里の名産品

里の産業は、様々な住人の適正に合わせて、幅広く展開されています。
中でも、低農薬・無農薬の農産物や、職人技の工芸品、添加物不使用・天然材料100%の銘菓やお茶は、人里にも高い評価を受けています。
※これらの代表的な産物は、現在直売や委託販売、ネットショッピング等でも販売しております。是非ご利用下さいませ。
(注・トップにも書きましたがこれは創作ですよ~。念のため‥‥)
【 カボチャ饅頭 】
幸猫氏&猫団による、肉球屋本舗の新作です。元々は、幸猫がお供えされる大量のカボチャを持て余し、 「trick or treat!」という呼び掛けに応えて振る舞うために作られた、ハロウィン限定の無料配布用のお菓子でした。
(その経緯については「風物詩→民間信仰」の該当項目をご覧下さい)
しかし案の定、定番の小豆餡とはまた違う美味しさに、カボチャ饅頭は大好評! ハロウィンが過ぎてからも「買ってでも食べたいから作ってくれ」という要望が相次ぎ、 材料がある時期だけ作られる、季節限定の販売品と相成りました。
【 鼠印 SO(そ) 】
ねずみ団による酒肴系菓子店「鼠印」が製作する、乾燥チーズ菓子です。
幸猫が人里の古代食「蘇(酥)」を再現したものを食べた時のことを「古いボソボソの消しゴムに乳製品の匂いをつけたようだった‥‥」とねずみ友人に語ったところ、「じゃあ俺達もっと美味しいの作るぜ!」と逆に盛り上がられてしまい、その結果これが出来上がりました。
パリッと焼き上げた香ばしい食感と、チーズそのものの濃厚な風味は、おやつにもビールのおつまみにもぴったり。形状は薄焼き煎餅に似ており、中央には満面の笑みを浮かべるねずみの正面顔マークの焼き印が。子獣の間では、顔部分を割らぬよう周辺から囓っていって、きれいに残したねずみ顔を最後に一口で食べるという、縁日の型抜きに似た食べ方が流行っています。
なお、発売時にネタ元として製品を贈与された幸猫は「旨いけどこれ既に蘇じゃねえだろ!」と言ったとか言わなかったとか‥‥
※発売当初、製品名は「鼠(そ)」という漢字一文字でした。しかし里ブログで「昨日、鼠を食べてみた。チーズ味うめー」「頭を残して周辺からパリパリ囓る」などと書いたレビューに「ねずみ食ったのか! チーズ味なのか! 隠れ肉食者か!(隠れてねえ)」という ツッコミが多数入ってプチ炎上したため、現在の「SO」に改名されたという経緯があります。
【 肉球饅頭 】
幸猫氏と猫団の「肉球屋本舗」が制作する手作りの饅頭で、粒よりの小豆から作った餡は風味絶佳。「粒あん」「こしあん」「白あん」「チーズ」の四種類の味が楽しめます。
また、大きめの「犬球」、小さめの「猫球」の2サイズがあり、その美味しさと愛らしさは、人里にも多くのファンを生みました。
【 肉球ゼリー 】
幸猫氏&猫団による「肉球屋本補」制作の、夏限定の水菓子です。
ゼリーの表面には実物大のリアルな肉球が盛り上がっているため、発売当初は「幸猫がひとつひとつ、ゼリーが固まるまで自分の手を押し当てて肉球型をつけているのではないか」という噂が立ちましたが、勿論そんな事実はありません(手の熱でゼリーが固まらないことや、そんな手間暇をかけていたら量産が不可能であること、衛星管理上の問題から)。
しかしその噂を聞きつけた幸猫が持ち前の洒落っ気を発揮し、当初はモデルのない架空の肉球デザインを用いていた金型を、本物の幸猫の手型を用いた金型に変更。そうしてゼリーの模様がリアル肉球サイズになったため、肉球ゼリーは成獣(おとな)も子獣(こども)も思わずプニリと自分の手を押し当て、肉球比べをしたくなる、魅惑のお菓子となりました。
