「た、拓馬さん、もう……」

蘭が潰れるよりも健や大輝の方が限界のようである。
今にも自慰しだしそうな……というより、大輝も健もすでにペニスをしごいている。
拓馬は苦笑した。

「気が早いな。ま、いい。でもまだやらせないぜ」
「そんな拓馬さん……」
「物には順序ってもんがあるって、学校で教わったろうが。いいから今度はあれ
取って来いや」
「今度は何です」
「だからオモチャだよ」
「ああ」

健は少々不満そうに蘭から離れ、また紙袋を漁っている。
がちゃがちゃと中をひっかき回して持ってきたのは「おとなのオモチャ」──ディ
ルドであった。
二本ある。
ひとつは長さが30センチほどもあり、太さも6センチある。
どう見ても日本人用に作られたものではなく、輸入品らしい。
色も形も不気味なくらいに本物によく似ている。
もうひとつは、それよりは細身だったが、色が黒く、しかも周囲にボコボコとイボ
までついている。
ともに女を悦ばせるというより、責めるための道具にしか見えない。

「そ、そんなもので……」

蘭は脅えたような声を上げた。
過去に、アナルをディルドで責められたことはあったから、それが何かはわかった。
細い方──それでも直径3センチはあったが──がお尻を責めるものなのだろう。
だが、もうひとつの大きい方は恐ろしいほどに大きく太い。
あんなものが肛門に入るわけがないから前に使うのだろうが、それにしてもあまり
にも大きい。
いくら膣でも裂けてしまうのではないだろうか。
蘭の美貌から血の気が引いていった。

「そんなもの使わないで……壊れちゃうわ……」
「平気だと思うよ。さっき塗ったクスリ、あれは気持ち良くなるだけじゃなくって
マンコとか尻の穴とかの粘膜を柔軟にする効果もあるらしいから」

そう言って拓馬は、太いディルドと黒い方の両方に、さっきのクリームを塗り込ん
でいく。

「いや……そんな大きいのいやよ……無理、絶対に無理よ」
「無理かどうか試してみようよ」
「そ、そんな、いやっ!」

思わず後ずさって逃げようとする蘭を、健が背中から抱えて押さえつけた。
そのまま腕を伸ばし、ぐいと両脚を拡げさせる。

「やっ……やあっ……!」

上下を赤いロープで縛られた乳房、汗の浮いたすべらかな腹部、見事に肉のついた
臀部と太腿が少年たちの目を愉しませる。
白い太腿の付け根に密生している色黒い茂みは、蜜と汗で濡れ、もつれ合っていた。

「や、やめて、本気なの!?」
「本気だよ、決まってるじゃん。蘭姉ちゃんがちゃんと「犯して」とか「抱いて」
って言ってれば、こんなことしないで済んだんだけど」
「そんな……、ああっ!」

屈み込んだ拓馬は、もう充分に潤いすっかり寛げている媚肉に模造男根を押し当てた。
濡れそぼった恥毛をかきわけ、蜜をまぶすようにこねくっている。

「ひ……い、いや……やめて……」

蘭の美貌は引き攣り、全身を震わせている。
必要以上に媚肉をこねているのは、入れるぞ、入れるぞと、蘭の恐怖をあおり立て
ているのだ。

「じゃ入れるぜ」
「い、いやっ……!」

拓馬は左腕の肘で蘭の右足首を掴んで脚を拡げさせた。
後ろから健が背中に覆い被さるように抱きつき、右手で蘭の左腿を押さえて固定さ
せる。
同時に左手で、震える乳房を揉み始めていた。

「あ……あ……、い、今そんなことしないで……あ……」
「今するなって? じゃあ入れてからならいくら揉んでもいいっての?」
「そ、そういうことじゃ……あ、いやあっ!」

拓馬が、じわりとディルドで蘭の媚肉を割っていく。
あまりの大きさに、蘭は目を剥いて顔を仰け反らせた。
顔を後ろの健の右肩に乗せ、苦しげに呻きだした。
その様子に興奮し、健は大きく両手を回し込んで、たぷたぷと豊満な乳房を揉み
しだいた。
それでも蘭の苦悩と苦痛は和らぐものではない。

「や、め……やめて……き、きつい……裂けちゃうっ……」
「大丈夫だと思うけどね。だってこんなに濡れてるし、柔らかいし」
「むっ、無理っ……大きすぎるわよっ……痛い……ああっ……」
「平気だって、きっと。赤ちゃん産む時は、ここって10センチくらい開くって
話だよ」

拓馬は実に無責任なことを口にしながら、狭い膣口にねじ込んでいく。
とても入りそうにないように思えたが、さっき塗っておいたクリームが潤滑剤の
役割を果たし、ぐぐっと膣に沈み込んでいった。
蘭自身が漏らす愛液もサポートになっている。

「ああっ……ううっ、うんっ……!」

蘭は頭を仰け反らせっぱなしとなり、ぐぐっと裸身を伸び上がらせている。
思わず腰を捩ってしまうのだが、それがかえって挿入の手助けとなった。
巨大な亀頭部分が抉り込まれていく。
拓馬もそれなりに気を遣い、裂けてしまわないようにゆっくりと押し込んでいる。

「だ……め……入れ……ないで……あぐうっ!!」

とうとうもっとも太い部分が蘭の中に飲み込まれた。
蘭は悶絶したかのような呻き声を発し、ぶるっと身体を痙攣させる。
割れ目の肉襞が限界まで拡げられ、ミシミシと音を立てるほどに軋んだ。
それでも挿入は止まらず、膣内の襞を巻き込むようにして、さらに奥へと進んで
いった。
もう蘭はまともに息も出来ない。

「ひぃぃっ!」

張型は、ズンっと蘭の最奥部に到達した。
子宮口に達すると、蘭は甲高い悲鳴を上げてがくがくっとわなないた。
それでも、まだディルドは蘭の中に全部入りきらなかった。
それでも拓馬は満足げに言った。

「さすがだね、蘭姉ちゃん。このでかいのが見事に入っちゃったよ」
「あ……は……やあ……ぬ、抜いて……お、大きすぎる……苦しい……」
「苦しいってことはないんじゃない? 蘭姉ちゃんのことだ、どうせすぐ気持ち
良くなるよ」

蘭の媚肉は見るも無惨に犯されていた。
よくもこんな太いものがと思えるほどのものが、膣口を限界以上にまで押し広げて
美少女を苦しめている。
柔らそうだった割れ目周辺の肉襞はいっぱいに広がり、苦しげにひくひくと蠢いて
いた。

後ろから乳房を揉んでいた健も、カメラを回している大輝も、そして隅っこで立っ
ていた圭太ですら、巨大なディルドが深々と媚肉を貫いた蘭の妖しい姿を凝視して
いる。
見とれるというよりも、目を血走らせて見入っていた。
そんな少年たちの欲望を剥き出しにした視線すら、今の蘭には意識する余裕はない。

「と、取って……もう抜いて……」
「そ、そのままだ。もう一本いくんだからな」

首謀者である拓馬でさえ、その妖艶さに見とれ、ついどもってしまう。
それでも、膣を犯している張型から手を離し、黒い方のアナル用ディルドを持った。
うっすらと開けた蘭の瞳にそれが映った。

「そ、それは……」
「わかるだろ? もうマンコにはぶっといのが入ってんだから、当然こっちは……」
「い、いや……お尻はいやよ……」

それがアヌスに使われることは蘭にもわかった。
同じようなイボつきディルドで肛門をたっぷり責め抜かれたこともあるのだ。

「そ、そんなものいや……しないで……お尻、いやなのよ……」

しかし、いかに蘭でも、前に極太の張型を埋め込まれた状態でアナルディルドまで
使われたことはない。
大きすぎるものが膣の最奥まで詰め込まれているというのに、さらにお尻にまで
あんな恐ろしいものを使われる。
思わず身震いがした。

「いっ、いやっ……ひぃっ!」

健が背中から蘭の乳房を掴んだまま腰を下ろすと、蘭の身体もそのまま後ろへ倒れ
かかった。
すかさず拓馬が、少し浮いた蘭の尻の下に枕を敷き直した。
むちっとした見事な若い尻が、デンと少年の顔の前に向き出された。

「じゃ、いよいよ蘭姉ちゃんの大好きなお尻だ」
「すっ、好きじゃないっ……やめて、いやあっ……あっ、ひぃぃっ!」

前から流れてきた愛液でしっとりしていたアヌスに黒いディルドが押しつけられる。
蘭が悲鳴を上げて逃げる間もなく、じわっと肛門粘膜を押し広げるようにして、
それがめり込んできた。
媚薬クリームの効果でずきずきと疼く肛門がめいっぱい拡張され、異物に貫かれて
いく。

「やっ、やめて……ううんっ……ひっ、ひっ……ひぃぃっ……!」

先端がアヌスを割り、ずぶずぶと潜り込んでくると、蘭は閉じた瞼の裏に火花が散る
のを感じた。
前に長大なものを埋め込まれ、ただでさえ呼吸困難なのに、お尻にも挿入されて、
たちまち蘭は息が出来なくなる。
拓馬はなおもディルドを押し込んでいった。
前と違い、割合とスムーズにずぶずぶと沈んでいく。
確かに、膣の方に入れたのはあまりにも太すぎるから簡単には入らなかったのだろう
が、アヌス初体験にしては楽に入る気がする。

「へえ、案外楽に飲み込むじゃない、蘭姉ちゃん。もしかして、お尻も経験済み
だった?」
「いっ、言わないで! やああっ……」

さすがに拓馬も意外に感じた。
これだけ綺麗な女の子なのだから、高校生ということもあるし、セックスの経験
くらいはあってもおかしくはない。
しかしそれがアナルセックスまでとなると、そうそう体験者は多くないだろう。
見た目は清楚だが、この毛利蘭という少女、案外とヤリマンなのかも知れない。
もちろんそれは誤解で、蘭の意志に反して幾度も犯され、否も応もなく無理矢理に
開発されたのだが、そんなことは彼らは知らない。
拓馬は、わざと失望したような口調で言った。

「なんだ、やっぱりそうなんだ。おい黛、聞いたか? このお姉ちゃん、こんな
可愛い顔してるくせに、もうお尻でもセックス知ってるんだってよ」
「いやっ、言わないで! あ、あたしは、あたしは……うああっ、し、しないで
っ、あぐうっ!」

ずぶっと拓馬が根元まで押し込むと、蘭はぶるるっと全身を震わせた。
膣の方は10センチ近く余したところで子宮にまで届いてしまったが、さすがに
アヌスは障害物がなく、直腸の中へディルドのすべてが挿入されてしまった。
前後の穴に長大なものを詰め込まれて、蘭は苦しげに乳房や腹部を波打たせて喘いだ。

