リツコを執務室で強姦した日の翌日。
この日もシンクロナイズドテストがあった。
今日も手応えがあった。
うまく出来たという高揚感でシンジの歩みも軽い。
疲労はあったが心地よいもので、若い肉体には何の問題もなかった。
シンジの場合、こういう軽い昂奮状態の時など、特に性欲が昂進する。
学校での試験やスポーツ競技、ネルフでの各種ハーモニクス連動試験、そして使徒
との実戦。
それらの結果がよかった時の神経の高ぶりが、セックスのそれと共通するらしい。
彼は考える。
今日はリツコをどういたぶってやろうか、と。
せっかく縄とスパンキングを仕込み始めたのだから、これからもやってやろう。
特に緊縛だ。
あの白い、そして豊潤としか言いようのない肢体にこそロープは映えるのだ。
ぎりぎりと締めつける苦痛がなくなり、いつしか快楽と変わるその時まで手綱を緩
めるつもりはない。
責め方を考えながら、少し反省もする。
昨日はリツコを犯したという満足感で、あっさり射精してしまった。
もっと女が気の狂うような絶頂を無理矢理味わわせてやらなければ。
ミサトは、それこそ何度も何度も絶頂まで押し上げ、「もう許して」と泣いて懇願
するところをさらにいかせまくってやった。
気を失えば気付け薬で正気づかせたり、ロウソクを垂らして反応させ、くたくたに
なっているのをさらに絶頂漬けにした。
14歳の少年にこんなことが出来たのも、シンジの例の体質によるものだが、彼は
自分のペニスとテクニックの賜だと思っている。
確かにミサトを何度も責めることにより女体をよく知ることが出来た。
書物やネットから得た知識をミサトで実践し、テクニックという点でも腕は上がっ
ているだろう。
何より、ひとりの成熟したおとなの女を、自分の手練で弄び、性の虜にしてやった
という、男としての自信が大きかった。
いや、「男」というよりもっと本能的な「牡」として「牝」に対する優越感を掴んだ
ということなのだろう。
ここに、「いきにくい」、「感じ方が鈍い」というペニスを持った体質が加わり、
中学二年生にして百戦錬磨のような、男「性」としてのたくましさを発揮するまで
になっていた。
ミサトはそういう絶頂責めにしたが、リツコもそうするか。
しかし、同じでは芸がない。
そんなことを考えているだけで、シンジの男根はプラグスーツの中でむくむくと勃起
し始めていた。
リツコの執務室へ向かう足も自然と速度を増した。
テスト直後ということもあったのか、リツコの部屋のドアロックはかかっていなか
った。
となると誰かいるかも知れない。
ノックもせずにドアを開けると、やはりいた。
伊吹マヤ二尉だった。
リツコの後輩で、ほとんど腰巾着と言っていいくらい、彼女にくっついている女だ。
シンジはさりげなくマヤの全身に視線を走らせる。
顔立ちは整っているし、スタイルも悪くない。
なにより清楚な雰囲気が漂っているのが彼女の魅力だろう。
しかし、その隣で呆然とこちらを見ているリツコのそれに比べればまるで子どもの
それである。
百合も綺麗で魅力はあるが、蘭の隣では目立たないのが当然だ。
「あら、シンジくん」
マヤが愛想良く声をかけてくる。
シンジの結果がよかったこともあるのだろう。
「どうしたの、こんなとこまで。珍しいんじゃない?」
「ええ……」
シンジは曖昧に返事をする。
どうやって追い払おうか考えているのだ。
リツコを見ると、やや青ざめて、棒でも飲んだように立ちすくんでいる。
「実はこないだから、少しリツコさんに話を聞いてもらってまして…」
「センパイに?」
マヤは少し驚く。
そういうことは、リツコでなく葛城三佐が相手だと思っていた。
父親の碇司令は相談に乗るという人ではないし、ミサトやリツコの他に身近なおとな
がいないということなのだろう。
そう考えると、目の前の少年が少し気の毒になる。
「相談事か…。じゃ、私はいない方がいいかしらね」
「すっ、すいません、そういうつもりじゃ……」
少しおどけたように言ったマヤに、シンジは慌てて弁解するフリをする。
まさかこの少年がリツコに淫らなことをしようとしているなど想像もつかなかった
から、マヤにはシンジの動揺ぶりが微笑ましく思える。
「あの、マヤさんの用事は……」
「あ、私はいいの。もう終わったし、後は明日でもいいから」
マヤは手早く書類をかき集め、愛用のパソコンを抱えると、シンジに軽く微笑んで
部屋を後にした。
リツコは声もなく、マヤを見送ることしか出来なかった。
「……」
「マヤさん、いい人ですよねー」
「……」
「ああいう女も悪くないかなあ」
「!」
リツコを脅すつもりで言ったのだが効果は覿面だったようで、リツコはたちまち
目を吊り上げてシンジに言った。
「あなた、あの子にまで手を出す気なの!?」
「いいえ」
シンジは慌てず騒がず、笑みすら浮かべて答えた。
「リツコさんのゴージャスな身体を抱いちゃったら、マヤさんなんか子どもに見え
ちゃいますよ」
「……」
「今のところね」
シンジは言いながらプラグスーツに手を掛ける。
「でも、あんまりリツコさんが我が侭言うと、仕方なくってことも……」
「やめなさい!」
リツコが怒鳴る。
「いい、シンジくん。あの子はそういう子じゃないの。絶対におかしなことはしない
でちょうだい」
「そんなことリツコさんが決めることじゃないでしょう。それに、リツコさんがおと
なしく僕に従ってくれれば、そんなことする必要もないですし」
「……」
言っているうちにすっかりスーツを脱ぎ終わる。
プラグスーツの下には下着を着けないのが決まりだ。
リツコは思わず顔を背けた。
「じゃ、早速しましょうか」
「……いやよ」
シンジから一歩引いてリツコは言った。
これ以上、年下の少年に嬲られるような屈辱は受けられない。
シンジは、リツコの拒絶を受けても平然としている。
この程度は折り込み済みなのだろう。
脱ぎ捨てたスーツのポケットから数枚の写真を取り出し、彼女の前に放り出した。
リツコは一瞬にして血の気が引き、もぎ取るように写真を奪う。
「これ……」
眼鏡の奥からこぼれ落ちそうなくらいに見開かれた目が震えている。
そこに映っているのはロープで厳しく縛られている白い女体だった。
局部や顔がはっきり映っているものもある。
