薄幸の美少女1−1

 

 病院ステージを歩く。真っ白い壁の続く部屋…薬品の匂いが立ち込める。通路の所々に小さな部屋のドアがある。病院なだけあってとても静かだ。エンカウント率も少ない。時折廊下や病室で看護婦さんに出会う程度だ。彼女達によれば「当院は広いから女性の配置もまばら」なのだそう。ただし奥に行けばその分人数も増えるらしい。

 最初の内に少ない敵ならウデ慣らしには丁度いいか。只レベルを上げるという点では少し心配でもあるけどね。このステージは看護婦さん以外にも出現するらしいからね。

 っと、廊下だけ歩いていてもこのフロアの奥には辿り着けないんだ。廊下が行き止まりだらけで、病室に入ってその奥の扉から新しい廊下に出るようにしないと先には進めない構造になっているのが分かった。病室も廊下も満遍なく入って行かないと攻略できないようになってるって訳か。

 出現する一人ナース達。時々ニセモノのコスプレ女性が混ざっているが、本物もいる。やっぱり本物の白衣の天使は貫禄が違うな。セックスの実力はそれ程違わないけど癒しの力に慣れから来るハクが付いている。まだ彼女達をあっさり倒せる程の実力もないから気を付けないと。

 おっと、また行き止まりだ。この扉から病室を抜けないと先には進めないな。僕は病室を覗いた。ベッドに誰か寝てるみたい。シーツが盛り上がっている。あそこに隠れてるんだな。看護婦さんが隠れてるのかなぁ…でも今までそんな事はなかったぞ。ナース達は廊下や病室で堂々と歩き回っていた。寝ているという事はなかった。

 まさか、新手の敵なのだろうか。緊張が走る。ナースも克服できてない状態でもっと強いかも知れない相手と戦うのは避けたいが…でも先に進むにはこの病室をどうしても通り抜けないといけない。

 仕方ない。僕は覚悟を決めて病室の扉を開け、中に入った。「おじゃまするよ〜」「邪魔するなら帰れ!」「…。」「あ、いや、なんでもないんです。こっちの事です。」

 ベッドに寝ていたパジャマ姿の女の子があわててフォローした。彼女は上半身をかったるそうに起こして、僕を見ている。多分この子が今度の敵になるんだろうな。格好から見て患者さんといった所だろうか。

 「あの…、お見舞いに来て下さったのですか?」「え?」「嬉しいです。最近誰も来てくれなくて…」「あの、一体どういうシチュエーションで?」

 ケホケホ、と彼女はかわいらしく咳き込んだ。

 「…もしかして、何かの病気なの?」「良くぞ聞いてくれました!わたし、実は…」そう言う彼女の瞳からじわりと涙があふれて来た。「余命いくばくもない不治の病なんですぅ!」「はあ…さいですか。」

 ぜっっったい、怪しい。

 このパターンは演技のパターンだ。大体異世界なのに不治の病なんてあるものか。

 「ああ…」彼女は窓を指差した。黄色いイチョウの木がすぐ近くに細く立っている。まさか…

 「あの木の木葉がすべて落ちる時、わたしも死ぬんだわ…」やっぱりそう来たか。

 僕はおもむろに窓を開け、手の届く距離にあるイチョウの木を蹴っ飛ばしたり揺さぶったりした。見る見るうちにガサガサと音を立てて黄色い葉が舞い落ちて行く。「きゃあああああ!!!」

 あっという間にイチョウの葉は一枚だけになってしまった。

 「きゃああ!いやあ!やっ!やめて下さいやめて下さい!本当に死んでしまいますぅ!お願いだから、…もう…」彼女はマジ泣きに入ってしまった。んー、ちょっとかわいそうな事したかな。

 「ああ…あの最後の木葉が落ちる時、わたしは本当に死んでしまうのね…半分はあなたのせいで。」

 う…イヤな言い方しやがって。まぁここで恨まれてもアレだから、これ以上はイチョウの木には触らないで置くか。僕は窓を閉めようとした。っと、白いカーテンが挟まってるな。僕はもう一度窓を開けてカーテンをしまい込もうとした。ぶわっ!風が巻き起こりカーテンが外に押し出されてはためいている。「よいしょっ!」僕は力づくでカーテンを引き戻し、窓を閉めた。

