薫紫亭別館


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文庫感想 19巻〜22巻

19巻 ─ 血戦の章 I ─

ああいかん……アバン先生のノリについていけない……アバン先生ってかなり人気があるようですが、私はちょっと受け付けないようです。この巻のレオナもちょっとイヤ。ろくな修業もしてないクセに指図するんじゃねえ、とか思っちゃって……。

でもって、あっとゆーまに捕まって「助けてっ!!!!」とか言っちゃってるし。ああ役に立たない。マァムといいレオナといい、もー少し謙虚に振る舞えないものか……だからメルル派なんだろうな、私。
自分の無力を知っていて、決して出しゃばったりしないで、自分の出来ることだけを懸命にやる。メルルがバーンパレス突入前夜にお皿洗ってたトコなんて、けなげで感動したけどなあ……。

言っては何ですがアバン先生が復活した頃から話が間延びしてきているので、読み通すのが辛かったり。ラーハルトはピシッと締めてくれたんですが、後の戦闘がダレるダレる。

ダイがカラミティウォールを破る所とか、原作者の思い入れたっぷりのダイのセリフ「…おまえを倒して…! この地上を去る…!!」も、ハドラーの名台詞より印象薄いし。私には。

ドラムーンのゴロアとか、小物だしなあ……そんなのに苦戦しているダイが許せない、というのもあるんだと思います。ああ後、ダイとコンビを組んでるのがポップ君じゃなくてレオナになったせいもあるかも。今考えると。所詮腐女子か……と自覚した所で、次の巻へGO!

>>>2004/2/22up

20巻 ─ 血戦の章 II ─

あーっマァムが苛々するーっ!! やっぱダメだはっきり言ってしまいますが私マァム嫌いだ。

こっこの二股女……! ポップの目の前でよくもあーゆー態度が取れるものだ。いや、気持ちはわかりますよ? 死んだと思っていたのが生きて出て来てくれたら駆け寄って手のひとつも握りたくなろうってのは。しかし理性でわかっても私の感情が許さないのだ。

もーポップ×メルルとヒュンケル×エイミでいいと思うんですが……マァムがいなきゃカップルふたつでスッキリするのに。マァム、自分が振られること想定してなさそうなので、どっちつかずの態度取ってる間にこの二組に早いトコまとまって貰いたい! です。

「凍れる時間の魔法」とかキルバーンが手下になったくだりとかもそれなりに面白いんですが、話に必要なパートだとは思うんですが、全体的に感じるこの間延び感は何なんだろう……。
主役のダイと準主役のポップの話じゃないからかな、やっぱり……キャラ萌えだけで読んでたつもりは無かったんだけどなあ。でも、ポップ君に最後の期待がかかる所は燃えたので、結局はキャラ萌えなのか、私。

ラストで真・大魔王バーン降臨。威厳が無くなったのも、萎えの原因かなと分析してみたりしてます。

>>>2004/2/22up

21巻 ─ 血戦の章 III ─

うーむ、マァムまたしても。結局マァムはこの最終戦ではアルビナス戦しか役に立ってないのか……? アルビナスにもザコ呼ばわりされていたような気が。レオナは戦闘力が無いぶん人質にされてただけでしたが、マァムは攻撃して来るから始末に負えない。

まあマァムの事は早く忘れよう。早々に瞳になってくれて静かになったし。アバン先生が瞳にならなかったのが意外。前期ハドラーにも苦戦した男なのだが……。アバン先生が残るなら、クロコダインも残って欲しかった。好きなんですよクロコダイン。ダイの盾になるだけなら、ガタイのいいクロコダインの方が向いてると思うんですが。

腐女子モードですみませんが、これまでになくポップがダイと密着してくれてるのが嬉しい♪ 「…じっとしてろッ!!!」のコマとかね。ポップ君が頭脳派を発揮してくれたのも萌えドコロ♪ ポップ君が瞳や天地魔闘について長々と解説してくれてるのが楽しくて楽しくて。

だってー、ポップ君怒られたり説教されたりするシーンの方が多かったんだもん。どんどん師や先輩を追い越してくのがポップの成長物語、って感じでカタルシスがあるんですよー。その分、少々説教くさくなりましたが許容範囲内。のるかそるか、とビビッてんのがイイのです♪

しかしまー、魔法使いのくせに鍛えられてる男だのお。まあ少年漫画だしな。あまり華奢に描くとベツモノになってしまいそうだし、とりあえず誰か、ポップ君にマントか何かかけてあげてくんないかなー(←無理)。目のやり場に困るんだ(笑)。

…あきらめないで…!!! という言葉が浮かんでくるのが主人公のダイじゃなくてポップ、というのも興味深いです。普通は主役が聞くモンだと思いますが……私魔法使いFANなので全然OKです♪

>>>2004/3/30up

22巻 ─ 閃光の章 ─

ポップ×メルル決定! ここまで心配してくれる女の子は他にいないぞポップ!? 大体、メルルに筒抜けな状態で、マァムとLoveLove状態になれるか!? 無理! ヤツはそこまで朴念仁じゃない。メルルの前で、そこまで図々しくはなれない筈。どきっ、とかしちゃってるし、幾らでもポップ×メルルになる要素は残されてます。

そしてダイ大のハイライト、「閃光のように」の巻。そういえばこの巻、閃光の章、と付いているのだ。どれだけ思い入れが強い回かわかりますな。

いや、ダイがバーンにとどめを刺した時のモノローグからかもしれませんが、この回が無ければダイが立ち上がる事も出来なかったわけで、やっぱりポップとダイはいいです。どちらが欠けても大魔王を倒す事は出来なかったんだ、と思わされます。

ゴメちゃん死す! アイテムが意識を持つのが疑問ですが、そんなのは些末な事に過ぎません。さようなら、ゴメちゃん。最後の最後まで、ダイの友達でいてくれてありがとう。ダイの最後の願いも叶えてくれて。いつかまた、地上に戻ってきたダイの前に現れてください。

竜魔人化ダイ、ポップもレオナもアバン先生も、ヒュンケルも、ヒムも命を捨てる覚悟で頑張っているのに、マァムだけヒュンケルの命の心配をしている……ヒュンケルの心配をするなら、その前にアバン先生の心配をしないと。ヒムの心配も。だから偽善に見えるんだよおっっっ!

最終話、詰め込んでましたね──ダイ帰還、キルバーンの正体、黒のコア……展開が早くて、だから続編を望んでしまう。絶対にダイが死んだとは思えないし、実際魔界編の構想があったらしいし……竜戦騎ダイに陸戦騎ラーハルト、空戦騎が新キャラで、海戦騎クロコダイン、という……。

ポップ君も出して欲しいですが、余りにも成長したため今後は使いづらいだろうか……? しかしそれなら竜魔人化して無敵となったダイも同じか。ビィトが終わるまで気長に待っています。後の五年や十年、私は楽勝で待てると思いますvvv

>>>2004/3/30up


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