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投稿LIST [ 210 作品 ] | |||||||
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Title | NAME | 投稿日 | RES | POINT | |||
仮面ライダーカブト♀ | カブトマン | ※最初に言っておきますが、「どこが復帰委員会やねん」的内容です。 …………あぁっ、いやその違うんだイシスさんリクさんハイペリオンさん、 別に矢車さん復帰委員会に反対してるわけぢゃなくてむしろ愛ゆえの一本というか、 こーゆー話をこの時期に書いちゃったのは単なる偶然でうわぁぁぁぁぁぁ。(タコ殴り ------------------------------------------------------------------------------- ――2体のワーム少女(成体)を追いつめた、カブトたんとザビーたん。 クロックアップにより加速した時間の中、今まさに、双方が必殺技を放つところであった――! カブト「《1――2――3――!》 ライダー ……キック!」 ――居合いを思わせる、鋭く疾(はや)い電光の旋(まわ)し蹴り。その一撃は、 まるで吸い寄せられるかのように襲いくるワームを、あっさりと撃破した。 そして、それと同時。 ザビー「ライダー ――スティング!!」 裂帛(れっぱく)の気合の声とともに放たれる、正拳突きの一刺。それがワームに叩き込まれる ――――否。叩き込まれるはずだった。 だがその一撃は、いきなり身を伏せたワームにかわされてしまう。 ザビー「……な!?」 ――スピードも、タイミングも完璧な一撃。にもかかわらず、それを避けるワーム…… まるで、このクロックアップ状態からさらに速度を上げたかのように、不自然かつ素早い動きで。 ザビーたんに戦慄が走る。必殺技を避けられた今の自分はスキだらけで、 この動きでもってワームに攻撃を受ければ、避ける術は…………ない。 ――だが。幸いというべきか。 ライダースティングを避けたワームは、身を低くした姿勢のまま、ザビーたんには目もくれず 一直線にカブトたんの方へと向かっていく! ――そして、カブトたんは少しも慌てず、 カブト「《1――2――3――!》 ライダー ……キック!」 本日2発目となる、必殺のキック。それは狙い過(あやま)たずワームに炸裂し、 爆燦(ばくさん)、寄生された少女を救出する――!! かくて、今回の敵は倒れた。 そしてあとには、何が起こったのか把握しきれず呆然とするザビーたんと、そのザビーたんを 複雑な――『やれやれ、フツーあの距離で必殺技外す?』とでも言いたげな――表情で見つめる、 カブトたんの姿があった……。 ★ 奏「…………って、昨日のアレはなんなんですか!!しかも天道さんのあの表情………… あぁもう、思い出しただけでもムカつきます〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」 ―― ZECT学園作戦会議室(=視聴覚室) ―― ※ツッコミは無用に願います。 昨日の戦いで、いいところをみんなカブトたんに持っていかれたザビーたん…… 矢車 奏は、そのことを反芻(はんすう)しつつ吼(ほ)えていた。その怒りの前に、 そあら「あ……あのあの。でも――えーと。 まぁ、たまにはそういうこともあるんじゃない、かな、とか…………」 ひきつり笑いを浮かべながらつき合わされている、加賀美 そあら。 彼女は今日も不幸であった。(フォローなし) そあら「――――って。なんでわたしがわざわざ呼び出されて、愚痴聞かされるんですか?」 奏「決まってます。かわいい部下であるシャドウのみんなを、私のヤツ当たりなんかに つき合わさせるわけにはいかないですから。(きっぱり 」 そあら「……って、それはどーゆー意味ですかっっっ!!? うがー、と食ってかかるそあら。だが奏はそれを無視するかのごとく一人ごちる。 奏「私を避けた、というよりはむしろカブトたんに吸い寄せられていったかのような ワーム少女の動き……アレは一体、何を意味するんでしょうか」 そあら「……相手の動きが素早かった、というんじゃないんですか?」 奏「だったら最初からあのスピードを維持していれば、カブトたんも私も そもそもトドメまで持っていけないでしょ? あの場合は、明らかにあのタイミングで 急加速したんです。しかも急加速した直後にライダーキックでやられてますから、 加速そのものに意味がないんじゃないかと……」 「意味なら――あるわ。」 ――言葉とともに扉が開き、入ってきたのは……橘 さくら。 そあらたちのクラスの担任にして、戦闘時の指令も担当する人物である。 そあら「橘、先生…………?」 奏「さくら先輩。 ……あのワーム少女達について、何かわかったんですか?」 さくら「えぇ。ライダースティングを高速で回避し、ライダーキックに倒されたワーム。 その母体となった人たちを調べるうちに――あのときの異常な行動の答えが出たの。」 そあら「…………! そ、それって、どんな!?」 奏「――教えてください、さくら先輩!! 2度とあのタイプのワームに遅れをとらないためにも!!」 意気込んで、さくらの方へ詰め寄る2人。 対するさくらは――なぜか、はぁぁぁぁぁぁ。 と盛大にため息をつくと 近くのイスに腰かけ、机の上にファイルを広げる。 さくら「……再確認しておくけど。ワームは、人間に擬態・寄生する。 そして、程度の差はあれ、その元になった人間の意識に引きずられることもある…… ここまでは、いいわね?」 それは、ワームという敵に対して、今さら聞くまでもない大前提だ。なので、そあらは ここでそんなことを言い出すさくらの真意がつかめず、きょとんとした表情を浮かべる。 一方で、奏の方はさくらの言いたいことを理解したようだ。 奏「……つまり、さくら先輩。 あのワームの動きは、ワームの元になった人間の記憶によるもの、だと?」 さくら「……8割正解よ、奏。 正確には、記憶というか…………性癖というか。」 奏「――――。『性癖』ですか?」 さくら「えぇ。あのワームたちに寄生された娘たちは…………『脚フェチ同好会』。 綺麗な脚のラインに魅せられた人たちだったの――――――――!」 …………いたたまれないほどに。沈黙がその場を支配する―――― 渇いた声で、やっとの思いで。奏が、わなわなと口を開いた。 奏「…………さくら先輩。私、そういう冗談だいっっっっきらいなんですが?」 さくら「………………うん。私も冗談であって欲しいとすごく思ってる。(タメイキ 」 奏「――『脚フェチ同好会』? そんな、ネーミングもアレですけど、つまりそれは、 女の子でありながら、女性の脚線美を愛でる変態の集まり…………って、ことでしょ?」 さくら「…………ま、そういうこと。ZECT情報部によると、構成員は6人。襲って寄生した その娘たちの意識に引きずられたワームが、カブトたんのライダーキック…… 脚のラインに魅せられて、結果、スティングを避けてキックの方へ向かう、 あぁいう行動をとったと…………」 奏「――――そんな理由がありますかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」 さくら「私に言うな、言いたくてこんな冗談みたいな話してないわよっっっっっっ!!!!」 …………双方、魂の叫び。 あまりに頭の痛い事実に絶叫し、ぜはぜはと肩で息する2人。 そこへ、そあらの一言が叩きつけられた。 そあら「……でも。ライダーキックで、カブトたんの脚線美が目立つにしても。 要するに、脚線美ではカブトたんの方が、矢車さんより優れてるってことですよね?」 ――――ぴし、と。空気が凍りついた。 …………『あちゃー、言っちゃったよ』とでも言いたげな表情で顔を抑えるさくら。 自分の一言が、一生の不覚レベルの爆弾発言だったことに、発言直後に気づいてしまったそあら。 そして、その言葉に、自慢のポニーテールを逆立てて、そあらに迫りゆく奏――――!! ※ちなみに、そあらちゃんの一言については、「一生に『一度の』不覚」でない所がミソです。(ぉ 奏「…………もう一度、言ってご覧なさい加賀美さん。 この胸と、腰と、お尻から脚にかけてのライン。まさにパーフェクトハーモニー。 