蘭が思い詰めた表情で、校門の脇に立っている。
珍しく園子は一緒にいなかった。
蘭は「新一に用事がある」と言って、共に帰ることを断ったのである。
それとなく察した園子は、二つ返事でそれを聞き入れ、一足先に帰っていた。

「あ……」

新一が来た。
帰るようである。
用があるなら教室なり廊下なり、校内で告げれば良さそうなものだが、内容が内容だけにとても口に出来なかったのだ。

園子も新一も、蘭の様子がおかしいことはそれとなくわかっていた。
ただ、特別なアクションは敢えてとらなかった。
新一は、蘭の性格を考慮して、あまりお節介なことはしない方がいいと思っていた。
園子は、もし悩み事でもあるならば蘭の方から相談してくると思っている。
そうでないこともあるが、そうした場合は園子にも雰囲気で判るから、自分から話しかけている。

しかし今回は少し違うのだ。
蘭の雰囲気が重いのである。
こんな蘭は今までになかった。
戸惑っていたのだ。
どうしていいかわからなかったのである。
今日の沈みっぷりは普通ではないから何もせずに様子を見て、明日にでもこちらから聞いてみようと思っていた。
ふたりの気遣いは正しかっただろう。
蘭の今の状況は、とても他人を気遣えるものではなかったし、聞かれても話せる類のものでもなかったからだ。

言うまでもなく、嵯峨島にレイプされた件だった。
とても学校関係者には言えなかったし、そもそももし蘭がそれを漏らしたらあの時に撮影されたビデオが表沙汰になるのだ。
そうなったら生きていけないと思った。

ただ、新一の側にいたかった。
何も言えないし、何も聞かないで欲しかった。
慰めて欲しいのではない。
ただ一緒にいたかった。
肩を優しく抱いて欲しかった。
暖かいキスが欲しかった。

新一はひとりで帰途についているようだ。
蘭は彼を追いかけるようにして、それでいて気づかれないように後をつけていった。
もう一線を越えた恋人同士なのだから、何を遠慮することがあるのかと思うのだが、やはり蘭には言えなかった。
女の方から「抱いて欲しい」と言うこと自体、とてつもなく恥ずかしいことだと思ってしまう。
そんなことはないのだが、それを覚るには、まだ少女は幼すぎた。

セックスにならずともいい。
ただ抱きしめて欲しい、そう言えばいいではないか。
そう決した蘭は駆け足になっていた。
T字路を左折したところで、その口を後ろから塞がれた。

「んん……!?」

びっくりして振り向くとふたりの男がいる。
蘭はもがいたが、男の手はしっかりとその口を覆っていた。
角を曲がって先を進んでいた新一は後ろの気配に気づいて振り返ったのだが、誰もおらず何もなかった。
少し首を捻ってから、そのまま帰っていく。
鼻まで塞がれてしまっていたので、蘭は息が苦しくなって身を捩ったが、ひとりが耳元で何事か囁くと、その顔から表情が消え失せた。
そのままくるりと方向を変え、男に肩を抱かれるまま歩いて行くのだった。

─────────────────────

「……」

いつもの通り、いつものホテルに連れ込まれた。
「新一」がふたりここにいる不自然さも、今の蘭には気にならないらしかった。
催眠に加え、クスリで少し朦朧としている。
意識はしっかりしているが、状況を把握する力が著しく低下していた。

「着替え終わったか?」
「……うん」

男たちはにやにやして蘭を見ている。
合図せずとも、二台のカメラが蘭に近づき、別の角度からその瑞々しい肢体を撮影していた。
阿武が感極まったようにつぶやく。

「……いつもの女子高生っぽい、フリルなんかがついた白やピンクの下着も良かったが、こういうのも悪くないな」
「だろ? まあ、最初の頃の蘭ならともかく、女として修行を積んできた今の蘭なら、こういうのも似合うぜ」

男たちの前で下着姿を晒している少女は、普段の蘭を見慣れた人なら、その変わり振りに驚嘆するだろう。
肩も露わになった黒のボディスーツである。
メッシュネット生地とデザインレースをふんだんに使ったセクシーなものだ。
ブラ部分はハーフカップであり、布が覆っているのはアンダーバストのみで、愛らしいピンクの乳首は露出している。
蘭が少し動くと乳房が扇動的に揺れるから、アンダーワイヤが入っているらしい。
背中も同じように編み上げになっていて、薔薇の刺繍で美しく飾られていた。

ショーツは着けているものの、ほとんどTバックのようなGストリングである。
後ろから見ると、ヒモのような細い生地が蘭の尻の谷間に食い込むように股間を覆っていた。
長い脚にはガーターのストッキングを履いている。
レースタイプで、レース部分にはシリコンが付いていて、ベルトで吊っていなくてもずり落ちることはない。
ストッキングにしても、ストッキングというよりは網タイツのようなものだ。
ダイヤモンドクロスの編み目が蘭の美脚をいっそうに映えさせている。
手にも同じ編み目のグローブが、肘までの前腕部全体を覆っていた。

恐らく、蘭が過去に一度も身につけたことのない、そしてこのようなことがなければ将来も着ることはないランジェリーだろう。
男たちの評価通り、清純で快活な蘭とは一線を画した妖艶さすら漂っている。

カメラに様々な角度から充分に撮らせてから、ベッドに腰掛けるふたりの間に蘭を座らせた。
蘭は恥ずかしそうに俯いている。
その肩が細かく震えているから、かなり羞恥を感じているのだろう。
新一の要求でなければ絶対にこんな格好はしないだろうし、普通の精神状態であれば新一相手でも断ったはずだ(その上で一発食らわせているに違いない)。

「ふふ、蘭……」

左隣に座った荒戸が、早速手を伸ばしてくる。
腰を抱き、ふくよかで丸い尻を撫でまわしている。

「やっ……!」

背中にぞくりと寒気が走り、蘭は思わずその手を避けた。
新一とは思えぬ、言いようのないいやらしさを感じたからだ。
気にする様子もなく、荒戸は蘭の腰を引き寄せて尻や脇腹の柔らかい皮膚の感触を愉しんでいた。

「なんだよ、つれないな。いやなのか?」
「そ、そうじゃ……ないけど……、あっ」

そう言っている間にも、荒戸と阿武の手が腰や腹、臀部、首、胸へといやらしく忍び寄ってくる。
ふたりの男に同時に愛撫されているという異常な事態なのに、蘭は新一からされているとしか認識していなかった。
このふたりに発見され、開発された性感帯を触られ、刺激されて、少しずつその快感に翻弄されていく。
何とか逃げようと身体を捩らせるのだが、男ふたりに挟まれていてはそれも叶わなかった。
左右の乳房と尻、お腹と同時に四箇所も撫で回されていた。
荒戸の腕を掴み、阿武の胸を押し返す腕からも次第に力が抜けていき、口から漏れ出るのも呻き声から喘ぎ声に変わっていく。

「や、やあ……新一、んっ……あ、あう……くうんっ!」

両方の乳首を同時に吸われ、蘭はつい甲高い悲鳴を上げた。
男ひとりでは到底無理な愛撫で責められ、蘭はその快楽にぞくりと身を震わせる。
荒戸がぎゅっとひねり潰すように左乳首をこね、阿武はねっとりと右乳首を舐めてくる。
ぷくんと膨れあがった乳首を、ふたりは同時に吸い付いた。

「きゃうんっっ!」

鋭い刺激と強い快感に、蘭は仰け反って叫んだ。
両手は男たちの頭を抱え込んでいた。
男たちは、ちゅううっと強く吸ってから、今度は舌を使って胸の肉塊に硬く尖った乳首を埋め込む。
重く熱い快感で、蘭は大きく喘いでいた。

「うああっ……あっ、くううっ……」

声が熱く濡れ始めていた。
性的に急成長しているだけでなく、快感に対してかなり脆くなってきているようだ。
蘭の性格に関わらず、肉体としては早くもおとなへ脱皮しようとしているのだ。
少女の乳房の弾力を愉しみながら、荒戸が言った。

「なあ、蘭はもう口でも出来るんだろ?」
「あ? 当然だよ、ばっちり仕込んである……って、おまえ、まだやらせてなかったのか?」
「ああ、尻を育てることに集中してたんでな」

そう嘯く相棒に、阿武は呆れたような苦笑を浮かべている。
もともと尻責めが趣味のような男だったが、まさかフェラすらさせていないとは思わなかった。
念のため、まともなセックスはしたのかと聞いてみると、案の定していないという。
蘭に突っ込んだのは肛門だけだと言う荒戸に、阿武は大笑いした。
荒戸らしいアヌスへの偏愛、執着ぶりだが、あれだけ極上ものの媚肉を一度も使ってないとは、ある意味大したこだわり振りだ。

