仕達の孕み湯
 昔々の、とある国でのお話。山奥にあると言う『しだちの湯』。
 その近くの村に、いさと藤次という母子がいた。
 村で湯に関する奇妙な噂を聞いた幼き藤次は、
 以前と変わらず一人で湯を訪れる母の身を案じる。
 草木も眠る夜。しだちの湯壷で、藤次が覗いた母の姿は。

仕達の孕み湯

完結
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