バスケ少女2−1


 体育館を渡り歩く。誰もいない所に出る事もあり、一人の女の子が待ち構えてる時もあるこの階は、全部体育館でできている。丁度広い部屋が並んで通路を成している状態だ。その部屋が大小さまざまの体育館になっている訳だ。

 体育館の出口は次の体育館の入り口になっている。しかも入り口と出口の二つの扉しか、それぞれの体育館には付いていない。つまり扉は前後二つだけ。だから「迷路」の要素は少なく、道なりに行けばゴールに辿り着ける構造になっている。

 迷う事がないってのはありがたいけど、体育館には時々先客がいる。この階の敵、バスケ少女だ。一本道のようになっている以上は先に敵が待っている体育館も必ず通らなくちゃいけない。待ち伏せされているので、敵から逃げにくいのが難点だ。

 そんな感じで歩いていて、誰もいない大きな体育館の出口の扉に手を掛けると、奥から話し声とドリブルの音が聞こえて来た。中に誰かいる。しかも女の子の声…。

 この階は一本道のようなものだから、先に進むにはこの出口の先を通らなくちゃいけない。先に敵がいる事が分かり切っているのに迂回もできない。

 バスケットボールが弾む重い音と、しきりに掛け声なんかが響いているから、この先にいる敵さんはどうやら複数いるみたいだ。ここからいよいよ3人バージョンか。僕は気を引き締めた。

 中に入ると、ボールの弾む音が止んだ。女の子達は僕が来るのを今か今かと待ち構えていたが、一向に来ないのでその間得意のバスケで遊んでいたのだった。

 そこへ僕が入って来たので彼女達は一斉に僕の方へ走って来た。

 どちらかと言えばこの体育館は小さい方だったから、あっという間にバスケ少女達は僕の周りを取り囲んでしまった。流石にバスケをやっているだけあって背が高い。僕の頭に彼女達の顎が乗る位。

 僕は大柄の娘達に囲まれたまま、もっと中の方に連れて来られた。三人が僕を見下ろす。

 「待ってたのよ。」「待ちくたびれてバスケで時間潰してたけどね。」「さっきまでスポーツで汗を流してたから、今度は別ので汗を流したいわ。」「早速始めましょ♪」

 バスケ少女達が3方向から僕を抱き締めて来た。汗の香りと肌のスベスベの感触が僕の体に迫って来る。じわりと濡れた体が押し付けられ、優しく全身を女体でさすり始めた。

 彼女達は背の高い体で僕を三人がかりで包み込みながら、やわ肌をぐいぐい刻みつけた。僕の足は6本のふとももが絡みつき、滑り回っている。

 しかしバスケ少女達はそれ以上は何もして来なかった。生足や腰周りがペニスを滑っては行くけど、手で触ったり太ももに挟み込んだりといった快感攻撃にまでエスカレートする訳でもなかった。

 バスケ少女は元々あまり積極的にはならず、受け身に立つ事が多い。抱き付いて来たりして、女の肌の感触を伝えるけど、彼女達の方からそれ以上の攻撃はして来ない。

 むしろ彼女達は、こちらの攻撃に呼応してダメージを与えて来るタイプだ。こちらが攻撃してそれに興奮すると、段々大胆な行動に出て来る。例外的に向こうから先制攻撃で強烈な攻撃をして来る事もあるが、大体が「返し技」を得意とする。以前いきなり松葉くずしで責めようとしたら、突然バスケ少女の下半身が激しく蠢き、逆に僕の下半身全体がやわらかい責めに包み込まれて射精しそうになった事もあった。

 とにかく彼女達はこちらの出方を窺う事が多い。その出方に呼応して自分の作戦を決めている。だからこちらの選択次第では、あっさりと返り討ちに遭ってしまう。慎重に行動しなければ…。 

−選択肢−
バスケ少女2−2 立ったまま戦う
バスケ少女2−3 ひざまづく
バスケ少女2−4 横になる


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