その荒戸はすっと蘭から身を引いてベッドから降り、少女の前に立ってみせた。
蘭がぼんやりと見上げてくると、荒戸はおもむろにトランクスの前開きからペニスを取り出した。

「っ……!!」

ぶるんと飛び出てきた男性器を目にして、蘭はハッとしたように右手で口を覆った。
顔を背けようとした蘭の頭を掴んで、阿武が正面を向かせている。
阿武の手には、蘭の頭皮の熱と柔らかい髪の感触が伝わっている。
清潔なトリートメントの薄甘い香りがほんのりと漂う。
その匂いに酔うように、阿武は蘭の髪をくしゃっとかき回した。
蘭の耳に口をくっつけ、阿武が囁く。男の息遣いと声の震動が直接耳に響き、蘭はぞくりと震えた。

「よく見ろ、蘭」
「……」
「すごいだろ。あれが「男」なんだ。もう見慣れてるだろうが、よく見てみろ」
「す……ごい……」

蘭の喉がごくりと動いた。
その喉をそっと撫でて阿武が言う。

「さ、どうやればいいか、わかってるな?」
「で、でも新一……」
「俺も新一だが、おまえの目の前にいるのも新一なんだよ。わかるだろ?」
「……うん」

蘭はおずおずと、それでもペニスから目を逸らさずにそっと手を伸ばした。
指先が触れた瞬間、驚いたように手を引いたが、またすぐに荒戸のものに指を絡めていく。
その頬は紅潮している。
男性器に手で触れた羞恥、ペニスに対する畏敬、それを口にしなければならないという背徳、被虐の官能、それらが渾然となって蘭の心をかき乱していた。

蘭は言われるままにサオの部分をしごくように擦り、袋まで指で優しく揉みほぐしている。
そのたびに荒戸のものがさらに膨れあがり、ぐぐっと反り返っていく。
蘭は、ペニスのたくましさと先走り汁の匂いにくらくらしながら、だんだんと表情をうっとりさせていった。

「ホントにすご……。熱いし……こ、こんなに硬くなって……ああ、びくびくしてる……」
「そうさ、すごいだろう? こんなすごいのを口に出来るし、マンコにも入れてもらえるんだ。蘭は幸せものだ」

蘭の指がよほど良いのか、荒戸の方はもう快感に呻くだけになっているので、阿武が言葉で責めている。
荒戸はこんなに弱くなかったはずだが、もしや自分が尻を責めるだけで蘭に奉仕させたことはなかったのかも知れない。
技巧に関わらず、こんな美しい少女に奉仕させているという事実だけで興奮するのだろう。
荒戸が呻くように言った。

「よ、よし、手はもういいよ、蘭」

荒戸はそう言って、蘭の腕を掴んだ。

「口でさせる前に出ちまいそうだ。一発くらい抜いておくんだったかな」
「あんたらしくないな。これから何発でも蘭の中にぶち込めるんだ、もったいないことするなって」

恥ずかしさで口ごもってしまっている蘭に代わって、阿武がそう言って荒戸をからかった。
荒戸は気にした様子もなく、蘭の肩に手を置いてベッドから降りるよう命じた。
絨毯の上に正座させ、荒戸はその前に仁王立ちになった。
目の前に隆々とした肉棒がそそり立ち、蘭は思わず目を閉じて顔を背けた。

「ほれ、蘭。どうすればいいかわかるだろ?」
「……」
「口でするんだよ、ほら」
「あっ、いや……!」

ペニスを頬に押しつけられ、蘭はそのおぞましさに背を震わせた。
荒戸の腰を押し返すのだが、その腕に力はなかった。
抵抗は無意味だと思っているのか、それとも新一がしたいことだからと諦めているのかも知れない。
蘭は恐る恐る目を開け、目の前にあるペニスを見て一瞬戸惑った。
少し躊躇してから、やっと顔を近づけていく。
唇の隙間から覗く舌が、そっとペニスに這い始める。

「お……」

荒戸の声が漏れると、蘭はさらに舌を進める。
ぺろぺろ、ぴちゃぴちゃと静かな音が少女の舌と男の性器の間で産まれていく。
手を腰にやっていた荒戸が言った。

「うん、悪くない。そうだ、その先の方を……おお、そうそう。そこが感じるんだ。んっ、はは、カウパーが出てきやがった。そ、それを舐め取れ! 
そ、そうだそうだ」
「んっ……ぴちゃ……んん……」

何だか蘭は少し哀しくなってきた。
なんでこんなことをしている……いや、やらされているのだろうか。
例え新一の命令だとしても、こんな淫らなことをする謂われはなかった。

そもそも、本当にこの男は新一なのだろうか。
阿武と荒戸に犯されるたびに、繰り返し湧き起こった疑惑なのだ。
しかし阿武の催眠術によって深層まで入り込まれている蘭は、その疑問に到達すると頭の芯がぼやけてしまうようになっている。
そして、強制的に「おまえが相手にしているのは恋人の工藤新一だ」と思い込まされてしまうのだった。

蘭程度のテクニックで翻弄されている荒戸に阿武は苦笑している。
まだまだ蘭は教育途上であり、特にフェラに関しては物足りない面も多い。
蘭は余計な潔癖感でセックスに対する偏見がまだ残っているのだ。
荒戸に変わって阿武が指示する。

「蘭、もう少し大きく口を開けろ。深くくわえ込むんだ」
「んん……んむ……」
「もっとだよ。喉の辺りまで飲み込め。いつも言ってるだろう、喉の奥でチンポの先を愛撫するんだ」

そんなこと出来るわけがないと思いながらも、蘭は目をぎゅっとつむって深くまで荒戸の肉棒を迎え入れた。

「ぐうっ……んん……んぐ……ん、ん……むむ……」

喉の奥までペニスが入り込んでくる。
目に涙が滲むが、当初ほどの吐き気はなかった。
慣れてきているのかも知れない。
こんなことまでする女になったと思うと少し哀しくなり、蘭は苦悩しながらペニスに舌を這わせている。

興奮してきたのか、荒戸の腰が動き、蘭の喉を突いてきた。
亀頭の先が喉の最奥に当たり、蘭は咳き込んで口から吐き出した。

「んぐっ……けっ、けほっ……けほけほっ……く……」
「ほら、何してる蘭。喉の奥を鍛えておけと言ったろう、男にそこを突かれたくらいで口から離すんじゃない。くわえろ」
「あ……、うん……んむっ」

蘭は素直にまたくわえ直す。
経験豊富な女に比べれば舌の動きは辿々しいし、不慣れなのは明白だが、蘭のような少女が懸命になってペニスをくわえて奉仕する様子は、荒戸を
興奮させるに充分だった。

「んっ、ちゅっ……んん……んふ、うんっ……んくっ……ん、じゅっ……じゅじゅっ……んむうう……」
「おお、気持ち良いぜ、蘭。俺も今度は尻の前にさせてみるかな」
「そうしろよ。俺の方でももっと仕込んでおくからさ」
「頼むぜ。おっ、そこだ、そう……。カリんとこ……そうだ、そこを舌先で……くっ、いいぜ、蘭。おまえ、ホントに物覚えが良いな」
「んんっ……」

そんなことで褒められてもちっとも嬉しくないのに、なぜか蘭はそう言われると膣の奥が熱くなるのを感じている。
必死になって男根を舐めている蘭は、苦しそうな美貌を浮かべている。
喉に到達したペニスが苦しいのと、吐き気を堪えているからだが、その表情がまた責め手の男を煽っていくのだ。
阿武は、くわえ込む蘭の顔の動きと喉の様子を見ながら指導する。

「もっと舌を使ってみろ。俺が教えたことだけじゃなく、自分でも工夫するんだ。頭の良い蘭のことだ、それくらい出来るだろう」
「んんっ……」

蘭は阿武の方を見て、小さく頷いた。
蘭の目には、くわえているペニスの持ち主である荒戸も、それを脇から見て指示している阿武も、両方とも新一に見えている。
ふたり同時に新一が存在する違和感は持っていたが、それが表面化することはなかった。

「んっ、んんっ……んふ、ちゅっ……ちゅぶっ……んんんっ……むむ……んふうっ……ちゅっ、じゅっ……んむ、じゅっ……」

蘭に初めてフェラさせたということもあるのだろうが、荒戸の方がもう限界らしい。
蘭の顔を両手で掴むと、自分から腰を使い始めた。
当然、ペニスの先が喉奥を盛んに突くようになり、蘭は苦しさのあまり両手で荒戸の腰を掴み、その勢いを弱めようとした。
それでも荒戸の腰は緩まず、ガンガンと喉奥を突いてきた。

「ぐぐっ……ぐううっ……」

苦しくて涙が滲んできたが、一向に男は止める気配がない。
蘭は哀しそうに顔を歪め、愛撫に専念した。
もはやこうなっては、男は射精するまで我慢が利かないということを学習していた。
喉が痛く、息苦しく、嘔吐感もあったが、それを堪えて荒戸に奉仕するしかない。
ずっ、ずっと激しく出入りする肉棒を、口から出ている時は指と唇でしごき、中にいる時は舌で強く擦った。
その仕草や蘭の悩乱する美貌は、逃さずビデオに撮られている。

「うんっ、んっ、んっ……くっ……ぐううっ……んむっ!」

いつしか、抗っていたはずの蘭の表情に赤みが差してきている。
一心不乱に行為に没頭しているうちに、蘭の官能も熱く燃え立ってきていたのだ。
もう喉の奥まで突き込まれても脅えて逃げようともせず、受け入れてきている。
懸命に唇でペニスを締めつけ、指でしごき、舌で舐め回していた。

「お、おっ……!」

蘭の舌が鈴口をべろりと舐め、尖らせた舌先で尿道口をこそがれると、さすがに荒戸も悲鳴を上げた。

「くっ、こ、こいつっ……、お、俺をいかせようとしてやがる! おい阿武! もう我慢したくねえっ……てか、もう我慢できねえよ! 口ん中に出していいな?」
「ああ、いいよ。飲ませることも覚えさせたからな」
「そりゃいい。蘭が俺の精液を飲むことを考えると……、くっ、それだけでもう出そうだ!」
「あ、ま、待てよ、荒戸さん」

何か思いついたように阿武が言った。
良いところで止められた荒戸は不満げに、それでもまだ腰を蘭の口に打ち込みながら顔を歪めた。

「な、何だよ! この期に及んでまだ何か……」
「よく考えたら、顔にかけたことがなかったよ」
「顔? 顔射か? で、でもよお……」
「あとでいくらでも飲ませりゃいいだろうよ。絵的にもいいだろ、顔射は。特に蘭みたいな綺麗な女の子の顔が精液で汚れるんだから、見る男どもはみんな……」
「わ、わかったよ! とにかく一度出させろや、もう保たねえよ」

荒戸の声が切羽詰まってきている。
口の中でペニスがぐぐっと膨れあがり、亀頭も一回り大きくなったのを蘭も感じていた。
ペニスがこうなると射精するというのは、阿武の「実地」で散々覚え込まされている。
荒戸が叫ぶように言った。

「蘭っ、いいな、出すぞ! 顔だ、顔にかけてやるからな!」
「んんっ!」

蘭は目を大きくして「とんでもない」というように顔を振った。
飲むのだって絶対にいやだったが、顔にひっかけられるなんて考えられなかった。
汚れるし、あの臭い液体が顔にかかると思うと寒気がする。
なのに「顔に出される」とわかると、じゅんっと媚肉から蜜が滲んでくるのがわかった。
膣内射精されると宣言された時と同じだった。
嫌悪感と汚辱感、その裏にべったりと貼り付いている淫らな期待。
背反する思いが複雑に交錯し、蘭の官能を被虐で染めていく。

蘭が拒否したことでかえって興奮が増したらしく、荒戸は蘭の顔をしっかりと押さえ込んで喉を犯した。
そして二度、三度と深く喉奥を貫いたところで、呻いて蘭の口からペニスを引き抜いた。
小さな唇からぶるんと飛び出した肉棒は、荒戸の手が添えられて蘭の顔の真正面に据えられた。
蘭は反射的に顔を背けようとしたのだが、その顔は阿武によって固定されていた。

「い、いやっ!!」

蘭は目を堅くつむって叫んだが、その顔に向かって荒戸のペニスは勢いよく精液を発射していた。
びゅるるっと発射音が聞こえそうなほどの勢いで、激しく蘭の顔にヒットする。
粘度の高い液体が、蘭の左頬に直撃した。

「んっ!」

蘭は顔を顰めたが、薄く目を開けていた。
なおも射精は続き、眉間や鼻の頭にも精液が浴びせられていく。
むっとする生臭い液体は、いったん蘭の肌に留まり、それからどろっと落下していった。

蘭は声もなく、射精しているペニスを凝視していた。
膝の上で握りしめていた拳に力が籠もる。
男の汚液に穢され、犯されていく自分を感じ、被虐の官能が膣の奥を捉えていた。

「ま、まだ出てる……こ、こんなに濃いのが……あっ、まだ……」

びゅるっと射精されたものが、蘭の口の脇に命中し、精液の一部が咥内に入ってしまったものの、蘭は吐き出すことなく見つめていた。
射精を終えた荒戸はまだ興奮が収まらないのか、ペニスの先で蘭の顔に残った精液をなすりつけている。
その様子はすべてビデオに収められていった。
ようやく荒戸の男根が顔から離れると、蘭は呆然とした表情で顔に粘り着いている精液を指に取り、それに見入っている。

(これ……、新一の……。これが新一のもの……、これがあたしの中に入ったら、あたしと新一の赤ちゃんが……)

「よーし、いい画が撮れたな。これからが本番だ。荒戸さん、続けていけるよな」
「おう、当然だ」

綺麗な顔を精液まみれにして、恍惚とした美貌を浮かべている蘭を見ているだけで、荒戸のペニスにはまた精気が蘇っていく。
精液に汚れた男根を二度三度としごくだけで、射精前のような元気の良さになっていた。
阿武も、精液まみれになった蘭に高ぶったのか、その太腿を撫でまわし、ほとんど贅肉のついていないウェストを擦っている。

「蘭」
「……」

阿武の手が腰に伸び、細いショーツの裾に指を入れると、蘭は無言ですっとお尻を持ち上げた。
下着を脱がせやすくするためである。
阿武はにやっとして、ショーツをむしり取るようにして脱がせた。
蘭は、膝元に絡みついているショーツを自分で外し、脱ぎ去っている。
蘭自らが下着を取るような仕草もビデオカメラは撮影していた。
カメラには写っていなかったものの、ショーツのクロッチ部分は蜜で汚れていた。
蘭の膣から滲み出ていた愛液は恥毛を浸し、ショーツを剥がされると糸を引くほどに漏れ出ていたのだ。
愛撫されている時にはもう溢れていたのか、フェラしている時に出てしまったものか、いずれにしても蘭の身体はもういつでも男を受け入れる状態になっている。
阿武が蘭の肩に手を掛け、そのままベッドに仰向けに倒してしまった。

「あっ……」

無抵抗のまま、少女は簡単に倒れ込んだ。
その両脚を荒戸と阿武がしっかりと押さえていた。
開脚された股間の中心にカメラレンズが迫っていく。

「や……、恥ずかしいよ、新一……」

蘭はむずかるように小声で言った。
カメラに撮られていることはわからないのだが、阿武たちがそこを覗き込んでいることは理解している。
当然、新一にそうされていると思っているのだ。
蘭の媚肉は男性器を待ちわびているかのように、ひくひくと蠢いていた。
綺麗に生え揃った陰毛はすっかり濡れそぼち、蜜は膣のスリットを滑り落ちてアヌスにまで達していた。

阿武がそこを指で軽く摘んで、ぐいっと割り開いてみせる。
若く健康そうな色が美しいが、処女時代には見られなかった淫らさも兼ね備えていた。
男を知り、味を占めてきた媚肉だ。
割れ目を拡げられ、じっくりと観察されている蘭は、恥ずかしそうに顔を両手で覆い、なよなよと首を振って身を捩っている。

「み、見ないで……そんなに見ないで……あ……」

恥ずかしいところを新一に見られていると思うだけで、じゅんっと新たな愛液がわき出てくる。
いけない、あさましいと思えば思うほどに膣の奥が熱く反応し、恥ずかしいほどに蜜が溢れてくるのだった。
膣口は何か入れてくれと言わんばかりにひくっと収縮している。
小さな膣穴から、どろりと愛液が零れ出る様子まで撮影させてから、荒戸が抱き起こした。

「欲しくなってきただろ、蘭」
「……」
「くく、まだ恥ずかしいのか、可愛いな、おまえは」
「新一……」
「わかってるさ、おまえの気持ちはな。ま、いい、そのうち「して」とか「犯して」とは自分からねだるようにしてやるさ」
「そんなの……、あっ!」

