ソープ嬢2-10


 年齢はあまり気にしないようにしよう。

 挿入戦で戦う以上、風俗バトルではなく、きちんと女体を打ち崩して勝利を収める必要がある。いくら強化されているとはいっても、本番戦の経験は僕には及ばないはずなんだ。

 だから、通常の攻防に持ち込むことで、こちらに有利に戦局を進めることもできると踏んだ。

 ただ、気をつけなければならないことが2つある。

 一つは、ここでは回復ができないということだ。これまでも、一度に3人とか、10人を相手に闘い、打ち勝ってきて、それなりのレベルにも達している。

 だが、それはあくまで、回復を併用しながらの勝利であって、今のように、回復が禁じられているところでは、思わぬ苦戦が命取りとなってしまうのだ。

 ただ勝利するだけでは意味がない。精力を十分に残した上で勝利するという、難しい舵取りを迫られているんだ。ギリギリで勝ったとしても、次の戦いでは瞬殺されてしまうからね。

 そしてもうひとつ。ふらんそわーずだ。彼女には最大級の警戒を払っておいた方が良さそうである。

 どうせ姉さんのことだ、どんな卑怯な手を使ってくるか、分かったものではない。サイボーグであるというだけで、怪しいニオイがプンプンするぜ。

 ふらんそわーずは愛撫だけで倒す。挿入は、何か危険な香りがするのである。

 戦い方のコツとして、容易に交代に持ち込まれないようにしておくことも忘れないようにしよう。27歳の熟練と22歳の若娘がひっきりなしに交代したら、そのギャップに引き寄せられて、つい射精してしまうなどということも考えられる。

 だから、まずはようこをペニスだけで感じさせながら、同時進行でふらんそわーずを手マン攻撃。多少時間がかかってもかまわないので、一度にまとめて倒すことを心がけよう。

 僕はようこに立ちバックの体勢を取らせ、隣にふらんそわーずを並ばせた。2人ともこちらにお尻を向けて、脱衣棚に手をかけるようにして、上体を倒して待っている。この状態なら、簡単に交代できなくすることも可能だろう。

 僕はようこのオンナにペニスを挿入し、腰だけを激しく前後させて、一気呵成に若いオンナを責めた。

 同時に、ふらんそわーずのオンナに指をねじ込み、感じやすいポイントを探り当てて、そこだけを執拗に責め抜く。

 僕よりもずっと背の低いゆい姉さんは、ぴったりと僕の後ろにはりつき、豊かな乳房を、背中中央付近で滑らせている。

 さすがに風俗嬢だけあって、防御力が高い。他の女性たち以上に、ダメージを与えにくいのは確かなようだ。

 しかし、むりやりに強化された彼女たちは、現実には風俗嬢でもなんでもないので、いかんせん経験不足である。その隙を突くように動けば、彼女たちの鉄壁のガードでさえも、緩めることが可能である。

 これは、対しおり戦で学んだことでもある。

 案の定、ようこもふらんそわーずも、お尻をくねらせ、想定以上の快感ダメージを受けていることに驚いているようだった。

 交代しようとふらんそわーずがねだってくる。お尻をこちらに向け、可愛らしくオンナを開いて待ち構えた。

 その手には乗るか。僕はふらんそわーずに愛撫攻撃をお見舞いし、ようこはペニスの出し入れだけでますます感じさせていく。

 交代せずに、ようこはペニスで、ふらんそわーずは指のテクニックで、集中してかわいがる。彼女たちは思わぬダメージを受け続け、鉄壁のガードがあるはずなのにおかしいと思い始めるのである。

 僕は彼女たちの、無理な肉体強化に対応しない。経験不足から来る、思わぬ弱点をピンポイントで責めるんだ。そうすることによって、彼女たちの思わぬ隙を突き、女体を快楽に染め上げていくんだ。

 そこは、僕の百戦錬磨の方が、格段に優れているようだった。しおりに勝利したことで、ソープ嬢相手でも物怖じしない自信と能力を身につけたようだ。

 ふらんそわーずがブルルッと震えた。

 自慢のサイボーグ肉体も、それを発揮する機会が与えられていなければ、ただの19歳のフランス娘に過ぎない。白い肉体は魅力的ではあるが、それだけで僕を射精させることはできない。

 もっと強い敵を、何人も倒してきた身なのだから。指先だけで、僕はふらんそわーずを倒すことに成功した。

 まだ交代はさせない!

