和葉は懸命に涙を堪え、泣き声を抑えていた。
しゃくり上げそうになるのをかみ殺し、気力を奮い立たせる。
ここで負けてなるものか。こんなことがいつまでも続くわけがない。
きっと助けが来る。

「平次……」

美少女のそんな希望を打ち砕くかのように、白鬼たちの魔手がまたも伸びてきた。
準備が整ったらしい。

「あ、いややっ、何する気や、これ以上……!」
「……」

鬼たちは無言だったが、和葉には痛いほどわかっている。
鬼の目からは、明らかな欲望の色が見られるのだ。
四人の鬼たちは、黙って生け贄ふたりの身体を見つめていた。
眺めて愉しんでいるのか、あるいはどう料理しようか考えているのか。

司祭たちは感嘆していた。
今回──4年ぶりになる秘祭の生け贄は極上だ。
4年前、この鬼たちは御水中だった。
その前の時は黒鬼だった。
いずれの時も、生け贄選びは慎重に行われており、島では見られぬほどの美女ばかり
だった。
だが今回は、それらをも遙かに凌駕するほどの美貌の持ち主だ。
しかもまだ17歳だという。
ともにスポーツ選手だというから、身体的にも健康だろう。
いくらでも小神が出来よう。

彼は自分のパートナーをじっくりと見た。
遠山和葉という名らしい。
この期に及んで、まだこちらを睨みつけている気丈さは大したものだ。
そのキッとした顔ですら、美貌を彩る一要素になっている。
在り来たりの言葉だが、和葉はまさに果実ような肉体の持ち主だった。
熟れた女の色気にはまだ遠いが、その瑞々しさと肌の張りが補って余りある。
ぷりぷりとした肉感と若さ、跳ねるような弾力が素晴らしい。
張り切った肌を象徴するような豊かな乳房は、跳んだり跳ねたりすれば、その存在感を
誇示するかのようにぶるぶると揺れることだろう。

いつしか見物の者たちは口を閉じ、黙って祭壇の和葉たちに注目していた。
もちろん司祭たちも何もしゃべらない。
その静まり返った中、和葉と蘭の悲鳴がまた響いてきた。

「もういやや! やめ、触るなあっ!」

和葉の後ろに回って、その身体を抱きしめた白い装束の鬼は、巧みに手指を這わせて
いく。
和葉は抗っているものの、動きが鈍い。
縛られている上に浣腸責めによる体力の消耗、そして飲まされた怪しいクスリの効果
もあるようだ。

鬼たちは無言で和葉の肌を撫で回し、揉んでいった。
和葉の膝ががくがくと萎えそうなのは、嫌がっているせいだけだとも思えない。
妖しい感覚を覚えだし、満足に立っていられないという風だ。
これもクスリの効果かも知れない。

「ひっ……! そ、そこいややっ……ど、どこ触って、やああっ!」

鬼の手が、和葉の股間をまさぐりだした。
男の手が蠢くと、そのたびに膝が震え、身体が揺れる。
股間からはぴちゃぴちゃと淫猥な音が漏れ出ている。
明らかに和葉の愛液だ。
それを掻き出すように鬼の指が動いた。

(あ、あかんっ……、か、感じたらあかんのにっ……!)

ともすると立ち消えそうになる決意を懸命に奮い起こしつつも、和葉の肉体には官能
のさざ波が立ち始めていた。
鬼は和葉の胸にも手を伸ばし、乳首をこねるように弄び、ぐっと摘む。
そうしながらも、もう一方の手は休むことなく媚肉を愛撫していた。
濡れてきている。
乳首が硬くなり出していた。

「あっ……や……やっ……あ、あ……くっ……んんっ……」

早くも和葉は力が入らなくなってきている。
股間をいびられるのを嫌がって、男の手を挟もうとしていた腿から力が抜けていた。
もう身体は吊られた縄に預けるようになっており、鬼の動きにつれてゆらゆらと揺れ
ている。
時々、びくっと震え、ひくひくと痙攣している。

鬼の責めは決して激しくはなかった。
それでも和葉の身体は、その愛撫に応えてしまっていた。
「いけない」と思うのとほぼ同時に、和葉は身体の変調を感じていた。
頭がぼぉっとする。思うように身体に力が入らない。

(ち、ちくしょ、あれや……、あの白い変なクスリや……!)

