こんなん観ました

忘れっぽい自分のための、備忘録的な観賞記録。
ネタバレも普通にあったりするのでご注意。
コメント・トラバは閉じてますので、管理人へのツッコミやご連絡などは
プロフィール欄のメールフォームからお願いします。
<< The Departed | TOP | For Your Consideration >>

300

2007.04.03 Tuesday | 映画作品 > アクション/アドベンチャー

300
(2007年)
フランク・ミラーによるグラフィック・ノベルが下敷き。
スパルタ王レオニダス率いる300人のスパルタ兵が、クセルクセス率いるペルシアの大軍を死闘を繰り広げた古代のテルモビュライの戦いをパワフルに描いている。
とても勝ち目のない敵を前に、彼らの勇気と犠牲はすべてのギリシア人を鼓舞してペルシア軍に対して団結させる。そして危機が迫るなかで民主主義を守り抜こうとする。
劇場で観賞。

公開前から「すげぇらしいよ!」とあちこちで話題になっていたこの作品、『Sin City』以来気になっていたフランク・ミラー原作ということもあり、わくわくしながら観に行ってきた。

……実際すごい迫力!
歴史+ドラマ+アクションに若干のファンタジー要素をプラスしたような内容、一口に「○○映画」とカテゴライズできない魅力がある。映像もまさにすばらしいの一言。
メインとなる戦闘シーンの数々はどれも圧巻。表現はかなり残酷だったりグロテスクだったりもするのに、それでも下品にならないのはやはり見せ方が上手いのだろうと思う。

生まれたときから鍛えられているといっても過言ではない、スパルタ人たちの肉体・精神両面での強靭さ。自国と民族への強い愛と誇り、決して他者に屈しない気高さを貫いた、その生き方と死に様はハンパなく厳しい。
さすが「スパルタ教育」の語源になってるのは伊達じゃない。
己にも他者にも『甘え』を許さない在り方ながら、でもその根底には妻や子供や仲間たちへの純粋で深い愛情や信頼もビシバシ感じられる。

命をかけて最後まで戦った一握りの兵士たちの勇敢さと誇り、それを受け継いだ人々が集結し雄叫びをあげるラストは、迫力がありつつ渋くカッコよかった。
「演説後ろまで届いてないよそれ!」というツッコミがどうでもよくなるほどにw


ところでスパルタ兵たちは、兜・マント・盾・手足の防具はがっちり装備してるくせになぜかボディは剥き出しなので、全編そりゃもうふんだんに半裸祭り&筋肉祭り状態でした。
役者さんたち皆、この映画のためにどれだけ体作り込んだんだろうか……!
惜しげもなく曝け出された上半身の完璧なまでの超筋肉美。
下に穿いてるのも一見レスラーのパンツっぽい腰巻(?)だけなので、なんていうかもうどこを見てもウホッでした。うーん目の保養。



マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -