いやあぁぁぁぁっ!」

烏丸はしばらく鷺沼の好きなようにさせておき、その間にスラックスとトランクスを
脱ぎ捨ててその下半身を露わにした。
そこに現れたペニスは鷲尾ほどのサイズはないが、それでも十分に標準以上の大きさだ。
そして何よりその異形な姿が目を惹いた。
使い込まれた赤黒い肉幹は青筋も露わに怒張し、まるで脇差のように弓なりに反り返っている。
亀頭はすでにカウパーで濡れてぬめ光り、今にも破裂せんばかりに血膨れてカリ首をむっくりと
もたげているその様は毒蛇のようだ。
烏丸はゆっくりと蘭に近づと、彼女の身体を貪るのに夢中の鷺沼に命じた。

「おい、そろそろいいだろ。どけよ」

鷺沼がまるで餌を前にしてお預けを食わされた犬のような表情になった。
いいどころかまだまだ足りない。たったこれだけでは返って欲求不満がたまっただけだ。
何か烏丸に言いかけてその言葉を呑み込み、鷺沼は未練気たっぷりに蘭の身体から
離れると、蘭を仰向けにして両肩を押さえつける。
烏丸は蘭の両足首をがっしりと掴んで持ち上げるや、自身の身体ごと一気に頭の方へと
倒し込み、二つ折りにしてのしかかってきた。
両脚の指先が顔の両側まで降りてきた。必然蘭の腰は浮き上がってヒップはぐっと
持ち上げられ、淫唇がより淫らに大きく口を開ける。
烏丸はその体勢を維持したまま、蘭の膝裏に腕を通して地面に手をあてていわゆる
屈曲位のハードスタイルに構え、さらに肉棒で蘭の花園を探り、数秒後には灼けた
鉄柱が肉裂にすっとあてがわれた。

「連耶はいつもそのスタイルだな。たまには他の格好で犯ったらどうだ」

鷲尾が揶揄するように言ったが、烏丸は一向に気にせず無表情で答えた。

「いいんだよ。やっぱりこの格好で犯るのが一番そそるからな。いかにも女を
『犯す』って感じがするだろ」

そして眼下の蘭を見下ろした。

「いくぜ、チャンピ・・・・ いや、天使様よ」
「いやっ、いやっ、いやぁぁっぁ!」

蘭は腰を捩って懸命に逃げようとするが、身動き取れない状態では腰の振り方は小さく、
それが返って烏丸の剛直を誘導する結果となった。

「うおっ!」

熱い異物が一度穢されてもまだ新鮮さを失わない蘭の中へと埋まっていく。
まず三分の一がずにゅっと、そこからは怒涛のごとく突きこまれた。
男の熱い部分がまるで地面に突き刺すような角度で蘭の一番深奥部へと達した瞬間、
ぐっと蘭が息を詰め、熱く蕩けるような輪状の圧迫が己の一物を捉えるのがはっきりと
感じ取れた。
烏丸は収めきるや否や、間、髪を入れずに小刻みに腰を振るい始めた。
その動きは小さく細やかだが、異形の肉棒が膣内にぴっちりとはまり込んでいるせいで、
肉芽までが包皮を剥かれ、肉棒の直接の蹂躙を受けている。
ピストンのたびに激しく擦りり上げられて蘭は悶絶した。

「あああっ! だっ・・・・ だめっ! も・・・・ もう・・・・
やめっ・・・・ あああっ・・・・ いやぁぁぁぁっ!」

突然烏丸の手が蘭の頸部にかかり、じわじわと絞め上げ始めた。
男達は一瞬はっとして顔を見合わせたが、すぐに苦笑した。
これが彼の性癖であることを承知しているのだ。
烏丸は徐々に激しくなるピストンの律動に合わせるかのように、頸部を締め上げる手にも
次第に力を込め、蘭が窒息しないぎりぎりの線でそれを緩めることを繰り返していた。
もちろん蘭を殺すつもりなど毛頭ない。
彼にはインサートした状態で女の首を絞めてその苦しむ顔を見て自ら絶頂に達するという変態趣味があるのだ。
だが、蘭にそんなことが分かるわけがない。幽鬼の表情で締め上げてくる烏丸に
殺意さえ感じ、恐怖した。

