「んんっ……ふっ……はむ……じゅくっ……んっ……」
ユリは遠慮がちに、というより、嫌がって、やっと唇を触れさせている程度だ。
憎い相手の性器を口で奉仕する屈辱と、そのペニスで散々絶頂まで押し上げられた恐ろしさが
ない交ぜになっていた。
スペンサーはわざとらしく言った。
「ふざけてるのか? そんなことじゃ、いつまでかかるかわからんぞ。いいか、終わらない
限りこのままだ。それとも俺の方から動いてやろうか? おまえの顎が外れるほどに突き込ん
でくれるぞ」
「……」
ユリは諦めたようにうつむき、そして目を閉じたまま大きく口を開けた。
「んむっ……ふっ……んれろ……うんっ……んむむうっ……」
虫唾が走るほどに嫌いな男の性器を舌を這わせねばならない。
その屈辱と、ペニスから発する濃厚な男臭で、ユリは戻しそうになる。
亀頭部をねっとりと舐め、そのまま舌を伸ばすと裏筋のあたりとちろちろと優しく舐める。
ユリはフェラチオ自体はあまり好きではない。
セックスとは男への奉仕ではなく、男女対等なものだと思っていたからだ。
69で舐め合うならともかく、フェラのみでは一方的な女の奉仕だ。
それでも、過去の経験で覚えたテクニックをスペンサーの男根に施した。
イヤなのだが、それだけにさっさと終わらせたかったからだ。
射精させればいいのだ。
「んん……んむっ……おっ、おぐっ……んぷっ……ん、ん、んちゅっ……」
ユリ自身、あまり男に「仕込まれた」つもりはないのだが、彼女の舌は的確にポイントを
突いてきた。
清純な美貌とは似つかぬテクニックで、舌が勝手に蠢いている。
唾液でぬめった舌が、肉棒に巻き付くように愛撫する。
唇を丸く開け、カリの裏の感じる部分をこそぐように擦っていた。
そして白く細い指は、とても口に入りきらないサオの部分を優しく握り、さすっている。
スペンサーは、「言うことを聞かないと、顎が外れるほどに突いてやる」と言ったが、そんな
ことされなくても顎が外れてしまいそうだった。
太いのだ。
唇の端が裂けそうなくらいだ。
ユリの小さな口いっぱいに、極太のペニスが蹂躙している。
実は、スペンサーに隙が出来たら咬みきってやろうかとも思っていたのだ。
それどころではなかった。
咬もうにも、あまりにも太くて顎が言うことを聞かないのだ。
目一杯に口を開けさせられていると、閉じることも出来ないということを、ユリは初めて
知った。
さすがに気持ちいいのか、スペンサーがやや上擦った声で指示した。
「よ、よし。じゃあ、今度はもっと深くまでくわえろ」
「……」
「出来るだけ深くだ、いいな?」
そう言われても、こんな大きなものを深くまでくわえたら喉にまで届いてしまいそうだ。
ユリがためらっていると、スペンサーはいきなり腰をぐいっと突き出してきた。
「ぐっ、んぐううっっ!?」
突然のどの奥まで突き込まれ、ユリは目を白黒して呻いた。
とても我慢出来ず、スペンサーの腰を押して、口からその性器を吐き出した。
「きさま!」
「あうっ!」
スペンサーは、グラブのような大きな手でユリの頬を張った。
ビンタ慣れしているのか、軽く張ったようだったが重い衝撃が少女の顔を捕らえた。
脳震盪寸前のショックで、ユリは呆然とする。
「誰が吐き出せと言った。奥まで飲み込むんだよ」
「……」
「ほれ」
「あっ……」
男はユリの顔を抑えると、その唇にペニスを押し当てた。
再度のビンタを恐れ、ユリは口を開けた。
「んっ……ぐっ……」
唇の端が裂けそうだ。
さっきよりも太くなった気がする。
硬くもなっていると、舌の感触が告げていた。
「んん……んんっ……ぐうっ……」
ユリは涙目になりながら、ようやく根元までくわえた。
喉の奥まで男根が侵入しているのがわかる。
咥内だけでなく、喉までペニスに犯されていた。
気道が塞がれてしまうのか、ユリが息苦しそうな表情になった。
取り囲む男どもは、そんなユリの美貌が苦悶に歪むのを、血走った目で見ていた。
類い希な美少女が苦しげに呻く表情ほど、男を昂奮させる代物はないのだった。
「んぐほっ……ぐうっ……ぐっ、んむっ……」
ユリが突然えづきあげた。
スペンサーが、突っ込んだ肉棒で喉奥を突いたのだ。
その粘膜を硬い亀頭部で突つかれ、トラコンの少女はたまらず咳き込む。
(う、嘘つきっ……私からくわえたら動かさないって言ったのにっ……)
ユリが睨みつけると、スペンサーは言った。
「言ったろう。そんなおしゃぶりじゃいつまでたっても俺はいけないぜ。時間がないんだ、
さっさとやれってことだよ」
「んく……」
腹の底にドロドロと黒い怒りがこみ上げるが、ここは従って終わらせるしかない。
ユリは再び悔しい愛撫を開始した。
長すぎるサオに舌で唾液を馴染ませていく。
そうしてぬるぬるになったペニスを口から抜き差しさせて、唇で締めつけるようにしごいて
やる。
もう口の中はペニス以外の隙間がなかったから、そんなことをする必要はないようにも思えた
が、頬をへこませるようにして真空状態にする。
そうしてぬめついた頬の粘膜で、敏感な亀頭の先やカリを押しつけ、擦った。
「んん、んぐ、じゅんっ……っく、んむっ……んじゅるっ……あ、あむっ……はんむ……
んぷっ……むむう……」
朱唇でしごくため、指でペニスを掴んでいるが、その指でも刺激を与えることは忘れない。
二重にしごいて擦り、男にさらなる快感を送り込んだ。
長大な肉棒を吸い込み、舌で舐め、唾液を塗りたくって粘膜で刺激する。
スペンサーも快感が強くなり、ユリの顔を押さえる力もつい強くなる。
「くっ……な、なかなか巧いな、ユリ。いったい、どれだけの男に仕込まれたんだ?」
「んんんっ」
違う、と言いたげに、ユリは首を振った。
男の発する淫らな言葉は、確実にユリの心に染みていく。
スペンサーが言葉を掛けるごとに、ユリの顔が紅潮していくのがわかる。
「それとも、行きずりの野郎でも、男と見りゃチンポくわえてやがったのか?」
「んんんっ!」
こんなことをして恥ずかしいと思いながらも、ユリは顔を上下に揺らしてくわえたペニスを
しごく動きを止められなかった。
じゅぶっ、じゅぶっと淫猥極まりない音をさせながら、肉棒を吸い上げていく。
自分の動きが徐々に激しくなってきていることに、ユリは気づいているだろうか。
小さい唇の締めつけも、中でペニスを舐め回す舌の動きも、これ以上ないほどに活発になっ
ている。
「ん、ん、ん、じゅぶっ、むんっ、んっ、んちゅっ、はんむっ、じゅぶぶっ、じゅっ、じゅ
るるっ、んむ、んむうっ……」
人が変わったようなユリの動きに、スペンサーもうっかりすると射精してしまいそうな感覚に
なってきた。
こめかみに力を込めて堪えていると、ロックが小声で囁いた。
「兄貴」
「どうした?」
「ほら、これ」
ロックが指差したのは、ユリのヒップだった。
犬這いでスペンサーの肉棒をくわえていたユリは、いつの間にか腰をロックの方に突き出して
いたのだ。
その尻が少し上下運動している。
よく見ると、少し股を開いて、尻たぶの間に彼の脛に挟んで擦りつけているではないか。
スペンサーのペニスを舐めているうちに、欲しくなってきていたのだ。
野太い肉棒に奉仕させられているうちに自分でも昂奮してきてしまい、媚肉が疼いていたの
だろう。
そのカッカする膣口を、男に押しつけていたのだ。
立って見ていたロックの脛で、媚肉を擦っていたのである。
男の毛臑でオナニーしていたようなものだろう。
もうロックのすね毛は、ユリの蜜ですっかり濡れそぼっていた。
ペニスで口を犯され、また言葉で責められ、ユリは燃え上がってしまっていたのだ。
こうなれば遠慮することはない。
スペンサーはユリの顔をがっしり両手で掴むと、ズンズンと腰を打ち込み始めた。
「んぐうっ!? ぐっ、んぐっ、んっ、ごっ、んほおおっ……」
眉間に深い皺が寄っているのは、苦しいだけということではあるまい。
またしても男の方から突き込まれ、ユリは呼吸困難の苦悶と、無理に犯されているという倒錯
した恍惚の表情を、その美貌に浮かべてきていた。
手のひら、舌、唇の動きが一層激しくなった。
鍛えているスペンサーでさえ、その技巧と悩ましい美貌に辛抱たまらなくなっていた。
「くう……よ、よしっ……出すぜっ」
ユリはその声すら聞こえないかのように、行為に没頭していた。
舌の裏側で亀頭部を包み込むように押さえつけ、カリを唇で思い切り締めつけると、ペニスは
限界を突破した。
ただでさえ大きな亀頭部がさらにぐうっと膨れあがり、ビクビクっと男の腰が震えたかと思う
と、耐えに耐えていたものがユリの咥内に噴出した。
びゅるるんっ。
びゅくびゅくっ。
びゅうっ。
びゅびゅっ。
勢いよく射精された精液は、ユリの口中を犯した。
スペンサーは喉の奥で射精して、喉奥に流し込んだかと思うと、少し引き戻して口の中まで
汚した。
「んっ、んふうっ……んんっ、んむっ!」
大量の精液を口に出され、ユリは目を白黒させて顔を振ろうとした。
顔に出されるのもイヤだったが、飲まされるなんてとんでもなかった。
もちろん、そんな経験は一度もない。
なのにスペンサーは、逃れようとしているユリの頭と顔をがっしり掴んで決して離さなかった。
そして射精が終わるまでそのままユリの顔を己の股間に押さえつける。
腰を何度も振って、ユリの口にしゃくり上げるように突き込んだ。
喉も咥内も、どろりとした精液にまみれてしまった。
口から鼻腔に、ツーンとした精液に匂いが抜ける。
その男臭さで、ユリの頭は痺れてしまった。
口に出された精液を、命令されたわけでもないのに飲み下していく。
「ん、んくっ……んくっ……くんっ……ごく……んくっ……」
どれだけ射精されたのか、いくら飲んでも飲みきれないと思ったが、直接喉に流し込まれた分
もあって、どうにか全部飲み切った。
「かあっ……げっ、げほっ……ごほっ、がはっ……」
濃い精液が喉に絡む。
異臭を伴ういがらっぽさで、ユリの顔が歪んだ。
ようやく肉棒が口から抜かれると、ユリの唾液とスペンサーの精液のミックスが、名残惜しむ
かのように両者の間に糸を引いていた。
踞っていたユリは、また引き起こされる。
「あ、あ……も、もういや……」
「何がいやだよ。まだふたり……ああ、兄貴入れて三人か、それしか相手してねえだろが。
今日は全員二周するからな」
「そんな……無理よ……」
「無理かどうか、やってみなきゃわからねえさ」
パゴスがそう嘯くと、ユリは諦めたようにがっくりと力を抜いた。
どんなに抗っても、力ずくで犯されてしまうのだ。
下手な抵抗をしても体力の浪費だし、かえって男どもを喜ばせるだけだ。
「へへ」
ユリが観念したと思ったのか、パゴスはその尻をぴしゃっと叩いて持ち上げた。
また後ろから犯されるのだ。
パゴスは自分のペニスを二、三度しごくと、その先端をユリの股間に当てる。
「待て、パゴス」
「へ? まさか兄貴、ここまで来てお預けってわけじゃ……」
「そうじゃねえよ」
パゴスは、スペンサーが耳打ちすると、途端にニンマリした。
「それじゃ、俺が処女をいただいていいんで?」
「処女かどうかわからねえさ」
「どっちでも構いはしませんぜ」
若者は、改めてユリの臀部を見た。
男が挿入しやすいようにか、股間が少し開き気味になっている。
媚肉からはぼたぼたと汁が垂れていた。
床に直接落ちて小さな水たまりを作っていたり、腿を伝って流れているのもある。
ロックとルイーズの放った精液だろう。
もちろんユリの蜜も混じっているはずだ。
パゴスはくねくねと動くユリの尻肉を掴むと、ぐいっと大きく拡げた。
「ああ……」
ユリは秘所を覗かれる羞恥で顔を染めた。
好き放題されているとはいえ、尻を開かれて媚肉や肛門を見られるのは恥ずかしかった。
ユリがただの肉人形にならぬよう、こうして時折、彼女に羞恥を与えているのだ。
しかし今回はそれが目的ではなかった。
尻を開かせたまま、パゴスはその中心部にペニスを押し当てる。
「えっ……」
ユリが青ざめた。
「そ、そこはっ……違うわっ」
「いや違わねえ。俺はユリの尻の穴を犯すのさ」
「そんな……」
「アナルセックスくらい知ってるだろう? それとも初めてか、ケツを犯されるのは?」
「いっ、いやあっっ……!」
前の二人に犯されている最中も、他の連中に散々アヌスをいびられ、悲鳴を上げさせられて
いた。
ユリの気づかぬうちに、すっかりほころび、熱を持ち、柔らかくなっている。
そこにパゴスの硬いものが突きつけられた。つんざくような悲鳴が上がった。
「だっ、だめだめだめぇぇっっ……ひっ、ああっ、ああああああああっっっ!!」
