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※赤い文字色のページには性描写があります


「ははっ、マジでいやがる」
 中年男が暮羽の前から立ち去って十分ほど経った後。くだんの公衆便所に複数人の男の歓声と口笛が響きあった。寿命が切れかけている灯りが瞬く下で男の一人が便器にもたれかかったまま微動だにせぬ青年の顔を覗きこみ、
「すっげ。マジでメスの顔してるわ」醜悪な顔にふさわしい下卑た笑いをヘヘッと飛ばす。
「あ。あいつ太腿に印つけてってるじゃん」一人が目ざとく暮羽の太腿に刻まれた辱めの証を指さし
「さーて、今日はどれだけ“正”の字を書けるかねぇ?」別の男が受け取って、おどけた様子で肩を軽くすくめる。
「つーかさ」一人が鼻をつまんで露骨に顔をしかめた。
「何かヤケにくせぇと思ったらゲロ吐いてるじゃねぇか。ニオイだけで萎えちまう」その言葉を聞いた別の男が鼻つまみ男を乱暴に押し退けると
「ならてめぇは引っこんでろや。どうしても嫌なら水でもぶっかけりゃいいだろうが」と鏡が曇った洗面所を親指でさして蔑笑した。
「オラ、休んでんじゃねぇぞ! 今から俺たちがたっぷり可愛がってやるからな! このゲロメス豚!」仲間たちの好き勝手なやりとりを聞きながら暮羽の呆け顔を凝視していた男が穢れた笑みを強くし、すっかり乱れた相手の金髪を荒々しく掴んで無理矢理立ち上がらせる。
「!」
 髪を引かれる痛みによって、澱んだ瞳に微かな光を取り戻す暮羽の腫れた尻を別の男が無遠慮に撫で回し、豊かな肉をぞんざいに揉みしだく。粗雑な手つきに痛みを覚えて苦虫を噛む暮羽の耳にいやらしい舌なめずりで濡れた唇が触れた。
「ったく、野郎のクセにやらしいケツしやがって。女だったらガチ妊娠するぐらい犯しまくって、そのエロケツん中にガンガン種付けしてやるぜ!ギャハハハ!」
 早くも興奮しているのか上ずった声で種付け宣言をし、台詞相応の下品な馬鹿笑いをする男に追従して別の男たちも哄笑する。耳障りな狂笑の渦の中で暮羽は顔を歪めてもがき、痛む喉の奥から割れた声で叫んだ。
「う、うるせェ! 何しやがるテメェら!!」
 身体をねじって男の手から逃れ、伸びてくる別の手をはたき落とし、必死に凄んで睨みながらも尖った瞳の奥は妖しくゆらめいていて、男たちをねめ回す眼がその人数をゆっくりと数える。七人。劣情の牙をむき出しにした七匹の雄。両手でしごき、口に含み、淫門にくわえこんでもまだ余りある生の肉棒たち。そして、その雄たちを全身で貪りつくす自分。頭の中で流れる淫猥な宴に暮羽の唇が細かくわななき、官能色の長息がうっとりと零れる。
「あぁ……」
 ため息を合図に腰から下が小さく震えだし、自然と内股になった両の足が互いに向かい合って八の字を作る。それに合わせるかのように整った眉尻もとろんと下げた暮羽は、激しく高鳴り始めた胸に軽く握った拳を当てて心の中で呟いた。
(あぁ……こンなにたくさんのちんぽに犯される……
 本当のオスの味を知ってしまったメスの肉への飢えはまだまだ満たされそうにない。

 

<END>

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<こっそり後書き>

実はこれ、結構前にtwitterにて思うがままに書き殴ったエロ妄想が元だったりします。
「痴漢おじさんに尻もまれて感じちゃう暮羽鋭次ください!ついでに公衆トイレでヤッちまえ!!」
みたいなのを好き勝手に呟いて、ハイこのネタは終了!……のつもりだったのですが、
それから数ヵ月後、ふと無性に淫語連呼する暮羽さんが書きたくなり、「あ、この前の妄想ネタを文章にすりゃいいじゃん!」と言う
相変わらずのガバガバっぷりを露呈し、まさかの文章化をしてしまいました。

ガバガバと言えば、このお話の暮羽さんの貞操観念ですが、まぁ元がtwitterの適当なエロ呟きだからね。仕方ないよね。また逃げやがったね。
1ページ目には「風薙以外と寝るのはアレだよなぁ」みたいな事考えていたくせに
モブおじさんに尻もまれた途端に感じちゃって「もう初ナマあげるからレイプして!」とか、たまげたなぁ。
と言うか、普段はゴム着けてヤッてる暮羽さんとか新鮮ぽい?私の小説って基本「生で中出しヒャッハー!(下品)」なのに。
なお、「あぁん寝取られちゃった風薙ごっめーん」的内容になったのは完全に筆者の暴走です。
何となく、風薙に好意を抱いている(?)暮羽さん及び寝取られっぽいネタが書きたかったみたいです。
個人的には、目の前で寝取られるシチュが好きだったりしますが(←?)

実は1ページ目の風薙と暮羽さんの食堂での会話シーンは入れるか否かで大分迷いました。
「別に入れなくても話は進められるし、蛇足かなー。でも、結構楽しく書けたシーンなんだよなぁ」と悶々とし、
この悩みをコッソリtwitterに吐き出したら「you入れちまえよ!」とある方が優しく背中を押してくださいました。本当に感謝の言葉もないです。
ちなみに、本当は↑のような頭の悪い言い方ではなく、至極まっとうな口調でアドバイスを下さったことを補足しておきます。
最初から真面目に書けよ。

ではでは、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!
久しぶりの(?)淫乱暮羽さんはやっぱり書いてて楽しかったです♪
キャラ崩壊?そ、そういうの気にしてたら二次創作(しかもBL)なんて出来ないから…(震え声)