「ディーック!!」

シカゴ市警ビル4Fにある刑事部屋に飛び込んできたのはパーシー警部だ。
ドアを蹴破るようにして室内に突入すると、デスクに腰をぶつけ、グラスファイバー製のくず
入れを蹴飛ばし、一直線にアンダーソン刑事に向かってくる。
度肝を抜かれた若い刑事は、驚いて立ち上がった。

「な、なんですか、警部」
「なんですか、じゃねえんだよ!」

パーシーはディックに掴みかからんばかりに迫ってきた。

「結果が出たんだよ! DNAが一致した! マルタンの野郎は、やっぱりミシェルだったん
だ! 美和子の言う通りだったよ!」
「D、DNAって??」
「なにすっとぼけてやがる。おめえがDNA検査するべきだって主張したんじゃねえか」

ディックがキョトンとしているのは当然で、彼になりすまして推理を披露したのはコナンである。
腕時計型麻酔銃で眠らされている時のことだから、当然彼には記憶がない。

「おめえの言った通りだよ。あの野郎、血液と精液の型が違いやがるんだ」
「はあ……」
「はあ、じゃねえよ! さっさと手配しやがれ!」
「て、手配?」

いつの間にか、室内にいた同僚刑事たちもふたりを取り囲むように集まってきていた。

「知れたことよ。すぐに警官隊を連れてギャレット病院へ乗り込むんだよ」
「え!?」

ディックだけでなく、他の刑事たちも仰天する。

「そんな、警部! あそこはマルタン氏が理事長をしてる……」
「バカ野郎、だからじゃねえか!」
「い、いやでも、そうは言ってもマルタン以外にも有力者が多数噛んでますよ」
「そのマルタンの容疑が濃厚……いや、ほぼ確実になっただろうが!」
「待て、パーシー」

他の刑事が止めた。

「仮にそうだとしても局長に連絡しないと。やつの許可を取らずに警官を動かすのはまずい
だろう。いや、そもそも局長はギャレット突入なんか絶対許可しないぞ」
「だから、だよ。局長には知らせるな。いいか、オレたちだけで動くんだ」
「いや、でもな……」
「うるせえ!」

パーシーは怖気づく同僚たちを怒鳴りつけた。

「てめえら、何のためにデカになったんだ!? 上のやつらに媚びへつらうためか!?」
「……」
「おめえたちがやらなくてもオレは行くぜ。いいか、やつは人質を取ってる。市警のために
手を尽くしてくれた美和子がそこにいるんだよ! このまま見殺しにしろってのか!?」
「……わかりました、警部」

黙り込んだ刑事たちの中から、ディックの声が上がった。

「で、どうしましょう?」
「病院へはオレが行く。ひとりじゃ話にならんから、警官隊を準備しろ」
「わかりました」
「あと、マルタン子飼いのチンピラどものアジトだ。そっちは武装してるかも知れねえガキ
どもが詰めてる。だからボブ、ウィリー、それにジェフとチャック、おめえたちが武装警官隊
を二個小隊くらい率いて突っ込め」
「わかった」
「それとマルタン・ジュエリーだ。そっちは……」
「わかった。俺が行こう」

パーシーと同年輩の刑事がそう言って進み出た。
警部はそいつを見ながら顎に手をやった。

「いや……そいつはダメだ」
「何でだ。俺じゃ信用できんか?」
「そうじゃねえ。病院の方は間違いなく美和子が拉致されてる。そいつを捜し出せば突入の
言い訳もつく。ストリートギャングのアジトの方は言わずもがなだ。だがな、ショップはやつ
の本拠地だ。おいそれとは突っ込めねえよ」

どこで情報が洩れるが知れない。
病院はともかく、店はマルタンの個人経営だ。
署内に内通者のいる可能性もあるし、市警自体に圧力を掛けてくることも考えられる。
当然お抱え弁護士どもも大挙して訪れるだろう。
そんなことで揉めているうちに逃げられたら、元も子もないのだ。

「じゃあ、どうするんだ?」
「……」

パーシーは、デスクのメモ用紙に何事か書き付け、それを破ってディックに手渡した。

「そこへ通報しろ」
「はあ……。え? 警部、ここは……」
「いいから通報しろ。市警はアテにならねえし、州警察も怪しいもんだ。だが、そいつらなら
どこへでも図々しく介入してくるだろうよ。それに、これがパレット関連事件なら、州を跨い
だ立派な連邦犯罪だ。どっちみちやつらがしゃしゃり出てくるんだよ。なら、最初っから利用
してやろうじゃねえか」

そう告げると、パーシーはニヤっと笑った。

「やつらに大まかな事情を説明して、大至急マルタンの店へ急行するように言え、いいな。
わかってるだろうが、局長には何も言うんじゃねえぞ。それとそれぞれの連絡は無線を使う
な、電話にしろ。どこで傍受されるか知れたもんじゃねえからな。電話も交換は通すなよ、
直接本人の携帯か、デスク直通にするんだ。ディック、行くぞ!」
「は、はい、警部!」

──────────────

「ああ……」

蘭は絶望に満ちた呻き声を上げた。
彼女の目の前には、ミシェルと名乗るフランス人が尊大そうにベッドに腰掛けている。
男女ともに全裸だ。
蘭はその前に跪いていた。
「男に屈服した女」を象徴するような姿勢だった。

男の、やや開いた股間の真ん中には、猛々しいほどに隆起した男根がそそり立っている。
蘭はそこから目が離せなかった。
もう彼女は葛藤することさえなくなってきた。
淫らなで刹那的な肉の欲望と、清廉な精神とのせめぎ合いは、前者が圧倒していた。
新一のことを忘れたわけではない。
男に犯されている最中でも、心の片隅には彼がいる。
その優しい声や笑顔が、彼女のたったひとつの拠り所だった。
だが、心の叫びは徐々に肉悦の渦に巻き込まれていく。
犯され、気をやらされるごとに新一に詫びていたのに、その贖罪の気持ちすら薄れつつある。

(新一……ごめん、なさい……あ、あたしは……もう……)

これでもかとばかりに叩き込まれたセックスの快楽は、この聡明な少女の脳を混濁させていく。
抵抗することの虚しさ、快感を堪えることの無意味さを、いやというほど教え込まれ、蘭は気
もそぞろになっていた。

今日もミシェルは仕事を早めに切り上げ、少女の調教に掛かりきりだ。
この娘は、いくら責めても完全には屈服しなかった。
いや性的には、もうほとんど彼の虜なのだろうが、それでも正気は失っていない。
度重なる寸止め地獄や連続絶頂責めに、少女は足腰すら立たなくなり、最後には失神した。

にも関わらず、彼女はまだミシェルの命令に従わなかった。
蘭としては、自分が色欲の海に溺れるのは仕方がないと思っていた。
ミシェルの責めは確かに悪辣だが、それに耐えきれない自分が悪いのだ。
堕ちてしまっても、新一に迷惑が掛からぬよう、彼を諦めればそれでいいのだ。
だが、園子やコナンを巻き込むわけにはいかない。
だらしのない自分のせいで、彼らまで不幸にすることは、どうしても出来なかった。

これには、さすがのミシェルも閉口した。
この日本人少女の意志の堅さは並大抵ではない。
これだけセックス漬けにされてもなお、最後の砦だけは守る姿勢に感嘆すらした。
いっそクスリ漬けにするかとも思うのだが、いかに園子やコナンを入手するためだとはいえ、
それだけは出来ない。

確かに、大財閥の会長令嬢である園子は高価で売れるに違いない。
だが、純粋に女体として見れば、やはり毛利蘭の方が上なのだ。
金持ちの令嬢は他にもいるだろうが、蘭のような素晴らしい肉体の持ち主は、例え何百万ドル
払ったとしても手にはいるとは限らないのだ。
迂闊なことはすべきではなかった。

となれば、主従の関係を結ばせるよりない。
主人の命令に対し、絶対服従する奴隷として仕立てるのだ。
そのためにも、蘭にはより激しい責めを加えて屈辱と快楽を与え、ミシェルが主人で自分は
その奴隷だと認めさせる必要がある。
快楽が欲しければ言うことを聞け、ではなく、何の代償もない状態で諾々とミシェルの命令
に従う。
そういう女にするのだ。
ためらうことなく園子やコナンを呼び出すようになれば、調教は完了と言えるだろう。
ミシェルは、ぼうとした目でこっちを見ている蘭に言った。

「どうした? またしたいのか?」
「……」
「さっき、あれだけ派手に気をやったばかりだというのに、まだ足りないのか」
「ああ……は、はい……」

この日もすでに1時間ほど責められている。
ミシェルが射精したのは一度だが、その間に蘭の方は4度ばかりいかされていた。
抵抗らしい仕草を見せるのは最初の10分ほどで、男の手管に乗せられたら、もう我慢ができ
なくなるようだった。

「ふふ、欲しいということは素直に言えるようになったな」
「……」
「またダンマリか。まあいい。ほら、何をボケッとしている。こういう時はどうすればいいの
か、もうわかってるだろう?」
「……」

蘭は、一瞬だけ顔を伏せたが、すぐに正面に向いた。
そして、跪いたままずりずりと膝をずってミシェルに近づいていく。
蘭はつぶらな目を固く閉じたまま、その顔を男の股間に近づけた。
おずおずと伸ばした繊手が、その醜悪な男根に触れようとした時、男の声がした。

「待て」

声とともに、蘭は目を開けてミシェルを見た。
セックスの前には、いつもこうして口唇愛撫させられる。
一戦終わって、続けてする時は特にそうだ。
おあずけを食った小犬のような表情で、蘭は男を見上げる。

「そう切なそうな顔をするな。今度はその大きくて柔らかそうなやつを使ってもらおうか」
「え……?」
「鈍いのかね? きみのおっぱいを使って私のペニスを愛撫しろと言っているのだ」
「そ……んな……」

フェラチオだって、ここへ来て数日で教え込まれたばかりなのだ。
なのに、今度は乳房を使ってペニスをしごけという。
蘭の心に、恥辱の炎がちろちろと燃える。
同時に、また新しい淫らな行為を教え込まれるという倒錯的な悦びもわき上がった。
初めての行為に戸惑う美少女へ、男はやり方を説明する。

「普通は胸にソープやローションを塗ったりするのだがね。今のきみなら必要あるまい」

蘭は、何度もいかされたばかりで、全身から汗を噴き出させている。
乳房もその谷間も、じっとりと汗が浮いていた。

「ほら、両手でその大きなおっぱいを持ち上げるんだ、すくい上げるようにな。そしてその間
にペニスを……そう、そうだ」
「……」

蘭は目を閉じ、顔を逸らせたままで行なった。
形良く膨れた若い乳房を持って、赤黒い肉棒を包み込んだ。
汗でぬるりとした胸の谷間で、熱い男根が自己主張する。
その硬さと熱さ、そして亀頭から匂い立つ精液の臭気。
蘭はくらくらしてきた。
教わりもしないのに、手が勝手に動く。
自らの乳房をすくい上げるように持ち、挟み込んだ肉棒をしごいていく。