膣から洩れる愛液を塗られ、腸液すら滲み出ていたそこに、太い肉棒のさらに太い亀頭部が
ねじ込まれていく。
「か、はぁっ……さ、裂け……る……」
ユリは大きく首を反らせ、呻いた。
口は開けっぱなしだ。
無意識のうちに前へ這いずって逃げようとするのを、パゴスが腰をしっかり掴んで許さない。
とても入りそうにないように見えたが、ヌヌッと湿った音がしたと思うと、とうとう頭を飲み
込んだ。
「うあ!!」
ユリの腰が大きく震えた。
カリのくびれが肛門の内側にあるのが実感できる。
前触れもなくアヌスを犯され、ユリは頭の中が真っ白になる。
大きな尻がぷるぷると痙攣しているのを見ながら、パゴスはさらに腰を進めた。
意外にあっさり、太い男根がずぶずぶとユリの中に入っていく。
「あ、あ……はっ……ん……はぁ……はぁ……はぁ……」
ユリの苦しそうな喘ぎを聞きながら、パゴスは少し意外そうに言った。
「案外、簡単に入ったもんだな。もしかしておまえ、尻は経験済みか?」
「あうう……」
「あうう、じゃわからねえよ。どうなんだ?」
ユリは弱々しく顔を振った。
それを見てスペンサーが「ふふん」と鼻で嗤った。
「ウソつくんじゃねえ。おまえ、アナルでもセックスしたことがあるんだろう、え?」
「いやっ……」
スペンサーの淫らな言葉で、ユリの脳裏に過去の忌まわしい事件が甦る。
カースターラのことだ。
あの時は、膣は教祖が犯すということで、他の教徒たちには凌辱されなかった。
その代わり、尻の穴をイヤというほどに犯されたのだ。
アヌスを貫かれ、腸内で何度も射精され、とうとう気をやらされるまで犯され抜いた。
その時のことを思い出し、ユリは小さく悲鳴を出した。
「ああっ……」
きゅうっとアナルが絞まった。
パゴスは、ユリの反応に驚きながらも、嬉しそうに腰を送った。
パゴスの腰が、ユリの大きな臀部にペタンとくっつくと、ユリはギクンと仰け反った。
「くぅあっ……んっ、う、うむ……お、大きい……ああ……」
「くく、そうか、俺のはそんなに大きいか。それでそんな気持ちよさそうな顔してるんだな?」
「違う……あっ……大きくって、ああ……お、お尻が……お尻が、あっ、裂けちゃう……」
「心配すんな。こんだけのアナルだったら滅多なことじゃ裂けやしねえよ。もう俺のチンポ
を締めてるじゃねえか。大した尻の穴だぜ」
「やあっ……」
ユリは泣きながら顔を振りたくった。
美しい涙が周囲に弾け飛んだ。
それでいながら、その頬がだんだんと染まってきているのを、男たちは見逃さなかった。
ユリが、本当にアナルセックスを経験しているとは思わなかったのだが、どうやら肛門処女
ではないらしい。
パゴスがわざとらしく失望を表明した。
「なんでえ、この調子じゃ、やっぱり兄貴の言う通り、肛門でも犯ってたんじゃねえか」
「そ、そんなこと、ああっ、な、ないわ……」
スペンサーも調子を合わせてからかった。
「パゴスの言う通りだ。そのケツを見てみろ、いかにも肛門性交向きじゃねえか」
「は、恥ずかしいこと言わないで!」
改めてアヌスを犯されていることを言われ、ユリの頭は羞恥と屈辱で灼け切れそうになる。
尻を犯され、悶えるユリを見てにやける男どもを見たくなくて、固く目をつむる。
しかし、脳裏に浮かぶのは、たくましい男にアナルセックスを挑まれている自分の痴態だった。
あろうことか、排泄器官をセックスの対象にされている。
恥ずかしく、いやでいやでしようがないのに、身体が燃えてくるのがわかった。
(だっ、だめよ……恥ずかしいことを考えちゃだめっ……)
何度もスペンサーに指摘された通り、羞恥心や屈辱感を煽られると、肉体が勝手に反応して
しまう。
その被虐感の虜にならないためには、心を鎮め、冷静でいなければならない。
なのにユリの身体は、貫かれているアヌスを中心に、奥の方から淫らで妖しい炎がちらつき
始めていた。
おぞましいはずの肛門セックスで感じてきている。
そう言えば、アナルを太いもので突き刺されている苦痛が薄れていることに気づき、ユリは
動揺を隠せなくなっていた。
「あ、ああっ!? う、動かないで! ……う、ううんっ……」
突然、尻に収まったペニスが動き出して、ユリは目を剥いて呻いた。
「バカ言うなよ、動かすためにやってんじゃねえか。それにしても、前に経験はあるにしても
そんなに使い込んじゃいねえようだな」
そう言ってパゴスは腰を揺すっている。
まだユリのアヌスを気づかってゆっくりとした動きだが、その括約筋は早くも肉棒を締めて
きている。
速度が遅いだけに、太い肉棒が、ぬっ、ぬっと小さなアヌスを抉る様子が手に取るように分かる。
抜き差しされる剛直に引きずられ、肛門の襞がめくれ上がり、巻き込まれて中に戻る淫靡な
光景に、見物していた連中の声が上擦る。
「お、おいパゴス。どうなんだ、そいつの尻は?」
「ああ、たまんねえぜ。小せえからよく絞まるし、だんだんユリの方も感じてきてるのがわかる
しな」
「くそっ、さっさと終われよ。次は俺もユリのケツにぶちこんでやる」
「そうせかすなよ、俺だってユリの尻穴をもっと愉しみてえや。待ち切れねえならマスでも
かいてやがれ」
男たちの下品な会話も耳に入らず、ユリはひたすら腸内に押し入っているペニスに圧倒されて
いた。
動きは遅いが、根元まで挿入されると亀頭部で腸管が押し広げられ、引き抜かれると張ったエラ
部分で腸の襞が削り取られるようだ。
たまらなかった。
「うんっ……うくっ……あ……あ……」
「どうした、え? そんなにいいのか?」
「ち、違うって、ああっ、言ってるでしょう……ひっ……太いのが、んむっ……お、奥まで
来てて……あうう……く、苦しいのよ……くうっ……」
そう言ってユリは自分が感応していることを否定したが、もうほとんど誤魔化せないところ
まで来ていた。
臀部だけでなく、太腿にも背中にも汗が浮いてきている。
ぐっと奥まで押し込まれると、ビクンと震えて手の指を握りしめていた。
パゴスが、少し律動のスピードを速めたのにも気づかないようだ。
大きく張り出したヒップは、難なくその抽送を受け止めていた。
堪えきれずに口が開き、すぐにまた固く閉じる。
明らかに感じてきているのだ。
「うっ、くううっ……はあっ…あっ…うんっ…ああっ…んあっ……」
