雨の尼寺
 ちょっと気弱な少年 瞬と、向こう見ずだが頼り甲斐のある
少年 冬紀。瞬は冬紀を尊敬し、冬紀は瞬を守ろうとした。
そんな二人が通り慣れた下校路でふと見つけた、山間の影。
霧が立ち込め、雨が降り始めたその山中で、二人は。
 その尼寺は、雨を降らせて、誰かをずっと待っている。

<瞬−1>
<冬紀−1>

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