ぬちゅぬちゅと淫らな水音がする。
汗の他、ペニスからカウパーも漏れ出ているようだ。
男の匂いが一層濃く立ちこめる。
適度な弾力を持った肉の塊に挟まれてしごかれ、ペニスは早くも苦しそうにビクビクと蠢いて
きた。
ぬちゅっとしごくと、先からぴゅっと透明な粘液が迸っている。
ミシェルは快楽に顔を歪めながらも、少女に指導する。

「くっ……、その調子だ。よし、そのままもっと強く揉んで刺激を大きくしろ」
「ああ……、あ、熱い……」

ますます大きく熱くなる肉棒に、蘭は絡みつくような視線を送る。
自分の動きによって、男のものがさらにたくましくなっていく。
恥ずかしい行為を思い煩う余裕もなく、美少女は一心不乱に自分の乳を揉み、挟んだペニスを
愛撫した。
指が食い込むほどに強く握り、谷間の肉棒を締め付ける。
根元から先端に向けて、下から上へと乳房を動かすと、鈴口からぴゅっと先走りが飛び出る。
亀頭まで包み込むようにして上まで持っていくと、今度は下へと動かす。
すると、まるで乳房から生まれ出るかのように、胸の双肉の間からにゅっとペニスが顔を出し
ていく。

「あ……あ……」

蘭は懸命になってミシェルの肉棒を愛撫し続けていた。
虚ろな表情でペニスをしごく様子は、今までの彼女にない姿だった。
牧田によって強引に蕾をこじ開けられた蘭の性感は、二度目の凌辱とも言えるミシェルとのセッ
クスによって、完全に花開いたのだろう。

ミシェルは、時々ペニスに硬いものが当たることに気づいた。
蘭の乳首である。
パイズリによって、蘭ははっきりとした快感を得ているのだ。
自分で乳房を揉んでいるのだから、そこから来る快感なのかも知れないが、それ以上に、命令
された被虐的な性行為による精神的なものも大きいに違いない。
恥ずかしいことをされる。
恥ずかしいことをさせられる。
恥ずかしいことを言わされる。
恥ずかしい姿や反応を揶揄される。
それらすべてが、毛利蘭という類い希なる美少女の性感に影響を与えていたのだ。

「蘭、乳首が立ってるぞ」
「……」
「おっぱいでペニスをいじってるうちに感じてきたんだな? ますます欲しくなったのだろう?」
「言わないで……」

恥ずかしげにそう口にしながらも、蘭は乳首を指で摘んでいた。
その状態で乳房を揺すり、ミシェルの肉棒の愛撫を続ける。
谷間で揉み潰すように乳を寄せたり、扱き上げるように上下運動を繰り返す。
だんだんと性感が高ぶり、我慢できなくなってくる。
このペニスを粘膜で感じたかった。
蘭はミシェルを見上げて喘いだ。

「ああ……」
「どうした」
「……で、させて……」
「なに? はっきり言え」
「く……口で……させて、く、ださい……」

パイズリをするということはペニスを愛撫することであるが、同時に、灼けた硬いペニスで
乳房を刺激するという行為でもある。
両胸の間を行き来する男根は、まるで乳房を犯しているかのように見えた。
そうでなくとも鋭敏な乳房は、そうした精神的な快楽までも享受し、ますます官能の度合いを
高めていった。
むせかえるような男の精臭にも刺激され、蘭はミシェルが許可を出す前に、そのペニスにむしゃ
ぶりついた。

「あ……んうっ……、ちゅっ、くちゅ……ん、れろっ……」

ルージュを差していない健康的な色の唇が開き、舌先が伸びてきて男性器を舐めていく。
亀頭に滲み出たカウパーを綺麗に掃除すると、蘭の頬が紅を差したように染まってきた。
そしてためらうことなく、いきり立った肉の凶器を朱唇に飲み込んだ。

「は……んむっ……んっ、んっ、んっ……ん、じゅぶっ……」
「ううっ……」

思わずミシェルは呻いた。
蘭の口の中は燃えるように熱かった。
そして、まるで膣の中かと思えるような感触だった。
多分、パイズリをしている最中に溜まっていたのだろう、唾液が口いっぱいに溢れていた。
口中の愛液は、優しく強姦者のペニスを覆っていく。

「ん、ん、んふうっ……ん、ずるる〜〜っ……はあ、はあ……あ、ふむっ……ず、じゅるじゅ
るっ……ぷあ、はあ、はあ……はんむ、んんんっ」

蘭は、教えられたわけでもないのに、自在に男根を操っていた。
出来るだけ深くまでくわえこみ、根元を唇で締め付ける。
その状態で、ずるるっと引き抜き、カリの部分が唇に引っかかると、そこで止めた。
そうすることで、ペニスの長さいっぱいに唇を這わせていた。
奥まで入ると、先が喉に当たって吐き気が襲ってきたものだが、今ではその刺激すら、蘭の
官能を高める役割を果たしていた。
長いストロークに疲れると、今度は舌を使ってくる。
先端を尖らせ、張ったカリをこそぐように擦り、舌を大きく使ってサオをしゃぶる。
鈴口からカウパーを舐め取ると、代わりに唾液を擦りつけていく。

ミシェルは感心していた。
確かに彼は基本的なことは蘭に仕込んだ。
だが、具体的にどうしろこうしろとは、あまり言っていないのだ。
唇だけでなく舌や頬の粘膜も利用しろとは言ったが、細かい扱き方などは指示していない。
すべて蘭が自発的にやったものだ。
最初はミシェルに怒られながらだったが、今では自分から積極的にペニスに舌を這わせている。
こうすれば気持ちいいはずだ、という感覚がわかっているかのように、蘭の口は男の性器を
翻弄していった。

(こいつは……。身体や性器が良いだけじゃない。感じやすさや、男に対する奉仕のコツを
掴む感覚は天性のものだ。世界でも指折りの娼婦になれる素養がある……)

ミシェルは、己の肉棒に執着する美少女に愛しげな目線を送った。
髪を梳くように撫でながら、その美貌を眺める。

(昼間は聖女、夜は娼婦。それが男から見た理想だが、この娘はそうなれるに違いない。鋭敏
な性感には逆らえないが、恥じらいは忘れない。求める時も痴女のようにではなく、恥ずかし
そうな悔しそうな仕草をする。それが我々の征服欲をそそるのだ……)

一方、蘭の方はまともな思考が出来なくなってきている。
今、彼女の頭にあるのは、目の前のペニスがいつ暴発するのか、ということだけだ。

(ああ、すごい……どんどん大きくなってく……。あ、また震えた……感じてる? あたしの
胸で……唇で感じてるんだ……。ああ、ま、またおっきくなった……)

蘭は、自分が愛撫することで巨大化していく肉棒を、とろんとした目で見ていた。
その間も、フェラとパイズリは止むことがない。
パイズリでは乳房の感触とその圧力、そして乳首で刺激する。
フェラでは唇と舌、頬粘膜と歯で扱く。
もちろん手も指も総動員して男根を愛撫していた。

「あ、あふあっ……ちゅ、ちゅぶっ……んふうっ……ん、んっ……んううっ……じゅぶっ……」

年齢に似合わぬ豊満な乳房は、華奢な蘭の手のひらには収まらない。
はみ出た肉の部分で、ミシェルの男根を激しく擦っている。
ぬっと谷間から突き出た亀頭部を、伸ばした舌先で舐めることも忘れない。
親指と人差し指でリングを作り、サオの部分をしごいていく。
根元からカリまで、ぬるっ、ぬるっと擦り上げる蘭の右手は、小指が立っていた。

「んっ……あはっ……ん、じゅるるっ……ぷあ、んんっ……ちゅるっ、んくっ……」

フェラさせて欲しいと口走ってしまった少女は、もう羞恥など感じる必要はないと思ったのか、
打って変わった大胆な動きを見せた。
乳房をこねくり回し、間に挟んだ肉棒を「これでもか」とばかりに扱き上げる。
硬い乳首がカリに当たると男が呻くのを知ると、乳首を摘んでカリや鈴口を責めていく。

蘭は徐々に優越感すら感じてきていた。
自分を好き放題に犯し、望まぬ絶頂を何度も味わわせてきた男が、今では蘭の愛撫に顔をしか
めて呻いている。
立場が逆転したかのような錯覚を感じていた。
自分の性感をコントロールされていた時の屈辱感の裏返しで、今度は自分がミシェルの快楽を
操っていることに、倒錯的な快感を得ていたのだ。
その証拠に、膝立ちになった蘭の股間からは、ぽたぽたと愛液が溢れている。
ねっとりと、文字通り蜜のような粘りを見せている液体は、膣口から溢れると、糸を引いて床
に垂れていった。
内腿にも、幾筋も粘った汁が伝っている。

唇で吸い立て、締め付ける。舌でねぶり、しゃぶる。
時には優しく歯を立てる。
娼婦のようなテクニックすら使い始めた美少女の舌技に、性技指導をしているはずの男も余裕
がなくなってくる。
ペニスはさらに大きく硬く膨れあがってきた。
我慢出来ず、ミシェルは蘭の頭を両手で掴むと、自ら動き、腰を突き上げて口唇を犯していった。

「んんっ、んんんっ!? んっ、ぐっ……むぐうう〜〜っ!」

突如始まった激しい攻撃に、蘭は喉を突かれて目を白黒させた。
吐瀉しそうになるのを堪え、責める男根を必死になって愛撫していると、徐々に苦痛が失せて
くる。
喉をつつかれる苦しさや吐き気が薄れ、代わりに得体の知れない痺れが全身に走る。
ミシェルの肉棒で喉奥深くまで貫かれていることで、奉仕ではなく、凌辱を受けているという
事実を思い起こさせる。
膣や肛門だけでなく、口まで犯されている。
もう自分に純潔はなくなったという絶望感とともに、倒錯的な快楽がわき上がってきたのだ。

苦しそうな息遣いで舌を絡ませていた蘭が、さらに積極的にむしゃぶりついているのを見て、
ミシェルの昂奮も頂点に近づく。
膣を犯している時と変わらぬ激しい腰使いにより、朱唇から抜き差しされる肉棒がいかにも生々
しい。
出入りするごと口中の唾液が唇から漏れ、尖った顎を伝って床に小さな水たまりを作っていく。
長いストロークで喉まで犯されているというのに、蘭の表情は苦悶から恍惚としたものに変化
している。
被虐性がほぼ完全に開花したのだ。
喉の奥まで突かれ、食道にまで届くかと思うほどに深く貫かれるイマラチオなのに、蘭はまるで
それを自分が望んでいたかのように振る舞っていた。
両手で優しくペニスを扱き、唇で絞り、舌を這わせる。
男も女も、もう昂奮の極に達していた。

「くっ……蘭、もう出すぞ!」
「んんっ……」

男の淫らな宣言に、美しい少女は小さく頷いた。
一層激しく動くペニスを舌で絡め取り、唇の力も込めて絞り上げる。
喉の最奥にまで届いた時、ミシェルが呻いて射精した。

どぷどぷっ。
びゅううっ。
どびゅるるっ。
びゅるんっ。

「んん!? んっ、ぐうう……ん、んくっ……くんっ……ごっく……んくっ……」

口ではなく喉に直接出された精液を、蘭はためらうことなく飲み下した。
嚥下した粘液が、食道の壁にへばりついているのがわかる。
永遠とも思えるほどに長い射精で、出された量も半端ではなかったが、少女は顔を顰めて全部
飲み干した。
なおもペニスにしゃぶりつき、尿道に残った精液の残滓すら吸い上げている。