唇から漏れ出る呻き声が甘くとろけてきている。
もう喘ぎ声と呼んでも差し支えないほどだった。
身体の方は、はっきりと性の官能を体現している。
最初のふたりが媚肉を犯した時に愛撫した効果もあるし、スペンサーの淫語で動揺したという
こともあるだろう。
ユリの肛門はすっかり敏感になり、男たちの責めを受け入れ、肉の愉悦を得てきていた。
だんだんと速くなるピストンに苦痛を訴えることもなく、その口からは火が着きそうなほどの
熱い喘ぎになっている。
「ああ! ああっ! ……く……だめ!」
「ああ? 何がだめなんだ?」
「も、もう、これ以上は……ああ……」
「だから、これ以上されるとどうなるんだよ」
「く……」
ユリが口ごもると、パゴスは動きを止めて、後ろから背中にのしかかってきた。
手を前に回し、右手でクリトリスをいびり、左手は左右の乳房を交互に揉んでいる。
そして耳元で、熱い吐息をかけながら囁いた。
「もう尻でセックスするのが気持ちよくなってきたのか」
「ち、違……」
「……いきそうなんだろ?」
「いやっ……」
激しく頭を振るユリの顔を押さえ込んで、横から覗き込む。
「つまらねえ意地なんか張るんじぇねえ。感じてるんだろ? 尻でいきてえんだろ?」
「……」
目を閉じ、迫るパゴスから顔を背けてはいたが、その口から否定する言葉は出なかった。
それだけだったら、何とか耐えられたかも知れない。
しかしパゴスはゆるゆると腰を動かし、ユリの直腸の中をペニスでかき回していた。
じりじりと炙られるような快感に、ユリは燃え尽きそうになる。
余裕たっぷりに若者が聞く。
「どうでえ」
「……」
「気をやりてえんだな?」
「……」
ユリは小さく、しかしはっきりとカクンとうなずいた。
はしたないと思う気持ちを、肉の疼きと熱く燃える肛門が飲み込んでいた。
ユリの恥ずかしい申し出を受け、パゴスは腰を振り出した。
「んんっ…くぅっ…はんっ…ああっ…あっ…んっ…むうっ……」
屈した言葉を吐いてしまったせいか、ユリの動きに変化が見られた。
喘ぎはまだ恥ずかしそうだが、腰が動き出している。
積極的にパゴスの責めを受け入れ出したのだ。
ぬっ、ぬっと肉棒を出し入れさせながら、パゴスが言葉でも追い込む。
「気持ちよさそうだな、ユリ。どこがそんなにいいんだ?」
「……お……お尻……」
「尻じゃねえ。尻の穴だろ?」
ユリは首から上をカッと赤くさせたが、すぐに項垂れて言った。
「お、お尻の……穴……」
恥ずかしいことを言わされるたび、剛直をくわえ込まされているアヌスが、ひくっ、ひくっと
収縮する。
まるでユリの心情をそのまま表現しているかのようだ。
切なそうに肩が揺れる。
もっともっとと言わんばかりに尻を振っていた。
もうアヌスから快感を吸い上げることしか頭にないのだろう。
入れているパゴスにも、はっきりわかるほどにユリの腸壁が肉棒に吸い付いている。
すっかりペニスに馴染んだのだ。
頃合いと見て、パゴスはぐっ、ぐっと腸の奥までユリを犯していく。
「ああ! ああ、だめえ……ふ、深いっ……うっ、ううんっ……」
だめと言いながらも、ユリは腰を振るのを止められない。
腸管の襞はねっとりと絡みつき、責め込んでくるペニスを離すまいとしている。
それを引き剥がすように繰り返すピストンが激しくなったが、ユリのアヌスはしっかり受け
入れている。
いくらか爛れているようだが、裂けている様子もなく、出血もない。
激しいセックスにも耐えうる、柔軟性に富んだ肛門だった。
「んあっ…はあっ…ああっ…んくっ…ふあっ…くっ…あっ…ああ!」
「だいぶ気持ちよさそうな声になってきたな。もうひといきか?」
「やっ…んっ…いっ、言わないで……ああっ……」
だいぶ慣れてきたと思い、若者は大きく腰を回した。
丸く円を描くようにして、ユリのアヌスを拡げにかかったのだ。
抜き差しされる以外の刺激が加わり、ユリは甲高い悲鳴を上げた。
「ひぐっ……いやっ、そんな……そんな激しくっ……だめえっ……」
「激しく犯されるのが好きなんだって言ってたじゃねえか」
「そっ、そんなこと……ああっ……言ってないっ……ひぃっ……だめ、激しすぎるっ……」
パゴスのピストンが一層激しいものになっている。
ユリの悩ましい媚態を目の当たりにし、彼の昂奮も高まっていた。
湧き出る快楽を少しも逃がさないとでも言うようにくねくね動く尻。
彼が突き込むごとにゆさゆさと重そうに揺れる乳房。
そのどれもが、たまらなくパゴスを盛り上げた。
充血しきってぎちぎちに硬くなった剛直は、太い血管を浮かべてユリのアヌスを突き刺して
いる。
さっきより一回り太くなった感もあるのに、ユリの肛門は苦もなく飲み込んでいた。
それでいて緩いわけではない。
括約筋の締めつけがきつすぎて、少し痛いくらいだ。
ユリの方も、気が狂わんばかりの快感でのたうち回っていた。
男の、深くて重い突き込みで、腸の奥から愉悦が引きずり出されるかのようだ。
「いい」とは言わなかったが、もうよがっていることを隠そうともしない。
「んっ、あああっ…ひうっ…あっ…んわっ…あああっ、だめ、お尻がぁっ……」
「ん? 尻がどうした」
「お、お尻……ああ、お尻の中が、いっぱい……」
「何でいっぱいなんだ?」
「……」
「チンポだろ?」
ほんの少しためらったが、ユリははしたなく言った。
「チ、チンポっ……くあっ……か、硬いのが、ああ、奥まで来て……太すぎるぅっ……」
もうほとんどパゴスの律動は、膣を犯す時と変わらなかった。
出し入れする時に、ユリの内部から飛沫が飛んでいるのも媚肉と同じだ。
パゴスのカウパーが出ているのだろうし、恐らくユリの分泌する腸液も溢れかえっているの
だろう。
何もされていない媚肉の方も、たらたらと愛液が滴っている。
ユリの股間の真下の床は、もういくつものぬめった水たまりが出来ていた。
次第に露わになるユリの性反応に男たちは満足し、また感心もしていた。
「可愛い顔して大したもんだぜ、この女」
「まったくだ。あんなに気が強そうだったのに、もう自分から腰振ってやがる」
若者の嘲笑など聞こえぬと言った風情で、美少女は肛門から次々にわき起こる狂おしいほどの
快楽に酔っていた。
パゴスの肉棒がぐりぐりとアヌスを拡げるようにこねくられると、肛門の襞が巻き込まれて
