「いいな?」
「い、いや……」

言葉では抗ったものの、抵抗は弱々しかった。
形式的にそうしているというだけで、本心から拒絶しているとは思えない。
パジャマの前を開けられ、白いブラジャーを引き下ろされ、まだ小さいが形の良い乳房が顔を出した。
その胸肉に、龍田の指が食い込んでいく。

「んっ……」

アスカがピクンと反応し、顎を反らせて白い首を見せた。
裾野の薄い肉を頂上へ集めるように揉み上げると、アスカは「んんっ」と鼻を鳴らして喘ぐ。
頼りないピンク色をした乳輪をきゅっと絞り上げると「あっ!」と鋭い声を漏らす。
龍田はアスカの反応を見ながら、そのままゆっくりと乳房を揉み込み、乳首を指で転がした。

「ああ……、うんっ……いっ……はあっ……」
「気持ち良いだろ、アスカ」
「べ、別に……んふっ……あっ」
「強情だな。ま、そこがいいんだが」
「やっ!」

ブラが強引に剥ぎ取られ、アスカは小さく悲鳴を上げた。
そのままパジャマの上を脱がされたが、あまり抵抗はしなかった。
下も下ろされ、するっと脚から抜かれる。
さすがにパンティに指がかかるとその手を押さえたが、あまり力は入っていなかった。
構わず、龍田は下着も膝まで引き下ろした。

「あ、待って……!」
「……なんだ、今さら。まさか、ここでやめろと言うのかい?」
「……じゃないけど……。ひ、避妊してよ……」
「は?」

今までそんなこと言われたこともなかったので、龍田も呆気にとられた。
実はアスカの方もそうだったのだが、最近は犯されることに余裕が出来てきたのか、膣内射精されることへの恐怖を感じるようになっていた。
毎回毎回、こんなに中出しされていたら妊娠してしまうのでないか。
当然、アスカにももう生理はあった。
ということは子宮は懐妊可能であり、胎内で精液を放たれれば受精してしまう、ということである。

このまま龍田と爛れた関係を続けていてもバレないかも知れないが、アスカが子を宿すようなことがあれば隠し通せるはずもない。
堕胎するにせよ、どうしてそうなったのか、相手は誰か、いつから関係しているのか詰問されるに決まっている。
そうなれば龍田を糾弾すればいいが、問題はその関係がシンジにもバレてしまう、ということだ。

それだけは絶対に嫌だった。
どうしてこんなにシンジを気にするようになってしまったのかわからないが、引け目だけは感じたくなかった。

「……しかし、コンドームなんか持ってないぜ」
「あたし……、あるから」
「は?」

龍田は二度驚かされた。
まさかアスカがそんなものを持ち歩いているとは思いも寄らなかった。
よもや自分以外の男がいるのではあるまいな、と、不埒な問いかけをすると、アスカはカッとなって龍田の頬を張った。

「ふざけないでよ!」
「……」
「……そんなわけ……ないでしょ……」
「悪かった」

龍田は素直に謝った。
驚くべきことに、アスカが涙ぐんでいたからだ。
あらぬ疑いを掛けられたのだから怒るのは当然として、こういう反応だとは思いもしなかった。

アスカ自身も、なぜ自分が泣いているのかわからない。
無理に犯された相手に浮気まで疑われたことに感情が激するのはわかるが、泣いてしまうという選択肢はアスカにはないはずだった。
この男、どこで抱こうとしてくるか、わかったものではない。
おまけに膣内射精することに何のためらいもないようだし、むしろそれを愉しんでいた。
部屋に常備するというよりは、アスカ自身が持ち歩かなければ対応しきれないと思ったのだった。
アスカは顔を背け、細い腕を伸ばして自分のバッグを指差した。

「……あそこに入ってるから……使ってよ」

龍田はまたズキズキと頭痛を感じている。
同時に目の色が変化してきた。アスカの健気な様子を見ても、龍田は動じなかった。
彼はもう、そんなことを感じるような生物ではなくなっている。

「……だめだ」
「そんな……」
「僕はアスカの中に出したいんだ」

それこそが「彼」の目的だったからだ。

「お願い……それだけは……」

アスカは今にも手を合わせそうな表情で哀願したが、男は冷たく拒絶した。
そしてアスカの股間を膝で割ると、その中に下半身を挟み込ませる。
押し返そうと伸ばしてきたアスカの腕を軽くひとまとめにして片手で掴み、彼女の頭の上で押さえ込んだ。