 振り返ると、目と口をひん剥かせた”自称”薄幸の美少女がいた。「…どうしたの?」尋ねても、彼女は口をあんぐりと開けたまま黙って一点を見つめている。

 彼女の視線の先を見る。窓の外のイチョウの木だ。

 「…あ。」最後の一枚の葉っぱは、はためくカーテンに引っかかって抜け落ちてしまっていた。木は丸裸になっている。

 「あ、あの…」振り返って彼女を見る。「ゴメン、やっちゃった。テヘッ。」頭をかいて謝った。「いやあああああ!わたしはもう死ぬんだわ!」彼女は半狂乱になって泣き出した。「い、いや、その、ほら、葉っぱが落ちたのに今君は生きてるじゃない。大丈夫だよ、ね、気にしないで…」僕はあわててフォローしたが、彼女は泣き止まない。

 …逃げよう。

 手で顔を覆って泣きじゃくってる彼女を尻目に、僕はそろ〜りと後ずさり、扉に手をかけ、そっと病室を出る算段だった。

 「?」扉はガッチリと閉まっており、全然開かない。びくとも動かない。ヤバイ、閉じ込められたんだ。逃げられない。

 「ヒック、ヒック…」薄幸の美少女はようやく泣き止んだ。葉っぱが落ちても即座に死んでいないから安心し始めたのだろう。

 「あの、えっと…」僕は恐る恐る話し掛けてみた。「…ありがとうございました。」「え?」「わたしが変な思い込みをしていたから、わざと葉っぱを落として、思い込みをやめさせようとなさったのですね。」「う…。あ、ああ、まあね…」「お陰で思い込みはなくなりました。でも…」「でも?」「わたしの余命が幾許もないのは本当なんです。」

 …。信用していいものか。でも、さっきは信用しないで泣かせたもんなあ。気まずいのはこれで最後だ。とりあえず乗ってみるか。

 「それで、君は一体…」「わたし、昔から病弱で、少女時代のほとんどをこの病室で過ごして来たんです。」長い髪をたらし、大きな瞳で遠い目をしながら、美少女は語り始めた。「わたし、生まれた時から病気がちで、すぐに入院ばかりしていました。外で思いっきり走った事もないんです。」「そ、そうか…」

 んー、リアルだったら不幸な女の子って感じだけど…

 「それで、半年前に看護婦さんに脈を計られた時、脳にガンがあるから後半年の命だって言われて…」「ちょ、ちょっと待て!それは信用しちゃダメ!」「ああっ!うら若き命がここで消えて行くのね!」どっちかと言うと陶酔しているような感じもするが。僕の話などもう聞いちゃいない。

 「それで、死ぬ前に、やって置きたい事があるんです。」「やっておきたい事?」「はい。わたし、男の人とこうしてゆっくり話した事もなくて…。その…。死ぬ前に一度、スキンシップを…」

 …そう来たか。

 「…お願いです、わたしを抱いて下さい。せめてもの思い出に…お願いします。」潤んだ瞳で僕を見上げる美少女。

 はあ。軽くため息をつく。僕は立ち上がり、彼女に近づいて行った。病弱な子を相手にするのは初めてだな。他の敵はある意味元気な連中ばっかりだったからな。「ってか、病弱なのに激しい運動してもいいのかよ。」「優しく…して下さいね。うっケホケホ!」

 おいおい、大丈夫なのかよ。かなり心配になって来た。「なあ、やっぱりゆっくり休んでた方がいいんじゃないの?」「そんなに…わたしじゃ、ダメなのですか?」

 美少女は自分のパジャマのボタンに手をかけ、ゆっくり脱いで行った。病弱だけあって、細身の上半身だ。そのままブラジャーも外し、小さな胸が露になった。両手で胸を抱えると、それでもふくらみが強調されて行く。潤んだ上目遣いで顔を上気させ、恥じらいと”思い出作り”の懇願の混じった妖しい表情を僕に向ける。髪の毛が少しだけサラリと肩を滑る。

 珍しい”しっとり系”の美少女だ。落ち着いた感じの、弱々しさが男心をくすぐった。ナースとは別の色気といじらしさがある華奢な感じの女の子だ。僕は彼女の側に歩み寄り、ベッドに腰を下ろすと、彼女を抱き寄せた。美少女はゆっくりと僕にしなだれ掛かって来た。小さな頭が僕の胸辺りをくすぐっている。

 僕が首を屈めると彼女も呼応し、長いキスをした。舌は入れなかった。結構ウブな感じなのか。そういうのも却って興奮するな。「…お願いします…」かすれそうな声で囁いて来たので、僕は体を滑らせて、彼女と一緒にシーツに包まった。ベッドは彼女のぬくもりで暖かい。

 身だしなみだけはしっかり整えているようで、彼女からもベッドからも芳香が漂っている。僕は壊れそうな彼女の華奢な体を抱き締めながら、彼女の首筋や乳首等を愛撫して行った。指先で転がしたり強めに吸ったりした。

 「下も…お願い…」僕の首筋に手を回しながら、さらに美少女が囁いて来た。

 それに合わせて僕は下に手を伸ばし、薄い生地のパンツを下に下ろした。彼女もそれに合わせて足をくねらせ、パンツを脱がせるのを補佐してくれる。下着はあっさりと脱げた。小さな純白の柔らかい生地だった。

 「さあ、わたしの上に…」薄幸の美少女が僕を見つめる。受け入れられた僕は興奮を増して一気に彼女の上に乗った。

 腰をゆっくりと突き上げると、ペニスは彼女のオンナの中にジワジワと収まって行く。美少女が小さく呻いて僕達は結合を果たした。

 「うっく…」今度は僕が呻き声を上げる番だった。彼女の中はしっとりしていて、ちょっと動いただけでそれに呼応するかのようにグニュウッと蠢き、ペニスを締め付けながらじわりと絡み付いて来る。

 まるで彼女のしっとりとした人格が名器に映し出されているみたいだ。

 彼女は頬を僅かにピンク色に染め、潤んだ瞳で僕を見つめた。その細くしなやかな手は僕の背中をしっかりと抱えている。息遣いも粗い。

 僕は腰を回転させるようにしながらゆっくりとペニスを出し入れするが、その度にペニスは激しく揉みしだかれ、強く締め付けたかと思うと根元以外ゆるくなったりして、自由自在に動き回っている。

 美少女が震えると、その衝撃が何倍にもなってペニスに襲い掛かる。彼女もゆっくり体をくねらせたりして反応している。

 しっとり滑らかな動きでお互いにゆっくりと愛し合う。その華奢な体つきがいとおしく、まるで恋人同士がいつくしみ合うかのように僕達は音も立てずに抱き合い続けた。小さくベッドの衣擦れがかすかに聞こえるだけだった。

 美少女が感じると、衣擦れの音に小さな液体の音が混じるようになっていった。彼女はさらに顔をピンク色に染め、涙目になりながら僕にほお擦りして来た。心の底から愛されているって安心感が、僕をさらに高める。

 このままでは、多分僕はねっとりした名器美少女の動きに果ててしまうだろう。これは勝負なんだ。このまま出してしまう訳には行かない。

 「…好き。」

 かすれそうな声で小さく囁かれると、脳天がしびれるような甘い感傷が全身を包む。これがさらに僕の耐久力を押し下げた。

 そうだ、彼女の為にも、僕はここで負けてはいけないんだ。彼女を悦ばせてあげる事が、今の僕の務めなんだから。僕は動きを止め、彼女と見詰め合う。その目は僕を受け入れ、すべてを僕に任せると語っていた。それなら… 

−選択肢−
薄幸の美少女1−2 体位をバックに変える
薄幸の美少女1−3 抜いたり入れたりで調整
薄幸の美少女1−4 正常位のままより強く突き上げる

 


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