何を飲まされたのかはわからないが、それしか思い当たる節はない。
自慰の習慣はあまりない和葉が、レイプされかけているというのに感じてきていると
いうのも、恐らくは怪しげなクスリのせいだろう。
和葉は、盛んに腿と腰をもじもじと動かして、何とか鬼の手から逃れようとしていた。
その動き自体、彼女に「男に好きにされている」という実感させている。
よく育った腰をぷりぷりと蠢かせるのだが、白鬼の指が媚肉を割り、肉芽をいびると
肢体をビクンと震わせてしまう。

「さっ、わるな……い、いやや、触らんといて……、あっ……」

割れ目に指を合わされ、揺さぶるように動かされると「あううっ」と身悶えてしまう
のを止められない。
その指が膣に侵入してくると、和葉は呻き声さえ詰まらせた。
もう性器周辺は透明な蜜でべとついており、淡い陰毛の毛先からが粘っこい汁がぽた
り、ぽたりと滴っていた。

「あっ、何を……!」

ここでもうひとりの白鬼が愛撫に加わってきた。
和葉の正面から胸を揉んでいる。
形良く丸くふっくらとした乳房だが、僅かに芯がしこっている。
それがまた若さを感じさせた。
肉体が感応してきたせいか、品の良い小粒の乳首がピンと立っている。
17歳という年齢を考えれば、充分以上にふくよかな乳房は、鬼の節くれ立った指で
揉み込まれた。
大きな手の中で自在に形を変えて弾み、柔らかい肉に指が食い込んでいく。
力を込めて揉まれると、充分な柔らかさな中に、その指を弾き返すような弾力もある。

「うっ、あ……や、は……あ、ああ……んあっ……」

和葉の声が徐々に甘くとろけていく。
反抗的な口調が薄れ、鬼の送り込む快楽に飲み込まれそうになる。
強弱どちらの愛撫にも反応していた。
優しく触れるような愛撫には「ああ…」とうっとりしているような喘ぎにも似た呻き
声を出したが、一転強く揉まれたりすると、「んんっ!」と苦痛か快感か判断がつか
ないような鋭い反応を示した。
だが、愛撫が強く激しくなるにつれ、和葉の息遣いが確実に荒くなっていったのは確か
だった。

「あうっ、強いっ……、も、もっと優しゅう、あっ……い、痛いっ……ああ……」

膣に突っ込まれた指が勢いよく動かされると、和葉はしなやかな身体を仰け反らせて、
その強い刺激を受け入れる。
歯を食いしばって己の劣情と戦っている少女の頬は、だんだんと上気してきていた。

「あっ、ああ……」

こねられていたクリトリスから、男の指がようやく離れると、和葉はがくりとして
縄目に身体を預けた。
全身に汗を浮かせ、ポニーテールからほつれた髪が額にへばりついている。
活発な健康美少女の印象からはほど遠く、妖艶さすら漂わせていた。

「ひ……!」

気の抜けたような、呆けた表情でぼんやりしていた和葉の顔が見る見るうちに青ざめ
ていく。
目の前で乳房を揉んでいた男が、下履きを脱いでそれを和葉に示したのだ。
凶器としか言いようがないような凶暴さを湛えたペニスが隆々とそそり立っている。
慌てて顔を逸らせ、後ろを向いた和葉はまた悲鳴を上げた。
そこでも、股間を愛撫していた白鬼がすでに性器を晒していたのだ。
いずれのペニスも、遠山和葉という瑞々しい生け贄を前に、歓喜で打ち震えるように
ビクビクしている。
恐ろしいほどのたくましさで、和葉は声も出せず、目も外せなかった。
初めて白鬼がしゃべった。

「どうした娘。物欲しそうに見おって」
「あ、あほっ、違うわっ!」

ハッとして和葉は顔を背け、目をつむった。
閉じた瞼の裏に、いきり立ったペニスの残像が残っている。
どうしてそれが気になるのかわからない。
ただ、それを思うと、膣の奥が熱くなり、じゅんと蜜が滲んでくるのがはわかった。
和葉は、自分の身体が意志を裏切り、浅ましい欲望に染まってきていることに気づいた。

「ああ……」

鬼の熱い手が尻をしっかりと掴んでも、びくりと震えただけで、和葉は抵抗できな
かった。
身体の奥で燻っている淫らな欲望は、中を抉ってもらわねば収まりがつかないところ
まで追い込まれていた。