拓馬が張型から手を離すと、蘭の股間が丸見えとなる。
膣に野太い擬似男根が、肛門には真っ黒なディルドが、ともに深々と埋め込まれて
いる光景は、見る男たちを圧倒する。
健も、胸を揉む手が止まって、思わずそこを見つめていた。
カメラの大輝は、拓馬を押しのけるようにして蘭に近づき、接写している。

「し、死ぬ……死んじゃうわ……苦しい……あう!」

膣とアヌスにびっしりと埋め込まれ、蘭はろくに身を動かすことも出来ない。
拓馬がつい左手を離すと腿がぐらりと揺れたが、それだけでも内部に食い込んだ
異物が蘭の内臓を擦り、刺激する。
蘭は思わず、びくっと腰を強張らせて悲鳴を上げた。
もう動けない。
動けばディルドたちが内臓を擦りつけてくる。
脚を閉じることも身を屈めることも出来なかった。

それでいて、蘭のそこはじっとりと濡れている。
アヌスも媚肉もぴっちりと食い締めているはずなのに、僅かな隙間からじくじくと
粘液を染み出させている。
限界まで広がったはずなのに愛液が漏れる余裕が出来ているということは、それ
だけ蘭の性器やアヌスの柔軟性が素晴らしく、早くもこの凶悪な性具に馴れてきて
いるということなのだろう。

「本当に苦しいのかな? 蘭姉ちゃん、こんなに濡れてるのにさ」
「ち、違う……違うわ……こんなのいやなのよ……ああ……」
「そうかなあ。感じているようにしか見えないけど」
「な、何を言うの、この子は……い、いや……抜いてよ……」
「そんなに苦しいかい?」
「苦しい……苦しいわ……お腹がもう……」
「そう。じゃあ気を紛らわせてあげるよ。気持ち良くなりな。高橋、蘭姉ちゃんの
おっぱい揉んでやれ」
「やっ……ああ……」

乳房を揉み込まれ、蘭は忘れている感覚を思い出してくる。
乳房から焦れったいような快感が広がると同時に、膣と肛門にも似たような感覚が
蘇ってきたのだ。
極太ディルドを使われるという恐怖に脅えて忘れていたが、その直前まで媚薬に
よる疼くようなむず痒さに悩まされていたのだった。
それが、媚肉もアヌスも異物に馴れてきたところに加え、胸を愛撫されたことに
よって、また疼き出してきたのだ。
そうでなくとも、ディルドにはともにたっぷりと残ったクリームが塗りたくられて
いる。
それが膣襞や腸壁に擦りつけられ、塗り込まれていったのだ。ずきんずきんと灼ける
ような痛痒感、その後についてくるような微妙な官能の疼きに、蘭は戸惑いつつも
飲み込まれていく。
「いけない」と意識した途端に、その感覚がより強くなっていった。

「あ、あああ……許して……あうう……」

健はたぷたぷと音がするほどに乳房を強く揉んでいたが、拓馬の方は焦らすように
蘭の肌を擦っていた。
クリトリスや膣といった蘭が触れて欲しいところには触らず、わざとポイントを
ずらすように、腰骨や鼠径部に指を這わせる。
ぴちぴちした尻の肌を撫で回したり、太腿の内側やふくらはぎをやわやわと揉み
あげていく。
蘭はいかにも焦れったそうに腰をよじり、ともすれば腰を持ち上げて少年にさら
なる愛撫を要求するかのような動きすら見せた。
それを「あさましい」と思えるような気持ちの余裕はなかった。

「あ、そんな……あ、あ……」
「感じてるんだろ、蘭姉ちゃん」
「ああ……」
「して欲しいか? ほら、こういう風に」
「ああ!」

前に埋め込まれた太い方のディルドをぐいっと一度だけ動かされ、蘭はつい腰を
うねらせた。
が、すぐに拓馬は動きを止め、蘭の顔を覗き込む。

「いかせて欲しいだろ? なあ?」
「……」

蘭は弱々しく顔を振った。
もう抗っているとか、否定しているとかいう段階ではないらしい。
取り敢えず顔は横に振ったが、イエスかノーかで聞かれれば、間違いなく前者の
はずだ。

「本当に強情ってか、頑固だね。このまま放っておかれてもいいの?」
「や……」

蘭が辛うじてそれだけ言うと、拓馬はにんまりして続けた。

「いやでしょう? なら言ってよ。マンコの方を動かして欲しい? それとも尻
かな?」
「……。ま……前で……前でして……」

これを口にするだけでも、蘭は気が狂うほどの恥辱と羞恥である。
レイプしようとしている男に対し、自ら「欲しい」と言わねばならないのだ。
しかも言う相手は成人ではなく子供、それも小学生だ。
情けなさに死にたくなるほどだが、蘭はもうどうしようもなかった。
この上は、この悪魔のような子たちに徹底的に弄ばれるしかない。
聡明な美少女の脳裏を真っ黒い絶望感が覆っていった。

「ふうん。まだマンコって言えないのか。じゃあ罰としてこっちだ!」
「ああっ、ちっ、違うっ……そこ違うわよっ……!」

拓馬が掴んだディルドは細身の黒いのであり、つまりはアナルに差し込んであった
方だ。
蘭は衝撃に目を大きく見開き、腰をよじって呻いた。

「お、お尻はいやあっ……」
「いや、じゃないだろ? こっちだって気持ちいいくせにさ。お尻でセックスまで
してたくせに」
「で、でもいやっ……ああっ、そっち動かさないで!」

拓馬は黒く反り返ったディルドをしっかりと握りしめると、ずぶっ、ずぶっと繰り
返し肛門を抉っていく。
無論それだけではなく、角度を変えて揺さぶったり、アヌス粘膜を巻き込むように
して回転させつつ、ゆっくりと抜き差しする。
肛門や直腸内の粘膜に、突起した無数のイボが擦れて、蘭はいやでも声が出た。
異物がお尻の中をかき回し、そのイボが抉るように内部を擦る感覚がたまらない。
そして、薄い肉と粘膜を隔てて、膣に埋め込まれた太い張型と擦れ合うのを感じ取
り、腰を揺すって悲鳴を上げた。

「あっ、あひっ……こ、擦れてるっ……前と後ろで擦れて、ああっ……!」

蘭は涙さえ流しながら呻き、身を捩るのだが、後ろから健に抱え込まれていてどう
にもならない。
その健も、蘭の白い首筋を舐めながら、たっぷりとした乳房を揉みしだいてくる。
蘭の中でずっと燻っていた妖しい官能の炎に新たな燃料が注がれ、膣の奥やアヌスを
中心に身体が燃えて燃えて仕方がなかった。
その時、突如、前に食い込んでいた張型まで動き出した。

「や、やめてっ……ああっ、た、たまんないっ……!」
「やめてってことはないでしょ? 前に欲しいって言ってたの蘭姉ちゃんだよ」
「だ、だって、あうう……ど、同時になんてだめ……あはっ……」

拓馬は、右手にアヌス用ディルド、左手に極太張型を持って、蘭を前後から容赦なく
責めあげていった。
こうすることにより、二本の玩具が蘭の中でさっきよりもぶつかり合い、擦れ合っ
ていく。
蘭は目も眩むような官能の衝撃に「あっ、あっ」と短く喘ぎ出した。全身の毛穴
から脂汗がにじみ出し、蘭のしなやかな肢体をぬらぬらと妖しく光り輝かせていった。

「あ、あうう、そんな……あああ……」
「そんなに気持ちいいのかい、蘭姉ちゃん。子供の前で恥ずかしいな」
「言わないで……あうっ……んんっ……」
「うほっ、よく締め付けること。お尻のもマンコのもしっかり食い締めてて動かし
にくいや」

張り裂けそうなくらいに拡げられていた両穴は、いつしか柔らかくとろけ、拓馬の
愛撫をしっかりと受け止めていた。
なのに動かしづらいほどにきついのは、それだけ蘭の媚肉もアヌスも締まりが極上
だということだ。

「あ、許して……も、もうっ……ああ……」

もう蘭は、ためらうことなくよがり声を上げ、喘いでいた。
仰け反りっぱなしの顔は口を開け放したままだし、後ろから揉み込まれる乳房はしっ
こりと弾力が強くなってきている。
乳首はとうの昔に充血しきっており、触れれば痛いほどに勃起していた。
蘭の腰は本人の意志とは関係なく、責める拓馬の手の動きに合わせて動き始めている。

「ああ、もう……くうっ……あっ……もう……もうっ……!」
「いきそうなの?」

蘭はぶるぶるっと顔を振りたくった。
それだけは言えぬと、唇を噛みしめている。
拓馬は意地の悪そうな表情を浮かべ、股間を責めるディルドの動きをぴたりと止めて
しまった。
それどころか、媚肉に突き刺さっていた張型をずぶりと抜いてしまう。

「あう……ど、どうして……」

喘ぎ、よがり、狂瀾寸前だった蘭は、やや動揺したように身体を捻った。
潤んだ黒い瞳で、自分を弄んでいた少年を見つめている。
その愁いに満ちた妖艶さは、まともな男性でも理性を失って襲いかかりそうなほどの
フェロモンを放っていた。

「言って欲しいんだよ、蘭姉ちゃんの口からさ」
「な、何を……」

蘭は、目の前でさっきまで入っていたディルドを振っている少年を見ていた。
いや、拓馬ではなく張型の方を見ていたのかも知れない。
それは、よくこんな大きなものが入っていたと呆れるほどのサイズで、蘭の蜜と
媚薬クリームの残滓が絡みついてねっとりと妖しく光を反射している。
今にも湯気を立てそうなほどである。

「欲しいだろ、これ?」
「……」
「それとも、こっちが欲しいかな」

拓馬はそう言って、自分の性器を自慢げに揺すってみせた。
ぶらぶらと硬そうに揺れているペニスから、蘭は目が離せなくなっている。
もう媚薬のせいでも自分が淫らだからでも何でもよかった。
この身体に籠もった性の熱気を解放してくれるなら、たまりに溜まった疼きを解消
してくれるなら何でもいい。
玩具でいかされる屈辱も、小学生に犯される恥辱も受け入れたくなっている。

「欲しければ言って。「オマンコして」ってね」
「……」

蘭は悔しそうに、そして恥ずかしそうに顔を伏せ、目を閉じている。
表情は窺えないが、顔色は真っ赤だ。

「あ、まだ言えない? じゃあ……」
「ま……待って……」
「言う気になった?」
「……」

蘭は自分の肉体に起こっている淫靡な現象を自覚している。
異物を突き刺されたままのアヌスは、それを奥に引き込むかのようにひくついている。
くわえるものがなくなった媚肉は、それ自体が別の生き物のように蠢き、収縮して
いた。
時折、小さく口が開き、とろっと白みがかった愛液が溢れてくる。
これがどれだけあさましく淫らで、自分の意志を裏切った反応かわかっていた。
尻に敷かれた枕が冷たい。
散々零れた愛液が染みついて冷えたのだろう。
どうするか悩む間もなく、蘭の口が勝手に開いていく。