「んん……んん……ん、んじゅっ……じゅるっ……」
「……」

ミシェルは呆然としていた。ここまでしろとは言っていない。
「飲め」とも言っていないのだ。
なのに、この気丈だった娘は、射精し終えたペニスに、まだ吸い付いたまま離さない。
ようやく蘭が口を離すと、少女の可憐な唇と男の醜悪な性器とが、淫らな粘液で出来た細い糸
で繋がっていた。
もはやその美貌に肉の愉悦の色は隠せないが、それでもまだ羞恥が残っている。
肉体はもうオスが欲しくてしようがないのだろうが、それを屈辱と感じる心や、快感を得てしま
った羞じらいは完全には消えないらしい。
それでも、先日までの気の強さから推し量れば、調教に当たっていたミシェルでさえ驚嘆する
変貌ぶりであった。

驚く男を尻目に、蘭は再び男根を舐め始めた。
先ほどまでの、執拗に精を絞りだそうとする動きではない。
役目を終えたペニスを、再度奮い立たせようとしているのだ。
ミシェルは、蘭の髪を掴み、その顔を股間から離した。

「まだ欲しいのか」
「……」
「今度は口じゃなく膣に……オマンコに欲しいのだな」
「は……い……」
「よし。ならばそう言ってみろ。蘭のオマンコにください、とな」

少女は悔しそうに顔を伏せたが、やがて正面を向いてこう言った。

「……あ、あたしの……蘭のオ、オマン、コ、に……ください……ああ……」

言ってしまうと、肩から力が抜けた。
同時に、じわじわと熱い欲望が沸き立つように膨れあがってくる。
口にしてはならないこと、恥辱と羞恥にまみれた恥ずかしい言葉を言うことで、彼女は倒錯的
な愉悦に浸るようになっていた。
泣き叫ぶくらい恥ずかしいことをして、もっと恥ずかしいことを言わせて。
必死に噛み殺していた心情は、ここに来て堰を切って溢れてくる。

「可愛くなってきたじゃないか、蘭。よし、今度はそこに寝ろ」
「……」

蘭はふらふらと歩き、ミシェルが指差したベッドに身を横たえた。仰向けである。
もちろんロープなどで拘束はしていない。
手足が自由になっているはずの格闘少女は、得意の空手で憎むべき凌辱者を成敗してやろう、
などという気持ちは消し飛んでいた。
手で胸や股間を隠すマネもせず、ただ虚ろに男を見つめていた。
ミシェルはゆっくりとかがみ込み、少女の股間に顔を寄せた。

「蘭、脚を上げるんだ」
「え……」
「両脚を上げろ。膝を抱え込むようにするんだ」
「そんな……」

蘭は訴えるような目線で男を見たが、すぐに諦めて言いなりになった。
膝の裏に手を回し、そのままぐいっと腿を抱き込む。鍛えられた太腿が、寝そべっても潰れ
ない若い乳房を柔らかく押し潰す。
当然、股間はパックリと開いてしまっている。
ミシェルの目がどこを覗き込んでいるのか痛いほどにわかり、蘭は目をつむって顔を伏せて
しまう。
膝を持った手が震えているが、それを離すことは許されなかった。

「見……ないで……」
「ウソをつけ。きみは見て欲しいんだ。自分の恥ずかしいところを観察して欲しいのだろうが」
「い、いや……ひぃっ」

蘭は思わず叫んだ。
男の太い指が、少女の秘裂を割ったのだ。
指は割れ目の肉を押しのけ、膣口に入り込む。
慎ましやかに閉じていたそこは、易々と二本の指を飲み込んだ。
ミシェルはジャンケンのチョキのように指を開いていく。

「や、あああ……そんな……」

ぬちゅっと粘った水音がして、狭い膣が口を開けた。
白みがかった愛液で濡れたそこは、まるで男を欲しがって涎を流しているように見えた。

「よく見えるよ、蘭。きれいなオマンコだ」
「やあ……やああ……み、見ちゃいやあ……」

いやだと言って身を捩るごとに、とろりとろりと蜜がそこから溢れてくる。
恥ずかしくて死にそうになりながらも、その羞恥のせいで堪え切れぬ快感も感じている。
因果な肉体だが、それだけに男にとっては極上のものと言えるだろう。

恥ずかしさで伏せていた顔を戻すと、蘭の目に入ったのは膝立ちになっているミシェルだった。
正確にはミシェルではなく、彼のペニスだ。
硬く張り詰めた怒張は、下腹にくっつきそうなほどに勃起し切っていた。
蘭のフェラで射精したばかりなのがウソのようだ。

「あ……そ、それ……」

蘭は、熟れ切った人妻のような濡れた声で言った。
「欲しい」と言いかけた唇を噛みしめる様子がいじらしい。
ミシェルはニヤリと笑うと、開かせた両脚の間に身を挟ませながら言った。

「お待ちかねのものをやろう」

男はペニスを扱き、亀頭部を完全に露出させる。
カリの出っ張りが恐ろしいほどに発達していた。
赤黒く反り返ったそれは、硬そうなサオの部分を誇示するかのようにぶるんぶるんと振られ
ている。
蘭は、男根をあてがわれると、我慢できないとばかりに自ら腰を浮かせようとする。
男はそれを押さえるように、媚肉を上から下へと肉棒でなぞっていく。
何度か焦らしているうちに、亀頭周囲はすっかり粘った蜜で覆われていた。
頃合いと見たミシェルが得意そうに言った。