鋭い痛みとともに強烈な快感が発生する。
尻たぶが潰れるくらいに腰を押しつけられ、腸の奥深くまで埋め込まれると、頭の芯が痺れ
てくる。
責めるパゴスも、アヌスの締めつけとユリの反応に我慢できなくなってきた。
「ほ、ほれユリっ……い、いきてえんだろ!?」
自分が射精したいことを棚に上げて、パゴスがそう叫んだ。
ユリはあっさりとパゴスの言葉にうなずく。
「いっ、いきたいっ……」
顔を何度も縦に振り、ユリは呻くように言った。
「お尻が……お尻がぁっ……あ、も、もうっ……たまんないっ……」
「よし、いけっ!」
絶頂直前のユリは、大きく臀部を痙攣させ、腸液でペニスをまみれさせながら、括約筋を締め
上げる。
うねるような肉穴は、しっかりと肉棒に絡みつき、精を出すよう促していた。
その瞬間、ぐうっと大きく背中を反らせ、首を仰け反らせて達した。
「い、いく……いく!!」
きゅううっと膣に負けない締めつけが加わり、パゴスも耐えきれない。
思い切り腰を押しつけ、腸のいちばん深いところまで挿入すると、そこで一気に射精した。
どっびゅうっ。
どびゅっ。
どぴゅっぴゅっ。
びゅるるっ。
びゅく、びゅくっ。
腸管深くに男の熱い精液を感じ、ユリはそれこそ全身を痙攣させて絶頂した。
「んおおっ……い、いくうううっ!」
腹の底から籠もったような声で気をやったことを告げると、大きく背を反らせた。
射精されるごとに、ぶるっ、ぶるっとユリの豊かなヒップが痙攣する。
腸が、引っ掛けられる精液に感応し、ユリに痺れるような快感を伝えていく。
濃い精液が、腸壁に染み込んでいくのがわかる。
最後の一滴までユリの中に注ぎ込むと、パゴスがまだ半勃ちの肉棒を抜いた。
ぬぷり、と、淫猥な粘った音がしてアナルからペニスが抜かれると、ユリは失神して床に倒れ
込んだ。
ピンクに染まった白い裸体が倒れると、床にたまっていた淫液がぴしゃっと弾けた。
────────────
室内は、もわっとむせかえるような濃い淫気に満ちていた。
汗と体臭、そして男と女が出すあらゆる体液の淫靡な匂い。
部屋の中央で、複数の男女が全裸で絡み合っている。
正確には、複数いるのは男だけで、女はひとりだった。
長く豊かな黒髪まで汗を吸い、白い裸身を盛んに揺すっていた。
五人いる男のうち、三人は床に座って、男女の熱い絡みを眺めていた。
見せ物になっているのは、清楚な美貌の少女と、それを蹂躙し、犯しているふたりの男だった。
「んん……はんむ……んっ……んぐっ……ふっ……んじゅるるっ……」
それが、WWWAの腕利きトラコンであり、銀河系内にその名も轟くダーティペアの片割れだ
とは、誰にも信じられないだろう。
ユリは、一心不乱に男根をくわえ、可憐な唇と白く細い指でしごいていた。
「んん……ぷあっ……」
喉を突かれ、思わず口からペニスを吐き出した。
口から出たルイーズの男根と、左手でしごいていたロックの男根をうっとりとした目で見、
ユリは熱い息を吐いた。
(すごい……こんなに熱くて大きい……。それに、なんて硬いのかしら……。こ、こんなにたく
ましいのが、私のお尻やアソコを犯していたなんて……)
「おら! 勝手に出すんじゃねえよ!」
「んうっ! ……むごっっ……」
ルイーズがユリの髪を乱暴に掴み、顔を押さえて再び肉棒を口に突っ込む。
長大なペニスを懸命に口の中に収めると、ユリは嘔吐感を堪えながら愛撫を続けた。
唾液をまぶし、亀頭と言わずカリと言わずサオと言わず、ペニス全体をべろべろと舐め回した。
「ほれ、手がお留守だよ」
「ん……んん……」
ロックが不満そうに、ユリの左手を開かせ、己の肉棒を握らせた。
柔らかい手のひらがペニスを優しく掴み、適度な力でしごいていった。
右手の方は、くわえたルイーズの男根の根元にあり、そこや陰嚢を撫でていた。
「んむ……うっ……ふぐっ……ちゅ……じゅるっ……んんっ……」
小さな口いっぱいに太いペニスを頬張り、ねっとりと舌でねぶる。
根元までくわえこみ、そこを唇で締めつけた。
「おっ……」
暖かく柔らかい舌が肉棒を這っていく感覚や、喉の奥まで飲み込み、苦悶する中にも陶酔とした
美貌を浮かべるユリに、ルイーズの息も荒くなる。
喉奥に亀頭部が達すると、その粘膜がぷるぷる震えていて、たまらない刺激がペニスに走る。
意識的にユリがそうしているのかどうかはわからなかったが、もうそんなことはどうでもよか
った。
「んんっ……んおっ……こっ、こっ……」
ユリが眉間を寄せて軽く咳き込んだ。
喉にペニスが当たったというより、尿道口から零れ出たカウパーが、気道に入ったらしい。
それほど深くまで、ユリはペニスを飲み込んでいたのだ。
左手でしごくロックの肉棒も、ぎんぎんに勃起しきっていた。
先走り汁が溢れ、ユリの白い手を濡らす。
それが潤滑油になって、ロックのペニスに得も言われぬぬめりと快感を与えていた。
ぬるっ、ぬるっと音がしそうな手コキの感触と、大きなものを口にさせられ、苦悶するユリの
顔を見ているだけで、もう達してしまいそうになる。
「お、おい、ルイーズ! ……くっ、俺、もうダメだ」
それを聞いてルイーズが小馬鹿にしたように嘲笑する。
「なんだもうかよ。ロック、おめえ早すぎるぜ」
「そうは言っても、こいつの手ときたらすげえぜ。口でされてんのと変わらねえよ」
「もう少し我慢しなって。そうすりゃ俺も……」
「い、いやもう出す! ……いいじゃねえか、これからまだ何度も出してやるんだから」
ロックはそう言うなり、自分から大きく腰を前後に動かし出した。
ユリの華奢な手をつかみ、盛んに男根を擦らせている。
亀頭にぷるるっと痺れるような刺激が走る。
腰から背中にかけて電気が走ったと思うと、思い切りユリの顔にペニスを突き出していた。
「おおっ、おうっ……」
「んんっ! ……んうううっ……」
ロックはユリの顔に、びゅるるっとたっぷり射精した。
ユリはルイーズのペニスをくわえたまま、別の男の精液を顔に浴びせられた。
右のまぶたと、鼻の上に精液が命中する。
どろりとした白い粘液が、ユリの頬や顎に滴った。
どっぷりと射精されたものを拭おうともせず、ユリはもうひとりの男の肉棒をしゃぶっている。
ロックは、射精が終わった後も、しつこくユリの顔にペニスを押しつけ、残った精液をなすり