それが……それが、カブトたんに劣る、ですってぇぇぇぇ!!!!」 そあら「――――あ、あぅあぅいやそのあの! すいません失言ですそういう意味じゃなく!!」 奏「だったらどういう意味ですか!――言っておきますが、あの娘(=司)より 胸はあるし身長の分脚だって長いですよ!? ……そりゃぁ、ウエストとヒップのサイズは、 ちーさい方が好みって人もいるかも知れませんけど…………」 そあら「……いや、最近は胸も小さい方が好みって人が多…………って、 あ゛。(←失言に失言を重ねるヤツ)」 奏「――――加賀美さんっっっっ!!!! か、仮にそうだったとしても 脚の長さでは勝ってます!! ……太さだって、その……そんなに太く、ないですし……」 そあら「いやその……あ、で、でもよく考えたら。仮に矢車さんの方が脚が綺麗で、 ワームがザビーたんの方に来たとしても、ザビーたんの必殺武器は腕針(スティング) ですから、トドメがさせないですし…………」 奏「――そんなものは脚の魅力で引き寄せといてから叩き込めば済むことです。 それより加賀美さん。いま、『“仮に”矢車さんの方が脚が綺麗で』とか言いましたよね!?」 そあら「…………ゐ゛!?(←さらに失言を重ねるヤツ) あ、ぅ……いやそのだから! そういうのを判断するのはあくまであのワームで……」 じりじり後づさるしかないそあら。それを怒声をもって追い詰め行く奏。 その光景を見ながら、さくらは頭痛をこらえるように額を抱えている。 そして、その一部始終を見ているザビーゼクたんは、自分の元・適合者と現・適合者の 醜態を見つめながら、深ぁぁぁぁぁぁぁいため息をついたのだった……。 ★ ―― 放課後。ZECT学園カフェテラス ―― 奏「…………と、いうわけで。残るワームは4体。そいつらが、“脚”に魅せられると わかっている以上、そいつらを惹(ひ)きつけるために、あなたの力が必要なんです ――――風間さん。」 風間 大矢=ドレイクたん。 カブトたん=天道 司同様、彼女も「ご主人様」の意向に従わないライダー少女、 すなわち奏の敵である。だが、彼女の能力――究極の化粧の腕・ “アルティメット・メイクアップ”は、手軽かつ美麗に容姿を整える、という店において、 これ以上ない力となるはずだった。 大矢「うーん……女のコの頼みを断るのは心苦しい――と、言いたいとこだけどね。 あいにくキミにも、ZECTに所属するよう追い回された苦い過去があるからねー。 “――流れる風、それはとどまることなく、ただ、舞い吹くのみ――”ってね」 奏「……………………! つまり、協力は拒否する、と――?」 大矢「(にやっと笑って)――いや、協力するよ。 司に一泡吹かせる、というのは魅力的だしね。ここは、以前のことは忘れて 協力する、ゴエツ……ごえつ…………、ぇぇと。」 ドレイクゼクたん「――“呉越同舟(ごえつどうしゅう)”。」 大矢「…………そう。それ。」 ※お分かりのとおり、ドレイクゼクたんにゴンちゃんの要素を入れてみました。 ……って、ゼクたんに日本語の指導を受ける大矢ちゃんって一体………… ――まぁ、そんなわけで。 大矢と奏は連れ立って物陰へと行き、そこで奏の両脚に アルティメット・メイクアップをほどこす。そして、それと同時。 奏の携帯電話に、例の脚フェチワームらしき存在の目撃情報が入った――――!! ★ その、数分後。 ゼクトルーパー精鋭部隊・シャドゥ(脚のキレイな隊員選別済み(ぉ )に ワーム少女の包囲を指示し、マシンゼクトロンで現場へと走る、 ザビーたん&ドレイクたん。ちなみにともにマスクドフォーム。 ほどなくして、現場に到着する2人。 追い込まれたワームは、その姿を認めるや否や即座に加速、視界から消える。それと同時、 ザビー「……おみ足とくと御覧なさい、脚フェチワーム! ――キャストオフ!!」 叫びとともに、ちぎれ、はじけ飛ぶマスクドスーツ、 そしてその裸体をさらす間もなく再構成される、ライダースーツ。 ※ 八兎的カブト系ライダー少女のキャストオフは、こーゆーハニーフラッシュ的な イメージでひとつ。……すぐに再構成されるんで、かんじんなところは見えませんよ?(ぉ そして、自らもクロックアップし、タキオン粒子の舞い散る超速の流れへと飛び込んでいく。 そんなザビーたんに襲い掛かろうとするワームの……動きが、止まった。 ――エナメルレザーの革ブーツ。 太ももまで伸びるそれは、ザビーたん……奏の脚を、食い込むでも広がりすぎるでもなく、 絶妙なフィット感をもって包み込んでいる。ヒールはこころもち高め、逆に側面の カッティングは浅め。先端が程よくとがった、細めのつま先部分――これらが絡み合って、 その綺麗な脚を、さらに細く長く見せていた。 とどめとばかりに淡い匂いを漂わせるのは、人気の香水・エスカーダ=ロッキンリオ。 あえて奇をてらわない直球のセレクトは、その特徴的な部分を際立たせるために 一役買っていて―― ……大矢のコーディネイトにより、わざわざ改造を加えたライダースーツ。 奏自身の目から見ても、文句なしに足の綺麗さをかもし出すそれを、 惜しげもなくワームの前にさらす、ザビーたん。 『――!♪ フォゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥっっ――』 歓声を上げつつ、こちらへと一目散に走り来るワーム! その様子に満足そうに一人頷くと、ザビーたんは必殺のライダースティングを放―――― 『……ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥっっっっ――!!♪』 …………放とうとした横をすり抜けていくワーム。そして、あとはもうお約束。 「《1――2――3――!》 ライダー ……キック!」 いつのまにやらその背後に現れていたカブトたんによるライダーキックの前に 3体目の脚フェチワームも爆燦(ばくさん)したのだった――――そして、 その前方では、スティングを放つべくゼクターのスイッチを押すポーズのまま硬直した ザビーたんの姿があった…………合掌。(ちーん) カブト「…………何やってんのよザビーたん。そんな変なカッコのまま硬直して。」 ザビー「(……硬直したまま、わなわなと震えている……)」 カブト「――その足元、いつもと違う? ……ふぅん、足を魅力的に見せるデザイン? なに? つまり今回のワーム、脚に惹かれてやって来るわけ??」 ……ザビーたんの格好と、必殺技を放つことすらできずワームがこちらに来た、という事実から そこまで推理をかためるカブトたん。このあたりは、まぁさすがというべきか。 そして、その先まで推理し、しかも口にしてしまうあたりも(別の意味で)さすがと言うか―― カブト「――だったら、あなた……ドレイクたんもだけど、 今回役に立たないじゃない。(きっぱり)」 ザビー「!! な……………………っっ!?」 カブト「トドメのさし方は、まぁともかくとしても。 わざわざあなたの横をすり抜けてまでワームがこっち来たってことは、 そのワームがわたしの脚――“ホンモノの綺麗な脚”を見極めた。つまり、 “ホンモノの綺麗な脚”を見極める目を持ってる、ってことでしょ?」 ザビー「…………! そ、そこまで言いますかカブトたんっっっ!!?」 カブト「おばーちゃんが、言ってた。 『鞘(さや)がいくら立派でも、竹光じゃモノは斬れない』って。 ――本当に違いのわかる人は、付け焼刃なんかに騙されない、ってことね。」 ザビー「……くっ……」 ――悔しげに憎らしげにカブトたんをにらみつけるザビーたん。 それを意にも介さず、カブトたんは髪をかき上げくるり、と背を向けると、 カブト「……ま、いずれ指フェチとか注射針フェチとか、 『CAN●AS2・茜色のスケッチ』フェチとかが出てきたときにはあんたに押し付けるから。 今回はそんな無駄なメイクアップとかせずに、休んでていいわよ?」 ……トドメの言葉を残し去っていく。 後には――今にも爆発しそうな怒りを、必死で押さえ込んでいるザビーたんと、 「…………どう収拾つけましょうかね、この状況。」 ここまで一言も挟めず、渋い顔で悩むしかないドレイクたんのみが残された―― ※ CAN●AS2・茜色のスケッチ:http://www.kadokawa.co.jp/canvas2/index.php http://www.kadokawa.co.jp/canvas2/nadeshiko/saya/ ……つーか司ちゃん、ンなボケが出来るってことは、プレイしたのかそのゲーム……?