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チャーリー=マクレイン
身長178cm 28歳
雅人の友人で、老舗旅館のコンシェルジュの青年。
アメリカ国籍のイタリア人で、ベルボーイ時代に雅人との交流が始まるが その当時までは人には言えない苦労をしている。 しかしそんな過去を微塵も出さない温厚で人当たりのよい、接客業は天職の男性。 ベルボーイから出世してコンシェルジュという立場ゆえに、数ヶ国語を操る。 もちろん日本語には不自由していないのだが、普段の話し言葉は少々アクセントやイントネーションが違う。 雅人とは違う意味で、自然体で朗らかで優しいその性格は苛烈な生い立ちがもたらしたもの。 友人と同じで隙は見当たらない男性でルックスも標準以上のため、雅人と二人でいると女性の目を引いてしまう。 チャーリーは他人の痛みのわかる青年です。ヒロインの悲しみや戸惑いも真っ先に受け止めてくれることでしょう。 多国語を話せることも、わかりあいたいと言う望みが彼にもたらしたものです。 両親のアメリカへの移民で人種差別の対象として成長しているため、偏見は真っ先に封じ込めたもの。 その笑顔は慣れない環境の中のヒロインには頼もしく、寄りかかってもびくともしない強さを内包していますが、 そのことを知った頃には越えられない壁が存在することにも気づくでしょう。 博愛精神が強すぎて個を想う感情は薄まりがちです。 彼は彼自身を特別扱いする人間とは距離を置いて接します。 不穏な空気が漂うとすぐに話題を変えてごまかすなど弱いところもあります。 彼は頼りにされることを喜ぶ傾向にありますので、どうしようもなく追い詰められてしまったら ひとりの男性としてすがってみてください。 「特別扱いは決して不快なことではない」と知った時に、彼はもっと強くなるでしょう。 |