紛れもなく昨日の痴態であった。
いつ撮られたのかわからないが、恐らく犯された後、リツコがぐったりしている時に
撮影されたのだろう。
「こんなもの……どうするつもりなの……」
何とか気力を奮い立たせて、リツコが言った。
シンジはリツコから視線を反らさずに答える。
「それは差し上げますよ」
「……」
「よく撮れてるでしょう? まだまだありますよ」
「目的は何なの……」
「話が早くてけっこう。わかってるんでしょう?」
「わ、私を……」
「そう」
シンジは拾ったプラグスーツを丁寧に畳むと、楕円形をした応接テーブルの上に
置いた。
「ばらまかれたくなかったら言うことを聞けってね。古くさい手で申し訳ないです
けど、そういうことです」
「……」
シンジのしていることは明らかな違法行為、それも脅迫・恐喝だ。
いや、それ以前に昨日の行為だって強姦なのだ。
リツコが訴えれば警察が介入するはずだが、ことネルフ内部で起こったことなら揉み
消される可能性が高い。
しかもそれがEVAパイロットや開発責任者が絡んでいるとなれば尚更である。
警察を使わずとも、リツコがシンジの犯罪行為を内部告発し、司令室や保安諜報部に
訴え出れば、厳重な内部捜査が行われるはずである。
「……」
そこまで考えて暗澹たる思いになる。
無駄だろう。
もしそうなれば、碇司令はシンジとリツコを天秤にかけることになる。
どちらが貴重かつ有益か、という話になる。
リツコは確かに優秀だし、EVA計画の責任者でもある。
プライベートでも司令の愛人だ。
しかしそれらすべての要素を合わせても、初号機パイロットという唯一無二の役目
を負うシンジには敵うまい。
リツコの代わりはいるが、シンジの代わりはあり得ないのである。
となれば、答えは出たようなものだ。
ここでこのスキャンダルを表沙汰にしても、バカを見るのはリツコとミサトであり、
シンジは咎め無しということもある。
そして、ここで自分が切られたらどうなるのか。
EVAを最後まで見届けることも出来ぬ。
誰かに功績も未来も奪われてしまうことになるだろう。
そしてゲンドウも。
それだけは我慢がならなかった。
「決心つきましたか」
リツコの葛藤を見透かすようにシンジが言う。
リツコの肩に手を回しても、彼女はほとんど抵抗しなかった。
仮眠室まで行くと、シンジはベッドの下からロープを取り出した。
リツコはそれを見ると、さすがに少し引いた。
「シ、シンジくん……。あなた、また縛る……気なの……」
「ええ」
当たり前だと言わんばかりの口調に、リツコはたじろぐ。
「お願いだから、それはやめて……。縛らなくても…」
「言うことは聞くってことですか」
リツコは顔を背けてうなずく。
しかしシンジは両手でロープをビシビシとしごくとはっきり言い切った。
「言うこと聞いてくれるんなら、素直に縛られてください」
「いや……」
脇をすりぬけて逃げようとしたリツコの手首を掴むと、シンジはそのままベッドに
転がした。
「あっ……」
倒れ込むリツコの上に馬乗りになると、シンジは手際よくその柔らかい肉体に縄を
掛けていった。
今日は昨日よりさらに複雑な縛り方をした。
リツコは昨日とは逆に仰向けに吊られている。
両ひざは折られ、かっちりと縛られている。
腿の中程と向こう臑を合わせるようにふくらはぎと密着させていた。
当然、この状態だと股がパカッと開いている格好だ。
いわゆるM字開脚である。
上半身は、昨日のように後ろ手に拘束されている。
乳房の上下を括り出されているのも同じだ。
違うのは、昨日みたいに片方ずつの胸を縛ることはなく、充分に柔らかさを保てる
ようにしてあることだ。
胸を縛った縄と、腰、腿を縛ったロープで天井に吊っていた。
いかにも窮屈な格好で、リツコは苦しそうに身悶えた。
「今日は昨日ほど肌は痛くないでしょう?」
リツコは着衣のまま縛り上げられたのである。
雪のような真っ白い肌を直接縛るのもいいが、こうしていつも見ている服装に縄を
かけるのも悪くない。
それに、シンジは以前からリツコの凛々しさに憧れているところがあった。
それはあの服装から来ていると思う。
青のブラウスに白衣、そしてスラッとした脚を伸ばした濃焦茶のタイトスカート。
そそるものがあった。
今日はそのまま縛ってやろうと思った。
それでも胸は見たかったので、ブラウスのボタンを剥ぎ、下にある白いブラをずり
下げて、豊かな胸肉をさらけ出させた。
聡明そうな美貌を苦痛で歪めている美女。
その全身は制服を着てはいるが、半裸でかっちり緊縛されている。
男なら誰でもむしゃぶりつきたくなる光景だろう。
「ああ……」
リツコは力なく呻いた。
無力だった。
「まだ痛いですか」
「……」
リツコは小さくうなずいた。
「ではまだ慣らさないとね」
「ああっ…」
ぎぃぃ……。
ぎしっ……。
シンジが、ロープで吊られたリツコを揺らす。
肌への食い込みは、服を着ている分きのうよりはマシだが、それでも皮膚がロープ
に巻き込まれる痛みはある。
それに、関節をねじられるような苦痛はちっとも変わらないのだ。
「痛い……」
リツコは苦痛に呻くばかりなので、シンジは少しやり方を変えてみる。
それまでは、リツコの腰を手で押して揺らしていたのだが、今度は乳房を掴んで
やってみた。
やわやわと優しく揉み上げ、一瞬、力を込めて握り、身体を揺する。
それを繰り返した。
「あ、ああ……あ、痛っ……あ……は……」
バストを揉み込まれ、盛り上がってくる快感。
ついでに乳首もいびられ、硬くなりつつあったそこは鋭い快美をリツコの脳髄に
送り込んでくる。
それに没入しそうになると、思い出したようにシンジが縛られた身体をゆするのだ。
リツコは当惑する。
胸を愛撫される快さと、ロープが肉体に与える苦痛が混じり合っていく。
乳房の愛撫もあって、少々揺らされるくらいには慣れてきたところで、シンジは
次にかかった。
スケールを振るい、リツコの尻を突然ひっぱたいた。
「あうっ!」
ぱちん、という乾いた響きと裂けるような痛みに、リツコは大きく身をよじる。
それによってまたロープが身体に食い込んでくる。
「何するの! そ、それはやめてシンジくん!」
「……」
ぱっちん!