「入れるぞ、娘」
「あ、だめ……、んんっ……んはあっ……!」

鬼はバックから和葉に挿入した。
ぴりっと痛みが走り、和葉は仰け反った。
破瓜したばかりの傷を太くて硬いもので擦られる痛みが突き抜ける。
激しく頭を振り、逃げようとする腰は男にがっしりと抱え込まれた。
まだ血も乾いていない感じの膣内に、鬼のペニスが貫いてきた。

「いった、い…… !あっ……痛い……あ、うんっ……!」

処女を失ったばかりの狭い膣洞であったが、胎内は男を待ち構えていたかのように、
潤っている。
控えめな女穴に対し、太すぎると思われた肉棒だったが、意外とすんなり飲み込んで
いった。
奥まで貫き通される苦痛が、さっきの処女強姦を思い起こさせる。
和葉の頬に涙が伝った。

「く、くやし……、ああ……、へ、平次……、う、うち、また……あっ……」

苦痛と屈辱で凝り固まっていた和葉の心だったが、何度か打ち込まれていくうちに、
媚肉と同様にほぐされていく。
太いもので奥まで突き通されると、苦痛の他に最奥からじわじわと淫靡な快楽がにじみ
出てくる。
きつめの肉壺は、たっぷりの愛液を垂れ流し、白鬼の律動を助けている。
そこに赤いものが混じっているのは、破瓜の傷は少し開いてしまったのだろう。

「きつくていい感じだぞ、娘。確か和葉と言ったか。洒落た名だな」
「お、おまえなんかに褒められたかて、嬉しないわ……ああっ……あ、あくっ……」
「ほう、もう喘いでおるか。痛くはないのか?」
「誰が、あっ、喘いでるねん……痛いに決まって、あううっ……」
「生意気な娘だ。だがウソをついてもわかるぞ。ぬしの女陰はぬるぬるになっておる
わ」
「ちっ、違、あっ、動くなあっ……!」

和葉の叫びを愉しみつつ、鬼は腰を使い出した。
奥深く、鋭い突きを何度も加えていく。
一回一回深くまで突き込み、男の腰が和葉の丸い尻をぴしゃん、ぴしゃんと叩いた。

「あう! むぐっ! やっ! いたっ! ああ、やめ、ひっ! うんっ! んあっ!」

肉の凶器で刺し貫かれる苦痛の中に、痺れるような快感が混じり始める。
異物を押し出そうと膣に力を入れると、肉襞はペニスに絡みつくように圧迫する。
それが男根に対する快楽とともに、自らも肉棒の硬さや太さを実感することとなった。
紛れもない官能のうねりに、和葉の肉体は戸惑いつつも、次第に鬼を受け入れていく。
アヘンと異常な状況でのセックスが、和葉に性の悦楽を目覚めさせることとなった。
膣内にもその兆候がはっきりと現れ、男の肉棒を柔らかく刺激していく。

「どうした、和葉。よくなってきたか? 男の味を覚えたか」
「そんなこと……あっ……ああっ!」

深々と差し込まれる怖さと苦痛を、それこそ身を縮める思いで堪えていた和葉だったが
いつしかそれが愉悦という認識になっていく。
ずぶっと奥まで貫かれると、中からどっとばかりに蜜がしぶくのがわかる。
痛みを和らげるためというより、快感に対する反応にしか思えなかった。

「ああ……!」

前の鬼も、負けじと和葉を責める。
両手で下から掬うように乳房を揉み上げている。
無骨な指の動きが激しくなり、立った乳首を虐めるように弾いた。
そのたびに頭の中がびぃんと痺れ、はっきりとした喘ぎ声が漏れ出てしまう。

「ああ、あっ……そ、ああっ……ひっ……うっ、ああっ……」

乳房を揉みしだかれ、媚肉を突き上げられ、和葉は全身が官能の炎で包まれていく
ような感覚を覚えた。
きゅっと乳首をつねられ、同時に腰がぶつかって持ち上がるほどの突き込みを受ける
と、急激な勢いで訳のわからぬ凄まじい感覚が突き抜けた。
和葉は一瞬、頭が真っ白になった。