荒戸の手が蘭の細い腰を掴む。
太い腕で軽々と持ち上げられた蘭の身体は、荒戸の上に乗っかった。
腿の裏が男の腿の上に乗り、尻が荒戸の腹に密着している。
荒戸の腿に密生している体毛を腿裏に感じ取り、蘭は背中がぞくっとした。嫌悪感以外の何かが少女の心に小さく膨らんでいる。

蘭は、ここへ何をしに来たのか忘れかけている。
本当は、嵯峨島によって無惨に犯された身体と心を癒して欲しかったからである。
愛する新一に抱かれ、嵯峨島との醜い記憶を消し去りたかったからだった。
抱いてくれなくてもいい、ただ黙って優しく抱きしめてくれればそれでよかった。

なのに蘭の肉体は、理由など何でもいいとばかりに官能に打ち震えている。
熱く燃え盛っていた。
まるで嵯峨島に犯されたから慰めて欲しいというのはただの言い訳で、媚肉を深く貫き、この火照る裸身を激しく愛してくれるなら誰でもいいと
言わんばかりだ。
事実、嵯峨島に凌辱された時だって、抵抗の手段は奪われていたものの、結局抱かれてしまった。
挙げ句、最後には喘ぎ声すら放って絶頂してしまった。
あの男の体液を膣の奥で受け止め、激しく気をやったのだ。
それも、何度も何度も。
そのことを思うと屈辱と恥辱で狂ってしまいそうになるのに、なぜか媚肉は濡れてくるのだった。

「あ、ああ……」

荒戸は蘭の背中に腹を押しつけ、両手で抱え込むようにして豊かに張った乳房を揉みしだいた。
蘭の顔が火照り、紅潮してきている。
顔に浴びせられた荒戸の精液も、その熱で次第に乾き始めているようだ。
我慢しているのだろうが、蘭は震える唇を噛みしめて声を抑えている。
まだ喘ぎ声を聞かれるのは恥ずかしいようだ。
それでも、男の愛撫に応えるように熱い吐息を漏らし、荒戸の上に座り込んだ尻をうねらせている。
顔にこびりついてまだ乾いていない精液の残滓が、どろっと粘るように頬から落下していく。
少しずつ強く乳房を揉み立てながら、荒戸が言った。

「気持ち良いのか、蘭」
「んっ……あ……か、身体が……」
「身体がどうしたんだ」
「あ……熱い……熱いのよ……な、何だか身体の奥が……んんっ、う、疼く……ああ……」
「もう入れて欲しいんだな。そうだろ、蘭」
「やっ……、ああ……で、でも……はあっ……」

蘭は、切なくてたまらないとばかりに、荒戸の腰にもぞつく尻を押しつけていた。
愛液で濡れた尻の谷間に、つるりとペニスが入り込んでくると、その熱さとたくましさに頭がくらくらしてくる。
荒戸は乳房を揉み、乳首をひねって蘭に愛らしい悲鳴を上げさせつつ、汗の浮いた鎖骨や首筋を舐めていく。
蘭の腰がはっきりとうねってきた。
お尻や腰というよりも、その真ん中にある女性器を荒戸に押しつけたいようにしか見えなかった。
蘭の蜜が荒戸の腿や股間まで濡らしていった。

「入れて欲しいか、蘭」

蘭は顔を背け、目を堅くつぶったまま小さくコクコクと頷いた。

「マンコの深くまで入れて欲しいんだな?」

露骨なことを言われ、首の根元まで真っ赤になったが、それでもコクコクと頷いている。
その恥ずかしそうな、それでいて肉の疼きが押さえきれないような美少女の仕草や表情で、荒戸ばかりか阿武の方も完全に勃起していた。
荒戸の大きな手で、乳房の根元から絞るようにこねくられ、揉み上げられて、蘭はあえやかな喘ぎ声を漏らしている。
阿武はそんな蘭の顔を見ながら何度も自分でしごいているが、あまりやりすぎると蘭に入れてやる前に出してしまいそうになる。
女に不自由しない立場なのだが、なぜか蘭を見ているとそこらの女とやるよりも、この少女をおかずにしてオナニーする方が良いように思えて
くるから不思議だ。
それだけの魅力がこの美少女にはあったのだ。
荒戸が乳を揉む手を引いて、蘭の背を軽く叩いた。

「このままじゃ入れにくいだろ? どうすればいいか、わかってるな?」
「……」

蘭は羞恥で顔を染めながら、それでも荒戸の膝の上からふらふらと腰を持ち上げた。
漏れ出た愛液が蘭の膣から糸を引いて荒戸の腿に繋がっている。
むっとするばかりの若い女の香りが立ちこめた。
蘭はちらちらと後ろの荒戸を振り返りながら、ぎこちなく腰を落としていく。
尻に硬くて熱いものが触れると、ビクッと腰が浮いてしまう。
自分で男根を掴めば入れやすいのだが、さすがにそこまでは出来ないようだった。
蘭がそろそろと腰を沈めてくると、荒戸がペニスを持ってコントロールした。
その切っ先は、蘭が期待していたところとは別の穴に押しつけられた。
蘭はギョッとして振り返った。

「ちょ……! し、新一、そこ、違うっ……!」
「違わないよ、蘭。忘れたのか? 俺はこっちが好きなんだよ」
「え、あ……で、でも新一はそんなこと……」

ぼうっと頭の芯が霞む。あの工藤新一はこんなことはしなかったし、しないはずだった。
けど「この」新一は違ったような気がする。
そう言えば、執拗に肛門をいびり、嬲って、蘭にアナル調教したのはこの新一だった。

蘭は横で興味深そうにこっちを見ている「別の」新一に目を向けた。
この新一もやりかねないが、お尻はしてこなかった。
激しくセックスされたし、身体中を責められたものの、挿入するのは膣だった。

そうか、仕方ないんだと蘭は思ってきた。
どの新一も新一なのだ。
自分は彼の恋人で、彼の望むことをしてあげたかったはずなのだ。

それでも、お尻を犯されるのだけが慣れなかった。
肉体はともかく、精神的な汚辱感は拭えなかったのである。
ただ、蘭はほとんど抵抗しなくなっていた。
蘭のくびれた腰を抱えている荒戸の腕から力が引いていく。

「ここでいい。そのままおまえの方から腰を落としてこい」
「あ……、でも新一、あたし、お尻はあんまり……」
「俺がこういうの好きなんだって言ったろ? 彼氏の嗜好には合わせないとな」
「……」

蘭は諦めたように小さくため息をつき、少しずつ腰を沈めていく。
亀頭の先が、もうすっかり内側から膨らんでいたアヌスにめり込んでいった。

「あっ、あ……、やあ……新一……あ、入って……来ちゃう……新一のがあたしの……あたしのお尻の中に……んっ……」

蘭は背中を震わせて呻いた。
肛門で男性器を受け入れるという汚辱感に、顔を弱々しく左右に振りたくっている。
まだ亀頭の先が入っただけだが、これだけでももう蘭のアヌスに異物感と、心に嫌悪感を与えるには充分だった。
そもそも亀頭を過ぎればもっとも太いカリの部分が待っているわけで、これを入れるのは蘭の柔軟なアヌスでも相当きついのだ。
しかし、こんなもので荒戸が満足するはずもなく、蘭の腰を持った腕に力を込めてそのままぐいと自分の腰に押しつけようとしている。

「あ……、だめ!」

思わず蘭はそう叫び、荒戸の腕を掴んだものの、ぐぐっと腰は下降していく。
徐々に肛門が広がり、荒戸の肉棒を飲み込みつつある。

「あ、あうう……だめ、お尻が……んんっ……お尻、広がってる、あっ……やあっ、入る……んあ!」

蘭の顎が突き出され、背中が仰け反った。
腰がぶるっと大きく痙攣している。
カリが貫通したのだ。
その衝撃と苦痛で、蘭は全身を小刻みに震わせていた。
それでも肉棒の進撃は止まず、なおも奥へと進んでいる。
カリが通ってしまったからアヌスの苦痛は少なくなったものの、今度はどこまでも入ってきそうな恐怖感が蘭を脅えさせていた。