つけていた。
顔中から、鼻を刺すような濃厚な男臭が漂ったが、ユリは恍惚とした表情を浮かべていた。
驚いたことに、顔に浴びせられただけで、軽く達していたのである。
それでも、すぐにまたルイーズの男根にむしゃぶりついていく。
浅くくわえて、尿道の先っぽに舌先を這わせる。
尿道口をこじ開けるように刺激を与えたかと思うと、一転、深くまでくわえ込んでずるずるっ
と激しく吸い上げた。
どうしろこうしろと言われたわけではない。
もうここで何本くわえさせられたかわからぬほどのフェラで、ユリが体得した技術だった。
苦しみから逃れるため、早く射精させたい一心でそうしていたものが、今ではユリ自身の快楽
のために行なっていた。
「ん、ずるっ……りゅるる……ん、ん、んむ、むむっ……ずっ……じゅる、じゅっ……」
ユリの、ペニスに対する執着に驚きながらも、ルイーズ自身も自発しそうになる。
「おお……」
思わず一声呻くと、たまらずにユリの顔を掴み、ぐいぐいと腰を使い出す。
イマラチオされ、喉の奥をずんずんと突かれる苦しさに、少し表情が歪んだユリだったが、
すぐにリズムを取り戻して、責め返していく。
執拗な口唇性交を食い入るように見物していたスペンサーは、あることに気づいた。
「おい、あれ見てみろ」
「は? なんです?」
スペンサーが指したのは、ユリの股間だった。
ユリは口と右手でルイーズのものをしごいていたが、左手はロックを射精させて空いていた
はずだった。
それが、気がついてみると、いつのまにか自分の股間に持って行っていた。
男根を口にしながら、左手でオナニーしていたのである。
見ると、包皮から顔を覗かせているクリトリスを親指で軽く擦り、人差し指と中指を伸ばして
媚肉の中をこねくっていた。
男たちは顔を見合わせて、卑猥に嗤った。
「いくら俺たちが仕込んだとはいえ、あそこまでするかな」
「こいつ、やっぱ相当な好きもんですぜ」
「違えねえ」
男たちに蔑まれても、顔に汚液を塗りたくられたままでも、ユリはそのまま肉棒を愛撫し続けた。
じゅるじゅるっと音がするほどに吸い立て、舌で唾液を絡ませながら、左手は媚肉をいじくる
のをやめない。
口と舌の動きが早まるのと比例して、膣を貫く指の速度も上がっていく。
裏筋に沿って舌が這い上がり、幾度となく行き来する。
唇をすぼめ、頬をへこませて締めつけ、ぐいっと右手でしごく。
エラの部分まで引き出すと唇で止め、そこをぐっと締め上げてやる。
「くうっ……」
ルイーズはその気持ちよさに我慢できず、ユリの後頭部を押しこくるようにして抑えた。
それでもユリは攻撃の手を休めない。
攻守ところを変え、自分が男を責めている優越感すら感じていた。
カリのくびれにこそこそと舌が這い、抉るように蠢く。
かと思うと、尿道口をぐりぐりとこそぎ、責め上げる。
「うっ……あっ……」
思わず腰を引いてしまうほどの快感で、男が呻いた。
ここで出してしまったら男の沽券にかかわるとばかりに、ルイーズが逆襲に出た。
「んぐっ、ぐううっっ!?」
ユリの顔の両側を掴むと、そのまま腰を打ち込んでいく。
膣に加える攻撃と変わらぬ、激しいピストンだった。
喉の奥まで突かれ、吐き気とむせそうな息苦しさに責め苛まれたユリだが、それすら被虐の
妖しい快感に取って代わられている。
「んうっ、うっ、うっ、んっ、むっ、んっ……」
ルイーズのペニスは、ユリの咥内粘膜の中でビクビクと震えだした。
亀頭から根元まで、いっぱいに開けた唇が灼け焦げそうなほどの抽送が繰り返され、最後に
いちばん奥まで挿入された。
「ぐっ……!」
あまりの苦しさにユリも抵抗したが、ルイーズは離さず、そのまま腰を振って射精した。
「うおっ……」
びゅくくっ。
どぶどぶっ。
びゅるるるっ。
びゅくっ。
口の中ではなく、直接のどの奥に射精された。
ヨーグルトのような精液が、どろりと喉の奥に滑り込んでいった。
「んんっ……んくっ……んくっ……くんっ……んくっ……」
ユリは苦悶の表情を浮かべながらも、流し込まれた精液を躊躇なくすべて飲み下してみせた。
「……ぷあ……かはっ……はあ…はあ…はあ……」
「おおっと」
ふらっと倒れかかったユリをスペンサーが受け止めた。
掴んだユリの身体は、風邪でも引いたのかと思うくらいに発熱している。
スペンサーは後ろからユリを支えながら、耳たぶを唇と舌で愛撫しながら囁いた。
「……まだ、物足りないだろう?」
「……」
「口だけじゃ満足できないだろう。自分の手じゃなくって、チンポでオマンコを犯られたい
んだよな?」
「い……いや……」
ユリは今、自分が何を言っているのか、よくわかっていない。
否定の言葉を出したのも、反射的なものであり、考えた上での発言ではなかった。
「いやなもんか。おまえ、想像以上の身体だぜ」
「……」
「美人で、すげえ身体してて、しかも感じやすい。最高の女だよ」
「……」
女ではなく、メスとして褒められている。
人格や能力ではなく、セックスの対象として認められている。
ユリはますます燃え上がった。
「しかも、おまえ、犯され慣れてるだろ?」
「慣れてる……ですって?」
「そうさ。普通、女がこんな風にめちゃくちゃに凌辱されたら、感じるどころの騒ぎじゃない。
舌咬んで死のうとしたり、気が狂ったりするんだぜ」
「……」
「ところがおまえはそうじゃない。最初は抵抗して見せたけど、あとはもう犯されるままだ。
それどころか、何度何度も絶頂に達したろ? 失神するまで気をやり続けたじゃねえか。
つまりおまえは、前にもこういうことを何度もされて、慣れてるってことだ」
「ウソよ……」
ユリは力なく否定したが、彼女の脳裏には過去の凌辱劇が甦っていた。
忌まわしい記憶がフィードバックされる。
苦痛なだけの凌辱ばかりだったが、中にいくつか反応させられたケースもあった。
思い出されるのはそのことばかりだ。
ユリは自問する。
自分はそんなに性的に淫らなのだろうか。
そう言えば、ここへ連れ込まれてからと自分は何をしたというのだろう。
男たちはセックスしかさせなかった。
セックスしか求めなかった。
ユリもセックスしか出来なかった。
酸鼻な輪姦で、若いユリの身体もクタクタだった。
しかし男たちはユリが疲労で気絶したり、休んだりすることは許さなかった。
意識を失ってもすぐに揺り起こされ、また犯された。
あまりに激しい絶頂で気を失ったり、連続的に気をやらされて失神すると、二、三時間休まさ
れることもあったが、ユリが起きる前にもう犯された。
気がつくと媚肉や肛門に太いものがねじ込まれ、男たちが腰を振っていた。
顔に熱い精液をかけられて目が覚めたこともある。
「何を考えている? ……くく、自分がどれだけいやらしい女か痛感したんだろう?」
「……」
またしてもスペンサーの淫らな言葉で心が犯されていることを実感したが、ユリにはもうどう
にもならなかった。
ユリはもう、自分が女ではないような気がしていた。
男たちが言う通り、ただのメスだ。
男の性欲処理のためだけに存在しているケダモノだ。
手が自然に股間と乳房に伸びる。
勝手に膣を指が貫き、揺れる乳房を揉んでいた。
衆人環視の前でそんなことをしている自分が恥ずかしいと思う気持ちさえ飛んでいた。
そんなユリの手をスペンサーが持ち上げる。
「あっ……」
ユリは、自慰を中断されむずがったが、すぐに熱い視線を男に送った。
スペンサーはユリの尻をぴしゃっと叩いて立ち上がらせ、両手首を縛った。
自由を奪う目的ではなく、ユリの身体を吊るためだ。
ユリは、膝が少し曲がる程度の位置で、両手をひとまとめにされて天井から吊された。
「ああ……」
少し不満げなユリの顔を見て、スペンサーが言った。
「そんな顔をするな。おまえがもう俺たちにメロメロだってのはわかってるさ。抵抗もせんだ
ろう。だがな、俺たちゃどっちかっていうと、やっぱり女を拘束して犯す方が好きなんでな。
好みの問題さ」
汗みどろの美少女を立たせると、さっそく男たちがまとわりついていく。
スペンサーはユリの背中に回り込むと、大手を拡げてぷりぷりした乳房を揉みしだく。
汗や唾液、そして精液でぬるぬるしていた。
それがローションのようになっていて、手から乳房の肉がこぼれて滑る。
勃起しっぱなしで痛いほどに敏感になっている乳首を指で挟み、擦り、クリクリとこねくると、
ユリの股間は新たな蜜が溢れ、垂れ始める。
「あ、ああ……」
すぐに感じ始めた。
我慢しなきゃとか、声を出したくないとか、そんな気持ちはとうに吹き飛んでいた。
ユリの自尊心は大きなペニスで削り取られ、プライドは熱くて濃い精液で溶かされてしまった
のだ。
ユリは男の繰り出す責めを、抵抗なく受け止めていた。
すっかり従順になったユリに満足し、スペンサーはさっそくペニスを押しつけた。
お尻に熱くて硬いものが押しつけられ、思わずユリは腰を引いた。
しかし、すぐに元の位置に戻り、逆に臀部を押しつけるように腰をくねらせてきた。
スペンサーは遠慮なくユリの尻たぶを開き、その奥にペニスを押し当てた。
媚肉からの蜜や精液が垂れてきており、そのぬるついた潤滑液の力を借りて、男は一気にユリ
のアヌスを突き破った。
「ぐうっ……お、お尻ぃっ……」
亀頭部を飲み込む時だけ、少し手こずったが、あとはずぶずぶと簡単に中に入った。
ユリは根元まで埋められた息苦しさで呻いた。
「あうう……そ、そんな、いきなり……」
「いきなりも何もあるか。こんなぬるぬるなら、愛撫なんかいらねえだろうが」
「うあああ……ぐうっ……か、硬い……太いのよ……ああ……お、お尻がおかしくなるわ……
ああっ……」
「何がおかしくなる、だ。もう何本くわえこんだんだ、ええ?」
「だめえ……お尻……お尻がいっぱいで、ああ……く、苦しいわ……きつい……んんっ……」
窮屈な排泄器官を太いもので押し広げられる苦痛で、ユリの裸体に新たな汗が滲み出した。
もうアナルセックスは慣れたはずだが、小さなおちょぼ口はペニスに巻き込まれ、内側に
めくれ込んでいる。
それがいかにも「犯している」雰囲気を醸し出していて、スペンサーをより昂奮させた。
腸管はもうすっかり熱を持っており、差し込んだペニスが熱くなる。
きちきちに狭いのだが、腸液が滲んでいるのか、滑りは悪くない。
よく観察すると、剛直を打ち込まれたアナルは、痙攣するようにひくついていた。
スペンサーはそこに手を伸ばし、肛門の縁をなぞり出す。
「ひぃっ……そ、それ、ああ、いやっ……やめてっ……」
「なぜ? 別に痛くはないだろうに」
「で、でも、ああっ……ひうっ……」
アヌスの皺をなぞるように指で擦ってやると、ユリは仰け反ってひぃひぃ悲鳴を上げた。
どうも、そこをなぞると敏感に感じるらしく、つい肛門を引き締めてしまうらしい。
そうするとスペンサーの太いものが余計に太く感じられるので、きつく、苦しいようだ。
だが、ユリに懇願されたとて、やめるような男ではない。むしろ面白がってスペンサーは
アナルをいびった。
ぎくん、ぎくんとユリの肢体が跳ね、呻き声が甘くなってきた頃、媚肉の方にも変化が出
てきた。
ねっとりと濡れ、蜜が腿を伝い出したのだ。
尻穴がすっかり肉棒に馴染んだのを確認し、スペンサーはユリのむちむちした尻たぶに、
ゆっくりと腰を使っていった。
ユリはぶるぶると震えながら呻いた。
「ああっ……やあ……ん、んんっ……あ、ううっ……お尻の中で……ああっ、お尻の中で、
う、動いてるぅ……」
「まだ俺のに慣れてないか」
「そんなことないでしょう」
ファモがはやし立てた。
「俺たちだって、散々ユリの尻に突っ込んでやったんだから」
「おまえらのじゃ意味ないんだよ。この巨根じゃないとな」
「そりゃひでえや、兄貴」
舎弟は笑って抗議したが、ユリにはそれが実感できた。
ファモやロックのものも大きかったが、やはりスペンサーのものは特別だ。
太いことも太いし、何しろ長かった。
本当に奥の奥まで入れられるのだ。
硬さだけは、若い彼らの方が硬かったような気がするが、スペンサーのものでも充分に満足
できる硬さだ。
「ひぃっ……あくっ……うんっ……きつっ……ああっ……」
のんびりとしたピストンだったが、その分、ユリへの負担は少なかった。
そのうち、ユリの方も、スペンサーの動きに腰を合わせてくるようになっていた。
さすがにアナルの締め付けはすごかった。
ユリの媚肉の収縮も見事なものだったが、随意筋である肛門には敵わない。
ユリの頬がぼぉっと赤くなってきていた。
「ああっ……ああ、うっ……はああっ……お、お尻……きついわ……あっ……熱い……熱く
