ピクシー1−1


 階段を上った。「うわっ!」目の前には広大な大地が広がっていた。「こ、これは…」2センチ位の緑の草原、素朴に整備された土の道、遠くには森やカラフルな場所が見える。どこかにあるだろう川のせせらぎも聞こえて来た。遠くにある色とりどりの土地は恐らく花が咲き乱れているのだろう。突然広がった視界に驚きを隠せなかった。

 足元に靴と靴下が置いてある。丸っこい革の靴。白く足首までしかない靴下。なるほど地べたを歩くんだからそこだけは防備が許されるんだな。僕は靴下と靴を使わせて貰う事にした。

 それにしても…いきなりヨーロッパの広大な盆地に投げ出されたような格好だ。もちろん民家も畑もない。それと山もない。平坦な盆地が広がっていて、遠くの森や花畑がよく見える状態だった。狭い迷宮の通路を歩いてばかりいたので突然解放されたような明るい雰囲気に包まれてしまった。太陽と雲が新鮮だ。

 壁がないステージは珍しいな。これなら迷う事無くまっすぐ上り階段の方向に歩けば済みそうだ。僕は注意深く辺りを見回してみた。まさか上り階段が見えない位だだっ広いんじゃないだろうなぁ…そうだとするとちょっとかったるいぞ。

 「あ…あそこに建物がある。多分あれが上り階段だな。」豆粒のように小さく見える位遠いが、目を凝らせば何とか風車らしき高い建物が見えた。多分あそこがゴールだろう。迷う事無くまっすぐそこに行けば最短距離で辿り着けそうだ。僕は建物の方へと歩いて行った。

 それにしてもこんな青空ステージで、今度の敵は誰なんだろう。階段を上る度に、どんどん敵が強力になって行ってる。いつになってもセックス勝負に慣れる事がない。いや、慣れて次のステージに行ったら次の敵が強力で、その都度苦戦してしまうんだ。だからきっとこの風変わりなステージも強力な敵に違いない。

 広大な草原を裸で歩く。この草はとても柔らかくそのままベッドに代用できそうだった。鋭さもなく草で手や足を切ってしまう心配もなさそうだ。

 …。誰もいないな。いや、誰もいないんだったらその方がありがたいんだけど…

 「ぉーぃ」

 ん?何か聞こえたかな?

 ぷぎゅ。「ぃゃぁぁ」

 …気のせいか。さ、風車目指してどんどん進もう。

 「まてー!」

 むっ!誰だっ!後ろを振り返る。…やっぱり誰もいない。空耳だったのか。

 むぎゅ。さ。出口を探してどんどん進もう。

 「こらあ!」「!」また聞こえたぞ!辺りをきょろきょろ。…やっぱり誰もいない。疲れてるのかなあ。

 ぐしゃ。さ、出口を捜して…

 「お前!わざとやってるだろう!」「むっ!やっぱり声が聞こえるぞ!誰だ!新しい敵かっ?どこにいるんだ!」

 ぐりぐり♪「ぐるじい〜〜〜〜」

 僕の足元に、ズタボロになった敵がいた。体は小さく、10センチ位だろうか。綺麗な透明の羽が生えている。スレンダーな体から怒気が発散している。こいつは多分妖精の仲間だ。この体長からして…多分ピクシーだ。

 ピクシーは飛び上がり、僕の顔の前に浮遊した。

 「おーーーのーーーれーーーー!」「な、どうしたの?何を怒ってるんだいw」

 「この美しい妖精ピクシー様に簡単に気づかないばかりか、 四 回 も 踏みつけやがって!しかも途中からわざとやってただろっ!」

 「…バレた?」「こ〜〜の〜〜や〜〜ろ〜〜〜〜〜!」ピクシーは怒り心頭だ。

 「それで。僕は急いでるんで、先に行きたいんだけど。」「ふざけんな!てめーはココで終わるんだよ!ヴォケェェ!」「おやおや。妖精さんがそんな汚い言葉を吐いてはいけませんな。それじゃ。」