「だめだったらっ……、あ、ふわああっっ!」

龍田は反り返ったペニスの先を媚肉に押しつけると、そのまま挿入した。
充分に濡れていたので痛みはなかったが、いきなりだったのでかなり驚き、アスカは仰け反って悲鳴を上げた。
アスカの狭い膣道をキチキチと軋ませながら、静脈を浮かび上がらせたたくましいペニスがずぶずぶと潜り込んでいく。
そのきつさと苦痛にアスカが全身をわななかせて呻く。

「んっ、バカっ、いきなり入れるなんて……あ、ああうっ……ちょっ、深いわよっ、あっ!」
「でかい声出すなって、シンジくんに気づかれるぞ」
「あんたが悪いんでしょっ、この……あ、もう入れるなあっ……んはっ」

肉棒が奥まで差し込まれ、子宮口にまで到達すると、アスカはグンッと背中を反らせて喘いだ。
子宮口なんて突かれても痛いだけだ。
第一、まだ膣内を太いので抉られると少し痛むのだ。
確かに以前よりも遥かに快感を得るようになっているものの、まだ完全に馴染んでいない。

それでも、挿入されたことによってアスカの肉体はひと心地ついている。
火照りは治まらないが、得ぬ知れぬ焦燥感は薄まっていった。
犯されるたびにアスカは葛藤していた。
貫かれると痛いのに、それがイヤでなくなってきている。
処女を失った時も、それからしばらくの間も、ペニスを挿入されると飛び上がるほどの痛みときつさがあったのに、前戯で身体を愛撫され、官能が昂ぶり出すと、アソコに何か入れて欲しくなってくるのだ。
痛いけど入れて欲しいというアンビバレンスは、経験を重ねていくにつれ、小さくなっていった。
痛みは徐々に減り、代わりに快感は急上昇していったからだ。
もう彼女の肉体は、男根を受け入れたい、そこからくる愉悦を味わいたいと望むようになってきている。

龍田は腰を小刻みに動かし、アスカの深いところまで貫いてから腰を引き、また深々と突いていくことを繰り返している。
アスカの声が甘くなり「んっ、あっ」と遠慮がちに喘ぐようになっていた。
その膣内も男根を柔らかく受け止め、入り込んでくると襞を絡め、じゅっと愛液を分泌させていく。

「んっ……あっ……ふっ……んんっ……いっ……あっ……」

アスカの微かな喘ぎとともに、龍田の腰が動くたびに床がリズミカルにキシッ、キシッと軋む音を立てていた。
その時である。

「……アスカーー、もう寝た?」
「っ……!!」

襖がトントンとノックされ、廊下からシンジの声がしたのだ。
龍田とアスカの身体がほぼ同時に硬直する。
返事がないので、またシンジがノックしてきた。

「アスカ−、寝たの?」

黙っているわけにもいかず、龍田も目で合図したので、仕方なくアスカが返事をした。

「な、何よ、もう寝るところよ。あ、入って来ないでよ、絶対に!」
「……入らないよ。なんか、前にも同じこと言われた気がするなあ……」
「んなことどうでもいいわよ……、あっ!」

アスカの言葉が途切れ、引き攣ったような声が上がった。
アスカとシンジが襖越しに話し始めると、表情を冷たく歪ませた龍田がまた動き始めたのだ。
アスカは目を見開き「信じられない」という表情で龍田を見たが、龍田はそのまま腰を突き込んでくる。

「んっ……んくっ……むうっ……」

アスカは喘ぎ声を押さえようとするが、両手は押さえ込まれている。
必死に唇を噛んで、声が漏れぬよう我慢していた。
それを突き崩すように男のピストンが繰り返される。
アスカは声を殺し、ほとんど無音声で龍田を非難した。

「バカっ、何やってんのよ、こんな時にぃっ! あっ……や、やめてよ、ちょっと……んんっ……こ、声、出ちゃうでしょっ……あっ」

床が軋むような音とアスカのくぐもった声が聞こえ、心配になったシンジが襖の引き手に手を掛ける。

「どうしたの、変な声出して。具合悪いの?」
「ちっ……がうからっ、あっ……」
「そうは思えないけど……。中、入っていい?」
「だっ、だめだめっ! だめって言ってるでしょ、あっ!」

「だめ」という言葉は、シンジに「入るな」と言っている意味と、龍田に「もう動かないで」という意味のダブルミーニングであろう。

「中に入ったらタダじゃおかないわよ、あっ……レ、レディの寝ている部屋に、んんっ……お、男が勝手に入っちゃだめっ……み、見るのもだめなんだから、んあっ」
「なんか苦しそうなんだけど……」
「だっ、大丈夫よ、平気、んんっ……そ、それより、あっ……な、何の用なのよ……あんっ……」

シンジは心配そうな顔になりながら、それてもアスカの言葉を守って中は覗かなかった。

「龍田さんがいないんだよ。だからアスカのところに来てるのかなって、さ」
「き、来てないわよっ」

アスカは龍田を睨みつけながらそう叫んだ。

「あ、あいつに何か用事でもあんの?」
「いや、そうじゃなくて……。キッチンにもトイレにもミサトさんの部屋にもいないから、どこに行ったのかなって」
「し、知らないわよ、そんなこと、ああっ……ど、どっかコンビニでも行ったんじゃ、あっ、ないの? なんか飲み足りない感じだったから……ああっ」
「ふーん……」
「だ、だからあんたも余計な心配しないでさっさと寝なさいよっ。向こうは大のおとななんだから、子供のあんたが心配することじゃないわ、あっ……あたしも、んんっ……も、もう眠いんだからっ……ああ……」
「わかったよ。でも……」

シンジの声のトーンが少し落ちた。

「……アスカも、具合が悪いなら遠慮なく言ってよ。我慢することないからさ」
「……。平気よ……だからあんたも寝なさい」
「うん……、じゃ、おやすみ」

廊下をパタパタとスリッパで歩く音がして、シンジの部屋の襖が開閉される音も聞こえた。
アスカはシンジの優しさに胸が熱くなり、涙すら滲んできたが、龍田はそれをからかってきた。

「シンジくん、優しいじゃないか。惚れ直したかい?」
「だっ、誰がバカシンジなんかっ……」
「涙ぐんでるぞ、アスカ。まさに鬼の目にも涙ってか」
「うっ……さいっ……くっ、ああっ!」
「ふふ、僕に揉まれ続けたせいか、アスカのおっぱいも少し大きくなった感じがするな。そういえば尻もそうか? アナルセックスを覚えてから一回りでかくなったか」
「あたしのお尻は大きくないわよっ……くっ、だめ、む、胸、今いじっちゃだめだったらあっ」

もうぷくんと膨れあがった乳首を指で刺激しつつ、幼い肉丘を強くゴリゴリと揉みしだく。
かと思うと、指先で触れるか触れないかくらいのタッチで、くすぐるようにアンダーバストをなぞってやる。
こうした強弱をつけた愛撫に弱いらしく、アスカは声が抑えきれなくなる。

「ん、ああっ! やっ、おっぱい……くっ!」
「派手に喘ぐな、シンジくんが……」
「だからバカシンジの名前出すなあっ……あっ、あっ……も、もうっ!」

シンジを意識させると、そのたびにアスカの膣がきゅんきゅんと締まり、龍田のものをきつくくわえ込む。
胸と乳首、そして膣への責めを同時に受け、アスカは引き攣ったような喘ぎを上げて腰を捩った。
絶頂するのが怖いかのように逃げる腰を押さえつけ、さらに結合を深く強くしてやると、アスカは身体を伸び上がらせるようにして気をやった。

「んっ、いひぃぃぃっ……!」

アスカは、大声で喘ぎたかったところを死ぬ思いで堪え、血が出るほどに唇を噛んで絶叫を押さえた。
ガクガクっと痙攣し、全身を突っ張らせてから、がっくりと力が抜けた。

綺麗な額に汗を滲ませ、「はっ、はっ、はっ」と早く激しい呼吸を繰り返している。
龍田は、いったばかりのアスカの美貌を覗き込み、からかうように言った。

「なんだ、もういったのか。シンジくんに見られそうになって、余計に興奮しちゃったか?」
「ち、がうって言ってんでしょ……ああ……お、終わったんならもう離れてよ……」
「終わった? いったのはアスカだけで僕はまだだぜ。出してないからな」
「だから、中で出すのはイヤだって言って……あ、だめ、今動いちゃだめっ……うああっ!」

いかされたばかりで敏感になっている膣が、再びごつい男根でゴリゴリと抉られていく。
絶頂した際の発生を無理に押さえ込んだせいか、アスカの身体にもまだ官能の熱が発散しきれずに残っている。
その熱をペニスの摩擦によってさらに高めるべく、龍田の腰が激しく動いた。
絶頂の炎が消え入らぬうちに再び燃え上がらせてしまい、アスカはもう、どうにも声を抑えようがなくなり、はっきりと喘ぐようになった。

「あっ、あはあっ……いっ……んっ、あうっ……はああっ……ああっ……あっ、あっ、あっ、ああっ!」
「アスカ、よがり過ぎだぜ。そんなに悩ましく大声で喘いだら、シンジくんが駆けつけてくるぞ。くく、この部屋を覗き込んで、犯されるアスカを見ながらオナニーするかもな」
「ばっ、バカバカっ、そんなこと言うなあっ! んっ、あんたが、あっ、こ、これを、ああっ、や、やめれば、んんっ、いっ、いいのよっ、あはあっ」
「そうはいかんさ。僕は別に見られたって構わないぜ。シンジくんも交えて3Pと行こうか」
「いやだって言って……ああっ、だめっ、そんな激しくしちゃあっ……こ、声が……声が出ちゃうでしょっ……んあっ、が、我慢できなくなるっ……いあっ」

もうほとんどアスカの口からはよがり声がだだ漏れ状態になっている。
シンジは、アスカの喘ぎ声を苦しそうな声と誤解し、心配していたようだから、抑えた声でも駆けつけてくるだろう。
なのに、これだけ大声でよがってしまえば、廊下を隔てているとはいえ、薄い襖を通して彼の耳にも届くだろう。
例え寝ていても起き出すに違いない。

それを恐れてアスカは必死に声を抑え、我慢している。
そのためか、アスカは手が白くなるほどにぎゅっと握りしめ、顔を激しく降りたくっている。
足首がもどかしそうにくねくねとうねり、足の指が内側にぐっと屈まった。
龍田はそんな美少女の様子を見て愉しんでいるし、シンジを気にしてアスカは思い切りいくこともできず、ますます性の疼きに苛まれることになった。

龍田は本気でシンジも誘って、とは思っていない。
あくまでアスカを脅えさせ、意識させることでセックスのスパイスにしているだけだ。
シンジは、龍田がミネラルウォーターに仕込んだ睡眠薬のせいで、もう熟睡しているはずだ。
さっき彼が訪ねてきた時には驚いたが、今はもう薬効が充分に出ているだろう。
これから5時間は、枕元で宴会をやってもシンジは目を覚まさないに違いない。

「くっ……ああっ……!」
「いい声で鳴くようになったな、アスカ。あとはいく時だ。何度も言うが、いく時にはちゃんと「いく」と言え」
「だ、誰がっ……誰がそんなことっ……んんっ……あんたなんかに……ああっ……あんたなんかいかされるもんですかっ!」
「この期に及んでその態度。それでこそアスカ……と言いたいところだが、少しは従順さも身につけた方がいいな。言えよ、気持ち良いんだろ?」
「良く……ないって言ってんのよ、バカっ……いっ……あ、あんっ……んくっ」
「強情さは変わらんな。でも、アスカの弱いところを突けば……」

それを聞いてアスカは喘ぐのをやめ、ハッとした。

「ここだよな、ここを突いたら簡単に……」
「だっ、だめ、そこだめっ……ひっ、ううんっっ!」

細い肢体をビクンっと震わせて、たちまちアスカは二度目の絶頂に達した。
先日発見され、覚え込まされたGスポットを責められたのである。
きゅうっと収縮し、締め上げてくる膣圧を愉しみながら、龍田は粘り着く膣襞を引き剥がすようにペニスを抜き差ししていく。

龍田は正座の姿勢で腿の上にアスカの尻を乗せている。
そうすることでアスカの腰が持ち上がり、上半身より高い位置に持って来させた。
その状態で、腰を下からしゃくり上げるように打ち込み、アスカの腹の裏側を突き上げるようにしてやると、亀頭の先でGスポットを万遍なく刺激することが出来た。
Gスポットに亀頭を当てたまま、コスコスと小刻みに腰を前後に揺すってやると、アスカは目を剥いてあっという間に達した。

「ひっ、ひぃっ、ま、またあっっ……!」

三度もいかされたが、龍田はまだ許さなかった。
いったまま降りてくる前のアスカの膣をしつこいほどに責めていく。

「あ、あんっ! そこ、すぐいっちゃうからだめってばあっ……あ、あ、また来る、来そうなのよぉっ……い、く……いくうっ!」
「やっと言えたな、アスカ。それしてもすごいもんだ、立て続けだな」
「うっ……はああっ……はっ、はっ、はあっ……」

もう力が入らず、腰がぐにゃぐにゃになっている。
その腰が、ビクッ、ビクッと不規則に痙攣し、持ち上がっていた。
もう自分で身体が制御できないようだ。
龍田が手を離してやっても、彼を押し返そうともしなくなっていた。

連続絶頂により、少女の身体から香しい若い女の匂いが漂っている。
それがまた男の獣性を刺激してやまない。
14歳の美少女が何度も何度も達する姿を見て、犯す龍田も興奮が高まる。
まだビクビクと痙攣している少女の柔らかい尻を腿で感じながら腰の動きを続行すると、アスカがおののいたような悲鳴を上げる。

「やっ、もうやめて! んあっ、だからそこだめぇっ……!」

そこでピタリと龍田の動きが止まった。

「……?」

アスカは、絶頂の醒めやらぬぼんやりとした顔で不可解そうに男を見た。
ホッとしているようだが、腰がまだ小さく蠢いている。
「もうしないの?」とでも言っているかのようだった。

「……そうだな。ここばかり責めても、アスカは僕を置いてけぼりにして簡単にいっちゃうからつまらないかな」
「……」
「なら、もう少し進化してもらおうか。今度はこの辺だ」
「んっ……あ、あ……く……」

龍田はアスカの右足を抱え持ち、ぐいっと前へ押し倒した。
長くスリムな脚が伸びて上半身にくっつくほどに折り曲げられた。腿が乳房を潰すほどの屈脚位である。
窮屈な姿勢だが、若くて身体の柔らかいアスカには、さほど無理な姿勢ではない。
それでも少し息苦しいらしく、美貌を苦悶させて呻いている。

「んん……、な、なんでこんな格好で……あっ、んんっ、そ、そんな深くっ……!」

肉棒がぐぐっと奥深くまで貫いてくる。
膣道を通り抜け、胎内を串刺しにし、とうとう子宮にまで届かされてしまった。
子宮口をコツンと突かれ、アスカは「ひっ!」と悲鳴を放った。

「ここだ、わかるな? アスカのいちばん深いところだ。子宮だよ」
「わ……かるけど……んあっ……ど、どうしてそんな深くまで入れんのよっ……く、苦しいのよっ」
「本能的なことだと思うが、男は女のいちばん深いところまで入れたいと思うものだし、そこで射精したいと思うものなんだ」
「冗談じゃ、あっ、な、ないわよっ……くっ、抜いてよ……ふ、深すぎるって言ってんの……くあっ!」

龍田はアスカにのしかかって犯していたが、アスカの苦悶する表情を目の当たりにした。
その悩ましい表情は、まだ成熟はしていないものの、少女を脱皮しかかって「女」のそれに近くなってきている。

「……そういえば、まだしてやってなかったな」
「あっ……く、な、何よ……んっ、んんんっ!?」

突然、龍田に両手で顔を挟まれて固定されると、そのまま唇を奪われた。
アスカはビックリしたように目を見開き、まだこんな力が残っていたのかと思うほどの激しさで顔を振った。

「んっ、んん……ぷあっ! こっ、このバカぁっ、いきなり何すんのよっ!」
「何って、キスだろうが。なんだおまえ、まだしたことなかったのか? キスもしたことないのに、俺とセックスばっかりしてたわけか」
「バカにしないでよっ、キスくらいしたことあるんだからっ!」
「ほう、誰とだ?」
「それは……」

シンジである。

ミサトが大学時代の友人の結婚披露宴に列席して留守にし、マンションにふたりしかいなかった夜のことだった。
アスカの方から迫ったのだが、あの時はどうしてそんな気になったのかよくわかっていなかった。
誘ってもはぐらかされる加持への苛立ち、気になり始めていたシンジの存在が微妙に混在し、そうなってしまったとしか言いようがない。

ただ、後悔はしていなかった。
直後に、行為への恥ずかしさとシンジの態度にムッとして、いきなりうがいしてしまったのはやはりまずかったか、と思う。
ファーストキスのロマンチックさは、あのラストですべてぶちこわしになってしまったからだ。
それなりに感慨深い経験だったが、今回のキスのおぞましさは何だろう。

「まさか加持ではないだろうな。差し詰めシンジくんてとこか?」
「う、うるさいわねっ、大きなお世話でしょっ。あんたには関係な……あ、いや、むぐうっ!」

無理矢理にキスされてすっかり動転したアスカは、必死にもがいて抵抗してきた。
自由になった手でドンドンと龍田の背や肩を殴りつけ、脚をばたつかせている。
顔を逸らしたいのだが、男の手で頬をしっかりと挟みつけられ、それが出来なかった。

龍田の見たくもない顔が覆い被さり、アスカの薄い唇を強く吸った。
龍田は暴れる少女の抵抗を心地よく感じながら、堅く目を閉じて拒絶するアスカの唇を舌先で割っていく。
アスカは前歯を最後の砦として、男の侵入を頑強に拒んでいる。
手強いとみた龍田は、唇を吸いながらドスッと強く腰を打ち込んだ。

「んぐっ!」

強烈な刺激が子宮に加えられ、思わずアスカは呻いた。
まだそこはほとんど鍛えられておらず、強くされても痛いだけだ。
そこに硬い亀頭が遠慮なく突き込まれ、アスカは苦痛で仰け反る。
龍田はもう一発叩き込んだ。

「むぐうっ……!」

アスカの悲鳴は龍田の口に吸い込まれたが、思わず開いてしまった唇に男の舌が潜り込んできた。

「んんっ……!」

(き、気持ち悪いっ……!)

自分の舌とはまるで違う、軟体動物のようなものが咥内に入り込んだ嫌悪感で、アスカの顔が歪む。
ぞわっとした悪寒が背中を突き抜け、鳥肌が立つ。
感触の気色悪さもあるが、男の口の匂いで吐き気がしてくる。
入り込んでしまった舌が口の中で縦横無尽に暴れ回り、咥内粘膜を擦り取っていく。
その激しい動きに脅えたように奥へ引っ込んでいた舌が引き出され、根元から引き抜かれるほどに強く吸われる。

「ん、んんんっ……んぶ……んむう……むっ……んんんっ!」

アスカは顔を振って男の唇を振り払おうとするがそれも叶わず、堅く目を閉じている。
その目の縁には、ディープキスの気持ち悪さと唇まで奪われた悔しさで涙の玉を宿していた。
抵抗すると怖いほどに膣奥深くまで抉られるし、もう舌まで吸われてしまったことで観念したのか、アスカの身体から力が抜けた。
堅かった舌と唇も一気に柔らかさと取り戻し、龍田に唇同士の接触の心地よさを伝えてくる。

「ん……んんん……んふ……じゅっ……」

舌を絡め取られ、アスカは眉を寄せて顔を顰めているが、当初ほどの嫌悪感は去ったようで、おとなしく口を吸われている。
それどころか、男の舌が頬裏や舌の裏、上顎の裏などを強く擦ると、鼻で甘く呻いて身悶える有様だ。
早くもキスの快感を会得してきたらしい。

次第に従順になっていくアスカに興奮し、龍田のペニスも膣の中でさらに硬さと太さを増し、周りの襞を擦って刺激する。
それがまたアスカに新たな快感を呼び起こし、官能を燃え立たせていった。

「ん……んあっ……はっ、はあっ、はっ、はっ……」

長いキスがようやく終わり、男の唇と舌が離れて行くと、アスカは喉を鳴らして激しく息を吸い込んだ。

まだ舌が痺れている。
頭がぼーっとしてきた。
アスカのとろんとした表情を見て、この娘はキスにも弱いなと龍田は覚った。

「どうだ、アスカ。これがおとなのキスってもんだ」
「おとなの……」

シンジと交わしたファーストキスが、まるで幼稚なものに思えるほどの凄さだった。
キスというよりも、性器ではなく口を使ったセックスのように思える。
刺激と快感は段違いだったが、シンジとのキスで感じられた甘酸っぱさは微塵もなかった。
どちらのキスがよかったのか、アスカは判断出来かねていた。
くたっとしたアスカの腰を持ち上げ、右足を上半身に押しつけたまま、龍田が耳元で言う。

「いくぞ」
「あ……」

龍田がゆっくりペニスを引き抜くと、アスカは腰を持ち上げてついていく。
そこにずぶっと深く差し込み、先端で子宮口をコツンと突き上げる。
その刺激に少女は仰け反り、白い首筋を晒して喘いだ。

「んはあっ! そ、そんな深くっ……んっ、あ、あひっ、んんんっ……だめ、うああっ」

透明だがねっとりとした蜜が、肉棒を打ち込まれるたびにぶじゅっと溢れ出してくる。
まだ痛いのか、アスカの表情が苦痛に歪むが、次第に頬が紅潮していくのがわかった。

「奥はどうだ? 良くなってきたか?」
「い、たいだけ、よっ……あうっ……くうっ……」
「そうは見えないがね。ま、いい、そのうちよくなるさ、アスカは物覚えがいいからな」
「そんなことで褒められても嬉しくないのよっ……んっ、はうっ」

ただ強く抜き差しするだけでなく、焦らすようにゆっくりと動いてやると、アスカはたまりかねたように自分から腰を使ってくるようになっていた。
膣の収縮も自然な反応だけでなく、自分で括約筋を絞って調節し、ペニスを強くくわえ込むようなことまでこなしている。
無意識ではあるのだろうが、身体の方がより強い快感を望み、官能に浸ってきていたのだ。

「んっ、あう……あっ……あんっ……深いっ……くっ……き、気持ち……」
「気持ち? 気持ち良いのかな?」
「ち、がうわよっ……へ、変な時に話しかけないでっ……ああっ……あ、うんっ……ううんっ」
「そうかなあ。アスカのマンコ、だいぶいい具合だぜ。熱くてぬるぬるしてて、それでいてきつく食い締めてくる。男泣かせになるぞ」
「そ、そういうこと言っちゃだめってばあっ……いっ……はあっ……あうあ……あくっ」
「今度、シンジくんとセックスしてみたらどうだ? 今のアスカのマンコなら、童貞なんか「三擦り半」ってとこだろうな」
「シンジのことは言うなあっ……シ、シンジの……ああっ……」

一瞬だが、アスカはシンジに抱かれていることを想像してしまい、その膣が一気に収縮した。
ペニスの刺激とキスの快感で散々炙られていた官能の炎が燃え広がる。

「だ、だめ、来るっ……また来ちゃうじゃないの、ばかあっ……あ、あ……くあっ、いく!」

アスカは激しく昇り詰め、甘い汗の香りを放ちながら、背筋をググッと伸び上がらせて全身を痙攣させた。
喉を絞って絶頂を告げ、膣奥を激しく締めつける。
官能が高ぶっていたのは龍田も同じだったから、その締めつけと気をやったアスカの艶めかしい表情で、一気に射精欲が炸裂する。

「くっ……、アスカっ!」
「んひぃぃっ……!」

どっびゅううっ、びゅるるっ。
びゅううっ、びゅくびゅくびゅくっ。

子宮口に激しく精液を叩きつけられ、アスカは目を剥いて気をやった。

「ああっ、出してるっ……バカ、ヘンタイ、気違いっ……どうして、どうして中に出すのよぉっ……」

アスカは媚肉を強く収縮させてペニスから精液を絞り取りながら、龍田を毒づいた。
中に射精される快感も覚えつつあったが、まだそれ以上に男の体液を胎内で受け止める嫌悪感がある。

「あ……、まだ出てる……抜いてよぉ……こ、これじゃ本当に妊娠しちゃうじゃないよ……」
「いいぞ、妊娠しても。認知してやろうか?」
「あ、あんたホントにバカっ……誰があんたの子供なんか……」

そう言うと、アスカはがっくりとベッドに身を伏せた。
それでも龍田はアスカに休息を与えなかった。
いったばかりの少女を容赦なく責め立てていく。
精液まみれになった胎内をまた激しく肉棒で突かれ、アスカは悲鳴を上げる。

「あっ、ま、また!? いい加減にしてよ、もういやあっ!」
「まだまだだよ。一回出したくらいじゃ治まりそうにない」
「そんなっ……ああっ、こ、壊れる、壊れちゃうわっ……いやああっ」

何度も犯され、爛れ始めていた媚肉を擦られ、悲鳴を上げながらアスカは脅えていた。

(こ、こいつ……何で? 出したばっかなのに、まだこんな大きくて硬いじゃないのよっ……お、男ってみんなこうなの!? シ、シンジもこうなの!?)

激しく突き上げられ、華奢なアスカの裸身がガクガクと大きく揺れ動く。
右の乳房は自分の太腿で押しつぶされていたが、左の胸はぷるっ、ぷるっと揺さぶられていた。
その乳房に龍田の口が吸い付き、ちゅううっと強く乳首を吸う。
ビリビリした強い刺激は、たちまち痺れるような甘い快感となり、膣を犯される快感と合わさって、聡明な少女を官能の虜にしていく。

その間にも龍田のピストンはどんどんと激しくなっていく。
アスカをいかせるというよりも、自分の快感のためのようだった。

「んはあっ、はっ、激しいっ……だめっ、こんな強いのっ……くっ、奥に、奥に届いてるじゃないのっ……ひっ……あうっ」

男に強く突き上げられ、アスカは大きな声でよがり、喘いだ。
もうシンジに遠慮して声を潜める意識もなくなっていた。
男に合わせて無理な姿勢から腰を蠢かせ、膣も強くペニスに絡みつく。
手はもどかしそうにシーツを握りしめたり、龍田の腕に爪を立てたりしている。
激しく抜き差しされる肉棒は、アスカの愛液でぬらぬらと濡れ光り、なおも奥へと突き込まれる。
男女の腰がぶつかり合うたびに女の体液が飛び散り、離れると白い糸を引いて腰を繋いでいた。

「うんっ……かはっ……も、いく……んんんっ!!」

アスカは喘ぎ声を噛み殺し、くぐもった呻き声を発しながら達した。
白かった裸身をピンク色に染め、ぶるぶると震わせながら力み返り、しばらくするとガクッと脱力する。
「はっ、はっ」と激しく短い間隔で荒い呼吸をし、その吐息は火がつきそうなくらいに熱かった。
まだ許さないとばかりに龍田の腰がまた強く動くと、アスカは大きな喘ぎ声を上げて肢体を跳ね上げ、腰を振り始めた。