(ぉ ★ 翌日。―― ZECT学園作戦会議室(=視聴覚室) ―― 奏「…………ダイエットです加賀美さん。それも、脚を重点的に。」 そあら「……………………。はぃ?」 いきなり呼び出してこんなことを言い出す奏に、思わず聞き返すそあら。 奏「昨日のカブトたん……天道さんの指摘。めっちゃむかつきましたけれど、 言ってることはまぁ理解できるというか……やはり芯から脚を綺麗にしないと ワームをおびき寄せられそうにない、という結論に達しまして。」 そあら「……あぁ、例の“脚フェチワーム少女”。それを倒すために、脚ダイエットから はじめるんですか……やっぱりすごいなぁ、矢車さん。(羨望 」 奏「何を人事のように。あなたもやるんですよ、加賀美さん。」 そあら「あぁわたしも。へーそうなんですか………… …………って、へ…………、え、ええええぇぇぇぇっっっっっっ!!!」 ――かがみん、反応遅い。(ツッコミ) だがそれも無理からぬ話だろう。なぜなら―― そあら「け、けどだってだって! わたしもうザビーゼクたん手放してますよっっ!? いや、仮にもう一度資格者になったとしても――これから脚ダイエットしたとして、 矢車さんより綺麗になるとも思えませぇぇぇぇぇぇん!!」 奏「――いや、それはまぁそうですが。ちゃんと加賀美さんにお願いする理由があるんです」 そあら「……理由、ですか?」 いぶかしげに聞くそあら。奏は、小さく頷いて言葉を返した。 奏「――1人でやるダイエットって、それはもぅ虚しいそうですから。(きっぱり)」 そあら「って、そんな理由ですかぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!?」 奏「―― 一応ね。最初は、同じシャドゥの影山さんを誘ってみたんですが、 その影山さんがあなたを推薦したんです。」 そあら「ぇ……ぁ、わ、わたしを?? ――何でまた?」 奏「えぇ。『え゛。別にわたし太ってないし、ぶっちゃけめんどくさ――じゃない、 加賀美さんなら胸デブだし、ちょっとぽっちゃり系だから、ダイエットに つきあわせるには適任じゃないかなー、と。』って言ってまして。」 そあら「誰が胸デブでぽっちゃり系ですかぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!? 気にしてるのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっ!!!(マジ泣き 」 ……目の幅の涙を流すそあら。さすがに気の毒になった奏は、やさしくそあらの肩に手を置いた。 ※ あんた(奏)がいらんことまで言うからだ、なんてツッコミは却下します。(ぉ 奏「大丈夫。わたしがついてます。2度と影山さんにそんな暴言吐かせないように―― そして、あの憎き脚フェチワームを倒すために…… 一緒にがんばりましょう」 そあら「(……えぐえぐ泣きながら……)や、矢車さぁぁぁぁん……」 奏「エクササイズ、、体重管理グラフ、食事制限……出来ることはいくらでもありますよ。」 そあら「…………食事制限…………、食事……?」 ふと。 その言葉でそあらの脳裏に、ある人物のことが浮かんだ。 津上 翔。そあらがバイトする「ビストロ・ラ・サル」の店主。天然なくせにやることは外道で、 無自覚で状況をまぜっかえすのが得意というアレな人物(……)だが、 こと料理・家事方面においては究極ともいえる能力の持ち主で………… 黙り込む。考え込むそあら。 「津上さん」に頼るべきか、頼らざるべきか―――― ★ かがみんの 脳内選択肢―― つがみさんに おねがいする >つがみさんには たよらない −Pi♪ ★ そあら「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」 奏「…………加賀美さん? どうしたんですか急に考え込んで?」 そあら「……………………いえその。なんでもないです。