 「待たんかいゴルァ! 四 回 も 踏みつけたから怒ってるんだろっ!」「うんうん、悪かったよ。じゃ、急いでるんで。」「だーかーらー!お前の命運はココまでだっての!」

 「ヘェー。もしかして勝負するって事?できんの?アンタ全身が僕のアソコと同じ位の大きさじゃん。入んないじゃん。敵にならないじゃん。敵じゃなきゃあ、相手にしないで先に行くって事じゃん。」

 この大地の敵さんは小さなピクシーか。アンバランスだな。

 「それじゃ。」僕はピクシーを無視して先に進む事にした。「待てッつーの!!!!!」ピクシーはうるさく僕の頭部の周りをグルグル飛ぶ。「いや、だからさ、勝負するんだったら、せめてセックスできる相手じゃないと。」

 「セックスできない相手がここにいるとでも思ってんの?」「…どうすんだよ。こんなに体の大きさが違うのに。」「なせばなるっ!」

 体長10センチか。挿入できないよなあ、どう頑張っても。それなのになせばなるて…やっぱりここの女はみんな変だ。

 「じゃあ、勝負するか。無視しようとしても、お前ずっと付きまとうつもりだろ?」「当然よ!」「…。戦闘という事なら、気を引き締めないとな。本気で行くぞ。」「望む所!」

 こうして、奇妙に体長の違う異種族間の勝負が始まった。

 さっきまでふざけて対応していたが、敵として存在している以上、何か強烈な秘策があるのかもしれない。新しい敵なんだし、気を抜いていたら思わぬ方法でイかされてしまうかも知れない。ここは改めて気を引き締め直した方がいい。

 僕も戦闘モードに入った。ピクシーは、切れ目が入った緑色のミニスカワンピースを脱ぎ捨てた。体が小さい、羽が生えているというだけで、後は普通の女性と同じだった。髪の毛以外ツルツルだった。

 それにしても…

 「それで。僕にどうしろと?」

 10センチ程度の小さな体では、挿入できない。これは有利であるけど不利でもある。相手のオンナの攻撃は防げる代わりに、こちらもピストン攻撃等ができないからだ。

 とりあえず、ピクシーを僕の手のひらで後ろから抱きかかえた。そして左手の指で体のあちこちをなぞってあげた。コチョコチョとさすっていると、段々相手もその気になって来たみたいだ。

 といってもこっちは全然興奮しない。大き目のかわいらしいキンケシを触って遊んでいるみたいだ。たしかに感触としては女性そのもので、スベスベしてて柔らかいけど。段々ペニスが萎えて来る。

 「…もしかして、入れようとしたら広がるとか?」「ダメ、裂けちゃったらどうすんのよ!広がる訳ないでしょ!」「そうだよねえ。てか、あれだけ踏みつけられたのに僕とエッチな事したがるっていう、君の神経が分からんのだけど。」

 「この世界では、セックスしてイかせる事が勝ち。性本位社会なのだ☆…それ以外には何もない。復讐も相手を倒すのもセックスによってのみの世界よ。もちろん愛するのもね。」

 「…。ある意味平和かも知れないな。愛するのも憎むのも同じ表現をとるなんて。戦争とかも起こらないんだろうなあ。」「まあ、殺し合いの戦争はないわね。その代わりイかせあいの戦争位ならあるかもね。」「…平和だ。」「魅力的でしょ、こういう世界。」「…。やっぱり、それでも僕は元の世界に帰りたいよ。」「…そういうのをへらず口って言うのよ。さあ、すぐにそんな事言えなくなるのよ。」

 ピクシーは僕の手から離れた。そして、僕の下半身にまで降りて行った。萎えたペニスに口付けをする。

 「なあ、やっぱり無理がないか?」ミリ単位の舌が亀頭のあたりでチロチロ蠢いているみたいだが、全然ダメージにならない。「そんなのフェラにならないって。」

 「あら、誰がフェラチオしてるって?私は亀頭の味を確かめただけよ。気持ちいいのはこれからだよ。」

 ピクシーの口から透明の液体がどんどんこぼれ始めている。いや、口からだけじゃなくて、オンナの部分からも滲み出ているみたいだ。粘液はとめどなく溢れて、ピクシーの体と僕のペニス全体を濡らした。