なって、ああ、熱くなってるっ……」
ユリの膣奥からは、いくらでも蜜が分泌され、溢れてくる。
太すぎるものに深々と貫かれているアヌスから、苦しいが痺れるような快感が走り、全身へ
と行き渡って肉の疼きになっていた。
ユリは、肛悦に取り憑かれている自分に気がつき始めていた。
ユリの美貌に倒錯した色が浮かび始めたのを見て、スペンサーはむっちり張った尻に腰を
打ち込んでいく。
途端に苦鳴が上がった。
「あくっ……あっ……お尻……きついっ……ううんっ……」
「まだきついかも知れねえが、おまえの尻ならすぐ気持ちよくなる」
スペンサーはそう嘯いて腰を揺すった。
すでに何本となく肉棒を突っ込まされたアヌスだ。
肉体的にはもうほとんど問題ないはずである。
あとはユリの精神的なものだけだろう。
度重なる激しいセックスで、ユリの気丈さや誇りはぐずぐずになっている。
そして今また、スペンサーの剛直によって尻から突き崩されようとしていた。
それはすぐに訪れた。
スペンサーが突き込むと苦しそうに呻いていたユリだったが、身体の方は調子を合わせてきて
いる。
ぐっと奥まで抉り込むと、さらに奥へといざなうかのような吸引力があった。
男が責める速度を上げていくと、ユリは痛がるどころか恍惚とした表情になってきた。
「はっ……はあっ……んっ……あうっ……くううっ……あ、ああ、も、もっと……」
ユリが催促するように言った。
媚肉を犯していた時でもなかったことだ。
ユリは自分の肉体に絶望し、観念し、あるものに屈服したのだった。
唇から洩れる呻き声から苦痛の色が消え、明らかに艶が加わってきた。
よがっている。
ユリの反応が、目に見えて生々しくなっていった。
「うあっ……ううんっ……ああ、いいっ……気持ち……いいっ……」
スペンサーの突き込みが激しいものとなり、腰を打ち付けるとユリの肉付きいい尻たぶが下腹
に当たって弾ける。
ぴしゃん、ぴしゃんと肉を打つ音が響き、汗と淫液が飛び散った。
媚肉からの愛液の漏出は一向に止まらず、恥毛を伝って床にぽたぽたと零れる。
腿から膝まで流れ、そこにも淫靡な匂いのする水たまりを作っている。
「ああっ……ああっ……す、すご……お尻、いいっ……ああ、もっと深くっ……」
それを聞いたスペンサーは、揺れ動くユリの尻を掴むと、思い切り深くまでペニスを腸内に
送り込んだ。
もっとも深いところまで太くて硬いのが来てその内部を張ったカリが抉り上げる。
ユリはそれだけで絶頂を極めた。
「いくうっ!」
ぶるるっと大きく尻を震わせ、クタリと床に突っ伏した。
もちろんそんなものは許さず、スペンサーはユリの腰を持ち上げて、挿入したままのペニス
でさらに責めた。
余韻に酔っている暇もなく、ユリの裸身はぐうっと反った。
「ひいぃっ……ああ、も、許して、ああっ……も、もういったのに……あああ……」
「おまえだけ勝手にいくんじゃねえ。おまえがいくら気をやろうが、俺たちが出すまでは終わ
らねえぞ」
「んああっ……ああうっ……くっ……はあっ……んんっ……い、いいっ……」
ぬっ、ぬっとかなり動きの速くなった肉棒を逃がすまいとするように、肛門や腸襞が締めつけ
てくる。
それまでスペンサーは、深くまで入れる時はゆっくりと動かし、速くしたい時は浅めの挿入に
していた。
ゆっくりと奥まで入れることで、中を擦る時間を長くし、ペニスの大きさを思い知らせること
が出来る。
速い時は、カリの部分でぐりぐりと連続的に擦り、一気に追い込むことが出来た。
だが今回は出来るだけ激しくしてやった。
奥まで貫くが、抜く速度も上げるのだ。
スペンサー自身にも負担はかかるし、過去、アナルを犯してここまでやったことはない。
しかしユリの性的感受性の素晴らしさに舌を巻き、持てる限りの技で責めたくなったのだ。
長大な肉棒で、腸管深くまで抉られ、それがずるずるっと引き抜かれる。
またすぐに奥まで潜り込んできた。
アナルセックスの愉悦に浸りきっているユリを見て、スペンサーはさらに奥まで抉り上げる。
「あはあっ……お、お尻っ……お尻がおかしくなるわっ……き、気持ち、いいっ……」
ユリは息をするのももどかしそうに、喘ぎよがった。
強い収縮が肉棒を刺激し、腸管の襞が細かく震えてきている。
ユリの臀部も、後ろから責めるスペンサーに押しつけるようにくりくり動いていた。
「だめ、だめえっ……ああ、もうっ……ま、また、い、いきそうっ……」
「アナルで……尻の穴でいくのか、ユリ?」
ユリはがくがくとうなずいた。
「いっ、いきそ……ああっ……お尻で……ああ、またお尻の穴でいく……ああ、だめえっ、い、
いく……いくっ!」
ぶるるっと腰から腿にかけて大きく痙攣し、きゅううっと肛門が絞まった。
その甘美な締めつけに、スペンサーは危うく発射してしまうところだったが、何とか堪えた。
ユリが荒く息をしながら後ろを振り向いてつぶやいた。
「はあ、はあ、はあ……ああ……あ、なんで……」
「なんだ? 尻の中で射精して欲しかったのか?」
「……」
さすがにうなずけなかったが、その通りではあった。
悔しそうに前へ向き直ったユリだったが、スペンサーのものをくわえたままの尻は、物欲し
そうにうねり、妖しい尻ダンスを見せていた。
その尻をぴしゃんと叩き、スペンサーが言った。
「そう焦るな。ちゃんと腹の中でたっぷり射精してやるさ」
「……」
「だが、その前に俺も愉しみたいし、おまえにももっと愉しませてやる。おい」
スペンサーはロックを手招きすると、何事が耳打ちした。
ロックは嬉しそうにうなずき、ユリの正面に回った。
そしておもむろにその顎を掴むと、唇を奪った。
「んんっ……んむ……ちゅっ……んむむ……んんん……ぷあっ」
ユリはたっぷりと口の中をかき回され、とろんとした目になった。
思考がますます混濁してきている。
そこにロックが前からまとわりついた。
「ああ……な、なにを……」
「可愛い子ぶってんのか? 兄貴が後ろから、俺が前からユリを犯るのよ」
「え……」
「なんだ未経験か? アヌスとオマンコと、同時に犯してやるんだよ」
「そ、そんな……」
肉欲でとろけていたユリの美貌がさっと青ざめた。
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