「……して……」
「……」
「お……願い……して……」

拓馬は自分のペニスを蘭に突き出し、見せつけてから尋ねた。

「どこに? 何をさ?」
「……」

もうカウパーがとろとろと零れ、糸を引いているそれを見つめながら、蘭は再び
言った。

「ま、前に……」
「前じゃないでしょ」
「……お……」
「お?」
「オ……マ、ン……コ……に……」
「……」
「オマン、コに……して……」
「どっちで? このぶっといオモチャで? それとも小学生のチンポかな?」
「ど……どっちでも……いいから……」

それを聞いて拓馬は哄笑した。

「あははははっ、どっちでもいい、だって。どっちでもいいからオマンコして、
だってさ。よくそんな恥ずかしいこと言えるね、蘭姉ちゃん。小学生に「抱いて
欲しい」って言ってんだよ、あんた」
「ああ……」

蘭はいたたまれなくなって顔を背けた。「よくそんなことが言える」と言われても、
言うように仕向けたのは拓馬なのだ。
しかし、それを口にしたことで蘭の羞恥心と被虐願望がさらに燃え上がっていく。
ひとしきり笑ってから拓馬が言った。

「よしよし、わかったよ蘭姉ちゃん。恥ずかしい思いして言ってくれたんだから、
願いを叶えてあげるよ。おい黛!」

拓馬は突っ立ったままの圭太を呼び寄せた。
気弱な少年は、呼ばれるままにベッドの側までやってくる。
拓馬はそんな圭太を蔑んだように眺めながら言った。

「……おまえも蘭姉ちゃんのこんな姿見て興奮してただろ?」
「……」
「そうだよな。夕べだって蘭姉ちゃんのこと思い出して4回もオナニーしたくらい
だしな」

屈辱を受け、圭太は真っ赤にした顔を伏せた。蘭は、そんな彼を複雑な表情で見て
いる。

「圭太くん……」
「ご、ごめんなさい……」

圭太は蘭に向かって頭を下げた。
この時期の少年であれば正常ではあるが、目の前にオカズにしていた少女がいる
のだ。
とてつもない罪悪感が少年の心をよぎり、自然と謝罪の言葉が出た。
拓馬は、そんな圭太の肩を叩きながら言った。

「別に謝るこたないって。こんな綺麗な女を見たら、誰だってマスかきたくなるっ
てもんさ。当たり前だぜ。な、そうだろ蘭姉ちゃん?」
「……」

蘭に答えられるはずもない。
二次性徴の時期なのだから女性に興味を持つのは当然だ。
グラビアに載っている女性の水着姿やヌードを見て欲情するのも当たり前だろう。
しかし、自分に好意を寄せてくれている少年が、自分に対して性的な欲望を持って
いたことを知ると、さすがに言葉がなかった。
拓馬がそんなふたりを面白そうに見ている。

「まあ、そんな情けねえ顔すんなよ、ふたりともさ。これからいい目を見せてやる
って」

拓馬は圭太のズボンを見ながら言った。

「黛、おまえ苦しいだろ。ズボン脱げ」
「え……」
「だから、蘭姉ちゃんの裸を見てチンコ立ててたんだろ? ズボンがそんなに膨ら
んで苦しそうじゃねえか」

大輝と健が爆笑すると、圭太はさらに恥ずかしそうに顔を背けた。
生理的な現象は、意志でどうにかなるものではない。
恥ずかしかったが、性器の充血を急速に解く方法などないのだ。

「脱げよ、おら」
「……」

逆らっても、また暴力を振るわれるだけだ。
ズボンを脱がされ、パンツまで下ろされるのは、学校のトイレで何回もされている。
とはいえ、勃起状態でそうされるのは初めてだ。
しかも今回は憧れの蘭が目の前にいるのだ。
躊躇があって当然だ。

しかし拓馬の冷たい視線を受けると、仕方なさそうにズボンを下ろしていく。
拓馬が指摘した通り勃起した性器が、ズボンに引っかかって脱ぎにくかった。
蘭に見られているかも知れないと思うと圭太は恥ずかしさが倍増され、目を閉じた
ままだ。
恥辱と、蘭に対する申し訳なさ、そしていたたまれなさが少年の心を蝕んでいく。

だが蘭は、そんな圭太を見ないようにしていた。
何をされるかわからないが、自分にパンツまで脱ぐところを見られては可哀想だと
思っているのだ。
拓馬が言った。

「はは、社会の窓からチンポが出てきそうなくらいだな。恥ずかしいくらいにおっ
立てやがって」
「……」
「よし、じゃパンツも脱げ」
「それは……」
「やめて、圭太くんを許してあげて」
「うるさいよ、ふたりとも」

拓馬は蘭と圭太の抗議をともに止めた。

「脱げ」

逆らうことの無意味さは身にしみてわかっている。
圭太は黙ってブリーフも下ろした。
それを見て拓馬がまた笑いものにする。

「おいおい汚ねえな、パンツがベタベタじゃねえか」
「……」
「先走りが出まくってたんだな。おうおう、チンポも半分皮が剥けそうだし、そこ
からぽたぽた垂れてやがる」
「……」
「くっくっくっ、結局おめえも男だよな。蘭姉ちゃんのこんな格好見てるうちに
立ってきたんだろ?」
「……」
「蘭姉ちゃんとやりたいとか、犯したいって思ってたんだろうが、このスケベ野郎が」