【 肉球落雁 】
幸猫氏&猫団による「肉球屋本補」制作の、季節限定のお菓子です。
季節限定の訳は、落雁の乾燥具合が季節や天候で左右されるためと、機械乾燥をよしとしない職人魂、そして「上手く出来ない時はやらなくていい時」という猫団のおおらかな(悪く言えばアバウトな)気質のゆえです。
【 小豆落雁 】
幸猫自慢の小豆粉を使った落雁です。一般にイメージされるものと同じ、一口大の干菓子タイプですが、小豆の分だけ砂糖の量は控えめになっており、甘いものが苦手な方にも食べやすいと好評です。また、表面に彫り込んであるお馴染みの肉球紋は、よく見ると指の数を違えた全三種類があり、子獣がじゃんけんゲームで取りあって遊んだりもします。
【 生落雁 】
こちらは小豆餡を生落雁で挟み込んだ生菓子タイプで、一般的な落雁とは一味違う柔らかくしっとりした口当たりが自慢です。生タイプなので干菓子のパサつき感が苦手な方にもお勧め。幸猫の手による小豆餡は、落雁に合わせて肉球饅頭のものより固めに練られており、甘さもやや濃厚仕上げ。格式ある贈り物にも重宝されています。
【 特製酒饅頭・赤らみ 】
幸猫氏の「肉球屋本補」と、日本酒の蔵元「犬蔵」「猫蔵」のコラボレーションによる新作の酒饅頭です。
蔵元秘蔵の酒種と、幸猫粒よりの小豆餡が奏でるハーモニーは正にパーフェクト。そのブランドとクオリティを示す、食紅で描かれた肉球の刻印も愛らしい逸品です。
【 化け猫の里 】
一口サイズのチョコレートクッキーです。
片面にはたっぷりとチョコレートが塗られ、裏のクッキー面には、カッと口を開いた恐ろしげな化け猫の顔がプリントされているという、子獣も泣き出すお菓子です。パッケージの裏には「化け猫さん」のプロフィールや、微笑ましいエピソードを綴ったショートストーリーが記載されており、恐ろしい顔とは裏腹に、発売以来長く愛され続けています。
※人里菓子の「たけのこの里」に語感が似ていますが、一切の関連はございません。
【 たぬきの山 】
「化け猫の里」の姉妹品で、こちらはチョコとクラッカー生地を組み合わせたお菓子です。
バター風味クッキーの「化け猫~」に対して、「たぬき~」はあっさり味のクラッカーで、飽きの来ない成獣(おとな)の味として、洋酒のおつまみにも好まれています。
「化け猫~」と合わせて、人里のお菓子のCMソングをもじった「たぬきの山のその奥に 化け猫の里があったとさ 絵にも描けない恐ろしさ♪」という歌が長く歌い継がれておりますが、勿論実際の広告ではありませんのでお間違いなく‥‥
【 馬頭(めず)ラスク 】
元々は「珍しく」のミスタイプでしたが、獣弁としては定着しませんでした。
しかしそれを聞いた馬団の菓子職人・ワロン氏が、彼の経営する「黒馬菓子店」で製造していたラスクに改良を加え 「馬頭ラスク」と命名。今では幸猫氏作成の「肉球饅頭」と並んで、里の定番おやつのひとつになっています。
(ちなみに地獄の獄卒と言われる馬頭鬼(めずき)とは、何の関係もありません)
【 すろっぷ 】
果汁から作られる里の駄菓子です。
見た目は人里の駄菓子にある、ビニールチューブに入った無果汁のジュースに似ていますが、中身は果汁100%を濃縮して作られる、濃厚な味わいのエキスです。栄養満点で、時に病人食としても用いられます。
※語源については獣弁のコーナーをご参照下さい。
【 赤い猫麺 】
猫団のアカ氏が経営するラーメン店「猫麺屋」の看板メニューです。