「(こ、殺されるっ!)」

暴力で処女を奪われ、犯されただけでなく、こんなところで殺されてしまうのか。
首を締められるたびに霞む意識の中で脳裏に浮かぶのは、愛しい男の顔と
米花ホテルの展望レストランで彼がコナンに託して自分に告げた言葉。

――いつか・・・・ いつか必ず死んでも戻ってくるから、それまで蘭に待っていて
  欲しいんだ。

その言葉を信じて彼を待ち続けた。だが・・・・

「(新一・・・・ 私もう・・・・ だめかもしれない。約束守れないよ・・・・
ごめん、新一ぃ・・・・)」

烏丸はグラインドのテンポを上げ、荒っぽく腰を動かしながら、じわじわと頸部を
絞め上げている。蘭の意識が遠くなり「死」を覚悟したその時、

「おおおっ!」

吼えるような声を発して、何の前触れもなく烏丸の肉刀が蘭の中で熱く脈打ち、
突然爆ぜた。

どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ、どぴゅどぴゅどぴゅっ!

再び下腹部に広がる生温かい感触。それと同時に頸部から手が離れていく。

「あああっ・・・・」

蘭の口からこぼれる呻き声。
そこには殺されずにすんだ安堵などかけらもなくただただ悲哀と絶望の声調のみが悲しげに重なっていた。
烏丸も鷲尾同様、念入りに腰を振るって全てを吐き出し、白く塗れた己の肉棒を
抜き出すと満足気に
大きく息をついた。

「ふう・・・・」

そして鷲尾を振り返り、ニヤリと笑った。

「なるほど・・・・ 確かに拓馬の言う通り、こりゃなかなか名器だ。どうやら
天使様はとんでもない大当たりだったようだな」


「よっしゃ、次は俺の番だ!」

鵜飼が真っ先に名乗りを上げれば、

「ふざけんなよっ! この前、オマエが先に犯ったじゃねえか。だから今度は俺に
決まってんだろっ!」

鷹村が色をなして食って掛かり、さらにこれまでももっぱら撮影係として後回しに
されることの多かった鷺沼も今回ばかりは色をなして反論した。

「ちょっと待てよっ。いつも俺は撮影ばかりでお前らが先に犯ってたじゃんか。
今回は俺に先に犯らせろよっ!」

一番後輩の鴨志田以外の同期3人が倒れ伏した蘭を囲むようにしてにらみ合う。
3人の誰一人としてこの極上の獲物を前にして先を譲ろうという気など毛頭なく、
結局じゃんけんで順番を決めることになり、その結果、鷹村・鷺沼・鵜飼の順番になった。

「わりいな。じゃあ、お先にいただくぜ」

鷹村が明らかに不満気な様子の鷺沼と鵜飼に軽く言い、うつ伏せの蘭に視線を向けた。
そこでまっさきに目に付き、その視線を釘付けにしたのは、こんもりと盛り上がった
ピーチ形のヒップ。
左右均等の肉の隆起は肉付きが豊かな分、縦の割れ目は深く美しい。

「(いいケツしてやがる・・・・ こりゃあ)」

その好色な視線に気づいたのか、アナル好きの鵜飼が鷹村を牽制した。

「おい、そこは・・・・」

鷹村が明らかの侮蔑の調子を込めて言った。

「分かってるって、ケツはオマエに譲ってやるさ。俺はそれほど悪趣味じゃねえよ」
「悪趣味とはなんだよ。アナルの醍醐味を知らねえお子ちゃまがよ」
「けっ! クソ出すとこに突っ込んで何が楽しいんだか」
「何をっ!」