「そら、たんと喰らうがいい」
「ああっ!」

爛れきった媚肉は剛直な肉棒の前にひしゃげ、あっさりと太い亀頭を飲み込んでいた。
ミシェルが腰を押し込むと、ペニスは何の障害もなくずぶずぶと沈んでいく。
緩くなったかと思ったミシェルだが、それは勘違いだとすぐに解らされる。
挿入した途端、膣の入り口よ内壁がきゅうっと太いものを締め付けてきたのだ。
挿入、律動はしやすいが、収縮は充分にきつい。
もともときつかった蘭の媚肉は、柔らかさも加えて理想的になってきた。

「あっ……かっ、はあっ……は、入って……くるっ……んぐううっ……」

蘭は真っ赤にした顔を左右に振りたくっている。
狭い場所に強力な圧力を感じ、男に犯される味を実感させられていた。

「奥まで入れてやるからな。しっかりくわえ込めよ」
「あ……ああう……」

蘭の内部はどろどろにとろけており、襞が待ちかねたように肉棒へと絡んでいく。
襞は奥へと誘うように蠢き、それにつられるように男根も最奥に到達した。

「あひっ!」

子宮口に硬いものが当たり、蘭は目を剥いて仰け反った。
今まではクリトリスや膣口周辺で感じ取っていた快感が、奥へ奥へと進出していく。
数日間の調教で、蘭は子宮でも鋭い性感を得られるようになっていた。
驚くべき成長速度であった。

「あ、あうう……奥まで……入って、る……うむむ……く、苦しい……ああ……」
「その苦しいのがいいのだろう? 蘭は生まれつきのマゾだからな」
「違う……バカなこと、言わない、で……ああ……」

少女の否定の言葉は、男の突き込みによって掠れがちだ。
ゆっくりとだが、最初から長いストロークで責められ、蘭は白い喉を晒すように反った。
すっかりミシェルのものに馴染みきっている膣は、男の乱暴な動きも受け入れていく。

ミシェルは深く浅く、右に左に、腹の方へ背中側へと、自在にペニスを操った。
そして蘭の美貌に官能が色濃く出る場所を集中的に責め上げた。
やはり膣口周辺よりも最奥の方が感じるらしい。
この年齢で、この経験の浅さで早くもボルチオで感じるようになってきている。
このまま鍛え上げれば、子宮セックスすら可能になるに違いない。
他にも背中まで突き抜けるほどに貫いたり、どういうわけか右より左側を擦るように抉ると
激しく反応した。
深くまで肉棒を埋没させると、蘭はそれに合わせてとろけるような甘い声を発するように
なってきた。

「あっ、あんっ……あむうっ……ふっか、い……深い……ああっ……」

あまりの快楽に、今にも脚から手を離してしまいそうになるが、必死に堪えていた。
その姿勢をとることが、この天にも届きそうな肉悦をもたらしているということを知っていた
のだろう。
ぐじゅっ、ずちゅっと音を立てながら、長大な男根が膣の中に沈み、また引っ張り出された。
受け入れている少女の膣は、零れる淫蜜でベタベタであり、その中をかき回しているペニスも
ねっとりと濃い愛液にまぶされていた。
その匂いが、甘い少女の汗の香りと混じって、何ともいえない淫靡で濃厚な香気を醸し出して
いる。

「ん、んむっ……んむうっ……んっ……んくっ……あっ……ああっ……」

腿を抱え込んだ不自由な姿勢なのに、蘭はぎこちなく腰を揺すりだしていた。
明らかに自分から快楽を求めてきている。
責めるミシェルの腰使いに合わせて、自分の腰をよじっていた。
膣からペニスが抜かれると、追い掛けるように腰もせり上がる。
カリの部分で一端止まると、それが一気に突き込まれる。
尻ごと男の腰に押し潰されると、蘭は感極まったような喘ぎ声を張り上げた。
ミシェルも、へばりついてくる膣襞を引き剥がすように抜き差しし、腰を叩きつけるように
打ち込んでいく。
蘭の内部が一層ざわめいてきた。
激しく出入りするペニスにまとわりつくように、襞が絡んでくる。
早くも射精を促しているらしい。

「ふふ、どんどん欲張りになっていくな、蘭の身体は。もう出して欲しいのかね」
「そ、そんな、違……ああっ」

うっすらと意識していたことをズバリ言われ、蘭は動揺したかのように目を閉じた。
セックスの快楽で上気していた顔を羞恥でさらに赤く染め、顔を伏せる。
なのに身体の方は、ミシェルのセックスに委ねきっていた。
短期間ながら激しい調教の成果なのか、蘭の心と肉体は、どうすればより大きな快楽を得ら
れるのか体験学習していた。
羞恥を覚えるようなことをされ、言わされ、それを口では否定すること。
なのに身体は燃え盛り、そのことを一層は恥ずかしく思うこと。
そうした心と肉体の関係が、この美少女を性の頂点へと押し上げていくのだ。

そんな蘭の仕草や反応を見ているだけで、ミシェルの方もどんどんと高ぶっていく。
彼女の名器に絞られるペニスの方も、もう限界だと訴えてきていた。
腰が重くなる。
熱くなってきている。
射精欲が駆け上がってくる。
それを堪えるかのように、ミシェルは目の前で激しく揺れる乳房を掴んだ。

