日記

義経ていうか平家ていうか宗盛

 壇ノ浦終了後、平家サイドが切なくていいのですよ。頼盛が重衡に詫びを入れに来る場面とか、いやー重衡いい男だなぁ。そして、ただでさえヘタレキャラというのに虜囚の身となりすっかりしおたれた宗盛様がかわいくてなりません。重衡との再会場面の最初の開き直りぶり、ふてくされたように「全て…私のせいよな」→「母上は?」と弟に聞かれて黙り込む(息子・清宗がフォロー)→改めて弟との今生の別れを意識、泣き出す→重衡が清宗に向かって「兄上のこと宜しく」(お父さんを助けてあげてね!)。この一連の場面、皆さん非常に良い演技をなさっているのでしんみりしつつも、「宗盛って一門の人にとって放っておけないタイプの愛すべきヘタレだったのね…」とじたばたしそうになりました。追い打ちをかけるかのように夜一人おへやで泣いてるし。やべー、愛くるしい。
 今回は「兄弟・家族」を源平で対比的に描写してて、主人公・義経くんの可哀想さを強調してきた感じです。

 惜しむらくは、本編の数十倍、予告編の出来が良いところでしょうか(苦笑)。史実云々はもう「ドラマだから」ってことでどんな無茶が出てきても無視することにしてますが、本編自体の脚本・演出部分で「アレ?」と思わされること多々。役者さんの演技も良いので非常に勿体ない。