あの事件以来、マヤは自宅マンションへ帰らなくなった。
もともと、忙しさにかまけて一週間や二週間帰れないこともしばしばあったが、今度
は自分の意志で帰らないようにしていた。
もちろんシンジを警戒してのことである。
いくらシンジでもさすがに本部では手が出ないだろうと思ったのだ。
一人暮らしのマンションでは、いざシンジに押し入られたらどうにも抵抗できない。
あれから三日経つが、幸いシンジは襲っては来なかった。
マヤが家に帰らなかったせいでもある。
襲われた翌日、マヤはどんな顔でシンジを見ればいいのかわからなかった。
シンジも自分を見てどう反応するのか、マヤには理解の外だった。
身体を奪ったということで大きな態度に出るのか。
それとも、後ろめたさでこそこそするのか。
ところがそのどちらでもなかった。
制御室や司令室、実験棟、あるいはレストルームで顔を合わせても、通り一遍の
挨拶を交わすだけで、今まで通りのシンジだったのだ。
マヤはよくわからなくなる。
ああいうことがあったのに、平然と被害者に顔を合わせられるものなのだろうか。
しかし、よく考えれば、それはマヤに対してだけでなく、ミサトやリツコに対しても
そうらしい。
マヤには、ますますシンジが不気味に思えてならなかった。
───────────────────────────
「お疲れさまでした」
実験制御室からオペレータたちが退室して行った。
今日の作業はこれで終了である。
時刻は21時過ぎ。
ネルフの、というよりE計画の気違いじみたスケジュールから言えば、早く終わっ
た方である。
マヤは最後まで残り、今日のレポートを上げている。
リツコは19:00から司令やミサトたちと会議で、この実験はマヤが責任者で
行なっていたのである。
「うっ……」
少し椅子から腰をずらすと、肛門に軽い痛みが走る。
まだ、あの凄絶な肛交の名残があるのだ。
あの時マヤは、3回もシンジに肛門性交を挑まれた。
無論、快楽などほとんどなく、おぞましさと苦痛しかなかった。
シンジの方はマヤを手込めにした満足感からか、三度とも彼女の腸内に射精して
のけた。
幸い、繊細な肛門粘膜は傷つかないで済んだが、アヌスに残る異物感は今になっても
とれなかった。
まだ何か、尻の穴に太いものが押し込まれている感覚が残っている。
マヤが少し顔をしかめてお尻に手をやった時、シャッと音がしてドアが開いた。
そこに立っていたのは。
「シンジ……くん…」
「お疲れさまでした、マヤさん」
「……」
マヤは思わず立ち上がり、両手をクロスするようにして胸を押さえた。
幾分、顔を青ざめさせて後じさる。
あれ以来、シンジと顔を合わせたことはあるが、こうしてふたりっきりの状態に
なったのは初めてだ。
それを避けたいからこそ、自宅に戻らなかったのだから。
シンジはマヤの狼狽ぶりを見て苦笑する。
「そこまで警戒しなくてもいいじゃないですか」
そう言うと、シンジは振り返ってドア脇にあるコンソールをいじり、ロックする。
ご丁寧に「CLOSED」表示までした。
「まあ、マヤさんが恐れてる通りのことをするつもりなんですけどね」
「そんな……」
シンジが近づいてくると、マヤは素早く移動して逃げ回った。
デスクを挟んで、なんとかシンジに捕まらないようにしている。
シンジは少しも慌てず、プラグスーツのポケットから数枚の写真を取り出し、マヤ
に見せた。
「それ……」
マヤの全身から血の気が引く。
あの時、シンジに犯された後の自分の姿が撮影されている。
いつ撮られたのか記憶にないが、三度も肛門を辱められたあと半ば気を失っていた
だけに、まったく気づかなかったのだろう。
「ケータイで撮ったんです。けっこうよく撮れてるでしょ? データをパソコンに
移して印刷したものです」
そう言うと、シンジはプリントした写真をデスクに放り出した。
マヤはそれを慌てて取り戻した。
そしてシンジを睨むと、気弱なマヤらしからぬ口調で言った。
「シンジくん! こんなもの……。か、返して! 全部出しなさい!」
「返しなさいってのはヘンでしょ? もともと僕が撮影したものだし」
「う、映ってるのは私です!」
「ま、それは全部あげますよ。でも、まだ何枚もあるし、データは保存してあります
から、いくらでも印刷できますけどね」
「……」
「ネルフの中でも、けっこうマヤさんのファンて多いんですよ。これ、1枚1000
円でも、買う人は山ほどいると思うなあ」
「やめてっっ!」
マヤはぶるぶると震え、耳を両手で押さえ込んだ。
そんなマヤを酷薄そうな目で見ながらシンジが言う。
「心配しないでも、僕の言うことを聞いてくれればそんなことしませんから」
「……」
シンジがそっと近づいてきても、マヤはもはや逃げることが出来なかった。
少年の手がマヤの肩に回る。
ビクンと身体が反応したが、必死に耐えた。
ここで大声を出したり逃げたりすれば、この少年は躊躇なく写真を公開するのでは
なかろうか。
それだけでなく、ミサトやリツコとの関係についても暴露するかも知れない。
自分の行動ひとつで3人の運命が決まってしまうと考えると、シンジに逆らうこと
