メイヴ【めいう゛】

  種 族:魔族
  レベル:C
  得意技:妖精召喚、女王技/姉、集団
 
 ケルト神話に登場する「女王」。彼女は淫魔の出身であるが、上昇志向が強く、妖精界を統べ、人間の男性を統べることができる。人間界でのたくましい活躍と戦利により、生うとして君臨、のちに神族に列せられた。

 このように、メイヴは魔族でありながら、精霊の王でもあり、神族でもあって、そのいずれの特長と技を駆使することができる。

 性格は獰猛にして上昇・支配欲が強く、極度のドS。頂点は常にひとつというわけで、雑魚キャラとして集団戦になることはまれである。よほど強力なステージのプチボスになくなくしたがっているケースくらいだろう。

 たいていは、ステージをひとつあてがわれ、そこの女王として権威をふるう存在として登場する。つまりプチボスクラスというわけである。

 支配下に置いた人間の娘や妖精たちをステージに侍らせ、中級冒険者を集団でいたぶろうとしてくる。策略に長けており、メイヴのステージはトラップと集団逆レイプのオンパレードとなるだろう。単独行動を許さず、常に集団戦を命じている上、姑息な罠で冒険者を弱らせて、よってたかって精を一気に奪い取ろうとしてくるのである。

 冒険者は、さまざまなトラップに困っていながら、そこで一番嫌な形で集団を相手にしなければならない。たとえば、魅了しやすいトラップに引っかからせてから、魅了専門の妖精を大量に送り込むなどである。

 ところどころに回復薬を置いておき、それを頼りに突き進む冒険者をいたぶりながら、じわじわと薬が追いつかない状態を作り上げて、あと数メートルで次の回復薬に手が届くイキそうな冒険者を十数人で取り囲んで、「惜しかったね」と快楽漬けにするのである。

 その一方で、メイヴ同士で複数行動することはほとんどない。女王として君臨しているので、プチボスは常に必ず一人である。

 トラップと集団戦をくぐり抜けてきた冒険者の前に立つメイヴは、まず戦闘開始から常に、妖精たちを呼び寄せ、冒険者を取り囲んで、集団で補助攻撃をさせる。冒険者は、全身を撫でさすられかわいがられながら、同時にメイヴと戦わなければならないだろう。

 配下から倒しても次々に“補充”されるため、冒険者は妖精を相手にせず、メイヴだけを攻撃しなければならない。

 メイヴの攻撃スタイルは必ず攻撃的である。全身を女体で埋めつくされている一方で、女王様としてのいたぶるようなセックスは、冒険者の心を確実に奴隷に落としていく。犬同様に扱われながら、持ち上がってきたプライドは鞭と首輪とののしりで徹底的に砕かれるのである。

 そうして弱らせた冒険者に、女王は容赦なく馬乗りになり、一気に腰を振って精を絞り上げようとしてくるだろう。

 膣の質を妖精、人間、悪魔のそれぞれのタイプに変幻自在に変えられ、軽い魅了攻撃や弱体化攻撃、魔法攻撃を使用することができる。オソソの味が変幻自在に変わり続ける中で、イチモツが翻弄され、せっかく女王のところにたどり着いたのに、ハーレム女王様攻撃であっけなく敗北ということも充分起こりうる。

 あまり自分の残り精力を気にせずに責め一辺倒の攻撃をするので、冒険者の受けるダメージは絶大だが、思った以上に時間が掛からずに決着するのもたしかだ。メイヴは短期決戦を好むのである。

 そのため、メイヴに勝つためには、マゾ犬として従いながらも、同時に水面下でどんどん腰を突き上げて敵精力を奪い続けるのが一番だ。彼女がイキそうになり、後戻りできなくなった時点で、一気に形勢逆転に持ち込めるだろう。

 そのためには、ガンガン責めてくるメイヴの快感攻撃に耐える耐久力と、妖精たちの集団愛撫攻撃を乗り切る精力が欠かせない。

 それでも、メイヴをしっかり倒せる実力は、最低限でも欲しいところだ。彼女が女王となるのはあくまで中級ステージ。それ以上のステージで彼女が女王になることはない。理由は単純、弱いからである。

 上昇志向は強く獰猛にして勇敢だが、実はメイヴの精力は低く、防御力もたいしたことがない。だから、さらに上のステージに行ったら、メイヴは集団で登場することがあるのだ。

 さらに上級の魔族に命じられ、プライド関係なく仕方なしに従わされているからである。不本意ではあるが、逆らうこともできないほど強力な魔族が上にいれば、メイヴは徒党を組み、集団で襲いかかってくるのである。

 彼女たちはなんとかして、策を練って自分の上にいる強力な悪魔に取って代わりたいと願っているが、その出世欲はむなしいばかりである。超えられない絶対的な壁、力の差があるのである。

 実際、メイヴが支配できた妖精の国というのも規模の小さなもので、全体的には「村」に近い規模しか支配できていない。人間界を支配したといっても、コノハトというごく小さな国の女王になったに過ぎない。全人類を配下に置くなどの力はまったくない。

 つまりメイヴ女王は、威張っているようだが、ふたを開けてみればお山の大将に過ぎないのである。井の中の蛙には、大海を見せてやらねばなるまい。

 上のステージに雑魚扱いで出てくるメイヴたちは、実に悔しそうである。だが、彼女たちをさくっと倒して現実を見せてあげ、上には上があることを思い知らせて、その無駄に上に行こうとするガツガツした性根にお灸を据えてあげるべし。そのくらいのレベルでなければ、その上のステージに行くこともできないだろうから。


メイジ【めいじ】

  種 族:人間、超人
  レベル:D〜B
  得意技:魅了魔法、変身、快感魔法、弱体化魔法など/全属性対応
 
 魔法使い。

 魔法とは何か、魔法使いとは何か、どの呼称がどれだけのレベルや役割の違いを持つのか、などについては、人によって解釈が分かれるところである。だが、ここでは、あまり厳密な区別は意味をなさないので、ウィザードもウィッチもメイジもソーサラーも、「魔法使い」として一括しておくこととする。そして、呼称についてはさまざまな場面などで自由に使えば良いのであって、ここでは「メイジ」でひとくくりにしておこう。

 また、魔法を使うものという意味では、ほぼすべての神族や魔族も当てはまってしまうし、妖精の中にも魔法を使うものや、機械でさえ魔法を使う場合もあるが、ここではヒューマンタイプだけに絞っておくこととする。

 魔性の力を得て、その体を幼くした者についても、マジカルガールとして区別しておく。すると、いわゆる魔法少女ものはそちらを参照ということになり、より純粋な形でメイジを叙述することができるからである。

 魔法使いは、さまざまなステージにコンスタントに登場する敵である。出で立ちはさまざまだが、とんがり帽子に箒という組み合わせがなじみ深いだろう。

 彼女たちは、そのレベル、能力などに応じて、ステージを振り分けられる。強い魔法を使うレベル高いメイジは上級ステージに、初歩的な魔法しか使えないものは初級ステージにいるというわけだ。

 もちろん、レベルなどに応じてさまざまな眷属があり、上記の呼称の使い分けなどをして強さやレベルを測るのもいいだろう。

 レベルによってその威力は変わるものの、共通しているのは、多彩な魔法を駆使して冒険者をどこまでも苦しめる存在だということだ。かなり先のステージに行っても、超人化した魔法使いが登場する。腐れ縁に近い存在だろう。

 彼女たちは、テクニックを駆使して戦う肉弾戦よりも、後方に退いて数多くの魔法を駆使して間接的に追い詰める戦法を好む。そのため、単独での登場は比較的少なく、魔女同士や、別の敵と一緒にパーティを組んでいることが多い。

 彼女たちが好むのは、後方から隠れて補助攻撃魔法や攻撃魔法を使ってくる方法である。初級の魔法使いでも、多彩な魔法を覚えており、コソコソと魔法を使ってくるので、なかなかに侮れない。

 仲間の攻撃力や防御力を上げる、冒険者を女体について魅了させる、冒険者のスピードや攻撃力や防御力を下げるなど、多くの魔法を使ってくる。

 また、遠方から直接性感神経を刺激する魔法を使うこともあるので、下手をすると誰にも触られていない状態のまま全身気持ちよくなって、空中に精を放ってしまうという情けない状況に陥ってしまうことさえある。

 心も体も弱らせられ、敵は強化された状態で、集団戦を強いられることになるのだから、肉弾戦に弱いからといって高をくくっていると、ひどい目に遭わされるというわけだ。

 また、彼女たちは変身魔法も心得ており、冒険者の好みのタイプに好きなようにシチュエーションを変えることができるので、レベルが低くても全属性対応となっている。その点も気をつけるべきだろう。弱い冒険者では、あっという間に冒険者好みの状況が用意され、徹底的な快楽責めの末にあっけなく墜ちてしまうのである。

 冒険者の一定時間拘束したり、操ったりという魔法もやっかいだ。強制的に腰を振らされ、我慢しなかればいけない、休息しなければいけないという状態の冒険者のイチモツを徹底的にしごきたてることも可能である。

 魔法使いが敵パーティに混じっていた場合、まずは他のメンバーを先に倒してしまうのが吉。強化された敵を全員倒してしまえば、魔法使いだけが残るので、あとは彼女たちの苦手な肉弾戦で戦って勝ってしまえば良いことになる。

 レベルの高い魔法使いは、体術も心得ているので、先のステージになった場合、魔女だけが残ったからあとは大丈夫などとは思わない方がいいだろう。

 メイジは実に多様な魔法を使ってくるし、そのパターンもレベルなどによって多彩である。以下、代表的なものをあげておくことにしよう。レベルに応じて、軽いものから深刻なものまで幅が広いので注意されたい。

●魅了
 とてもポピュラーな魔法。自分の魅力を冒険者の脳に叩き込むタイプと、自分を含めて女というものそれ自体に激しい魅力を感じさせるタイプがある。好きな女とのセックスは快楽が何倍にもなる特性を利用して、射精しやすくなってしまう。

●幻覚
 女の幻覚をたくさん見せて性欲を増強させる。強力な物になると、実際に感じさせることさえできる。

●味方の強化
 スピード、攻撃力、防御力を上げる。強力になれば、全体を引き上げることも、一人につき大幅にあげることもできるようになる。

●弱体化
 スピード、攻撃力、防御力を下げる。感じやすくさせたり、性感ダメージを鈍らせたりする。地味に追い詰められるので注意が必要だ。

●物質具現・消滅
 上位のメイジが使ってくる。ローションを無から出現させてにゅるにゅるにしてきたり、オナホや魔法媒体などを作り出して冒険者を襲わせることもできる。また、冒険者が身につけている防具やコンドームなどを消滅させ、じかに肌に触れさせ、なまで挿入させられたりができる。

●子供化
 上位のメイジのみ使える。冒険者を性に不慣れな子供に戻し、一気に快楽漬けにして徹底的に精を絞りきる。上位ステージで子供化するのは致命的である。

●快感の呪文
 遠くから直接性感神経を刺激し、全身を心地よくして股間をくすぐったくさせる。そのまま魔法で射精に到らしむることも可能だが、たいていは快楽に包まれたところで他の敵のオソソの餌食にして射精させるダブル攻撃に使われる。上位ステージではバカにならないダメージとなる。

●変身
 冒険者好みの姿に変わることもできる。ボインが好きなら巨乳に、小柄が好きならそのように。上位者となると、別の敵そのものになってしまうことも可能。

●バインド・コントロール
 バインドは下位のメイジも使用可能。一定ターン動けなくなってしまい、一方的な攻撃を食らう。やっかいなのは上位者のコントロールで、自分から胸の谷間で腰を振らせたり、イキそうで追い詰められているのにガンガンオソソに激しく出し入れさせられたりする。一定ターン、操られてしまうので、回復ができない。

●ブレイン
 冒険者の好みを読み取ってしまう。これによって、冒険者の思考や属性どおりのシチュが即座に用意されてしまうだろう。

●ドレイン
 大変やっかいな上級魔法。レベルやHPを吸収されてしまう。せっかくためたレベルをどんどん下げられてしまうと、もう一度あげるのに苦労する。その前にそもそも、弱くなって即座に射精の憂き目を見るだろう。

●異界送り
 最高レベルのメイジのみ使用可能。精霊界や淫魔界などに飛ばされてしまう。勇者クラスでもない限り、そこで数百の半透明の女たちに責めまくられて無事に戻ってくることはできないだろう。


メイド【めいど】 nm

  種 族:人間
  レベル:E〜D
  得意技:奉仕攻撃/姉、集団

 メイドさんである。

 大金持ちに仕える若娘集団であり、メイドのグループごとにそれぞれ役割が決まっている。戦闘が専門の警備メイド、子育て専門のメイド、家事一般をこなすメイドなど、それぞれに専門の分野があり、一定の訓練を受けた熟練の職業婦人軍団なのである。名家と呼ばれる大富豪であれば、千人からのメイド軍団が屋敷中にたむろしてそれぞれの仕事を行っており、メイドの仕事によって家が成り立つ花右京家のような特例もある。

 が、一般にメイドといえば、一時的に雇われるバイトのようなものであり、家事代行やベビーシッターといった形式を取ることが多い。仕事に応じて報酬をもらうもので、外国では一般的なものとなりつつあるようだ。

 日本では、あまり家事代行のメイドさんは流行っていないようである。その代わりに、都会の喫茶店などに大量に雇われ、ウェイトレスとして働くことが多いようである。マニュアルが決まっており、来店者には「お帰りなさいませご主人様」などと型どおりの物言いで対応するよう、やはり一定の訓練を受けている。

 また、伽メイドという、ご主人やその子息に性的なサービスを行うメイドさんたちもいるようで、もっぱら物語や漫画の世界で頭角を現し、性的なご奉仕をする生業や、それが昂じて年端も行かぬ若い子息に手を出すけしからんメイド集団もいるとかいないとか。

 そんなこんなで、メイドさんたちはコスチューム萌えな属性をひっさげて、セックスバトルRPGの世界にも大量に投入されている。

 メイド服といわれる、薄くて露出の多いワンピースにフリル付きのエプロン、カチューシャが、彼女たちの”戦闘服”である。彼女たちはグレードに応じて、露出度を変えている。

 超初心者に群がるメイドは長いスカートに長袖であり、ごく普通のセックス攻撃をする。町娘とたいして変わらない実力であり、ザコとして簡単に倒せる部類である。

 が、そんなウブなオタク青年を食いあさって力をつけたメイドたちは、みずからのレベルアップに応じて肌の露出度を高めていく。レベルのつかない新米はロングスカートに長袖、レベル1のメイドは半袖、レベル2のメイドは膝上スカート(ふくらはぎ露出)、レベル3はノースリーブとなり、レベル4ともなれば、超ミニスカートの着用が許される。

 一方、その熟練度を最高に高めた“メイド長”と呼ばれる、熟練レベル5になると、メイド服自体からも解放され、ボディコンスーツやぴっちりロングパンツなど、“働くお姉さん”らしい格好になる。ただし、カチューシャは着用することとなっているので、メイドということは分かる状態だ。彼女たちはグループの統括者であり、部下の娘たちに指示を出す役割があり、同時に冒険者を天国へ誘うべく様々な技巧を駆使するのである。メイド長レベルになると、熟練した冒険者でなければ太刀打ちできない。

 メイドたちは、レベルに差はあるものの、ひととおりの性的な技を身につけている。手コキ、フェラ、スマタ、パイズリ、挿入…ご主人様の望む性行為を読み取ってしっかりとご奉仕するのである。

 彼女たちの特性として、戦闘後なるべく早い段階で冒険者の性質を見抜き、彼の萌える仕草や感じやすいポイント、彼が気持ちよくなる体位や肉体の部位などを探り当てるのがとても上手だということである。女の手に弱い冒険者であれば、手コキ攻撃に素早く切り替えて射精までシコシコしてくれる。それを見抜く力に長けていることが、メイドのグレードとなるのである。

 また、メイドたちは単独での出現を好まず、ほとんど集団での登場となる。役割分担という性質から、上半身担当、生足担当など、複数で徹底的にご奉仕できるよう、グループで行動しているのである。

 交代での挿入や、イチモツを2人のお尻やオソソ表面で挟み込んでの扱きなど、連携プレイもお手の物だ。ご奉仕させていただきますと丁寧な物腰ながら、完全に男性をリードしてくれる肉体さばきも見事なものである。

