薫紫亭別館


1-6巻 7-12巻 ダイtop 19-22巻



文庫感想 13巻〜18巻

13巻 ─ 挑戦の章 III ─

ダイとバラン(と、ヒュンケル)のおかげでせっかく燃えた所を、ここでもマァムが萎えさせてくれました……いや、ポップ君も萎えの片棒かついでるんですけど。
普通、服の中に何か入ってたら気づくだろうマァム……。しかもあんな巨大なゴメちゃん。ゴメも共犯だな。まあ、シリアスの幕間、ということでアリにしよう……。

ヒュンケルとエイミさん、結構お似合いだと思うんですが、エイミさんって何歳くらいなんですかね? ちなみにヒュンケルは21歳です。口紅塗ってますから齢イッて見えますが、出来れば19歳くらいを希望。脈も無いワケではない。
頑張れエイミさん。ヒュンケルフリーだし! 押して押して押しまくれっ♪

バラン、親だよなあ……っ! ダイを眠らせて自分が戦う所が。それも竜魔人になった姿を見せたくない、というのが泣けるじゃないですか。しかしバーン様は更にその上を行く。ハドラーの胸に黒の核晶を埋めている所など、ストーリーが重構造で、なかなかこれだけのお話は作れるものではない……と、今度は三条先生を尊敬してみたり。

ダイ大は良い原作と作画に恵まれた、奇跡みたいな作品でした。ヒカ碁もいい所までは行ったんですが、私的にはそこまで……という感じです。現在進行形のビィトも大好きです。でもやっぱり、ダイ魔界編も読みたい、複雑なファン心理なのでした。

>>>2003/11/26up

14巻 ─ 試練の章 I ─

バラン死す!! 実に凄惨で感動的なシーンに突っ込むのも無粋ですが、バラン……浮いてる、よね……ダイが意識を取り戻すまでどのくらいかかったかわかりませんが、その間にポップ達が到着しているのなら、全員でダイ覗き込んでないで、一人くらいバランの様子を見に行ってやれよ……特にトベルーラが使えるポップ! オマエだ、オマエ!!

おかげで地面(?)に激突してしまったし。いや、その衝撃でバランの意識が戻った、とも言えるが……。さらばバラン! ダイの「父さぁん!!!」の叫びが泣かせる……っ!

まあ気を取り直して次へ。ポップ君の観察眼の鋭さに感嘆する私。なんつーか、ポイント突いてます。火の粉みたいなメラがものすごい威力なのを見抜いたり、攻めないと全滅だと叫んだり、マァムの無謀な突撃を間一髪で止めたり。
あのカラーリング最悪な新コスチュームも燃えてくれたし、元の旅人の服に戻ってちょっと嬉しい。見てるだけのこっちは気楽だねえ……。

しかしハドラーといいバーン様といい、あのツノみたいなのは仕様なのだろうか? 二人が戦ってると見分けがつきにくい感が無きにしもあらず。そしてブロックの最期にも泣かせて頂きましたよ……ポップ君のメドローアを体を張って防いだ時は、中がまさか空洞とは思いもしませんでしたが。

マァムに抱えられて浜辺に辿りつくポップ君。こーいう体育会系の女と軟弱野郎のカップリング、本当はツボな筈なんだけどなあ……。

>>>2003/12/24up

15巻 ─ 試練の章 II ─

ダイ挫折。ポップ君はよく挫折してますが、ダイが挫折することは滅多にないので不安を掻き立てられる巻です。いや、主人公だから乗り越えるのはわかってるんですが、どーも、こーいう生真面目なタイプはヘタレ野郎のポップ君と違い、思い込んだら修正が効かなくて。

でもそれを軌道修正させるのが、やはりポップ君な所がさすが、挫折のベテランです。うーん重みあるわー。最初からトントン拍子に強くなった訳ではない分だけ、発言に説得力がある……! 完結した今ではポップ君の方が天才なんじゃ? とは思いますが、リアルタイムではポップ君はお調子者の口先野郎、なイメージが先行してましたしね。

そんなおちゃらけ者がダイを信じて黙して待つ……! 男の友情!! 親友だねー。

レオナのアバンの使徒入りは余り歓迎してない私ですが、五人必要なら仕方ないですね。だってなー、戦闘じゃ役に立たないだろうし、魔法力だって、大魔道士(賢者)化したポップ君には適わないし……でも、破邪の洞窟に入ってった時の衣装は好き♪

そーいうワケなので、ポップ君、頑張ってくれ!! アバンのしるしが光らなくても、君は立派に成長している!! 私としては、マァムのしるしが簡単に光る方が納得いかないが!!