「だ……め……、やっ、入ってきて……んっ、お、大きいっ……!」

アヌスに太い杭を打ち込まれたような感覚に、蘭は背中を弓なりにして荒戸の胸に寄りかかった。
自然と尻が荒戸にくっつきそうになり、もがいて逃れようとするものの、男の手が腰と腿を押さえていて思うように動けない。
荒戸はそのまま蘭の腰を引き寄せ、とうとう自分の腹に蘭の丸い尻がぴったりと密着するまで押しつけた。
当然ペニスもずぶずぶと蘭の腸管に挿入されてくる。
蘭が息むと、肛門は肉棒の侵入を拒むように押し返してくるのだが、それが結果的に腸襞がペニスに絡みつくこととなる。
無惨に押し広げられた肛門粘膜の奥へ、硬く充血した男根が深くまでめり込んでいった。

「あうむ……、うっ……ああ、お尻が広がる……い、痛い……あう!」

長大な肉棒がすべて蘭の肛門内に埋め込まれた。
根元にいくほど太い荒戸のペニスで、蘭は目一杯アヌスを拡げられてしまった。
蘭は肛門がミシミシと軋んでいるような錯覚を受けている。

「よぅし、全部入ったぜ、蘭。相変わらずきつきつでいい尻の穴だ。そのくせ穴の中は熱くぬるぬるしてるんだからな、最高だ」
「ん、んうう……きつい……あ、苦しいわ……ふ、太くてつらいの……こ、こんなに硬いのが奥まで……あは……」

荒戸は蘭の尻を自分の腹にくっつけたまま、下から腰を跳ね上げるようにしてアヌスをぐいぐいと突き上げている。
蘭の肛門は皺がなくなるまで開かされ、いきり立つ怒張を飲み込まされていた。
なのにそこは刺して苦もなく太いものを受け入れており、アヌスの粘り着く粘膜が荒戸の男根を盛んに締め上げている。

「んっ……あっ……やっ……あう……き、きつっ……お、お尻の中で動いて……か、硬いぃっ……」

後ろから乳房を揉みしだかれている蘭は、腰をうねらせながら喘いだ。
長大な肉棒をしっかりと根元まで飲み込み、荒戸が突き上げるタイミングに合わせて肛門を収縮させている。
荒戸が挿入を深くしたり、ピストン速度を上げたりすると、たちまち蘭の声が上擦り、頭の芯が痺れてくる。
突かれているのはアヌスなのに、子宮の中が疼いてたまらない。

「あっ、ううんっ、いっ……あうっ、すごっ……あ、そんな深くっ……ひっ……お、お尻っ……お尻、熱いっ……あああ……」
「よがり声も色っぽくなったもんだな。そこらの童貞学生だったら、蘭の喘ぎ声を聞いただけで漏らしちまうぜ」

荒戸がそう言って嘲っても、蘭はもう反論もせず、切なそうな喘ぎや嬌声を放つばかりだ。
粘膜がすり切れそうなほどのピストンを受け、アヌスは摩擦で熱を持ち、爛れ始めている。
荒戸の手が胸から離れ、腰を持って突き上げてくると、驚いたことに蘭は自分で乳房を揉み始めている。
腰が熱く、びりびりと痺れてきた。
いきそうになっているらしい。
荒戸が腰を打ち込みながら、蘭の耳元にくすぐるような声で言った。

「なんだおまえ、自分でおっぱい揉みやがって」
「やっ……こ、これは……あっ……」
「なにが「これは」だ。いきたいんだろうが、このスケベ女め」
「ち、違う、あっ……違うわ、新一……あ、あ……あっ!? どうして?」

荒戸が突如、腰の動きを止めた。
驚いた蘭が振り向いても、荒戸はいやらしそうな笑みを浮かべて動こうとしない。
蘭は悔しそうに顔を背けたが、腰が勝手にうねっていく。
ぎこちない腰使いだが、荒戸が動いてくれないなら自分で上下運動してアヌスとペニスの摩擦感、そして腸管深くへの挿入感を得たいらしい。
それがどれほどあさましい行為なのか理屈ではわかるのだが、蘭の肉体はちっぽけな理性など覆い隠してしまうほどの官能に支配されつつあった。

荒戸は焦らすように腰をゆるゆると軽く揺すっている。
その焦れったさ、切なさに、蘭は恥を忍んでも絶頂してこの生殺し状態から脱したいと思っていた。
なのに荒戸の腕がしっかりと蘭の腰骨を掴んでいて、思うように動けなかった。

「ああ……、ひ、ひどい……わざと……」

蘭はゾッとするほどの妖艶さを漂わせ、荒戸を見つめる。
その凄絶な色香に負け、つい腰を振ろうとするのを荒戸も我慢していた。
また蘭が自分で乳房を揉み立てている。
大きな胸肉に細い指を食い込ませ、強く揉み込む。
ふたりの荒々しい愛撫に馴染んでしまい、強く揉みしだかれる良さを覚え込んでいるのだ。
乳首までこね始め、尻を盛んに荒戸に押しつけている。

「いきたいか、蘭」
「ああ……」
「言えないのか、え?」
「い、意地悪っ……」

蘭は吐き捨てるようにそう言って、真っ赤になった顔を背けた。
わかっているくせに、どうしてこの新一はこうやって虐めるのだろう。
虐められることで背筋が震えるような被虐快感を得ながら、蘭は身悶えていた。

「仕方ないな、じゃあ言わなくていいから意思表示だけでもしろ。いきたいんだな?」
「……」

蘭はまた恥ずかしそうに横を向き、コクンと頷いた。
目は堅く閉じられている。

「そうか。蘭はお尻を抉られて気をやりたいんだ。そうだな?」
「っ……」

一層に頬を紅潮させ、それでもコクッと頷く。

「俺のペニスを尻の穴をいっぱい突いてもらいたいんだな? で、尻の奥にたくさん射精して欲しい、と。そうなんだな?」
「やっ……そ、そんなこと言わないで……」
「じゃ、しないでいいのか?」
「い、いや!」
「なら返事しろ。チンポでいっぱい突いてもらって、尻の中にたっぷり射精して欲しいんだな?」
「くっ……」

蘭は両手をぐっと握りしめながら、小さくコクッと頷いた。
荒戸が阿武に目で合図し、阿武がカメラマンに伝達する。
荒戸は蘭の肩に顎を乗せ、黒い髪の甘い香りと肌の温かさを楽しみながら耳元で命令した。

「自分でマンコ拡げてみな」
「やっ……、な、なんでそんな……」
「いいからやれ。やらねえといかせてやらんぞ。そっちも良い気持ちにさせてやるから」
「……」

蘭は言われるままに自分の秘裂に手を伸ばした。
細い指先が震えている。
自慰すらあまりしなかった蘭は、自分でそこに触れることはあまりなかったのだ。
普段なら絶対に拒絶するだろうが、今の蘭にはそこまでの強靱さはない。
震える指が、そっと割れ目を押し開き、内部を露出させていく。
そこにカメラが近寄り、接写で少女の媚肉を捉えている。
蘭は相変わらずカメラの存在には無頓着だが、それでも誰かに凝視されている感覚はあるらしく、恥ずかしげに「ああ……」と呻いていた。

「新一……、あ……も……もう許して……こんな恥ずかしいこと……ああ……」

いやと言っているのに、蘭の媚肉からはとろりと蜜が零れてきた。
恥ずかしいことをされている、しかも見られているということで、激しく官能が刺激されているのだ。
そこに阿武がずぶりと中指を突っ込んだ。

「あう!」

蘭の裸身がギクンと震えた。
思わず伸ばしたその腕は、阿武の手を掴んでいる。
止めているのではなく、むしろ「もっと」とでもいうように引っ張っていた。

荒戸は片手で蘭の腰を持ち、片手で乳房を揉んでいる。
そこにもう一本の手が媚肉を嬲っている。
新一とふたりしかいないはずの状況で、そうした不可解なことが起こっているのに、気にする素振りもなかった。
阿武の指がぐるっと回転して、膣内をかき回す。
指一本でも狭い膣は、内部に行けば襞が蠢動し、絡みついてくる。
膣口は、指を押し込まれた分だけ愛液を噴き出した。
膣道を指で擦り、軽く爪で引っ掻いてやると、蘭は腰をうねらせて悶え、嬌声を上げた。
荒戸がまた耳元で言う。

「マンコもびっしょりらしいな、蘭。どうだ、マンコにも欲しいだろう」
「ああ……、もう……」

蘭は素直に頷いた。
その顎を掴んで自分の方を向かせてから荒戸がまた言う。

「でもな、俺のチンポは蘭の尻の穴がくわえ込んでて離してくれそうにねえんだ。どうするかな」
「そんな……、こ、ここまでしておいて……」
「そんなセリフをおまえが吐くとはな。くく、いい傾向だ。じゃ今度は言えるだろ? マンコにください、マンコ犯してって言え」
「いや……よ……んんっ……どうして意地悪ばっかり……んふっ……」
「蘭が可愛くてたまらないからさ。虐めたくなるんだよ。でもな、言わなきゃしてやらねえぞ」
「……」