 集団戦になれていない初心者では、彼女たちの奉仕に耐えきれず、ついついどばっと出してしまう可能性が高い。

 やっかいなのは、冒険が少し進んだところで出てくるメイド長だ。高度な風俗技を身につけており、男性の感じやすいポイントばかり的確についてくる上、部下のメイドたちにあれこれ指示を出して、集団で襲わせ、的確な快感攻撃で男性の全身をくまなく快楽漬けにすることができるのだ。ある程度レベルの高い冒険者でなければ、メイド長がグループにいる集団にはまったく歯が立たないはずである。

 彼女たちに打ち勝つには、ひたすら防御力を高め、精力を高め、反撃あるのみである。

 メイドたちは一定の訓練を受けているので、攻撃には定評があるものの、防御の訓練はそれほどでもないので、反撃すればイかせることは難しくない。集団なので、時間は掛かる。その怒濤の集団攻撃に耐えながら、ひたすら一人ずつ倒していくだけである。

 メイド長つきであれば、ますは彼女から倒してしまえば良い。司令塔がなくなったメイドグループであれば、それなりのレベルのある冒険者であれば蹴散らすのはたやすいだろう。

 メイドにはいくつか眷属がある。魔物娘でもメイド服を着ている輩があり、メイドの属性を吸収していることがある。メイドも得大好き人間のままではあっさり搾り取られてしまうので、鍛えておくに越したことはないだろう。


めがねっ娘【めがねっこ】

  種 族:魔法媒体
  レベル:E
  得意技:とくになし/属性なし
 
 メガネをかけた女性である。

 ただそれだけなのである。

 伊達であれ、度が入っているものであれ、めがねをかければそれだけでめがねっ娘の完成である。

 それにも関わらず、眼鏡をかけただけで、その女性の攻撃力が倍加することがある。何とも恐ろしいアイテムなのである。

 子供から大人まで、人間から魔物まで、めがね娘は様々だ。

 ただのラミアなのに、眼鏡ラミアになっただけで攻撃力が2倍、または冒険者の防御力が半分になってしまうのである。本当に恐ろしいことなのである。

 ぱっちりした目、知的な雰囲気なのにドジなところが垣間見え、かわいらしさが格段に上がり、ウブでまじめで純情な雰囲気ながらその行為はただれているというギャップ。何とも背徳的なのである!

 だが、冒険者諸君、だまされてはいけない。それはただのメガネだ。顔の一部だ。めんめんメガネはとてもよい…もとい、攻撃力アップのアクセサリーに過ぎないのである。

 別にメガネ娘だから何だと開き直ることができれば、彼女たちの攻撃力倍加は食い止められる。メガネ天使はただの天使だ。割り切ることができれば、まやかしの大ダメージは避けることができるはずである。

 何だったら、メガネ取っちゃえばいいじゃん。

 そしたらただの女の子じゃん。目が“3”の字になるだけじゃん。

 ああ! めがね最高!

 残念ながら、そう割り切れる冒険者ばかりではなく、どうしてもめがねっ娘というだけで弱体化してしまうことが多い。気をしっかり持たなければ、ただのザコなのについ緩んでしまうこともある。

 また、上級ステージの眼鏡娘は、めがねそのものに魔力を込めているので、危険でもある。敵が眼鏡をかけていたら、先に倒してしまうなど対策を打っておいた方がいいだろう。

 どういうわけか、女子が眼鏡をかけると萌えるのに、男子が同じことをしても…強化アイテムにはならないんである。残念。


メギド・ブライド【めぎどぶらいど】

  種 族:神族
  レベル:A
  得意技:ほぼラスボス扱い/全属性対応

 ブライドシリーズで最強の花嫁。あまたの神々と悪魔たちの味を知り尽くし、彼らの最終決戦の場であるハルマゲドンの場に現れ、そこで戦う者どものアソコの味を思い出しながら最終戦争の審判を勤めるという。

 大淫婦メギドブライドは、最終決戦の一番最後に地上に現れるという。その災いは限りなく、一見強烈すぎる快楽に満ちているだけにやっかいである。すべてを炎の情熱で焼き尽くし、あらゆる男性が子種を枯らして子孫存続を断たれ、快感だけで満たされた地上で滅びの審判を執り行うのだとか。

 彼女は神・魔双方の花嫁であり、双方を魅了し続ける至高の存在。あらゆる神々と悪魔を食べ、その味を吟味し、性的に強い側の味方となる。神魔大戦の行く末は、彼女の審判次第なのである。
 
 もちろん、人間はおろかインキュバスにも飽き飽きしている彼女、並のナニでは不合格である。かの大天使ミカエルは『とらわれペンギン』によれば小さいらしいので、一時は悪魔側の勝ちかと思われたが、魔の統領ルシファーも負けず劣らずだったらしく、数千年前に行われた大戦の第一回戦はドロー。遠い将来に行われる予定の2回戦も、魔の強豪に押されがちで、メギドたんも段々魔の方に魅力を感じ始め、神側は危うく負けそうになったが、その状況を救ったのはなんとたった一人の人間の美少年だったとか。あくまで伝説である。
 
 こういう次第なので、メギド・ブライドは経験豊かすぎる敵として、あまたの上級冒険者たちを不合格にしてきた。あっさり勇者クラスを打ち負かしては、じわりじわりと悪魔側に軍配を上げようとしているのである。

 勇者たるもの、滅びの悪魔が大戦に打ち勝つなどということを許してはならない。神側の一員として、なんとしてもメギドブライドの肉体を悦ばせ、悪魔に力を与えるような無様な射精だけはしてはならないのだ。

 とはいうものの、神族の中でも最強クラスであり、ラスボスに据えられてもおかしくない相手だ。並大抵では勝つことはおろか、1ポイントでさえダメージを与えることはできないだろう。