あの人に頼ると、 ぶっちゃけここの書き手が贔屓して大活躍させてしまう…………じゃない、 ダイエットのメリットよりデメリットの方が大きいような気がして…………(汗 」 奏「? ?? なんだかよくわかんないですけど。 ともかく。さっそく今からはじめましょうか――ダイエット大作戦。」 そあら「――――はいっ!」 決意も新たに、頷きあう2人。かくてここに、ザビーたん2人のダイエット大作戦が 始まるのだった…………結局うまいことのせられてないか、かがみん……?(ぉ ★ ――それから1週間ほど、脚フェチワームに動きがまるで見られなかったのは、 まぁ幸運だったのだろう。時間の経過とともに、着実に現れるダイエットの成果―― そして、ついに。 脚フェチワーム登場の報が流れる。しかも、残り3体すべて。 そあら「――いよいよですね、矢車さん!」 奏「……えぇ。しかも好都合なことに、生き残りの脚フェチワーム全部発見です。必ず、今回で しとめます……! それから、2人で“祝・脚フェチワーム討伐&ダイエット成功”の お祝いをしましょう、加賀美さん。」 そあら「……はいっ! 矢車さん、がんばってください!!」 びっ、とサムズアップで応援の意を示すそあら。 奏は同じくサムズアップで返し――誇らしげに、腕を天にかざす。 奏「来なさい、ザビーゼクたん! ……変身!!」 ザビーゼクたん「(こく、と頷く)“Heng,Shing――――”!」 ――たちまち変わる、メイドの姿。仮面ライダーザビーたんである。 奏……ザビーたんはその格好でマシンゼクトロンに飛び乗ると、ワームの出現地点へと、 爆音上げて、急ぎバイクを走らせて行った――――!! ―― あーあしょうがねーなぁ。こんなバカ話のくせに続いちゃうよオイ ―― 2008年05月18日(日) 18時16分17秒 |
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ウルトラ少女 & 版権ヒーロー少女少女設定ファイル(2008年版) | 自由編集項目 | 2008年08月12日(火) 22時52分20秒 | 50 | 740 | |||
ゼロノスたんの、それさえもおそらくは大切な日々 〜 こんな感じで設定すり合わせてみました、編 | 八兎ジャック | 2008年07月26日(土) 19時23分14秒 | 50 | 400 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack 第53話「ベルセルク・アレス」 | 空豆兄 | 2008年03月31日(月) 05時20分21秒 | 50 | 1620 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack 第52話「ブレイブ・アンサー」 | 空豆兄 | 2008年03月23日(日) 20時20分45秒 | 50 | 1480 | |||
THE・メイド喫茶後編 | XXX神姫 | 2008年03月23日(日) 05時28分34秒 | 50 | 1520 | |||
THE・メイド喫茶前編 | XXX神姫 | 2008年03月23日(日) 03時07分43秒 | 50 | 270 | |||
THE・メイド喫茶中編 | XXX神姫 | 2008年03月23日(日) 03時06分58秒 | 50 | 1180 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack リザルト(まず最初にお読みください | 空豆兄 | 2008年03月18日(火) 06時25分21秒 | 50 | 1460 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack 第50話「グリ−ン・ストレンジャー」 | 空豆兄 | 2008年03月18日(火) 06時22分50秒 | 50 | 10 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack 第49話「サプライズ・ユニオン」 (修正 | 空豆兄 | 2008年03月18日(火) 06時10分45秒 | 50 | 1400 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack 第51話「ハイデン・リーズン」 | 空豆兄 | 2008年03月16日(日) 08時53分15秒 | 50 | 980 | |||