蘭は、僅かに残った理性と倫理を肉欲の疼きと戦わせてみたが、あっさりと前者は降伏したらしい。
背徳感は否定的な立場ではなく、逆に官能を昂ぶらせてしまっている。

「あっ、あっ……!」

動いて欲しくてきゅっと締まっているアヌスから、ぬうっとペニスが引き抜かれていく。
締めつける粘膜を引き剥がすように肉棒が半分ほど露出すると、今度は同じ速度で中に押し込まれる。
へばりついた肛門の粘膜が巻き込まれながら中に押し戻される感覚と、そこを強く擦られる刺激に蘭は大きく喘いだ。
それでいて頂点にまでは届かない。
そこに達するには、もっと強く激しく動いてもらわないと足りないらしい。
蘭は切なそうな、恨めしそうな美貌で振り返って荒戸を見つめる。

「も……っと……」
「もっと動いて欲しいんだな」
「……」
「なら言えよ、マンコにくださいって」
「や……」
「いやだと? これでもか?」
「んひっ!」

荒戸はきゅっと乳首を指でひねり潰した。
その鋭い痛みすら、今の蘭は快楽となってしまう。
さらに腰を動かし、ゆっくりと肉棒を出し入れして蘭に快感を注ぎながら、それでも決していかせずに徹底的に焦らした。

「いやああ……ひどい……こ、こんなの……」

蘭は半泣きで抗議したが、それでも腰が勝手に動いて少しでも抽送しようとしていた。
ゆるゆるとアヌスを犯され、目の前でじっと自分を見ている新一──阿武を意識しているからなのか、指が離れても蘭の媚肉は花開き、奥を覗かせていた。
クリトリスも勃起して露わになっているし、膣口までが小さく開いて時折ぶくっと蜜を零している有様だ。
もう崩壊寸前になっている少女に、阿武がだめ押しするようにトランクスを脱ぎ去った。

「ああ……」

自然と蘭の視線がそこへ向く。
先端から透明などろっとした粘液を滴らせた男根は、たくましく反り返っていた。
荒戸のものに負けず硬そうで、やや右側に曲がっているのがいやらしかった。
阿武の獣欲が充満しているかのように勃起して膨れあがり、びくびくとひくついていた。
ごくりと喉を動かして凝視している蘭の耳元で荒戸が言う。

「どうだ蘭、あっちの新一のチンポもなかなかのもんだろう。あれがおまえのマンコに入ってくるんだぞ、嬉しいだろ」
「……」
「さ、もう言えるよな。蘭のマンコに入れて下さいって」
「あ……」

蘭は真っ赤な顔を背けて小さくため息をついた。
もう身体は抑えが効かないほどに火照っている。
子宮から燃え始めた官能の炎はとうに媚肉出口まで到達しており、全身にくまなく回っていた。

「……して」
「もっとはっきりと」
「し……して……あ、あそこに……」
「マンコ」
「やっ……ら、蘭の……お、お……オマ……ンコにして……」
「もう一度」
「もうやああ……ら、蘭のオマンコに……い、入れて……!」

ふたりは顔を見合わせてげらげらと笑った。
本物の新一に抱かれた当時の蘭であれば、間違っても口に出来なかったセリフだったろう。
それをここまで言わせるまでに成長させたことに満足感を覚えている。
荒戸は乳房を緩く揉みしだきながら、今度は褒めるように言った。

「よし、よく言えたな、蘭。じゃあご褒美をやろう」
「ああ……」

涙で滲む蘭の視界に、阿武が迫ってくる。
手を添えたペニスはびくびくと脈動しており、早く蘭に入らせろと怒っているように見える。
硬くそそり立ったペニスの先がゆっくりと媚肉にあてがわれると、蘭は少し慌てたように言った。

「ま、待って新一っ……!」
「なんだよ、ここまで来て」
「ちょ、待って! あ、あたし今……その、お尻に……」
「尻には俺のが入ってるんだろ? だから前はあいつが……」
「だから待って! お尻のを取って、それから……」
「冗談じゃねえよ、俺はこのまま蘭に出すまで抜かないぜ」
「そんな……。じゃあ、それが終わるまで、その、前は待って……」
「だめだよ。あいつはもう我慢できないんだ」
「じゃ……じゃあどうするの……」
「鈍いな、蘭。両方いっぺんにするんだよ。知らないか? そういうの」
「な……」

蘭は唇を震わせて唖然とした。
肛門でセックスされることだけでも気が狂いそうなのに、この新一たちは肛門に入れたまま媚肉も犯すというのだ。

「い、いやいやいやっ……そんなこと絶対にいやよ!」
「なんで? マンコでも尻でも気持ち良かったろ? それが同時にされたらどれだけ気持ち良いか……」
「で、でも、だめよそんなのっ……新一、やめて!」
「やめねえよ。阿武、もう入れちまえ」
「はいよ」
「い、いやああっ!」

後ろから荒戸が蘭の腿に手を掛け、大きく開脚させている。
そこに阿武が入り込み、濡れて蜜が滴っている媚肉に押しつけたペニスを埋め込みにかかった。

「やっ……んっ……だめっ……あ……んんっ!」

ぶくりと膨らんだ亀頭がじわっと沈んでいく。
言うまでもなく、カメラを意識してわざとゆっくり挿入しているのだ。
阿武の男根は蘭の膣口を押し広げ、亀頭には粘膜がへばりついている。
それを巻き込ませながら奥へと進んで行った。
媚肉が貫かれることによって括約筋もきゅうっと締まり、今まで以上のきつさを荒戸のペニスに与えている。

「んっ、あっ……やだっ、入るっ……入って、くるっ……んああっ」

阿武は中に入れ、少し抜いてからまた中に入れることを繰り返している。
少しずつ押し込み、とうとう根元までペニスを挿入しきってしまった。
全部埋め込んでから、またゆっくりと引き抜き、押し込むことを数度やって見せて充分に撮影させてから、一気に奥まで貫いた。

「あう!」

子宮口に届かされ、蘭は仰け反って呻いた。
びりびりと子宮が痺れる。
もとよりアヌスは荒戸の太いのを突っ込まれて痺れきっている。
前と後ろの穴から発せられた痺れは腰から上下に分かれ、蘭は爪先から脳天まで全身が痺れてしまっていた。

人並み以上の野太いものが二本もぶち込まれた蘭の腰が軋んで悲鳴を上げていた。
蘭の豊満な臀部をもってしても、長大な男根が二本挿入されている様子は圧巻で、カメラのレンズに圧倒的な迫力を伝えている。
カメラがすっと引き、おのおののポジションに戻った。
一台はそのまま蘭の足下から股間を捉え、一台は横に回って蘭の肢体を万遍なく撮影している。
あと一台は頭の方から、密着する男女の腰や揺れる乳房を捉えていた。
そして今日はもう一台、天井に無人カメラが設置してあった。
仰向けの蘭を真上から撮っているのだ。
ハメ撮りのような迫力はないものの、手ブレのない映像で冷徹に蘭の身悶えを記録していた。
カメラなど目に入らない蘭は、もう堪えきれないように大きく喘いだ。

「あっ、ああっ……こ、こんなっ……りょ、両方なんてっ……んひっ」
「どうだ、蘭、いいだろ? 前と後ろを両方とも犯してもらえるなんて幸せじゃねえか」
「やあっ……あ、そんな深くだめっ……お、奥っ……奥に来てる……んんっ……あはあっ」

阿武の大きく膨らんだ亀頭とカリが、蘭の膣内を遠慮なく抉り、擦っていく。
事前に腸管奥にまで入り込んでいた荒戸のものと阿武の男根が肉壁を経て擦れ合い、その熱がアヌスと膣に返っていった。
それまで阿武の強い突き込みをサポートするようにゆるゆるとアヌスを抉っていた荒戸も、負けじと激しく突き始めた。
突如、激しくアヌスを責められた蘭は、目を見開いて絶叫した。