 強豪といわれる神々のナニを食いあさり、神性を得ているイチモツをさんざん味わってきたのだ。神通力のさらに上の神の力そのものが女体の性感神経をすべて電撃のように刺激する力があっても、メギドブライドはびくともしない。まして神通力のような人間が使える程度のパワーではまったく太刀打ちできない。神と交わった女は、脳神経が焼き切れてしまうほどの快楽を身に受けるという。メギドたんは防御力を持っている。

 また、残虐非道な悪魔どものナニも同じくらい味わっており、魔王クラスの最高峰の魔力を一気に身に浴びても、息ひとつ乱さなかったのだという。つまり魔法の類いはいっさい通用しないということだ。

 そして、神族魔族のほとんどが、その姿を見ただけで射精し尽くしてしまうほどの魅力を持ち、かろうじて堪えた神や魔王たちも、その肌が触れ、抱き合ったらもう耐えきれない。まして、そのオソソを味わって無事に済んだ者は一人もいない。

 魔界で独自世界を作っているほどの実力者(ないと・めあなど)でさえ、メギド・ブライドには一目置いている。世界そのものの行く末の鍵を握るほどの淫婦、その力も相当である。

 あまりに強すぎるので、ラスボスとして君臨し、勇者が挑んではむなしくも果ててしまうという扱いになるだろう。彼女に一矢報いるには、神の力も魔の力も極め尽くし、さらにその上を行かなければならないのだ。

 メギドブライドは、花嫁姿の初々しい若い女性の姿をしているが、その姿を見た男性のほとんどは、完全に枯れ果てるほどイキ続けてしまうという。その姿はまさに巨大すぎる獣のようであり、神も悪魔も一人一人名指しで「ヘタクソどもw」とののしる文言を連ねた冠をかぶっている。審判の時、地上に現れる巨大な姿は、地球中の男性の脳に直接送り込まれるので、その瞬間に彼らはすべての精を吐き尽くし、子供が作れなくなってしまう。それは人間への滅びの印であり、おおいなる審判のひとつなのである。

 そんな彼女に対峙する勇者は、エンカウンターした瞬間射精してしまわないよう、必死で堪えきる必要がある。その身姿の美しさや魅力は、一種の放射線のように働き、全身の性感神経すべてが余すところなく刺激され尽くし、全身に駆け巡る強すぎる快楽に脳がすり切れてしまう。近づけば近づくほどその力は強くなり、きゅ〜んと疼く快感衝撃波に耐えなければ、まずは戦いの場に上げるということさえできないだろう。

 メギド・ブライドは、その口から大量の分身を吐き出すことができる。精子を出し尽した男性を襲い、淫蕩と快楽に耽って世界に背かせるためである。彼らは分身に抱かれてさらに絶頂し続けるが、その時にはもう、種は枯渇して律動しかしないはずである。その分身たちは、大戦中の神や悪魔たちにも容赦なく襲いかかる。

 もちろん、勇者も例外ではない。一度に数千人の分身を吐き出すことができ、勇者は一人でその分身たちと戦わなければならなくなる。集団攻撃で、なおかつありとあらゆるタイプの娘たちが襲いかかるので、そしてその一人一人が上位魔族や神族に匹敵する実力者なので、かなり苦戦させられるはずである。快感衝撃波を受けながら、分身たちに揉まれていれば、あっさり敗北も免れない。

 勇者たる者、それでも一気に全員を打ち倒すほどの神力魔力を身につけておかなければならない。勇者に敵対するメギドブライドはたいてい、悪魔の味方になっている状態だから、そこで敗北して射精してしまえば、世界は滅びてしまうかもしれないのである。

 その肌も、あらゆる神性魔性を乗り越えており、抱き合っただけで、イチモツを握られただけで、見たり近づいたりしたときの衝撃波の数十倍以上の快感を送り込むことができる。ラスボスだけに、その一撃一撃が致命的だ。

 分身の他に、あらゆる神の攻撃、魔の攻撃をマスターしているので、勇者がさんざん苦しんできた快感攻撃を、すべて最強レベルで再現することができる。

 だが、そこまでの上位者は、結局攻撃もシンプルであることが多い。奇をてらった性感攻撃より、手で扱きしたで舐めおっぱいで挟み、そしてそれでも屈しない勇者には、最強のオソソが襲いかかってくるというわけだ。

 メギドブライドほどになれば、結合しても奇をてらった体位や腰使いはない。ただじっと勇者のイチモツを受け入れているだけで、相手の方が耐えきれなくなって射精してしまうと分かっているのだ。手や舌の刺激を遥かに超えたオソソの快感が、勇者の全身を苛むこととなる。

 彼女は巨大な姿のまま結合することもできるし、勇者と同じ身体のサイズになって戦うこともできるし、さらには妖精のような小さいサイズになってイチモツに抱きつくことも可能である。巨大な姿のままなら、冒険者は全身をオソソの中に入れなければならないだろう。小さいサイズなら、指やしたのテクニックないしは腹を膨らませて根元まで挿入もできるのでかなりきつい締まりに耐える必要もある。

 あとは、最高の神力魔力で身を守りながら(攻撃には使えない)、最高のテクニックで精力を削り続けるだけである。戦闘は短くても数日を要するだろう。寝ても覚めてもメギド・ブライドと戦い続けることになる、淫夢などお手のものなので、寝ながら射精などという失態を犯すことのないようにしたい。回復しながら、敵も回復するので、わずかずつの精力の削りあいになる。根気強く戦い続ける覚悟がいる上、ちょっとでも気を抜いたら一気に絞り尽くされてしまう。

