レグアルドからの干渉以前。
もっとも、干渉されていなかったと思っているのは、ダイユーアの民達だけである。
永きに渡る文明の発展の末、文明も、人口も飽和していた。
発達した機械、人が、人に似たものを作り出せるまでになっていた。
その結果に空は灰色に、海も暗く澱んだ。
自然的なものは廃され、陸地も全て塗り固められていた。
便利ではあったが、望ましくはなく、呼吸を止められた星が悲鳴を上げていた。
星の事も、暮らす民の事も考えず、ただの流行の遊戯に過ぎなかった。
神々の遊戯は、終焉を迎えようとしていた。
ハルサ大戦