やや険悪な雰囲気になった2人。
だがそこで烏丸から声が掛かった。

「おい鷹村、どうせだったら今度は違う体位で犯ってやれ。その方が映像(え)的にも
楽しめるからな。拓馬がノーマルで、俺がハードだったから・・・・」

鷹村は軽く頷くと、楽しげに言った。

「じゃあ、ドッグスタイルで犯ってやりますよ。おい鷺沼、手伝ってくれ」

鷹村は蘭のくびれた腰首に手をかけた。

「ほら、起きるんだよ、チャンピオン様。今度は犬みたいに四つんばいになるんだ」

思い切り平手で臀部を叩かれて、蘭が小さな悲鳴を上げた。

「ほらほら、あんまり手間を掛けさせないでくれよ」

胴体を2人に抱き起こされ、蘭は両手を縛られたまま惨めな四つんばいの格好を
強制された。
すぐさま鷹村は背後に回ってもどかしげに下半身だけ裸になると、蘭の腰をがっちりと
掴んで肘膝付位に構え、怒張しきった己の肉棒の照準を鷲尾と烏丸の精汁を滴らせた
蘭の肉裂へと当てるや、一気に腰を突き込み、媚肉をずぶりと割って侵入させた。

「あぐぅっ!」

蘭の「女」が鷹村の「男」をするりと呑み込んでいく。
そこには最初に鷲尾が処女を貫いた際にさんざん苦労し、またそれゆえ歓喜したあの抵抗感はもうなかった。
鷲尾の特大サイズの肉刀で処女の肉襞を引き裂かれたせいもあるが、それ以上に前の
2人がたっぷりと注ぎ込んだザーメンがちょうど潤滑油の働きをしているからに違いない。
とはいえまだまだまだ狭隘な膣道はきつく侵入者を締め付け、蕩けた肉襞が絡みつく
えもいわれぬ感触は十分楽しめる。

「どうだい、チャンピオン様。こういうのはまた感じが違うだろ」

鷹村が大きく腰を振るって激しく突き込み、蘭の尻たぶに太股がばんばんと
打ち付けられるたびに、蘭が苦悶の表情を浮かべて呻く。

「ううっ、ううっ」

長い黒髪が垂れて蘭の横顔を隠しているのに気づいた鷹村は、それをまとめて片手で
鷲掴み、手綱のように引き絞った。
そこに現れた凄絶とも言える美しい横顔と、野獣的な体位での交接シーンの淫らな
コントラストを、蘭の横に回った鴨志田が再びハンディカメラで余すことなく
狙い撃ちにしていく。

「や・・・・ やめて・・・・ お願い・・・・ もうやめてっ・・・・
こんな格好撮らないでぇ・・・・」

そんな蘭の切なくも悲しい懇願すらも鷹村をより興奮させる触媒にしかならない。
その腰の動きが徐々に早くなって力強さも増し、それにつられるように悲鳴と喘ぎの
入り混じったぞくぞくするような響きが蘭の口からこぼれだす。

「あぐぅ! あああっ! だ・・・・ だめっ! あああ・・・・」
「うおっ、うおっ、うおっ! いいぜ、いいぜ、チャンピオン様よおっ!
むっ・・・・ いきそうだ・・・・」

限界寸前の鷹村を、3人の中で最後に回されてしまった鵜飼が悔し紛れに揶揄した。

「おいおい、まだ突っ込んでから3分も経ってねえぜ。いくらなんでも早すぎだろ。
オマエはいつもそうだよな、早漏君」
「う、うるせぇ!」

痛いところを突かれた鷹村は顔を真っ赤にして怒ったが、それが返ってその限界を
早めてしまった。

「ぐあっ!」

最後にぐいと大きく突き込むと同時に鷹村は噴出し、射精を済ませて抜き出した。
蘭がそのままうつ伏せに崩れ落ちる。
だがすぐさま鷺沼が蘭の長い髪を引っ掴み顔を上げさせた。

「いっ、痛いっ!」
「さあ俺の番だ。たっぷり楽しませてくれよ、チャンピオン様」
「お・・・・ お願い・・・・ もう・・・・ やめてぇぇ・・・・」

力なく懇願する蘭。そこへ鷲尾が残酷に言い放った。

「そういうわけにはいかねえな。何しろまだ3人残っているし、それにまだ
第1ラウンドなんだからな」
「だ・・・・ 第1ラウンドって・・・・」
「はあ? 何だ全員に一回輪姦(まわ)されてそれで終わりだと思ってんのか。
あめえよ、あめえ。そんなもんで俺達が満足するわけねえだろ。オマエは俺達が
厭きるまで何度でも犯され続ける肉便器なんだよ、に・く・べ・ん・き」
「そんな・・・・」