「ああっ、うっ、ううんっっ……!」

ガクンガクンと何度か大きく痙攣し、膣をきゅうっと締め上げた。
ぶるるっと臀部を震わせると、がくっと失神した。
鬼は面の下から満足げな声で言った。

「和葉、いったのか?」
「……」
「初めていったようだな。……まだ気を失っておるか。それ、起きろ」

後ろの鬼が和葉のポニーテールを掴んで顔を上げさせ、前の鬼がその頬を軽く何度か
叩いた。

「あ……、う、うち……」

ぼうっとした顔で和葉は男を見た。
白鬼の面を着けた男が目の前にある。
今まで自分が何をされ、どうなったのかすらわからなかった。
生まれて初めての絶頂であった。
軽いオナニーでごく初歩的なオーガズムを感じたことはあったが、そんなものとは
比較にならなかった。
媚肉や胸から強制的に送り込まれた快感がお腹の奥へと走り抜け、最奥の子宮でそれ
が爆発したかのような強烈な感覚だった。
自分がどうしてそうなったのかわかったのは、後ろの鬼がまた腰を使い始めてからだ。

「あ、あっ……、や、やあっ……ああっ……!」

まだペニスが入りっぱなしだ。
それが再び激しくピストンされている。
和葉の蜜で濡れそぼっていた媚肉は、太いものが出入りするごとにぬちゃぬちゃと
淫靡な音を響かせていた。
後ろから抉り上げられて喘ぎ呻く美少女の痴態に我慢しきれなかったのか、前で乳房
を責めていた鬼が、その性器を和葉に突き出した。
バックで犯す方も、前の鬼の思惑がわかったのか、突き込みを緩く調整していた。

「み、見せんなや、そんなもんっ! グ、グロいわっ……!」

和葉は顔を真っ赤にして顔を逸らせた。
犯されたとはいえ、男性器をこうも間近で見せられたことはない。
目の前5センチの距離にそれがあるのだ。
グロテスクとしか言いようのない、醜怪な代物だ。
勢いよく反り返り、腹にくっつきそうである。
びくびくと脈打って、今にも和葉を突き殺そうとしているかのようだ。
太い静脈が浮いているのが、醜さとたきましさを強調していた。
生臭い、いやらしい匂いまで漂ってくる。

「「そんなもん」はご挨拶だな。これから世話になるというのに」
「そ、そんなもんの世話になんぞ、ひあっ!」

和葉の跳ねっ返りを窘めるように、後ろから深く突き込んできた。
反抗の言葉が消えると、また動きが緩やかになる。

「じゃあ、しろ」
「しろ……?」
「カマトトぶるんじゃない。もう高校生なら、それくらいは知ってるだろう。口で
するんだ」
「く、口でっ、て……」

和葉は唖然として前の白鬼を見た。
意味するところに気づき、羞恥で染まっていた顔色がさあっと青くなる。
口唇愛撫しろと言っているのだ。
フェラチオという知識は無論ある。
女性誌などで図解を見たこともあった。
だが、当然ながらやったことはない。
例え平次が相手でも抵抗感があったと思う。
性器に口をつけるなど、人間の所業ではないように思ってしまう。
見せられるだけでも恥ずかしいのに、それを口で愛撫しろ、というのだ。
恋人にすら許していない唇だ。
唇同士の口づけでもいやなのに、醜い男性器を口にしろという。

「四の五の言うな。やればいいのだ」
「やっ、うぶっっ!?」

いつもの和葉なら、和弘の口づけを拒んだ時のように、唇を堅く閉じて頑強に抵抗
しただろう。
だが、初めてのオーガズムを味わわされたばかりで、いきなりフェラを強要され、
動転していたところに、問答無用で口の中に突っ込まれてしまった。
「しまった」と思った時は遅い。
鬼のペニスは半分ほども和葉の口の中に入り込んでいた。
思わず唇を閉じたが、熱くて硬い気色の悪い感覚でゾッとして、すぐに開放して
しまう。
いっそのこと歯で噛み千切ってやろうかとも思ったのだが、実際にそんなことは
出来はしない。
いざとなったらそうすればいいと思うのは簡単だが、口に入ったペニスを本当に食い
ちぎれる女は滅多にいないだろう。
よしんば出来たとしても、口の中はあっという間に血まみれになるだろうし、鬼たち
が仕返しにどれだけ酷い仕打ちをするか、わかったものではないのだ。

