こんなん観ました

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Gone Baby Gone

2008.03.06 Thursday | 映画作品 > スリラー/ミステリー

gone_baby_gone
(2007年)
ボストンの治安の悪い区域で、ある日4歳の幼女が失踪した。
誘拐事件とみて警察が捜査を進める一方、幼女の家族はカップルで私立探偵をしているパトリックとアンジーにも個人的に依頼をもちかける。
引き受けた二人だったが、調査を進めるうちにこれは単純な誘拐事件ではないこと、裏にもっと大きく複雑な何かが絡んでいることに気づいてゆく。
DVDで鑑賞。

監督ベン・アフレック、主演は弟ケイシーの、アフレック兄弟作品。
内容的にはぜんぜん関係ないポイントなんだけど、ジャージ姿のケイシー・アフレック、なんだか『OZ』のライアン・オライリーが被りまくって仕方なかったw
あとパーツに若干ヒュー・グラント入ってますよねこの人。
でもやっぱりアフレック顔だけど。

しかしそれより何より、刑事役のエド・ハリスに 髪 が あ る ことが衝撃ですごいインパクトだった。
うわぁびっくりした! 最初誰かと思った!
毛があるとちょっとアラゴルン(指輪)に似てるね?w
つうかハゲでも毛ありでもカッコいいって憎いなこのエド・ハリス! 結婚して!(*´Д`)

と、それはさておき肝心の映画の内容。

パトリックの視点をメインに事件を追いかけるうち、最初はシンプルに見えた失踪事件に裏や謎が隠されていることがわかり、真相に近付くにつれ事件の別の局面が明らかになっていく。
この見せ方がじわじわとうまい。
展開は派手すぎずどちらかというと地味なのに、緊張感は保っている。
誰が真犯人なのか、どこで誰と誰が繋がっているのか。嘘をついているのは誰か。
少女は本当に殺されたのか、生きているならどこにいるのか。

手探りで進むようにして着実に真実へ近付いていくパトリック。
ラストはいろいろと驚きの展開が待ち受けているものの、事件解決を迎えても後味の悪さというか、むなしさと物悲しさが残る。
事件の中心にいた人物たち、それを追っていた刑事たちやパトリックとアンジー、皆の心の中で「少女を救いたい」という思いだけは唯一共通していたはずなのに、手段が違えばここまでバラバラの結末を迎えてしまうという悲劇。

あのラストは本当にめでたく解決したといえるだろうか。
世間で正しいとされることは、本当にいつも必ず正しいといえるのか。
そんな疑問を投げかけてくる作品だった。



マイ評価:★★★★☆
author : 四葉 | - | -