『肉便器』――その残酷な言葉が蘭を絶望のどん底へと突き落す。

「まあそういうこと。さてと、それじゃあ俺はどういう格好で犯ってやるかな」

楽しげに思案する鷺沼。そこへ烏丸から声がかかった。

「おい鵜飼。あの方法で犯ったらどうだ」
「へっ? あの方法って、何すか?」
「ほら、この前、お前の家(うち)で見たエロビデオで女を輪姦(まわ)してた犯り方さ」

そこでコナンが縛り付けられている柱を指差した。

「ちょうどいい柱もあるし、あのガキもいいポジションだと思わないか」
「おおっ、あれすかっ! いい、ナイスアイディアっす! やっぱ烏丸さん、
鬼畜大魔王っすよ」


鷺沼はまず蘭の両手の戒めを外した。
そして鴨志田と2人で蘭を両脇から抱き支えるようにしてコナンが括りつけられている柱まで連れて行き、
柱を挟んでコナンと背中合わせにして立たせると、柱を背負うような形で後ろ手に拘束し、さらに身体に
縄を回して乳房を強調するような形で縛り上げた。

「確かこんな感じだったすよね、先輩」
「そうそう、うひょっ! いい格好だぜ、そそるそそる!」

再びカメラを手にした鴨志田が、その蘭の淫らこの上ない緊縛姿を撮影し、鷺沼は
鷹村と鵜飼を振り返った。今から蘭を犯る方法にはどうしても2人の協力が必要だ。

「おい、手伝ってくれよ」
「しゃあねえなあ」

2人は鷺沼の意を察してにやにやと笑いながら近づき、3人そろって蘭の前に立つと、
残酷で卑猥な視線で蘭の裸身を舐めまわした。

「やっ、やっ・・・ なっ、何をする気なの」

蘭の怯えたきった表情。
もはやそこにいるのはいつもの勝気な美少女ではなく、ただただ『雄』の非道な凌虐に怯える『雌』に過ぎなかった。

「何をするかって・・・・ 決まってんじゃねえか、こうすんだよ!」

まず鵜飼と鷹村が彼女の両膝裏を刈って両脚を抱え上げて大股開きにして持ち上げ、
ずり落ちそうになった彼女の身体を支える。
それはちょうど幼子におしっこをさせるような格好に似ていた。

「あうっ! やっ・・・・ やめっ・・・・」

そして大きく開いたその空間に鷺沼がすくっと立つ。

「さてと・・・・ たっぷりと楽しませてくれよ、クックックッ」
「いっ・・・や。やめって・・・・ いやっ、いやっ、いやぁぁぁぁっ!」

鷺沼は中腰になるとまず両手で蘭の乳房を下から掬い上げるようにしながらわしわしと
揉み砕き、さらに乳首に吸い付き、舌先で舐め、転がし、甘噛みする。

「あぐっ! だ、だめっ・・・・ いやぁぁぁ・・・・」

じっくりと時間をかけてその手と口で息が切れるほど蘭の乳房・乳首を思うがままに
蹂躙し、次に首筋に舌を這わせてちろちろと舐め回す。
もちろんその間も乳房を揉みしだく手は動きを止めることはない。
だがそのまま蘭の身体を弄ぶだけで、一向にインサートする気配のない様子に、
次の順番を待つ鵜飼が焦れたように叫んだ。

「おい、いつまでも遊んでねえでさっさとぶち込じまえよっ! 俺だって早く
犯りてぇんだからよっ!」

だが鷺沼も負けじと言い返す。

「少しくらい我慢しろよ。オマエらと違って俺はずっと撮影してたから、
今までほとんど楽しめなかったんだからよ」

鷺沼は右手を蘭の下腹部に滑らせ、亀裂へとすっと2本の指を差し入れる。

「ううっ! やっ・・・・ やめっ・・・・ あああっ!」

鷺沼の指が蘭の中を掻き回し、たっぷりと残されていた3人分のザーメンを
あらかた掻き出す。

「きれいきれいにしなきゃな」

肉裂の中を指で掻き回しながら、余った左手で執拗に乳房を鷲掴んでもみくちゃにする。

「うへぇ・・・・ 本当柔らけえし、ぷりぷりしてやがる。こりゃたまんねえぜ」

その感触に陶酔する鷺沼。さらに首筋に吸い付き、ちろちろと舐め上げる。
もうしばらく時間をかけて蘭の肢体を存分に楽しむつもりだったが、
鷲尾の声がその意図を引き裂いた。