「ああっ、む、胸っ……いいっ……」

ピストンに揺さぶられ、ぶるぶると大きく波打っていた乳房を掴まれ、蘭は喘ぎにも似た悲鳴
を上げた。
強く握りつぶされるような愛撫に慣れ親しみ、指が食い込むほどに揉みしだかれると、それだけ
でいってしまいそうになる。

「くっ、相変わらずよく締まるぞ、蘭。もう、そろそろ出していいかね?」
「いっ、いやっ……!」

突き上げに呻きよがらされながらも、少女はそれだけは拒絶した。

「それだけは……ああっ、そ、それだけはいやっ……ああ、いいっ……」
「そんなによがっておいて、何を今さら。いきたいだろう? 中に出されていきたいのだろう?」
「でっ、でもっ……な、中に出されたら、ああっ……あ、赤ちゃん出来ちゃう……」

身体が堕ち切っても、まだ心だけは新一のものだった。
少なくとも蘭はそう思いたかった。例え新一に嫌われても蔑まれてもいい。
でも、彼を愛していたという気持ちにウソ偽りはなかったのだと思いたかった。
ここで膣内射精を受け入れてしまっては、その気持ちもメッキが剥がれてしまう。
自分の胎内は新一だけのものなのに、そこに他の男の子を孕まされてしまう。
それだけは絶対に避けねばならなかった。

「にっ、妊娠しちゃうっ……それだけはいやよ……ああっ……な、中だけはあっ、許してっ」
「ならば、中出し以外なら何でもするのかね?」

蘭は僅かに残った希望に縋ろうと、必死になって肯定した。

「すっ、するわっ……ああ、何でも……」

ここで「園子を呼び出せ」と言えば白状するかも知れぬが、それでは面白味に欠ける。
やはり完全に奴隷化させた後で言わせよう。
まずは奴隷化の推進だ。

「何でも、とは? はっきり言いたまえ」
「あああっ、ふっかいっ……な、何でもする……お、お尻を犯しても、いい……お尻の中で出
してもいいっ……」
「あとは」
「ひっ、いいっ……く、口でもしますっ……口に出したらちゃんと飲むからあっ……か、顔っ
……顔にかけてもいいっ……ああ、だから中だけは許してぇっ……」

蘭は半狂乱になって哀願したが、ミシェルはその形相をむしろ愉しんでいた。
そして残忍そうな口調でこう言った。

「そうかね? だがきみの身体はそうは言っていないぞ」
「な、なによ、それ……あふうっ……」
「中に出してやると言った途端に、蘭のオマンコは私のペニスを強く包み込んでくるように
なってるじゃないか」
「ウソっ……そんなのウソよっ……」

蘭は激しく否認したが、膣は正直だ。
ミシェルの射精欲が高まってくると、調子を合わせるように収縮が強くなっていたのだ。
そして、いざ出されるとわかると、より強くなってきている。
いかに蘭が嫌がろうとも、女は受精するように出来ている。
強いオスの精子があれば、それで受胎するのは自然の摂理である。
理性など、本能の欲求の前には蟷螂の斧に過ぎぬ。
そのことをよく知っているミシェルは、絡みつく襞を振り払うように抜き、重く深くまで貫く。

「ゆっ、許してっ……ああ、中はいやあ……」
「だめだ許さん。中に出してやるぞ、たっぷりとな」
「やあああっ」

本当に出されると知り、蘭は絶望に染まった。
それでいて、とうとう男の汚らしい精で穢されてしまうことに、押さえ切れぬ欲望を感じて
いた。

乱暴に犯されたい、激しいセックスをされたい。
嫌がることをされ、恥ずかしいことをされたい。
そして最後には、思い切り射精してもらいたい。

そう思うことで、蘭の官能は最後まで燃え切るのだ。
妊娠の恐怖を味わわされ、肉体はこれ以上ないほどの肉悦で燃え上がっている。

「あうっ、いいっ……くうっ……お、大きいのがあっ……奥に……奥の壁に当たって、るっ…
…ひっ……あ、もう……もうっ……」
「いくかね?」
「い、いくっ……いきそうっ……」

蘭はまったく否定できなかった。
膣は入り口が震え、膣道は収縮している。
さっきからガンガンと突かれまくっている子宮口は、根負けしたかのように口が開きかけていた。
そこをさらに突き上げると、蘭は背中を反らせてよがった。

「いいっ……ああ、でも……な、中は、あむうっ!?」

だめ、という前に口を塞がれた。
ミシェルの大きな口が蘭の小さな唇を覆うように被さってきたのだ。

「んんむっ……ぷあっ、いやあっ、キ、キスはだめっ、はむっ!」

有無を言わさず、ミシェルは蘭の口を激しく吸った。
ここに至って、少女はようやく脚から手を離して男を押し返そうとするが、重く力強い圧力に
押され、とてもはね除けられない。
蘭は両手に拳を作って男の胸と言わず肩と言わず、あちこちを叩いたが、ミシェルはビクとも
動かなかった。
手で胸板を押し戻そうとしてもダメだ。
動転していた蘭は、口を閉じる余裕もなく、難なくミシェルの舌を咥内に迎え入れてしまった。

柔軟に動き回る舌は、蘭の口中を犯した。
唇の裏、上顎の裏、頬の裏といった粘膜部分はもちろん、歯茎や舌の裏まで舐め回され、少女
はその激しくも切ない刺激に頭まで痺れた。
そして甘い舌を強く吸われると、思わずいきそうになってしまった。
口中の唾液を吸い取られると、今度はミシェルの唾液がどろどろと流れ込んできた。
嫌悪感に咽びながらも、蘭はそれを嚥下した。

ある意味、キスはセックスより背徳的である。
性交は同意がなくとも強姦できるが、キスは相手が受け入れなければ出来ぬからである。
唾液まで飲まされ、蘭は自分が堕ちたことを知った。