「んあうっ、新一っ、だめ、急にそんな強くっ……あ、あぐうっ、お尻だめっ……ひっ、つ、強すぎるっ……あああ、それだめえっ、中で……中で擦れてるっ……」

荒戸には阿武の、阿武には荒戸のペニスの感触が蘭を通じて感じられていた。
どちらも硬く熱く、蘭を泣かせるには充分の逸物だった。
たくましすぎる二本の肉棒で、同時に二箇所の女穴を抉られ、蘭は悲鳴混じりの喘ぎ声を放っている。
サンドイッチファックが初めてだとはとても思えない反応だった。
上下からリズミカルの突き込まれ、蘭の裸身が波打つように跳ね、うねった。
乳房はぶるんぶるんと大きくたわみ、跳ね、弾んでいた。
膣口も肛門の括約筋がびくびくと痙攣し、ふたりのペニスを盛んに締めつけてくる。

そこで体位が変わった。
前からのしかかっていた阿武が少し腰を引くと、蘭の下にいた荒戸が起き上がり、蘭を挟んだままで背面座位となった。
阿武とは対面座位である。
身体が大きく動くと、蘭の中に挿入された二本のペニスも膣内と腸管でごろりと転がって、強い刺激を蘭に与えた。

「んはあっ……!」

姿勢を整えてから、ふたりは本格的に蘭の二穴を犯していく。
ギリギリと食い締めてくる肛門をこじ開けるようにして激しく蘭の直腸を突き込んでいく荒戸。
膣奥最深部、子宮口にねじ込めるほどに深くまで挿入して胎内を抉り抜く阿武。
二本の男根をねじ込まれて、蘭はガクガクと腰を揺らし、喘ぎ、よがった。

「だ、だめだめっ、そんな強くっ……あ、お尻もだめえっ、ふ、深すぎるっ……ああ、そういう風に動いたら……ああっ!」

身体の芯で燃え始めていた官能は、凌辱が激しくなるにつれて火勢を強めていく。
発生した熱は蘭の理性を灼き尽くし、肉欲のみに反応する淫女のような表情となっていった。
あれほど脅え恐れていた二本責めにもすっかり馴染み、今では二本の男根に貫かれることへの悦びすら感じていた。
そんな蘭に、責める阿武も荒戸も大喜びで、溢れ出る愛液でねとねとになった陰茎を駆使して膣とアヌスを犯し、蘭の肢体を貪っている。

「いい顔だな、蘭。くく、すっかりセックスの味を覚えやがって。もう俺たちから離れられねえだろ」
「んっ、あうう……」
「よがってばかりで言葉にならないのか。ほら、蘭」
「ん……」

荒戸が声を掛けると、蘭は快楽にとろけてぼんやりとした瞳で振り向き、薄く唇を開けた。その僅かな隙間から、そっと舌先まで覗かせていた。
蘭は、新一──荒戸がキスを求めたのだと覚り、それに応えるべく顔を向け、唇を差し出したのである。
舌までそっと出していたということは、蘭自身、激しいディープキスを望んでいたのだろう。
いつになく従順に唇を与えようとする蘭に興奮したのか、荒戸は蘭の髪を掴み、その顔を引き寄せて荒々しいまでに口を吸った。

「んっ! んむっ……んんん……」

蘭は、乱暴なキスだったので反射的に顔を振って振りほどこうとしたものの、難なく顔を押さえ込まれ、激しく唇と舌を吸われた。
簡単に舌を絡め取られ、咥内を蹂躙されていく。
タバコ臭い口だった。
喫煙には縁のないはずの新一とは思えなかった。
しかし、そんな疑惑も中年相手の脂っこいセックスによって強引に忘れさせられている。

「んんむ……むうう……じゅっ……ちゅううっ……んぷっ……」

舌の付け根から引き抜かれるほどに強く吸われ、蘭は頭の芯がくらくらしてくる。
暴力的なキスが「男らしさ」のように思えてしまい、夢中になって荒戸の舌を吸い返した。

「んあっ……あ、はあ……はあ……はあ……あうむっ!」

荒戸が息継ぎで口を離すと、すぐに阿武が蘭の顔を持って自分に向け、その唇を奪った。
この口もタバコの悪臭がすごかった。
なのに蘭は、まるで甘美な果実を味わうかのように、荒戸の舌と唾液を堪能している。
阿武の舌が蘭の咥内深くに入り込み、柔らかい舌に絡みついていく。
蘭の顔を横に向けさせ、双方の顔が十字になるように重ねて、より深くキスできる姿勢になった。
激しく口を吸い合い、蘭は自分の唾液を阿武に吸い取られ、逆に流し込まれた阿武の唾液を飲み下した。

「んっ……んくっ……んきゅっ……んんん……ちゅぶっ……んっちゅ……んむ……」

蘭の眉間に皺が寄り、呼吸が苦しくなってきたのを覚ると、阿武がようやく口を離した。しかし、蘭は深呼吸を少ししただけでまた荒戸に口を重ねられた。

「んぷあっ、あ、あはあ……はあ……はあ……あ、また、んむううっ!」

荒戸が終わるとまた阿武が唇を重ねる。
次々とキスの洗礼を受け、蘭の頭が白く灼けていく。
もともとキスは好きだったが、濃厚なキスを覚えさせられ、ますますキスされることで官能が高ぶってしまう。

(ああ……新一……新一……新一とキスしてる……ああ……)

ふたりの激しいキス責めは、蘭にとっては新一によって連続的にキスされているのと同じである。
最愛の相手と好きなキスをしているのだから、拒む理由もなかった。
次々と男に吸われ、舌を与え、咥内までも許した蘭の肉体は、比例して性感が上昇する。
キスの回数が増えるにつれ、脚が小刻みに震えだし、腰が痙攣していった。
口を離した阿武がにやつきながら聞いた。

「いきそうだな、蘭。いくのか?」
「あうう……、も、だめ……うむ……い、いく!」

ガクンガクンと蘭の腰が大きく揺れ動き、前後の穴が激しく収縮してふたりのペニスを締め上げた。
背中が弓なりにしなり、後頭部が後ろにいた荒戸の肩によりかかる。
うなじを肩に擦りつけるようにして何度も仰け反っている蘭の美貌を、余すことなく天井カメラが撮影していた。

「ん……ああ……」

絶頂の余韻に浸っているのか、蘭は小さく呻いて身体を時々びくっと痙攣させている。
阿武の腕を掴んでいた手からは力が抜け、ぶらりと両側に垂れ下がっていた。
蘭の頭を掴んで荒戸が聞く。

「派手にいったな、蘭。そんなによかったのか?」
「ああ……、あ、あたし……新一……」
「くく、これだけセックスに馴染んだくせに、いった顔を見られるのはまだ恥ずかしいのか。まあ、そこが蘭のいいところだがな」
「そ、そんな……こと……言わないで……は、恥ずかし、ああっ!」

快楽に酔い痴れたままの蘭を許すほど、このふたりは甘くなかった。
きつく締めつけてくる媚肉とアヌスに突っ込んだままのペニスたちは、すぐにまた蘭の裸身を責め始めた。
いかされたばかりで爛れているアヌスと膣が、またも硬くそそり立った熱いもので犯され、粘膜を思い切り擦りあげられて蘭は喘ぎとも悲鳴ともつかぬ声を放った。

「いいあっ! んんっ! あっ! んあっ! くああっ!」

美少女の、悩ましくも愛らしい喘ぎ声も、突き出されたガンマイクでしっかりと収録されている。
荒戸も阿武も、もうあまりカメラは気にせず、膣と肛門を遠慮なく貫いていた。
前から阿武が右の乳房を、後ろから荒戸が左の乳房を担当して、それぞれに揉みしだいている。
丸く大きな肉塊に、男の武骨な指が食い込んで、その美しい形状を柔らかく潰していた。

乳輪を指で潰され、括り出された乳首をきゅっと抓られる。
こりこりに硬くなった乳首を男の唇が吸い付き、強く吸ってから歯で甘噛みする。
唇で挟んで舌でこねる。
勃起した乳首が指で乳房に埋めるように押し込まれる。
何も考えず鷲掴みされ、ぎゅうぎゅうと強く揉まれ、こねくられる。

喘ぎ、よがるヒマがないほどに胸を責められ、蘭は舌足らずな悲鳴を上げた。
どんな風に愛撫されても、乳房や乳首から電流を通されたような刺激が発生し、背中を突き抜けて脳天まで快感が届く。
胸から湧き起こった快感が子宮に達し、膣から新たな蜜を際限なく分泌させた。

「あ……あ……、お、おっぱいがいい……んんっ……あうっ、そ、そんなに強く揉んじゃ……ああっ!」
「何を言ってる。激しくされる方がいいんだろう、蘭」
「あ、あ……いい……ら、乱暴にされると、んんっ……くうっ……」