「痛い!」
シンジは無言でスケールを使う。
ぱしーん!!
「あくっ!」
シンジは憑かれたようにリツコを打ち続け、徹底的にスパンキングの味を仕込んで
いる。
リツコは尻だけでなく、腿も打たれた。
本当は、綺麗な背中や艶やかな腹も打ちたかったが、今日は着衣なので仕方がない。
ほんの10分ほどの打擲だったが、リツコには充分すぎるくらいに堪えた。
「あ……はぁ……はぁ……」
ようやく悪夢のようなスケール攻撃が終わり、リツコは生き返るようだった。
息も切らせていないシンジは、リツコに近づくと、打たれて赤く腫れている箇所を
撫で、舐めた。
「ううっ……」
ピリッとした痛みと、舌の熱さが伝わり、リツコは思わず仰け反る。
シンジはさらにスケールでも撫で始めた。
器用な指先でなぞり、撫で、さする。
熱くぬめぬめした舌で舐め上げる。
そして硬く冷たい金属スケールで擦る。
三種の異なる刺激が、打たれて痛む肌を襲ってきた。
「うっ……あ、あむ……ああ……あ、うんっ……く……うああ……」
打たれた腿や尻だけでなく、バストも揉み込む。
縛り上げられた根元から絞るように揉み上げたり、上の方からねじり、こねるよう
にも揉む。
リツコの豊かなバストは揉みくちゃにされ、その頂点にあるぽっちりとした乳首は、
さながら嵐に漂う小舟のようだった。
リツコの顔に赤みが差し、感じ始めていることを確認すると、シンジは再びその
吊られた身体を揺らしにかかった。
今度は今までよりずっと大きく揺すってやる。
「ああ……くぅ……」
苦痛しか感じ取れなかったこの行為に、ある時突然、別の感触がリツコを襲った。
「あ、ああっ!?」
激しい苦痛には違いないが、それが痛み以外の何かを導き出したような気がした。
シンジはすかさず豊かに張った尻たぶをスカートの上から揉んだ。
「ああ……」
じわっとこみ上げる甘美な刺激に、リツコは思わず喘ぐ。
さらにシンジは内腿をさすったり、力任せに乳を揉んでみる。
「あ、ああっ……う、ううん! …あ、あは……」
さっきよりリツコの性反応がはっきりしてきている。
緊縛が効いてきているのか。
リツコは何が何だかわからない。
身体のあちこちに走る激痛と、胸や尻から広まる快感。
相反する感触が混じり合い、リツコは苦悩に追い込まれる。
身体のうねらせ方が熱っぽくなってきている。
官能が浮かびつつある美貌は、ねっとりとした表情を醸し出していた。
シンジがリツコの股間に手を伸ばすと、その指はじっとりと濡れていた。
心はともかく、身体の方は充分に受け入れ態勢になっている。
「あ、ああ……」
シンジの指が身体から離れると、リツコはホッとしたように息をついた。
いつしか肉体が、シンジの指を求めてしまっていることを恥じたくなる。
こんな少年に感じさせられるなど、あってはならないことだ。
リツコは科学者としての、大人の女としての誇りを取り戻そうと気を入れ直そうと
する。
そこへシンジの舌が襲いかかった。
「あうんっっ……」
リツコの敏感な肉芽を舐め上げたのだ。
そして、そのすぐ下でひくついている禁断の秘穴にまで指を伸ばした。
「ああっ、そんなところをっ……」
突然アヌスを触られて、リツコは叫んだ。
シンジは構わず、指で肛門を、口で媚肉をしゃぶっている。
割れ目に中心に舌を潜り込ませ、中から蜜をえぐり出す。
鼻先でクリトリスを突っつき、指はアヌス周辺の皺を伸ばすようになぞっていた。
肛門をいびられる汚辱感、媚肉や膣をクンニされる恍惚感、そしてそれらがシンジ
によって行われているという、たまらない屈辱と羞恥。
「気持ちよくなってきたんでしょう、リツコさん」
「く……、い、いやらしいだけだわ……こんなの……や、やめっ……」
リツコは必死に尻をよじたて、息を激しく乱した。
唇を噛みしめ、声を押し殺そうとするが、どうしても漏れ出てしまう呻き声。
「あ、あ、もう……だめ、許してシンジくん……ああ、もういやあ……」
美貌の女性科学者の肛門はむずかるように蠢き、媚肉からは絶え間なく愛液が零れて
きている。
ムッとするような、熟れた女の匂いがこもってくる。
シンジの舌が、溢れ出る淫蜜を舐め取っているが、それを上回る量の液体がリツコの
膣からわき出てくる。
若い男の舌が媚肉を這い、唇が吸い付いてくる。
リツコは何とか抗おうと身体をよじり、腰をひねる。
そのためにロープが身体に食い込んできているのに、そのことを気にする余裕も
なかった。
「あ、あ、ああ……あう……い……あ、はあっ……」
クリトリスがびんびんに勃って、ひくひくと痙攣さえしている。
媚肉は割れ目の襞がうねうねと蠢き、盛んに何かをくわえたがっていた。
リツコの顔を見ると、盛んに顔を振りたくっている。
熱くて太い吐息を洩らし、固く縛られた二の腕や腿をうごめかす。
身体のあちこちから細かな痙攣が発生していた。
リツコの身体が絶頂に迫っているのだ。
「あ……あっ……ああ、もっ、もうっ……」
リツコが白い喉を見せ、「ひっ、ひっ」と息絶えるような喘ぎを見せ始めた。
「もういっちゃうんですか、リツコさん。まだ早いですってば」
そういうとシンジはいきなり責め手を引っ込めてしまう。
「あ……あ……」
すーっと引いていく官能のうねりにリツコは戸惑う。
そして、彼女の様子をうかがっている少年を見て、たちまち激しい羞恥と屈辱感に
苛まれた。
「は……はぁっ……」
リツコがため息をついて、性の昂奮から醒めてきたと見るや、シンジはまた彼女に
迫った。
ものも言わずに両手でM字に開いた足をさらに割り開き、その中に入る。
リツコは、シンジの股間で直立する男根を見てハッとした。
子どものものとも思えないたくましいそれは、リツコの中に入りたがって、早くも
よだれを流していた。
「い、いや……」
今度は犯されると思い、身をひねり、必死に脚を閉じようとするものの、ほとんど
動けない。
シンジは、昂奮で灼けているような熱い肉棒を、リツコの内腿に擦りつけて彼女か
ら悲鳴を絞り出す。
そして秘裂にあてがうと、割れ目の上から下まで何度もなぞるようにして、リツコを
恐怖のどん底に落とし込んだ。
「あ、あっ……やめ……あ、ううんっ……」