「うっ、うぐっ……あむう……」

その生臭さと、その匂いの元が男性器だという事実に和葉は吐き気がした。
匂いと生々しい感覚に、むせ返ってくる。
酸っぱい胃液が喉まで逆流してきた。
それを懸命に飲み戻そうとすると、一緒になって肉棒までが奥へと侵入してきた。
男のものは、根本へ行くほどに太く、陰毛が唇や鼻をくすぐるところまで深くくわえ
込まされた和葉の小さな唇の端が切れそうなほどだ。
目を白黒させる和葉の髪を掴み、男はなおも腰を口に押しつける。
目に涙をいっぱい溜めながら、苦しさと気色悪さを堪え、和葉は呻いていた。

「んん……んぶう……ぐっ……」

男が動かなくなると、和葉の方も抵抗する気力が失せたらしい。
前と後ろに深々とペニスを突き刺されてしまったのだ。
溜まった涙の粒が頬を伝うがもはやどうにもならなかった。
そんな少女に鬼は冷たく言った。

「何をしておる。そのままではいつまで経っても終わらんぞ」
「……」

じゃあどうすればいいのと言わんばかりの和葉の表情に、白鬼は肩をすくめた。

「……どうも本当におぼこだったようだな。それくらいのこと、今の女子高生なら
知っていそうなものだが」
「……」
「仕方ない、教えてやるから言う通りにしろ。舌を使って優しく舐め上げるんだ。
先っちょやくびれたところは特に念入りにな」
「……」

和葉は黙って従った。
文句を言おうにも、肉棒が邪魔でしゃべれもしない。
早く終わらせないと、いつまでもこの臭いものを口にしなければならない。

おずおずと和葉の舌が肉棒を這っていく。
その熱さや硬さに驚いたように、少し舐めては引っ込む、の繰り返しだ。
それでも、ちろちろと舌先を使って、教えられた亀頭やカリの部分を舐めていく。
柔らかい舌と温かい唾液が、男の肉棒をより硬く大きくさせていった。

「そうだ、その調子だ。なかなか筋がいいじゃないか、それとも知らんぷりしていた
だけか?」
「う、うぐっ……」

「違う」と言うように、和葉は小さく首を振った。
その様子がいじらしく、鬼はますます興奮していった。

「今度は口を窄めてみろ。そしたら、唇で俺のものをしごくように顔を動かしてみろ」
「……ん……むっ……」

返事のつもりなのか、和葉は喉の奥で小さく呻いた。
言われた通り、唇を使ってしごいてやると、肉棒がむくむくとさらに大きく硬くなっ
ていく。
そのおぞましさに耐えながら、和葉の顔がおどおどするように前後し始めた。
つたない動きでぎこちない仕草ではあったが、それもまた興奮を呼んだ。
間違いなく口唇処女である美少女の咥内を好き勝手に犯しているという実感を得られ
たのだ。

「んっ、んん……む、んん……んん……」

ただひたすらに「早く終わって欲しい」と願いつつ、和葉は懸命に唇と舌を使った。
こんなもの、どうすればいいのかさっぱりわからないが、鬼のペニスは硬く膨らむ
一方だ。
ならばこれで間違ってはいないのだろう、という判断しかつかない。
大きなもので基地中を占領され、息苦しさと生臭さに呻きつつも、和葉は舌を絡ませた。
鬼も次第に興奮してきたのか、つい腰を使ってしまう。

「むぐ! ぐううっ!?」

長大なものを喉の奥近くまで挿入され、和葉は目を剥いた。
思わず吐き出したくなり、口からペニスを出そうとするのだが、白鬼は許さない。
和葉の後頭部を押さえ、なおも喉を犯しにかかった。

「んっ、ぐ……むむう……うんっ、うんっ……あ、あむむ……むっ、んんうっ……」

喉を突かれる苦しさに涙を滲ませながらも、和葉は口唇愛撫を続けた。
顔がほんのりと染まってきたのは、息苦しいからか、それとも他に理由があったのか、
わからない。
ただ、彼女の動きがなめらかかつ速くなってきたのは確かだった。
早く終わらせようという思いはあるだろうが、終わったその時どうなるのか、という
想像は、今の彼女にはない。
涙で瞳を潤ませながら、頭を必死に動かしている。
前後に動かしてしごくだけでなく、上下にも動いていた。
肉棒が暴れ回り、咥内のあらゆる箇所にぶつかった。
ストロークが大きく激しくなるにつれ、ペニスが抜き差しされるたびに、唇の僅かな
隙間から透明な唾液があふれてきた。