「ん、ん、んじゅっ……ちゅ、ちゅぷっ……んんんん……んむうっ……んむむ……」

目に見えて少女の動きが積極的になってきた。
舌を自ら絡めて来たのだ。
蘭の方からミシェルの口の中に舌を忍ばせる。
男の咥内を恐々と蠢き、舌を触れさせる。
その舌を再び強く吸われると、顔を傾けてより深い接吻を要求すらした。

「ぷあ……はあ、はあ、はあ……」

舌を付け根から吸い千切られるかと思えるほどの強烈なキスを受け、蘭は呆然とした美貌を
晒した。
呼吸を整える表情も、どこか虚ろだ。

「蘭はキスがよほどお気に入りなんだな。いいだろう、してやろう」
「や……あ、んむっ……」

再度、激しいディープキスを受けると、蘭は手からくたりと力を抜いた。
押しのけようとも抗おうともしなかった。
次に腕に力が入った時は、その細腕でミシェルの背中をかき抱いていた。
豊かな乳房を、毛深くたくましい胸板が潰していく。
脚も男の脚に絡みつかせていった。

「ああ、いい……す、すごく、いいっ……」
「それでいいんだ。いきたければいかせてやるぞ」
「い、いかせてっ……」

蘭はミシェルの背中を抱いたまま、その肩に顔を埋めて言った。

「ああ、いく……ど、どうしよう……また、いきそうっ……」
「いいんだ、何度でもいくがいい。それでこそ私の女になるということだ」
「ああ、はいっ……」

蘭はかくんかくんと腰を揺すり、深くまで男を迎え入れた。
だらしなく開いた子宮口に亀頭が当たると、絶息しそうなほどの愉悦が襲ってきた。
あるいはもう受精しているのかも知れない。
カウパーにも精子は含まれているし、それは子宮口に入っているのだ。
ミシェルは、蘭の膣がもたらすペニスへの甘美な感覚を振り払うように、激しく腰を打ち込
んだ。
一回り大きくなったペニスが、そのカリで膣の襞を削り取るように擦っていく。

「ああっ、おっきいっ……ま、また大きく、なってっ……い、いっちゃううう……」

ミシェルの背筋に電気が走る。
きつい収縮と甘い締め付けで、我慢しきれぬほどに射精欲が膨れあがってきた。
懸命に堪えつつ、ミシェルはとどめを刺そうとした。

「……っ……い、いきたいかっ……いきたいのか、蘭!」
「ああ、はいっ……い、いきたいっ……」

ガクガク頷く少女に、ミシェルはなおも責めつける。

「いきたければ言え! 中に出してと言うんだ!」
「やっ……ああっ……」

言ったら最後だと思う気持ちと、早く埒を空けて欲しいという気持ち。
「もうどうなってもいい」という投げやりな感情が後者の背を押した。

「だっ……出してっ……」

蘭はよだれすら垂らしながら喘いだ。

「中にっ……出していいからあっ……は、早くっ!」
「中に出したら妊娠してしまうんだぞ。それでもいいのか」
「いいっ……何でもいいからっ……いかせて! 中に出して!」
「よし! 私の子を孕むがいい!」

ミシェルは、腰に絡みついた蘭の脚を振りほどき、両ひざを乳房にくっつけるほどに曲げた
屈脚位にした。
言うまでもなく、もっとも深い挿入を行なうためである。
その状態で長いストロークを何度も続けた。
かき混ぜられた媚肉からは、愛液が白く泡立って零れてきている。
律動の速度が上がり、蘭の性感も追い上げられていく。

「ああっ……ああ、もう、いくっ……いいっ……」

強い突き込みが続き、痙攣する襞にたくましいものが幾度となく擦りつけられる。
ペニスに芯が入ったかのように反り上がり、子宮口を攻撃した。

「ひっ、ひっ、ひっ……いくっ……いっ、く……いっ……いきますっっ!」

蘭が激しく気をやると同時に、男はググッと根元まで肉棒を押し込んだ。
男女の腰は完全に密着し、隙間もない。
ペニスの先端は子宮口をこじ開けていた。
その感触を亀頭部に感じ取ると、ミシェルも呻いて射精した。

どびゅぷっ。
どぴゅっ。
びゅくびゅくっ。
びゅるるっ。
びゅ、びゅっ。

「ひっ、熱っ……で、出てるっ……ああ、中に……そ、そんなにたくさん……ああ……ま、
まだ出てる……奥に……奥に入ってる……い、いく……また、いくうっ」

勢いよく射精され、どろりとした粘液が大量に蘭の中へとぶちまけられた。
収縮する膣が肉棒を締め付け、膨らんだ亀頭部からは破裂するように子種を噴射していた。
ドクドクと精液が子宮へと流れ込んでいくのがわかる。

「ああ、いやあ……妊娠しちゃう……こ、こんなのって……」

ミシェルは蘭の尻たぶを掴んだまま、腰を押しつけて最後の一滴まで注ぎ込んでやった。
そして抜き取ろうとして気が付いた。
蘭はその腕でミシェルを抱きしめ、太腿でしっかりと腰を挟み込んでいたのだ。
男が射精する精液は少しも逃さぬといった姿勢に見えた。

「ふう」

ミシェルがようやく腰を離すと、彼の陰毛と蘭の恥毛が蜜にまみれて絡み合っていた。
まるで、それまでのふたりの絡みの激しさを表現しているかのようだ。
蘭は放心したかのように瞳を開き、荒く息をつき、全身を細かく痙攣させていた。
そのつぶらな瞳には「未来」という文字が消え去っていた。




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