など思いもつかなかった。
「ど……どうすれば……いいの…」
「いいですね。そういう素直なところもマヤさんの魅力ですよ」
「からかわないで!」
「からかってるつもりはないんですけどね」
シンジは頭を掻いた。
「僕の目的が何かは察しがついてるんでしょう?」
マヤはギクリとして、うつむいた顔をシンジに向けた。
そしてまた顔を逸らすと、ようやく口にする。
「こ、こないだみたいに……。私を……汚すつもり……なんでしょう…」
「汚すってのはなあ」
シンジは顎を指で掻いて天井を向いた。
「もしかしてマヤさん、セックスって汚らしいものだとか、そう思ってません?」
「そうよ! い、いやらしくて……けがらわしいわ」
「そんなことないでしょう。だってセックスしなくちゃ、マヤさん生まれてない
わけだし」
「……」
「生物の本能でもあるわけだし」
「で、でも……。シンジくんは、子どもを作るために私たちを辱めてるわけじゃ
ないじゃないの」
「へぇ、じゃマヤさん、赤ちゃん欲しいの? 妊娠したいわけ? それなら協力
してもいいですけど」
「ち、違うわ! だから……そういうことは…あ、愛し合う男女がするものでしょ
……。なのに、シンジくんのは、お、女なら誰でも…」
うーん、とシンジは唸った。
何もこんなところで、しかもこんな状況で性本能についてマヤと論議するつもり
はなかった。
「確かにね、愛し合うふたりがするのが理想なんでしょうね。でも、愛情なんか
なくたって、人間はセックス出来るじゃないですか」
「……」
「ま、いいや」
黙ってしまったマヤを見て、シンジはそろそろ事に及ぼうとする。
するりとマヤのよく張った臀部を撫でると、彼女はビクッとする。
だが、先ほどの脅迫が効いているのか、悲鳴は出さずに必死に我慢しているようだ。
シンジは「ほう」という顔になる。
「そうそう、それでいいんですよ。マヤさんも、さっさと終わらせた方がいいで
しょ?」
「……」
「早くしないと誰か来ちゃうかも知れないし」
「!」
まったくその可能性もあるのだ。
ヘタに騒ぐと人を呼ぶことになるし、時間が経てば経つほどに不審に思われる。
マヤはデスクに両手をつかされ後ろ向きにされた。
そして、ネルフ女子職員用の短いスカートをたくし上げられ、タイツを下ろされる
と、さすがに震えながら後ろを振り返って言った。
「お、お願いシンジくん……。お願いだから、こんなところで…するのはやめて…
…」
「ここじゃなきゃいいわけですか」
「そうじゃないけど……。でも、ここじゃ人が来ちゃう……」
「だから早くしないとね」
「いっ、いやあっっ」
言うが早いか、少年は素早く女のショーツを下ろす。
ぶりんと若々しい弾力と固さを持つヒップが剥き出された。
いつのまにかプラグスーツのチャックを下ろしていたシンジは、マヤの尻たぶを
割ると、その先を奥に潜む秘穴にくっつけた。
「ひ……」
その熱い感触に処女は震える。
噛みしばった口から思わず悲鳴も洩れた。
シンジは構わず、ぐりぐりと亀頭部を押しつけ、そのカウパー液でマヤの肛門を
充分に湿らせると中に押し入っていった。
「い、いや……痛い……」
「まだ痛いですか? もうこれで、えーと4度目か。そろそろ慣れると思うんです
けど」
ぐいぐいとねじ込むように、それでいて繊細なマヤのアヌスを傷つけないよう気を
付けながら、シンジはペニスを挿入していく。
「あう!」
男の硬い肉棒が根元までねじ込まれると、マヤは喉を反らせて呻いた。
シンジは一度奥まで貫くと、今度はゆっくりと引き戻す。
それを何度か繰り返し、マヤの肛門がシンジのペニスに馴染むのを待った。
「こ、こんなの……お尻なんて……あうう……」
挿送がだんだんとスムーズになってきている。
マヤの肛門の伸縮性が良いのと、粘膜保護のため腸液も滲んできているのだろう。
シンジはそれに助けられ、徐々にピストンの動きを浅く速くしていった。
「ああ……」
マヤはいやいやするように、腰を中心に全身を痙攣させている。
感じているように見えないこともないが、まだそこまで行っていないだろう。
痛いに決まっている。
シンジはマヤの性感をほぐそうと、他の箇所も責めることにする。
早くマヤの女体を仕上げようというよりは、シンジが早くマヤのアヌスを遠慮なく
犯したいという気持ちの方が強いだろう。
「あっ」
マヤが狼狽する間もなく、シンジは彼女のスーツの前をはだけた。
内勤用の制服だが、強化繊維を使ってあるらしくゴワゴワした手触りだった。
着心地がよくないとは聞いていたが、これでは無理もない。
制服をはだけさせ、シャツのボタンを引きちぎって、ブラの上から乳房を揉んだ。
リツコの時にも思ったが、ナマ乳でなくブラの上から揉むというのも、これはこれで
揉みがいがあるものだ。
「う、うん……く……」
こんな愛撫をされるのはマヤも当然はじめてだ。
ブラジャーの繊維で擦られるように、敏感な肌が刺激され、ぴりぴりとした小さいが
鋭い快感が突き抜ける。
ブラの隙間に手を突っ込み、指先で乳首を擦り込むように刺激する。
マヤの身体から細かい痙攣が取れ、今度は時々ピクリと動くようになる。
シンジの指がツボに触れた時のものだろう。
ブラの上からマヤの乳房を味わい尽くすと、今度は容赦なくフロントを引きちぎり、
バストを露わにさせた。
踊り出すようにぷるんとまろび出たそれは、シンジのいたぶりのせいかややピンクに
染まり、いびられ続けた乳頭は少し腫れているかのように勃起していた。
シンジはそのマシュマロのような手触りの胸肉をやわやわと揉み込み、さわさわと
さすった。
「んっ……くぅ……」
まだ性感が未発達なせいもあろうが、マヤは揉み込むよりはアンダーバストのあたり
を優しくさすり上げる方が感じるようだった。
思い出したように乳輪をなぞり、乳首をつまむと、くんっと顔を上げてその刺激に
耐えた。
「どうです、マヤさん。自分でするより僕に揉まれた方がおっぱい感じるんじゃあり
ませんか?」
「……」
マヤは口を引き締め答えないが、首を盛んに振り、腿をもじもじしているところを
見ても、シンジの手管に下っているのは明らかだった。
シンジは胸だけでなく、滑らかな腹部や脇腹もさすり、マヤをさらに追い込む。
「あ……あう…や、やめて……ああ……」
マヤは肛門に挿入されていることすら忘れ、シンジの愛撫を受けていた。
肌をまさぐられる快感が、アヌスを突き刺される苦痛を凌駕してしまったのだ。
同時にマヤの菊座がシンジの肉棒に順応しつつあることもあるだろう。
それこそシンジの狙いである。
いつのまにかシンジのピストンはかなり早く、そして深いものになっていたが、
マヤは痛みとして意識しないほどになっている。
「そろそろお尻も気持ちよくなってきたでしょう?」
「そんなこと……」
あるわけがないとマヤは首を振ったが、自信がなくなってきている。
少なくとも苦痛が消えているのは間違いないのだ。
それにシンジが後から加えてくる、身体のあちこちへの愛撫。
そのとろけるような快感に侵され、肛門の痛みと混じり合い、ない交ぜになって
しまっている。
もうアヌスを突かれる痛みと、胸を揉まれ、首筋を吸われる気持ちよさが混同し、
どっちがどっちかわからない。
マヤの脳は、肛門を犯されているこの感覚を「快楽」として認識しつつあった。
「あう……あう……あううっ……ん、んああ……あ、だめ……う、うんっ…」
シンジが突き上げると、そのたびにマヤの喉はあえやかな呻き声をたてるように
なっている。
盛んにマヤの肛門を出入りしているシンジのペニスは、もうぬとぬとしている。
シンジの昂奮も高まってくる。
マヤの腸液にまみれた逸物は、さらに太く硬くなりつつあった。
「ほら! ほら! 感じるんでしょ、マヤさん!」
「いや! ああ、いやあ……あ、あ……」
「もうお尻の滑りがよくなってきてますよ」
「いやあ、こんな……お尻でなんて……」
露わになってきたマヤの痴態に高ぶってきたシンジは限界に近かった。
普段はほとんど色気とは無縁のマヤが、ふしだらな快楽に耽り、身をよじって感応
している。
その愉悦にうねくる肢体を見ていると、シンジの腰の後ろが発熱してきた。
「あんっ……あ、そんな……い、いあ……」
「マヤさん! そろそろいきますよ!」
「あうう……」
マヤにはもうシンジの言っていることを理解するだけの冷静さはない。
腰の奥からわき起こる、狂おしいほどの官能に身を委ね切っている。
「ううっ」
「あああっ!」
シンジは一声呻いて、マヤの腸の奥深くに射精した。
その瞬間、マヤも身体をぶるるっと震わせて仰け反った。
そして、ガクリと身体をデスクに突っ伏してしまった。
シンジは残りの精も注ぐべく、何度もマヤのアヌスを突き上げ、腰を揺すって絞り
出した。
汗にぬめったマヤの背を撫でながらシンジは言う。
「いったんですね、マヤさん」
「……」
「一瞬、真っ白になったんじゃありませんか? そういうの「いく」っていうんです
よ。絶頂とかオーガズムとかいろいろ言い方はありますけど」
「……」
「今度いったら、ちゃんと口にして欲しいですね」
ほんのりピンクに染まった白い裸身。
忘我のような美貌。
そして、男を知らぬ美少女(という年齢ではないが)を人知れず嬲り、とうとう
絶頂まで押し上げた。
マヤを見てそんなことを考えていると、シンジの分身がまたもや力を取り戻してきた。
「……あっ」
マヤはびくりと反応した。
まだ未練がましく肛門に収まっているシンジのペニスが、むくむくと膨らんできた
のである。
「や……もう、やあ……シンジくん、もうやめて……こんな…」
初めての絶頂体験で痺れ切り、力の入らない身体をひねって懇願するマヤの顔すら、
シンジには性欲増進剤にしかならなかった。
腸管を内側から拡げられる感覚に、マヤは気絶しそうになる。
「あ、もう……もう、許してぇ……こ、これ以上されたら……」
「されたらどうなっちゃうんです?」
「ヘンになっちゃいます……ああ、し、死ぬぅ……」
お腹の底までびっしりと肉棒に占拠されたみたいだ。
腰骨がみしみしと軋んでいる。
馴染んだはずの肛門粘膜が、いちだんと太くなった肉棒に荒らされて裂けそうになる。
シンジが腸襞を抉り、奥まで貫くたびに、マヤは中に挿入されたペニスのたくましさ
を思い知らされた。
「もっ、もう壊れる! お尻、壊れちゃううう……」
「大丈夫ですよ。ほら、これがお尻を犯されるってことです。じっくり味わってくだ
さい」
「やああ……う、動かないで! ああ、裂けちゃう……あむう…」
「そのうちマヤさんを、お尻を犯されないと満足出来ないくらいにしてあげますから
ね」
シンジはそう嘯くと、一段と烈しくマヤのアヌスを突いた。
さっき射精したばかりとは思えないくらいの硬度と太さで責めたてられ、マヤの肛門
は腫れぼったく爛れてきてさえいる。
「だめ、あうう……痛い……ああ、そんな……う、ううんっ……あ、あああ…」
痛みと快楽をともに訴えるような喘ぎが、形の良いマヤの唇から紡ぎ出される。
頭はぼうっとなってきているのに、腰から背筋にかけて灼け爛れるような痺れが走っ
ている。
その苦痛と恥辱の底辺から、名状し難い妖しい疼きがコンコンとわき出てきた。
その疼きが、いつしか感電しそうなほどの快感に変化してきていることを、マヤは
身体で理解させられた。
「あ、あはぁ……あ、あむ……あ、もう……」
「いい声ですよ、マヤさん。男心をくすぐるってやつかな」
成熟したミサトともリツコとも違う。
媚びるようなところはまったくないのに、責める男を夢中にさせるような泣き声で
あり、よがりっぷりだった。
どんな顔で悦楽を訴えているのかとシンジが覗き込むと、マヤの美貌は汗に光って
上気している。
年下の少年に責められる屈辱と、肛門を犯される恥辱、そしてそこから快楽を得て
いることへの懊悩が入り交じった悩ましい表情に、シンジはたまらなくなって顔を
近づけた。
マヤの首を後ろ向きに捻り、その可憐な唇に吸い付いた。
「むうっ…」
ハッとしてマヤは振りほどこうとしたが、シンジは首を押さえ込んでいるし、何
しろアヌスに心張り棒のようにペニスを挿入されており、抵抗できなかった。
「んむ……むっ……んん……んっ……んちゅっ……ちゅっ……んむむ……んくっ…」
シンジは貪るようにマヤの唇を奪い続けた。
唇をくわえ、舐める。
きれいな白い歯をこじ開け、舌を侵入させると咥内と好き勝手に蹂躙して回った。
マヤは、あまりのことにされるがままになっている。
だが、鋭敏なアヌスを突き回され、胸をこねくるように愛撫されていることもあっ
て、シンジの舌の感覚を、たちまち快感として受け入れ始めてしまうのだった。
(ああ……キス、はじめてだったのに……)
マヤにとって、無惨としか言いようのないファーストキスだった。
それを不幸と感じる間もなく、マヤはシンジの舌に応え始める。
(シンジくんの舌が、私の口の中で暴れまわってる……。キスって、こんなに激しい
ものだったの……?)
ようやくシンジが口を離すと、マヤはとろけそうな表情で彼を見つめていた。
シンジはまた欲情してきて、再度マヤの唇を奪う。
呼吸が苦しくなるくらいの激しい接吻に満足したシンジが口を離すと、マヤは熱い
ため息を吐いた。
アヌスも、シンジの荒々しい挿入に抵抗感なく受け入れているようだ。
シンジがふと床を見ると、足下にいくつも小さな水たまりが出来ていた。
マヤの股間から垂れ落ちたものだった。
処女の媚肉は、まだ男を知らぬまま濡れそぼち、ぽたぽたと恥ずかしい蜜を滴下し
続けていたのである。
「だいぶ気持ちいいみたいですね。もっとよくしてあげますから」
シンジは円を描くように肛門を抉り、充分にアヌスを拡げたかと思うと、今度は思い
切り深くまで腰を突き込んだ。
深くまで貫かれるたびに、マヤの白い臀部は盛り上がるようにうねった。
ペニスが腸の襞をこすり、奥まで亀頭が届くごとに、マヤはのけぞってのどを反らせ、
喘ぎとも呻きともつかぬ嬌声を上げていた。
「ああっ……あ、だめ、もう……お、お尻が…気がヘンになっちゃう……」
マヤはシンジのされるがままである。
腰全部が燃え上がるかのように熱くなってきた。
シンジの肉棒をくわえこまされている肛門がきゅっと締まってくる。
その周期がだんだんと短くなった。
「おおっ、すごいじゃないですか、マヤさん。その調子、もっと締めつけてください」
「いやあ……こんなの…お尻でなんて……あ、あううう……」
ぶるっ、ぶるるっとマヤの裸体が痙攣し始める。
腰だけでなく全身だ。
「いきそうなんですか、マヤさん」
「そんな……やあっ」
「いくならそう言ってください。合わせて出しますからっ」
シンジはさらにピストンの速度を上げた。
闇雲に、容赦なくマヤのアヌスを深く突き込む。
もはやマヤに快楽を与えるためでなく、自分が射精したいからである。
「あっ……あああっ…」
マヤの声が感極まる。
シンジはさらに追い打ちをかけるように速度を上げた。
マヤのアヌスの痙攣が、ペニスを通してシンジにも伝わる。
そして、全身を震わせるようにしてマヤの肛門が素晴らしい締めつけを加えてきた。
「ああああっ…」
シンジはその締めつけに耐え、さらに深くまでねじ込もうと腰を擦りつけるように
抉った。
マヤはたまらず、最高潮まで昇り詰めた。
「うんっ……いく!」
「くっ…」
シンジもマヤの締めつけに耐えられず、一気に精を放った。
「あくっ……あ、熱い……」
腸内に射精されるおぞましい感覚に、マヤは眉を顰めて耐えた。
───────────────────────────
本部技術局実験棟の制御司令室で犯され、アナルセックスで絶頂に達することを
教え込まれたマヤは、それからというもの、ことあるごとに呼び出され、シンジの
餌食となっていた。
仮眠室ではベッドにうつぶせに寝かされて後背位で。
女子更衣室で正面から抱きかかえられながら。
女子トイレの個室の中で、便器に掴まらされて立位のまま後ろから。
あるいはオペレータ室のシートに座ったシンジの上に座らされたまま貫かれたことも
あった。
まさにところ構わずで、ふたりっきりになれる場所ならどこででも犯された。
それもすべて肛門で受けさせられた。
連日のようにアナルばかり犯されて、マヤは気が狂いそうになる。
しかし、どんなに烈しく抗っても、暴力と脅迫でいいなりにされてしまう。
そして、硬直したシンジの逸物が肛門を貫き、深々と打ち込まれ、熱く濃厚な白濁を
体内に浴びせられると、マヤは奈落の底に転げ堕ちていく自分を感じるのだった。
「あ、ああ……いや……あう……」
頭をぐらぐらと揺らしているマヤの口から、堪え切れぬように声が出た。
今日は、初めてシンジに犯されて以来の非番で、マンションに帰っていた。
それまでも、何度か休みはあったのだが、こうなることを恐れて、家には帰らず
休日返上して仕事をしていたのである。
しかし、ネルフにいても結局はいいように犯されてしまうため、あまり変わりは
なかった。
それでも、なんとか他の人と一緒にいるようにすれば、シンジの毒牙から逃れる
ことは出来たし、シンジの方も、他人に気づかれてはまずいという頭があるため、
なるべく早くことを終わらそうとはしていた。
だからなるべく職場にいたかったのだが、着替えの問題や買い物もあるから、そう
何週間も帰らないわけにも行かなかった。
帰る時は必ずシンジに知らせるように言われていた。
こっそり帰ってもよかったが、もしバレたら何をされるかわからない。
仕方なくマヤはシンジに告げたが、案の定、シンジもマンションまでついてきて、
部屋に入るや否や、いきなり犯されたのである。
「だ、だめ……シンジくん……ああ……あああ……」
いやというほどシンジに、それもアヌスばかり犯され、マヤの心とは裏腹に、その
身体や肛門は、少年の肉体と愛撫にすっかり順応してしまっていた。
帰宅するなり、ドアロックもしないまま裸に剥かれ、ろくな愛撫も受けないまま肛門
を突き刺された。
なのに、マヤはたちまち高ぶってしまう。
ロックしていない部屋、いつ誰が入ってくるかわからない状況、そしていつもと違う
シチュエーションに、否が応でも昂奮してきているのだ。
深々とアヌスを抉ってくる感覚が、マヤの脳裏から官能と悦楽の記憶を甦らせる。
ぬっ、ぬっと淫猥な音を響かせ、肉棒をマヤのアヌスから出入りさせているシンジが
呼びかけた。
「だいぶ慣れたみたいじゃないですか。もう数え切れないくらい、お尻の穴を掘られ
ましたもんね」
「やあああ……」
「でもマヤさんのお尻、僕の腰に合わせて動いてくれてますよ」
「そんな……そんなこと…ありません……」
「気持ちいいんですよね」
「ち、違……ああっ…」
シンジはマヤの腰を掴み、自らの腰を押しつけている。
ピストンではなく、根元まで肉棒を肛門に埋めておいて、そのまま腰を揺すっている
のだ。
アヌスの粘膜に、シンジのペニスをはっきりと感じ取ることが出来る犯し方だ。
ぐりぐりと回すように抉られると、肛門全体で肉棒の熱さと硬さ、太さを思い知ら
される。
そしてシンジの陰毛が擦りつけられると、その痛みとこそばゆさが、マヤをさらなる
懊悩に誘うのだ。
「うあ……うああ……あ、あ、いや……うんっ……あ、い……」
腰やアヌスだけでなく、頭の芯まで痺れ切るような愉悦がマヤを覆っている。
深くはめ込んだ腰を揺すっていたシンジが、今度は烈しく抜き差しを始めた。
また違った、そして激しい快感が、肛門から腰、背中を通って脳髄まで駆け上がって
いった。
14歳の少年が、いや、一本のペニスが、24歳の女を翻弄していく。
「あっ……うんっ、うんっ、うんっ、うんっ…」
突き刺されるたびに、マヤは喉の奥から堪えるような呻き声を放った。
それを恥ずかしいと思いながらも、マヤは大きく押し寄せる官能の波に逆らえなかった。
それに、信じられぬことだが、マヤはどことなく物足りなさを感じてきていた。
シンジの愛撫がないのだ。
今回もいつものように肛門ばかり犯されるのは同じだが、今までは菊門を貫かれるの
と同時に、媚肉やクリトリス、あるいは乳房も一緒に愛撫されていた。
それは、マヤの肛門性交への嫌悪感をぬぐい去るためのものだったが、そんなことは
マヤ本人にはわからない。
シンジは、今日はマヤの肛門だけを責め、いかせるつもりだった。
マヤが哀願してこようとも、他への愛撫は行なうつもりはない。
尻の穴だけ責めて絶頂まで押し上げ、肛門奴隷であることをマヤ本人にわからせる
つもりだった。
マヤは盛んに腰を振るシンジに振り返った。
その瞳は淫欲な願望で濡れており、男を奮い立たせる光を放っている。
シンジは思わずゾクリとしたが、感情を押し殺して動きを止めた。
「どうしたんです、マヤさん?」
わかっているくせに、白々しくシンジは訊いた。
「あ……あの……」
「なんですか?」
「……」
言えるはずがなかった。
尻を犯すだけでなく、乳房を揉んで欲しいなどと。
媚肉に指を這わせ、クリットを指で摘んで欲しいなどと。
尻たぶを、腿を、脇腹を、腋を舐め、撫でさすって欲しいなどと。
シンジの問いかけに答えられず、マヤは唇を噛んで再び前に向き直った。
シンジはニヤリと笑うと、再度攻撃を仕掛ける。
「ううんっ……あっ、うんんっ……」
いやになるほど硬く、若い肉棒に刺し貫かれる腰をよじりたてる。
マヤは泣くような声を絞って喘ぎ続けるしかなかった。
ピストンされ続ける肛門の粘膜は、赤く爛れてきている。
無尽蔵とも言えるくらいの回数で抜き差しされ続けているのだから無理もなかった。
その心地よいとも苦痛とも言えない妖しい感覚に酔っていたマヤは、突然、ぐぐっ
と身を仰け反らせた。
「あっ…あああっ…」
ぶるぶると腰が震え出す。
マヤは白い裸身をしならせて、なんとか大きすぎる快楽を逃がそうとしている。
しかしシンジが腰をがっしりとつかみ、それを許さなかった。
「あうっ…あううっ……あ、あ…うんっ……あ、い……」
「いくんですか」
「いやあっ……こんな……お、お尻でなんか……」
「何度でもいけるんでしょ、マヤさんは」
「ああ、いいっ…」
マヤははっきりとよがってしまった。
とうとう、肛門以外に触れられないまま、その快感を口にするところまで堕ちている。
「ううんっ……あっ、いいっ……くうう……だめ、いいっ……」
「うっ、あっ……」
これまでになかった、マヤの露骨なよがりっぷりに、シンジも思わず放出してしまい
そうになる。
それを何とか乗りきって、もう一歩マヤを上に昇らせようと、抉り、こねくった。
マヤは忘我になった。
その恍惚感の中、シンジが激しく肛門を突くと、そのたびに腰の奥深くでずきん、
ずきんと妖しい痺れがわき起こってきているのを感じた。
子宮だ。
子宮が感じているらしい。
媚肉はまったく放っておかれ、お尻の穴ばかりうんざりするほど犯されているのに、
なぜか子宮が反応しているのだ。
「ああ……」
マヤは女の割れ目が蠢くのを感じた。
うねうねと動き、ポタポタと愛液がフローリングの床に垂れ落ちている。
マヤははっきりと自覚した。
自分は媚肉を犯してもらいたくなっている。
今、肛門を貫いているたくましい肉棒で、濡れ切っている自分の膣を突き刺して
欲しいのだ。
膣が、子宮が疼いてたまらない。
マヤが急に腿を閉じ合わせるようにもぞもぞし出したのを見て、シンジが腰の動きを
止めた。
「どうしました?」
「あ……」
さっきとは比較にならない妖艶な瞳でシンジを見つめるマヤは、もう抑えが効か
なくなっている。
こんな恥知らずなことを口にしたくない。
しかし、言わなければシンジはしてくれないだろうし、してもらわなければ心の
均衡が保てそうもなかった。
「あ、あの……」
「?」
今度は本当にシンジも意味がわからない。
「あの……」
「……」
マヤはシンジから視線を外し、思い切って口にした。
「その……ま、前を……」
「え? 何です?」
「前……。前…を……」
「前?」
マヤはこくんとうなずき、言葉を続ける。
「前にも……その…して……してください……」
「……は?」
シンジはきょとんとした。
「前って、もしかしてオマンコのこと言ってるんですか?」
「……」
あまりにも露骨な表現に、マヤは顔を真っ赤に染めて首をよじった。
さすがにシンジも驚いた。
あれほど膣を犯されること、というより何かを挿入されることを恐れていたマヤが
まさか……。
信じられぬ思いだったが、それだけ肛交による愉悦が大きく、膣にも波及していっ
たということなのだろう。
シンジは早速、マヤの期待に応えようと思ったが、すぐに考えを改めた。
そして、また激しく肛門を突き始める。
「ああっ……お、お尻じゃなくてっ…」
「なら、どこを犯して欲しいか言うんですね」
「そんな……」
「言わなきゃお尻です」
そう言って、ずんずんと腰を揺すり続ける。
マヤはその快感の響きが子宮を痺れさせることに怯え、慌てて言った。
「ああっ、いやあ! …あ、お願い…です……あっ……ま、前を……」
「前、じゃなくてオマンコでしょ」
「くうっ……ああぅ……」
シンジの怒張が絶え間なくマヤの菊座を蹂躙する。
その刺激にたまらない悦楽を感じていながら、陰部もじくじくと濡れそぼち、男の
ものを欲しがっていた。
「あ、ああっ……く、くださいっ……ああ、あ……お、おま……」
「おま?」
「ああっ、オマンコっ……お、オマンコにぃ……シンジくんのを……入れて…」
マヤの懇願を無視してシンジはアヌスを責めた。
大きな亀頭で腸内の襞をこそぎ取られるように抉られると、喘がずにはいられなか
った。
奥まで埋められた肉棒を優しく包み込むように、腸襞が覆っている。
マヤの喘ぎに合わせて、それが締まり、精を絞りだそうとしていた。
シンジが強く突き上げる。
ズシンと腹に堪えるような快感の響きに、マヤは喘ぎ、よがり狂った。
「そんなにいいんですか、マヤさん」
「ああ、いいっ……ううんっ、す、すごく、いい……ああっ…」
「いっちゃっていいですよ。僕も出します」
「あ、ああっ……くう、あ、もう……もう、いくっ……」
シンジのペニスで埋め尽くされ、こすられる肛門と腸管が灼けるようだった。
「ああ、とろけちゃうっ……あ、あ、いいっ……あ、いく……いくぅ……」
シンジが、とどめとばかりに深々と奥まで貫き、ぐいと腰を捻ると、その刺激で
マヤは一気に頂点まで達した。
「んはああっ、い、いきますっっ……」
マヤが薄紅色に染まった肢体を、背骨が折れるほどに仰け反らせて激しく気をやる
と、シンジもその締めつけに耐えることはせず、ドロドロに濃く熱い精をマヤの
腸腔奥深くに放っていた。
その熱さを感じたのか、マヤはぶるるっと大きく震え、そしてがっくりと突っ伏した。
「ああ……出されてるぅ……汚れてくぅ……」
シンジはまだマヤの腰をつかみ、自分の腰を突きだしている。
溢れるのではないかというくらいに精液を吐き出すと、ようやく肛門から引き抜いた。
「……」
シンジは、汗で光るマヤのなめらかな背中を見ていた。
綺麗な裸身である。
このヌードをナマで見て、しかも好き放題にいたぶれるのは世界中で自分だけなのだ。
そう思うとシンジの心は充足感で満たされていく。
ミサトやリツコだけでなく、マヤも自分なしではいられなくなる。
少なくともこの三人の女には、自分が必要不可欠になるはずだ。
人類補完計画などより、自分の心の補完の方がよほど大事だ。
「……あ…」
夢見心地だったマヤがようやくもぞもぞと身体を動かし出す。
シンジはさきほどまでのマヤの悩ましい姿態と艶やかな喘ぎ声を思い起こすと、再び
自分の分身に芯が入るのを感じた。
まだ汗でぬめっているマヤの白い尻に手を伸ばすと、ぐいと割った。
凌辱の証か、肛門はやや腫れぼったい。
ぴくぴくと蠢き、そのたびにシンジの注ぎ込んだ白い液体が滲み出てきていた。
「ああ……」
また犯される……マヤは本能的にそう感じた。
もう、どうにでもしてくれ、という投げやりな気持ちにもなったが、今度はお尻では
なくちゃんと犯して欲しかった。
何もされない媚肉が疼いてたまらない。
「シンジくん……お、犯すなら……」
「……」
「前……前を……」
「前……?」
マヤはかぶりを振って唇を噛んだ。
この少年は、またはっきりと私の口からいやらしい言葉を導き出そうとしている。
「……。お…」
「……」
「おま、オマンコ…。オマンコ、犯して……くださ…い……」
シンジは敢えて無表情でマヤに言った。
「オマンコを犯して欲しいんですか……。でもマヤさん、わかってるでしょうけど、
処女をなくすことになるんですよ」
「……」
「それでいいんですか」
このままお尻ばかり犯され続ければ、自分はどんな変態になってしまうのか。
それを思えば、処女喪失などそれほどのことではないと思った。
凌辱で少年に純潔を奪われることを思うと気が狂いそうになるが、このままアナル
セックス漬けにされるよりマシな気がした。
「……いいから…」
「……」
「それでも、いいから……。オマンコにして……。じゃないと、私……」
「……」
「オマンコ、切ないの……疼くの……。し、子宮も熱くって、疼いて……。ああ、
もうおかしくなりそうなの……」
「わかりました」
シンジはそう言うと、開きっぱなしにしていたマヤの尻たぶに屹立したペニスを
あてがった。
もう充分に勃起し、ギンギンに熱くなっている。
その熱さを股間に感じたマヤは、心は絶望に覆われ、身体は涎を垂らした。
「ああ……」
媚肉に熱くて硬いものが触れると、震えるような期待感に包まれる。
汚い、おぞましい、という気持ちを、肉の疼きが飲み込んでいた。
ようやく満足できるという期待で震えるマヤの顔を見ていたシンジは、薄笑いを
浮かべた。
そして急に攻撃方向を変えて見せた。
「ああっ!」
マヤは激しく動揺した。
シンジはまたもアヌスを貫いてきたのだ。
太い亀頭部を飲み込まされるきつさを肛門に感じながら、マヤは泣き顔で抗議した。
「ああ、なんでぇっ!? オマンコにっ…ああっ……してくれるって……ああうっ」
シンジは、もう何度も味わったマヤの柔らかく、それでいてよく締まるアヌスを
抉っていた。
たくましいもので腸管を埋められると、マヤはこのままずっとこうしていたいと
すら思うようになっている。
それでも相変わらず膣が疼く。
子宮がとろけてしまいそうだ。
「ああ、お願いぃ……お、お尻じゃなくて……ああ、マヤの……オマンコをぉ……」
「でもこっちだって気持ちいいんでしょう」
「そんなあ……」
ミサトやリツコの淫液を存分に吸ったせいか、若いくせにすっかり淫蕩灼けした
肉棒がマヤの肛門にずるずると飲み込まれていく。