「んんっ……んむうっ……ぐっ……むっ、むむっ……むぐうっ!」

和葉が積極的になってきたと勘違いした鬼は、自らも動きを激しくし始めた。
長い肉棒をいっぱいに使って大きなストロークで和葉の口を犯す。
眉間に眉を寄せ、苦悶する美少女の様子を見ながら腰を使っていると、ついついサディ
スティックな欲望が顔を出す。
なおも硬く膨張するペニスで、喉の奥まで突いてやった。

「ぐっ……!」
(く、苦しいっ……ど、どこまで入れる気や、こいつ……の、喉に当たるっ……!)

和葉はその動きを何とか止めようと、唇を思い切り締め付け、舌で肉棒を押し返そう
とした。
その動きは、和葉の思いに反して、男根への愛撫となってしまうだけだ。
白鬼がもぞもぞと足の位置を動かしている。
射精感がこみ上げてきたのだ。
そんなことは知らず、さらに唇で締め、舌を肉棒に絡ませる。
もう我慢できないとばかりに、鬼は呻いて腰を大きく振り出した。

「ぐううっ……ぐ、うむうっ!」

鬼は弾みをつけるようにして腰を和葉の顔に打ち込んだ。
和葉の頭を両手でしっかりと持ち、腰を引いた時は顔を少し引き離し、腰を叩きつける
時にはぐっと引き寄せる。
もうペニスは食道近くにまで入り込まされていた。
喉の粘膜が亀頭部を刺激し、鬼はその快楽に耐えきれなかった。

「くっ……! で、出るぞ、飲めよ!」
「……! んむむっ!!」

一瞬、何を言われたかわからなかったが、口の中に射精されると察した和葉は、慌てて
顔を振りたくった。
男根だけでなく、汚液でまで穢されたくはない。
だが、顔を激しく動かしたことにより、咥内の粘膜や舌、歯に肉棒が接触し、逆に鬼の
射精を促した。

「でっ、出る!」

どっびゅるっ。
どぶどぶっ。
どくどくどくっ。
びゅくくっ。

「んぐぐううう〜〜〜〜っっ!!」

喉の奥に凄い勢いで吐き出されてくる熱い塊に、和葉は絶叫した。
いや絶叫したかったのだが、鬼のペニスで口をふさがれていて声が出せなかった。

「ぐっ……ぐむう……」

必死になって顔を男から離そうとするのだが、鬼は和葉の頭を自分に押しつけていて
動かせない。
そこに容赦なく精液が注がれていく。
吐き出したかったが、満足に息も出来ない状態ではそれも望めなかった。
仕方なく、和葉は思い切ってそれを飲み込んだ。

「ぐっ……ん、んぐっ……んくっ……」

飲み下すといっても、直接のどの奥に流し込まれるようなものだ。
苦しそうに喉を鳴らして嚥下するものの、次々に精液が噴き出してくる。

びゅるっ、びゅびゅっ。
びゅくっ。

鬼は最後まで喉の中に射精すると、ようやく和葉の頭を解放した。

────────────────

「がっ、はっ……げほげへっ……うっ、ごほっ……」

飲み込んだというより、直接喉に流し込まれた精液は、すでに食道を下り、胃にまで
到達していた。
吐き出そうと思っても、そう簡単に出来るものではない。
胸──というより胃がむかむかして悪寒がする。
吐瀉してでも吐き出したかったが、鬼たちはそんな余裕をくれそうもない。
前の白鬼が射精したのを知って、後ろから犯していた白鬼も射精に向けて動き出す。

「んんっ、あっ! い、いやっ……もういややっ……やめ、動かんといてっ……
あっ……あひぃっ……!」

僅かに咥内に残った精液を口の端から滴らせながら、和葉は大きな口を開けて呻いた。
突き上げられると、それに合わせて声が漏れてしまう。
身体は感じているのだが、まだ理性が拒絶しているのだ。
一度いかされたというのに、大した気丈さと言えた。