挽肉状の大豆蛋白を使ったアレンジ担々麺で、見た目は唐辛子で真っ赤ですが、激辛というほどでもないほどよい辛さで、辛いものの苦手な獣達にも好評を博しています。
(なお、楳図かずお氏の恐怖マンガ「黒いねこ面」とは別に何の関係もありません)
ちなみに、アカ氏の奥様であるミドリ夫人(犬団)が作る野菜たっぷりのタンメン「緑の犬麺」も同店の人気メニューであり、麺マニアの間ではよく赤派か緑派かで熱い論争が交わされています。
(※‥‥掲載許可を頂いたので追記/赤い猫麺は、辛さ半分の「半辛」や、辛さ増量の「倍辛」などの注文も可能です。また、よほどの混雑時でなければ、厳密な「半分」や「○倍」以外にも、個獣の好みに合わせた調整もOKだそうですので、「もうちょっと辛さがマイルドだったらいいな‥‥」「もっとこう、ビリッと!」と思っていた方は一度お試し下さいませ)
【 冷やし中華始めました 】
猛暑・酷暑と言われた今夏は、里内で冷やし中華が大流行しました。
人里では元々、獣の里との交流所も兼ねている「民宿さとむら」の食堂が、毎年「冷やし中華始めました」の張り紙と共に夏季限定メニューとして冷やし中華を提供していました。しかし獣の里には何故か今まで「冷やし中華」というメニューがなく、そのため張り紙に興味を示す獣もなかったのですが、この猛暑で「冷やし」という言葉につられて注文してみた獣がその美味しさに開眼! 皆がヒト姿を取り、こぞって冷やし中華を食べにさとむらに通い詰めるように‥‥
そのため人里では「見覚えのない村民(?)が冷やし中華を食べていたら獣と思え(構わずスルーすべし)」という噂が立つ始末。それで獣の里内部でも冷やし中華を作らないと、恩あるさとむらに迷惑が‥‥という意見が高まり、猫麺屋が先陣を切ってごま坦坦風味の冷やし中華を制作。 さとむらの伝統的な冷やし中華とはまた異なる美味しさに、こちらも大人気を博しました。
(※なお、始めたはいいのですが、「いつ終わらせるものなのかがよく解らない」「そもそも注文が絶えない」という理由で、秋になった今も猫麺屋の冷やし中華は始まり続けています)
【 太木漬(ふときづけ) 】
「ふと気付けば」のミスタイプから生まれた漬け物です。
塩と少量の酢で作る大根漬けやキュウリ漬けといった、オーソドックスな甘酢漬けのレシピに柿の実を加えたもので、柿独特の甘みとまろやかさが、人獣問わぬ漬け物好きの間で評判となりました。また、語呂合わせのために漬け物石ではなく切り出した大木を重しに使用しているため、清々しい木の香りがほのかに漂う逸品に仕上がっております。
その由来上、太木漬は市場や商店だけでなく、ドリア絵図管理事務所でも販売されておりますので、 施設ご利用の際は是非ご賞味下さい。
※語源については獣弁のコーナーをご参照下さい。
【 猫王(にゃおう) 】
「王」という名に恥じない美味しさの、猫族向けの高級猫缶です。
里で人化し、人間向けのフォアグラパテを初めて食べた猫が、感動のあまり「この美味しさを猫缶で再現したい!」と思い立ち、数年の開発期間を経て完成しました。
その成り立ちから「フォアグラ風」と「レバーパテ風」の二種類が発売されており、今では逆に、元人間の獣の間で、本物のフォアグラの代用品として用いられるほどの人気を博しています。
※なお大好評につき、犬族向けの缶詰「犬王(わおーん)」も近日発売予定です。
【 滋養強壮「猫太る」 】
その名の通り、胃腸虚弱や食欲不振ですぐに痩せてしまう体質の猫族向けの缶詰です。
チキン味(※)・まぐろ・カツオ・白身魚の四種類があり、いずれも胃腸に負担をかけないあっさり味ですが、栄養満点で高カロリーなので、少量で体力を維持出来ます。病人食としてもどうぞ。
狼・犬族用「犬マッスル!」も新発売! ビーフ味・チキン味・ポーク味※の三種です。
(※魚以外の「○○味」はあくまで風味であり、実際の獣肉は獣道上の理由から使用されておりません)
【 健康痩身「猫痩せる」 】
こちらは逆に、運動不足や食欲旺盛で太りやすい猫族のためのダイエット缶詰です。
しっかりした濃いめの味付けは食べ応え満点で、しかも栄養バランスを保った低カロリー仕上げ。豊富な食物繊維が食べ過ぎを防いで満腹感を促します。同じくチキン味(※)・まぐろ・カツオ・白身魚の四種類です。
こちらも狼・犬族用「犬スリム!」新発売! ビーフ味・チキン味・ポーク味※の三種です。
(※魚以外の「○○味」はあくまで風味であり、実際の獣肉は獣道上の理由から使用されておりません)
【 ソノマンマ 】
「リアルなサカナの食感を、いつでもあなたの食卓に!」というキャッチコピーでおなじみの、猫用レトルト食品です。その歯ごたえや香り、新鮮さから、里の猫族に大人気! 手軽で美味しいということで、子獣(こども)などはついこればかりをねだってしまい、猫のお母さんの「あんまり食べ過ぎるとソノマンマになっちまうよ!」という叱り文句も定番です。
なお、他に姉妹品として、汁気を飛ばして携帯性に優れたドライパック『ソノマンマ干菓子』もございます。
【 有猿眠(あるさるみん)内服液 】
猿団の経営する薬品店「こしかけドラッグ(旧社名・猿乃腰掛漢方薬局)」から発売されている睡眠導入剤です。甘草シロップをベースにした甘い液剤のため、漢方独特の味や匂いが苦手な獣にも飲みやすいと好評を博しています。
当初は人里の薬品である「アルサルミン内用液(胃壁と食道の保護剤)」的なものを獣向けに製造しようとしたものの、研究・調剤の過程で強力かつ副作用のない睡眠導入効果が見られたため、「胃に優しい睡眠薬」として発売されました。
勿論、胃薬としての効果も高く、胃痛・胃潰瘍の治癒、食べ過ぎ・胸焼け時の消化促進・食欲不振の解消等にも有用です。しかし食後に服用すると十分ほどで眠ってしまうため、日中の服用には十分ご注意下さい。
【 獣の里C(旧商品名・アニマリンC) 】
里のポピュラーな栄養ドリンクです。哺乳類用(大型・中型・小型用各サイズ有り)と爬虫類・両生類用があり、体に優しいノンカフェインなので、肉体疲労時の滋養強壮や、病中病後の栄養補給としても広く用いられています。
上記の通り、以前は「アニマリンC」という名称で販売されていましたが、近年、人間界に類似した名称の医薬品があることが解り、混同を避けるため改名されました。
なお、元々の獣ではなく元人間の獣が本剤を服用した場合、ごくまれに興奮状態になる・瞳孔が開く等の症状が現れる場合があります。その症状も一時的なものであり、特に健康に悪影響を及ぼすことはありませんが、症状が現れた場合は念のため服用を中止し、該当種族科の医師に相談して下さい。
【 ふるえ薬 】
その名の通り、ただふるふると震えるだけの作用をもたらす薬です。
種族や体の大きさによって、震えは一錠で30分~1時間程度持続します。健康を損なう恐れや副作用などは一切ありませんが、あまり長時間震えていても仕事などに支障をきたすので、連続服用は二錠まで、一日の服用回数は二回までと定められております。