「その辺にしておけ。さっさと犯って鵜飼にも回してやんな」
「えっ・・・・ でも・・・・」

一瞬不満気な表情を見せた鷺沼だったが、鷲尾に睨みつけられ、しかたなく指を引き抜き、
いったん蘭から離れた。
だぼだぼのズボンとブリーフを脱ぎ捨てて下半身を露わにし、すでに雄々しく隆起し、
ひくひくと蠢いて、己の存在を凶暴に主張している肉棒を露わにした。
鷺沼は再び蘭に近づくと、その凶器をぐいとわざと蘭の素股に素股に擦り付けた。

「ひっ!」

おびえた表情を見せる蘭の膣口に、鷺沼はその肉の凶器をずいと押し当てた。

「いくぜ、チャンピオン様よ」
「いやぁぁっぁぁ!」

蘭の絶叫と同時に鷺沼はいったん膝を折り、その反動をつけて腰を上方に一気に突き上げ、
その凶器を蘭の媚肉の割れ目にぐいぐいと押し込んで2人の身体はぴったりと密着した。
変則的な駅弁スタイルといっていいだろう。

「ううっ!」

再び襲い来る身を裂かんばかりの激痛。身動きできない蘭は唯一自由に動かせる首を振って
懸命にもがき逃れようとする。

「だ、だめえぇぇぇ!」

突き込んだ己の凶器に蕩けた肉襞が絡みつきじんわりと包み込む生温かく甘美な感触。
そして狂おしいほどぎゅっと締め付けてくるえもいわれぬ圧迫感に鷺沼は狂喜する。

「ぐおっ! な、なんてえ感触だ・・・・」

そうして十分根元まで挿し込まれたのを確認し、今度は蘭の臀部を両側から鷲掴み、
自らの腰を上下させて激しいグラインドを開始する。

「ふんっ、ふんっ、ふんっ!」

鷺沼のグラインドと歩調をあわせるように、蘭を左右で支える鷹村と鵜飼の手が
蘭の乳房をまさぐり、
うなじに舌を這わせ、彼女の敏感な部分を容赦なく責め立て刺激する。

「あうっ! うぐっ、あうっ・・・・ やっ、やめぇっ・・・
あっ、あっ、ああっ・・・・」

先ほどまでとは違い、コナンには直接蘭が犯される姿は見えない。
しかし鷺沼が蘭に突き込むたびに柱を通して背中に伝わってくる振動、
2人の結合部から漏れ聞こえてくるクチャクチャという淫猥な響き、
そして何より蘭の悲鳴交じりの喘ぎ声が、コナン、いや新一に彼女が
強制されている辱めの全てを残酷に知らしめ、その心を抉った。

「(やめろぉぉぉ! やめてくれぇぇぇ! 蘭、蘭、らーんっ!)」

だがそんな新一の血を吐くような叫びも蘭に届くはずもない。
いや、たとえ届いたとしても今の蘭の耳には聞こえなかっただろう。
そして蘭の喘ぎのトーンが一段と高くなり、背中に伝わる振動のリズムが最高潮に達した直後、

「ぐおっ! ぐおっ!」
「いやぁぁぁぁっ!」

鷺沼のケダモノじみた呻き声と蘭の絶叫が闇夜にシンクロし、4人目の熱い獣欲の
滴りがたっぷり蘭の中へと注ぎ込まれていった。


鷺沼が蘭の中から引き抜き、鵜飼と鷹村が彼女の拘束を解くと、蘭は柱をずり落ち、
そのままがっくりと頭を垂れた。
すぐさま鵜飼がすぐに蘭の頭を掴んで引き起こした。

「おいおい、まさか気を失ったわけじゃないだろうな。今度は俺の番なんだから
しっかりしてくれよ」

鵜飼は蘭の拘束を解いて再びコナンの目の前に連れてくるとうつ伏せに突き倒し、
コナンを見やってニヤリといやらしく笑った。

「おいガキ、今度はお姉ちゃんとアナルセックスだ。ケツの穴もしっかり
ロストバージンさせてやるからな」
「(なっ!・・・・・)」

渾身の力を振り絞ってもがき暴れるが、がっしりと縛り付けられた柱はびくとも
動かない。さらにどんなに叫びたくても口にくわえ込まされた蘭のショーツのせいで
くぐもった呻きがもれるだけだ。

