今年はせめて1ヶ月に1回くらいは更新したいです。 一応、目標。あくまで目標ですから。気持ち的にはね。 +引き出しの奥にでも 文章がある程度完成してから1週間ほど、タイトルで悩みました。悩んでこれかよってな結果です。残念です。 いつもタイトル横に記載する表記にも悩むんですけど、今回は前回と違って久藤くんからも先生からも矢印的な情感があるかしらと思ったので×表記にしてみました。ただいつも思うのは、久藤が前で先生が後ろである意味は全然ないんだよなぁと。だからといって久藤×望×久藤とするような内容でもないのが悩みどころです。実際、この話の久藤は思いきり先生を置いて出ていくつもりですからね。久藤×望とするには冷ややか過ぎるかもしれません。でも先生は久藤のこと冷ややかな子だって思ってるからいいんだ。その冷やかな子にちょっぴりでも引っかかりを覚えてもらえたというささやかな優越感で生きていけるんです。 本誌にもアニメにもついていっていない組なんでいろいろ不安ですが、これはこういうものと割り切ってお楽しみいただければ幸いです。 コミックスですら都市圏より1日遅れでしか手に入らない地方に絶望しきり。 |
あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 本当は1月1日に更新するつもりだったんですが、間に合わないとなったらもうずるずるでした。休み中になんとかできて本当によかったです。 つい先日PCをダメにしまして、現在家族が使用していた別のPCに仮住まいさせてもらっているのですが、そのためいろんな設定とかパスワードとかを思い出すのにいちいち苦労しています。この日記もパスワードをわかってたんですけど、新規作成とか編集とかのボタンを出現させるのに一苦労しました。どこか見え方がおかしいところとかありましたら教えてください……。 +NO TITLE どんだけ久しぶりかわからない絶望先生更新。ここに書いたものを書き直しただけなのですが。1日の時点ではふたつバラバラに上げるつもりだったんですけど、なんか読みなおしてたらこれ一個にできるんじゃないの? という気になったのでつなげてみました。久藤は本気です。一個も冗談とか言ってません。 |
アニメ見ましたです。望先生の声が理想すぎて困る。時々大人げない発言するときの口調とか萌え過ぎて大変でした。ex「じゃあ君は東大にはいれるんですかー」 +Purer Than Pure(糸色+久藤 沈みかけた太陽が作り出す景色は、鮮やかにも死を誘う匂いを辺り一面に充満させる。赤と朱と橙の絵の具をぐちゃぐちゃに練り潰したような色を、教室の壁という壁、床という床、机や黒板や窓ガラスにさえ塗りたくってなお、まだ染め上げるものを求めるように人肌をも染める。憂鬱な風景、としか言いようがない。もしこれがカンバスに描かれた一枚の絵だとするなら、その題目には重苦しく心を圧迫する負の情念を滲ませるものが相応しい。まさに絶望の風景だ。 「将来の夢とか、ないんですか」 そろそろ蛍光灯をつけようか。この子の指導が終わったら、そうだ、教室を出る前に明かりをいれてくれと頼めばいい。強すぎる人工の照明は、そらぞらしくて好きではないのだが、夜も細々と活動する文明人としては選り好みもしていられない。陽が沈んだら目を閉じて眠ればよかった時代を羨ましいとは思わない。 「だって先生、絶望しかないって言ってたじゃないですか」 件の進路希望調査の用紙をよりにもよって白紙で出したこの生徒は、元々特に問題のある生徒、というわけではなかった。久藤准。成績優秀で、人望もあり、少し内的世界に引きこもる傾向はあるが、要領は悪くなくそれなりの処世術を身につけている。自分の好きなものに対してはシビアな評価をするが、それ以外で皮肉を言ったり斜に構えてみたりするような子ではない、はずだ。教師の揚げ足をとって遊ぶようなマネを面白がる人格でもない。 「調査なんてものがキライなだけですよ。数を数えるのは分じゃないんです。不相応なことをしても仕方ないでしょう?」 逆に詭弁を弄するのは本文だ。理屈を言ったり言い訳を考えるのは得意分野だという自負もある。ただ、どうでもいいことには上手くできて、肝心の煙に巻きたいことは明るみにでてしまうことが多い。技術のせいと言うより、それが世の理なんじゃないかと思うようにしている。 「なにか、なりたいものとか」 「ボク、」 ため息を我慢して続けた促すことばを遮ったのは、予想外の思い詰めたような表情であり、それを目の当たりにしてしまった糸色はすぐに後悔をした。余計なことを聞いてしまったのかもしれない。つついた藪からなにが飛び出るのかが恐ろしくて、思わず生徒から目を逸らした。 「先生、ボク、本のシミになりたいんです」 |