割れ目の襞の間にペニスを潜り込ませると、躊躇なく媚肉の中に侵入させた。
少年のものの大きさにリツコは息が詰まりそうだ。
シンジが中に押し入れるごとに呼吸が止まり、身体がカァッと燃え上がる。
エラの張った亀頭部が何とか膣内に入ると、そのまま一気にズブズブと中へ押し込
まれた。
「んはあっっ!!」
媚肉の襞をめくり込むようにムリムリにねじ込まれる。
シンジの逸物は、亀頭部が大きいだけでなく、竿の部分も根元にいけばいくほど太く
なっている。
そいつを最後まで埋め込まれたリツコは、いちばん太い部分で媚肉を押し広げられる
感覚と、亀頭部の先っぽで奥まった子宮口を突っつかれた感触に襲われ、ガクンと
大きく顔を仰け反らせた。
「はんんっっ……んんっ……く、くあ……」
昨日は初めてのレイプのショックだったせいか、あまり実感はなかったが、今日
改めて入れられてみると、シンジのペニスの凄さが痛烈にわかってくる。
陰茎の野太い根元の方で、女肉の入り口が引き裂かれそうだ。
事前にたっぷり濡れさせられていたからいいが、そうでなかったら本当に裂けてしま
っていたのではないだろうか。
さらに、奥の奥まで文字通り串刺しにされている。
内側から膣道が拡げられている感覚がたまらなかった。
みっしりと膣を埋め尽くされた息苦しさで、リツコはパクパクと金魚のように口を
開けて喘いだ。
「あ……は……っ……むむ……ん……っ…」
「随分と気持ちよさそうな顔になりましたね。リツコさんの中もドロドロで気持ち
いいですよ」
シンジは長いストロークをゆっくりと繰り返し、リツコの肉体を抉り上げた。
貫くシンジの肉棒に絡みつくリツコの肉は素晴らしかった。
熱く柔らかく、それでいて男を離さない。
とろけきった肉が妖しくペニスにまとわりついてくるのだ。
並みの男なら、たまらず射精してしまうに違いない。
ロープに締めつけられる身体の苦痛と、シンジに犯される屈辱で、激しくもがいて
離れようとしていたのがウソのようだ。
徐々にではあるが、はっきりとした快感反応を見せ、膣の襞がシンジの肉棒に絡み
つく。
ひくひくとした収縮も始まってきている。
さすがにシンジも顔をしかめてその刺激に耐えている。
「くっ、いいですよ、いい味だ、リツコさん! 油断すると出ちゃいそうだ」
「あうっ……あ、あふう……んあああ……」
シンジは、あまり高ぶらず落ち着くよう心がける。
今日は自分が満足するというよりは、徹底的にリツコを責めて、リツコを官能に
酔わせ、狂わせることが目的だ。
それにはリツコがいきそうになっても寸止めし、焦らしに焦らし抜くことだ。
芯の強いリツコを「いかせてくれ」と泣き喚かせて、それでもいかせない。
発狂寸前でもっとも高い絶頂に押し上げ、こっちも思い切り射精する。
リツコが失神するくらいに気をやらせてやるつもりだった。
「あ、あううっ……はああ…んっ……う、うああ……」
まだ微かに理性の残っていたリツコは、反応した声は洩らすまいと必死に唇を噛む。
しかし少年の与える快楽はリツコの許容量を超えており、いくら堪えてもくぐもった
喘ぎが洩れてしまうのだった。
「敏感なんだなあ、リツコさん。やけに反応が早いや」
リツコは、迫り来る破局を堪え、後ろ手に背中で縛られた両手に拳の握りしめる。
白くなるほど強く握った手が開かれると、また耐えるように握りしめた。
どんなに堪えようとしても、次から次へと襲い来る愉悦の大波がリツコを巻き込んで
いく。
シンジの肉棒が最奥を擦るごとに、リツコは全身をしなわせ、剥き出しにされた豊か
なバストを震わせてよがった。
ピストンするたびに揺れ動く魅惑的な乳房に、シンジもたまらず腕を伸ばす。
汗にまみれ、手に吸い付くような湿り気を帯びた胸肉を、シンジはたぷたぷと音が
するくらいに揉んだ。
リツコの形の良い乳房は、様々な形になり、揉みくちゃにされる。
膣を貫くペニスが奥を突くタイミングと、シンジが乳房を握りしめるように揉み込む
タイミングが合わさると、リツコは気死しそうなくらいの喜悦で喘がずにはいられ
なくなる。
「うあ! うああっ! くんっ……あ、ああっ……た、たまんないっ…!」
リツコの声が上擦ってきた。
肢体もぶるぶると細かい痙攣を始めている。
シンジのペニスが収まる膣も、きゅうっと収縮が強くなってきた。
リツコがいきそうだと見るや、シンジはいきなりペニスを抜き去ってしまった。
「あ……」
突然失われた媚肉への快感責めに、リツコは動揺した。
肉棒を抜き取られた割れ目の肉は、物欲しそうにヒクヒクと蠢き、名残惜しそうに
ポタポタと蜜を垂らしている。
揉み抜かれた乳房も、乳首が破裂しそうなくらいに腫れ上がり、勃起していた。
リツコが潤んだ目でシンジを見やると、これ見よがしにペニスを握ってぶらぶら
させている。
慌ててリツコは目を反らせるが、閉じた瞼の裏に彼のたくましい肉棒が鮮明に残っ
ている。
それを思い出すと、媚肉から恥ずかしいくらいに愛液が溢れてくる。
「欲しいでしょう、リツコさん」
「……」
「我慢しないでいいですよ。オマンコこんなに濡らして、おっぱいの先っぽだって
勃ってますもん」
「違う……」
「だって、もっとして欲しいんでしょう? いきたいんでしょう?」
「そんなこと……」
「素直じゃないですね」
「あ……」
シンジはリツコの股間に割り入ると、再び彼女を奥深く貫いた。
「かはあっっ」
熱い巨根が、柔らかくほぐれ切った女肉を苦もなく引き裂いた。
ずぶずぶと一気に奥まで突き抜かれ、子宮口を突き上げられると、リツコは堪らず
喘いだ。
「あううっっ……あ、ああ……ううんっ……」
剥き出しにされた太腿や乳房を揉みさすられ、醒めかけていた快楽が甦り出す。
粘っこい汗が滲み出し、リツコの美しい肌を覆いだした。
シンジは、吊られたリツコの身体を揺すり、自らもぐんっと腰を押しつけて、出来る
だけ深く貫いてやる。
振り子のように揺れているリツコの身体が離れた時に腰を引いて抜き、近づいてくる
とこっちも腰を突きだして奥まで抉り込んだ。
深いところまで串刺しにされるだけでなく、勢いをつけてピストンされるため、リツ
