女医1−1


 迷路状になった病院のフロアを歩き続ける。廊下ではナースが、病室に入るとナースや薄幸の美少女が待ち構えている。彼女たちと交わりながら、薬品のにおいのする真っ白なステージをさまよっていた。もう白衣の天使にも、脆弱な美少女にも、わりと簡単に戦えるようになっていた。ナースは油断しなければ注射の隙を与えず、実力で乗り越えられるし、薄幸の美少女たちの清楚可憐さは半分演技だってことがバレバレで、あとは名器にさえ気をつければなんとか勝つことができた。

 出口の見えない病院を歩いていると、長い廊下に突き当たった。両側には窓があり、空が見える。窓から下を見ると、地面がまったく見えず、無限に空間が広がっている感じだった。あらためてここが異世界であることを認識させられる。廊下を渡ると、別の棟に来たようだった。雰囲気が少し変わっている。いよいよ新しい敵が登場するのかもしれない。僕は気を引き締めて歩みを進めた。

 道が行き止まりになっているところに、「診察室」と書かれたプレートがあり、横にドアがあった。診察室は今まで入ったことがなかったな。僕は呼吸を整えて精力をたしかめてから、中に入った。

 「あら…いらっしゃい。」中で待ち構えていたのは、看護婦でも病人でもなかった。ミニスカートから長く細い足をすらりと伸ばした、お色気たっぷりの白衣の美女だった。その白衣も看護婦の服とはぜんぜん違い、貫禄のある医者の白衣だった。きりっと引き締まった顔立ち、きりっとした眼鏡、細い体つき、落ち着いた感じのおとなの女性だった。まちがいない、病院ならではの敵、女医さんだ。

 未知の敵ではあるが、見たところこのセクシーな女医さん一人だけだし、新手の攻撃に気をつけて戦えばなんとか実力で倒せるのではないか。ただ色っぽいお姉さんというだけならこれまでも何度も戦ってきたんだ。

 「さて。せっかく男の人がきてくれたんだし、診察を始めましょうか。」女医さんは机の前の椅子に座り、大きく足を組んだ。細い脛がきれいにそろって組まれていて、ものすごくキレイだ。って、そのまえにツッコミどころがあるだろう!

 「いや…診察って…僕どこも悪くないし。」「どこも悪くなくても診察はできます。健康かどうかお姉さんがイロイロ調べてあげる。」「え、遠慮しま…」「ダメよ! 体が異常を訴えてからでは遅すぎる病気もたくさんあるの。ちゃんと調べて安心を得ておきなさい!」「はあ…元の世界に戻って目が覚めたらそうしますよ。いまはイヤです。何されるか分からないし。」

 がしっ! 女医さんは突然ペニスをやわらかい手で力強く握り締めてきた。「あだだだっ!」もみもみもみ…彼女の手の動きが滑らかな揉みしだきに変わると、痛みが和らいで快感に変わってきた。女医さんは無表情でペニスをさすり、揉み続けている。たぶんすでに”診察”が始まっているのだろう。ここの病院の連中は本当に有無を言わせない強引な性格だ。

 それにしても、さすがに女医さんだけあって、男が感じる性感ポイントはよく心得ているようだ。ペニスの敏感なところ数箇所に正確に細い指が当たり、しっかり握り締めてくれている。そのままモミモミ優しくされたら、体の奥が熱くなってしまうではないか。ペニスはすぐに元気になった。女医さんは自分の胸のボタンをはずして、ノーブラの乳房をちらりと見せてくれた。さらに足を組み替えてナマの細い脚を存分に見せてくれる。おとなのきりっとした顔立ちが恥じらいの上目遣いをときおり見せてくれ、僕は彼女の足と顔に釘付けになった。

 「はい。健康。」「えっ…終わり?」「ちんちんが立てば男は健康! 以上!」「…ぢつはかなりいいかげんなんじゃ…」「あら。医者に向かってそんなことを言うの? じゃあ本格的な診察をしてあげる。精液を採集して精子が元気かどうかも調べてあげます。」「い、いや、ごめんなさい、それだけは絶対遠慮します。カンベンしてください。」「だ・あ・め♪ わたしの診察欲に火をつけちゃったんだから、最後まで責任を取りなさい。」なんだよ診察欲って。本当にムチャクチャだ。ここの女はみんなヘンだ。

 とにかくこのままでは一方的に抜かれて一巻の終わりだ。相手のペースに巻き込まれないようにして反撃しなければ。戦闘開始だ。

 「助手が要るわね。」女医は指をぱちんと鳴らした。「げっ…」女医の合図でついたての奥から三人のナースがぞろぞろとあらわれた。「今回のデク…もとい患者さんはこの人よ。精液を採集して健康かどうか調べます。」「はい先生!」女医と看護婦三人、合計4人が僕の前にいる。一人バージョンではなく、いきなり三人バージョン…もとい4人を相手にしなければならないというわけか…。いきなり最悪の展開になった。いや、たぶん女医が登場するあたりから、この組み合わせになるように準備してたに違いない。

 椅子に座る妖艶な女医さん、その横にミニスカナース三人。全員がウズウズと微笑を浮かべながら僕の精液をねらっている。ナースの横には診察台があるから、多分ここに寝かされて一方的にセックス攻撃を仕掛けられ、体液を絞られてしまうに違いない。それで健康と分かったにしても、出られないんじゃあ何にもならない。やはりここは先手必勝、相手のペースを打ち破ってこちらから仕掛けるのがいいだろう。

 戦略はいくつか考えられる。全員まとめて倒したり、女医から平らげたり、この戦いを不利にしているナース三人を消しておいてからじっくり女医をいたぶったり…。戦法を間違えれば返り討ちの危険がある。かといってモタモタしていたら相手のペースに巻き込まれちまうからじっくり考えている暇もなさそうだ。さて、どうしようか。

−選択肢−
女医1−2 全員の服を剥ぎ取る
女医1−3 女医だけを集中攻撃
女医1−4 ナースたちを先に倒す
女医1−5 全員まとめて倒す 


メニューに戻る(ノーフレーム用)