「うぐっ、うぐっ、うぐっ!」

倒れ伏した蘭を見下ろす鵜飼。ふっくらと盛り上がった臀部の双球に目が釘付けだ。

「(それにしてもいいケツしてるぜ。こりゃ犯りがいがありそうだ)」

鵜飼がもどかしげにズボンに手を掛けた時、またもや鷲尾が待ったを掛けた。

「おい、どうせなら鴨志田と一緒に前と後ろの穴を同時に犯っちまえよ。
その方が時間の節約になるからな」
「おおっ! サンドイッチってやつですね。いいっ、それいいっすよ」

待たされ続けて我慢の限界に達し、カメラ撮影を任されながらも下半身を
むき出しにし、己の肉棒をぎゅっと握り締めていた鴨志田が勇躍躍り出た。

「これ以上待たされたら、自分でしごいて出しちまうところでしたよ。
さっ、鵜飼さん、とっとと犯っちゃいましょう」
「あ、ああ」

蘭を独占して弄びたかった鵜飼はかなり不満気な表情になったが、鷲尾に言われたのでは
どうしようもない。
しかたなく鴨志田と2人で蘭の両手首をそれぞれ別のロープで縛り、そのロープを製材所の天井の梁を
通して吊るし上げ、足が地面につくかつかないかくらいの位置で止めた。

「よーし、準備完了っと」

そして蘭を挟んで鴨志田が前、鵜飼が後ろに立った。
すでに2人の股間にはそそり立つ肉棒がその存在感を示していた。
蘭は朦朧とする意識の中でも無意識に膝をきゅっと閉じ、最後の抵抗を見せた。
だが、鵜飼が背後から乳房に手を回して荒々しく揉み砕けば、そのはかない抵抗も
無駄に終わり、瞬く間に両脚は半開きとなる。
鴨志田はもう待ちきれないといった風情で蘭の腰を抱くと己の肉棒を花弁にあてがった。

「へッへッへッ・・・・ 鵜飼さん、悪いけどお先にいっただきまーす」

鴨志田は軽口を叩くと同時に、花弁に押し当てていた肉棒を何のためらいもなく
蘭の中にねじ込んだ。

「いやぁぁぁぁぁ!」

その衝撃に再び蘭の絶叫が闇夜に響き渡る。

「ふんっ! ふんっ! ふんっ!」

鴨志田が腰を小刻みに振るたびにその熱く強靭な肉刃は蘭の膣洞をみっしりと
埋め尽くしながら容赦なく往復して抉り貫き、蹂躙の限りを尽くす。

「あうっ! あぐっ・・・・ あぐぅ・・・・ あああっ!」
「おいおい、先輩より先に突っ込むとはどういうことだ。ちっとは礼儀ってものを
心得ろよ」

鵜飼もまた軽口を返しながら、鴨志田に刺し貫かれるたびに悲鳴と喘ぎの入り混じった
哀しくも艶かしい響きを漏らす蘭の身体を背後から抱き込むようにして、荒荒しく乳房を
揉みしだき、乳首を捻り、捏ねる。
さらに目前のうなじにしゃぶりつきちろちろと舐めまわす。
そして怒張しきった一物を臀部の割目に当てがい、その切っ先でアヌスに狙いを定めた。

