それから3日、セイラはマ・クベ大佐たちが連れてくる士官たちを前に何度も引き出された。
言うことは同じで、マ・クベの用意した原稿を自分なりにアレンジしてしゃべるだけである。
しかし、それだけでもマ・クベの言う「単純な軍人バカ」たちを煽動するには充分だったよう
で、このことだけでも彼らにとってセイラを引き込んだことは成功だった。

その間、二度ほどカイから連絡が入った。
セイラの押し込められた監獄の窓格子から通信文が投げ込まれたのである。
それによると、未だガス発生装置の場所は不明、ただ、カイがマークしていた旧ジオン軍人
たちが、どうもフォン・ブラウンから脱出しようという動きがあるらしい。
新たにわかったのは、マ・クベたちはハマーンに隠れて彼ら固有の戦力を保持しているらしい
ということだ。
その格納庫がここ月にあるらしい。

セイラは何とか早くガス攻撃を防いで欲しかった。
それさえなければ、セイラも自分の才覚でここから逃げ出せるのだ。
ローゼンベルグは、その件でセイラの弱みを握り、彼女はここから逃げられないと思っている
ため、ろくに警備もしていないのである。

それともうひとつ。
これ以上ここに閉じこめられ、ローゼンベルグに嬲られ続けたなら、セイラはもうおかしく
なりそうだった。
それほどにローゼンベルグはセイラの肉体を貪り、貫き、犯し抜いた。
知性的なセイラにして、その凄まじいほどの甘美な肉の愉悦に溺れそうになっている。

セイラは恐ろしかった。
次々と淫らな責めを繰り出してくるローゼンベルグがではなく、その責めを徐々に受け入れ
だしている自分の身体が怖かったのである。
激しい行為に慣らされ、それを快楽として享受するようになり、いずれローゼンベルグの女
にさせられる。
それだけは死んでもイヤだったが、肉体は男の望むように仕上がってしまっている。
この日も、アクシズ士官たちに引き合わされ、その後、居住しているビルに戻されるや、
ローゼンベルグの凌辱を受けていた。

「ああ……ああ、もうそこはいやっ……」

セイラは身を震わせて呻いていた。
安物のベッドにうつぶせにされ、両手は肩胛骨のところで縛られている。
両脚は45度の角度で開かされ、それぞれベッドの脚でこれも縛られていた。
そして腰の下にはクッションを押し込まれ、尻だけぐっと上に突き出すような恥ずかしいスタ
イルにされている。
ローゼンベルグの指が這い回っている箇所は、セイラのアヌスであった。

「いっ、いやって言ってるでしょっ! ああっ……そこは、だめっ……」
「だめ? いやだと? ふざけるな、おまえここをいじられると嬉しそうに尻を振ってオマン
コを濡らすじゃないか」
「うそっ!! そんなのウソよ、いい加減なこと言わないで、あああっ…!!」

これまで3日、セイラは犯されるたびに肛門をいじられた。
愛撫の一環というよりも、アヌスをいじられることへの抵抗を奪おうとしているかのよう
だった。
ローゼンベルグの見立て通り、セイラはそこを責められるのが弱かった。
人に決して見られることのない恥ずかしい場所なのに、そこをあからさまに見られ、いじら
れる。
その屈辱にセイラは身を揉んで泣き、恥辱と屈辱で全身が赤く染まった。
そのくせ、いびられるたびに暗く妖しい、それでいてツーンと痺れるような甘美な刺激が
襲ってくることに戸惑っていた。
その快感らしき電流が、日を追うごとに、犯されるごとに強まってきている。
だが、ローゼンベルグは焦らず、じっくりとセイラを仕上げていくのだった。

「ああ、いやあ……ううん、うんっ……さ、触らないでっ……」

男は指先をアヌスに押し当て、そこに菊の花のように広がっている皺をなぞるように刺激して
やった。
その粘膜が責める指に吸い付くような感触に、ローゼンベルグは一層しつこく触りまくるの
だった。

「やっ、くく……んんっ……ああ……」

敏感な箇所に触れるのか、セイラの身体がビクンと跳ね、肛門もきゅっと締まる。
おぞましい、汚らしいという汚辱感に震え、拒絶の声を上げて身悶えするセイラだったが、
それとは裏腹に、いじられるアヌスの方は鋭敏に感応し、まるで責めを進んで受け入れるか
のように柔らかくほぐれていく。
ぐっと指先をアヌスに押し込んでやると、セイラは甲高い声を上げて叫ぶ。

「きゃあああ! そ、それだけはやめてっ!」

指の侵入を拒むかのようにきつく締まる肛門だが、男は無視して中へ突入していく。
セイラは泣き叫んで抗うが尻を振るのがせいいっぱいで、異物の侵入を拒むことはできなか
った。
それでなくとも、散々愛撫されてとろけてきていたアヌスだ。
徐々に入り口を開け、ローゼンベルグの指を飲み込んでいく。

「い、いやあ!!」

ローゼンベルグは指を中程にまで入れた。
ここまでは昨日までの調教で出来ていたことである。
今日はまた一歩進めるのだ。
そこでいったん指を抜いた。

「あう……」

ようやく抜かれた異物にホッとしたセイラだったが、すぐに悲鳴を上げることになる。
間を置かず、また指が入ってきたのだ。

「まっ、またあ! いやああっ」

今度はさっきまでと違い、スルッと中に入ってしまった。
何だかぬるぬるしている。
セイラは見ていなかったが、少佐は指にたっぷりとコールドクリームを塗りたくっていたのだ。
その油分で摩擦が消え、セイラのアヌスはいっそう柔らかくなっていた。
ローゼンベルグは何度かそうして彼女の肛門内にクリームを塗り、指を抜いた。
そしてセイラの髪を掴み、その顔を上げさせた。

「ああ……」
「だいぶおまえの尻の穴もこなれてきたな。今日はこいつで責めてやろう」
「……ひ……」
「嬉しいか? これは細い方だ。まだまだ太いのもあるからな、楽しみにしていろ」

ローゼンベルグがセイラにかざして見せたのは、細い棒状のものだった。
硬質ゴム製で、直径1.5センチほどの太さだ。
異様なのは、スパイク状にイボイボがついていたことだ。
そんなものを肛門に入れられるのかと思うと、セイラは震えが止まらない。

「い、いや、やめて!!」

ローゼンベルグはアヌスロッドにクリームをたっぷり塗りつけると、慎重にセイラの菊座に
埋め込み始めた。

「ひぃあっ! ……あ、ああ、いやっ……こ、こんなのいやあっ……ひっ……」

そんなところにいかがわしい責め具を挿入されるというだけで、セイラは悪寒が走り抜ける。
じわり、と引き締めた肛門がこじ開けられる感覚。
必死に括約筋を締めているというのに、さきほどしつこいまでに肛門内に塗られたクリーム、
そしてアヌス棒にもたっぷり塗布されたクリームのせいで、滑りやすく、そして柔軟になって
いたセイラの肛門は意外とあっさりとそれを飲み込んでいく。
ローゼンベルグの手に、セイラのアヌスが責め具を締めつける手応えが返ってくる。

「セイラ、もっと尻を緩めるんだよ。さもないとつらいだけだぜ」
「そんな、いやよっ……い、入れちゃいやあ!」

こんな細いものにもこれだけの圧力がかかる。
これは極上ものだとローゼンベルグは舌なめずりをした。
するするとセイラの肛門に沈んでいったアヌスロッドは、そのほとんどが直腸内に埋め込まれ
てしまった。
男はわざとらしく驚いてみせ、セイラの羞恥を煽った。

「なんだなんだセイラさんよ、なんだかんだ言って、もうほとんど中に入っちまったぜ」
「いやあ、抜いてぇっ!」
「もう10センチ……いや12センチは入ったな。大した尻の穴だ」
「言わないで! ……ああ、お尻にこんな……恥ずかしいっ……ひぃあああっ!」

セイラの悲鳴が1オクターブ高くなった。
ローゼンベルグが、埋め込んだアヌス棒を今度は引き抜き出したのだ。
埋め込まれる時の圧迫感もたまらなかったが、抜かれる時の内臓を掻き出されるような感覚は
我慢できなかった。

「ああ、あああっ……そんな、やめてぇっ!! ……い、いや、ああっ……」

ローゼンベルグは、セイラの身悶える様に昂奮し、それでも慎重にアヌスを責め抜いた。
ほんの先だけ含ませるくらいまで引き抜くと、今度はまた中に押し込んでいく。
それも、クルクルと回しながら抜き差しするのだからたまらない。
肛門粘膜が周りのイボイボでこねくり回されるのだ。

「そ、そんなっ……あ、あううっ、いやあ……あ、あくぅっ……ひいい……」

回転させながら何度も出し入れを繰り返すうちに、セイラのアヌスはウソのようにとろけ出し、
尻はうねうねとくねり始めた。
美女の口からは、拒絶というよりは快楽に堪え忍ぶ濃厚な艶声が入り込んできていた。
男はねちっこく、その責めだけを20分もし続けた。
セイラにそれが無限のように思われ始めた頃、突如、責め具が一気に引き抜かれた。
ビリビリっとアヌスに弾けた電流にセイラが悲鳴を上げる。

「ひぃぃ!!」

セイラは熱い呼吸を続けている。
責められたアヌスから熱が全身に回り、吐息は火がつきそうなくらいに熱かった。
むごく弄ばされた肛門はまだ小さく口を開けており、ヒクヒクと蠢いていた。

「ふふふ……」

男はセイラの反応に満足し、今度はさっきより少し太い棒を持ち出した。
直径2センチほどで、さきほどのアヌス棒より5ミリ太いだけだ。
しかし排泄器官、それも本格的なアヌス責めは初めてのセイラにとって信じられぬほど太く
感じられるはずだ。
そのエボナイト棒がまたも肛門に押し当てられると、美女の口から悲鳴が噴き出る。

「あっ、ああっ……い、いやもう! ま、まだ、そんないやらしいことをしようと言うのっ!」
「まだ、だと? 何度でもしてやるさ、おまえがこの責めに慣れてくるまでな」
「やめ、やめなさい、この……この変態っ、ああっ……」
「変態なら変態らしく、もっといやらしく責めてやろうか、それ」
「もっ、いやああ!!」

早くも先端を含まされたセイラのアヌスは、その小さなおちょぼ口がギシギシいうかのような
きつさを感じていた。
イボイボがついているせいもあり、セイラは張り裂けそうな苦痛を感じていたが、それ自体は
案外すんなりと腸内に侵入していった。
ローゼンベルグがぐっと押し込むと、肛門粘膜がそれに引きずられて中へ巻き込まれるように
入っていく。
そして抜かれると、今度はそれがめくり出されるように肛門に露出した。
ぬめぬめした内臓のような、そしてセイラが今まで誰にも見せたことがないであろう箇所を
じっくり観察し、嬲っていることにローゼンベルグはひどく昂奮した。
セイラの悲鳴とも呻きともつかぬ声を聞き流し、飽きることなく行為を繰り返していた。
高ぶった男の獣性が、さらにきつい責めを欲求するのだが、ローゼンベルグはその欲望を何とか
堪え、慎重かつ執拗にセイラの排泄器官を責めるのだった。

「あ……うう……う、うあ……やあ……あっ……くうんっ……」

責めるエボナイト棒は、1.5センチから2センチ、さらに2.5センチ、3センチと5ミリ
刻みで太くされていった。
アヌスを責める淫具が太くなるたび、セイラは菊門の粘膜が破裂するかのようなきつさと苦痛
を感じていた。
にも関わらず、男がセイラの肛門に無理をさせないようじんわりと責めるため、彼女のアヌス
は裂けもせず受け止めていった。
ローゼンベルグの責め口が巧妙だったこともあるが、何よりセイラのアヌスの柔軟性と感受性
が豊かだったことが大きいだろう。
1時間もかけて尻ばかり責められ、今では直径4センチものアヌス棒を挿入されてしまっていた。

「あ、ああう……いっ……う、うう……こ、これ、太い……あ、ああっ……」
「その太いのに充分馴染んでるぞ、セイラのアヌスはな」
「い、いや……あうう……」

ローゼンベルグは、セイラの唇からまろびでる声が抗う悲鳴ばかりでなく、甘いものが混じり
始めていることに気づいた。
堪えているかのような呻き声もあるが、これは肛門を虐められているという苦痛や汚辱に耐える
ものなのか、それとも背徳の快楽を忍ぶものなのか判断がつかない。
ただ言えるのは、セイラの声が熱く、鼻に掛かったような妖しい響きが籠もってきていたという
ことだった。

ローゼンベルグは少々驚いていた。
ここ数日、この女を犯してみて、その見事な肉体と天性とも言える敏感な体質を持っている
ことはわかっていた。
しかし、鞭やロウソク責めも快感に変え、こうして初めてのアヌス責めでも息苦しいほどの
感じっぷりを見せている。
本当に一級品の身体だと、改めて男は思った。

「あ、あああ……んんんうっ……はっ……く、うあう……あっ……」

セイラはもう拒絶する言葉を口にしようとも思わなかった。自分でも、どうしてお尻などを
責められてこうも妖しい感覚を得てしまうのかわからない。
わからないが、あれほどイヤだったはずの排泄器官への悪戯や愛撫が、腰を痺れさせるほどの
愉悦をもたらしていることは否定できそうになかった。

「くく、セイラ、おまえ、前も濡らしてるぞ」
「……」
「スケベな女だぜ。肛門を責められてオマンコが……」
「言わないで!!」

そんなことは言われずとも分かっていた。
アヌスを責める玩具が徐々に太いものに変えられていくうちに、セイラは自分でも恥ずかしく
なるくらいに膣から蜜が零れ出ていたのだ。
膣の奥深いところから、ジュンと分泌し、その熱い愛液が膣道を通って媚肉を濡らすのが、
いやというくらい自分でわかるのだ。
おぞましい責めなのに、どうしてもこみ上げてくる暗い肉悦。
セイラの成熟した女体は、その初めて味わう淫虐な快楽に抵抗することができなかった。

「こんな……い、いや……いやよ、あうう……あっ……くああっ……」

男は憑かれたようにセイラのアヌスを責めた。4センチという太さ、しかもイボがぶつぶつと
いくつもついたゴム棒で美女の肛門を嬲り続けた。
アヌスの柔軟さもあったし、油分たっぷりのクリームを使ったこともあり、エボナイト棒は
卑猥な動きでセイラの尻の穴を出入りしていた。
抜き差しするごとに、ぬぷっ、ぬぷっと淫らな音がし、腸液で薄まったクリームが飛び散った。

セイラの肛門は太いものをぴっちりとくわえこまされ、粘膜をさらけ出していた。
イボが腸の襞を擦り、アヌスの粘膜を擦る。
その摩擦感でセイラは腰を振らずにいられなくなる。
ぷりぷり動く美女の腰を押さえ込み、ローゼンベルグはしつこくセイラの肛門をこねくり回し
ていた。

「ああ……ああっ! ……ひっ、く……あ、あうう、こ、擦れてる……あっ……お、お尻が
……」
「お尻がどうした」
「お、お尻が……ああ、痺れるぅ……ううんっ……」

ローゼンベルグはにんまりして、いきなり責め具をセイラの尻から抜き取った。

「ああっ……」

突然、強烈な刺激が遠のき、セイラは慌てたように男を振り返った。
そして責められ続けたヒップは、抜けたアヌス棒を追いかけるようにせり上がる始末だ。
セイラはもう男が望む方向に進み始めている。
アヌスで感じているのだ。
初めてでここまでの反応を見せるとは思わなかった。
ここは一気に仕上げてしまうべきだろう。
ローゼンベルグはアヌス棒を床に投げ捨てた。

「……」

セイラはそれを物欲しそうな目で追い、ハッと気づいてベッドに顔を押しつけた。
自分でもあさましい欲望に気づいていた。
だが、媚肉を犯されるならともかく、排泄器官をいじられて感じてしまうなどということは
彼女のプライドが許さなかった。
しかし、理性やプライドが、時として原始的な本能に駆逐されてしまうことを彼女はまだ
知らなかった。

「……あ、あひっっ……」

責められ、虐め抜かれて熱くなっていたアヌスに、突如、冷たいものが突きつけられた。
その感覚にセイラはビクッとして背後を振り返る。
またローゼンベルグが何やら手にしてセイラの尻を割っていた。

「こ、今度は何を……」

ジオンの娘は恐々と少佐を見た。
男は手にした物体をわざとらしくセイラに見せた。

「そ、それ……」

恐ろしさに震える声でセイラはようやく言った。
ローゼンベルグは、右手で持ったそれを左手のひらにパシパシと叩きつけている。

「これかね? こいつは肛門用のバイブレータだよ」
「……」
「オマンコに突っ込んで女が愉しむおもちゃがあるだろう? あれのアヌス用だ」
「そんな……そんなものでお尻を……」

セイラはわなわなと唇を震わせた。
あのいやらしいイボ付きのゴム棒だけでなく、そんなものまで使って責めるのだろうか。

その責め具はさっきのよりも長かった。
取っ手部分を除けば25〜30センチくらいはあるだろう。
なによりおぞましいのは、その形状だった。
まるで球をいくつもつなげたようにボコボコしている。
いちばん先の球は1センチもなさそうだったが、根元にいくに従って大きくなり、最も下の
ものは3センチ以上ありそうだ。
あんなものでお尻の中をこねくり回されたらどうなってしまうのだろう。
さっきのゴム棒に付いていたイボどころではない強烈な刺激があるのだろう。
セイラは歯の根も会わ合わぬほどにわなないていたが、同時に、それでお尻をかき回して欲し
いという淫らな欲望が心の隅に生まれつつあることに気づき、慌てて首を振りたくった。

「ひ……」

ローゼンベルグの手がぴたりとヒップに当てられたが、セイラは小さく悲鳴をあげただけで、
腰を振りたくったり叫んだりという抵抗は見せなかった。
彼女の脳裏には、これからどんな刺激が肛門を襲うのかという悪寒と、認めたくない淫らな
期待が入り交じっていた。

男の左手が器用にセイラの尻を割った。
剥き出された菊座に外気が触れる感触に、思わずあげたくなる悲鳴を必死に堪えた。
だが、薄いゴムに覆われたABS樹脂の責め具がアヌスを突き破るようにねじ込まれてくる
と、たまらず口を割って叫んだ。

「ひっっ! ……だ、だめ、ああ、それはいや、許して! ああっ、あう、あ、ぐぐ……」

太いものをいきなり含まされるきつさに、セイラは首を仰け反らせ、口をパクパクしている。
尻たぶがしこり、ぎゅっと括約筋に力がこもると、ローゼンベルグは叱咤した。

「何してる、セイラ! もっと尻の穴を緩めろ!」
「いやっ……い、入れないで、そんなのっ……く、ああ、き、きつい、やめてぇっ」
「無理矢理にでも入れるぞ! そうしたらおまえの肛門は裂けちまって血まみれになるぞ!」
「ひっ!!」

ローゼンベルグの脅迫に、セイラはぶるっと身を震わせて肩や腿から力を抜いた。
そして、ゆっくりと腰からも脱力し、臀部の筋肉を柔らかくする。
そこに男は得物をぐりっと押し込んだ。

「あひっ……!!」

ローゼンベルグは一気に5センチほども挿入した。
先端は細かったし、さんざんいびられてほぐれていたセイラのアヌスはするっとバイブを飲み
込んだ。
男は、もうセイラのアヌスがすっかり責めによって柔らかくなったことを知り、さきほどまで
の慎重さを捨てて、5センチずつぐいぐいと突っ込んでいく。

「あ……あああ……」

セイラは背中で合わされた両手の拳を握りしめた。
その美貌も、目を見開き歯を食い締めて痛烈な刺激を受けて止めた。
醜悪な責め具は、緩き切ったセイラのアヌスにすっかり埋め込まれてしまった。
長かったアヌスバイブも、今ではそのほとんどがセイラの腸内に潜り込んでしまい、柄の部分
しか表に出ていない。
もう美女のアヌスは直径4センチ以上開かれている。

「あ……はあっ……ぐ、ぐぐ……だめ、もう……ふ、太くて、ああ、苦しい……」
「いいねえ。おまえのその苦しそうな顔がたまらねえよ。もっともっと虐めたくなるってもんだ」
「あ、ああ、いやあ……」

ローゼンベルグは、ぬぷっ、ぬぷっという音を立てて、アナルバイブでピストンを始めた。
ほとんど何も障害はなかった。まったく無理なくセイラの美肛は太い淫具を飲み込み、吐き出
していた。

「あうっ……ひっ、ああっ……だめっ……や、やめ、そんなっ……かはあっ……いあっ!」

抜き差しを始めると、セイラの媚声に熱気と生々しさが加味されてきた。
腰がうねり、尻はビクンと跳ねる。
背中と言わず、首筋と言わず、じんわりと脂っぽい汗が滲んできていた。

さっきまでのエボナイト棒とは異なる新たな刺激にセイラはわななく。
ボコボコしたいくつものボールが、セイラのアヌスを拡げては中へ入り込み、また出ていく。
無数の小さなイボが粘膜を引っ掻いていく鋭い刺激ではないが、大きなもので連続して押し広
げられていく感覚も耐え難かった。
ローゼンベルグは、跳ね回るセイラの腰を押さえつけながら挿送しているが、その手を弾き飛
ばすほどに激しく身悶えしていた。
媚肉の濡れ具合も一層烈しくなり、下に敷いたクッションは汁まみれになっている。

ずぶずぶと十数回もピストンを行なうと、今度は出来るだけ奥までバイブを埋め込んだ。
そして取っ手についたスイッチを捻るとバイブを振動させた。
突如、襲いかかってきた凄まじい刺激に、セイラは背を仰け反らせて絶叫した。

「きゃああっ!! うあ、うああっ! ……やめて、やめっ……ああっ、ああああっ!!」

細かいバイブレーションがセイラの直腸を震わせた。
僅かに肛門から覗いたバイブは、そこでも振動しており、セイラの肛門も細かく痙攣している
様子がローゼンベルグにはひどく扇情的に見えた。
バイブさせたままの責め具を、男はまたもセイラのアヌスに抜き差しし始めた。

「うあああっ……やあっ……こ、これやめてぇっ……ひっ、ひっ……」

セイラはもうじっとしていることが出来ず、責めるローゼンベルグの手の動きに合わせて尻を
うねらせ始めた。
美女の息苦しいほどの悶えっぷりに、ローゼンベルグはいちどアナルバイブを抜き取った。

「ああ!!」

ぬぷり、と卑猥極まりない音を立てて淫具が抜け去った。
セイラは慌ててその後を追うかのように、尻をぐぐっとせり上がらせた。
セイラは自らのあさましい行為に気づき、その美貌を羞恥で真っ赤にしてシーツに伏せたが、
すぐにまた尻がうねってしまう。
その肛門はまだ完全には閉じられず、じわじわとゆっくり口をすぼめていくのだった。

男が手にした責め具は、セイラの腸液でぬらぬらしており、その体温で湯気すら立ちそうな
くらいに暖まっていた。
ローゼンベルグは、セイラの肉欲がジリジリと焦げ付きそうになる頃を見計らい、またもバイ
ブをぐぐっとアヌスに沈めた。

「うあっ……くああああ……」

美女は弾け飛ぶような反応を見せた。
男はバイブレーションさせたままのそれをいきなり押し込んだのだ。
再び何度も抜き差しし、セイラから生臭い喘ぎ声を絞り出させると、またスイッチをいじった。

「かっ、はあああっっ!!」

セイラはそれこそ背骨が折れる寸前までぐうんと仰け反った。
今度はバイブにくねり運動まで加わったのである。
小刻みにぶるぶる震えるバイブレーションに、反り返った形状の長い棒がぐるりぐるりと回転
し出したのだ。
その強烈すぎる感覚に、美女は裂けるかと思われるくらいの口を開けて絶叫した。
細かい振動が肛門粘膜と腸内粘膜の双方を擦り上げる。
くねり回転は、アヌスを拡げるようにうねり続け、反り返り曲がった先端は直腸の襞を抉るよう
にしてセイラを責め苛んだ。

「うっあああっ……止めて……あひっ、止めてぇぇっ……こ、こんなの、ああっ……だめ、
だめえっ……あ、ああ、もう……もうおかしくなるっ」
「どこがおかしくなるほどいいんだ?」
「お、お尻っ……お尻が……お尻があっ……!」
「そんなに尻がいいんだな? 尻のどこが気持ちいいんだ?」
「ああ、いやああっ……おし、お尻っ……お尻の、ああ、穴がぁっ……」

ローゼンベルグはにんまりした。もうほとんどセイラは堕としたようなものだと思った。
尻責めなどという恥ずかしいことをされて、その悦楽を全身で受け止めている。
しかも、問いかければアヌスが感じることまで吐露して見せたのだ。

振動し、くねり続ける責め具で、男は何度もジオンの娘の肛門を掘ってやった。
その時の肛門の動きが生々しく、セイラの喘ぎ声も今までになかったほどに濃厚なものとなっ
ている。
もうバイブを差し込む時は何の抵抗もなくずぶずぶと入り込み、抜く時はアヌスがきゅっと
堅く締まって、まるで抜くことを拒んでいるかのような蠢きすら見せていた。
ローゼンベルグは、いよいよ仕上げだと確信した。

「あっ……ああっ……」

烈しくも甘美な刺激が突然なくなった。
男がバイブをアナルから抜いたのだ。
セイラは思わず腰を持ち上げ、尻をせり上がらせて続きを求めた。
もうそれがどれほど屈辱的で羞恥を催させる行為なのかわからない。
彼女にあるのは、じりじりと高まるだけ高まった肉悦を、燃え盛っているアヌスを何とかして
欲しい、という思いだけだった。

「そう焦るな、お嬢さん。そんなに尻を振って、男を誘っているのか?」
「……」

こんな男に弄ばされ、ここまで感じさせられた。
その上、言葉でまで苛まれる。
セイラの胸は屈辱で白く灼けたが、その炎はいつしか官能の妖しい火元へと燃え移っていった。