 それほどの相手であり、人間の手に負えるものでもないので、場合によっては、ほんのわずかでもダメージを与えられれば、それでよしというストーリーもアリだ。人間なのに自分に一ポイントでもダメージが与えられるなら、そんな人間の底力にかけてみようかという気にもなるかもしれない。悪魔の方がセックスは強いに決まっている。が、それだけで満足するほど、メギドの精神構造は単純ではないのである。

 彼女が敵として登場するために、さまざまな設定が必要なのも当然と言える。力のバランスは考えておかなければならないだろう。


メタルスライム【めたるすらいむ】

  種 族:魔法媒体
  レベル:A
  得意技:逃走、催淫毒、どこでも挿入、バイブ振動、体内に取り込む、体内に侵入、性感の魔法、魅了の魔法、プレジャーボルト/ロリ、おもちゃ、密着

 スライムの眷属で、超強化版。スライムベスやバブリースライムがさらに大量の精を吸うと、その体がさらに硬質化し、ついに銀色の金属質となる。粘液質の水銀のような体になり、さまざまな特殊攻撃が可能となっている。これは、大量の精を吸い続けることで魔力を蓄積し、どんどん体積が増えていくスライムの性質によるものである。

 彼女たちは男性の精を吸い上げ、これを魔力に変換して自分の力を強めていく。それはスライムの肉体を膨らませ、体積の増加として現れていく。ただ、魔物といえども娘なので、体積が増えて太ったように見えるのはやはりおもしろくない。そこで、アメーバのようなスライム細胞の一個あたりの体積を圧縮させ、細胞を小さくすることで、絶妙なプロポーションを保ち続けるというわけである。

 細胞の体積が小さくなるということは、もちろん肌のきめが細かくなるということでもあり、魔力のみならず他の力、特に攻撃力が上がっていく。つまり上級のスライムになればなるほど、多くの精を吸って強化されているというわけだ。硬質化のために極限まで粘液細胞を圧縮してあるので、膨大な体積も相当コンパクトになっている。メタルスライムの姿はそれゆえ、見た目的には若返り、かわいらしい第二次性徴前の女の子の姿となる。ロリ属性にはたまらない相手だろう。

 また、見た目が変わらないのに細胞数が多くなり、メタルスライムほどに膨大になれば、圧縮されすぎて金属のような身体になってしまう。そのため、性感神経を刺激しようとしてもなかなか届かず、結果、防御力が格段に上がるのも特徴だ。

 小中学生の少女の姿ながら、その経験はかなりのもので、あどけなくウブな見た目にだまされてはいけない。彼女たちがその気になれば、大人っぽい姿に変身することも可能であり、ロリ属性でない冒険者を追い詰めることもできる。しかしたいていは、14歳くらいの外見で冒険者をだまし、清純なふりをして魅了しては精を搾り取ってしまう強豪である。

 メタルスライムは上級ステージにごくまれに登場する。どこでも挿入、体内に取り込む、体内に侵入といった、スライムの基本技はもちろん強化されて冒険者を翻弄する。そのうえで、メタルスライムならではの強力な特殊攻撃が控えているのだ。

 男の体にまとわりつく金属質の粘液には、冒険者の性感神経を過敏にする催淫毒が含まれており、性欲が高まりながら同時に防御力が地に落ちる。締めつけもやわらかさと金属の圧迫感の両方をそなえているため、力強く弾力があって、そのオソソはつぶれてしまいそうで極上の快感に調節されている。そこへ催淫毒が体に回るので、相当高いレベルの冒険者でも瞬殺できてしまう。

 さらにメタルだけに数十種類のバイブ振動攻撃が可能であり、メリハリの利いた振動を体内にまで送り込んで、全身の性感帯を徹底敵に責め上げる。お尻から進入して前立腺バイブなどお手のものだ。変幻自在なバイブ振動に翻弄され、表面を柔らかく圧迫しながらイチモツの芯を電動的に震わせて射精に至らしむことも得意技である。

 また、メタルスライムには高度な魔力が備わっており、魅了や性感などの魔法を使いこなす。これでもかの怒涛の攻撃に、防御力を一気にゼロにする弱体化攻撃で、メタルスライムの前に搾り尽くされた男は数知れない。あどけない顔ながら、その内実は膨大な男の精を吸って膨れ上がった超絶モンスターなのである。

 メタルスライムのもっとも厄介な点は、魔法関係がほとんど通用しないことである。それまでのスライムは、唯一魔法系が弱点であった。強化されればその分魔法効果が薄れる。メタルスライムになった時、ついに魔法ダメージをゼロにできるくらいに強化されてしまったというわけである。もちろん電気攻撃も通用しない。それどころか、金属質になったことによって、メタルスライムの方が逆にPVを放つことができるようになっている。もはやこの化け物に弱点はない。

 スライム系は通常攻撃をほとんど受けつけず、感じにくい相手であるが、メタルスライムはそれを極端にまで高度化している。勇者クラスの冒険者が全力で腰を振っても、1ポイント程度しかダメージを与えられない。

 それでも、これを何ターンもくり返せば、どうにかこうにか、メタルスライムも絶頂を迎える可能性がある。あまりにぎゅうぎゅうに圧縮した影響で、攻防はきわめて高く、ほぼ無敵状態ではあるが、その代わりに総精力が十数ポイント程度にまで落ち込んでしまっているのである。これは、鉄壁の守りと、極上の責めさえあれば、精力値が低くても問題がないためである。そもそもダメージを受けなければ精力は少なくて済む。メタル化するために体が小さくなり、精力も犠牲にした格好だ。

 しかしやはり、彼女を倒すまで10ターン以上は必要となり、その間に冒険者に矢継ぎ早に大ダメージを与え続ければ、しかも極度に弱体化したうえで多彩な攻撃をしかければ、上級クラスの冒険者でもひとたまりもない。