コを襲う快感地獄はいっそう燃え盛った。
汗に濡れ、素肌に張り付いているブラウスやガードルが、リツコの妖艶な美しさを
醸し出す。
「うっ、ううん! ああ、もう……だめ、だめになるっ」
「だめになっていいんですよ。何もかも忘れて思いっきりよがるんです」
「いやあ……ああっ…」
リツコの身悶えがいっそう激しいものとなる。
シンジの腰がリツコに密着するほど押し込んでくるため、クリトリスまで擦れて
しまい、さらに快楽が加わる。
肉棒をくわえ込んだ膣から、おびただしいほどの蜜が溢れ、腿を伝い、床に垂れて
いく。
揉み抜かれる乳房も、シンジの指が乳首に触れると痛いくらいに張ってきた。
「あん、ああんっ……あ、い……いや、いい!」
リツコのよがり方が露わになってきた。
息苦しいほどの恍惚が次々と襲いかかり、リツコを狂わせる。
ぷるぷると震えてきた腰を見て、リツコの絶頂が近いことを知ったシンジは、顔を
見てみると、眉間を寄せ口は開きっぱなしで喘ぎ続けている。
「いきたいでしょ?」
「いやあ……」
「いきたいって言うんですよ」
「そんなこと……ああっ……」
「じゃ、やめちゃいます」
「あ、そんなっ……」
リツコは信じられないという顔で少年を見る。
こんなに焦らされたらおかしくなってしまう。
もう、どうでもいいから始末をつけて欲しかった。
しかし、それを口にすることは出来ない。
「……」
リツコは、ことさら冷静に考えよう、なんとかこの性の疼きから醒めようとするが、
前に押し込まれた肉棒がそれを許さない。
シンジは、動かしこそしないものの媚肉にペニスを挿入したままだったのだ。
膣を拡げられたまま、しかし刺激は与えられない。
とろ火で炙られているようなもので、恥ずかしさと悦楽でグズグズになっていた
リツコの精神が保たなかった。
「……」
知らず知らずのうちに、リツコの腰がもじもじしている。
なんとか自分から動かして快感を得ようとしているのだ。
リツコが顔を火照らせ、腰をうごめかそうとしているのを見て、シンジはその動きを
封じてしまった。
もがく腰をがっちりと押さえ込み、わずかな動きすら許さない。
リツコは絶望的な気持ちに陥る。
このままジリジリともどかしい責めを延々と加えられたら、本当に気が狂ってしまい
そうだ。
もう彼女に選択の余地はなかった。
「あ……」
「なんですか」
「し、して……」
気位の高いリツコにそう言わせたことに、シンジは小躍りしたいくらいであったが、
敢えて無表情で言った。
「いかせて欲しい、でしょ」
「お願い……さ、最後まで……」
少壮の女性科学者は、震いつきたくなるような潤んだ瞳を少年に向けている。
見ている男をすべて劣情の渦に引きずり込まざるを得ない痴態だ。
むんむんとしたフェロモンは過剰にシンジの心に浸蝕していった。
「ま、いいでしょ」
がちがちに縛られ、仰向けに吊られた美女を少年が再び犯し始める。
「ああっ」
ようやく来たという感じだった。
女の秘奥を突き抜いてくる硬い肉棒に、リツコは膣からの愛液で応える。
シンジのペニスが、肉襞をめくり込むようにリツコのヴァギナを貫くと、そのあわい
めからしぶくように淫蜜が弾け飛んだ。
「あ、あふああ……」
リツコの悶え喘ぐ表情を見ながら、調子をつけて律動を続ける。
ロープに括り出され、汗にまみれた乳房をいじり、さすると、リツコの声が上擦って
くる。
「はんんっっ……う、うああ……あ、ああん……」
「色っぽい声だなあ。リツコさん、そんなにいい?」
「ああ……ああ、いいっ……」
割れ目からの侵入し、膣道で膨れあがり、子宮で暴発する快楽の疼きに翻弄される。
純白だった素肌がほのかに紅く染まり、息も絶え絶えに抑えきれないよがり声を
張り上げた。
「んああっ、いいっ……あ、いいっ……気持ち…いいっっ!」
自分の喘ぎに気づき、ハッとして我に返る。
そして少年の性に弄ばれる屈辱に唇を噛みしめるものの、シンジの突き上げに圧倒
され、たちまちその口からはよがる呻き声が溢れ出た。
「あ、あっ……あく、うんんっ……だめ、いいっ……」
リツコの息づかいが一層荒くなる。
喉が焼き付きそうな熱い息と声に、そろそろケリをつけてやらないとまずいか、と
いう思いがシンジによぎる。
まさかこの程度で壊れるとは思わないが、まだまだリツコでは愉しみたい。
シンジはピストンのピッチを上げた。
突き上げるごとにゆさゆさと揺れる乳房は、両手で握りしめると手からこぼれた。
急激に速まった律動にリツコのよがり声も1オクターブ上がる。
うねる汗まみれの裸身が、ぶるぶると小さなさざ波を発生させていた。
「あっ、あああっっ」
きゅうっと締め上げてきた膣に、シンジが言う。
「いくんですか、リツコさん」
「だめ、いやっ…ああ、いやっ……くぅぅ……いいっ…」
染めたブロンドを振りたくり、頭を覆い尽くそうとする白い官能を追い払おうとする
ものの、膣から入ってくる新たな愉悦の方が圧倒的に多かった。
リツコはこれ以上あらがう術もなく、めくるめくばかりの絶頂に向けてひた走る。
シンジは腰を大きく使い、とどめを刺そうと深く抉った。
「あ、あ、あっ……深いっ…あ、いいっ…あうっ…ああっ…いいい……」
リツコの腰が、責めるシンジの腰を突き飛ばさんばかりにガクン、ガクンとはねあ
がった。
吊られたふくらはぎがピクピク痙攣し、爪先が内側によじれ込んだ。
「ああああっ、いく……あ、いっくうっっ!」
リツコの全身が大きくうねり、ぶるるっと震えた。
その顔から眼鏡が飛んだ。
膣がきりきりっと締め上げられ、シンジも堪らず射精した。
「うああっ…」
男の熱い白濁液を子宮で感じ取り、リツコは再び全身を痙攣させた。
断末魔でまだびくびくしているリツコの身体から、シンジは半勃ちのペニスを抜き
取った。
その先からポタポタと垂れる男と女の液が、床に落ちたリツコの眼鏡に汚していた。
レンズにはヒビが一筋入っていた。
────────────────────────
赤木リツコは自室で縛られていた。
本部ではなく自宅マンションである。
こうして縛り上げられて犯されるのは、もう何度目になるのだろうか。
5回目?
それとも6回目だろうか。
回数こそ定かでないが、リツコの身体がシンジの責めに馴らされていっているのは
確かだった。
この日も、仰向けに吊られ、M字に脚を開かれた状態でかっちり緊縛されている。
回数を重ねるごとに、シンジの方にも遠慮がなくなり、身体が軋むほどに息が詰まる
ほどにぎちぎちに固く縛っている。
今日もどれほど責め抜かれたのか、リツコの裸身はピンクに染まり、汗にまみれて
いた。
身体のあちこちには、縄目に食い込まれ、ロープが擦れた痕跡が生々しく残って、
赤く腫れていた。
白い肢体を赤く染めているのは縄のせいだけではなかった。
ぴちっ!
「ああっ」
目の前で少年が容赦なく鞭を……鞭代わりのプラスティック製定規を振るっていた。
無機質な痛みの洗礼を肌に受けながら、リツコは不可思議な感覚に戸惑っていた。
最初は苦痛だけだったはずの刺激が、いつしかそれだけではなくなってきていたのだ。
それが疼きにも似た痺れだと気づいた時、彼女はまた一歩、性地獄の階下に降りつつ
あることを知るのだった。
ぱちぃん!
「あう!」
白い素肌に炸裂する激痛が、皮膚を通過すると別のものに変わっていく。
そしてそれが甘い旋律を伴った痺れとなって股間まで突き抜けてきた。
「んはっ……くっ! …はああ……あう!」
リツコの唇から苦痛を訴える声は消え去り、妖しい悦楽を思わせる熱い呻きに取って
代わられている。
ぴしっ!
「あふ……あああ……」
ぱんっっ!
「あく! あ、ああ……」
それまでは安全を考えて尻ばかり打っていたシンジだったが、リツコの見違えるよう
な反応を見て、乳房にも定規を打ち当てた。
ぱちぃ!
「あう!」
ぴっしん!
「あんっ!」
ぱしぃ!
「うぅっ……ああ…」
尻ばかりでなく、滑らかな腹部やまろい乳房にまで赤い打ち跡を幾筋も刻まれる。
ぱちん、ぱちんと響いていた乾いた打撃音は、リツコの汗を吸い取って、湿った肉を
打ち据える音に変化している。
血が出るほどに強く打ってはいないが、ミミズ腫れになってきている箇所も増えて
きた。
「ああ……む、胸は……」
「なに? もっとおっぱいを打って欲しいの?」
「違…う……」
リツコは弱々しく首を振る。
「胸は……やめて……」
「お尻ならいいわけ?」
「い、いやだけど……胸は…痛くて……つらいわ…」
「リツコさんの言うことなんか聞くと思う?」
そう言うとシンジは大きく振りかぶって、またしても乳房を力強く打った。
「あひぃぃっ」
リツコは激痛に大きく体をうねらせた。
「ホントにやめて……い、痛くて、もう……」
ぱちーん!
「いああっ!」
無視してシンジは打ち込み続ける。
柔らかい急所をむち打たれる苦痛。
定規の一角がバストの先に当たると乳首がもげそうになる。
なのにリツコは股間が疼いて仕方がなかった。
媚肉が男を欲しがるかのようにうねうねと蠢き、膣口からは恥ずかしいくらいに
愛液が滴っているのがわかる。
リツコの心がせめぎ合っている。
この苦痛と快美感の地獄に耐えきるべきか、それとも素直に身の内から湧き出続ける
欲望に浸ってしまうべきなのか。
「あああ……」
その心を揺さぶるようにシンジが責めていく。
激しく打ち付けたかと思うと、定規の先で擦るように脇腹や内腿をくすぐっていく。
乳房も乳輪に沿ってなぞったり、痛いくらいに張っている乳首をつんつん突っついた。
それらのタッチが、激痛と相まって、叫び出したいくらいの快感をリツコに与えて
いる。
「あ、ああ……はああ……あ……」
打ってもらいたい。
あの痺れるような感覚と疼きが欲しかった。
見透かすかのように少年が耳元でささやく。
「もっとぶって欲しいでしょう?」
「そんなこと……」
「もっとぶって、と言ってくれればしてあげますけど」
「……」
それっきりシンジは何もして来ない。
身悶えるリツコを見ているだけだ。
疼く。
股間も子宮も。
そして肌も、打たれる刺激を求めてうずうずしてきている。
美女の裸身がもぞもぞと身悶え出したのを見て、シンジはもう一度聞いた。
リツコはわなわなと唇を震わせ、シンジを見ていたが、やがて諦めたようにうなず
いた。
「ぶって欲しいんですね」
「……は……」
「……」
「は……い……」
「じゃ、ちゃんと言いましょう」
「う、打って……」
「……」
「つ、強く……もっと、たくさん打って……」
満足げにうなずくと、シンジは定規を振るい、リツコの裸身を乱打する。
たまに縦に当たってしまうこともあったが、リツコは痛がる素振りも見せず、ただ
ひたすら嬌声を上げ続けた。
「あ、あああっ……」
「んああっ……」
「あふっ……いいっ……」
リツコは、責め続けるシンジが一瞬ギョッとするくらいの声を上げ、背を思い切り
仰け反らせてよがった。
もうほとんどセックスの時と変わらないよがり方に見えた。
30分以上も打擲を続け、リツコもシンジも汗びっしょりだった。
特にリツコは、あれだけ打たれたのだから、体力的にも限界なはずだが、その裸体は
いっそうに妖しく、男に媚びるが如くうねり続けている。
シンジの鞭打ちが止まると、リツコは不満そうな顔すら見せて少年を見た。
「まだ欲しかった? リツコさん」
「……」
リツコは恥ずかしげに顔を伏せた。
こんなことを少年に欲するなど言語道断だ。
「でも、これはもうおしまい」
「え……」
「次はこれ」
「あ……」
シンジが定規を置いて手にしたのは自分のペニスだった。ぎんぎんにそそり立った
それは、リツコの中に入ろうとびくびく震えてさえいる。
「ああ……」
シンジのものの先端が割れ目に入り込むと、リツコはぶるるっと背筋を震わせ、
次なる快楽に備える。
過去、何度となくこの怒張に貫かれた媚肉は、あっさりと根元までそれを受け入れた。
シンジはM字に開かれたリツコの腿を抱え込むと、激しく腰をグラインドさせて奥
まで肉棒を送り込んだ。
「ああっ…あっ…んあっ…いいっ…すごっ…あうっ…ああっ」
少年のペニスでピストンされるごとに、美女の口からは媚声が溢れ出る。
身体の芯からとろけ出し、奥からは次々に熱い液が滲み出てきた。
「ああ……ああ……いや……あうう…」
乳房を握りしめ、こね回す。
突き続けられる媚肉と揉み込まれる胸から、続々と痺れを伴う快感がわき起こった。
「あ、あ……もうっ…」
「なんだもういくの? まだ早いですって」
「あう……そんな」
シンジが肉棒を抜き取ってしまう。
ぬぽっと卑猥な音を立てて抜け出てきたペニスは、リツコの粘っこい蜜をたっぷりと
浴びて濡れ光っている。
いけないと思いつつ、リツコの視線はペニスへ行ってしまう。
先から汁を垂らし、びんびんにそそり立っているたくましいものは、びくびくと
脈動している。
リツコの視線に気づいたシンジは、誇示するようにペニスを持つと、再度リツコの
中に押し入った。
「んはああっ」
ずぶずぶというよりは、一気にぐちゅっと挿入された感じだ。
待たされて、やっと入ってきた硬くて熱いものに、リツコは思わず嬌声を洩らす。
「すご……いいっ……う、うんっ…」
リツコの媚肉は、たくましいものをめいっぱいという感じでくわえこまされ、ヒクッ、
ヒクッとあえいでいるように見えた。
太く、逆三角形の断面を持った肉塊は、無理矢理リツコの粘膜を抉っている。
何度もくわえこまされ、イヤでも覚え込まされたシンジの肉棒の感触がリツコを狂わ
せる。
「あ、ああ……あ、いい……おっきい……くっ、も、もっと……」
「もっと、なんです」
「もっと……ああ、もっと深くっ」
そう言われて、シンジはリツコの不自由な腰を掴むと、最奥まで一気に貫いた。
「うあああっっ…」
もっとも深い箇所まで埋め尽くされた感覚に、リツコは身震いが出る。
膣道をみっちりと太いもので占領され、奥の子宮はペニスの先から出るものを口を
開けて待っていた。
「うんっ…うんっっ……くああ…だめ、いいっ……あう、いいっ」
リツコはがちがちに緊縛された裸身を何とか動かそうと必死になっている。
シンジの攻撃を避けようとしているのではない。
もっと深く肉棒を感じ取ろうとしているのだ。
もはやリツコは全身を縛られている苦痛を感じていない。
絹肌に食い込むロープの痛みは、少年が与えてくれる肉の悦びの前奏曲に過ぎなく
なっていた。
それどころか、身体を締めつける激痛が股間を濡らす官能すら呼び起こしていたの
である。
「あうっ…ああぅっ……くんっ、あ、いいぃ……あ、もう…」
博識な美女の肢体は、全身の肉が官能に灼け爛れている。
そして頭の中は、肉の快感で半狂乱に近かった。
「んあうぅぅ……た、たまら……ないっ…」
リツコは激しく身体を仰け反らせ、のたうち回った。吊られたロープがギシギシと
音を立てるほど大きく揺れ動いている。
ひとくくりにされ、後ろに回された両手は握ったり開いたりを繰り返す。
足の指までねじれ、かがまり、反り返った。
首を激しく振り、金髪を振り乱す。
とにかく自由になる箇所を動かして、押し寄せる快楽のうねりをかわし、逃がさな
ければ脳髄がスパークしてしまいそうなのだ。
喘ぎ続ける美女の痴態にたまらなくなったシンジは、貫いたまま身体を前に倒した。
顔をリツコに近づけると、甘い吐息がモロにかかってくる。
劣情が押し寄せ、少年はリツコの口に吸い付いた。
「むっ…むむっ……」
ハッとしたリツコは目を見開いた。シンジの顔が直近にあり、唇を吸っている。
リツコは顔をよじって逃げようとしたが、シンジは両手で彼女の顔を傾けさせた。
より深い口づけを望んだのだ。
「んんっ……ちゅ……はむ……むんん……む……んんんん……んうっ……んんっ」
シンジはリツコの咥内を舌でかき回した。
歯茎も舌も、頬の裏の粘膜までも蹂躙する。
口の中のあちこちを尖らせた舌先でまさぐられると、リツコの抵抗が弱まってくる。
「んんん……むう………むっ……はんっ…」
上顎の下の粘膜を舌で擦ってやるとリツコはぶるるっと震えた。
成熟したリツコの身体は、咥内にも敏感な性感帯をいくつも持っていた。
力の入っていたリツコの舌が急に柔らかく熱くなってきた。
シンジが誘うまでもなく、自ら舌を絡めてきている。
「んん……んく……ん……んんっ…っ…」
互いの舌を激しく吸い合う少年と美女。
シンジはリツコの甘い舌を思う存分に吸う。
ほのかにコーヒーの味とタバコの香りがした。
リツコもシンジの舌を吸い上げた。
互いの口から出てくる唾液を交換し、喉を鳴らして飲み込んだ。
リツコの性感にダメが押された。
口を離した途端、リツコは切羽詰まったよがり声を出し始めた。
「だめ、もうっ……あ、あ、あ、いい……いく……いくぅ…」
「だめです」
「あ、ああっ」
またもシンジは腰を引いてしまった。リツコは大いに狼狽え、動揺した。
