ルックと、クゥさんが恋人同士…?
まぢですか…?
なんだろう、スッゴ苦しい…
………てゆか男だろ?
男同士だろ!?
そんなんアリなの!?
…ありえない…
好きの理由5
「たはーι」
ルックの話を聞いてから急に胸が痛み出して、そのまま屋上をでて自分の部屋まで来てしまった。
ベットに腰掛るとつい溜め息が出た。
一体どうなってんだ?
なにがなんだか…
ルックがクゥさんを好きで、クゥさんがルックを好きで、それで恋人同士。
…それはいいよ。
それはわかった。
でも問題は、なんで男同士なのにってことだ。
わかんないなぁ…そんなのおかしくないかな???
う〜ん、でもどうして僕は苦しいんだろ。
なにか嫌なのだろうか。
………ルックとクゥさんが恋人同士なのが嫌なのだろうか。
「…そうか!」
そう思うと、なんだかやたら納得してしまった。
妙にその考えがしっくりくる。
「そうだよ!僕はルックがクゥさんを好きって言ったのが嫌なんだ!」
なるほど〜、そうだったのか〜!
う〜ん、自分って自分ではわからないものだよな〜。
「……………あれ?」
なんで嫌なんだ?
ふと湧いて出た疑問にまたも囚われる。
……………
……………
……………え?
「うそっ…!!」
嘘だぁっ…!!
「そんなっ…だってそれが嫌なら、僕はクゥさんを……………」
手で顔を覆う。
「好き………な……………わけ?」
…………………………………………………………………違うっ!!
そんなことありえない!!
だって…おかしいじゃないかっ!
そんな、男同士で、んな好きとか嫌いとか……………っっっ!!
まじありえない!
断固ありえない!!
現存的にありえない!!!!
ルックが優しく「大丈夫?」とか僕に言うくらい
「ゼーーーーーーーーーッタイありえないっっっっっ!!!!」
僕は窓から夜空に吼えたのであった。
「……………はっ!!」
あれ…?
ここは……船着場?
「なんで僕はバナーの村にいるんだ……………?」
思い返してみよう。
僕は部屋にいたはずだ。
それがどうして僕はここにいるんだ?
あれあれ?
「そう、僕はやけに息巻いていたんだ」
そんなんじゃない、と。
そして…
「そう、それで僕はそれなら本人に直接会って証明してやるって……………」
それで意気込んでビッキーのところでバナーの村までって………
「………………………………………空真っ暗じゃん」
こんな時間に一体何をやっているんだ……………僕はι
頭をかきあげて息を吐く。
「……………帰ろかな」
その時。
「……………な、何?」
ものすごく嫌な気配を感じた。
ルックのそれとは全然違う。
…村の方からだ。
なんだろう、このとても禍々しい、魂の根底から冷えていくような気配は……………
「……………!?」
村の方を向いた僕の目にひとつの建物が入ってきた。
あれは……………
「宿屋……!?」
宿屋からものすごい気配を感じた。
目には見えないが、身体全体があそこはヤバイと告げてくる。
「……………っ!!」
恐怖。
あそこに行ったら絶対生きては帰れない―――――
そんな思いが僕の足を竦ませる。
でも……………
………あれほどの気配、出せるの、って…
「
そのコトバをつぶやくと同時に、僕の足はその宿屋へ向かって走り出していた。
どうしてそこにソールイーターが……クゥさんがいるの、とか
証明する、とか
おかしい、とか。
そんなことは考えていなかった。
ただ無意識に、
足が動いていたんだ。
クゥさんに、何かあったんだ。