 僕はようこの腰を持って、さらに腰をガンガン強く振って、ペニスでオンナを責め続けた。快感のカウンターはあるが、同じ理由だ。このレベルの膣攻撃なら、十分乗り切ってきたんだ。

 愛撫攻撃を併用しながら、僕はようこだけを責め続けた。途中、何度も脱出を図り、ゆいとの交代をしかけてくるが、こちらは頑としてそれに応じず、ようこだけを責め続けた。

 ゆいは僕の背中で潰れ、安心感のある温かいおっぱいを押しつけこすりつけてサポートする。その小さな体と、やわらかな指先で僕の乳首をくすぐる動きで、こちらの精力をジワジワ削り取っている。

 ゆいの指先の魔術も、にわか仕込みながら、バカにはできなかった。上半身や背中に感じる心地よさは、間違いなくペニスへと凝集し、ようこのオンナで絞られて、射精を促しているのだから。

 若いだけに精力値も高かったが、それでも僕の敵ではない。ソープ嬢の弱点、つまり、強化されテクニックを叩き込まれていても、実際の経験は少ないというウィークポイントを突けば、しおりほど苦戦することなく渡り歩けるんだ。

 ようやくようこを倒すと、ゆいが背後から両手でペニスを掴んでくる。

 その手にも乗らない。僕はくるりと向きを変えると、ゆいと松葉崩しで結合した。脚を交互に絡め合い、大切な部分を密着させるようにして挿入結合する。

 するとゆいは、くねくねと腰だけを動かして、ペニスを揉みしだきながら出し入れし、オンナを締めて僕を悦ばせた。レズの貝合わせと同じ動きだ。そのいやらしい腰使いは、さすがに熟達している感を認めさせる。

 もちろん、こっちも負けてはいない。腰を強く前後させるようにして、深く深くペニスをねじ込み、オンナの敏感なところを中心に、しっかり高速で出し入れし続けた。

 ゆいのなまめかしい腰使いが勝つか、僕の百戦錬磨のテクニックが勝つか。

 肉付きの良い27歳は、まだまだハリのある肌で、彼女が腰を動かすたびに揺れる大きなおっぱいは、僕の心をたえずくすぐる。

 しかし、やはりこの姉さんも、僕の敵ではないようだった。

 このくらいの快楽なら、やはり十分乗り越えてきているのだった。

 風俗嬢としての強化やガードが通じない以上、ゆいもまた、ただの結婚適齢期の女性に過ぎなかった。

 僕なら勝てる。

 不思議と自信がムラムラわいてきて、責める腰にも力が入る。

 精力はたっぷり残っている。ここは一気に仕上げに入ろう!

「ひああん! なんで……」

 信じられないといった表情で、ゆいは自身に伝えられる甘すぎる性感に、驚きを隠せなかった。強化されているはずなのに、という思いがにじみ出ている。

 ここまでくれば、完全に僕の勝ちだ。

 腰の動きを仕上げに持って行く。小刻みに揺らしながらの責めで、女体が絶頂を堪える道を次々と塞いでいった。

 そして……

 ゆいは消えていった。

 僕1人残される。

 浴槽の部屋を通り抜け、さらに奥の扉を抜けると、上り階段があった。やっと、ソープ嬢ステージも終わり。

 小さな回復剤も飲んで、精力はたっぷり残っていた。これなら、次の戦いも心配なく進められるだろう。

 五重塔も、ようやく半分を超えた。

 次の階の敵を倒せば、いよいよ最上階だ。姉さんが相手というのがちょっと不満ではあるが、やはりこれも乗り越えなければならない試練なのだろう。

 僕は気合いを入れ直して、階段を上っていった。



###ソープ嬢2 クリア###


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