ローゼンベルグはセイラのむっちりした尻肉を掴んだ。
ぐいっと容赦なく割っていく。
深い尻たぶの谷間の底には、散々虐められたアヌスが少し赤く腫れたように見えた。
それでも、ひくひくと「早く続きを」とせがんでいるようで、男の昂奮を煽る。
ローゼンベルグは腰をぐっと押した。

「あ……」

セイラは一瞬ビクッとした。
それまでのエボナイト棒やアナルバイブのような冷たい肌触りではない。
熱いくらいの熱気を持ったおおきなものが押し当てられている。

「あ……あ、何を……」
「待ってろよ、極楽に連れてってやるからな」
「あ……ああ……!?」

窄まりかけていた肛門に、またも太いものが押し込まれていく。
硬いのだが柔らかい。
セイラの叫び声が迸った。
まぎれもないペニスの感触だった。

「いっ、いやあっ!! な、何を……そんな、やめてっ!!」
「何を言ってる。おまえ、このままじゃ気が狂いそうなんだろうが」
「だ、だけど、そんな……そこは違うわっ……い、入れるなら前へ……」
「ウソをつくな、尻の穴に太いのを入れて欲しいんだろうが」
「いや、いやっ!! そんな、お尻でなんていやよっ!」

セイラの悲鳴を快く感じながら、ローゼンベルグは肉棒で肛門を拡げていく。
少しきついのは当然だろう。
そのペニスはアナルバイブより一回りは太かったし、お尻を犯されるという精神的な恐怖で、
セイラもアヌスを引き締めていたからだ。

男はぐりぐりと押し込み、亀頭部を何とか肛門に潜り込ませようとした。
セイラは本気で嫌がり、首がもげそうなくらいに頭を振りたくり、泣き叫んだ。
拳を思い切り握りしめ、肛門が裂けるかのような激痛に耐えた。
手強いとみたローゼンベルグが言った。

「セイラ、緊張するな。口を大きく開けて呼吸するんだ。自分から飲み込むようにしないと
本当に裂けるぜ」
「いやなのよ、こんなっ……あ、あ、痛い、痛いっ……くぅあああ……」
「怪我したくなかったら言うことを聞くんだ! いいか、トイレに行った時のように踏ん張っ
てみろ。アヌスを開くようにするんだ」
「そんな、ああ、無理よ……む、無理に決まってるわっ……あああああ……」

それでも柔軟性に富んだセイラのアヌスは、本人の意思とは無関係ににゅるると開いていく。
セイラの肛門が限界まで広がり、ようやくローゼンベルグの太いペニスの亀頭部を飲み込ん
でいった。

「うあ! ひぃぃ……裂け、裂けるぅっ……やめて、ああっ……痛いっ……」
「いいから自分から尻の穴を拡げるように心がけるんだよ」

豊かに張ったセイラの尻の谷間がなくなるほどに割り拡げ、腰を押しつけた。
何とかかんとかカリの部分はセイラの中に押し込むことに成功した。
ローゼンベルグはその感触に陶然とした。
セイラの腸内の何と熱いことか。
亀頭部がセイラの腸の熱さを直接受け止めている。
思い切り突き上げたい気持ちを何とか堪え、この美肛を傷つけぬようゆっくりと中へと侵入
していく。

「う……ああ!? ……い、いや、あ……は、入って……入って、くる!」

さすがにしつこいほどに肛門責めしただけあって、カリが入ってしまったあとは案外あっさり
とずぶずぶ沈み込んでいった。
そのまま奥まで挿入し、セイラのたわたわした尻たぶに腰がつくまで押し込んだ。
その深さにセイラはくらくらしてきた。

「あ、あうう、こんな……ああ、深すぎる……裂けてしまうぅ……」

腸内の襞が、熱く優しくローゼンベルグの肉棒を包み込んでくる。
媚肉の方とはまったく違った締め付けのきつさ、中の熱さに男は酔った。
ペニスの根元をきゅううっと締めてくる括約筋の感触は得も言われぬほどの気持ちよさだった。
ましてそれが、あのアルティシア・ソム・ダイクンの尻の中だと思うと、それだけで射精した
くなる。

「い、いや、あうう……ぬ、抜いて……抜いて……いいいいい……あっ……」
「そんなに痛いかね?」
「痛い……ああ、もうホントに痛いのよ……ああ、裂けちゃう……」
「では少し紛らわせてやろう」
「な、何を……ああっ……」

ローゼンベルグは、うつぶせになったセイラの上半身に手を伸ばし、裸身とシーツの隙間に手
を入れて、柔らかくつぶされたバストを揉み込み始めた。
乳房は汗でぬめぬめしており、まったく触れていなかったのに、乳首は破裂寸前にまで充血し、
硬くなっていた。
シーツで擦れたせいもあるのだろうが、セイラが肛門を責められて心ならずも快感を得ていた
証拠だ。

「なんだ、ここはこんなにコリコリしているじゃないか」
「ウソっ……ああ、ウソよ、そんな……」
「ウソじゃないさ。それ」
「ああっ」

勃起した乳首をころころと手のひらで転がされると、胸から脇腹にかけてびりびりと電流が走る。
そのせいで鳥肌が立ったあばら周辺にも男の手が伸び、さすり撫で回していった。

「あ、ああっ……くあ……あ、あううう……」

ローゼンベルグは飽きもせずセイラの乳を揉んだ。
その間、ペニスはアナルに突っ込んだままだったが、腰は動かさなかった。
まずはセイラのアヌスにローゼンベルグの肉棒を覚えてもらうことが先決だ。
尻を犯される嫌悪感を薄めさせるためにも、めいっぱい感じさせねばなるまい。

セイラは混乱してきていた。
尻を貫かれる痛さときつさ、苦しさに呻いていたのに、乳房を責められだすと、今度は胸から
痺れるような快感が突き抜けてくる。
痛いのか気持ちいいのかはっきりしなくなってきていた。
それは肛門にも表れていた。
太いものをくわえこまされて苦しそうにひくついていただけのアヌスが、もぞもぞ、びくびくと
蠢き始め、まるでペニスを絞るような動きを見せてきたのだ。

「ふふ、よくなってきたようだな。なら本格的にいくぞ」
「や……いや……あっ、あああっ!?」

ローゼンベルグが少しずつ律動を開始した。
男が腰を揺すると、裂けそうな激痛がアヌスに走る。
セイラは大きく口を開けて悲鳴を絞り出した。

「だめ、だめっ……う、動かないで! 動いちゃいやあ! い、痛いのよ、動かないで!」

甲高い悲鳴が口を割るが、男は腰を止めなかった。
小刻みに小さくピストンしていた。
1センチ、2センチ押し込んではすぐに引く、という感じである。
それでもセイラにとっては発狂しそうなほどの激痛である。
狭い腸管と肛門がみしみしと軋んでいるかのようだった。

「いはああっ、いやっ!! ……もっ、もうだめ、壊れるっ! ……お、お尻、壊れる、どう
にかなるっ……き、きついっ……」

それでも感受性豊かなセイラのアヌスは、徐々にローゼンベルグのおおきなペニスに馴染んで
いく。
もっとも、馴染めなければ遅かれ早かれ裂けてしまっただろう。
だんだんと大きくなっていく動きに、セイラはひいひいと泣き叫んだ。
アヌスにはさほど無理はなかった。
ということは、心さえ屈服させてしまえば、セイラはアナルセックスにも充分感じるように
なるだろう。
男はここでも言葉による羞恥責めを使うことにした。
腰を揺すりながらローゼンベルグが言った。

「素晴らしい尻だぞ、セイラ」
「いや、痛いのっ……ひっ、ひっ……うああっ……」
「ウソつけ、もう馴染んでるくせに。俺が突っ込むと肛門が中にめくれ込んでるのがよく見え
るぞ」
「いや、言わないで、そんなことっ!」
「そら、こうして引いてやると、今度はずるずるとめくれあがってくる。おまえのアヌスの襞
が丸見えだ」
「やあっ、見ないでぇっ……ああ、もう、いやああ……」

見込んだ通り、セイラは被虐の気がある。
それも、言葉で淫らに虐められると身体の方までそれに合わせてとろけてくるようだ。
ローゼンベルグが押し込むとひくひく震え、抜く時は締まって刺激してくる。
意識していないだろうに、彼女のアヌスはペニスを中へと誘い、精を搾り取ろうという動き
すら見せていた。

少佐は思いきりこねくり回したい欲求に囚われた。
ペニスをぐるぐると回転させたり、上下左右にかき混ぜてやったり、強弱をつけた烈しい律動
もしてみたい。
だが、まずはセイラに肛門を気をやらせてみたかった。
一度、絶頂を味わわせてやれば、この後もっと激しいアナルセックスも出来るようになるだろう。

セイラのヒップは、ローゼンベルグのピストンに合わせてぶるぶると震え、跳ね、うねくって
いた。
外見からは、嫌がっているのか、感じているのかわからないほどになっている。
拒絶の声や悲鳴だけだったセイラの声も、すすり泣き、呻くそれに変わっていく。

「ああ……あああ、もういや……お、おかしくなる……お尻、ヘンになってる……ああ……」

セイラは全身をぶるるっと痙攣させると、それまでの激しい抵抗が失せた。
尻ダンスもいっそう淫らな振りを見せている。
ローゼンベルグがぐっとペニスを突き刺し、ずるっと抜くと、そのたびにぐちょぐちょという
湿った音がアナルからし始めていた。
肉棒全体に腸液がまぶされている。

男は少し動きを早くしてみた。
ピストンの長さも幅をとった。
ぐぐっと根元まで押し込むと、セイラの呻き声が少し高ぶってきたように聞こえた。
ローゼンベルグは、肉棒の長さいっぱいに使った律動を繰り返してみた。

「あ、あはあ……ううっ……あ、あむ……むむぅ……」
「どうした、よくなってきたのか?」
「そんな、違、あうう……」
「遠慮なくよがっていいんだぜ」

ローゼンベルグはピストン運動を大きな激しいものにしていった。
セイラの腸管に深々と打ち込んだその感触がたまらなかった。
セイラの方も、奥まで貫かれると喉の奥からくぐもった、しかし生臭いような喘ぎ声を洩ら
し始めていた。
そのアヌスは、肉棒を締めつけたかと思うとすっと緩み、またきつく締めつける動きを繰り
返していた。

セイラの肛門の妖しい蠢きに、ローゼンベルグもぐぐっと射精感が強まってきた。
少佐は揉み続けていた乳房からようやく手を離した。
もうアナルだけでも気をやれるに違いないと思ったからだ。
それでも、今まで揉み抜かれていた乳房は、男の強い愛撫で薄紅色に染まるほどまで責められ
ていた。

「あ、ああ……ああっ……いっ……い、ああ……う、うむっ……くああ……」

ローゼンベルグは両手でがっしりとセイラのむちむちした尻たぶを掴み、そこへ腰の律動を
送った。
もうほとんどセイラのアヌスに負担はかかっていない。
むしろペニスを中へ引き入れるような雰囲気さえあった。
尻肉は突かれるごとにぷりぷり震え、腰は男の動きに合わせてくねり、うねくった。
縛り上げられた両手も、何かを掴もうとするかのように開き、すぐにぐぐっと握りしめられる
動きを繰り返した。

「どうだセイラ。もう、そろそろいきそうか?」
「そっ、そんな、ああっ、こと、なっ、ない……あはっ……うっ、ううんっ……」

男に意地悪く囁かれてセイラはうっすらと思った。
信じられないことだが、自分はアヌスを責められて感じてしまっている。
このままされたら達してしまうかも知れない。
セイラは激しく首を振って、あさましい淫らな思いを断ち切ろうとした。
尻の穴を犯されて気をやるなど、けだものの所業だ。
なのに、肛門の中心を正確に深く抉ってくる肉棒の責めに、セイラは気が遠くなるような愉悦
を感じていた。

ローゼンベルグは、ピストンされ続ける肛門に指を這わせた。
拡げられ、腸液で濡れきっているアヌスの皺をくすぐるように指で愛撫してみたのだ。
セイラの反応は強烈だった。

「うあああっ! ……くう、それ、ああっっ……いやあっ」
「いやだ? いいのだろうが」

男はそう言って、アヌスの皺を嬲りながらいっそう深く重いピストン攻撃をした。
セイラが裏返ったような悲鳴をあげる。

「んああっ……あ、あひっ、ふ、深いっ……ああ、深すぎるっ……あ、あうう、い、あ……」
「それ、それ、もっと突っ込んでやろう」
「うっはああっ……ぐ、ぐうう、太い、硬いっ……ああ、そんな深くまで……ああ、熱いのが
太いのが奥まで、ああ、来てるっ……ううん、いっ、いいっ……」
「そうか、そんなにいいのか。なら、もっとやろう」
「ああ、いいっ……お、お尻、すごいっ……ふ、太くて、ああっ……」

セイラは人が変わったようによがり始めた。
最後に残っていた僅かな理性が、ローゼンベルグの繰り出す淫らな言葉で弾け飛んでしまった
のだ。
打って変わったセイラの媚態に、男も切羽詰まってきた。
きりきりとペニスを締めつけるアヌスの襞の責めにも限界がある。

「くっ……よし、中へ出してやるぞ」
「そ、そんないやよっ、ああっ」
「こ、こっちならいくら出したって孕んだりせん」
「で、でも、ああっ……お、お尻に、ああっ、出すなんて……ああ、いやよ、あっ……う、
うむ、いいっ……」

美女の凄まじいほどの喘ぎっぷりとよがり声に、男はもう辛抱できなかった。
がすがすと腰を打ち付けると大きく吠えて射精した。

「も、もう出すぞっ、喰らえ、喰らうんだっ!」
「いや、中はっ……あ、あひっ、い、いく、いっくううっっ!!」

ローゼンベルグはセイラの腸管深いところに、濃厚の精液を思い切り放った。

「うっ、あああ!? ……あ、熱いのが、ああっ……で、出てる……出てるぅ……あ、あう
う、いっちゃううううっ……」

ローゼンベルグがめいっぱい腰を突き上げ、出来るだけ深いところで射精すると、そのどろ
どろした熱い粘液を受けた腸管から、頭に突き抜けるような電撃が走ったセイラは続けて
絶頂に達した。

「あ、ああ……」

信じられぬほど強烈な快感だった。
快美というより、半ば暴力的な快楽だった。

「あうう……」

腸襞がへばりついていたペニスを引き抜かれると、セイラはぶるるっと腰を痙攣させた。
そんな刺激すら、妖しい快感となって彼女の脳髄を襲ってくる。
美女ははぁはぁと荒い息を吐き、ぐったりとしていた。
激しかったセックスを思い起こさせるように、セイラのアヌスは腫れぼったく爛れている。
時折、思い出したように尻たぶがぷるっと小さく震えていた。
そして大量の精液を注ぎ込んだ肛門からは、そこがひくひく蠢くごとに男の粘液を噴き零して
いた。

男はその痴態に息を飲んだ。
それらを見ているだけでローゼンベルグは、ペニスに硬い芯が入ってくることを実感する。
矢も楯もたまらず、男は荒々しくセイラの尻たぶを引きはだけ、その中心にペニスを押し当
てた。

「あ、ああ……」

セイラはぼんやりと、また犯されると思った。
しかし拒む気力もなかった。
このままローゼンベルグに淫猥な責めや背徳的なセックスを挑まれ、それを覚え込まされていく
自分を思うと、絶望と共に暗い愉悦を感じてくるのだった。



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