(その他、詳細な遊び方やルール等に関しては、「娯楽」内「遊び」の項目をご参照下さい)
【 猫救命丸 】
長い伝統を誇る、猫用の汎用薬です。
効能は、「毛玉による胸焼けの防止・肉球の硬化防止と軟化・発情期の周期安定・胃腸疾患(下痢・消化不良・食欲不振・胃腸虚弱)」と幅広く、里の猫家庭の常備薬です。
効能は勿論、喉越しのいい小さな粒はカツオ味で、むずかる子獣にも飲ませやすいと高い評価を受けています。
なお、姉妹品としてビーフ味の犬/肉食動物用と、ベジタブル味の草食獣用が近年発売されましたが、猫専用だった歴史が長いので、商品名はいずれも「猫救命丸・犬用/草食獣用」となっています。
【 イグアナ油 】
別にイグアナが入っている訳ではなく、単にレッドイグアナとイグアナ団が制作しているためにそう名付けられた万能薬です。
主にハーブに由来する天然成分100%の弱油性の軟膏で、やけど・切り傷・湿疹・吹き出物・肌荒れ・乾燥等に効果があります。
【 獣焼き(けものやき)※仮名 】
里で作られる陶磁器の総称です。個獣の陶芸家のアート寄り作品に始まり、徐々に色んな種族の有志が集まって、それぞれの好みを生かした独自の生活用品工房として発展してきました。
白地に黒ブチ模様で種族の特徴を表現するホルスタイン焼、カラフルなオレンジや緑の釉薬が特徴のレプタイル(爬虫類)焼など、種族的特徴を生かした作品シリーズは、それぞれの種族間での贈答品としても重宝されています。
(ただし「牛団団員はブチ柄を、爬虫類種族はカラフルものだけをそれぞれ個別に作っている」という訳ではなく、工房内部では皆が協力して色んな種類の焼き物を平行作成しています)
※焼き物が有名になるにつれ、同時に勘違いした住人からの「それはどのような料理ですか」という問い合わせが増え、同時に「そのネーミングはもうちょっと何とかならないのか」「”獣焼き”では獣肉のバーベキュー料理のようで怖い」「も っ と ひ ね れ」などという意見が相次ぎ、工房は頭を悩ませることに‥‥。そんな訳で工房は「獣焼き」に変わる新名称を、今も絶賛募集中とのことです。
【 SIPPO 】
一瞬「ZIPPO」の偽物かと思われそうな綴りですが、近年里で人気のデコ職人さんのブランドです。
寒冷地の里においては、ハウス栽培もそれほど大規模ではなく、冬は半数程度の農家が休業期となります。そんな農家の一人であるねずみ団の方が、細密作業が得意であるという特性を見込まれ、友人のケータイやスマホ、ネイル(人姿時)や蹄(獣姿時)をデコってみたところ大好評! 次々と注文が殺到し、ついには冬場の余暇を生かした副業として、小物デコレーションブランド「SIPPO」を立ち上げるに至りました。
基本的にはモバイル機やネイル・蹄・角、メイク用のケースなどのデコが主ですが、デザイン的に作成可能であれば、アクセサリー(※)などの注文も受け付けているそうです。
ただし、基本的に農閑期のみの副業ですので、繁忙期である春~秋時期の注文の場合、納期が冬になる覚悟でご相談下さい、とのことです。
※人姿用の指輪やペンダントだけでなく、獣姿用の首輪チャームや、大型種族用の耳輪・鼻輪、角ケースなども扱っています。
【 しっぽ占いマーク 】
読んだ通り、しっぽ占いによる触尾を了承しているかどうかを示すマークです。
「目当ての相手が触尾OKであったかどうか忘れた」「いちいち確認するのが面倒くさい」という単純な理由の他、「間違えて触尾拒否の獣の尾を触ってしまって怒られた」という事例が相次ぐにつれ、慣習として徐々に広まってきました。