胸を揉み込みながらも、男たちの突き込みも激しくなっていく。
荒戸が肛門を突くペースが上がると、負けじと阿武も媚肉を抉る速度を上げた。
リズムを合わせることもあれば、わざとタイミングをずらして突くこともあった。
同時に深くまで突かれると、肉棒同士が中で激しく擦れ合って、蘭の官能を火のように燃え立たせる。
ずらして挿入されると、常にどちらかのペニスが蘭の腹の中にあることとなり、狂おしいほどの快感を伝えてくる。

「んああっ、いっ、いいっ……くあっ……だめ、いいっ……やあっ、き、気持ち良いっ……!」
「そんなにいいのか、このスケベめ。よがり狂いやがって。どこがそんなにいいんだよ」
「あ、あそこ……あう!」

蘭がそう言った途端、荒戸がぎゅっと乳首をひねり潰す。

「何度言えばわかるんだ。そうじゃないだろ?」
「ああ……、お……オマンコ……がいい……ああっ」
「そうだな。それだけか? 尻はどうなんだ?」
「んんっ、お尻っ……ああうっ、お尻も……お尻の穴もよくて、あっ、お、おかしくなりそうなくらい、いいっ……!」

ふたりの男たちの激しい責めも、蘭の若い肉体は受け入れていた。
前後の穴からだらだらと淫液を垂らして、男根の挿入を助け、促している。

「奥まで欲しいか、ほれ!」
「んあっ! ほ、欲しっ、い……ああっ……オマンコの奥っ……あ、それ深すぎるっ……あ、当たる、いちばん奥に当たって……い、いきそうっ……」

そう言うや否や、また蘭は達した。子宮口を思い切り亀頭で抉られて、たまらず絶頂したのだ。
子宮という敏感な器官ですら、いつしか蘭の重要な性感帯とされてしまったようだった。
ぶるぶると震える腰を掴みながら、荒戸が強く打ち込んだ。

「あうっ!」
「尻はどうだよ、尻は。尻も奥までか?」
「んっ、奥っ……あああ……お尻の奥まで来てる……し、新一のが奥まで……くうっ」

阿武が腰を微妙にうねらせながら言う。

「こういうのはどうだ、蘭」
「ああっ、そ、それ感じちゃうぅっ……し、新一の……新一のお、おちんちんがあたしの……ああう……オ、オマンコの中で……ああ……おちんちんの頭が、んんっ……な、中を削ってるみたいっ……ひっ、いいっ!」

今度は荒戸が腰をくいっと回してから、ずぶっと根元まで肉棒を埋め込む。

「こっちはどうだ?」
「んはあっ、深いっ……! お、お尻の奥まで入ってきてる……新一のがあたしのお尻の奥に……す、すごい……お腹の奥まで犯されて……あああ、
またよ……だめ、またいく……んんっ、い、いっく!」

蘭の腰が荒戸の上でガクンっと跳ね上がった。
今度は肛門でいったらしい。
それでも荒戸も阿武もまだいっておらず、盛んに蘭の股間を抉っている。
いかされた直後だというのに、また蘭はふらふらと頂上を目指して感応し始めた。

「あ、あ……まだだめよ、新一、あっ……あ、あたし、いったばっかりなのに……あ、あ、でも……ああ、でもまた……またいきそうになってる
……ああっ、い、いいっ!」
「なんだよ、蘭。もう何度もいったのに、またいくのか」
「ああ……で、でもホントにまたいきそうなの……し、新一が悪いのよ、ああ……こ、こんなにするなんて……いあっ……」

蘭の痴態、媚態に、さすがにふたりも冷静でいられなくなる。
あの蘭が美貌を性にとろけさせ、よがっている。
その喘ぎ声は、聞いた男すべてをけだものにするほどの性的パワーがあった。
実際、手の空いているビデオスタッフは、蘭のセックスを見ながら自慰をしているのもいた。

まず阿武の方が音を上げ始めた。
膣の収縮は激しく、きゅうきゅうと肉棒を絞り上げる。
ぐぐっと亀頭が一回り大きく膨れあがり、射精の限界に来ているのが判った。
蘭はそれを敏感に察し、喘ぎながら拒んでいる。

「あ、あっ! し、新一の中で……あたしの中でまたおっきくなってるっ……あ、だめ、中は……中はやめて、んんっ」
「なぜだい? 俺は蘭を愛している。蘭だってそうだろ?」
「そ、そうだけど……あう、あううっ……いい……」
「俺は中に出したいんだよ」
「で、でもそんなことされたらあたし……あ、あは……あ、赤ちゃん出来ちゃう……あああ……」
「今さら何だい。あれだけ何度も濃いのをたっぷりと中に出されてるんだ。もうどうせ孕んでるよ」
「そんな……ひどい、ああう……いっ、いい……そ、そこ! あ、いいっ」
「いいな、中に出すぞ」
「あああ……ああ、もう何でもいい……だめ、いきそうなのよ……いっ、いかせて……ああ……」
「く、くそっ、色っぽい声でよがりやがって! 蘭っ、出すぞ、蘭っ!」
「あひっ、ふ、深いっ……オマンコの奥に来てる、ああ、いっ……いっく……いくうっ!」
「くおっ!」

阿武は喉の奥で唸ると、思い切り蘭の膣奥までペニスを差し込み、亀頭が子宮口へ完全にめり込んだ。
亀頭の先に子宮を感じ取ると、阿武はたまらず射精した。

どっぴゅううっ、びゅるるっ、びゅるるっ、びゅくっ。
どくっ、どくっ。
どぶどぶっ。

「ひああっ、でっ、出てるっ! 新一の精液、ああっ……あたしの……あたしの子宮の中に直接……あ、熱いっ……」

亀頭の先が子宮口にめり込み、尿道口が子宮内に開放された。
その状態で粘りの強い白濁液が、蘭の子宮内へ直接放たれる。
濃厚な精液が子宮の奥の壁にぶち当たり、子宮内を巡るように流し込まれていく。

「お、お腹の奥に出てる……す、すごい、こんなに……ああ、まだ出てる……し、子宮がいっぱいになる……ああ……」

まだびゅくびゅくと射精を続ける阿武の肉棒にうっとりしながら、蘭は仰け反って痙攣している。
子宮に射精される感覚を身体が学習しているらしい。

そんな蘭を見て、荒戸も堪えきれなくなる。
阿武のペニスが、蘭の子宮付近でびくびくと脈打ちながら射精しているのが肉壁を通して伝わってくるのだ。
射精を受け、蘭の子宮もびくっ、びくっと脈動している。
噴き出される精液を飲み下しているかのようだった。
射精された快感で、またしても気をやってしまい、胸の上にぐったりと身を投げだしている蘭の胸を揉みながら、荒戸がガンガンと腰を打ち込んだ。

「蘭っ、こっちも出すぞ!」
「ああっ、お尻っ……いやああっ、、お尻でいく……い、いくっっ!」

頭がガクガクっと前後に振られ、荒戸は危うく蘭の後頭部で頭突きされるところだった。
それでも、今までにないほどに強くきゅっと引き絞られたアヌスの甘美さで、荒戸は思い切り射精した。

「お、おっ……!」
「いくううっ!」

荒戸は蘭の腰をがっしりと掴み、思い切り腰を突きつけて射精した。

びゅううっ、びゅくくっ、びゅくっ。
どびゅっ、びゅっ。
ぴゅるるっ、どくどくどくっ。

阿武に負けぬほどに勢いよく射精された精液は、蘭の腸管を穢していく。
アヌスはぐぐっと大きくなったペニスを感じ取り、腸壁は精液の熱さと濃さを感じ取っている。

「んっはあああっ、いやあっ……あ、出てるっ、お尻の中まで……お尻の中まで出てる……あう、そんな深いところで出すなんて……う、うむ……いく!」

蘭は、激しく噴出され、腸壁に引っかけられる精液の熱さでまたいった。
濃厚な精液は腸壁の襞に粘り着き、こびりついた。
こちらも際限なく吐き出され、蘭は精液で浣腸されているような錯覚を受けている。
腸がググッと小さく鳴った。

「あ、ああ……まだ出てる……あああ、前も後ろも……あうっ、だ、出しながら突かないで、またいっちゃう……た、たまんない……お腹、熱い……い、いい……いくっ!」

蘭は股間の小さなふたつの穴で、ビクビクと脈動する二本の太いペニスを盛んに締めつけていた。
まるで全部出せと言わんばかりに絞り上げている。
身体の深いところで精液が弾けているのを実感しながら蘭はまた絶頂し、そして意識を失っていった。


      戻る   作品トップへ  第九話へ  第十一話