 ピクシーは亀頭を抱き締め、根元に両足を絡ませた。小さな女体がぬるぬると這い回り始める。

 「…。」「これが妖精ピクシーの攻撃方法だよ。」

 小さくて柔らかい体がペニス全体を包み、手足を動かし、蠢き、刺激して来る。なるほど、これは結構効くな。僕は力を入れて精力を消費しないよう気をつけた。

 僕は胡坐をかくように腰を下ろし、ピクシーに向かった。お尻にサワサワと当たる草の感触も心地よい。…やっぱり、指先で愛撫する以外にコイツを感じさせるのは難しそうだ。小さなお尻とオンナの周辺を中心に、10本の指で愛撫攻撃をする。

 「や、やるわね…。でもね、私を感じさせればさせる程、あなたは不利になるのよ。ピクシーの愛液は全身から出る。それがローションのようにあなたのアソコに絡み付く!」

 たしかに、どんどんぬるぬるが増して行ってる。僕の防御力も低下する。でもこれしか方法がなさそうだし、感じさせなきゃイかせられないんだ。僕が射精する前に倒さないと。長期戦は不利だ。

 ピクシーの羽がどんどん強く羽ばたくようになって行った。「それじゃあ、本気で責めてあげるよ。」

 ピクシーは、体全体をゆっくり上下させ始めた。元々空を飛んでいる状態だから、上に飛び下に飛びを繰り返せばいい。その上で両足を地に付け、つまり僕のペニスの根元あたりにしっかり立ち、全身を上下させている訳だ。

 「うっく…」既に全身が愛液に濡れている為、ぬるぬるとスムーズにピクシーが上下する。小さなおっぱいが、太ももが、おなかが、腕が、ペニスを上下し、快感を送り込んで来る!

 「どお?小さいけど、パイズリとスマタとほおずりといっぺんにローション踊りされて、気持ちいいでしょ?」

 ピクシーの動きがどんどん早くなって行く。下半身全体が痺れるような疼きを感じる。

 「…仲間がいればもっと凄い事してあげられるんだけどね。」ピクシーはさらに上に移動し、亀頭の上に覆いかぶさるような格好で、先っぽを強く抱き締めた。そして自慢の羽を使ってくるくると回転したり、手足を動かしたりして、亀頭中心に責めて来た!

 「うあ、はああ!」強烈なダメージ。まずい、こちらが相手の精力を削るより、相手が僕の防御力を低下させて且つ感じさせる速度の方が速い!このままではあっさり出してしまう!何か手を考えなくては!

 僕はピクシーの体を掴み、ペニスから引き離した。舌を伸ばし、相手のオンナを上下に激しくねぶった!甘い香りと味が漂う。

 「はぁ、あぁ〜」ピクシーはさらに感じ、全身の汗腺からさらに粘液を滴らせる。その粘液の為に、ピクシーはするりと僕の拘束を解き、再びペニスにしがみ付く。今度は両足を大きく広げ、玉袋を挟み込んだ。ピクシーの両腕はしっかりと裏スジを抑えている。上下運動の代わりに、今度は前後運動を始めた!

 裏筋から根元にかけて、両手が蠢き、両足の先は玉袋を刺激している。ペニスはピクシーに合わせて前後している。

 「ふぅ、ふぅ、こ、これなんか、どお?」

 ギュッ!ピクシーは少し下に下がると両手を下方で組むようにして、根元をぐいっと押さえ込んだ!根元のあたりを強く両手でしごき上げる!

 「うわっ!!!」

 ヤバイ、ピクシーはかなり強いぞ!体位攻撃とかできない分、こちらの方がかなり不利になっている事に気付いた。さて、このピンチを切り抜けるには…

−選択肢−
ピクシー1−2 指先で愛撫
ピクシー1−3 綿棒を使う
ピクシー1−4 ハエタタキを使う
ピクシー1−5 なりゆきに任せる


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