ドール1−1


 階段を上る。いつものように迷路を彷徨う。敵を倒しながら出口を探す。今までもそうやって来た。

 この階が他と違うのは時々壁際に棚が置いてある事だな。棚には何もない。何かを入れて置くのか、それともトラップか何かなのかな。警戒してたけど特に何もなさそうだ。棚がある分道幅がちょっと狭くなってる位だ。

 「…ん?」ある程度歩いた所で変化あり。棚の中に小さな人形が飾られている。40センチ位の大きさで、フランス人形みたいだった。お姫様のようなかわいらしい服。カールがかかった金髪。パッチリした目。今にも動き出しそうな精巧な造りだった。

 「これは…何かのアイテムだろうか?」僕は人形に手を伸ばし、触ってみた。

 ぐにゅ。

 手や足はとても柔らかい素材でできている。ぬいぐるみの様に中に綿が詰まっている訳でもないし、日本人形のように硬い素材でできている訳でもない。それでいてすべすべしていて、肌触りが気持ちいい。

 「これは…見なかった事にしよう。」

 どうやらアイテムではないらしい。しかも女の子の人形だなんて、この塔ではかなり縁起悪い。僕は人形を棚に戻して、その場を立ち去ろうとした。

 僕はまた歩き出す…が、嫌な予感は的中した。お尻にやわらかい異物感。振り返るとさっきのドールがお尻に張り付いていた。

 「…これが今度の敵なのか…?」

 ドールは無機質な目でこちらを見据え、コクリとうなずいた。この塔ではどんな魔法があってもおかしくない。人形が動いた事にあまりびっくりはしなかった。むしろ人形に触れた時の材質感から嫌な予感がしていたんだ。こいつ動(ry

 それにしても。今度の敵がこの小さな人形とは。

 「どうやって戦えってんだ。」

 人形は、フリルの着いた膨らみスカートを捲り上げた。人形のサイズからして大き過ぎるオンナが見える。そこだけは人間サイズなんだな。

 「…本当にやるの?」

 人形は表情を変えずに(てか表情を変える機能はないみたいだ)またうなずいた。人形といっても、魔法の力で動くようになっていて、しかもさっき触った感じだけでもかなりいい材質になっている。案外強力かも知れない。でもなんかやる気がしない。萌えじゃない。

 「でもなあ。…結局モノじゃん。」

 ギーン。人形の目が赤く光る。

 「ぅ、うわ!いっいや、僕が悪かったよ。怖いから光らないでくれよ。」

 なんか調子が狂ったまま、戦闘開始だ。

 僕は人形を抱きかかえる。両脇を抱きかかえられた人形は冷たく僕を見つめている。感情がまるで感じられない。それにしてもどうやって責めればいいのかな。

 ドールは僕の手を振り解き、下に降りた。身長差は130センチ以上ある。どうしろと…

 ドールは僕の足を登り始めた。健気に僕に攻撃しようとしているみたいだ。しょうがない、相手しますか。僕はドールの服を脱がせようとした。「…」服は体と一体化していて取れない。服を脱がすのはあきらめて、服の上から全身を(人形にとって)大きな手で愛撫し始めた。でも人形はまったく無反応。

 ドールは僕の下腹部にまで上り詰め、スカートを捲り上げた。一瞬、つるつるのオンナが垣間見える。そして…

 ヌヌヌ…

 僕は突っ立ったまま、ドールのオンナに包み込まれた。ドールは僕の下腹部に張り付いて、落ちないように僕のおなかに小さな両手でしがみついた。

 「う、うわぁ!」

 その瞬間、僕は強烈な快感に包まれ強く腰を引いた。こいつは只のダッチ人形じゃない。オンナは思ったより精巧にできていて、特殊なシリコンがペニスを締め付ける。その感触は本物そっくり、いや本物以上だ。人間以上のやわらかさとスベスベ感としっとり感を全身に備えている。オンナは特にそうだった!

 人形は僕の腰に張り付いたままピクリとも動かない。だが、オンナは激しく蠕動し、上下左右にペニスを揉みしだき、精液を搾り取ろうと蠢いている。ここの部分だけ液体を滴らせながら独立して動いている!

 「くっそ、離せ!」僕は力一杯ドールを引き抜こうとしたが、魔性のパワーでしっかりと張り付いていてドールを取る事ができない。ペニス全体を揉みしだきながらどんどん締め付けも強くなり、軟体動物のような蠢きが妖しさを増して行く。

 僕はその場に座り込んだ。ドールは無表情のまま、ペニスを包み込んで無機質な眼差しを向けている。胡坐をかいた僕にアンバランスな大きさで座位結合し、ピッタリ張り付いて動かないドールに対して、僕の方は体をくねらせて反応し続けている。

 このままやられっ放しって訳には行かない。反撃に出る。ドールの胸、足、ペニスを受け入れているオンナの周りをさわさわと愛撫して行く。胸の所で一体化しているスカートを捲り上げると、小さな足と毛の生えていないオンナが見える。植毛まではしていないみたいだ。その周辺をコチョコチョしてあげる。だが、全然ドールは反応しない。愛撫攻撃じゃだめなんだ。

 それなら、ペニスで感じさせるしかない。僕は腰を動かしてオンナを突いてみようとした。だが、腰の動きに合わせてドール全体が動く為、出し入れができない。ドールの肩を掴み、固定させて突いて見た。やっと僅かにペニスが動くだけだった。ペニスに吸い付いたオンナが固定の機能も持っていて、出し入れもままならない。

 こちらの動きは封じられてしまったようだ。いや、このままでは只イッてしまうだけだ。何か打開策がある筈だ。

 ヴイ〜〜〜ン!突然オンナがバイブし始めた!ドールが出す魔の液体とカウパー液でぬとぬとし始めた結合部分が、さらに大きな刺激を生み出している。下半身の力が抜け、僕は仰向けになった。もはや快感に堪える事しかできないのか。騎乗位の体位でドールの目が光る。

 攻撃力も相当に強く、早目に対処しないとドールと結合したまま絞られてしまう。かといって愛撫してもペニスを突き立てても相手は無表情のまま感じるそぶりを見せない。

 元々無機質な物体だったから他の魔物のように感じたりしないのか。そうだとすると防御力は無限大。感じさせずにイかせる事なんてできるのか…?

−選択肢−
ドール1−2 とにかく堪える
ドール1−3 うつ伏せになって突きまくる
ドール1−4 まほーを使ってみる
ドール1−5 座位で責める


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