![]() 最終回まだ読んでいません。最終巻待ちですー。 >拍手レス >いつもありがとうございます。 >新暗行御史、脳内妄想の量と作品数が全然比例しません。最終巻が出るまでぐるぐるしていようと思います。 >絶望アンソロ第2集には3Pほど書かせていただきました。タイトルをカタカナでつけたことを微妙に後悔しています。本人は大真面目に准望のつもりです。 >Never despairは久藤に萌えた勢いばかりで書いたものですが、少しでもお楽しみいただけたのなら幸いです。 >リンクもありがとうございました。このようなサイトへ繋いでくださって大変恐縮です。 >レスとかマメな人間じゃなくて本当にごめんなさいです。 |
+愛はさだめ、さだめは死(糸色+久藤 「久藤くんは」 糸色望は黙々と本に背ラベルを貼り付ける作業をしている男子生徒に声をかけた。とても慣れた手つきだった。何度もやりなれた作業なんだろうと容易に知れた。 今日は図書室に新しい図書が到着したのだった。もう何週間も前に注文したそれを、彼が何週間も心待ちにしていたことを私は知っている。今日届くことをどこから聞きつけたのか、図書室へ並べる準備のために司書室へ運ばれたそれを、自分も準備を手伝いますと自らやってきたのだ。 何十冊もの本を目録カードへ登録して本にラベルを貼っての作業をひとりでするのはいかにも気が滅入りそうだったので、もともと声をかけるつもりではいたのだ。彼ならば一も二もなく頷いてついてくるだろうと思ったから。 そんな彼、図書室の主という影の名をもつ久藤准に、糸色は声をかけた。 「久藤くんは、自分で本を書きたいという希望はないのですか?」 別に進路指導だとか人生の悩み相談だとか、そんな教師らしいことをする気はさらさらなかった。ただ久藤の作るストーリーはそんじょそこらの本より上手いし泣けるしなにより面白いのだ。きっと彼が本を作れば喜んでそれを買う人がいるだろうと、そう思えた。 「はぁ」 顔をあげ、作業の手を止めた久藤は困ったように首を傾げる。本を読んでいるとき以外に彼が見せる幼い仕草が、他のクラスの女子に受けてひそかに人気であるらしいとは風の噂だ。不思議なことに糸色のクラスの女子には、そんな気配は微塵も見受けられないのだが。 「あんまり興味ないですね」 意外な答えだった。誰よりも本が好きで、誰よりも話作りも上手い彼だから、きっと将来は作家なんて夢を描いているのじゃないかと、誰もが思っているのに。 「興味ないんですか。全然?」 「書くより読む方が好きですから」 なんて自己主張のないことだ。自分の作り出したものを誰かに見てほしいと思うのは、人間として当然の欲求じゃないだろうか? いや、彼も人前で語ることは好きなはずだ。本という形態に興味がないということだろうか。読むのは好きなくせに。 自分はよほど意外な顔をしていたのか、苦笑を浮かべた久藤がはにかみながら付け加える。 「ぼく、読み終わった本をもう一度読むのとかも、苦手なので」 ひやり、と首筋が冷えた。穏やかに微笑む彼が、とても残酷なことを言った様な気がしたのだ。 「へぇ……そうなんですか」 「それに、一回作ったお話って、もう思い出せないし」 だから書けないんです、と悪びれなく久藤は笑う。一回済んでしまったお話は、彼の中ではすぐに失われてしまうらしい。糸色が感動したあの話も、思わず涙したあの話も、もう一度とねだっても彼には二度と語れないということか。 それは、なんだか、とても、とても、上手く言えないけれど、上手く捉えきることもできないけれど、なんていうか、それは。 とても悲しいことなんじゃないだろうか、と、糸色は思った。 |