「な、なんで……なんでぇ!?」
リツコは腰を動かそうと身体を揺すった。
「や、やめないで……ああ、お願い、このまま……」
「このまま?」
「このまま…いかせてぇっ!」
とうとう言わせてやった。
ネルフ内部だけでなく、国内、いや世界でも名の通った超一流の工学者である赤木
リツコ。
それでいて、気高い美貌と抜群のプロポーションを持った美女。
「天は二物を与えず」という諺が嘘っぱちであり、創造神は不平等だという生き証人
のような女。
そんな高嶺の花を思う存分、犯し、汚し抜いた。
挙げ句、その口から「いかせて欲しい」とまで言わせたのだ。
「そんなにいきたいの、リツコさん」
「ああ、いきたい……」
ようやくシンジは腰を動かし始めた。
すっと一度引いてから、思い切り奥まで突いた。
「あひぃぃっ」
今度はシンジも最後までいくつもりだった。
ずん、ずんと、それこそ腰を入れてリツコを突きまくった。
「ああ、いいっ……あ、もっと……あうう、すごいぃ……」
リツコの全身は水でもかぶったかのように汗びっしょりだった。
突かれるごとに揺さぶられるリツコの裸身から玉のようになった汗が滑り落ちてくる。
太い肉棒が出入り続けている媚肉は爛れ、赤くなっていた。
本来なら痛みすらありそうな腫れぼったさだが、その割れ目からは妖しく激しい喜悦
のもとしか送られてこなかった。
シンジが覗き込んだリツコの顔は、その快感の大きさからだろうが、ほとんど苦悶
とも苦悩とも言える表情を浮かべていた。
眉間を寄せ、目は固く閉じている。
唾液を飲み込む余裕もなく喘ぎ続けるため、口の端からよだれすら流れていた。
思わず漏らしてしまいそうな色っぽい美貌に、さすがのシンジも追い込まれた。
「ああ、もう……もっ、もうっ……」
リツコは思いのすべてを言うことができず、喘ぎに飲み込まれてしまう。
腰がぷるぷると震え出し、その痙攣が全身に渡って拡がっていく。
自らもいきそうになりながらも、シンジは重く深い律動を加え続けた。
リツコはもう官能の限界に近かった。
「ああ、ああっ……ああっ、いく……いきそうっ……」
「もうですか」
「ああ、いきたいっ……あ、いくう…」
リツコは首が折れるかと思うくらいにガクガクとうなずき、シンジに懇願する。
リツコの腰がガクンと仰け反り、縛られている背を思い切り反らせている。
シンジはリツコの腰に自分の腰を押しつけ、擦りつけるように肉棒を使った。
ペニスの先端が子宮口を抉り、擦りつけている。
敏感すぎる箇所を何度も何度も、往復するように擦られ続けて、リツコは気死寸前
であった。
「あっ、それ、すごいっっ……すご……ああ、いく……あ、あ、あ、あ……い…くっ」
「それっ」
シンジは最後のひと突きをくれてやると、リツコは掠れた声を振り絞ってよがり、
絶叫した。
「いくっ……んはっ、いくうぅぅぅっっ!」
きゅううっと締まる膣の感触と、激しすぎる絶頂にまで押し上げられたリツコの
身悶えと苦悶の表情に、シンジは我慢せず思い切り精を放った。
子宮にしぶく熱い大量の精液に、リツコは悶えて二度イキする。
「うっはぁっ……いっく…!」
シンジは肉棒の先を子宮口にくっつけたまま腰を揺すった。
何度も続いた射精の発作の時も、口を開けた子宮の入り口にペニスの先端を押し
つけたままだった。
最初の射精のみならず、精液の残滓まですべてを子宮に注ぎ込んでやったのだ。
「あ……ああ……」
シンジの放出した精液をたっぷりと感じ取ったリツコは、がっくりと全身の力を
抜いた。
この少壮の才女は不思議な満足感を得ていた。
彼女はこの少年の父親とも肉体関係を結んでいる。
愛憎複雑に絡まった母親もそうだった。
ゲンドウと関係を持ったのも、死んだ母親に対する面当てという意味合いが強か
った。
母から寝取ってやった、という気持ちもあった。
リツコはゲンドウとの行為の際、避妊はしなかった。
彼もことさら要求はしなかった。
リツコは、妊娠するという結果はどうでもよかった。
ゲンドウの子であれば、むしろ妊娠したかった。
そうしてこそ、母親にすら出来なかったことを成し遂げたことになると思った
からだ。
しかしそれはゲンドウの子だからであり、別の男となると話は別だ。
それもゲンドウの実子の子を孕むなど、想像を絶する。
シンジに犯されて以降も、何度かゲンドウと寝ている。
となると、もし今妊娠したとしたら、どちらの子かわからないということなのだ。
そう考えると、恐怖とともに得も言われぬ恍惚感が湧いた。
父親と子の両方に犯される。
そして、どちらとも知れぬ子を孕まされる。
これ以上の背徳があろうか。
いい意味でだらしないミサトに比べ、必要以上に生真面目なところのあるリツコに
とって、死にも優る屈辱であり、羞恥なのだが、そんなことはもうどうでもよく
なっていた。
この、人の倫に外れた鬼畜の性交に、背徳以上の愉悦を得てしまっていた。
「……」
リツコはぼんやりとした目でシンジを追っていた。
自然と視線は股間のペニスへ行く。
さっきあれだけ大量に射精したばかりだというのに、その肉棒は少しも衰えて
おらず、力強さを保っていた。
また、続けて犯される……。
そう思うだけで、子宮口が開き、媚肉がうごめく。
シンジの精を身体が欲しがっていることをリツコは認識するのだった。
戻る 作品トップへ 第三話へ 第五話へ