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掃除娘♪ 第二回


 敵を倒しながら暫く歩く。これまで何とか甘い誘惑を撥ね退けて一回も女体でイかずに済んで来た。奇跡とも言えるけどその分僕のレベルも確実に上がって来てるから、只偶然ここまで来れた訳でもない。まだまだ続く快感の茨道だけど、この調子で乗り越えて行こう。

 ぶわっ!そんな事を考えながら歩いていると突然周りから真っ白い煙が噴き出した!一瞬にして辺り一面何も見えなくなり、あっという間に僕は煙に巻かれてしまった。

 「むわっ!」何だか薬臭い。「なっ…何だよコレっ!?」僕はむせき込みながらも身構えた。何かのトラップに違いない。催淫効果の煙か、ワープトラップか…何にしろロクな事はなさそうだ。

 「ほいほーい!久しぶりー♪」ぐにっ。いきなり誰かに後ろから抱き付かれて股間をまさぐられた。聞き覚えのある娘の声と背中に当たる女体の感触、それに前に突き出されて僕のペニスを握り締める手…ソデの色…このねずみ色のワンピースは見覚えあるぞ。

 女の手はペニスを握り締めたかと思うとやさしくさすり出した。小さなかわいらしい吐息が背中をくすぐる。やっぱりロクなもんじゃあなかった。こいつは神出鬼没のトラップ、掃除娘だ。

 煙が辺りに充満してケミカルな臭いが鼻を衝く。「…またお前か。何だコレ?」「えへへー。目くらまし用の殺虫剤。自動で十本のスプレーが一気に噴出するようにセットしといたのよ!何も見えないでしょお?」

 うげ。よりによって殺虫剤かよ。「おいおい…。体に悪いだろ。」「ムシじゃないから平気でしょ。」「そういう問題じゃ…」「アソコのムシは殺せないから安心してっ!」「…。」「とにかく煙幕は成功。先制攻撃よっ!」「…あーあ。」

 姿の見えない掃除娘にいきなり抱き付かれたので不覚を取って先制攻撃を奪われてしまったが、何しろテクが下手でピンポイントでしごく訳でもなく只さするだけなので強ダメージには至らず。

 先制攻撃ってのはな、チャンスの内にできるだけ一気に責めて置いて少しでも有利に戦局を導くものだ。そういう戦術の基本をこの娘はまったく理解ってなかった。彼女の作戦の綱である煙幕もあっという間に消えてしまった。殺虫剤じゃあ、大した効果はないですよ。

 「あーノドがイガイガする。何しとんねん!」僕は掃除娘の手を振り払って彼女の方を向いた。背の低い女の子が目をキラキラ輝かせて得意気に見上げている。「今度は武器とか強化してるから負けないわよっ!」…。演技でなくおしとやかな性格だったら結構カワイイんだけどなあ。あーあ…また余計な仕事増やしやがって。

 「ジャジャーン!掃除娘専用武器第二段!その名も『男性ハタキ』〜!!」掃除娘は白い袋からハタキを取り出した。どっからどう見てもフツーのハタキなんだけど…。「…だからさ、人の体に掃除道具あてがうのやめろよ…。」

 聞き耳を持たずにジリジリとハタキ片手に迫って来る。「えーいツベコベ言うな!」パタパタ…掃除娘は僕の体中にフワフワしたハタキを掛けた。ハタキは上の埃とか落とす道具だ。こんな所に埃なんてね〜よ…。それに武器にしては全然気持ちよくない。まだ以前のモップの方が良かったぞ。

 「…だめじゃん。」「ふっふっふ…。引っかかったな。もうあなたは動けない筈よ!」何を言ってるんだ。「動けるよ。ホラ。」僕は軽々と手足を動かして見せる。魔法を受けた痕跡もないし。やっぱり只のハタキなんじゃ…。

 ぐぐぐっ。突然体の動きが鈍くなった。意思通り右手を動かそうと思ってもワンテンポ反応が遅くなるし、スピードもゆっくりだ。「あっあれ…!?ちょっと動きが鈍いぞ…?…一体何を!?」

 「しびれ粉をハタキに混ぜといたのよ!どうやら完全に動けなくする事まではできそうにないみたいだけど、素早さを奪っただけでも十分!じっくりいたぶってあげる。こないだのリベンジだよ。」「…。」

 僕の俊敏性が半減した。なるほど、ここまで相手の作戦通り(ちょっとだけ外れたけど)か。なかなかやるな。たしかに前回よりは成長してる。ドジは変わらんが。

 「さあ次々行くわよん。あなたのような強敵は正攻法じゃなくてココで勝つのよ。」掃除娘は自分のコメカミを指差した。んー、リクツは分かってるのね。でもねえ…。アタマは付いて行ってないみたいだ。それでもコイツはちょっと侮れないな。多少でも成長してるんだし。今まで油断してたがここからは僕も臨戦態勢だ。

 「ばばばば〜ん!掃除娘専用武器第三弾!しかもメカ!その名も『自動ぞうきんがけマシーン』!」『ヨロピク〜』わっ、機械がしゃべった…。ここのメカはみんなしゃべる機能付きか。やっぱりみんなどこか変だ。

 掃除娘が取り出したのは車のワイパーみたいな細いメカだった。先に洗濯バサミのような物が付いている。続いて掃除娘は袋から二枚のぞうきんを取り出し、これにローションを染み込ませた。そしてハサミに取り付けた。

 「見よ!この勇姿を!こいつはスイッチを入れるだけで自動的に窓拭きとかもしてくれるスグレモノなのだ〜!」『ヨロピク〜』「…。」「何よその顔。」『ヨロピク〜』「まず。コイツはヨロピク〜♪しかしゃべれんのか。」「うん。」「…。次に。コイツはあんまり役に立たない気がするのだが…。明らかに手で拭いた方が早いぞ。」「うん。」「うん、ぢゃねぇ〜〜!!!」もう完全に拍子抜けしてしまった。