あっあんな偽善的な女のドコが「慈愛」なのかと……!! 最後までポップかヒュンケルか決められなかった女だぞ!? 生殺しじゃねーかよ! しかもその状態でポップとメルルと旅を……マァムだけの責任ではないとは言え、何かひっかかりを覚える私でした。

>>>2003/12/24up

16巻 ─ 光輪の章 I ─

ポップ君が一番苦しむ回。ポップFANとしても、読んでいてキツイ展開です。あんなにあんなに頑張ってたのに、なぜ光らないのだアバンのしるしよ……。アバンのしるしが欠陥品だった、ということでFAにならないだろうか……どー見てもヤツが一番成長著しいのに。

他のキャラに悟されたりしているのを見てると、私が代わって言い返したくなります。ポップ君の理屈、生まれとか育ち方とかも今ひとつ納得出来ないものがありますが、そう考えたくなる気持ちもわからないでもないので……ああジレンマ。

でもメルルのおかげでポップ君のしるしも光ったし! 賢者にもなれたし! 命の恩人でもあるし、私ならここでメルルの方に行っちゃうなあ。どうも健気な女の子に弱くて。
守ってやりたいとか思わないのかポップ!? 横っつらを引っぱたく女神も悪くはないですが、女神よりは一人のただの女の子の方がいい……私は。その方が幸せに暮らせる気がします。

で、意外とあっさり決着がついてしまったポップvsシグマ戦。パーティバトルの時に一回描いちゃってるからなあ……でも、ポップ君が『大魔道士』を襲名するシーンはシビレました♪ うーん男っぽい。少年から男に脱皮中です♪♪ マトリフ師匠もさぞ喜んでいることでしょう!!

>>>2004/1/18up

17巻 ─ 光輪の章 II ─

手に汗握るダイvsハドラー戦!! 主人公としてのダイを再認識。でもポップ君の小物っぷりが好き。全員でハドラーにかかった方が確実だし! そーすればダイヤ・ナインに引っかかることも無かったと思いますが、そのダイヤ・ナインの罠が展開として美味しすぎるので目が離せません。

そして大好きなハドラーのセリフ。

「オレと…オレの仲間達の戦いも…勝者がいなくなってしまったら語りつぐ者さえなくなる…!!」

燃え!! 敵のクセにここまで格好良くていいのか!? とても初期のヘタレ魔王と同一人物だとは思えません。それを言っちゃ、協力されているどこぞの魔法使いも一緒ですが。

ダイよ、ルーラ唱える前にポップの腰でも足でもひっ掴んでれば良かったのに……タイミングを逃したポップ君にも落ち度はあるが。おかげでアバン先生が復活してしまったではないか。うおお萎え萎え。

死者を生き返らせるなよ〜。かくいうポップ君も一度死んでるワケですが、それとはまた別に、こーゆー指導する立場の人は、死んでこそ価値があるというか……あ、お話的にね。
亡くなった師の教えを胸に弟子達が一致団結して戦うのを見たかっただけに、突然生き返られるとアナタ今まで何してたんですか? と質問したくなっちゃうじゃん。

まあハドラーには良かったですが。レベルがダイに及ばないのも良かったですが。コレでまだ師に及ばない……なんて事になったら、これまでの修業や冒険は何だったんだろう、とアイデンティティ・クライシスに陥ってしまう所でしたからねえ。

>>>2004/1/18up

18巻 ─ 光輪の章 III ─

あ、キルバーンのお面コレクションだー♪ センスいいよなキルバーン。いや、これは作画の稲田先生のセンスなのかな? どれを取ってもカッコイイ。一枚ください。

読みながら、リアルタイムでポップ君のナマ腕(?)を見た興奮が蘇りました。なかなか肌出さなかっ たからなこの子。後半ではよく脱いで(焼けて)ましたが。ダイは結構脱いでるだけに、ポップ君はガード固いなーと、腐女子丸出し(苦笑)な事を考えていたものでした。

ヒムお帰りー♪ ヒムがあのまま終わるはず無いと信じていたよー♪
うむ! 早いとこヒュンケルをやっつけちゃってくれ! と、またヒュンケルFANを敵に回すような事を……生身でヒムのオリハルコンの体にヒビを入れ、ザコタイプとはいえこれまたオリハルコン軍団を素手で砕きまくる男に何の応援がいるというのだ!?

否! いらん! よく似たタイプのラーハルトも復活したことだし!! ああまた問題発言を……(汗)。

同じようなタイプなのに、何故かラーハルトは好きなんだよなあ……ダイ様への忠誠心の為せるワザだろうか。ともあれ、鎧の魔槍もラーハルトに戻りました。ラーハルトが着てる方が似合う気がする。これも私の欲目なのだろうか……。

とりあえず寝てろヒュンケル! 君が死んだとは、きっと誰も信じちゃいないから!! (←爆笑)

>>>2004/1/18up


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