日記

上田宏『武神戯曲』

 田舎の本屋で全三巻が揃っていたので思わずまとめ買い。以前3巻の表紙を見て気になっていたので。
 物語は2002年の東京から1920年代北京にタイムスリップした少年が梅蘭芳に弟子入りして京劇を学ぶスポコン(←…この説明じゃ微妙に違う気もするけど)。ネタも展開も結構面白かったですが、何故これがメディアワークスから出たのかが謎だ^_^;それに文革とかの描写もきちんと読みたかったよ(どうも物語がスポコンから歴史がらみになりかけたところで打ち切られたっぽい。掲載誌が掲載誌だしね)…上田氏ご本人は「激動の歴史に巻き込まれつつ微妙に歴史を改変していく主人公の青年期」の構想をお持ちらしいので、是非ともどこかで描いて頂きたいものです。

 それから、とうとう皇なつきの画集『画趣』が出ました!うわーやっぱり綺麗だー。