「いはあっ、いやあ、もういやあっ……も、いきたくないっ……ひっ……どうにかなっちゃうわっ……」
「どうだ、まいったか、アスカ」
「ま、まいったからっ……」

アスカは何度も首を縦に振った。
これ以上いかされたら、身体が壊れる前に気がおかしくなりそうだ。
焦らされて責められるのも苦痛だったが、何度も何度も立て続けにいかされるのも、快感を通り越して苦痛ですらあった。

「まいったから、もう許してよぉ……んん、いっ……あくっ……んはあっ……も、やめ……あっ……い、いってよ、あんたも早くいって……終わらせてってばあっ」
「じゃあ中に出してもいいんだな?」
「な、何でもいいから早くっ……もう……もう耐えられないっ」

龍田はそれを聞いて満足そうに頷き、仕上げとばかりにアスカの身体を責め出した。
肉を打つ音と粘る水音を交互に響かせて肉棒が女陰を何度も出入りすると、アスカの喘ぎはますます大きな声となり、部屋にこだまする。
腰を深く叩きつけ、子宮口を責め上げ、亀頭をそこに擦ってその刺激を覚え込ませる。

アスカはもう犯されるだけの受け身ではなく、龍田の動きにシンクロしていた。
男が深く突き込むと腰をグッと沈めて深い挿入感を得ようとし、子宮に届くと同時にきゅっと膣肉を引き締める。引き抜かれようとすると、慌てたように腰が追いかけていった。
浅い挿入の時には、自分から動いて腰を持ち上げ、肉棒がGスポットに当たるようにすらしていた。

「んあっ、いっ……はああっ……くあっ……あうっ、そこっ……んんっ、深い深いっ……あ、奥に当たってるわよっ……ひああっ……いっ、あ……」

アスカの膣がますます締め付けを強めていく。
襞が絡みつき、ひくついていた。

「んっ、んんっ……だめ、我慢できないぃっ……は、早くっ!」
「早く、なんだ? 出して欲しいのか」
「違う、違うけど……ああっ……早くいってってばっ……いああっ」

30歳の男と14歳の少女による激しいセックス劇は終盤に近づいていた。
まだ心は膣内射精を恐れているが、肉体は完全に男の精液を欲しがっている。
龍田は、アスカの膣肉を思い切り抉り、子宮口を小突き上げて、自分とアスカにとどめを刺した。

「ひっ、ひああっ、い、いくっ……んんんっ、だめ、またいきそうになってるっ……ど、どうにかしてっ……くあっ、い、いく……いっくうううっっ!!」

子宮口にめり込むほどの深くまで貫かれ、アスカはまたしても激しく昇り詰めた。
アスカは身体を仰け反らせ、背中をビクビクと痙攣させ、腰もそれに連動させている。
締め付けはきつく、射精を受けるまでは一向に緩むことがなかった。龍田もほぼ同時に達した。

「ア、アスカっ……!」

アスカの膣内にみっちり詰め込まれた太いペニスが、射精を予感して痙攣する。
その瞬間、子宮に食い込んだ尿道口から勢いよく精液が放たれていった。

びゅううっ、びゅるるっ。
どびゅうっ、どぶどぶっ。
どっびゅ、びゅるるっ。

熱くて粘っこい液体を直撃され、アスカの身体もぶるるっと大きく震える。

「んぐううっ、いやあっ、また出てるっ……あ、あ、熱いのが……せ、精液が中で出てるっ……」

龍田はアスカの震える腰をがっしりと掴み持ち、腰を出来るだけ密着させて、その子宮へドクドクと精液を注ぎ込んでいった。
びゅるっと射精の発作があるたびに、アスカは裸身を痙攣させ、背中を反らせて呻いた。

「んっ、んんっ……まだ出てる……こ、こんなに出すなんて……ばかあ……いやって言ったのに……出さないでって言ったのに何で出すのよぉ……な、流れ込んでくるっ……!」

精嚢に残る精液がなくなるまで射精すると、ようやく龍田はアスカの細腰を離した。
腰が離れると、愛液と精液にまみれた肉棒が細い糸を引いていく。
龍田のペニスの形状のまま口を開いていた膣も徐々に閉じられていったが、そこからはどろっと濃い精液が逆流してきている。
まだ快感の余韻に酔っているアスカは、顔を逸らしたまま小さく呻いた。

「ホントに出来ちゃう……。子供なんか絶対にいらないのにぃっ……」



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