立たせたまま後ろから犯している白鬼も、感心しながら行為に没頭していた。
そもそも生け贄が処女だったことが珍しい。
事前に風戸和弘が処女を奪ってはいるが、この神事は処女性自体をさほど重視して
いない。
要は母胎として健康な身体を持っていてくれればいいのだ。

もちろん容姿は重要である。
精をつける御巫主役の男が、その気になれないような女では困るのだ。
その点、和葉も蘭も最上級と言える。
しかも和葉は、まだヴァージンを喪失したばかりで初物に近いのだ。
犯す方としても気合いが入ろうというものだ。

まだ17歳というのに、この見事な肉体。
若く弾けるような肌の張りと、これから大人の女になろうとしている瑞々しさ。
男を知ったばかりだというのに、この濡れやすさ、感受性の良さ。
和弘の言う通り、マリア役を務めた後も、長く相手をさせるに申し分のない女だ。
鬼の肉棒で押し広げられてはいるものの、媚肉は慎ましく初々しい。
だがその奥は、早くも成熟しかかっている一人前の女だった。

「あ、あはっ……ううんっ……やっ……あっ……あああ……」

まだ二度目の性行為なのだから、子宮にまで届きそうなほどに深く鋭く突き上げら
れれば、普通は痛みと息苦しさしか感じない。
ところが和葉は、確かに痛みや苦しさ、きつさは感じているようだが、それ以上に
男の動きを悦んでいるような反応を見せていた。
鬼は何度も何度も和葉を突き込み、彼女の美貌は恍惚とし始めたところで、一度動き
を止めてみた。

「あ……」

思わず振り返った和葉の表情には、ホッとしたような色と同時に切なさも混じって
いる。

「動いて欲しいか、女」
「そんなこと……あらへん」
「違うのか?」
「……」

口をつぐんだ和葉を残忍な表情で眺めると、白鬼はまた挿入を再開した。
途端に和葉から喘ぎ声が漏れてくる。

「ああっ……あ、いやっ……ああっ……いっ……あ、あむっ……」

もう肉体的には完成に近いのだろう。
あとは経験だけあれば、この極上の裸身はさらに磨きがかかり、素晴らしいものと
なるはずだ。
鬼はそんなことを考えながら、和葉の膣の感触を愉しむように動いた。
突き入れる角度を変え、深度を変え、速度を変えた。
ゆっくりとだが、より深いところまで挿入されたかと思うと、浅いながら素早い動き
で律動した。
あちこちを無秩序に突かれまくり、襞という襞をすべて肉棒で擦ってやる。

「ああ、そこだめっ……ひっ……いっ……あ、いっ……いっ……」
「なんだ、「気持ちいい」と言いたいのか?」
「ちがっ! あひっ……い、ああっ……」
「今さら恥ずかしがっても仕方がない。男の味を覚えた方が、後々ぬしも楽になる。
よければ「いい」と言えばいい」
「やっ、そんな……ああ……ああ、でも……いっ……」

和葉の心が淫らに叫ぶ。

(ああ、いいっ……も、もっと……もっと深く……!)

媚肉を抉り込んでくるペニスが、和葉を性の激流に飲み込んでいく。
たくましい男根に突き上げられるたびにその肢体を震わせ、快感に悶えて喘いでいた。
突き込まれたペニスに、内部から愛液がしぶきかかる。
和葉は、自分が肉欲に屈しかけているのを知った。

(ああ、もう……どうにかなりそう……。へ、平次……何しとんのや……)

鬼は欲望の赴くままに和葉を貫いていく。
和葉の反応が露わになってくる。
ついさっき処女喪失したばかりとは思えないほどの卑猥さだ。
発育の良い肉体は、男を知ることによって、さらに大きく成熟していった。
ペニスが突き込まれる速度や角度が変化すると、腰が勝手にそれに合わせて受け止め
ている。
清楚そのものだった膣口は、鬼の肉棒を難なく飲み込んでいた。

「あ、あああっ……あ、いいっ……あっ!」
「やっと言ったな、娘。そう、それでいい。もっともっと堕ちろ、さすれば、より
気持ちよくなれるぞ」
「やっ、は……は、激しいっ……激しすぎるっ……ああ、か、身体が熱うなって……
あああ……」

腰だけでなく、身体ががくがくと大きく浮き上がるほどに強く激しく打ち込まれて
くる。
媚肉はひくひくと痙攣し、太腿や二の腕には鳥肌が立ってきた。
腰から全身にかけて、びくびくと大きく震えた。