種族・服装によりますが、内容は現在、

・シール、もしくは刺繍式のアップリケなどに、青・緑系で「○」や「可」、赤・黄色系で「否」や「×」と入れたもの
・しっぽ絵の図柄を○印で囲んだ上に/で斜線を引き「触尾お断り」の意を表明したもの


の二種類が主流となっており、それを衣服の裾や後ろ側のベルトの上など、尾に近く見えやすい場所に貼っておきます。
このような現状ですので、意思表明をしていない方のしっぽは、不用意に触らない方がいいかと思われます。しっぽ占いの際は皆様マナーを守り、無事しっぽ主と福を半分こ出来るよう努めましょう。
(なお、該当のシールやアップリケは、各々の種族団体が体型や服装に合わせて最適なものを作成・販売していますが、「種族用じゃなく簡単なのでいいから今すぐ欲しい」という場合は、ドリア絵図管理事務所(ネカフェの方)でシールプリント作成も承っております。お気軽にご利用下さいませ)
【 獣用マスク 】
人里と同じく、近年は獣の間にも花粉症が蔓延しています。人姿用のマスクはあれども、獣姿用のマスクは無かったため、必要に迫られて開発されました。
人姿時に着用するためのマスクは、人里で売られているのと同じ、ガーゼ製と不織布製(使い捨てタイプ)の二種類がありますが、完全獣姿~第二段階獣姿用のマスクは、個獣のサイズ・形状に合わせたパターンオーダーによるガーゼ製のみとなっています。
(獣は牛・馬・ネズミ・カメ等の大分類の他に、犬・猫における品種ごとの特徴差までを含めると、口吻の形状・大きさに無限に近いバリエーションがあり、それら全てを網羅して不織布製の使い捨てタイプを大量に製造することは実質不可能なため)
獣姿にマスクは口が開けにくいとか、見た目が口輪のようで嫌だという意見もかつてはありましたが、最近はあえて個性的な刺繍や、喉にいいハーブ染めを施した生地で、お洒落小物としての存在感を主張したりする若い獣も増えています。
※ 「その他のご紹介」の「コモドマスク」もご参照下さい。
【 獣用ハイブリーチ 】
獣用のブリーチ剤です。動物の皮膚にも優しく安全な成分で作られており、
「不吉と言われる黒猫も、これ一本で明るい茶猫に!獣用ハイブリーチ、新発売!」
というキャッチコピーで発売されるや否や、黒い毛並みを持つ獣(主に黒猫・黒豹)に爆発的な人気を博しました。その安全性やマイルドな使い心地から、獣のみならず、近隣の人里にも多数の愛用者を持っています。
一時期は単に脱色するだけでなく、塗り分けの技術を駆使してパンダ模様やシャム猫柄に染め分けたり、毛並みに文字を浮き上がらせたりするのが流行し、楽しい里の彩りとなりました。
※姉妹品として、ターンカラーの「猫色戻し体験」もありますが、あくまで黒~茶色染めなので、シマ・ブチなどの柄模様は戻せません。ご了承下さい。
レッドイグアナとイグアナ団が制作するお茶です。別にイグアナが入っている訳ではなく、ハーブベースの飲みやすいブレンド茶です。
【 陸イグアナ茶 】
ローズマリー・ミント・レモングラス他を使用した、すっきりリフレッシュ系のハーブティーです。マロウブルーを配合してあるので、淹れたては鮮やかなブルーですが、レモンを加えると一瞬にしてピンク色になる、目にも楽しいお茶です。お好みで砂糖を加えてどうぞ。咽喉と鼻に優しく、風邪気味の時にもお勧めです。
【 海イグアナ茶 】
リンデン・カモマイル他のリラックス効果のあるハーブに、昆布由来の海草ミネラル成分を加えたお茶で、 昆布茶に似た和の風味が好評です。旨味の効いた塩味ですので、ハーブの苦手な方にもお勧め。 くつろぎタイムやお休み前に、砂糖を入れずにそのままどうぞ。
