日記

大河ドラマ(感想&蘊蓄トーク)

 ヤバイ。後白河マジヤバイ。おもしろすぎ。後白河×清盛すぎ。一応史実では後白河の方が3つくらい年下だから、「清盛が出家しちゃうなら僕もv」というノリは理解できなくもないけど…そこも笑えたけど、個人的には「見舞いに来ておきながらだらだら嫌味を言い倒す」シーンにバカウケ。
 この院政期の政治状況はマジで「男ハーレム」、重盛も資盛も『院の近臣』だったらしいので、この状況はもしや「親子孫丼」なんでしょうか。
 恐ろしいことに『院の近臣』はホントに男色関係込み、後白河の好みの美形揃いだったそうな(当時の貴族の日記とかに色々書いてある)。とはいえこの時代の美意識としては「女性的=美」みたいな感覚があったらしいので、美形相手の男色はたいして抵抗感もなかった模様。貴族同士の間でも割とそういう関係でコネクションを作っていた人々もいたらしい。「顔だけ綺麗でマジ無能」という人もゴロゴロいたというし、朝廷やばすぎ。そりゃ鎌倉幕府も成立するわな…
 義経のお父さんもそういう関係に巻き込まれていて、上だったり下だったり大変だったらしいです。そんなに身分があったわけでもないので、お相手に選ばれたという時点で結構な美形だった事が伺えます。ドラマ本編でもかなり格好良かったし。
 せっかくそういう歴史的事実があるんだから、ドラマでも表現してくれないかなーと期待してるんですが、今までの大河ドラマを見る限りでは無理そうです。ちぇっ。いいよ、勝手に妄想するから。

 タッキーの舎那王様は、稚児装束を着るにはちょいと成長しすぎてるきらいもありますが、棒きれ振り回すアクションは剣術と言うより中華武侠っぽくてやたら格好良かったです。五条大橋の出会いの所は、非常に漫画的演出のベタさ加減に(良い意味で)わくわくしました。次回の対決は綺麗なシーンになってると良いな…(今回の修行シーン、一瞬笑いを誘われかけたので)

管理人 2005年02月02日(水)12:51

この文章をバシバシ打ち込んだあとに、気になって手元にある資料(『王朝の性と身体』森話社)その他で確認してみたら、色々大嘘ぶっこいていた事が判明。以下訂正部分
・舎那王→遮那王
・後白河の方が3つくらい年下→9つ年下
・義経のお父さん→義仲のパパ(義賢)