シンジはリズミカルに挿送を続けているが、やはり乳房などへの愛撫は控えていた。
お尻の穴だけでいきまくるようにしたい。
「あっ……あうっ……ううんっ……うむっ……ああ、うんっ……」
リズムに乗った律動を加えられ、腸襞をこすられる感覚は、マヤに抑えきれない
官能のうねりを与えている。
「ああ、もういや……お尻でなんか……いやあ……」
肛門を行き来するペニスの感触にすっかり慣れ、強い刺激とは思えなくなっている
のに、底無しの肉欲地獄に落ち込んでいくような感覚がマヤを悩ませる。
もう膣でもアヌスでもどちらでもよくなってきている。
この疼きを、肉欲の渇きを満たしてくれるのであれば、喜んでシンジに身体を差し
出したい。
「ああ、だめぇ……し、シンジくぅん……お、おかしくなるっ…」
「気持ちよくっておかしくなりそうなわけ?」
マヤは何度もうなずく。
「そうっ……ああ、そうよ……こんな、すごいっ……うんっ……いいっ…」
マヤは両手を固く握りしめぷるぷると震わせたかと思うと、今度はドンドンと床を
叩き始めた。
首を振りたくっていたかと思うと急に動きが止まり、締まりのなくなった口の端から
涎が垂れ始めている。
それに気づく余裕は、今のマヤにはなかった。
「いい……ああ、いいっ……お尻、気持ちいい……んくぅ……あ、すご……」
シンジの突き上げも激しかった。
亀頭部のカリが人一倍大きいのがシンジのものの特徴だが、そこが肛門の襞や腸壁を
こすり、突き上げると、マヤはほとんど泣き声になって喘ぎ続けた。
思い切り奥まで刺し貫かれた時の充足感。
逆に、押し込まれたものをずるずるっと引き抜かれる爽快感。
この相反する、しかし強烈に快美な刺激を何度も何度も繰り返し受け続ける。
しかも、そのピストンが速かった。
素早い間隔で両方の痺れるような快感と愉悦を強要され、マヤの心臓は炸裂寸前
である。
マヤの肛門と直腸は、もはやシンジの肉刀を収める肉鞘になりつつあった。
倒錯的だが甘美なセックスの味が、マヤの全身に拡がっていく。
マヤの身悶えが一層激しくなり、痺れ切った腰から甘い溶解が始まった。
いつも涼しげなマヤの顔からは思いもつかぬ真っ赤な汗みどろの顔でよがり続けて
いる。
控えめなマヤとも思えぬよがり声が部屋中に溢れている。
充満しているのはそれだけではない。
マヤの甘い女の香り、シンジの精臭、そして淫らに絡み合うふたりの汗の匂いで満ち
ていた。
「あ、だめっ……あ、もうっ」
「いきたいんですか」
マヤはガクガクと激しくうなずく。
焦らされでもしたら発狂しそうだ。
シンジは、それまで速度は遅いが、深く大きなストロークで奥を責めていたが、
マヤの悩ましいよがり顔を見て射精したくてたまらなくなった。
律動を、浅く小刻みなものに切り替え、一気にマヤを追い込んだ。
急に速度が上がった攻撃に、マヤはふらふらになりながらも駆け足で絶頂まで押し
上げられた。
「んあああっ……だめっ、いくっ……ううん、いっく!」
長々と責められ、絶え絶えだった息を振り絞って絶頂を告げた。
瞬間、マヤの全身はぐんっと反り返って、手足を突っ張らかせた。
その苦悶とも、歓喜とも言えぬ妖しい表情にシンジも我慢できずに射精した。
びゅるるっと音がしそうなくらいの量と濃さだった。
腰をこすりつけるようにして、出来るだけ奥に放出してやった。
「ああ……すごい……熱いのが…いっぱい……」
シンジは一滴も残さないよう、ペニスを律動させて放った。
マヤの肛門が肉棒を締めつけるたびに、ぴゅっ、ぴゅっと絞り出される。
ようやく満足するまで射精すると、シンジはペニスを抜き去った。
「どうでした、マヤさん。お尻が好きになったでしょう」
「……」
「思いっ切り気をやって満足したんでしょう?」
「……」
恥ずかしかったが、勝手に首が動き、肯定するようにうなずいた。
「もっと犯していいですね?」
「……」
「この身体は……このお尻は誰のものですか」
「……」
マヤは顔を伏せる。
目を閉じた。
心の叫びに耳をふさいだが無駄だった。
「それは……」
「……」
「し、シンジくんの……もの…です……」
それは心の叫びなどではなく、肉の、性の欲望に過ぎなかったが、そんなことは
マヤにとってどうでもよくなっていた。
「そうですか。なら、いつでも僕の好きな時にこのお尻を犯していいんですね?」
「そう…よ……。マヤのお尻は……シンジくんが好きな時に…犯していいの……
だから…」
「だから?」
「……だから、また私を……」
「思いっ切りいかせて欲しいんですね」
「ああ……はい……」
マヤは、自分が完全に堕ちたと思った。
もうこの身体は自分のものではない。
今にもまた自分の肛門を犯そうとしている少年のものになった。
いっさい逆らえない。
この肉体を少年に差し出し、少年の性欲を満足させるとともに、マヤ自身の肉欲も
慰めてもらうのだ。
マヤは、シンジのペニスがまたもむくむくと勃起し始めるのを見ると、自分から
後ろに手をやり、尻たぶを割って挿入を求めていた。
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