「やあっ……やああっ……ふ、深いっ、深すぎるわっ……あ、奥に当たって、あう
うっ……」
「そんなに奥がいいのか、女」
「いっ、いいっ……あ、どうにかなるっ……いいいっ……」

子宮にまで肉棒がぶち当たると、それを苦痛よりもより高見の快楽へと変換し、ポニー
テールを弾ませながら和葉は喘いだ。
もうレイプされているという屈辱もなく、自ら腰を振るって凌辱者の鬼の腰に合わせて
くる。
鬼が腰を引けば膣をきゅっと締め、差し込まれる時は自分から腰を押し当てる。
摩擦感と長さ、深さを存分に味わうためだ。
肉棒が抜かれる時は、中からどろりとした愛液が掻き出され、和葉の尻や腿、鬼の腰も
ねっとりした汁気にまみれている。

「あ、くううっ……あ、もうっ……あ、あかん、もうっ……」
「いくか、娘」

和葉はガクガクと何度も頷いた。
犯す白鬼は快楽に身悶え、喘ぎ続ける少女を見やってにやっと笑った。

「いきたければいくがよい。我もぬしの中に出してしんぜよう」
「な、中って……」

媚肉が感じ取る肉棒の摩擦感に陶酔としながらも、和葉はその言葉を聞き逃さなかった。

「我の精をくれてやろうと言うのだ。感謝せい」
「あ、あほっ、何を言うて、ああっ!」

反論しようとすると、深くまで強く突き通され、子宮を突かれて悲鳴を上げる。

「そ、そんなことされたら、うちは……」
「知れたこと。孕むであろう」
「ふざけなや! そんなこと絶対に……」
「いやとは言わさぬ。そもそも男と女のまぐわえば、子壺に精を出すのは当然のこと。
それは人も獣も変わりあるまい」
「いやや! 絶対いやや! なんでうちがおまえなんかの子を!」
「抵抗しようが無駄なことよ」
「やめ、このっ! な、何が「人も獣も変わりない」や! おまえなんか人やない、
けだものやっ!」
「口の減らん娘よの。ならばよい、けだものならけだものらしく、遠慮せずに女の中に
放ってやるわ」
「いやあっ!!」

心では断固拒否の胎内射精だったが、もう和葉の肉体は、全身に官能を煮えたぎらせ
ていた。
鬼の肉茎が和葉の胎内深くまで打ち込まれ、子宮にまで届かされる。
口を極めて罵っていた言葉が消え、膣奥まで挿入され、中を擦られるエクスタシーに
よる恍惚のわななきが表出する。

「あ、ああっ……やっは……くうあっ……いっ……いいっ……いいいっ……!」

縛られた和葉の両手がぎゅっと握りしめられる。
襲い来る快楽と必死に戦っていた。
それを打ち壊すかのように、これでもか、これでもか、とばかりに鬼の突き込みに
よる波状攻撃が続いた。
「孕まされる」という言葉を聞いて、醒めかけた和葉の身体が再び燃え上がるのは
早かった。
もう和葉は呼吸すら満足に出来ず、ただ熱い吐息とよがる喘ぎだけを出し続けている。

「や、だめっ……あかんっ……、い、っく……」
「いけ。我も出す」
「だ、出しちゃいやっ……あ、い、いくっ……いくわっ……っくううっっ……、い、
いっく、いくうううっっ!!」

子宮が爆発したかのような衝撃が内部から感じられ、和葉の意識も炸裂して白濁した。
いった瞬間、膣がこれまでの最大の力で締め付けられ、白鬼もそのきつさと心地よさ
に限界を感じた。
閉じた子宮口にペニスを密着した状態で、鬼は一気に射精した。

どっびゅるるるっ。
びゅるるっ、びゅるるんっ。
びゅくびゅくびゅくっ。
どぶっ、どぶどぶっ。

「ひぃっ!!」

どぷどぷとポンプのように精液を吐き出され、和葉は汗まみれの全身を弓なりになせて
喘いだ。

「ああああっ!? ……で、出てるっ……中で出てるぅっ……あ、はあ、はあ……あ、
まだ出て……いやあ……」

絶頂感と絶望感が押し寄せ、和葉の裸身はいつまでもぶるぶると震えていた。



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