圭太は黙っていた。
何を言っても反論されるからだ。
それに、もしかしたらそうなのかも知れないとも思っていた。

具体的に、蘭をどうにかしたいと思ったことはなかった。
ただ蘭のことを考えると、自然に勃起してしまうのだ。
意外なようだが、蘭とのセックスやその裸体への愛撫を想像して自慰したことは
なかった。
想像したのは蘭の身体自体だった。
無論、この美少女の胸や脚、そして尻を思い、性器をいじったのは事実だ。
だが性行為そのものを夢想して抜いたことはなかった。
優しそうで清楚な美貌を思い浮かべ、先日、目の当たりにした素晴らしいスタイルの
肉体──美しい乳房や豊満な臀部、すらりと伸びた脚を思うと、少年の性器は勇まし
いほどに充血し、射精を欲したのだった。

「黛、蘭姉ちゃんとやりてえだろ?」
「な……」

圭太はもとより、蘭も目を剥いた。
この少年は、自分たちで犯すだけでなく、圭太を使って辱めようとしている。

「け、圭太くんっ、そんなこと……」
「高橋! うるせえから蘭姉ちゃんの口を塞いどけ!」

命令されると、健はそれまで乳房を揉んでいた手で蘭の口を塞いだ。
しかし左手は相変わらず蘭の肌を擦っている。

「むっ、むぐっ……」
「な、黛、正直になれよ。やりてえだろ、憧れの蘭姉ちゃんと」
「……」
「それにおまえ、まだ童貞だろうが。大好きな蘭姉ちゃんと初体験できるんだぜ」
「この幸せもの」
「拓馬さんに感謝しろよ」

大輝や健も、そう言ってはやし立てた。
圭太は何も口答えしなかった。
無駄だということもわかっていたし、やはり男としての興味も欲望もあったのだ。

「遠慮することはねえよ。見ろ、蘭姉ちゃんはこんなに大股おっ拡げておまえを待っ
てるんだぜ」
「んんっ……んむっ!」

蘭は「いけない」と言いたいのか、何とか首を振ろうとしている。
だが、健の手が口だけでなく、ややもすると鼻腔まで塞いでくるので、息が苦しくて
集中できなかった。
圭太は、複雑な顔で蘭を見つめていた。
その耳元に、ささやくように拓馬が言った。

「早く入れてやれって。蘭姉ちゃんも待ってるぜ」
「行けってば!」

なおも渋っている圭太の尻を、後ろから大輝が蹴飛ばした。
よろめいた圭太は思わずベッドに手を突いた。
その真正面に蘭の身体がある。
大きく股間を開かされ、女体の秘密を惜しげもなく晒している。
あろうことか、アヌスにはディルドが刺さったままだ。
それだけでも息を飲むほどの色っぽさなのに、後ろから健が乳房を揉みしだいている。
その何もかもが少年の性欲を痛く刺激するのだった。

「やれよ。蘭姉ちゃんを妊娠させたって構わないぜ。血が繋がってるわけでもねえ
しな」
「……」

その言葉を聞いて、圭太はふらふらとベッドに横たわった蘭に近づいていく。

「ら、蘭お姉ちゃん……」
「んんんっっ!」

いけない、とでも言っているかのように、蘭は激しく首を振った。
圭太の方も、こんなことをしてはいけないと思っているのだが、身体は蘭の匂いの
する方向へ進んでいく。
ペニスも痛いほどに勃起していた。
圭太の股間で揺れる硬そうなペニスを恐ろしそうに見つつ、蘭はなおも身を捩って
拒否を示した。
その様子を見ながら拓馬がからかう。

「いやだってのかい、蘭姉ちゃん。そんなに嫌うなよ、圭太が傷つくぜ」
「んっ! んむむっ!」
「ほら、けっこうでかいだろう、黛のチンコはさ。俺よりでけぇんだぜ。ま、さっき
蘭姉ちゃんに突っ込んでいたやつよりは小さいけどさ、あれはあっちがでか過ぎな
だけだ」
「んんっ……ぷあっ!」

何度も強く頭を振って、ようやく蘭は口の自由を取り戻した。
顔を振るたびに髪が宙を舞い、それが後ろの健の顔に当たって、少年が煩わしがった
のだ。
またすぐに口を塞ごうとしたが、拓馬が目で合図してきたのでそのままにしておいた。

「だめっ、圭太くんっ……そ、そんなことしちゃだめよ!」
「だめって言うなよ。黛はあんなに蘭姉ちゃんのことが好きなんだぜ。なのに蘭姉
ちゃんはやつが嫌いなのか?」
「き、嫌いとか好きとかって問題じゃないっ」

蘭は目から涙を零しながら顔を振った。

「好きよ! あたしは圭太くんが好きだわ」
「蘭お姉ちゃん……」
「なら問題ねえだろうが。好きなもん同士、セックスしたってさ」
「だ、だからそれがおかしいのよっ。好きと言ってもそういう意味じゃ……。それ
に、しょ、小学生なのにそんなこと……」
「なんだかんだ言っても黛が嫌いなんだろ? だから嫌がってんだ。だって俺たち
のことを嫌いなくせに、俺たちには抱かれたじゃねえか」
「あ、あれは無理矢理っ……」