愛はお金で買えますか? 〜 バレンタインの風景 TYPE2008 | 八兎ジャック | 2008年03月15日(土) 20時35分01秒 | 14 | 320 | |||
電王たんアフター 〜Lost Time〜 後編 | ウォーカー | 2008年03月14日(金) 03時59分46秒 | 50 | 840 | |||
仮面ライダーカブトIF Ares Gatack 第48話「オーバー・ワークス」 | 空豆兄 | 2008年03月07日(金) 17時15分22秒 | 50 | 1480 | |||
電王たんアフター 〜Lost Time〜 前編 | ウォーカー | 2008年02月21日(木) 00時17分08秒 | 50 | 1400 | |||
演劇・『仮面ライダー The Nextたん(3)』 | 八兎ジャック | 2008年02月12日(火) 19時56分00秒 | 50 | 1100 | |||
アーカイブス・外軌常版・仮面ライダーブレイドたんスペシャル 〜 undead bemaiders 〜(下) | 八兎ジャック | 2008年02月12日(火) 19時44分14秒 | 50 | 450 | |||
アーカイブス・外軌常版・仮面ライダーブレイドたんスペシャル 〜 undead bemaiders 〜(上) | 八兎ジャック | 2008年02月12日(火) 19時42分13秒 | 10 | 480 | |||
アーカイブス・食卓にカキフライを(改訂増補版) | 八兎ジャック | 2008年01月28日(月) 00時34分11秒 | 50 | 700 | |||
仮面ライダーカブトたんすぺしゃる2 〜 温泉に行こう! 天道司の事件簿編 〜 | 青嵐昇華 | 2008年01月16日(水) 20時13分43秒 | 50 | 1200 | |||
仮面ライダーカブトたんすぺしゃる1 〜 温泉に行こう! 卓球のお姫様編 〜 | 青嵐昇華 | 2008年01月16日(水) 18時59分33秒 | 50 | 1350 | |||
仮面ライダーブレイドたん 〜忍び寄る脅威〜 | 青嵐昇華 | 2008年01月16日(水) 17時58分35秒 | 50 | 960 | |||
演劇・『仮面ライダー The Nextたん(2)』 | 八兎ジャック | 2008年01月15日(火) 21時11分56秒 | 50 | 480 | |||
アーカイブス・仮面ライダーブレイドたん after storys 〜 Wandering Unknouwns 〜(6) | 八兎ジャック | 2008年01月04日(金) 23時45分19秒 | 50 | 540 | |||
アーカイブス・仮面ライダーブレイドたん after storys 〜 Wandering Unknouwns 〜(3)&(4)&(5) | 八兎ジャック | 2008年01月04日(金) 23時38分54秒 | 50 | 430 | |||
アーカイブス・仮面ライダーブレイドたん after storys 〜 Wandering Unknouwns 〜(1)&(2) | 八兎ジャック | 2008年01月04日(金) 23時27分18秒 | 50 | 700 | |||
仮面ライダーカブトたん 〜 Winter Days 〜 | 青嵐昇華 | 2007年12月23日(日) 02時43分26秒 | 50 | 610 | |||
演劇・『仮面ライダー The Nextたん(1)』 | 八兎ジャック | 2007年12月22日(土) 23時28分08秒 | 50 | 1970 | |||
仮面ライダーブレイドたん 〜始穂ちゃんの携帯〜 | 青嵐昇華 | 2007年12月17日(月) 17時37分58秒 | 50 | 1310 |
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