 「でも安心してっ!対男性用武器としてはピカイチの筈だから。」「…はず、だあ?」「うん。ハズ。」「ハズかしいとは思わんのか…。」「それはコイツを喰らってから言うセリフよっ!ローションぞうきんで男の体をヌルヌルにして防御力も半分にするッ!できるだけ弱体化してしまえばあなたにも勝てるんだもん。」掃除娘は腰を落として機械を調節し始めた。「さあっ自動ぞうきんがけマシーン!レッツゴーよ!」『ヨロピク〜』「ぽちっとな。」「…。」

 ウィ〜〜ン…。ワイパーのような二本の手がゆっくりぎこちなく動き始めた。右…左…また右。ゆっくり動いたかと思うと一気に反対側にワイパーが移動する。スムーズには程遠くカクカクした動きだった。

 ぴちゃっ。ローションの雫が僅かにはね、僕の体にかかる。でもぞうきんの位置が合っておらず、まったく僕の体にぞうきんが触れてもいないし、もちろんたっぷり染み込んだローションが僕の体に付く事もない。防御力も半減しない。

 「あれぇ…。うまく当たらないなぁ…んしょ。」掃除娘はメカを僕に近づけ、ぞうきんが当たって滑るように位置を調節し始めた。しかしぞうきんは右へ左へカクカク動くばかりで、なかなか良い位置にならない。僕のすぐそばに置いたのにぞうきんは僕にかすりもしなかった。絶対直接手で拭いた方が早いって。

 「…うまく扱えないのかよ。掃除娘のクセに。」「うっさいな。キカイ系はダメなんだよ。でもいつかきっと使いこなして見せる!…んしょ…あ、ココを動かすのか。」

 ドキャ!「んぎゃ!」掃除娘の操作でワイパーが前に倒れた。これでぞうきんの位置を調節するらしいが、彼女は一気に全部倒してしまった為、ワイパーの腕が思いっきり僕のわき腹を直撃した。「ぐわぁ!」間髪入れず反対側にもわき腹パンチを食らった。僕の体は二本のワイパーの間に挟まれ右から左からわき腹をぎこちない動きで連打され続ける。

 「もういいよっ!」僕はメカを突き倒した。自動ぞうきんがけマシーンは上向きのぞうきんをカクカク空中で動かしていたが、倒れた衝撃で小さく煙を吐いて止まってしまった。

 「あうぅ…マシンが…」掃除娘は悲しんでいる。悲しいのはこっちだよ。でもまぁ、失敗してくれたお陰でローションはほとんど体に付かず、結局防御力もそのまま保てた。

 「お、お〜の〜れ〜〜!悉く私の作戦を乗り越えおって!」…いや、僕何もしてないんですけど。「かっかくなる上は!やはりコレしかないっ!最後に頼れるのはおのれの資本!…私のピチピチの肉体で勝負よっ!」

 掃除娘はすっくと立ち上がり、自分でボタンに手をかけてワンピースを脱いでしまった。ノーブラに白いパンツ姿。目の前でその格好はやっぱりソソルものがある。全裸よりパンツ一丁の方がエッチだ。

 「ム…」掃除娘は以前よりもちょっとだけグラマーになっていた。胸が一カップ弱程度大きくなっていて、全体に丸みが増していた。「…もしかして…太っ…」ギロオッ!掃除娘がものすごく怖い顔をした。「ふとった言うな!女を磨いて母性と優しさを備えつつ甘く丸い色香に満ち溢れるようになったと言え!」「…。それ現実に言ったらものすごい皮肉に聞こえるな…」

 たしかにおっぱいが大きくなってグラマーさが増している。掃除娘は成長型のキャラ、自分の肉体も成長させる事ができるんだな。太っ…女を磨いて母性と優しさを備えつつ甘く丸い色香に満ち溢れるようになった掃除娘の乳房が以前よりもふくらみと弾力を増して僕に立ち裸っている。小さなパンティも脱ぎ捨ててしまった。

 腰周りにも女らしさが増し、やわらかそうな肉が微妙に潰れてセクシーだ。…その分おなかの肉もちょっと増えたように見えるんだが。でもデブになったと言うのではない。ちょっとだけ、ほんのちょっぴりふくよかになったんだ。でも僕なんかはその位が丁度いいなぁ…

 いかん、掃除娘が僕好みに近い体型になって来たという事はそれだけ相手の魅力が増し、戦闘がその分不利になっている事を意味する。ぷにぷにした女の肉が全身に絡み付く心地良さは何度も経験済みだ。やっぱり好みの体型相手だとちょっと苦戦してしまう。

 「♪〜〜」掃除娘は自分の体をローションぞうきんで拭き始めた。ぬるぬる成分で自分の体を塗りたくり、見る見る内に肢体がテカテカして行った。「これで私の攻撃力二倍!しかもあなたの動きは遅くなっているから逃げられない!もはや勝ったも同然よん。」「…。」やれやれ。

 といってもローション攻撃がいかに強力かは身をもって知っている。二回目の戦いとはいえ、ナメてかかってはダメだ。ローション密着攻撃で精力を削られてしまうのは避けたいが…経験から挿入攻撃してローションを避けるのは無理だ。挿入攻撃をすれば短期間で掃除娘を倒せそうだがこいつはどんな奥の手を持ってるかも分からんからな。挿入を避けるとなると愛撫攻撃だけで倒す必要がある…僕のレベルなら何とかなりそうだが挿入した時のような鮮やかさはない。さて、どうやって料理してあげようかな…

−選択肢−
正常位で倒す
全身愛撫で倒す

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