「そんじゃ俺はこっちのバージンをいただかせてもらうぜ、チャンピオン様よお」

硬直したペニスを菊座へと押し当てた。

「ひっ! や、やめっ・・・・」

そのおぞましい感触に蘭が声を上げるまもなかった。
鵜飼はその凶暴な肉刃で蘭のアヌスを強引に押し開くや、ぐいっと侵入させて突き込んだ。

「ぎゃぁっぁぁぁ!」

先ほどの身を裂かれるような鋭い痛みとはまるで別次元の、下半身を灼熱の鉄杭で貫かれ、
それが爆発でもしたかのような、凄まじい衝撃と激痛が蘭を襲った。

「うぉぉぉぉぉ!」

2人はサンドイッチにした蘭を挟んで、まるで計ったように鴨志田が突けば鵜飼が引き、
鵜飼が突けば鴨志田が引くという小気味いいリズムを刻んで前後の穴を蹂躙し続ける。

「はぐうっ・・・・・ あうっ・・・・ ああっ・・・・ あぐっう・・・・
あああっ!」

2人の男に前後から同時に刺し貫かれ、苦痛に悶える美少女。
そのあまりに淫惨過酷な陵辱劇に、男達から異様などよめきが起こり、
鷺沼にいたっては思わず撮影するのを忘れて見入っていた。

「おおお・・・・ すげぇ・・・・」

鴨志田と鵜飼の激しく荒い息遣いと蘭の口から零れくる喘ぎ・呻き・悲鳴の
おりなす絶望のサウンドが、まるでオーケストラの演奏のようにこの陵辱劇を
過激に盛り立てていた。
2人はあり余る若い体力と獣欲の欲するままに押し込んでは引き、引いては
また押し込むを延々と繰り返す。その力任せの暴虐苛烈なグラインドが息つくまもなく
前後の穴で同時に行われているのだ。
女体はこれではひとたまりもない。
ましてや処女を引き裂かれたばかりの蘭にとってそれははあまりにも過酷過ぎる試練だった。

「あぐっ! はうっ! あぐぐぐうっ!」

蘭が白目を剥き、何度も頤をのけぞらせ聞き入れられるはずもない懇願を繰り返す。

「お・・・・ 願いっ・・・・ やめてっ・・・・ やめてぇぇぇ・・・ あああっ!」

飽くことなく繰り返されるピストン運動。
その衝撃と痛みで蘭はすでに意識が半ば飛びそうになっていた。蘭の身体がひくひくと痙攣し、
薄れ行く意識の中で脳裏に浮かぶ愛しい幼馴染。

「あうっ! だめっ・・・・ もうっ・・・・・ はううっ・・・・ ああっあっ!
新一っ・・・・ あああっ・・・・ た、助け・・・・ てっ・・・・
新一ぃぃぃぃ!」

鵜飼と鴨志田のピストン運動の軽快絶妙の連携は、一定のリズムを刻みながら
徐々にスピードとパワーを増し、情け容赦なく蘭を抉り刺し貫き続けていた。
だが次第に2人の息遣いが荒々しくなり、規則正しかった連携にも乱れが見え始めた。
それは2人にも限界が近づきつつあるまぎれもない証拠。
それを自覚した2人はラストスパートに入り、グラインドのピッチを上げて
より激しく熱い一撃を蘭に一心不乱に打ち込んでいった。
まるで身体が内から崩壊し、すべてバラバラになってしまいそうなすさまじい衝撃。
蘭は長い黒髪を振り乱し、絶叫した。

「だっ・・・・ だめっ・・・・ あうっ! こ、壊れ・・・・ ちゃうっ!」

その言葉が合図となった。

「壊れちまいなっ!」

期せずして同じタイミングで限界を迎えた2人の肉刀の強烈無比な一撃が、前後同時に
蘭を刺し貫いた瞬間、

「はううううっ!」

蘭のかつてない大絶叫が轟き渡り、同時に2人は大量のザーメンを一気に放出して、
そのすべてを蘭の中に吐き出していた。
射精を終え、満足気な表情になってようやく蘭から離れたる鵜飼と鴨志田。
それとは対照的に6人もの男に休む間もなく輪姦された蘭はついに失神して
完全に意識を失い、宙吊りにされたまがっくりと頭をたれていた。
穢された前後の穴から溢れ出した白濁の液体が艶かしい白い大腿部をさらに白く
ぬめ光らせ、脹脛を伝って地面へぽたっぽたっと流れ落ちるその光景は、
この陵辱劇の淫惨さ際立たせていたが、まだまだこの悲劇に終わりは見えなかった。


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