こんなん観ました

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The Heartbreak Kid

2007.10.16 Tuesday | 映画作品 > コメディ

Heartbreak
(2007年)
サンフランシスコでスポーツショップを営むエディは、元彼女の結婚式でさんざん惨めな思いをしてきた帰り、見知らぬ美女がひったくりに遭っている現場に遭遇する。
それがきっかけで知り合えた彼女ライラとは以後いい感じに接近。デートを重ねながらゆっくり関係を築いていくが、しかし急にライラの国外異動の話が持ち上がったことで事態は急変。
まだ早すぎるのではという心配や不安を感じつつも、一緒にいるためにはこれしか手段がないと、エディは思い切って結婚に踏み切ってしまう。
劇場で鑑賞。

ファレリー・ブラザーズの新作。
ベン・スティラー主演でドタバタラブコメものということで、テイストは『There's Something About Mary』にとても近い感じ。
内容も悪趣味スレスレなオゲレツギャグやセックス・ジョーク満載。
劇場で近くの席に10代前半くらいの子供連れて来てる人がいたけど、おいおいこんなの見せて大丈夫か? 私が親ならまだこれは見せねえぞ? と他人事ながら心配になっちゃうくらい、けっこうあからさまな表現が山盛りだった。

ストーリーは大ざっぱに言うと、あまり考えずに勢いだけで結婚しちゃうと、後で地獄が待ってるかもよ〜? というもの。
最初の頃こそ「まさに最高の彼女!」と思って付き合っていた相手が、次第に『地の顔』を知っていくうちに実はかなりショッキングな側面をもっていることがわかり……
で、「こんなはずじゃなかった!」と打ちひしがれる主人公。
抱いていたイメージをどんどんブチ壊されるのは気の毒としかいいようがないけれど、でもそれも相手を深く知らないうちに結婚した自分の自業自得だし、だからといってハネムーンで妻ほったらかし、他の女の尻を追い掛け回すのはどうよ? という感じで、正直エディに同情はできなかった。

ライラにしても、「驚きの素顔」はまぁ衝撃的な部分もあったにしろ、でもすぐに離婚を決意しなきゃいかんほどヒドイかなぁ? というか……
エディへの思いは純粋だし、性格にちょっとエキセントリックなところはあっても、愛情や思いやりがあって基本的にいい子。空回りしてる部分もむしろ可愛らしいじゃないかという印象だったし。
さっさと妻を捨てて新しく知り合ったほかの女に乗り換えようとしてる、エディの身勝手さのほうが逆に何様よアンタって感じで鼻についた。
「この相手こそソウルメイト!」と追い回されるミランダのほうも、事情を知らなかっただけにある意味被害者かも。

いろいろありつつ、最後にやっとミランダとくっつくのか……と見せかけておいて、また同じこと繰り返してるエディにはもう呆れてものも言えないw もう一生やってなさい。
それにしてもベン・スティラー、白髪まじりの頭のおかげで一気に老けて見えてたけど、今まで染めてただけでこっちのほうが本来の『素』なのかな。



マイ評価:★★★☆☆
author : 四葉 | - | -