抱かれたというものではない。
犯されたのだ。

「残念だったな、黛。おめえは蘭ねえちゃんのことが大好きなのに、蘭姉ちゃんは
嫌いだってさ」
「だから違うっ……! 圭太くんのことは好きよ! きみたちなんかよりずっと好き
だわ。だけど、そういう意味じゃないって言ってるでしょっ!」
「……だってさ、黛。じゃあ堂々と蘭姉ちゃんを抱いてやれや」
「だめっ!」
「いいからやれって」

もう一度大輝が突き飛ばすと、圭太はよろけて蘭の腿に手を突いた。
びっくりするくらい肌理の細かい肌が白かった。
その肌が汗でぬめって妖しく光っている。
手触りも、まるで手のひらに吸い付いてくるかのようだ。
その感触が、この純真な少年の心を乱れさせた。

「蘭お姉ちゃん……」
「だ、だめっ……圭太くん、絶対だめっ!」

圭太の目に、今までとは違った色が浮かぶのを見て、蘭は絶叫した。
この子までこんな恐ろしいことに巻き込んではいけない。
この子に犯されることになれば、この子にも自分にも拭いきれない傷が残る。
乳房を揉んでいた健が、後ろから蘭の両脚を押さえ、ぱっくりと開かせている。
いつのまにか拓馬も圭太の後ろにつき、あろうことかその肉棒を手にしていた。

「初めてじゃわからねえだろ? 俺が教えてやるよ、いいか……」

拓馬は、圭太の硬くなったペニスを右手で握り、左手でその背中を押す。
圭太は前屈みになって、蘭の真正面に来ていた。
拓馬は左手で器用に蘭の性器に手をやった。媚肉の裂け目は、もう拡げる必要がない
ほどにぱっくり開いている。
その頂点には充血した肉芽が愛撫を求めてびくびく震えていた。
その下には小さな穴──尿道口がある。
さらにそのすぐ下には、肉襞をはみ出させるようにして男をくわえ込む淫穴が口を
開けていた。

「ここだよ。ここに入れるんだ」
「だめっ、圭太くんっ!」
「いけ」
「ああっ、いやあ!」

硬くなった圭太の肉棒は、蘭の媚肉に触れるや否や、一気に押し入ってきた。
蘭は腰をぶるるっと痙攣させ、ガクッと背中を仰け反らせた。
恥ずかしい言葉を口にしてまで待ちかねた感覚である。
しかしそれを与えてくれたのは、守護すべき少年だった。
膣に潜り込んでくるペニスの感覚に、思わず目を開けた蘭の視覚に、のしかかって
くる圭太の顔が入ってくる。
振り払うように頭を振ったが、少年のペニスは確実に蘭の胎内に侵入してきた。

「だ……めっ……い、入れちゃだめっ……ああっ……!」

事前に入れられていた太すぎる張型に比べれば一回りほど小さいものの、それでも
熱い男根の感じは充分に蘭の膣内に伝わってくる。
ほどよく硬く、弾力もあり、熱かった。
紛れもなく生身のペニスの感触だった。
蘭の中に入ってきたことによって、むくむくとさらに大きくなってきているようだ。

(う、うそ……ホントに圭太くんのがあたしの中に……ど、どうしよう……ああ…
…)

可愛がっていた少年のペニスを意に沿わぬまま挿入され、蘭は苦悩した。
逃れようとしても、後ろから健が押さえている。
加えて、拓馬が左足のふくらはぎを、健を右足首を掴んで大きく股を拡げさせて
いた。
柔軟な蘭の肢体を利用して、腿が胸にくっつくほどに押しつけられている。

「ごめん……蘭お姉ちゃん、ごめんなさい……」
「ああ、いやあっ……圭太くんっ、やめてっ!」

少年は、口では蘭に謝ったものの、その腰を揺すり始めていた。
圭太としても「いけないことだ」という意識はある。
意識はあるが、もうどうにも男の本能が止まらないのだ。
これだけ美貌と肢体を持った魅力的な女性が全裸で、しかも性器を露わにした格好
で横たわっている。
それを「犯せ」と命じる者もいた。
圭太は、精神的にも肉体的ににも選択の余地がないのだった。

蘭は狂乱寸前だった。
暴力的に拓馬たちにレイプされるだけでもおかしくなりそうなのに、目をかけていた
圭太にまで犯されている。
蘭の繊細な心は耐えきれなくなっていた。

「いっ、いやっ、圭太……圭太くんっ……いけないわ、やめてっ……!」
「黛はやめたくないとさ。だろ?」
「……」

拓馬にそうからかわれても、圭太は答えることも出来なかった。
もう無心になって腰を揺すり、蘭の身体を貪るように犯している。
初めてセックスで勝手がわからなかったが、挿入させられた後は、もう腰を蘭に打ち
込むだけだった。

「あっ……あっ……ああっ……あうっ……あああ……」
「いいぜ、その調子だ。やっぱり相手が憧れの蘭姉ちゃんだとやる気になるんだな」
「こりゃ面白いビデオが撮れそうだ。黛に犯される蘭姉ちゃんか。へへへ」

そう言いながら、拓馬と健は圭太がピストンしやすいように、蘭の体勢を細かに動か
していた。
脚を大きく持ち上げて、乳房が潰れるくらいに胸に押しつけ、そこに圭太をのしかか
らせる。
抵抗して、顔だけでなく両肩をがくがく振ろうとするのを押さえ込んで、身体が動か
せないようにしていた。

「やあっ……こ、こんなとこ、撮っちゃだめえっ……!」
「しっかり録画してるよ、蘭姉ちゃん。AV女優みたく熱演頼むよ」
「やあああっ、あうっ……!」

最初はカメラマンさせられることに不平を漏らしていた大輝だったが、だんだんと
興じてきたらしい。
今では、犯されて恥辱に歪む蘭の美貌にレンズを向けたり、圭太と蘭の結合部を
アップで撮影するなど、コツもわかってきたようだ。

「ら、蘭お姉ちゃんっ……」
「け、圭太くん……ああ、いやあっ」

圭太の上擦った声に、思わず目を開いて正面を向くと、蘭に覆い被さった少年の愉悦
に満ちた顔が見えてしまう。
それがいやだったから、また目を閉じて顔を振りたくるのだが、どんなに堪えようと
しても、深くまで突き上げてくる圭太の男根の感触が蘭を虚ろにさせる。

「ああっ、だめ……も、もうだめよ、圭太くん……あっ……うんっ……」

膣を犯している圭太だけでなく、拓馬も健も蘭の裸身にまとわりついていた。
蘭の背中を抱くようにしている健は、片手で蘭の脚を持ち上げているが、もう片方の
手で乳房への愛撫を再開していた。
一方の拓馬は、前から蘭の脚を抱え持ちながら、その官能的な脚に自分の勃起した
肉棒をなすりつけていた。

「ああ、そんな……ああ……」

この異常な状況下で、蘭は混乱していた。
まるで圭太を交えて輪姦されているような錯覚──いや、蘭も合意の上で4Pをして
いるような錯覚を受け、ぐぐっと身体の奥から込み上げてくる。

この時になって乳房に塗った媚薬が効果を発揮してきた。
水溶性のクリームは、乾いた肌には効果はないが、汗によってその薬効を発揮し始め
たのだ。
乳首どころか乳輪ごと盛り上がり、少年の指がかするだけで頭がびりびり痺れるよう
な快感が走る。
拓馬のペニスが、蘭の腿の裏や内側を盛んに擦りつけている。
ぬるぬるしたカウパーをなすりつけるように、拓馬は脚コキしていた。

「あ、あああ……あうう……あっ……」
「おっ、だんだんと色っぽい声で喘ぐようになってきたね、蘭姉ちゃん。黛に犯され
て感じてんのか?」
「ち、違……う……違うわ……ああ……」
「喘ぎながら言っても説得力ないよ。おら黛、もっと頑張れよ、蘭姉ちゃんをいかせ
るんだぜ」
「や、やめて、ああ……」

健は、蘭の豊満な乳房を揉み込み、指が肉に沈み込むほどに強い愛撫を加えている。
拓馬も蘭の脚にペニスを擦りつけ、舌で舐め、指でやわやわと揉み上げていた。
もちろん圭太の律動も止まらない。
ぬぷっ、ぬぷっと粘った水音を立てながら、激しい動きで蘭の媚肉を貫き続けている。

「あっ……ああっ!」

さっきの衝動が、またぐぐぐっと込み上げてきた。
紛れもなく官能の大きな波であり、性の頂点へ近づいた証だ。
それを見て拓馬が言った。

「お、いきそうなのかな、蘭姉ちゃん。ちょっとだらしないんじゃないか、初めての
黛がまだ頑張って我慢してんのによ」
「い、いやっ……あ、あはっ……」
「黛、それいけっ! ちゃんといかせてやれよ」

圭太はもう拓馬たちの言葉など耳に入らないかのように、自発的にがんがんと腰を
打ち込んでいる。
小柄な身体を蘭のぶつけるような、激しい動きだ。

「蘭お姉ちゃんっ……蘭お姉ちゃんっ……!」
「ああっ、圭太くん、だめっ……こ、これ以上しちゃ、ああっ、だめよっ……ああ
……」

圭太の目には、もう拓馬も大輝も健も映っていない。
あるのは、目の前で喘ぎ、官能的な媚態を示す毛利蘭だけだ。
少年は、もう汗も肉体も体液も蘭と一体化したような錯覚を覚えていた。

蘭はもう限界だった。
圭太の突き込みに加え、健や拓馬の愛撫も加わり、挙げ句、大輝の構えるカメラまで
意識させられている。
肉体的にも精神的にも、奥深いところまで犯されていた。

「あ、ああああ圭太くん……あ、あたし、もうっ……」
「蘭お姉ちゃんっ、ぼ、僕はもうっ……!」

圭太の動きが一層に激しくなり、声も上擦ってきた。

「ああっ!」

蘭は、圭太の男根が膣内でぐうっと大きく膨らんだのがわかった。
肉棒がぶるぶると震えているのもわかる。
これまで何度も経験してきたことだから、すぐにわかった。
圭太は射精したいのだ。
その寸前なのである。

「だ、だめっ、圭太くんっ、な、中は……ああっ!?」
「おっ、お姉ちゃんっっ!」

膣の素晴らしい締め付けを受け、童貞だった少年はひとたまりもなく、己の欲望を
蘭の中に思うさま放った。

どっびゅっ。
どびゅるるっ、びゅくくっ。
びゅるるっ。

「ひっ!? でっ、出てるっ……! い、いやああっ!」
「お姉ちゃん! 蘭お姉ちゃんっ!」

圭太は何度も蘭の名を呼びながら腰をぶつけ、その胎内に射精した。
精液がどっと迸るごとに身体が身震いするほどの快感だった。
足腰が痙攣し、足の裏まで痺れている。

どくっ、どくどくっ。
びゅっ、びゅっ。

「出てる……まだ出てる……ああ、だめえ……あっ……」



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