【 ハイブリッドイグアナ茶 】
ハイビスカス・ローズヒップ等のビタミン豊富な赤いハーブに、昆布由来の海草成分を加えた、海・陸に続く新しいブレンド茶です。爽やかな酸味と昆布の風味は梅昆布茶に似ていますが、ビタミン・ミネラル・繊維が豊富で美容にもいい一品です。鮮やかな赤い色のため、レッドイグアナ茶とも呼ばれております。
いずれも里の特選米を使用した純米酒で、里でしか味わえない、昔ながらの本物の一品です。また、近年犬団と猫団が新しい蔵元「犬蔵」と「猫蔵」を創業して発表した吟醸酒も、老舗に負けないクオリティの高さで人気を集めつつあります。
(なお「犬はしゃぎ」と「猫ころがし」の紹介文は、両団を代表する幸猫氏と柴犬風太郎氏の執筆によるものです)
【 猫おどり 】
猫蔵の送るこの秋の新作、純米大吟醸の生原酒です。無濾過の発泡酒のため、フルーティな吟醸香と共にシャンパンに似た甘みと泡立ちが楽しめます。口当たりがよく飲みやすいので、お酒の苦手な獣にもお勧め。
なお、猫蔵の常として、同じものが来年も出来るかどうかの保証はなく、今年限りの幻の酒になる可能性もあります。数量限定であり、長期保存のきかない生酒ですので、予約・注文はお早めにどうぞ。
【 犬はしゃぎ 】
犬蔵で作られる酒は辛口で通好みの味で、ネット販売でも大変好評をいただいています。職人気質な犬杜氏は完成された味への妥協を許さず、使われる米は里で採れるカメニシキのみ。水は山の頂に湧く清水を使用しています。
【 猫ころがし 】
カメニシキに人里から仕入れた色々な米をブレンドして作られる猫蔵の酒は甘口です。
ただ、猫杜氏の生来のアバウトさが祟って仕込むたびに味が違ってしまい、一定の評価を受けることがありません。その代わり手軽な酒として親しまれており、「今年の味はどんなだろう」と、逆に味の変化を毎年楽しみにされています。
【 獣盛り 】
里を代表するブランドの純米生貯蔵酒です。辛口でありながら喉越しはまろやかで、悪酔い・二日酔いしないと評判の逸品です。
【 大怪獣 】
季節限定の生酒です。火入れしていないフレッシュな風味の中に、お米本来のが香りが生きています。毎年この酒を欠かさず飲むと、獣の進化における最終段階「怪獣」への道が開けるとも言われており、ハレの日の縁起物としても重宝されています。
こちらの歴史はまだ新しく、現在赤と白の一種類ずつが制作されています。
【 Against animal testing 】
「動物実験反対」という名の赤ワインです。酸味は弱く、濃厚なコクとほのかな甘みはなめらかな喉ごしで、アルコールの刺激を感じさせません。
【 獣の宴 】
きりっとした涼やかな白ワインです。やや強い酸味は後口すっきり、単品で味わうもよし、食事のお供によし、シーンを選ばない癖のない味わいです。
【 里あかり 】
ササニシキ系の、やや甘みが強く、柔らかいお米です。このぬかで漬けた野菜も、甘みと風味が際だって美味!
【 ネコヒカリ 】
こちらはコシヒカリ系の、粘りがあり腰の強い食感のお米です。冷えても美味しいのでお弁当にもお勧め。
【 カメニシキ 】
酒米です。人里では「雄町」「山田錦」が有名ですが、大粒で安定した心白の入りと、割れにくく磨きやすいという特性は有名品種に引けを取らず、吟醸酒にも適しています。
【 ツヤウロコ 】
餅米です。しっかりとした腰が特徴で、つき上がった餅はよく伸びて食べ応えあり!