女子大生1−1


 どこまで行っても同じ光景。レンガ造りの壁に、赤い絨毯。壁に右手を固定させ、道に迷わないように、裸で迷路を進んで行く。さっきのサキュバスとの戦いで服を脱いでから僕は裸のままだった。でも寒くはなかった。

 あそこに曲がり角がある。T字路になっている。右手に従って行くから右に曲がるんだな。と、曲がり角の壁に看板が掲げられていた。「ゲームスタート」と書かれてあった。いよいよ女の子モンスターの登場、という訳か。とりあえず右に曲がろう。

 右に曲がってまっすぐ進む。また右に曲がる道が見えた。右だ。そうして、丁度角の所で女の子とぶつかってしまった。彼女はどうやら曲がり角の所にいたようだ。それで僕が急に来たから、出会い頭にぶつかってしまったという訳だ。彼女は僕に突き飛ばされた形で、しりもちをついてしまった。

 「いった〜い!」「あ、ごめん…」「ぶつかる事ないでしょぉ?」「悪い、大丈夫?」「…まあね、絨毯があるから。で、あなたが『ないと・めあ』さまの探していたひと、ね?」

 そうだ、ここで会う女性は敵だったんだっけ。「うん、そうみたい。」「じゃあ、よろしくね。」「…はあ…」なんか拍子抜けである。

 女性は、ごく普通の感じの女の子である。髪の長さが肩まであり、ストレート。目は二重でパッチリ、薄い化粧をしているようだ。白いTシャツを着て、袖を巻くっており、下は水色のジーンズとスニーカー。アクセサリー等はつけていない。スタイルも普通である。たしかにカワイイが、さっきのサキュバスのような色気はない。というより、ほんとにモンスター?どこからどう見ても、普通の人間に見えるけど。

 「じゃあ、自己紹介するね。」「あ、うん、どうぞ。」「えっとぉ。名前っていうのは”めあ”さまに貰っていないんで無いんですけどー、一応女子大生です。20歳のピチピチ!」

 「はあ…」

 「性格は明るくてやや開放的!」「そうですか…。」自分でゆーな!と言いたい所を堪えた。

 「エッチの経験はほとんどなし。でも初体験は済ませちゃった。」「なるほど…」ペニスに反応はなし。当然である。「一応ここでは一番弱いなんて言われてるけどぉ、でもね、あたしのチャームポイントはぁ…」

 そう言うと彼女はくるりと後ろを向いた。ジーンズでぴっちりしているのでよく分かるが、結構形のいいお尻だ。

 「胸はそんなでも無いけど、お尻の形はいいってよく言われるの。」「…誰に?」「え…。み、みんな。」「ほんとに?」「なによ?」「いや別に…」

 どうも調子狂っちゃうなあ。ほんとにセックス勝負するのか?

 「あの…。きみ、モンスター、だよね?」

 「うん、『ないと・めあ』さまに作られた存在だから。でも、人間と一緒よ。あのね、最初からモンスターを相手にできる訳ないでしょ?めあさまは、できるだけ長くゲームを楽しむ為に、まず人間タイプが相手になって、慣れて来たらモンスタータイプに襲い掛からせて、それから射精させようとなさっているのよ。だから暫くは、あたしみたいな人間の女が相手よ。ま、どっちみちあなたはあたしが抜いてあげるんだけどね。うふっ。」

 「はあ、そうですか…。」「じゃあ、始めよっか。」「うん…。」

 ずっと調子が狂ったまま、どうやら戦闘に入ったらしい。

 僕と彼女は立ったまま抱き合った。ふにふにっとした感触を僕の両手に包み込む。彼女は僕の胸にほおずりをする。顔の感触がやわらかくてスベスベ。僕はそのまま、彼女が自慢していたジーンズのお尻に手を伸ばす。固めの生地の感触なのに、手には弾力があって、柔らかい女のお尻である、たしかに。でも、なんか拍子抜け。さっきサキュバスにいたぶられた事もあって、ペニスはほとんど反応なし。うーむ、どうしたものか。

 「ね、横になろ?」「はぁ。」

 二人は抱き合ったまま横になった。立っている時は背丈に差があったので彼女の頭が僕の胸に当たる感じだったが、横になればほとんど関係なく、彼女の頭と僕の頭が同じ高さになった。もちろん足の方に差があるんだが。で、僕は彼女にキスをする。むちゅっ。柔らかい唇の感触!ちょっと快感ダメージ。そういえばさっきはキスしていなかった。これがファーストキスになった。「なんか損した感じ」「何ですって?」「いえ、何でもありません。」

 キスの後、僕は彼女のほっぺにほお擦りをした。「ん…。」彼女は僕の首に手を回した。Tシャツを巻くっていたので、スベスベで柔らかい腕の感触が首に絡み付く!ジーンズ越しに足を絡めた。サキュバスの強制セックスとは違い、今回のは段々ドキドキするタイプだ。彼女の方もさっきよりやる気になっているようだ。僕達はエッチな事をしている。そういう思いが僕の心臓を高鳴らせる。

 わきの下をスリスリと愛撫してみた。「あっ!」彼女は感じている。今度はシャツ越しに胸を揉んだ。初めての女の人のおっぱいだと思うと、僕の性感も高まる。次はお尻を撫でてみた。あ、とか、ん、とか、小さく声を出す女子大生。少しは感じているようだ。が…。

 「どうして動かないの?」「だって…。」彼女は僕にされるがままで、全然反撃して来ない。どうやら「マグロ」らしい。さっきまでの元気はなくなっていた。彼女の顔は赤く上気し、半ばトロンとした目で見つめて来た。かっカワイイ!…いやイカンイカン、これも作戦かも。できるだけ心を鬼にしなくては。

 ついにジーンズに包まれたオンナの部分を縦に愛撫し始めた。なんか初めてセックスするような、そんなドキドキ感が、僕のペニスを勃起させていた。愛撫による手への感触も手伝っている。「脱がしても、いい?」「…うん…」

 まずTシャツを脱がせた。白いブラジャーをしている。ついでにブラも外そうと思った。けど、ホックの外し方が分からない。後ろに付いている事は想像がついたが。「自分で…やる。」女子大生は、自分の背中に手を回すと、ブラを外した。思わず口走った。「貧…」「…乳とか言わないでしょうね?」「…言いません。」危ない所だった。

 次に下である。彼女はいつの間にかスニーカーを脱いでいた。そこで靴下を脱がせた。で、なんとなく、足の裏をくすぐった。「キャー!」…だよねえ。

 いよいよ本命。ジーンズを脱がせた。硬い生地でぴったりしたスリムタイプだったのでちょっと大変だったが、何とか脱がせた。白いパンツだけになった。女子大生はそのまま、僕に擦り寄って来た。「はうっ!」彼女の胸の感触、腕の感触、おなか、頬、それらが僕に密着して来る!そして何よりも、初めての感触だった。ジーンズ越しではない、生足のスベスベした感触!



 女子大生は僕の片足を自分の両足で挟み込んで前後にこすり付けた!スリスリ…。今のはかなり強烈な快感ダメージだった。さっきサキュバスに抜かれまくったので、イキはしなかったが、もしこれがなかったら、世間で言うこの「B」だけでも、充分イってしまいそうだった。

 初心者。僕の脳裏にこの言葉が浮かび、悔しくなって来た。こんな程度で感じてたまるか。僕は彼女のお尻に手を回し、パンツ越しに撫でまくり、またパンツに手を入れて、直にお尻を揉んだ。柔らかくてむっちりした女性のお尻の感触が僕の手に吸い寄せられる。執拗に愛撫していると、段々女の肌にも慣れて来た気がする。よし、このまま彼女をイかせてしまおう。と、その時!

 女子大生がくるりと後ろを向いた。そして体を下に移動させ、丁度僕のペニスの所に自分のお尻が来るようにした。そのまま反り返ったペニスに自分のお尻を押し付けた!パンツ越しではあったが、丁度臀部の割れ目の所に棒が当たる格好だ。そして、押し付けたり離したりを繰り返して来た!

 ぐわ!しまった。今迄はできるだけ女体がペニスに触れないように配慮しながら愛撫していたが、いざ触れてしまうと気持ちいい!柔らかい感触がペニスに押し付けられる!もし本当に初めてだったら、きっと僕はこれだけでイってしまっただろう。今は何とか持ち堪えている。が、このままではイかされてしまう。初めてではないとはいえ、まだ不慣れなのは確かだった。彼女は下を向いたまま恥ずかしそうに、腰を動かしている。

 たまらずペニスを引き離し、下へ潜ると、彼女のパンツを脱がしに掛かった。直にオンナを手で愛撫して攻撃、というつもりだった。

 「あっ!嫌!」…え?彼女はパンツを脱ぐのを拒否した。どうやら彼女も初心者同然で、裸になるのは怖いらしい。無理やり脱がせる、という手もあるが、ここは相手の性感を高める勝負だ、下手に動いて恐怖で相手がまったく感じなくなってしまっては僕の側が不利になる。パンツを脱がせずに相手をイかせなければならない。という事は本番は無し。ある意味助かった訳か。…いい方に考えよう。

 彼女は後ろを向いたままでまたお尻を押し付けて来た!僕は後ろから彼女の貧…、いや彼女の胸を揉みしだいて応戦した。が、このまま愛撫合戦をしても僕の方が負けそうだ。段々強く激しくお尻を押し付けて来るようになる。繊細ではないが、むにゅっとした感触をペニスが受ける度に、僕は感じてしまい、精力を消費してしまう。なんとかしなければ!…よし!
 

−選択肢−
女子大生1−2 胸への愛撫を、パンツ越しのオンナへの愛撫に切り替える。
女子大生1−3 スマタで攻撃。
女子大生1−4 前を向かせて上に乗り、全身で愛撫


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