各種韓流ものお約束の「主人公サイドに理不尽に襲いかかる悪意」「強引なストーリー展開」「放り出される幾多の伏線」「物語終盤の無敵ぶり」、普通のドラマではちょっと苦手だったんですが、チャングムは創作時代劇なので清々しく楽しんでいます。水戸黄門とか大岡越前を楽しむノリですな。…しかしせめて「官職名」は日本語読みにして欲しかった。小説や漫画なら「ふりがな」で対応できても、ドラマだと耳から入ってくるのでちょっと脳が混乱。
実はこのドラマ、見れば見るほど百合満載で萌え萌え。ハンサングン×チャングムとかヨンセン×チャングムとか。しかし「同年代キャラクター全員同じ格好&髪型」のため、二次創作は厳しすぎると思いました。ある意味、描きわけの練習にはもってこいですが。
ドラマ見たついでに。92年の時点で李氏朝鮮もの時代劇漫画を発表していた、皇なつきの「絵に対する正確さ」を再確認(『李朝・暗行記』現在は潮文庫で出ています)。
壇ノ浦終了後、平家サイドが切なくていいのですよ。頼盛が重衡に詫びを入れに来る場面とか、いやー重衡いい男だなぁ。そして、ただでさえヘタレキャラというのに虜囚の身となりすっかりしおたれた宗盛様がかわいくてなりません。... 続きを読む
途中から見たのですが、いちオタとして、もう、しにそうでした。しかしアニメ全般・声優全般・フィギュア・メイド喫茶・アキバご当地事情、出場者が全てのマメ知識を網羅せねばならないという無理な内容だったため、途中から「あ、これは全部テレ東制作の『電車男に便乗した、選手権モノ風味のアキバ系おちょくり企画バラエティドラマ』『メイド喫茶の宣伝番組』『当世オタク事情紹介番組』か」とわかったので楽しめました。
出場してる人や最終ラウンドで出てきた女の子、審査員の人たちも随分それらしいのを集めてきてましたね。みんないい演技してたよ!渋谷系の女の子の「やる気無し無し」な所とかリアルで、もう最高。
「なんでも略称」「蘊蓄語り大好き」「生身の人間に対する社交辞令ナシの無礼な態度」とか、制作スタッフはかなりリアルなオタ生態を描写しようとした様子。「アホ毛」「ニーソックス」「ネコ耳」「メイド」などなど、いかにもオタ好みの属性をきっちり押さえて作っているあたりは「なかなかやるな、テレ東」と思いましたが、それを三次元の生身の女の子にも適用すればオタは喜ぶ、と思ってる制作スタッフの勘違いは惜しい。アレは2次元だからこその可愛さだよー。同じようなツッコミポイントとして「ガングロ→萌え巫女」の強引さ。褐色肌を生かした萌えだって、世の中には沢山あるのにね(それとも「素材を無視して理想を通したがるオタ」を表現するための描写か?!)。…だいたいホントの2次元マニアなら生身の女のメイドコスプレ接客なんて喜ばないし、最終ラウンドの内容を知った時点で棄権するっての。
だいたい企画の仕方が間違ってるよね。あんな風に仕上げるくらいだったら、『メイド喫茶マニア選手権』とかネタを一本に搾った方が遙かに面白いと思うんだけどな。今のオタクはほとんどが「広く深く」ではなく「狭く深く」なので、アキバ系でひとくくりにするのはかなり無理のある企画だったのでは…と思いました。
アレは一本まるまる「ドラマ」だったと正直に言いなさいテレ東(涙)。
地上波放送時、かなり途中から見たので適当にしか話がわからなかったのですが、『笑い男事件』メインで編集された2時間バージョンを見てようやく落ち着きました。すっきり。
←のシーンで、素子さんがブチキレまくっていましたが、どうしてあそこまで怒ってたんだろう…顔を踏まれたから?(笑)ところでこの絵、改めて見直すと素子よりもトグサっぽい気がしてきた^_^;髪型のせいだろうか…
「回想の出演」って、何事かと思いましたよ。選挙に合わせて総集編(笑)なんというか、「ラップかけて冷蔵庫に仕舞っていたのをレンジでチン」みたいなノリを感じてしまったよ。回想シーンの入れ方の強引さが可笑しくてたまりませんでしたが、平家サイドの皆様の描かれ方がなかなかおいしかったのでよし。それにしても宗盛は綺麗な涙のこぼし方をする人だなぁ。