 そして、メタルスライムは、自分が不利であると分かると、そのとたんに逃げ出す習性もある。経験値を稼ごうとメタルスライムをハンティングする命知らずも少なからずおり、むざむざ敵を強化させることは不本意だからである。彼女たちは、残り精力が少なくなると素早く逃走を図るので、しっかりとイチモツを突き刺したまま離さないことが肝要だ。

 ただし、なまじの実力で彼女たちを狩ろうと考えるなら、よした方がいいだろう。冒険者の方が弱い飛ばれれば、彼女たちはその膨大な魔力を駆使してあっさりと射精させ、自分の糧にしてしまうからだ。

 メタルスライムを倒すなら、精力に気をつけ、たえず回復を心がけながら、少しずつでもいいから根気よくダメージを与え続けよう。毎回1ポイントとかあるいは鉄壁の守りに阻まれてノーダメージでも、あきらめずに戦えば、もしかしたら勝てるかもしれない。メタルスライムを倒せば経験値も高いので、勇者がさらに自分を鍛える相手としてはぴったりともいえる。


メデューサ【めでゅうさ】

  種 族:キマイラ
  レベル:C
  得意技:精神石化、力・飛翔の召喚、催淫毒/属性なし

 もとは美しい娘であったが、ポセイドンと浮気したために本妻と友達のアテナ(ミネルヴァ)の怒りを買い、ヘビの魔物に変えられてしまった。髪の毛は数十の蛇、目は赤く光り、下半身は蛇の姿。見た者を石に変える能力がある。ラミアに似ているが多少出所が違う。ラミアたんはヘラの嫉妬による怪物化であり、石化能力もない。
 
 一度は人間に退治されたメデューサであったが、セックスバトルRPGに役立つということで、ミネルヴァの手で復活。命を繋ぐ代わりに配下として働くことになった。その時、多少の肉体改造を受けて冒険者を悦ばせられるようにしてある。

 復活前のメデューサは醜く獰猛で、見た者を石に変え、手のつけられない化け物とされていたが、鏡に映った姿を見ても石にならないため、人間の知恵で首を落とされ絶命した。石化の眼力だけは死後も健在だったため、ミネルヴァは盾の一部としてこれを用いていた時期もあったようだ。それが、快楽の園で男たちの精を奪い尽くす戦いでも役立つことに気づいたミネルヴァは、メデューサの復活をもくろみ、みごとに女の怪物として美しく転生した次第である。

 復活後のメデューサは、ポセイドンの心を奪うほどの美しい娘に戻っている。ただし、その頭髪はいつでもヘビの集団に変えることができ、ヘビを放って男に襲いかかることも自在だという。

 また、ミネルヴァの手によって量産され、大勢のメデューサがステージをさまよっている状況になっているようだ。

 メデューサは中堅ステージに登場する怪物であり、もとの石化能力はなくなっている代わりに、いくつかの色事の能力が付与されている。

 石化の名残として、精神石化の能力を使う。これは、その姿を見ただけで石になってしまうというものではなく、メデューサ自身の意志で、その目が赤く光ったときに目が合えば、冒険者の精神を石に変えてしまうという力である。精神が石になるというのは、一種の催眠術のようなものであり、一定ターン、冒険者が身動きとれない状態になるというものだ。

 これを食らうと、意識ははっきりしているのに思い通りに身体が動かず、拘束されているのと同じ状態になる。その間、冒険者は一方的に責めまくられ、精力を消費し続ける。石化解除の魔法を使うか、一定時間ガマンし続けるほかはない。間に合わなかった場合、一方的に気持ちよくさせられてしまって、あえなく発射ということになってしまうだろう。

 また、頭髪のヘビには強い催淫毒が含まれており、噛まれると即効性の毒が回ってイキやすくなってしまう。ちょっとした刺激だけで出してしまうほどムラムラと興奮した中で、メデューサの快感攻撃を受けてしまっては、そのダメージも計り知れない。

 ごくまれにではあるが、メデューサは仲間を呼ぶことがある。2人の姉、エウリュアレーとステンノーだ。2人とも異世界の住人であり、滅多にこの世界に顔を出すこともないのだが、妹に呼び出されたときだけ、具現化することができる。ただし、異世界の者であり、こちらの世界には一定時間しか呼び出しておくことができないので、頻繁には召喚されない。だからこそ、召喚されたときにはやっかいであり、召喚されている間は中堅冒険者も3人がかりでの快楽攻撃にアヒアヒと悶絶してしまうことになるのである。

 エウリュアレーは飛翔を意味する。男の精神に入り込むことが得意で、心をトリップさせ、心の内から快楽に染め上げることができる。魅了、幻覚、恍惚状態などの状態変化を引き起こさせ、姉妹の肉体で快楽に果てるよう心を操作してくる。エウリュアレーの術中にどっぷり浸かった冒険者は、メデューサの催淫毒と相まって、瞬殺状態に陥ることだろう。

 ステンノーとは力だ。体術に長け、積極的に腰を振ってパワフルな責めを得意とする。力強く強引なセックス攻撃を仕掛けてくるだろう。3姉妹が揃ったとき、魅了と催淫で相当弱体化しているところへ、石化で動けなくなり、ステンノーの容赦ない挿入で一方的に搾り取られてしまうことになる。この連携の泥沼にはまってしまったら、ほとんどの冒険者はまず勝てない。

 姉2人は一時的に召喚された不死身の女。つまりこっちの世界の住人がいくら性感攻撃を仕掛けても、決して絶頂しないのである。彼女たちを倒すためには、自分が異世界に赴くほかはない。つまり、メデューサに召喚されている一定ターン内では、ステンノーとエウリュアレーに攻撃しても受け付けないということになる。従って、彼女たちが召喚され、もとの世界に強制送還される間は、この2人の怒濤の攻撃にはひたすら耐えるほかはないのである。

 ただし、召喚時間は短く、2〜3ターンで終わりである。一度の戦闘で呼び出せるのは一回だけ。大量の魔力を費やすため、召喚自体があまり為されない。逆に、召喚されたときにはきわめて不利な戦闘を強いられるので注意が必要だ。

 メデューサは、その特殊能力において冒険者を苦しめるものの、しかしそれだけのことである。肉体的な能力は他のザコとたいして変わらない。状態変化によって、弱体化したり動けなくなったり、召喚された不感症の姉たちにマワされたりという脅威はあるが、それを乗り切る力があれば、メデューサ本体を倒すのは苦労しないはずだ。

 2人の姉が召喚されたときも、状態異常に注意しながら、2人は無視してメデューサだけを攻撃しよう。状態異常さえ何とかできれば、難なくイかせることができる敵である。

 メデューサの背後には、中堅上級ステージのボスを務めるミネルヴァが控えている。メデューサに苦労しているようでは、ミネルヴァさまにはまったく歯が立たないと心得、律動しないよう踏ん張りを利かせて欲しいところである。


メドイ【めどい】

  種 族:妖怪
  レベル:E
  得意技:マグロ/姉
 
 メイドの眷属。メイド服に身を包んだ若い女性であるが、その性格のあまりのだらしなさに、メイドとしてのテクニックの訓練を忘れて失格となり、それどころか人間として大切な勤勉さを失って妖怪化した存在である。

 夏は部屋に寝っ転がって決して起き上がろうとせず、冬は決してこたつから出ようとしない、極度の面倒くさがりであり、テレビのリモコンを押すことすらメドイので近くのネコにやらせる始末である。

 そんなメドイさんは、メイド服を着ていてもメイド失格、完全に別のキャラになった。

 着崩した服、だるそうな表情、動かない肉体。冒険者は、一方的にいたぶれて経験値がもらえるこの敵を格好のカモにして、次々と戦いに挑むであろう。

 戦闘中も、彼女は積極的な攻撃をしてこない。単調なリズムで運動し筋肉を酷使する動きである手コキやフェラ、パイズリの類は絶対にしない。それどころか、彼女のターンになれば「めどい…」とため息をついて、なにもせず、再び冒険者のターンとなるのである。

 これはおいしいと、大勢の冒険者が彼女を狩ろうと必死になるのもうなずける。

 だが、そういう甘い考えの冒険者の多くは、めどいさんの美貌と膣に返り討ちに遭っているのである。

 各ターンで反撃をせず、「めどい…」を繰り返し、数ターンに一回は「息をするのも面倒だ!」とどっかのエリア長のような台詞さえ吐き出す始末なので、一方的に攻撃できると喜びがちであるが、どんな愛撫も彼女を満足させることはできず、まさに倦怠期の妻のようにかったるそうに揉まれるに任せるばかりであって、ほとんどダメージを与えられないのである。

 しからば…と、挿入攻撃に持ち込むのが常套手段であるが、そこが彼女の罠なのである。低級とはいえ妖怪にまでグレードアップした存在。その膣のうまみは相当に熟成されており、きゅんきゅん締まる若いオソソの快楽に、初心冒険者はあえなく果ててしまうことになる。

 積極的に反撃してこない代わりに、腰を突けば突くほど膣のカウンターが股間に襲いかかり、初心冒険者たちは大ダメージを食らってしまう。こうして、マグロな彼女の倦怠セックスにもかかわらず、多くの冒険者がめどいさんの中で自滅していったのである。特に、こっちが一生懸命がんばってエッチしているのに相手は本を読んだり携帯をいじっていたりして無関心無反応なシチュに興奮する男性諸君は、めどいさんにはまず勝てないだろう。

 めどいさんに打ち勝つには、かったるく倦怠感に毒された彼女の心をも溶かすほどの、熟練したテクニックが要求される。不感気味なめどいさんの性感神経を愛撫だけで目覚めさせることができれば、めどい…とくり返していた彼女もついには大興奮である。その頃には彼女の精力も地に落ちているので、短期決戦で挿入、とどめを刺すこともできるだろう。

 面倒だ、という感覚は、その行為にうまみがないからなのである。やってみれば楽しい、心地よい、良い結果になると確実にわかりきっていれば、誰だって喜び勇んでそうするのであって、面倒くさいという気持ちにはならない。やったところで楽しいわけでもないし、自分にメリットがないから面倒だと思うのである。その際、戻ってくる結果があまりにも先の未来であり、しかも実現するとも限らずリスクばかり高い、現代社会そのものの病理が、めどいさんに現れているのである。メリットが保証されず、裏目に出る可能性ばっかり高くって、実現が約束されたとしてもずっと先だということになれば、結局「めどい」とため息をつくことになるわけである。

 だからこそ、デメリットを避けることで手一杯、疲れ果ててしまって、結局何もしないのが一番だという病理の代表格であるめどいさんを感じさせ、生きていること、愛し合うことのすばらしさを、その女体に叩き込むことが、冒険者のつとめというものではないか。返り討ちに遭うことなく、しっかりとウデを磨いて、彼女に活動的になることの悦びを伝えよう。そうすれば、きっと彼女は、生きてがんばることのすばらしさに目覚め、若き花を無駄に衰えさせるような道に落ちずに済むわけである。

 楽に一方的に経験値を稼ごうなどというよこしまな考えを捨て、彼女を助けるつもりで、真摯に手足舌を動かし、古紙を踏ん張らせて積極的に動くべし。




 

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