こんなん観ました

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I Now Pronounce You Chuck & Larry

2007.08.13 Monday | 映画作品 > コメディ

Chuck_Larry
(2007年)
妻を亡くし男手ひとつで幼い息子と娘を育てるラリーと、気ままに独身生活を謳歌している遊び人のチャックは、タイプこそ正反対ながら、互いのためなら何をも厭わない親友の間柄。ともに消防士という職業柄、いつ身に危険がふりかかるとも限らない。
ある日ラリーは子供たちが自分の生命保険の受取人になれないことを知り、困った挙句チャックに「ゲイのふりをして偽装結婚をしてくれ」と相談を持ちかける。
もちろんバレれば揃って刑務所行き。適当にやり過ごすには市の調査員の目も厳しく、二人は形ばかりではない本当の結婚生活を送ることを余儀なくされる。
劇場で鑑賞。

どこを切ってもストレートな二人が、子供のためとはいえゲイカップルになりきって過ごすという流れはおもしろかった。
本人たちにはそのつもりがなくとも、同居してるうちに本当のカップルみたいな雰囲気が芽生えてたり、言い争いがまるっきり倦怠期の夫婦のそれだったり。
主人公二人の見た目が決して美形じゃないところもポイント。
というかアダム・サンドラーが女にモテまくりの遊び人という設定は、ちと無理があると思うんだけど……w

自分の利益のためにゲイ社会を利用するという内容は、一歩間違えれば袋叩きにされかねない危険もあるし、取り扱い注意なネタ。
でもこの映画では、お約束的なゲイ・ジョークはたくさん盛り込んであるものの、ゲイコミュニティを馬鹿にしたり物笑いのタネにするというようなことはなく、むしろ応援するようなスタンスで好感の持てる描き方になっていた。
ゲイのキャラクターたちもそれぞれに魅力的だったし。

ストーリーは特に奇をてらいすぎな箇所もなく、期待は裏切らないが予想を大きく上回ることもない、という感じ。ギャグは文句なしに笑える。
アダム・サンドラーの映画に共通しているノリは健在なので、彼の作品のテイストが好きな人にはハズレなく楽しめるかと。おなじみの役者陣もいい味してます。
ロブ・シュナイダーの神父、アジア系顔のメイクに「ハイッ」とか言ってたけどあれはやっぱり日本人のつもりだったんだろうかw

ラスト、いろいろ乗り越えた二人が本当にくっついたら萌えなのに……とこっそり期待してたんだけど、そうはならなくてちょっとガッカリw
まぁ真性へテロという設定ならしょうがないのか。



マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -